平成27年 漁業就業動向調査

平成28年3月25日公表
平成27年 漁業就業動向調査
(平成27年11月1日現在)
― 漁業就業者数は全体では減少しているものの、15~24歳層は5.7%増加 ―
【調査結果の概要】
漁業就業者数は、16万6,610人で、前年に比べ6,420人(3.7%)減少した。
これは、漁業就業者の高齢化等により、廃業や海上作業日数の減少等があったためである。
漁業就業者数を年齢階層別にみると、25歳以上の各階層では前年に比べ減少したものの、
15~24歳は6,170人で、前年に比べ330人(5.7%)増加した。
図1
表1
区 分
計
年齢階層別漁業就業者数(全国)
年齢階層別漁業就業者数(全国)
15~24歳
25~34
35~44
単位:人
45~54
55~64
65歳以上
平成26年
173,030
5,840
15,260
21,740
28,180
41,400
60,620
平成27年
166,610
6,170
14,300
20,200
26,710
38,810
60,420
△ 6,420
330
△ 960 △ 1,540 △ 1,470 △ 2,590
△ 200
△ 3.7
5.7
△ 6.3
△ 0.3
対前年差
対前年増減率(%)
△ 7.1
△ 5.2
△ 6.3
注:表中の「△」は、減少したものを示す(以下同じ。)。
・
漁業就業者とは、満15歳以上で過去1年間(平成26年11月1日~平成27年10月31日)に、漁業の海上作業
に30日以上従事した者をいう。
この統計調査結果の統計表は、政府統計の総合窓口(e-Stat)の「統計データ新着情報」で御覧いただけます。
【 http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/eStatTopPortal.do 】
- 1 -
◎
調査結果の利活用
・水産基本計画に基づく水産施策の企画・立案、推進の資料
・水産の動向に関する年次報告における漁業就業者の現状分析
・担い手確保対策事業の基礎資料
◎累年データ
漁業就業者数・経営体数・世帯員数の推移(全国)
年
次
漁
業
計
就
業
者
数
漁
自営漁業のみ 漁 業 雇 わ れ
人
人
業
計
人
経
営
体
数
世 帯 員数
個 人経 営体 団 体経 営体
経営体
経営体
経営体
( 個 人 経 営 体 出 身)
人
平 成 15 年(セ)
238,370
…
…
132,420
125,930
6,490
439,350
平 成 16 年
231,000
…
…
130,810
123,610
7,200
428,120
平 成 17 年
222,170
…
…
126,020
118,930
7,090
409,490
平 成 18 年
212,470
…
…
122,500
115,530
6,970
395,500
平 成 19 年
204,330
…
…
117,080
111,210
5,870
380,400
平 成 20(セ)
221,910
141,050
80,860
115,200
109,450
5,750
367,460
平 成 21 年
211,810
134,510
77,300
107,990
102,490
5,500
336,740
平 成 22 年
202,880
128,270
74,610
103,740
98,300
5,440
321,590
(184,220)
(116,300)
(67,920)
(94,690)
(89,550)
(5,140)
(288,260)
平 成 23 年
177,870
111,960
65,910
91,170
86,150
5,020
272,000
平 成 24 年
173,660
108,560
65,090
88,880
83,950
4,940
265,830
平 成 25(セ)
180,990
109,250
71,740
94,510
89,470
5,040
284,950
平 成 26 年
173,030
104,710
68,320
88,550
83,820
4,740
259,690
平 成 27 年
166,610
100,520
66,100
85,210
80,570
4,640
247,650
平 成 15 年(セ)
△ 2.0
…
…
△ 3.5
△ 2.9
△ 14.4
△ 6.4
平 成 16 年
△ 3.1
…
…
△ 1.2
△ 1.8
10.9
△ 2.6
平 成 17 年
△ 3.8
…
…
△ 3.7
△ 3.8
△
1.5
△ 4.4
平 成 18 年
△ 4.4
…
…
△ 2.8
△ 2.9
△ 1.7
△ 3.4
平 成 19 年
△ 3.8
…
…
△ 4.4
△ 3.7
△ 15.8
△ 3.8
8.6
…
…
△ 1.6
△ 1.6
△
2.0
△ 3.4
平 成 21 年
△ 4.6
△ 4.6
△ 4.4
△ 6.3
△ 6.4
△ 4.3
△ 8.4
平 成 22 年
△ 4.2
△ 4.6
△ 3.5
△ 3.9
△ 4.1
△ 1.1
△ 4.5
平
△ 3.4
△ 3.7
△ 3.0
△ 3.7
△ 3.8
△ 2.3
△ 5.6
△ 2.4
△ 3.0
△ 1.2
△ 2.5
△ 2.6
△ 1.6
△ 2.3
…
…
…
…
…
…
…
平 成 26 年
△ 4.4
△ 4.2
△ 4.8
△ 6.3
△ 6.3
△ 6.0
△ 8.9
平 成 27 年
△ 3.7
△ 4.0
△ 3.2
△ 3.8
△ 3.9
△ 2.1
△ 4.6
平
(22)年
対前年増減率(%)
平 成 20(セ)
(23)年
平 成 24 年
平 成 25(セ)
資料:農林水産省統計部『漁業就業動向調査報告書』
注:1 (セ)は漁業センサス結果である。
2 平成(22)、23、24年は、岩手県、宮城県及び福島県(以下「東北3県」という。)を除く値であり、対前年増減
率の(23)年は東北3県を除く22年値に対する増減率である。
また、25(セ)年は全国値であり、24年との比較ができないため、対前年増減率を「…」とした。
3 「漁業雇われ」については、19年までは漁業を自営していない沿海市区町村の世帯のうち、漁業経営体に雇われて
漁業に従事した世帯員がいる世帯について「漁業従事者世帯調査」により把握していたが、20年調査から前述の調査
を止め、雇い主である漁業経営体の側から把握することとした。
このため、20年以降の調査結果には、非沿海市区町村に居住している漁業雇われ者が新たに加えられており、概念
上これと一致する前回値は存在しないことから、19年以前の「自営漁業のみ」、「漁業雇われ」を「…」とした。
4 団体経営体は、平成15~18年は海面漁業生産統計調査、平成19年以降は漁業就業動向調査で把握している(ただし、
漁業センサス実施年を除く。)。
- 2 -
【調査結果】
図2
男女別漁業就業者数
1 男女別漁業就業者数
漁業就業者数は16万6,610人で、前年
に比べ6,420人(3.7%)減少した。
これを男女別にみると、男性は14万
4,720人(漁業就業者数に占める割合は
86.9%)、女性は2万1,890人(同13.1
%)で、前年に比べ、それぞれ5,740人
(3.8%)、690人(3.1%)減少した。
表2 男女別漁業就業者数
構
区
分
平成26年
成
国
男
女
対
増
27
平成26年
全
比
27
前
減
年
率
人
173,030
人
166,610
%
100.0
%
100.0
△
%
3.7
150,460
22,580
144,720
21,890
87.0
13.0
86.9
13.1
△
△
3.8
3.1
図3
自営・漁業雇われ別漁業就業者数
2 自営・漁業雇われ別漁業就業者数
漁業就業者数を自営・漁業雇われ別に
みると、自営のみに従事した者は10万
520 人 ( 漁 業 就 業 者 数 に 占 め る 割 合 は
60.3%)、雇われて漁業に従事した者は
6万6,100人(同39.7%)で、前年に比
べ、それぞれ4,190人(4.0%)、2,220
人(3.2%)減少した。
表3 自営・漁業雇われ別漁業就業者数
構
区
分
平成26年
成
国
自営漁業のみ
漁 業 雇 わ れ
対
増
27
平成26年
全
比
27
前
減
年
率
人
173,030
人
166,610
%
100.0
%
100.0
△
%
3.7
104,710
68,320
100,520
66,100
60.5
39.5
60.3
39.7
△
△
4.0
3.2
・
「自営漁業のみ」とは、自営漁業のみに従事し、共同経営の漁業及び雇われての漁業には従事していない
者をいう。
・ 「漁業雇われ」とは、過去1年間に賃金報酬を得ることを目的に雇われて漁業に従事した者で自営漁業を
行いながら雇われて漁業に従事した者を含む。
- 3 -
3 大海区別漁業就業者数
漁業就業者数を大海区別にみると、日本海北区で前年に比べ1.0%増加したもの
の、その他の大海区は減少した。
図4
大海区別漁業就業者数
大海区の区分については、
11ページの「大海区区分
図」を参照。
表4 大海区別漁業就業者数
構
区
分
平成26年
成
平成26年
全
国
北海道太 平洋 北区
太 平 洋 北 区
太 平 洋 中 区
太 平 洋 南 区
北海道日 本海 北区
日 本 海 北 区
日 本 海 西 区
東 シ ナ 海 区
瀬 戸 内 海 区
比
対
増
27
27
人
173,030
人
166,610
%
100.0
%
100.0
19,770
19,370
23,690
14,510
10,830
10,230
10,760
40,490
23,390
18,340
17,820
23,460
14,230
10,530
10,330
9,990
39,040
22,890
11.4
11.2
13.7
8.4
6.3
5.9
6.2
23.4
13.5
11.0
10.7
14.1
8.5
6.3
6.2
6.0
23.4
13.7
注:割合の計が100%にならないのは四捨五入によるものである(以下同じ。)。
- 4 -
前
減
△
△
△
△
△
△
△
△
△
年
率
%
3.7
7.2
8.0
1.0
1.9
2.8
1.0
7.2
3.6
2.1
4 漁業経営体数
海面漁業の漁業経営体数は、8万5,210経営体で、前年に比べ3,340経営体(3.8
%)減少した。
このうち、個人経営体は8万570経営体(漁業経営体数全体に占める割合は
94.6%)、団体経営体は4,640経営体(同5.4%)で、前年に比べ、それぞれ3,250
経営体(3.9%)、100経営体(2.1%)減少した。
図5 漁業経営体数
表5 漁業経営体数
構
区
分
平成26年
成
国
個人経営体
団体経営体
対
増
27
平成26年
全
比
27
前
減
年
率
経営体
88,550
経営体
85,210
%
100.0
%
100.0
△
%
3.8
83,820
4,740
80,570
4,640
94.7
5.4
94.6
5.4
△
△
3.9
2.1
- 5 -
【統 計 表】
統計表一覧
1 漁業就業者数
ページ
(1) 年齢階層別男女別漁業就業者数
(2) 大海区別男女別漁業就業者数
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
8
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
8
(3) 大海区別自営・漁業雇われ別漁業就業者数
・・・・・・・・・・・・・・
9
(4) 大海区別海上作業日数別漁業就業者数(自営漁業のみに従事) ・・・・・・
2 大海区別世帯員数
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
9
3 大海区別漁業経営体数
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
10
10
利用上の注意
統計表の数値については、集計値の原数を下1桁で四捨五入しており、合計値と内訳の
の計が一致しない場合がある。
1 漁業就業者数
(1) 年齢階層別男女別漁業就業者数
単位:人
区
分
全
計
男
女
国
166,610
144,720
21,890
15
~
19
歳
1,630
1,580
50
20
~
24
歳
4,540
4,320
220
25
~
29
歳
6,210
5,960
250
30
~
34
歳
8,090
7,740
350
35
~
39
歳
9,520
8,860
660
40
~
44
歳
10,690
9,470
1,220
45
~
49
歳
12,500
11,020
1,470
50
~
54
歳
14,210
12,300
1,910
55
~
59
歳
17,770
14,820
2,950
60
~
64
歳
21,040
17,420
3,620
65
~
69
歳
22,510
18,400
4,110
70
~
74
歳
16,290
13,770
2,520
75
歳
以
上
21,620
19,050
2,580
(2) 大海区別男女別漁業就業者数
単位:人
区
分
全
計
男
女
国
166,610
144,720
21,890
北海道太平洋北区
18,340
15,200
3,140
太
平
洋
北
区
17,820
15,350
2,480
太
平
洋
中
区
23,460
20,650
2,800
太
平
洋
南
区
14,230
12,460
1,770
北海道日本海北区
10,530
10,330
200
日
本
海
北
区
10,330
8,480
1,850
日
本
海
西
区
9,990
9,320
670
東
シ
ナ
海
区
39,040
32,560
6,480
瀬
戸
内
海
区
22,890
20,390
2,490
- 8 -
1 漁業就業者数(続き)
(3) 大海区別自営・漁業雇われ別漁業就業者数
単位:人
区
分
全
計
自営漁業のみ
漁業雇われ
国
166,610
100,520
66,100
北海道太平洋北区
18,340
9,910
8,420
太 平 洋 北 区
17,820
10,370
7,460
太 平 洋 中 区
23,460
14,010
9,450
太 平 洋 南 区
14,230
7,730
6,500
北海道日本海北区
10,530
4,500
6,030
日 本 海 北 区
10,330
6,670
3,660
日 本 海 西 区
9,990
5,600
4,390
東 シ ナ 海 区
39,040
26,210
12,830
瀬 戸 内 海 区
22,890
15,520
7,360
(4)
大海区別海上作業日数別漁業就業者数(自営漁業のみに従事)
単位:人
区
全
分
計
30 ~ 89日
90 ~149
150~199
200~249
250日以上
国
100,520
20,640
30,840
19,550
17,710
11,790
北海道太平洋北区
9,910
2,580
2,070
1,560
2,250
1,470
太 平 洋 北 区
10,370
2,070
2,620
2,040
1,820
1,810
太 平 洋 中 区
14,010
2,720
4,360
3,220
2,640
1,080
太 平 洋 南 区
7,730
1,600
2,330
1,210
1,370
1,220
北海道日本海北区
4,500
1,020
1,540
1,040
550
350
日 本 海 北 区
6,670
1,610
1,670
1,320
1,430
640
日 本 海 西 区
5,600
1,610
2,310
830
560
290
東 シ ナ 海 区
26,210
5,110
7,860
4,520
5,220
3,520
瀬 戸 内 海 区
15,520
2,320
6,080
3,830
1,880
1,410
- 9 -
2 大海区別世帯員数
単位:人
区
分
計
男
女
国
247,650
129,350
118,300
北海道太平洋北区
21,700
11,200
10,500
太
平
洋
北
区
26,570
13,850
12,720
太
平
洋
中
区
35,370
18,340
17,040
太
平
洋
南
区
17,310
9,310
8,000
北海道日本海北区
12,560
6,450
6,110
日
本
海
北
区
15,640
8,040
7,610
日
本
海
西
区
18,220
9,470
8,760
東
シ
ナ
海
区
62,740
32,770
29,960
瀬
戸
内
海
区
37,540
19,930
17,610
全
3 大海区別漁業経営体数
単位:経営体
区
分
全
計
個人経営体
団体経営体
国
85,210
80,570
4,640
北海道太平洋北区
7,290
6,610
680
太
平
洋
北
区
7,680
7,370
320
太
平
洋
中
区
11,790
11,320
470
太
平
洋
南
区
7,060
6,600
460
北海道日本海北区
4,870
4,300
570
日
本
海
北
区
5,060
4,890
170
日
本
海
西
区
5,850
5,520
330
東
シ
ナ
海
区
21,430
20,670
760
瀬
戸
内
海
区
14,190
13,310
880
- 10 -
< 大海区区分図 >
①
③
②
⑭
④
⑬
⑫
⑤
⑪
⑥
⑦
⑧
⑨
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
⑨
⑩
⑪
⑫
⑬
⑭
⑩
北海道斜里郡斜里町と目梨郡羅臼町の境界
北海道松前郡松前町と福島町の境界
青森県下北郡佐井村とむつ市の境界
千葉県と茨城県の境界
和歌山県と三重県の境界
和歌山県日高郡美浜町と日高町の境界
徳島県海部郡美波町と阿南市の境界
愛媛県八幡浜市八幡浜漁業地区と川之石漁業地区の境界
大分県大分市佐賀関漁業地区と神崎漁業地区の境界
鹿児島県と宮崎県の境界
福岡県北九州市旧門司漁業地区と田野浦漁業地区の境界
山口県下関市下関漁業地区と壇ノ浦漁業地区の境界
山口県と島根県の境界
石川県と富山県の境界
注:市町村については、平成25年1月1日現在である。
北海道太平洋北区
太平洋北区
太平洋中区
太平洋南区
北海道日本海北区
日本海北区
日本海西区
東シナ海区
瀬戸内海区
:
:
:
:
:
:
:
:
:
①・②間に属する市区町村(太平洋側)
③・④間に属する市区町村
④・⑤間に属する市区町村
⑤・⑥間、⑦・⑧間及び⑨・⑩間に属する市区町村(太平洋側)
①・②間に属する市区町村(日本海側)
③・⑭間に属する市区町村
⑬・⑭間に属する市区町村
⑩・⑪間及び⑫・⑬間に属する市区町村(東シナ海側)並びに沖縄県
⑥・⑫間、⑦・⑧間及び⑨・⑪間に属する市区町村(瀬戸内海側)
- 11 -
【調査の概要】
1
調査の目的
本調査は、水産基本法(平成13年6月29日法律第89号)に基づき、効率的かつ安定
的な漁業経営を担うべき人材の育成及び確保を図るため、海面漁業の就業構造の動向
について明らかにし、水産行政施策の企画・立案、推進等に必要な資料を整備するこ
とを目的とする。
2 調査の対象
(1) 個人経営体
2013年漁業センサス海面漁業調査漁業経営体調査(以下「センサス」という。)で
設定した全国の基本調査区(6,477調査区)の中から抽出した標本調査区(441調査
区)内に所在する全ての個人経営体(6,139経営体)。
(2) 団体経営体
センサスで把握した団体経営体(5,040経営体)の中から抽出した標本団体経営体
(562経営体)。
3 調査事項
(1) 個人経営体
総世帯員数、個人経営体の専兼業の別、世帯員の就業状況、男女別年齢階層別雇
用者数
(2) 団体経営体
男女別年齢階層別雇用(従事)者数
4
調査期日
平成27年11月1日現在で実施した。
5 調査方法
(1) 個人経営体
調査員が調査票を調査対象に配布・回収する自計調査の方法。
(2) 団体経営体
調査票を調査対象に郵送により配布し、地方農政局等が回収する自計調査の方法。
6 回収数・回収率
(1) 個人経営体
調査員調査で実施した標本調査区441については、全数が調査できている。
標本調査区内に所在する6,139経営体に対して、回収数は6,124経営体で、回収率
は99.8%である。
(2) 団体経営体
郵送調査で実施した標本団体経営体562に対して、回収数は441経営体で、回収率
は78.5%である。
7
集計方法
集計は大海区ごとにセンサスの結果を用いて、各調査項目ごとに、次の推定式によ
り行った。
推 定 式
【個人経営体】
x
x
y
^ = X
Y

X =大海区内の調査項目ごとの推定値(計)
x =大海区内の標本調査区の調査項目の調査値の合計
Y =大海区内の調査項目ごとのセンサス結果(計)
y =大海区内の標本調査区の調査項目のセンサス結果の合計
- 12 -
【団体経営体】

X =i階層の大海区内の調査項目ごとの推定値(計)
3 xi
xi
^
Σ
Yi
X =
i=1 yi
xi =i階層の大海区内の標本経営体の調査項目の調査値の合計
Yi =i階層の大海区内の調査項目ごとのセンサス結果(計)
yi =i階層の大海区内の標本経営体の調査項目のセンサス結果
の合計
団体経営体については、従事者規模別に3階層(0~9人、10~49人、50人
以上)に区分して標本設計を行っている。
8
実績精度
本調査の漁業就業者数計(全国)の実績精度は1.8%である。
9
用語の解説
漁 業 経 営 体
過去1年間に利潤又は生活の資を得るために、生産物を販売す
ることを目的として、海面において水産動植物の採捕又は養殖の
事業を行った世帯又は事業所をいう。
ただし、過去1年間における漁業の海上作業従事日数が30日未
満の個人経営体は除く。
過 去 1 年 間
平成26年11月1日~平成27年10月31日
経
漁業経営体を経営形態別に分類する区分をいう。
営
組
織
個 人 経 営 体
団 体 経 営 体
会
個人で漁業を自営する経営体をいう。
個人経営体以外の漁業経営体をいい、会社、漁業協同組合、漁
業生産組合、共同経営、その他に区分している。
社
会社法(平成17年法律第86号)第2条第1項に基づき設立され
た株式会社、合名会社、合資会社及び合同会社をいう。
なお、旧有限会社は株式会社として会社に含む。
漁業協同組合
水産業協同組合法(昭和23年12月15日法律第242号)に基づき設
立された漁業協同組合及び漁業協同組合連合会をいう。
漁業生産組合
水産業協同組合法に基づき設立された漁業生産組合をいう。
共 同 経 営
二人以上(法人を含む。)が、漁船、漁網等の主要生産手段を共
有し、漁業経営を共同で行ったものをいう。
そ
の
他
上記以外の経営形態をとる団体経営体をいう。
漁 業 就 業 者
満15歳以上で過去1年間に漁業の海上作業に年間30日以上従事
した者をいう。
自営漁業のみ
漁業就業者のうち、自営漁業のみに従事し、共同経営の漁業及
び雇われての漁業には従事していない者をいう(漁業以外の仕事
に従事したか否かは問わない。)。
漁 業 雇 わ れ
漁業就業者のうち、「自営漁業のみ」以外の者をいう(漁業以外
の仕事に従事したか否かは問わない。)。
世
帯
員
個人経営体出身で生活の拠点がその家にある者で、①住居と生
計を共にしている者(血縁又は姻戚関係にない者も含む。)、②漁
- 13 -
船に乗り込んでいる者、出稼ぎ者、遊学者、療養者等で家を離れ
ている者のうち、不在期間が1年未満の者(漁船含め船舶の乗組
員については、航海日数の長期化により不在期間が1年以上にわ
たる場合であっても、特例として世帯員に含める 。)、③家族同様
に住んでいる雇い人で、1年以上経過した人又は1年以上経過す
る見込みの者をいう。
なお、同居人、下宿人等のように生計を別にしている者は含め
ない。
10
東日本大震災の影響
平成23年及び24年の調査結果については、東日本大震災の影響により、岩手県、宮
城県及び福島県の3県の調査が困難であるため、当該3県を除いて調査を行い集計し
た。
11
その他
この資料の詳細な数値はホームページに掲載(平成28年8月予定)するとともに、
その後刊行する『平成27年漁業就業動向調査報告書』に掲載する。
なお、詳細な数値をホームページに掲載した後の正誤情報はホームページでお知ら
せする。
【ホームページ掲載案内】
○
各種農林水産統計調査結果は、農林水産省ホームページ中の統計情報で御覧いただ
けます。
【 http://www.maff.go.jp/j/tokei 】
この結果の分野別分類は「水産業」に分類しています。
【関係リンク】
水産庁のホームページ
http://www.jfa.maff.go.jp/
お問合せ先
◎本統計調査結果について
農林水産省 大臣官房統計部 経営・構造統計課
センサス統計室 農林漁業担い手統計班
電話:(代表)03-3502-8111 内線3666
(直通)03-6744-2247
F A X :
03-5511-7282
◎農林水産統計全般について
農林水産省 大臣官房統計部
統計企画管理官 広報普及班
電話:(代表)03-3502-8111 内線3589
(直通)03-6744-2037
F A X :
03-3501-9644
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