受託者責任に係るガバナンス態勢構築に向けた

Press Release
平成 28 年 3 月 24 日
各
位
大和住銀投信投資顧問株式会社
受託者責任に係るガバナンス態勢構築に向けた取組みについて
資産運用業者としてのフィデューシャリー・デユーティーの観点から、弊社では、受託者責任を
全うするとともに、建設的な対話や適切な議決権行使等の投資対象企業への働きかけを通じ、投
資対象企業の企業価値の持続的向上に取組んで参りました。 また、弊社自身についても、透明
性のあるガバナンス態勢を構築・充実させるための取組みを推進していくことが重要であると認識
しております。
今般、運用業務に係る受託者責任の適切な遂行並びにガバナンス態勢の一段の充実を図
るため、平成28年4月1日付で、下記の通り実施することを決定しましたので、お知らせいたし
ます。
1.態勢整備について(平成 28 年 4 月 1 日付)
・
弊社から独立した立場にある社外取締役2名を招聘します。
-
これに伴い、社内規則として、弊社が議決権行使の際に投資対象企業に対して求め
る社外取締役の独立性要件と同水準の独立性基準を別紙のとおり定めます。
今回招聘する社外取締役2名はいずれも、会社法に定める社外性要件に加えて弊
社の独立性基準を満たしております。
・
社内各業務部門から独立した、「責任投資オフィサー」を新設します。
・
社外取締役2名と責任投資オフィサーで構成する、「責任投資委員会」を、取締役会の委員会
として新設します。
-
責任投資委員会は、投資判断、議決権行使、エンゲージメント活動等を含む、運用等の
各段階において、ESGの観点やスチュワードシップ責任等を含む広義の受託者責任が適
切に果たされる体制となっているかを確認するとともに、取締役会に対して更なる改善に
向けた提言を行います。
・
ESG活動等の専門部署及び責任投資委員会の事務局として、「責任投資推進室」を新設しま
す。
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2.社外取締役の選任について(平成 28 年 4 月 1 日付)
社外取締役
新井 純 (現、昭和四日市石油㈱ 代表取締役社長)
社外取締役
大月
博司(現、早稲田大学商学学術院教授)
3.責任投資オフィサーの選任について(平成 28 年 4 月 1 日付)
責任投資オフィサー
藏本 祐嗣(平成 28 年 3 月 31 日付 執行役員退任予定)
弊社は、今後も実効性のあるガバナンス態勢構築を推進し、金融・資本市場の活性化及び
個人資産や年金資金等が成長マネーに向かう好循環に寄与するという社会的責任を果たし、お
客様から一層のご信頼を頂ける運用会社となることを目指して参ります。
(お問合せ先)東京都千代田区霞が関 3-2-1
経営企画部
大和住銀投信投資顧問(株)
小原(TEL:03-6205-0373)
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(別紙)
社外取締役の独立性基準
会社法で定める社外性に加え、下記のいずれにも該当しないこと。
1.
株式会社大和証券グループ本社、株式会社三井住友フィナンシャルグループ、T.ROWE
PRICE GROUP, INC.及びその関係者もしくは出身者
2.
当会社の主要取引銀行等の現職役職員並びに出身者
3.
当会社の主要取引先の現職役職員並びに出身者(“主要”の判定は、取引額等を総合的に
判断して行う)
4.
当会社と顧問契約を締結している、もしくはしていた法律事務所に所属する、もしく
は所属した経験を有する弁護士
5.
当会社と現に会計監査契約を締結している会計事務所関係者及びその OB
6.
当会社の顧問税理士及びその OB
7.
その他、当会社と利益相反関係が生じ得る特段の事由が存在すると認められる者