資料5 落札者決定基準 大阪市教育委員会 統合認証システム構築業務委託 大阪市教育委員会 1 基本的な考え方 落札者の決定にあたっては、提案内容の評価に入札価格の評価を加算する総合評価方式を採用 し、予定価格などの制限の範囲内において入札があった者のうち、総得点の最も高い入札者を落 札者とする。 (1) 総合評価の方法及び落札者の決定方法 下記、(2)及び(3)で評価した「技術点」及び「価格点」の合計点数(以下「総合点」という) が最も高い者を落札者とする。 「技術点」と「価格点」のバランスは、5対5とする。入札者の獲得する「総合点」は、「技 術点」と「価格点」の単純な和となる。 総合点(2000点) = 技術点(1000点) + 価格点(1000点) 評価項目 評価点 900点 ア 技術点 1000点 1-(2) ハード評価点 100点 イ 総合点 2000点 1-(1) 価格点 1000点 1-(3) (2) 技術点(提案内容の評価) ア 項目評価点 提案内容の評価は、 「提案書評価表」 (資料5別紙1)及び「機能要件一覧表」 (資料5別紙 2)に基づき提案内容を評価し900点を与える。 イ ハード評価点 ハード評価点として、 「ハードウェア価格明細」 (資料4提案書等付属様式7)及び「ソフ トウェア価格明細」 (資料4提案書等付属様式8)に基づき評価を行い、100点を与える。 (3) 価格点(入札価格の評価) 入札価格については、後に示す計算式に基づき入札価格に対する点数を与える。 (4) 有効数字 「技術点」及び「価格点」の算出にあたっては、小数点以下1桁までを有効とし、小数点以下 1 2桁目で四捨五入する。 (5) 総合点数の最も高い者が2以上あるとき(同点のとき)の対応 ア 入札者それぞれの「技術点」 、 「価格点」が異なる場合 「技術点」が高い者を落札者とする。 イ 入札者それぞれの「技術点」 、 「価格点」が同じ場合 「技術点における重要項目の合計点数」が高い者を落札者とする。 ウ 入札者それぞれの「技術点」、 「価格点」、「技術点における重要項目の合計点数」が同じ 場合 別途日を定め、くじ引きにより落札者を決定するものとする。 2 提案内容の評価 (1) 技術点の評価 「技術点」は、提案書の内容に基づき、以下の手順で行う。 ア 評価項目の大分類の設定、配点 「提案書評価表」 (資料5別紙1)に基づき評価項目の分類、配点を設定する。 分類 配点設定 1 章 システム導入の背景・目的 イ 配点割合 60 2.290% 2 章 システム概要(統合認証機能) 780 29.771% 3 章 データ移行・システム切替方針 120 4.580% 4 章 コールセンター概要 330 12.595% 5 章 システム基盤要件 460 17.557% 6 章 導入要件 420 16.031% 7 章 運用保守要件 320 12.214% 8 章 その他付帯作業 130 4.962% 合計 2,620 100% 評価項目の評価点の考え方 評価項目単位の採点は0~10点までの11段階で評価する。 (ア) 発注者で想定していた提案であれば「5点」 (以下、基準点)とする (イ) 非常に優れた提案は「9点」とする (ウ) 非常に低いレベルの提案は「1点」とする (エ) その中間レベルには「7点」、「3点」とする (オ) 記述のないものは「0点」とする (カ) 同点の者が2者以上あり、提案内容に差がある場合は、他とのバランスを考慮したう えで1点加点/減点する ※ 評価項目が1つでも1点以下であれば、落札者としない。 ウ 評価項目の加重点の考え方 評価項目の重要度に応じて、1~3までの加重点を項目ごとに設定する。 2 エ 機能点の考え方 「機能要件一覧表」 (資料5別紙2)の各機能要件の実現可否に基づき、採点をおこなう。 「機能点」=10点(※各項目につき)×(「得点合計」/「配点合計」 ) ※ 各項目とは、 「提案書評価表」 (資料5別紙1)の「2 システム概要(統合認証機能) 」 のうち、 「5 アカウント管理機能要件」 「6 マスタ設定機能要件」「7 ログ機能要件」 の6項目をいう。 オ ハード評価点の考え方 ハード評価点は、提案見積に基づいて以下の手順で行う。 (ア) 費用区分の設定 ハードウェア等に係る費用区分を設定する。 ① 機器・基本ソフトウェアの費用 ② 機器設置、耐震工事費用 ③ 機器・基本ソフトウェアの保守費用 (イ) 配点方法 上記の費用区分に対し、次のように点数を配点する。 <配点設定> ・ハードウェア等費用(①②③) : 100点 (ウ) ハード評価点の算出方法 上記の 2 つの分類により、以下の計算式にて得点を計算する。 ・ハード評価点=100×(1-入札者のハードウェア等費用の提案総額/ハード ウェア等費用の評価基準価格) ※ 評価基準価格は、入札に当たっての評価のための数値であり、別途通知する。 カ 技術点の計算 技術点の計算は以下の式で行う。 「項目評価点」 = ( 「評価項目の評価点」+「機能点」 )×「加重点」 「技 術 点」 = 900点×( 「項目評価点」の合計/配点の合計(2,620点) ) +「ハード評価点」 (小数点以下1桁までを有効とし、小数点以下2桁目で四捨五入する) (2) 技術点の減点について ア 提案書のページ数について 提案書の総ページ数が130ページを超えた場合は、「技術点」から100点を減点する。 なお、総ページ数が上限を大きく逸脱している場合は、評価しないことがあるので注意する こと。 3 イ 技術点について 「技術点」の合計が50%未満(500点)の場合には、落札者としない。 ウ 重要項目について 発注者が特に重要と考える項目を重要項目として設定する。 「技術点」の合計が50%以上 の場合であっても、重要項目が基準点に満たない場合には、落札者としない。なお、重要項 目は「提案書評価表」 (資料5別紙1)に示すとおりとする。 エ 機能要件について 「機能要件一覧表」 (資料5別紙2)の機能要件の実現可否について、色付き部分が対応不 可の項目であった場合は、落札者としない。 それ以外の項目について対応不可の場合は別途解決方法を提案すること。 3 入札価格の評価 「価格点」の点数算出式は、次のとおりとする。 「価格点」 = 1000点×(1-「入札価格」/「予定価格」 ) 予定価格は、入札にあたっての評価のための数値であり、発注者にて設定する。 4 総合点の算出方法 入札者の獲得する「総合点」は以下のように算出する。 「総合点」 = 「技術点」 + 「価格点」 以上 4
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