総合評価基準書 - 独立行政法人 国立高等専門学校機構

高専学生情報統合システム
入試・教務業務機能の設計・開発業務委託
に係る選定基準書(案)
平成27年4月
独立行政法人
国立高等専門学校機構
目
次
1. 本書の位置づけ及び評価方式 .......................................................................................................1
2. 総合評価の方法 ............................................................................................................................1
3. 技術点の評価方法 .........................................................................................................................1
4. 価格点の評価方法 .........................................................................................................................3
i
1. 本書の位置づけ及び評価方式
本書は「高専学生情報統合システム入試・教務業務機能の設計・開発業務委託の基本設計
書(調達仕様書)」(以下、「基本設計書」という)に基づき当該システムの設計・開発等に
関する技術等の要求要件に係る評価方法等について定義するものである。
本調達における請負者の選定にあたっては、予定価格の制限範囲内の価格をもって有効な
入札を行った者のうち、入札価格及び事業者の幅広い能力・ノウハウ等の技術力を総合的に
評価して落札者を決定する、総合評価落札方式を採用する。
2. 総合評価の方法
技術等に対する得点(以下、「技術点」という)及び入札価格に対する得点(以下、「価格
点」という)を算出し、その合計点数を総合評価点数として最も高い者を落札者とする。
総合評価点数の最も高い者が2者以上あるときは、技術点が最も高い者を落札者とする。
ただし、技術点及び価格点が同値の場合は、当該者のくじ引きによって落札者を定める。
技術点及び価格点の配点割合は、2:1とし、配点は以下のとおりとする。
(配点)
技術点: 600 点
価格点: 300 点
総合評価点数: 900 点
3. 技術点の評価方法
技術点は、基礎点と加点の合計点数とする。配点は「「情報システムに係る政府調達の基本指針」
実務手引書 」(2007年(平成19年)7月1日総務省行政管理局)を踏まえ、技術力の優位性を重視
した評価が可能なよう基礎点と加点を1:5 の割合とする。添付2の「総合評価項目一覧表兼技術仕
様回答書」において要求事項の欄に記載されている項目について、提案書においてすべての要求
事項について記述している場合(記述内容が具体性や実現性に欠けている場合を除く。)は、基礎
点として 100 点を付与する。ただし、1項目でも満たしていない場合は不合格とする。
基礎点を満たした提案について、添付 02「総合評価項目一覧表兼技術仕様回答書」に基づき評
価し、加点を与える。また、本システムの今後の利活用のために有用となる機能の追加提案や提案
書提出後に実施するプレゼンテーションについても加点の対象とする。
評価の配点は「表1 技術点の配点」の通りとする。
1
表1 技術点の配点
分類
項番
項目
配点
基礎点
➀
評価項目一覧表に示す基本設計書及び本業務における要求事項の
100 点
必須要件すべてに関し、具体性、実現性を示す方法を提示している。
加点
②
業務・システムに対する理解度
100 点
③
入試・教務等の評価項目一覧表載要件に関する理解度及び提案内容
100 点
の具体性、妥当性等(最重要要件及び重要要件)
④
プロジェクトの管理能力
50 点
⑤
設計・開発の実績及び事業者の信頼性
50 点
⑥
本システムの今後の利活用に有用と思われる追加提案
100 点
⑦
プレゼンテーション
100 点
合計
600 点
加点対象項目②~⑦に対しては、「
表2 評価の採点基準と配点」に示す評価、および配点を行う。
表2
対象項番
評価の採点基準と配点
評価基準
加点
項 番 ② に 本業務システムの構築に対し、高専及び機構の現状及び将来を展
各項目を項番
係る事項
望し、有用な知見を有しているかを下記の項目ごとに評価する。
③の「最重要
① システムの必要性・重要性について
要件」の評価
② システムに期待される効果について
基準に基づい
③ 今後の高専の入試業務における本システムの位置付け
て評価し、点
④ 今後の高専の教務業務における本システムの位置付け
数を4倍にす
⑤ 将来の機能拡張や変更への対応を考慮した開発手法
る。
項番③に
評
係る事項
価
評価基準
加点
最重要
重要
5
3
3
2
B 具体性や実現性がある。
2
1
C 具体性や実現性に欠ける。
-
-
S
A
具体性や実現性の根拠が明確であり、費用対効果を考慮し
た上で、通常の想定を超える卓越した提案内容である。
具体性や実現性があり、その根拠が明確である。また、課
題については対策が明記されている。
2
項 番 ④ に 確実かつ高品質な作業を遂行するための管理手法と適用実績。
ア. 0 点
係る事項
ア.プロジェクト管理手法について示されていない。
イ. 10 点
イ.プロジェクト管理手法が具体的に示されている。
ウ. 20 点
ウ.プロジェクト管理手法が、名称、様式を含め具体的に示さ
エ. 35 点
れている。
オ. 50 点
エ.ウに加え、本件に寄与する理由が明示され、妥当であると
認められる。
オ.エに加え、適用実績が具体的に示されている。
項 番 ⑤ に 提案者の高等教育機関における入試・教務事務 システム等の設 1 件当たり 10
係る事項
計・開発等に係る受託実績。
点加点。
具体的なシステム名等をあげながら詳細に記述され、本業 (5 件以上は
務に寄与する理由も記述されており、その内容が妥当である 一律 50 点を
と認められる場合、1 件毎に加点。
加点。)
項 番 ⑥ に 本システムの今後の利活用、将来の機能拡張や改修対応等にあた 合計点の順位
係る事項
って、有用と思われる追加機能の提案。
が 1 位の場
その有用性や期待効果について詳細に記述された追加機能の提案
合:100 点
記述全体について各審査委員が5段階で個別に評価し、審査委員
2 位以下の場
の評価の合計点に基づいて加点する。
合:100 点×
項 番 ⑦ に プレゼンテーション及び質疑応答において、以下の項目につき各 (取得した合
係る事項
審査委員が各 5 点、計 15 点満点で個別に評価し、審査委員の評
計点)/(1 位
価の合計点に基づいて加点する。
の事業者の合
・
「情報システムの構築パートナーとしての信頼感」
計 点 )( 小 数
・
「教育情報システムに係る知見の豊富さ」
点以下切捨
・
「システム構築におけるリーダーシップへの期待」
て)
4. 価格点の評価方法
価格点は、入札書により以下の計算式のとおり算出する(小数点以下は切捨て)。ただし、入札価
格が予定価格を超えた場合は不合格とする。
価格点 = (1 - (入札価格/予定価格))× 300 点
以上
3