６農薬の水質に係る各種基準の設定水質の汚濁は、公共用水域や地下水等を通じ住民の健康に影響を及ぼすため、その防止には万全を期する必要がある。このため、農薬による水質汚濁の防止についても、「水道法」、「環境基本法」、「水質汚濁防止法」、「農薬取締法」に基づき、種々の基準が設定されている。農薬の水質に係る各種基準水道水質基準根拠法法令内容農薬の種類備考環境基準排水基準農薬登録保留基準水道法 (厚生労働省）環境基本法（環境省）水質汚濁防止法（環境省）農薬取締法（環境省・農林水産省）水道水の水質を適正に管理するために定められた基準人の健康保護と生活環境の保全のため公共用水域に対して設定公共用水域に排出される特定事業者からの排出水に対して排水基準を設定基準値を超える場合には農薬登録が保留される水質管理目標設定項目に農薬類 120 項目健康項目に含まれる 4 農薬ﾁｳﾗﾑ、ｼﾏｼﾞﾝ、ﾁｵﾍﾞﾝｶﾙﾌﾞ（ﾍﾞﾝﾁｵｶｰﾌﾞ）、 1,3ｼﾞｸﾛﾛﾌﾟﾛﾍﾟﾝ（ D-D）要監視項目に含まれる 12 農薬一律排水基準として 5 農薬（左の 4 農薬と有機リン化合物（ﾊﾟﾗﾁｵﾝ、ﾒﾁﾙﾊﾟﾗﾁｵﾝ、ﾒﾁﾙｼﾞﾒﾄﾝ及び EPN に限る）水産動植物に係る基準 261 農薬水質汚濁に係る基準 197 農薬 ― 水質評価指針に含まれる 27 農薬 ― 健康項目は行政上の目標としての基準排水基準に違反した場合は行政処分となる。農薬が公共用水周辺の水田等で使用されたことを想定して設定