平成27年10月23日 協議会会議録 [PDFファイル/121KB]

平成27年度
第3回笠岡市地域公共交通活性化協議会
会
議
1
開催日時
平成27年10月23日(金)
2
開催場所
笠岡市交通交流センター
3
出席者
(1)委
録
13時20分~14時20分
会議室
員
笠岡市副市長
天野
美彦
福山大学経済学部国際経済学科教授
井上
矩之
笠岡市行政協力委員長協議会副会長
平野
勲
笠岡市老人クラブ連合会理事
森
笠岡市婦人協議会副会長
天野喜代美
笠岡市民
畦崎
まり
西日本旅客鉄道株式会社岡山支社計画課長(代理)
木山
政紀
株式会社井笠バスカンパニー代表取締役専務(代理)
渡邉
寛人
笠岡地区旅客船協会会長
天野雄二郎
中国地方整備局岡山国道事務所計画課長
山下
英夫
笠岡警察署副署長(代理)
中島
宏和
中国運輸局岡山運輸支局首席運輸企画専門官
神宝
博
岡山県県民生活部県民生活交通課
渡辺
喬
中国運輸局岡山運輸支局
岩崎
弘晃
株式会社井笠バスカンパニー
渡辺
徹
株式会社井笠バスカンパニー
長谷川
譲
株式会社井笠バスカンパニー
谷田貝
哲
恵美子
(2)オブザーバー
(3)事務局(笠岡市)
政策部長
4
岡本
裕也
企画政策課長
水田
卓志
企画政策課係長 茂見
一壽
企画政策課主事 水田
理夫
開会
=開会時間13時20分=
会議録の作成については,要点筆記とし,会長に一任する。また,個人が特定できる
記述や公開することによって,特定の個人や団体に不利益が生じるような記述以外は原
則公開する。
5
開会あいさつ
(笠岡市副市長
天野 美彦)
6
議題
(1)ダイヤ変更について(路線バス及び航路)
(事務局)「平成27年度第3回笠岡市地域公共交通活性化協議会会議資料」1~4
ページにより説明
・定期航路(笠岡~佐柳本浦航路の上り線)利用者が,神島外浦で下船後,
路線バスに乗り継ぎができるようになった。
(2)離島航路を取り巻く状況について
(天野雄委員) 笠岡地区旅客船協会会長(三洋汽船㈱代表取締役)天野雄二郎委員から
報告
・笠岡諸島では,最盛期には 10,000 人を超えた人口が,今では 2,000 人以
下と,人口減少が進行しており,航路利用者も減少している。
・航路事業は年間 1,000 万円の損失を計上している(補助航路を除く)
・北木島,真鍋島については1島1港の寄港としたい。
・10月上旬には航路の再編について,中国運輸局と協議を行っているが
現状では難しい。行政にも真剣に取り組んでもらいたい。
(3)地域協働推進事業及び利用促進施策の状況について
(事務局)会議資料5~8ページにより説明
・地域協働推進事業について,6月に開催した第2回本協議会での報告以
降,新たに実施した事業について結果を報告。
(井上委員)・いいとこ巡りバスによる道の駅以外への施設(カブトガニ博物館や竹喬
美術館)への波及効果はどうか。
(事務局)・他施設の来場者数の集計がまだ終わっていない。終わり次第分析を進め
たい。
(天野会長)・井笠バスカンパニーとしては,いいとこ巡りバスへの評価はいかがか。
(渡辺常務)・いいとこ巡りバスの他にもバスまつりや乗り方教室といった利用促進も
図っており単独での評価はできないが,総じて良かったと考えている。
(畦崎)・ノベルティの作成はまだ意見が可能か。またパークアンドライド(P&R)
については,P&R 利用者向けの時刻表はあるか。
(事務局)・ノベルティはまだ意見は受けることができる。具体的な意見は個別に伺
いたい。P&R 利用者向け時刻表はない。美の浜線ダイヤがそれにあたる
が,バス会社とも作成について検討したい。
(井上委員)・P&R の利用状況はどうか。
(事務局)・常時3台程度の利用がある。
・貸切バスやカブトガニ号といった長距離バス利用者による利用割合が高
い。
・本日も地元高校 PTA による研修旅行の集合場所として利用されている。
(神宝委員)・デスティネーションキャンペーン(DC)について,JR では笠岡駅利用
者数の公開は可能か。来期に向けて,JR 利用者をバス利用につなげる施
策を進めるための基礎資料になれば良いと思う。
(木山代理)・現在データを持っていないが,DC により利用者は増えていると聞いて
いる。公開できるかどうかは,持ち帰って確認したい。
(山下委員)・道の駅へ向かうバスの継続運行の見込みはどうか。
(事務局)・担当課は観光部局ではあるが,まずはイベントや時期に合わせた分析が
必要と考えている。
(井上委員)・交通は地域振興とセットで考える必要がある。カブトガニの認知度向上
など,今後取組を進められることはある。
(4)地域公共交通網形成計画の策定に向けた状況について
(事務局)・備後圏域における連携事業として,地域公共交通網形成計画を福山市と
共同で策定する方向で進めている。
・現在は,中国運輸局から計画策定に向けた調査事業の募集が行われてお
り,福山市が資料を作成しているところである。
・両市における公共交通を取りまく状況の違いや,共通課題と個別課題を
十分に整理して策定作業を進めたい。
・福山市と笠岡市の2市で計画策定を目的とした交通協議会を設置する必
要がある。
・中国運輸局からは,今回のように県をまたぐ事例は全国的にも珍しいと
捉えていただいている。
(天野雄委員)・形成計画には,陸上交通も海上交通も両方含むのか。また,委員はどう
するのか。
(事務局)・ご指摘のとおり,陸上も海上交通も含んだ計画である。
・委員構成は,本協議会のように交通事業者,市民代表と新たに選定する
必要があると考えているが,具体的な候補者等は未定である。
(井上委員)・本協議会は継続されるのか。
(事務局)・本協議会は形成計画を策定するという法的な位置づけはなくなるが,市
内フィーダー系統の審査をはじめとした地域公共交通の諸課題につい
て,協議を行う場として継続する予定である。
(井上委員)・交通網の計画は,生活圏単位で検討するべきである。笠岡市と福山市は
生活圏を共有していることもあり,共同で行うことは良いと考えている。
(山下委員)・形成計画には,具体的な事業も盛り込まれる予定か。
(事務局)・具体的な事業も盛り込むものであるが,内容は今後検討する必要がある。
(天野会長)・国の調査事業の採択内示はいつごろ決まるのか。
(神宝委員)・内示は年明け早々と考えている。
・ただし,交付申請は4月以降となるが新たな協議会の設立が前提となる。
(5)その他
(天野雄委員)・笠岡港(住吉地区)待合所の整備に平行して,笠岡駅南口から笠岡港へ
向かう道路の整備予定はあるか。
(事務局)・待合所整備の段階では,海岸沿いの歩道整備を行う予定としており,駅
からの道路整備の予定はない。
・道路整備は,南口が実現した場合に,整備と連動して検討する必要があ
ると考えている。
(天野雄委員)・新聞報道では,南口は整備されるという印象を受けているがどうか。
(事務局)・市としては,南口整備を検討するための調査費予算を計上しているもの
であり,整備が確実となっているものではない。
(天野会長)・市では,南口の設置に取り組む意向をもって,JR との協議を進めていく
こととしている。その中で,道路整備についても,住吉地区待合所の整
備をはじめ,笠岡駅南側でどのようなまちづくりを進めていくかといっ
た課題と併せて,今後検討する必要がある。
=閉会時間14時20分=