2014 年度事業報告 2014 年度は 6 月の役員改選で会長、副会長がすべて入れ替わり、また新理事 6 人が就任、新体制が動き出した 年であり、本格的な始動へ準備、助走の年でもあった。音楽著作権管理者養成講座等のビジネス情報事業は本年 度も多くの参加者を得て開催された。著作権等存続期間の延長、私的録音録画補償金制度の実効性確保、海外市 場への展開、貸レコード使用料等の分配等事業についても継続して取り組んだ。 <主要事業> Ⅰ 著作権思想の普及振興に関する事業 著作権及び著作隣接権存続期間 70 年への延長実現のため、引続き関係団体等と協調、協力した。また、イ ンターネット上の違法行為の根絶をめざし、関係団体と連携して幅広い層を対象に啓蒙活動を強化した。 Ⅱ 音楽出版事業振興に関する事業 音楽著作権管理者養成講座をはじめとする各種講座等を通じて著作権及び著作隣接権の啓蒙活動 を推進した。また、国内外の音楽関係団体等と連携し音楽出版社の収入拡大に直結する施策の実施 等を行った。 Ⅲ 著作隣接権使用料等の受領及び分配に関する事業 著作隣接権使用料等を受領し MPA 会員社への再分配業務、原盤に関するデータベース構築の調査研究、貸レ コード使用料等分配方法の変更に備え具体的な検討を継続して行った。 Ⅳ 音楽出版事業に関する調査、研究および資料の収集 ICMP 等を通じて音楽ビジネスに関する最新情報を入手、国際動向の調査研究を行った。また、本年度設置 したデジタルタスクフォースを中心に、音楽配信の著作権使用料率、原盤使用料率等の在り方について研究 を行った。 Ⅴ 音楽の著作物の創作活動に対する助成及び顕彰 選考基準に準じ、音楽出版社に「MPA 賞」を贈賞した。また、関係団体が実施する音楽文化助成及び顕彰事 業に対し協力した。 Ⅵ 国内及び国外の著作権等関係団体との協力 国内団体については JASRAC 等への役員、委員の参加をはじめ、関係団体の事業に参加、協力した。国外に ついては、本年度も ICMP アジア太平洋地域音楽出版社国際会議に参加し、アジア各国の音楽著作権関連の問 題や世界の動向について情報交換を行った。 Ⅶ 音楽出版事業に関する契約書式並びに機関紙その他刊行物の発行及び電子的方法による公表 本年度も著作権契約書をはじめとする各種契約書等の発行、頒布を行ったほか、音楽著作権管理者養成講座 用テキスト等の発行・頒布、またホームページを活用して音楽出版社の業務、MPA の活動、海外の音楽著作権 にかかるタイムリーな話題等を紹介し情報提供を行った。 Ⅷ 会員の福祉に関する事業 会員間の日常の円滑な業務運営を目的に、各種競技会、 親睦会等を企画・実施し会員間の交流促進を図った。 Ⅸ その他この法人の目的を達成するために必要な事業 任期満了に伴う役員選挙の実施、また役員改選に伴い委員会・研究会を新たに組織し運営を行っ た。また本年度も新会員の募集を積極的に行った。
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