「労働災害多発警報発令」に伴い、「陸上貨物運送業 労働災害防止安全

「労働災害多発警報発令」に伴い、「陸上貨物運送業
労働災害防止安全パトロール」を実施(京都労働局)
(安全パトロール開会式で挨拶を行う生長基準部長)
(荷役作業現場のパトロール状況)
平成 27 年 9 月 24 日、京都労働局(局長:森川善樹)は、陸上貨物運送事業京都府支
部と合同でトラックターミナルの安全パトロールを実施した。
冒頭、京都労働局の生長労働基準部長から「京都府内の労働災害が平成 27 年の休業 4
日以上の死傷者数が 8 月末現在、1,352 人と前年同期と比べ 126 人(10.3%)増加して
おり、死亡災害は現在、前年同期と比べ 2 人増加の 13 人発生し、誠に憂慮すべき状況で
あること。また、陸上貨物運送業では、休業 4 日以上の死傷者数が 8 月末現在で 173 人
と前年同期と比べ 29 人(20.1%)と増加しており、特に荷役作業の労働災害の多発が認
められこと。この様なことから京都労働局では、去る 9 月 11 日に京都労働安全衛生関係
団体等連絡協議会の関係団体と「労働災害防止緊急会議」を開催し、
「労働災害多発警報」
を初めて発令し、事業者に労働災害防止対策の徹底を要請しており、今回はその一環と
して、京都市伏見区にある株式会社京三運輸の協力を得て、トラックターミナルの荷役
作業についてパトロールを実施する。」との趣旨説明が行われた。
パトロールでは、事業場内の安全衛生活動状況、荷役作業等における労働災害防止対
策の状況についてパトロールを実施した。
パトロール後、京都労働局の前田健康安全課長が「荷役作業における労働災害を防止
するためには、トラックからの墜落・転落災害防止及び転倒災害の防止、腰痛予防対策
等が特に重要である。」との講評を行い、最後に京都労働局長からの「陸上貨物運送業に
おける労働災害防止に向けたメッセージ」を、パトロール参加者全員で確認し、パトロ
ールを終了した。