手動バッグ麻酔の方法 ADS1000 は内蔵された人工呼吸器を用いた麻酔に最大の効果を発揮します。 しかしながら、胸部疾患等の手術症例によっては自らの手の感触を大切にしたいとい う獣医師の熱い思いも聞かれます。その場合の使用方法を以下にご紹介します。 余剰麻酔ガス ①蘇生用バッグ(患畜の換気量に見合った大きさのもの)を用意してください。 ②写真のように余剰麻酔ガスを排気できるタイプの蘇生バッグもあります。(新鋭工 業㈱にて販売しています。次ページ参照) ③ADSからの蛇管(Yピース部)を短い蛇管でつなぎ、バッグと接続します。 ④ADSはマスクモードにて使用してください。 ⑤流量は体重設定時よりも多めに任意調節してください。 余剰麻酔ガスを排気できるタイプの蘇生バッグ 下図のようにADSと接続して、麻酔ガスを患畜の口元まで送気し自発呼吸下で、吸 入させます。 麻酔深度によっては、用手での強制換気による麻酔も可能です。この 方法では、突発的な呼吸停止等に対しても、患畜に酸素を送気できる利点がありま す。
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