国家戦略特区の事業者に選定され、内閣府で開催された

資料1-3
養父市
国家戦略特別区域
区域計画(案)
平 成 27 年 9 月 3 日
養父市国家戦略特別区域会議
2
法第2条第2項に規定する特定事業の名称及び内容
(2)名称:農業法人経営多角化等促進事業
内容:農業生産法人に係る農地法等の特例
(国家戦略特別区域法第 18 条に規定する農業法人経営多角化等促進事業)
以下に掲げる法人が、養父市内の農業者等と連携して農地法等の特例を活
用した新たな農業生産法人を設立し、又は特例農業法人となって、養父市内
の耕作放棄地を含む農地を利用しながら農作物の生産・加工を行う。
⑨
株式会社トーヨーエネルギーファーム(福島県相馬市)
[営農作物:トマト]
【平成 27 年 10 月を目途に設立】
⑩
山陽 Amnak 株式会社(兵庫県三木市)
[営農作物:米]
【平成 27 年9月を目途に設立】
⑪
福井建設株式会社(兵庫県養父市)及び株式会社オーク(兵庫県豊岡市)
[営農作物:米]【平成 27 年 10 月を目途に設立】
(5)名称:国家戦略特別区域高年齢退職者就業促進事業
内容:高年齢者等の雇用の安定等に関する法律の特例
(国家戦略特別区域法第 24 条の2に規定する国家戦略特別区域高年齢退職者
就業促進事業)
公益社団法人兵庫県シルバー人材センター協会(兵庫県神戸市)が、高年
齢者等の雇用の安定等に関する法律の特例を活用し、高年齢退職者の就業の
促進を図るための労働者派遣事業を行う。【直ちに実施】
3
区域計画の実施が国家戦略特別区域に及ぼす経済的社会的効果
区域計画が実施されることにより、国家戦略特別区域である養父市において企業や地
域の高齢者など多様な担い手が農業に参入し効率的・先進的な生産に取り組むとともに
農業者自らも農畜産物の利用拡大に取り組むことを通じ、中山間地における農地の効率
的利用や革新的農業の推進、生産の拡大が図られ、養父市における農業等の産業の競争
力の強化及び国際的な経済活動拠点の形成に相当程度寄与する。
第3回 養父市国家戦略特区 区域会議資料
資料9
平成27年9月3日
養父市長 広瀬 栄
1
養父市 中山間農業改革特区の更なる推進に向けて
農業生産法人の追加
◆ 今回新たに3事業者を追加
①株式会社トーヨーエネルギーファーム(福島県相馬市)
〇養父市大薮地区にてトマトの栽培(露路・ハウス)をおこなう。
〇家畜糞尿を原料としたバイオマス発電施設の併設を計画中で、ハウ
スへの熱供給と共に畜産振興に寄与。
②山陽Amnak株式会社(兵庫県三木市)
〇養父市能座地区にて酒米を主とする米の栽培をおこなう。
〇日本酒を製造し販売。将来は海外への販売を検討。
③福井建設株式会社(養父市)&株式会社オーク(兵庫県豊岡市)
〇養父市高柳地区にてもち米を主とする米の栽培をおこなう。
〇日本のソウルフードといえる餅の製造・販売により、養父市の特徴
を活かした経済の振興に寄与。
◆ 既認定事業者と合わせて更なる中山間農業改革へ
既認定事業者数
今回認定後事業者数
8 事業者
11 事業者
◆ 期待される効果の見込み
効果1
特区事業者による営農面積の拡大
5年後
約70ヘクタール
(参考:H26 荒廃農地面積 約230ha)
効果2
6次産業化による雇用の創出
5年後
約100人
シルバー人材センター会員の労働時間等拡大
◆高齢者が十分に活躍できる環境を整えるため、法改正により追加された規制改革事項を活用
国家戦略特区法 第24条の2 国家戦略特別区域高年齢退職者就業促進事業の活用
(平成27年9月1日施行)
元気な高齢者が十分に働ける環境づくりへの第1歩!
〇 養父市内の事業者へ会員を派遣する場合、最大40時間までの派遣労働が可能に
〇 派遣元は 公益社団法人 兵庫県シルバー人材センター協会
1
追加すべき新たな規制改革事項について【その1】
農業生産法人の更なる要件緩和(農地法第3条第2項第2号)
◆継続的な農業経営をする場合、農業生産法人の経営基盤の安定や農業者の負担を軽減することで農地の
活用が見込まれる場合は、次の要件緩和を行う。
〇 農業者以外の議決権(出資比率)を1/2以上にする。
〇 事業要件について当該法人事業において農業以外の売上高が1/2以上でも認める。
☞ 当該要件緩和に対応するため市独自で農地を保全するための仕組みを整備
【積立金の管理】
農地保全の流れ
6年目以降法人に毎年1/5ずつ返還
①要件緩和の対象となった法人が農地を取得する際に、市 適正に管理さ
が10aあたり15万円の積立金(3万円/10a×5年分)を徴収 れた場合
し、法人が所有する農地に保全の必要が生じた際の原資と
する。
法人
10年間継続
市が法人に代わって保全管理
②市は、法人が所有する農地を適正に保全管理しない場合
は、必要な保全措置を講じるよう指導する。
適正に管理さ
放置期間
れない場合
③法人が保全措置を講じない場合は、積立金を活用して保
全管理するとともに、当該所有権の譲渡しのあっせんに努
める。
(7年目以降放置
された場合 )
法人
取得
養父市
5年
10年
シルバー人材センター会員の更なる労働時間等拡大(職業安定局長通知等)
◆高齢化が進展する過疎地域において高齢者が十分に活躍できる環境を整えるため、次の要件緩和を行う。
〇 臨時的且つ短期的な就業の目安である月10日について日数を拡大する。
〇 その他の軽易な業務に係る就業の目安である週20時間について時間を拡大する。
派遣業務だけでなく、臨・短・軽の拡大が労働力確保につながる!
2
追加すべき新たな規制改革事項について【その2】
中山間地域における遠隔医療の実施に係る規制緩和(薬事法等)
近未来技術実証の場として特区を活用
◇交通手段の乏しい地域での遠隔医療
◇ドローンの活用による医薬品の販売
◆中山間地等の患者の通院等の負担軽減
◆定期的な診療による、糖尿病患者等の重症化予防
◆重症化予防による医療費の削減
○ 遠隔モニタリング(日常的)
家庭で血圧・血糖値測定
◆中山間地域における地域医療の
充実を図るため、遠隔医療の実施
及び関連する規制の緩和を行う。
「『日本再興戦略』改訂2015」に盛り
込まれた次の規制緩和の早期実現を!
バイタル情報遠隔モニタリング
1.テレビ電話を活用した薬剤師による服薬
指導の対面原則の特例
2.遠隔診療の取扱いの明確化
ドローンを活用し医師、薬剤師、若しくは患者
が指定する第三者による医薬品の配送
3.小型無人機に係る健全な利活用の実現
4.小型無人機の実証等に関する無線局免許
の迅速化
○ 遠隔診療(定期的)
処方箋・調剤
3