2015年11月号

公益財団法人ちば国際コンベンションビューロー・千葉県国際交流センター
第
87号
87
2015 .11
201
2015.
2015.11
11
CHIBA
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ち
う参加者た
会場に向か
ICCEES 開会式の様子
目
次
P.2∼3 第9回国際中欧・東欧研究協議会幕張世界大会開催
∼語学ボランティアの方々にご支援いただきました!
P.4∼5 事業報告(平成27年7月∼10月)
P.6 今後の行事予定・H27通訳ボランティア養成講座
あなたの街の国際交流・協力団体 NPO法人フォーエヴァー
P.7 JICA千葉デスクのページ
P.8 千葉県から世界へ∼お国紹介 ネパール連邦民主共和国
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y
水野外語学院
日本語で日本語を勉強します。
いろいろな国の人と一緒に勉強します。
赤ちゃんが言葉を覚えるように、
楽しく、自然に日本語が話せるようになります。
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〒272−0133 千葉県市川行徳駅前4−19−14
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千葉県国際交流センターCCB-IC November 2015 No.87 p.1
第9回国際中欧・東欧研究協議会(ICCEES)
幕張世界大会が開催されました!
当財団MICE事業部が誘致・支援を行った「第9回国際中欧・東欧研究協議会
(ICCEES・イクシーズ)幕張世界大会」が8月3日(月)から8月8日(土)
まで、欧米以外の地域では初の世界大会として、幕張メッセ及び神田外語大学
にて開催されました。ICCEESは、スラブ・ユーラシア地域の地域研究を促進
する世界最大規模の組織であり、今大会は、世界各国よりおよそ1,300名の参加が
ありました。
期間中は、総計400近いセッションが行われ、世界各国の研究者がバルト三国から
中央アジアの広範囲での「中東欧」に関する最新の政治、経済、文学、教育、
芸術、歴史、宗教、言語等様々なトピックの研究成果を発表しました。
語学ボランティアの皆さんにご支援いただきました!
6日間にわたる今大会のサポート役として総勢54名の語学ボランティアの方々が活動しました。会場内インフォ
メーションデスクでの会場及び周辺施設の案内等のほか、海浜幕張駅周辺から会場に向かう無料巡回バスの案内、
海浜幕張駅、幕張本郷駅での路線バスの乗り換え案内等を行っていただきました。期間中は記録的な猛暑に
見舞われ、屋外で活動される皆さんの体調が心配されましたが、事故もなく無事に活動を終えることができました。
エリア別 ボランティア活動の様子
セ
メッ
張
8 月 3 日 幕
海浜幕張駅の構内バス停前では、8:30から現場に待機し、
改札口から出てきた大会参加者を、案内ボードで開会式の
会場となる幕張メッセに案内しました。
幕張メッセ国際会議場2Fには、2か所のインフォメー
ションデスクが設置され、開会式やウェルカムパーティ、
参加者登録等の各種案内を行いました。
幕張メッセ国際会議場2F案内デスク
駅構内階段下
神田外語大学バス停
バス車内チラシ
前
ス停
バ
神 田 外語大学
大会参加者にとっては、会場入り口となる重要な場所です。
すべてのバス(千葉市無料巡回バス、海浜幕張駅行、幕張
本郷駅行、イオンモール幕張新都心バスターミナル行)の
到着後、バスを降りた参加者を4号館の受付に案内しま
した。会場から出発する際は、バスの行き先や、無料・
有料などのバス情報を、外国語で案内しました。
p.2 千葉県国際交流センターCCB-IC November 2015 No.87
駅
幕張
浜
海
幕 張 本郷駅・
幕張本郷駅では、駅構内で案内ボードを掲げ、駅からの
乗客と、近隣ホテルの宿泊者を京成バス・路線バス乗り場
に案内しました。海浜幕張駅でも、案内ボードによる会場
への誘導を行いました。
幕張本郷駅構内
海浜幕張駅
バス停
バスサイン
」
「 タウンセンター バス停
」
「 テクノガーデン
大 会 期 間 中 、 会 場 ま で の 無 料 巡 回 バ ス が 、 ① タ ウ ンセ
ンター→②テクノガーデン→③神田外語大学→④イオン
モールのルートで2台運行されました。各停留所で乗り
降りする乗客向けに、ルートについての案内等を行いま
した。
スク
内デ
案
神 田 外 語大学
4号館
会場として使用された「4号館」
「6号館」「7号館」の各館に設置
されたインフォメーションデスクで
6号館
7号館
は、会場内についての案内のほか、
千葉市観光ガイドや、幕張オフィ
シャルマップも配布し、滞在中の
観光、生活、交通事情などについて、
外国語で情報提供を行いました。
活動を終えた皆さんから、
ご意見や感想をお寄せいただきました!
*普段お会いしない方々に会い、ときにはお話もさせていただき、とても楽しいひと時でした。
*路線バスもフリーと勘違いされる参加者が多くいました。どこで勘違いしてしまったのでしょうか…?
*最後2日間は、責任者の管理のもと、トランクなど大きな荷物を預ける部屋を準備するとよいと思いました。
*海外からたくさんの人々が集まり、交流する姿に感動しました。平和のありがたさを改めて認識した日々でした。
*「ICCEES幕張世界大会」には珍しくロシア出身の方の参加が多く、私にとってロシア語を生で聞く機会で、大変
貴重な体験をさせていただきました。話す内容は到底理解することはできませんでしたが、楽しい時間でした。
*トイレの水洗の方法がわからない方がいらしたようでした。何か使用法のお知らせがあるとよかったかもしれません。
*インフォメーションデスクに置いた、パンフレットの用途や意図について、事前に説明あると良かった。
*ロシアや東欧の政治にかかわっていたので、その分野の研究者の力に少しでもなれてよかったです。ドイツ語・中国語
でドイツや中国出身の研究者とおしゃべりすることができ、今後の語学学習の上で、いい動機付けになりました。
*色々な問合 せに対しての 情 報収 集 及び関係 者の 連 絡用に専用の固定電 話か 携 帯電 話があると、よかったかと
思います。
*館内の案内所も暑いのに驚きました。私は普段スポーツドリンクなど飲みませんが、あの2日間は本当に用意して
いただいた飲み物を飲んで、やっと頑張れた感じでした。
*高齢になり、いつまでボランティアとして活動できるかわかりませんが、体力知力が続く限り活動していきたいと
思います。
皆さん、ご協力ありがとうございました!
今回のICCEESに関するボランティア活動情報は、メールアドレスをご登録いただいている方に、情報を送信させて
いただきました。最近はメール配信による情報提供が増えてきたため、ぜひメールアドレスをご登録下さい。
千葉県国際交流センターCCB-IC November 2015 No.87 p.3
千葉県国際交流センター 事
◆国際交流・協力等ネットワーク会議 7月10日
県内の市町村や市町村国際交流協会、国際交流や国際協力を行っている団体・
グループ等の連携を深めるため、7月10日(土)に千葉県教育会館にて、
ネットワーク会議を開催しました。会議では、県(国際課)、当財団、JICA
東京の事業説明に続き、5つの民間国際交流・協力団体による事業発表・活動
紹介が行われました。
◆国際理解セミナー 7月10日
上記、国際交流・協力等ネットワーク会議に引き続き後半は、「道の駅と
ベトナムへ∼進化と発展に出会う醍醐味∼」と題した国際理解セミナーを
開催しました。セミナーでは、南房総市にある道の駅「とみうら枇杷倶楽部」
を、日本一の道の駅に導いた初代駅長・加藤文男氏に、ベトナムでの道の駅を
通じた住民参加型の国際協力の取り組みについて、お話しいただきました。
講演:「道の駅とベトナムへ」∼進化と発展に出会う醍醐味∼ 講師:道の駅「とみうら枇杷倶楽部」初代駅長 加藤 文男氏
◆インターンシップ受け入れ 8月20日∼27日
8月20日(木)∼27日(木)の7日間、千葉大学教育学部の高原克典さんと、
神田外語大学外国語学部の妹尾 遥さんがインターンとして、当センターの
職場を体験しました。幕張新都心の視察や「JICA地球ひろば」のプログラム
体験等に加え、「サバイバル日本語教室 in 市川」に同行し、外国籍の子供達と
交流しました。
また、実際に当センターの業務を体験することで、「多文化共生社会」に
ついての現状や課題について理解を深めていただきました。最終日には、
期間中に自分自身が体験し考えたことについて、お二人からの素晴らしい
プレゼンテーションを聞かせていただきました。高原さん、妹尾さん、ありが
とうございました。
◆国際協力パネル展 9月28日∼10月4日
当財団とJICAが共催で、イオンモール幕張新都心にて国際協力パネル展を開催
しました。千葉県国際交流センターは、活動紹介パネルの展示や各種資料の
配布を行い、JICAは、今年が青年海外協力隊発足50周年にあたるため、協力隊
の紹介パネルや現地活動写真の他、世界の課題や国際協力を紹介する立体
体験展示物の展示を行いました。またパネル展開催中は、当財団登録の事業
ボランティアの皆様にもご協力をいただき、資料の配布等のお手伝いをして
いただきました。
◆コミュニティ通訳研修 10月13日・20日・27日
今年で9年目を迎えたコミュニティ通訳研修。日本に生活する外国人住民を、
言葉と知識の双方でサポートする多文化共生の実現のために、その一助となれ
ばという主旨で始めたものです。これまで延べ440名の方に受講いただきました。
受講した方の背景も多岐にわたり、日本語ボランティア、役所で活躍する通訳
ボランティア、大学の留学生関係者、福祉施設関係者、近年は市役所の職員の
参加も見られました。また、これからボランティアを志す方の参加もあります。
カリキュラムは、在住外国人の抱える問題を把握し、その解決への道筋を学ぶ
ことを主眼に組まれています。特に入管の手続き、行政サービスの手続きは
欠かせない必須項目です。
今年度の研修は、3回シリーズで下記のとおり実施しました。受講生48名は
全員が初めての受講者でした。多文化共生に対する関心の高さを物語っている
といえます。
10月13日(火)渉外戸籍の基礎知識 千葉県弁護士会 廣瀬 理夫氏
10月20日(火)在留管理制度の基礎知識 (公財)入管協会 佐藤 修氏
10月27日(火)外国人と年金制度について 幕張年金事務所 中島 克己氏、平野 洋氏
生活困窮者に対する支援について 千葉県社会福祉協議会 川上 浩嗣氏
言語別ロールプレイ:英語・スペイン語・中国語・韓国語・フランス語・やさしい日本語
p.4 千葉県国際交流センターCCB-IC November 2015 No.87
業
報告
(平成27年7月∼10月)
◆平成27年度「外国人学生住居アドバイザー」39店が新たに選任されました!
千葉県で住居探しをする外国人学生のサポート役として、千葉県から選任された39店が
ボランティアで外国人学生に対しての空き物件に関する情報や、契約についての相談に
応じています。「住居アドバイザー」の店舗では、店頭にステッカーを表示しています。
詳しくは、千葉県及び、千葉県国際交流センターのホームページをご参照ください。
千葉県HP https://www.pref.chiba.lg.jp/kokusai/soudan/gaikokujin/gakuseijuukyo.html
千葉県国際交流センターHP http://www.mcic.or.jp/sodan/juukyo-advisor.html
◆ちば出前講座 実施報告 平成27年7月∼10月
千葉県国際交流センター・JICA千葉デスクでは、千葉県の学校や公民館等、様々な施設へ在住外国人やJICAボラン
ティアのOB/OGを講師として紹介しています。外国人講師の出身国の話や、JICAボランティアOB/OGによる海外
ボランティアの体験談などを通して、国際協力や異文化についての理解を深めて頂いています。
依頼団体
人 数
7/1 専修大学松戸高校
3年生・20名
JICAボランティアOB アフリカ地域の見方ととらえ方−マラウイを事例にして−
7/1 東邦大学理学部
学生・20名
JICAボランティアOB エチオピアでのボランティア活動体験
7/8 市川市立真間小学校
6年生・29名
JICAボランティアOB 水不足の国のためにできること(マラウイ)
一般・40名
JICAボランティアOB アルゼンチンでのボランティア活動体験
日 程
7/16 市原市立加茂公民館
講座内容
講 師
7/28 NPOフォーラムパートナーズ 一般・60名
在住外国人
ベトナムの紹介
7/29 印西市
一般・30名
在住外国人
異文化理解講座(韓国)
8/26 印西市
一般・30名
在住外国人
異文化理解講座(ベトナム)
8/27 県立茂原樟陽高校
高校生・100名
JICAボランティアOB/OG 高校生が考える国際協力(タンザニア・ミクロネシア・マラウイ)
9/17 県立千葉東高校
1.2年生他・800名
JICAボランティアOG 国際理解について(セネガル)
9/19 さわやか県民プラザ
高校生・50名
JICAボランティアOB 国際ボランティアを理解しよう(バヌアツ)
9/30 印西市
一般・30名
在住外国人
異文化理解講座(ロシア)
10/9 千葉県ユニセフ協会
インドスパイスの調理実習
一般・30名
在住外国人
10/14 千葉県経営者協会
教職員・70名
JICAボランティアOB JICAボランティア隊員帰国報告会(セネガル)
10/19 県立松戸国際高校
3年生・325名
JICAボランティアOB 国際理解教育・人権教育(ブータン・ミクロネシア)
10/22 つくば開成高校
高校生・15名
在住外国人
台湾料理の調理実習
10/26 県立土気高校
1年生・340名
在住外国人
国際理解・異文化理解(シリア)
10/28 印西市
一般・30名
在住外国人
異文化理解講座(フィリピン)
10/31 市川市ユネスコ協会
一般・20名
在住外国人
フランス料理を作り、交流しよう
◆語学ボランティア 活動報告
千葉県国際交流センターでは、国際交流や外国人を支援するボランティアを募集・登録するとともに、ご協力を
お願いしています。語学ボランティアの紹介依頼は年々増加し、医療、行政、学校教育など、さまざま場面における
通訳が求められています。「スポーツ」を通じての青少年交流や、県内視察時や競技会場での通訳など、高度な
語学力を必要とする依頼も増えてきました。
◆日独スポーツ少年団 ドイツ語通訳 7月29日∼8月2日
この夏、ドイツから柔道関係のスポーツ少年団(高校生から大学生までの団員
9名、指導者1名)が来日。ウェルカムパーティーおよび成田市役所における
お別れ会にて、延べ6名のドイツ語ボランティアに通訳として参加いただき
ました。ボランティアの方にはグループに分かれ、熱心に通訳していただき、
ドイツからの少年団と受け入れ側のホストファミリーとの会話も和やかに盛り
上がりました。
◆千葉市青少年交流市内視察 スイス/モントルー市 8月14日
千葉市の姉妹都市であるスイスのモントルー市から青少年5名、引率者1名が
来日し、市内視察の際、フランス語のボランティアの方に通訳としてご協力
いただきました。一行は幕張・見浜園の日本庭園を訪れた後、幕張メッセの
メガ恐竜展2015を見学。ボランティアの方には、事前に恐竜展を下見し、関連
の語彙の準備をしていただき、モントルー市の青少年は充実した視察を楽しむ
ことができました。
千葉県国際交流センターCCB-IC November 2015 No.87 p.5
今後の行事予定
事 業
時期(予定)
内 容
外国人のための無料法律相談
外国人の生活上の法的問題に弁護士が対応。(原則第1月曜)
毎月(総合相談月以外)
通訳ボランティア養成講座
(白井市・市原市)
オリンピック・パラリンピックに向けて通訳ボランティアを養成する
講座(英語・中国語)
12月∼2月
外国人のための無料総合相談会
外国人の生活問題に弁護士、行政書士、社労士等が対応 (第3土曜)
(H28)1月16日
災害時外国人サポーター養成講座
災害時に外国人をサポートする人材を育成する講座
(H28)1月
日本語ボランティアの集い
子供の日本語学習支援についての意見交換とネットワークづくり
(H28)2月
国際理解セミナー
一般県民や高校生等に向け、国際理解を図る講座を開催
(H28)2月
H27通訳ボランティア養成講座・開講中!
(11月7日∼)
当財団では、千葉県の委託を受け、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを契機に海外から訪れる多くの旅行客等へ
の対応に向けて、広域的に活動できる通訳ボランティアを養成するための講座を11月から開講しています。通訳としての
心構え、オリンピック等について学び、ロールプレイ等を通して言語別に実践的な練習を行っています。
「オリンピック理解」講座実施にあたって
講師:(公財)日本ソフトボール協会 藤井まり子氏
2020年東京オリンピック・パラリンピックの追加種目として、野球・ソフトボールが9月28日にIOC(国際オリンピック
委員会)に推薦されることが決まりました。来年8月に開催されるIOC総会での決定後になりますが、ソフトボールの
明るい未来へ向けて、皆様のご支援とともに、子どもたちの夢をつないでいきたい思い
です。オリンピックだけでなく、世界で行われるさまざまな大会は、開催国で活動する
大勢の「市民ボランティア」によって支えられています。
競技会場や選手村、チーム会議時には専門のスタッフが中心になって通訳等の対応を
しますが、それ以外の場所では、現地の「市民ボランティア」の方々が、主に生活全般
のお手伝いをしてくれます。言葉が思うように通じないこともありますが、私たちを
サポートしようと一生懸命になってくれる姿は、訪れた外国人にとって大変心強いもの
です。今回の講座を通じて、「市民ボランティア」の役割の大切さを多くの方に知って
いただけるきっかけになることを願っています。
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街
アジア競技大会(仁川)のボランティアと
͈ ࣭ष࢐ၠȆ‫ފ‬ႁ౬ఘ NPO法人フォーエヴァー
理事長 加藤 晃
地域に住む皆様と共に「千葉に芸術文化を根付かせよう!触れ合おう!」をコン
セプトとして、2006年にNPO法人フォーエヴァーを立ち上げました。
千葉を中心として、生涯学習に関する事業を行い、豊かな地域文化の創造に寄与
することを目指しています。千葉で本物のプロの芸術家や技能者から「観て・
聴いて・教えて」頂く機会を作り、そこで得た多くの体感を、子どもから高齢の
方々まで、ゆっくり楽しみながら「学び・体験・発表」する場を設け、それを
第4回落語国際大会受賞者
通して、世代や性別・国の内外を超えた人同士のコミュニケーションを作り上げ
る場の提供や提案をしております。
最近の主な活動として、海外の方の参加も含む第5回を迎えた「落語国際大会」の開催。小さなお子様からお年寄りまで
ご家族で気軽に楽しんで頂ける「クラシックコンサート」。広く市民・県民・一般の参加出演による、財団・千葉大学・
フォーエヴァーの協同企画による、地域に伝わる伝承民話の「創作狂言の上演」。他にボランティア活動として、学校や
施設、コミニティーセンターや公民館、地域の自治会や集会等での落語を中心とした文化啓蒙活動をしています。その中
でも「落語国際大会」は年を重ねる毎に出場者の技術も向上し、今では海外からの参加も含め日本全国からこの大会を
目指して、一年間勉強と精進を重ねて、上位入賞をめざす目標として参加してくださるまでになりました。
今後も地域の皆様と共に、今、何が必要か「見る!知る!考える!」、を生涯学習の指針と
して、豊かな心と知識の向上に邁進して行きたいと思います。
今後の活動
・「創作狂言 やぶしらず」 12月13日(日)午後2時開演 ・「聖夜に響くノエルの歌声 クラシックコンサート」
12月18日(金)午後6時半開演
・「千葉メディたま寄席」 2016年4月23日(土)午後2時開演
詳しくは、ホームページhttp://www.nepforever.jpをご覧ください
p.6 千葉県国際交流センターCCB-IC November 2015 No.87
第4回落語国際大会 IN 千葉
第3位入賞 花伝亭らぶめーたーさん
JICA千葉デスクのページ
青年海外協力隊事業は1965年に創設され、初代隊員5名をラオスに派遣したことから始まり、本年で50周年を
迎えました。青年海外協力隊は、日本の政府開発援助(ODA)によりJICAが実施する国民参加のボランティア
事業のひとつで、20歳から39歳までを対象とします。これまでに多くの青年が世界各地の人々と共に生活し、汗を
流し、現地の言葉を話し、相互理解を図りながら協力活動をしてきました。2015年8月31日現在、累計約4万人の
青年海外協力隊が88ヵ国に派遣されました。千葉県からも累計1,727名の方々が参加し、現在83名が45か国で
活動しています。
今回、青年海外協力隊千葉OB会の浜田会長に青年海外協力隊に対する想いを綴っていただきましたので、ご紹介
します。
青年海外協力隊千葉OB会 会長 浜田眞一 (昭和51年度第2次隊前期/ケニア/測量)
「協力隊活動って、なに?」と問われれば、「2年間の連続テレビドラマ」と答えます。
その心は、「毎日がスリルとサスペンスにアドベンチャー。そして、ちょっとだけロマンス」。協力隊参加当時の
隊員募集のキャッチフレーズは、「厳しい一つの選択」と「730日の青春」。日本は高度成長期の真っただ中
でしたから、何を好き好んで環境劣悪な開発途上国へ行くのかと言うのが一般の世間の眼でした。会社を退職して
参加、現地では英国人の上司にかわいがられ、仕事場は専らナショナル
パークや動物保護区。キリマンジャロの雪を見ながら冷たいビールを飲む
こともありましたから、他の隊員からは観光隊員と揶揄されましたが、野生
の王国で思いっきりサバンナを駆け抜けた3年間でした。着任9ヶ月後に
栄養失調と過労で倒れたこともありましたが、仲間とともに青春を謳歌しま
した。帰国後はJICAに中途入団、国際協力の戦士として勤続30年、前期
高齢者となった現在はOB会などボランタリーな活動に熱中しています。
振り返ってみてつくづく思うこと、
それは「協力隊ってほんとうに良いですね。」
▲キリマンジャロとマサイの女の子
JICA千葉デスクでは、青年海外協力隊事業発足50周年記念イベントとして、
50年の軌跡をまとめたパネルや千葉県から派遣中の隊員活動写真などを展示する
「国際協力パネル展」、また青年海外協力隊経験者が講師となり、皆で世界の料理
を作る「グローバルキッチン」を実施しています。
国際協力パネル展 成田国際空港 NAAアートギャラリー 2016年1月27日(水)∼2月16日(火)
▲イオンモールでのパネル展
<過去に開催したもの>
そごう千葉店 地階そごうギャラリー 2015年6月30日(火)∼7月6日(月)
イオンモール幕張新都心 ホビーコート 2015年9月28日(月)∼10月4日(日)
グローバルキッチン ∼世界の食文化を楽しもう!∼
ブータン編 2015年11月28日(土)
<過去に開催したもの>
パラグアイ編 2015年2月 8日(日) ベトナム編 2015年5月10日(日)
タンザニア編 2015年7月26日(日) フィリピン編 2015年9月26日(土)
▲皆で作ったベトナム料理
千葉県国際交流センター内 JICA千葉デスク 国際協力推進員 和泉澤 浩
TEL:043−297−0245 FAX:043−297−2753 E-mail:[email protected]
JICA千葉デスク Facebookページ 皆さんの「いいね!」をお待ちしています。
https://www.facebook.com/JicaChibaDesk 千葉県国際交流センターCCB-IC November 2015 No.87 p.7
千葉県から世界へ!
中華人民共和国
ネパール連邦民主共和国
カトマンズ
ネパール連邦民主共和国
ブータン
インド
バングラデシュ
※外務省ホームページより引用
千葉県成田市出身の、村岡大輔さんは青年海外協力隊として、平成27年3月よりネパール連邦民主共和国に
派遣されています。職種は「コミュニティ開発」です。
ネパールについて
私の任地であるポカラでは、地震の直接的な被害は少なかった
ものの、地盤の脆弱化で大規模な土砂崩れの発生や地震後の観光
ネパール連邦民主共和国は中国とインドに挟まれた内陸国で、
客の減少などの影響を受けており、地震の爪痕は残っています。
北は世界最高峰のエベレストがあるヒマラヤ山脈が連なり、南は
その一方で、9月20日に7年越しの新憲法が制定されました。
インド国境沿いの平原が広がる標高差8000mもある自然豊かな
一部の地域で憲法に対する反対運動で不安定な部分もありますが、
国です。北海道の面積の約1.8倍の国土に100を越える民族が
憲法が制定された事で新たなネパールが歩み出した今年は歴史に
共生し、多様な人々、文化、風景に出会う事が出来ます。国民の
残る年になりそうです。
8割がヒンドゥー教徒で毎朝、夕にお祈りをし、お祝いの時は
ティッカと呼ばれる朱色の粉を額に着け、宗教と生活が密接な
関係にあります。
地震直後の王宮広場
現在の活動
ヒンドゥー色豊かな祭り
ネパール人のお国自慢
私はポカラ市にある郡開発委員会に所属し、村落部の住民の収入
向上に関わるプロジェクトに村内コーディネーターと連携して
活動しています。住民との関わりの中で、ネパール語の家族や
ネパール人がよく話すお国自慢が3つあります。一つはヒマラヤ
親族を表す言葉の多さに驚かされます。彼らにとって身近な
山脈、二つ目が仏教の開祖であるお釈迦様の生誕の地がある事、
コミュニティが如何に
そして三つ目が世界で唯一四角形ではなく、三角形の国旗の国で
大事なのか、日本では
ある事です。三角形はヒマラヤ山脈の形を表しているとも言われ、
疎かにされている事を
人々は特色ある国旗に誇りを持ち、服やアクセサリー等のデザ
気付かされる日々です。
インとしても使われています。
赴任してから様々な出来
震災から新憲法制定へ
事が起きているネパール
ですが、一つ一つの出会
4月25日に発生したネパール大地震では死者9000人以上の
いを大切にして現地の
被害をもたらし、現在も被災地では復興が十分に進んでいない
方々と協力して活動して
状況です。
います。
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現在は村落巡回を重ねている
∼
海を走
ろう∼アクアラインの風にのって
入管手続きは行政書士にお任せ下さい。
申請取次行政書士に申請依頼をすると、申請人本人は
入国管理局への出頭が免除
することが可能です。
お問い合わせは…
千葉県行政書士会
〒260−0013 千葉県千葉市中央区中央4丁目13番10号
TEL:043−227−8009 FAX:043−225−8634
OCT.23
SUN
されるので、
仕事や学業に専念
AM 9:55 Wheelchair
AM10:00 Marathon/Half
*D
*Details coming in Feb 2016.
M No. of participants / Fee
Max.
▼ Marathon
12,000 people / 12,500yen
▼ Half & Wheelchair
5,000 people / 9,500yen
Chiba Aqualine Marathon Planning Committee (tel) 043-223-4107
http://chiba-aqualine-marathon.com/
公益財団法人 ちば国際コンベンションビューロー 千葉県国際交流センター
〒261-7114 千葉市美浜区中瀬2-6 WBGマリブイースト14F
TEL:043-297-0245 FAX:043-297-2753 E-mail:[email protected]
p.8 千葉県国際交流センターCCB-IC November 2015 No.87
START!
Application Period
Apr.5th - 26th
http://www.mcic.or.jp/へgo!
センター事業の紹介、最新ニュース、 年3回発行
講座やイベントなど役立つ情報を
(7,
11,
3月)
掲載。