菊陽町定住促進補助金交付要綱 平成27年3月17日 告示第3号 菊陽町定住促進補助金交付要綱(平成25年菊陽町要綱第34号)の全部を改正する。 (目的) 第1条 この要綱は、町長が別表に定める区域(以下「指定区域」という。)に定住す る子育て世帯に対し、住宅の新築、購入若しくはリフォーム等又は転入若しくは転居 に要する費用の一部を予算の範囲内において補助することにより、指定区域内の小学 生以下の児童等の数を確保し、もって少子化防止、ひいては指定区域の活性化を図る ことを目的とする。 (定義) 第2条 この要綱において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところ による。 (1) 定住 3年を超える期間継続して菊陽町に住民登録し、居住することをいう。 (2) 住宅 建築基準法に規定する建築物であって、住宅の用途に供する部分の床面 積の合計が50平方メートル以上を有するものをいう。 (3) 中古住宅 前号の住宅のうち、過去に居住の用に供された住宅をいう。 (4) 新築 新たに自己の居住の用に供するために住宅を建築することをいう。 (5) 購入 新たに自己の居住の用に供するために住宅を購入することをいう。 (6) リフォーム等 住宅の増築、改築、修繕、模様替え、設備改善等の工事等で、 その住宅に転入し、又は転居した日から原則として過去1年以内に工事完了したも のをいう。 (7) 転入 町外の者が、指定区域内に住所を定めることをいう。 (8) 転居 町内の者が、指定区域外から指定区域内に住所を定めることをいう。 (9) 町税等 町税、保険料、使用料、負担金、分担金、保育料、町営住宅家賃をい う。 (交付対象者) 第3条 定住促進補助金(以下「補助金」という。)の交付対象者は、次の各号の全て に該当するものとする。 (1) 指定区域内に定住する意思をもって転入し、又は転居した者で、次のいずれか に該当するものであること。 ア 住宅を新築し、又は購入した者であって、小学生以下の3親等以内の扶養親族 (以下「小学生以下の扶養親族」という。)又は妊娠中の2親等以内の親族(以 下「妊娠中の親族」という。)と同居するものであること。 イ リフォーム等を行った住宅に転入し、又は転居した者であって、小学生以下の 扶養親族又は妊娠中の親族と同居するものであること。 ウ (2) ア及びイ以外の者であって、小学生以下の扶養親族と同居するものであること。 前号に該当する者及び小学生以下の扶養親族又は妊娠中の親族が、指定区域内 に転入し、又は転居した日前3年以上指定区域外に住所を有した者であること。た だし、相当の理由があると町長が認める場合は、この限りでない。 (3) 世帯員のいずれもが菊陽町の町税等を滞納していないこと。 (4) 世帯員のいずれもが暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成3 年法律第77号)第2条第6号に規定する暴力団員でないこと。 (5) 過去にこの要綱による補助金の交付を受けた者でないこと。 (6) 過去にこの要綱による補助金の交付決定を取り消された者でないこと。 (補助金の額) 第4条 補助金の額は、転入し、又は転居した日を基準日とし、次の各号に定めるとこ ろによる。 (1) 前条第1号アに規定する者に対しては、住宅を新築し、又は新築住宅を購入し た場合は100万円とし、中古住宅を購入した場合は50万円とする。 (2) 前条第1号イに規定する者に対しては、リフォーム等に要した費用に2分の1 を乗じて得た額(その額に千円未満の端数が生じた場合は、これを切り捨てた額) とし、50万円を限度とする。 (3) 前2号の交付対象者が同居する小学生以下の扶養親族を有する場合は、小学生 以下の扶養親族1人当たり20万円を加算する。 (4) 前条第1号ウに規定する者に対しては、同居する小学生以下の扶養親族1人当 たり10万円とする。 (交付申請) 第5条 補助金の交付を受けようとする者は、菊陽町定住促進補助金交付申請書(別記 様式第1号)に、次の図書を添えて、町長に提出しなければならない。 (1) 誓約書(別記様式第2号) (2) 住民票の写し(転入又は転居後の世帯全員の続柄記載のもの) (3) 交付対象者及び小学生以下の扶養親族又は妊娠中の親族の戸籍の附表の写し (指定区域内に転入し、又は転居した日前3年以上指定区域外に住所を有していた ことが確認できるもの) (4) 妊娠中の親族がいる場合は、母子健康手帳の写し (5) 住宅を新築した場合は、当該住宅に係る建築請負契約書の写し及び建物登記事 項証明書 (6) 住宅を購入した場合は、当該住宅に係る売買契約書の写し及び建物登記事項証 明書 (7) 住宅のリフォーム等を行った場合は、当該リフォーム等に係る工事請負契約書 の写し、施工図等の写し、工事明細書の写し及びリフォームの状況が確認できる写 真等 (8) 2 前各号に掲げるもののほか、町長が必要と認める図書 前項の申請は、次に掲げる日から6月以内に申請しなければならない。 (1) 住宅を新築した場合 建物登記事項証明書に記載された新築の日 (2) 住宅を購入した場合 住宅購入売買契約の日 (3) 前2号以外の場合 転入又は転居した日 (交付決定等) 第6条 町長は、前条第1項の規定に基づく申請があった場合は、遅滞なくその内容を 審査し、補助の要件に適合すると認めたときは、補助金の額を決定し、申請者に対し て菊陽町定住促進補助金交付決定通知書(別記様式第3号)により通知するものとす る。 2 町長は、前項の規定の基づく審査の結果、補助の要件に適合しないと認めたときは、 その理由を付して菊陽町定住促進補助金交付却下通知書(別記様式第4号)により申 請者に通知するものとする。 3 町長は、補助金の交付の目的を達成するために必要があると認めたときは、補助金 を交付するに当たり条件を付すことができる。 (交付の時期) 第7条 町長は、前条第1項の規定により補助金の交付を決定したときは、次により補 助金を交付するものとする。 (1) 第4条第1号及び同条第2号に規定する補助金は、前条第1項に定める交付決 定の日(以下「決定日」という。)から3月以内に決定した額の2分の1以内の額 を交付し、3年を経過した日以後にその残りの額を交付するものとする。 (2) 第4条第3号及び同条第4号に規定する補助金は、決定日から3月以内にその 全額を交付するものとする。 (請求) 第8条 第6条第1項の規定により補助金交付決定を受けた者(以下「補助対象者」と いう。)は、決定日の属する年度内に速やかに菊陽町定住促進補助金交付請求書(別 記様式第5号)を町長に提出しなければならない。 (交付の取消し及び返還) 第9条 町長は、補助対象者が次の各号のいずれかに該当したときは、補助金の全部又 は一部を取り消すことができる。この場合において、当該取消しに係る部分に関し、 既に補助金が交付されているときは、その返還を命ずることができる。 (1) 不正の手段により補助金を受けたとき。 (2) 第3条各号に該当しなくなったとき。 (3) その他町長が補助金の交付が不適当であると認めたとき。 2 町長は、補助金の全部又は一部を取り消したときは、菊陽町定住促進補助金交付取 消通知書(別記様式第6号)により補助対象者に通知するものとする。 3 前項の通知を受けた補助対象者は、当該補助金を速やかに返還しなければならない。 4 前3項において、町長が特にやむを得ない事情等があると認めたときは、補助金の 全部又は一部の返還を免除することができる。 (調査等) 第10条 町長は、適正な補助金の交付を行うために必要がある認めたときは、補助対 象者に対し必要な報告を求め、又は職員に必要な調査をさせることができるものとし、 補助対象者はこれに協力しなければならない。 2 前項の権限の行使は、必要な限度の範囲内で行うことができるものとする。 (雑則) 第11条 附 この要綱に定めるもののほか必要な事項は、町長が別に定める。 則 (施行期日) 1 この要綱は、平成27年4月1日から施行し、平成25年4月1日から適用する。 (経過措置) 2 平成25年4月1日から平成27年3月31日までに転入し、又は転居した者で、 菊陽町定住促進補助金交付要綱第3条第1号イに該当するものに係る第5条第2項 の規定に基づく申請は、平成27年4月1日から平成27年9月30日までに行わな ければならない。この場合において、既に第4条第4号に規定する補助金の交付決定 を受けた者は、第3条第5号の規定にかかわらず第4条第2号及び第4条第3号に規 定する補助金の交付申請を行うことができる。ただし、第4条第3号に規定する補助 金は、既に交付決定を受けた補助金の額を減じた額とする。 3 前項に規定する交付申請により交付決定を受けた第4条第2号に規定する補助金 は、第7条第1号の規定にかかわらず第4条第2号に規定する補助金の決定日から3 月以内に決定した額の2分の1以内の額を交付し、転入又は転居した日から3年を経 過した日以後にその残りの額を交付するものとする。 (失効) 4 この要綱は、平成30年9月30日限り、その効力を失う。 5 前項の規定にかかわらず、平成30年9月30日までにこの要綱の規定により決定 された補助金については、第7条の規定は、なおその効力を有する。 別表(第1条関係) 指定区域 菊陽南小学校区(大字戸次、大字馬場楠、大字曲手、大字辛川)
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