学生からのコメントとそれへの応答 - 徳島大学 全学共通教育センター

授業コメント
現代の遺伝子操作の技術は非常に発達しており、またその技術によって植物や動物などが
コメント [MW1]: 「遺伝子操作」を少し拡
品種改良されている。また、今回の講義を受けて子供の容姿や知能や運動能力など子供の
大解釈しています。
「遺伝子操作」と「遺伝
「質」を選ぶことが技術的には不可能ではないことを知った。私はこのような遺伝子に関
子診断」は違います。
する技術を人に使うことに賛成である。
遺伝子を調べる技術が使われているものの一つに出生前診断がある。出生前診断とは新語
時事用語辞典によると、
「胎児が遺伝性の病気の可能性がある場合に、妊娠中に行われる検
査・診断」
(新語時事用語辞典「出生前診断」の項目による)とある。つまり、この診断を
受けることによって胎児の異常に気づけたり、病気を治療したりできる。ゆえに、もし出
生前診断によって異常と診断されれば、親は前もって生まれたときの準備や人工中絶とい
う選択ができ、そうすることで親への心身の負担を減らせる。
しかし、遺伝子を人為的に操作することに倫理的な面から反対意見も多い。たとえば、山
口裕之の「出生前診断・着床前診断と優生学」に、「『良い人生』は、それを獲得するプロ
セスにこそ存するのであって、
『結果』だけを先取りすることは、そのプロセスを子どもか
ら奪ってしまうことになる」(山口裕之「出生前診断・着床前診断と優生学」による)とあ
るように、生まれたときから人為的に高い能力をもたせると子供はかえっていい人生を送
れないのではないか、という意見もある。しかし、高い能力をもっているからといって、
その人が「いい人生」を獲得するプロセスをもてないとは限らない。たとえ高い能力をも
っていても、その人自身が自分の能力に満足せず、さらに向上することを望めばいくらで
も上を目指せる。事実、現代の社会には才能はなくても努力によって上を目指す人もいれ
ば、才能はあるのに何もせずに落ちぶれる人もいる。すなわち、人が「いい人生」を送る
のに必要なのは先天的な能力ではなく、むしろ後天的な性格形成である。ゆえに遺伝子操
コメント [y2]: 「努力」と「性格形成」と
作によって子供の病気のリスクを減らし、また能力を向上させることは問題ではない。
は別のことです。
コメント [y3]: 飛躍しています。
今の生物の過去をずっとたどっていけばあるひとつの共通祖先にたどり着く。地球には今
のところ脊椎動物は哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、魚類の大きく五つに分かれている。(地
球が誕生してから長い年月がすぎ、海ができて魚類が誕生した。やがて陸ができたころに
両 生類 が誕 生し、爬 虫類 、鳥 類、 哺 乳 類の 順で 進化して いっ た。
http://www.eonet.ne.jp/~libell/tikyu
u.html より)。生物は自分のあった環境適応するよう
に長い年月をかけて姿をかえたり体質をかえたりしている。例えばキリンはもともと首の
コメント [y4]: 制作者、サイト名を記載し
てください。
短い草食動物だったが、高いところに自分に合った植物があると気づいてから少しずつ首
が伸びていき現在の状況に至った。人間はまだ誕生してから数千年しかたってないがほと
コメント [y5]: 違います。
んど姿も体質もかわっておらず進化していないのではないか。いや、おそらくすべての生
コメント [MW6]: 違います。もっと時間が
物のなかで一番急速に発達している。その部分は脳だ。人間は困った状況に陥ったとき姿
経っています。
や体質を変えるまでもなくあらゆる道具を工夫して作り、知能が発達して進化してきた。
よく人間とサルはにているのでサルが進化すると人間になるのではないかと言われるがこ
コメント [y7]: 根拠を示してください。
れは大きな間違いである。人類の祖先は確かにサルににているが、サルではない。例える
と一本道がサルの道と人間の道に分かれたのである。(そして現在その一本道であった動物
コメント [y8]: ?
は存在しない。http://www.asyura2.com/0304/tyu1/msg/1068.html)。結論として生物の祖
先は共通であり、
また進化してきた途中の生物はすでに存在しない。
コメント [MW9]: 数億年前から同じ姿のま
まの生物はいます。
(授業を受けて考えたこと)
人工妊娠中絶は母体保護法で認められているが、堕胎法罪(刑法212条から刑法216
条)により認められていません。このように法自体が別々のことを主張していれば、国民
コメント [y10]: 一般法と特別法の関係に
はどちらを信用すれば良いのか分かりません。現在は母体保護法が基本的に使用されてい
ついて学んでください。
ます。そうであるなら、堕胎法の一部を削除するべきです。そうでなくても、どちらかの
法を改正すべきです。
(授業についての意見)
出生前診断で陽性が出た後に人工妊娠中絶で胎児を殺してしまうことが抑制的遺伝優性と
同じだという考え方に「その通りだ。」と感じました。
コメント [y11]: いいかげんマルの位置ぐ
らい学んでほしいですね。
コメント [y12]: 「感じる」を消して根拠を
書いてください。
遺伝子治療は危険性がなく、確実なものであれば大いに普及させる、あるいは強制してい
くべきである。ヒトという種をより繁栄させるには、ヒトが、より環境に適した存在へと
進化しなければならないからである。しかしながら遺伝子治療は現段階においては、安全
コメント [MW13]: 誰が強制するのです
か?
な手段ではない。失敗する可能性が出てきてしまうのならば、普及すること自体は止めな
コメント [MW14]: 環境を自分に合うよう
いが、決定は個人に委ねるのが良い。強制までしてしまうと失敗したときの対応が面倒だ
に変化させる方が、はるかに容易で効率的
からだ。
です。
コメント [MW15]: 対応が面倒だから、強制
参考サイト
・危険を無視する科学者による遺伝子治療の誇大広告
http://www2.odn.ne.jp/~cdu37690/kikenmusiidensitiryou.htm
はしないということですか?
コメント [y16]: 制作者を記してください。
明瞭区分性を守ってください。
DNA は生物の姿や性質を決める重要な物質である。その DNA の特徴を使って、胎児の状
態を知る方法が、出生前診断である。出生前診断をすれば、胎児に異常がないか調べるこ
コメント [MW17]: 違います。ここで書かれ
とができる。
ているのは新型出生前診断です。
しかし実際出生前診断はよいことなのだろうか?出生前診断をしたとして胎児に異常が見
つかって中絶をすることは、命を軽くみた決断ではないか。授業内で提示されたグラフを
振り返ってみると、異常が確認されたケースのうち約 97%が中絶をしている。その確定診
断の羊水検査まで受けた 126 人のうち、異常があったのは 113 人、さらにその中で中絶を
したのは 110 人と、約九割の人が出生前診断を受けて中絶をしている。羊水検査を受ける
コメント [MW18]: 重複した文章です。
段階の胎児は十六周目で、かなり大きくなっている。そんな胎児の命を中絶するのは、私
は賛成できない。それならば、出生前診断を受けないで、出生前診断にかかる費用を生ま
れてくる子供のために使うほうがよい。
前回の講義で思ったのは、人間は生物に関して知りすぎたのかなと思う。
コメント [y19]: 「思ったこと」ではなく、
医療が発展し、生まれてくる子供がどのような子供かを判断できるのがはたして良いこと
根拠のある意見を書くように。
なのかはわからないが、生まれてくる子どもの質をと書いていたが、生まれてくる子供の
質に良し悪しなんかない。
コメント [MW20]: なぜそう思うのです
か?
障害のある子供の質が悪いなんて、ありえない。
あるサイトでは
コメント [y21]: 制作者とサイト名を書く
障害のある子供を産みたくない。このように、生命の質に上下の価値をつけるような考え
ように。
を広い意味で優生思想という。
第二次世界大戦時、ナチス・ドイツはこの思想のもと、ユダヤ人や障害者を迫害し、悲
劇を生んだ。(http://www.fsinet.or.jp/~atom/news80.html)
とある。このように、生命に質をつけるのは、ナチスと同じ考えである。
今回の授業を受けて、胎児に異常があると分かった親の多くが人工妊娠中絶を選択するこ
とを知った。それまでは、中絶を選択するのはとても精神的にしんどいことと聞いており、
それならばたとえその選択をするとしても、せいぜい全体の半分程度であろうと考えてい
たために、90%以上の親が中絶を選択することに驚いた。
授業を受けて考えてみると、確かに障害のある子供の養育は親の感じる精神的負担は大き
く、またさまざまな補助を受けるためにはお金も多く必要であろうから、そうなるならば
最初から生まれない方が、都合がよいという考え方は、理解できないでもなかった。
しかし、そう考えた上での選択だからといって、中絶自体は子供の命をなくしてしまう行
為ではあるので、その後の親の苦悩がないとは考えられない。
ここで、母親が感じる中絶による苦悩という事について考えたい。
コメント [MW22]: この授業コメントは、良
子供を身ごもるのは母親の方で、胎児の存在を一番身近に感じるのは母親である。そのた
く調べて書けています。
めにその生や死により敏感であるのは母親の方であろうと考えられるからだ。その母親の
中絶前後の心理や、それに対するケアにはどのようなものがあるのか、調べてみた。
まず、中絶には主に二つの方法がある。掻爬法と吸引法であり、どちらか一つ、あるいは
コメント [y23]: 「RU486」について調べて
二つとも同時に行うことで中絶は完了する。
みましょう。
ただし決して買わないように。
やり方としては「キュレットというスプーン状の器具や鉗子で胎児と胎盤を除去、または
吸引する方」*1 ということである。
また「掻爬や吸引は手探りでおこなうため、胎盤の一部が残ったりまれにですが子宮を傷
つけることも起こりえます。子宮や卵管が感染症などで炎症を起こすと、不妊症や子宮外
妊娠の原因となることがあります。さらに子宮口を人工的に広げるため、流産や早産をし
やすくなることもあります。妊娠中期の中絶では、子宮収縮剤の影響で子宮破裂を起こす
こともあります」*1 というように、母体に対するリスクもある。これより、母親には中絶
という行為自体に対する不安、ストレスを感じていることが分かる。
次に、中絶前後の母親の心理について調べてみた。
まず、中絶を決意した母親の心理から見ていく。まず、胎児に対する母親の思いをみてい
く。胎児に対し、「悲嘆の気持ち、罪悪感、殺人の思い、子供に対する謝罪」*2、「喪失、
後悔、罪悪感、自責の感情」*3 といった思いを抱く母親が多いようだ。
また、中絶自体に抱く思いとして、
「断念、決意、内省、安心、辛い、公開、罪悪感」*2 と
いった思いを抱く。
これらをみると、中絶に対してマイナスイメージ、悪いことをしていると考えている母親
が多いことがわかる。
またなかには、「子供を殺したという気持ちを乗り越えられず、中絶外傷症候群(abortion
trauma syndrom)や中絶後外傷(postabortion trauma)等、長期間に及ぶ心身の健康障害に
陥る」*3 母親もいる。
これらの母親の感じるストレスが多く、病気にまで発展するケースがあることを考えると、
中絶の術後の母親に対する精神的ケアの不十分さを伺うことができる。
「中絶することはプライバシーのことであり、人にはあまり話さないこと、後ろめたいこ
との認識である」*2 とあるように、母親からの心的治療へのアプローチが消極的であるこ
とも術後の精神的ケアの不十分さの一因であろう。
確かに殺人の思いまで感じているとなると、人に話そうにも話せないというのは仕方がな
いことである。
このことについては、中絶を決意した母親が医師の所にきた時点で、心療内科の紹介等を
しておくと術後の母親の精神的ケアに効果的である可能性がある。
以上のことを考えると、母親自身のストレスに対するセルフケア、心療内科等による専門
的ケアに加えて、夫、あるいはパートナーによるケアというものも大切であることがわか
る。
人に相談しにくいと母親が感じることでも、その夫あるいはパートナーであれば少しであ
れ話すことができるであろうし、夫あるいはパートナーにも少なからず子供に対して責任
がある。
夫あるいはパートナーのケアが最も効果的な精神的なケアになる可能性も十分にある。
以上に述べたように、中絶という行為はさまざまな困難を招きうるため、母親の周りから
のケアの場や方法をより多く確立していくことが必要である。
*1………一般社団法人日本家族計画協会「中絶(人工妊娠中絶)〜からだと心のケアをし
っかりと〜 http://www.jfpa.info/wh/body_information/detail/index.php?aid=68 7 月 4 日
アクセス
*2………曽我部美恵子、大井けい子、岸恵美子、早川有子、高村寿子「人工妊娠中絶を決
定するまでの経緯と心理的変化」『日本女性心身医学会雑誌』Vol.5,No.2,pp.190-196,2000.
*3………常磐洋子、土江田奈留美、岸辺尚「人工妊娠中絶前後の心理的反応と心のケアに
関する研究の現状と課題」
『群馬保健学紀要』24:53-64,2003.
今回の授業を受けて、現在日本で行われている人工授精や体外受精、顕微授精、胚移植な
どの生殖補助技術による不妊治療には、一般に健康保険の適応外であるということを学ん
だ。また、出生前診断には確定診断と非確定診断があり、不妊治療と同様に保険の適応外
であることを学んだ。では、不妊治療と出生前診断は、今後も保険適応外であるべきなの
だろうか。
まず、不妊治療には女性の精神的・身体的負担が大きいこと、複数の受精卵を子宮に戻す
ため多胎のケースが多いこと、必ずしも子供を得ることができるわけではないことなどの
問題点は存在するが、不妊治療は命を生み出すためのものである。よって、保険適応にな
れば、妊娠を望むすべての人が問題点をよく踏まえたうえで、自身の選択によって命を生
み出すために治療を受けることができる。
一方、出生前診断は、出生前に胎児の異常を知ることができ、出生後すぐに治療を受けな
ければならない赤ちゃんを助けることにつながるだろう。しかし、新型出生前診断で陽性
と診断され、羊水検査で異常が確定されたケースの97.3%の人が人工中絶を選んだ例が
あるように、出生前診断は障害のある子供の出生を防ぐことになる。そして、結果として
出生前診断は抑制的優生学であるという考え方もされている。そんな中、もし出生前診断
が保険適応になるとどうなるだろう。出生前診断を受けるのが当たり前になり、胎児の選
別が行われる可能性は高くなるだろう。よって、出生前診断は保険適応にされるべきでは
ないといえる。
また、
「日本で不妊症に悩むカップルは 6 組に 1 組といわれ、何らかの不妊治療を受けてい
る人は 50 万人近いと推測されており、生殖補助医療によって子どもを授かる人も増えてい
る。日本で生殖補助医療により誕生した赤ちゃんは、2012 年は年間 37,953 人を数え、そ
の 年 の 出 生 児 の 約 27 人 に 1 人 に ま で 達 し て い る 」(「 」 内 参 考
NPO 法 人
Fine,https://j-fine.jp/about/principle.html,2015/7/4 アクセス)。よって、不妊症に悩むすべ
ての人々が、費用の高さを理由にかけがえのない命を生み出すことを諦めることなく、自
身の選択で不妊治療を受けられるようになるために、不妊治療は保険適応にされるべきで
コメント [MW24]: 徳島県のように費用の
あるといえる。
一部を自治体が負担するところもあります。
着床前診断は最近よく耳にする。着床前診断には遺伝性の疾患や染色体異常による症候群
の回避や体外受精による妊娠率の向上や体外受精後の流産率を減らす流産予防などの不妊
治療や男女の産み分けをすることができる。しかし、着床前診断には多くの問題点がある。
たとえば、男女を産み分けを行ったり、遺伝性疾患を回避できたり、命を選別するように
なってしまう。さらに、費用もとても高い。
コメント [MW25]: 認められていません。
コメント [MW26]: 同上。
また着床前診断を禁止している国もある。それは、スイスやイタリアやオーストラリアで
コメント [MW27]: まさにこれを回避する
ある(注 1)。しかし、多くの国では着床前診断が賛成に代わるようになりつつある。
ために着床前診断は行われています。
このような考え方や風潮が広がってしまうと人間の選別というものが始まってしまい、多
くの命が殺されてしまうことになる。そのため、着床前診断とは行われるべきではないと
コメント [MW28]: デュシェンヌ型の筋ジ
考える。
ストロフィの患者は、20 歳代で確実に死に
参考文献
至ります。それを回避することについては
「SWI swissinfo.ch」
どう考えますか?
http://www.swissinfo.ch/jpn/sci-tech/%E5%8F%97%E7%B2%BE%E5%8D%B5%E3%81
%AE%E9%81%BA%E4%BC%9D%E5%AD%90%E6%A4%9C%E6%9F%BB_%E7%9D%
80%E5%BA%8A%E5%89%8D%E8%A8%BA%E6%96%AD%E3%82%92%E8%AA%8D%
E3%82%81%E3%82%8B%E6%94%B9%E6%AD%A3%E6%B3%95%E6%A1%88-%E5%8
8%B6%E7%B4%84%E3%81%AF%E5%A4%9A%E3%81%84%E3%81%8C%E7%94%BB
%E6%9C%9F%E7%9A%84%E3%81%AA%E7%AC%AC%E4%B8%80%E6%AD%A9/367
コメント [MW29]: 誰が作成したサイトで
すか?
16950
今回の授業を受けて、生殖補助技術に対しては良い印象を、出生前診断というものに対し
ては、悪い印象を持った。
生殖補助技術の良い点は、子供を作りたくても作れないカップルを助けることができるこ
とである。また、出生前診断の良い点は、生まれる前に胎児の様子を知ることができ、胎
児に何かしらの異常がある場合、早期段階で知ることができることである。これらのこと
は、将来、社会を担っていく人の割合がどんどん減っていくであろう少子高齢化社会の現
代の日本の問題の解決に近づけることができる。
それに対して、生殖補助技術の悪い点として、女性の身体的・精神的負担が大きくなるこ
とや健康保険の適応外であるために、そもそも簡単にはその技術が使えないということで
ある。また、出生前診断の悪い点は、胎児に何かしらの異常があることを知ったとき、人
工中絶をすることを選択する人の割合が高いということである。やはり、中絶というのは
命を捨てるようなことであり、倫理的に良いことではない。
コメント [y30]: 根拠を示してください。
生殖補助技術は、科学技術の発展により可能になったことの一つである。女性の負担が大
きくなるといった問題点があるとはいえ、この技術を使うかどうかは女性が決定する権利
があるので、どちらかといえば人を救える良い技術といえる。一方、出生前診自体は便利
コメント [MW31]: パートナーは?
なものである。ただ、女性が受けるかどうか決定する権利があることは生殖補助技術と同
じだが、胎児に異常があるかどうかを気にしないのなら、そもそも診断を受ける必要がな
い。胎児に異常があるかどうかを気にし、異常があれば、中絶するということで診断を受
けるのならば、いっそのことこの診断をなくしてしまうべきである。
コメント [MW32]: 理由は?
今回の授業を受けて考えたことは、
「障害のある子供」ではなく「障がいのある子供」であ
コメント [y33]: 授業の趣旨と関係ありま
るべきだということだ。
「害」という字は悪い影響や、結果をもたらすこと明鏡国語辞典第
せん。なお、
「障害者」は、
「障害を持って
二版より引用)という意味があり、
「障害者」とすると邪魔をして悪い影響がある者という意
いる人」という意味であって、
「障害を与え
味になってしまう。しかし障がい者とよばれている人は邪魔をして悪い影響を与える人で
る人」という意味ではありません。
はなく、身体、精神に不自由な部分を抱えているために普通といわれる生活が困難になっ
ているのである。このことから、「障害」でなく、
「障がい」を用いるべきだ。
私は、遺伝子組み換えの研究に賛成する。理由は、遺伝子組み換えの研究を通して、医薬
の分野でも役に立つことがあるからである。
「最初の遺伝子組換え医薬はヒトのインスリン
で、アメリカで 1982 年に承認された。もう一つの初期の応用例にはヒト成長ホルモンがあ
るが、これは以前には遺体から抽出されていたものである。1986 年には最初のヒト用組換
えワクチンである B 型肝炎ワクチンが承認された。」(ウィキペディア「遺伝子工学ー
Wikipedia」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%BA%E4%BC%9D%E5%AD%90%E5%B7%A5%E
5%AD%A6、2015/6/20 アクセス)しかし現在、多くの国でこの研究は人権などの問題で社
コメント [y34]: インスリンや成長ホルモ
会的規制がかかっているが、今までに発見されていない病気の治療法やその薬を新しく発
ンの研究を規制している国があるのです
見できる可能性がある。世界での感染病を止めることは現状では厳しいので、何かを変え
か?
ていく必要がある。
私の授業に対しての意見は、今回のように最後に余った時間があった時に先に小テストを
コメント [y35]: インスリンや成長ホルモ
ンで感染症を治すことはできません。
してほしいと思いました。後にすることで小テストに対する時間を多くとれずに考える時
間がありませんでした。
コメント [MW36]: 10 問を 5 分間で行いま
した。授業を良く理解していれば、十分に
時間はあったはずです。
私は、体外受精における恩恵について考えてみた。世界では子どもを産みたくても、妊娠
するまでに至らない人はたくさんいる。そのような人たちが子どもを求めて体外受精を行
う機会が年々増えている。
「自然での人間の周期あたり妊娠率は平均 15%前後だが、体外受
精 の 場 合 25% 程 と な る 」( ウ ィ キ ペ デ ィ ア 「 対 外 受 精 -wikipedia 」、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%93%E5%A4%96%E5%8F%97%E7%B2%BE
、
2015/7/5 アクセス)
。このように体外受精をすることにより、妊娠率が10%も増加するの
で、子どもを産みたくても妊娠できない人には良い挑戦になるだろう。
授業については、少し専門的な内容のところもあったので、理解できなかったことがいく
コメント [MW37]: 具体的に言わないと、ど
つかあった。もう少し分かりやすく、学生が興味を持てる授業をしてほしい。
の内容かわかりません。また専門的な内容
にしても、授業をキチンとフォローしてい
れば理解できます。
遺伝子操作は私たちが普段口にするものに行われていることは多い。例えば、トウモロコ
シや大豆、コシヒカリなどの米、ジャガイモ、トマトなどがある。また、遺伝子組み換え
コメント [MW38]: 日本では、ジャガイモ、
をしたトウモロコシを家畜の飼料にしていることもあり、間接的にも接種していることは
ダイズ、テンサイ、トウモロコシ、ナタネ、
多い。さらに、遺伝子組み換えした作物を加工することによって私たちが気づかないうち
ワタ、アルファルファ、パパイアの 8 種類
に接種していることも多い。例えば、卵博物館の HP によれば、大豆はマーガリンやマヨ
のみです。米やトマトは遺伝子組換えされ
ネーズに利用されている大豆油や、しょうゆ、みそ、豆腐、きなこ、納豆などに加工され
ていません。
て い る ( 卵 博 物 館 「 遺 伝 子 組 み 換 え 食 品 に つ い て 」,
コメント [MW39]: 誰の HP ですか?
http://homepage3.nifty.com/takakis2/idenshi.htm,2015/07/05 アクセス)。
遺伝子組み換えを行う理由は、害に強くすることや、生産を増やすためである。また、品
コメント [MW40]: 世界での遺伝子組換え
種改良を行うことでおいしく育てることもできる。しかし、品種改良には心配されている
作物の種類を調べてみてください。
点もある。例えば、人体に影響がないか、という点である。品種改良は、遺伝子を人為的
に操作するため、今までは人体に影響がなかった作物であっても、一部を操作したことに
よって、人体に影響が出る可能性もあるのである。
食品安全委員会の HP によれば、日本では、遺伝子組み換え食品の安全性評価基準を設け、
コメント [MW41]: すべての「品種改良」は
遺伝子の変化を伴います。これは交配・選
抜といった古くからの育種法でも同じです。
調 査 し て い る ( 食 品 安 全 委 員 会 「 遺 伝 子 組 換 え 食 品 等 専 門 調 査 会 」,
http://www.fsc.go.jp/senmon/idensi/index.html,2015/07/05 アクセス)。また、商品に記載
されているものを目にすることも多くなった。記載してあると消費者は安心して消費でき
る。しかし、遺伝子組み換え作物は、私たちが日々おいしく食事をしていく上で避けてい
くことは難しく、普段から口にしていることは念頭に置いておく必要がある。近年では、
生産地の偽装や食品に毒や異物が混入していたといったニュースが取り上げられることが
多くなっている。私たちは、普段口にしているものがどこでどのように生産、製造されて
いるのか、関心を持っていく必要がある。遺伝子組み換え食品は怖いから食べない、ある
いは食べたくないというのではなく、遺伝子組み換えがしてあることを認識し、どのよう
な形で身の回りにあるのかを認知していくことが、私たちが安全に食事を行っていくこと
につながる。
コメント [MW42]: 具体的にどのようにつ
ながるのですか?
今回の授業をうけて、出生前診断を受けるなら、どういった心づもりで受けるべきか考え
た。出生前診断には保険は適用されず、約 20 万円を自己負担しなければならない。よって、
コメント [MW43]: 母体血清マーカー診断
受けるなら、陽性が出たとき、またはその後に羊水検査か絨毛検査を受け、陽性が出たと
なら 2 万円です。
きは、人工中絶をすることを覚悟する、または決めておく必要がある。陽性が出てもその
まま産み育てる気があるなら、わざわざ出生前診断を受ける必要はない。
出生前診断の主な目的は、障害のある子供の出生を防ぐことであり、それは抑制的優生学
につながると、授業では聞いた。前々回の授業では、過去に抑制的優生政策の下に、ナチ
スの人種主義政策につながったとあった。しかし、今、出生前診断を取り入れたからとい
って、そこまで問題が進み、深刻化することはあるのだろうか。
コメント [MW44]: 国家が行うか、個人で行
うかの違いです。山口先生の授業で勉強し
ましょう。
コメント [y45]: 今年の四月に起こった「人
人間の研究や技術が発達しゲノム編集が植物、両生類、そして哺乳類にまで及んでいる。
間の受精卵をゲノム編集した」という「事
近い将来人間のゲノム編集も可能になるだろう。
件」について、授業で触れていましたが。
コメント [MW46]: 授業で触れました。
今回の講義は、まさに「科学と人間」の題名通り、科学の進歩と人間のあり方についてと
ても考えさせられる講義であったと思う。
コメント [y47]: 以下、下線部を引いた部分
最近話題になっている出生前診断についてや遺伝子治療について、今の自分には程遠いこ
を消して理由を書きましょう。
とだと思って正直そこまで真剣に考えたことはなかった。しかし今回の講義をきいて、将
来自分が親になるときのことを考えると、きちんとしたことを知っておくべきだと痛感し
た。
出生前診断で生まれてくる子供に障害の有無や病気の有無がわかるようになり、産むか産
まないかは自己責任だと言われるようになった。ここで私が感じたのは、この診断が一般
コメント [y48]: どこで誰が言っているの
的になるにつれて障害のある子供の両親、家族が生きていきにくくなる可能性はないのか、
ですか?
ということだ。
なぜなら、診断結果によって出産を諦める人が増えると、特定の病気を持った子供の数は
必然的に少なくなる。そうすると、子供に障害があることを知ったうえで出産した人に対
コメント [MW49]: 知らずに生む人も多い
する社会的なケアや子供本人に対する手当の制度などがなくなっていったり、障害に対す
でしょう。
る偏見が強まったりするのではないかと思ったからだ。障害を持った人の数が減ることで、
その障害への理解や配慮の意識は薄れてしまう。しかしそのような状況が広がっていくと、
子供を産むことを諦めてしまう人も、産んだとしても肩身の狭い思いをしながら生活して
いかなければならない人もいるはずだ。
遺伝子操作や出生前診断が一般的になるのが全面的に悪いことだとは思はないが、それら
の影響で生きることが難しくなる人が出てくるようなことにはなってはならない。また、
授業でもあったように、診断を受ける両親はきちんと考えたうえで受診するべきであると
考える。
厚生労働省の結婚平均年齢の推移をみると、晩婚化が進んでいるのは言うまでもない。私
は結婚を早くしなくてはならない。今回の講義において、女性の卵は臭くなる一方なので
早く結婚をしたほうがいいというのは明らかであった。そして、それは男性をそうなので
あろうが、女性ほどではないというのが今回の講義から得たものでる。もしかしたしたら、
大学で恋愛をして結婚をするなら、女性は年下、男性は年上という結婚は理想的なものな
のではないか。
講義より、生物学、自然科学的には女性は若いうちに結婚したほうがいいのである。社会
科学的な視点からみると、出産を伴う結婚には経済力が必要なので、職について十分に稼
ぐことのできる男性が必要であり、年上の男性のほうがいいだろう。しかし、高卒就職の
方が経済力があるといえるかもしれないが条件で除外である。人文科学的にみると、化学
コメント [y50]: なんで?(絶句)
応用の先輩に聞いた話であるが、大学で恋愛をする場合同い年は無理なようである。どう
コメント [MW51]: どこまで一般化できま
やら、年下が学校のことを知っているので、大学ついて教えてあげられるということであ
すか?
る。ただし、これについてはごく少数存在する浪人生は除く。女性の卵が腐る前に結婚し
なくてはならない。
コメント [MW52]: 私も絶句です。この授業
コメントは思い込みで書かれています。自
分の意見を主張するのなら、キチンと根拠
を書きましょう。
今回の授業では、遺伝子操作と生殖補助技術について学んだ。現在の日本では晩婚化が進
んでいるため、不妊治療を受けるカップルが6組に1組もいるということを知った。しか
し、不妊治療は一般的に健康保険の適応外であることから、費用が高くなってしまう。不
妊治療を受けずに、妊娠しやすい身体になることは不可能なのだろうか。
コメント [y53]: 俗説が蔓延していますか
まずひとつは、禁煙することである。喫煙者は妊娠までに時間がかかり、やっと妊娠して
ら気をつけましょう。
も流産してしまう確立率も高い。男性が喫煙する場合にも、精子に悪影響を及ぼすことが
ある。また、太りすぎずやせすぎず、標準体重でいることや、過剰なアルコール摂取を控
えること、精神的ストレスをためすぎないようにすることも、妊娠しやすくなるために重
要なことである(医療法人社団 みずうち産科婦人科/不妊症 妊娠しやすい体になるには/
2015年7月5日アクセス)
。
不妊治療は金銭的にも、身体的にも負担が大きくなってしまう。そのため、できる限り不
妊治療を受けずにいられるように、普段からの生活習慣に気をつけるようにするべきであ
る。
大変興味深く授業を受けさせていただきました。調べていて、インターネットでは不十分
な情報があると感じたので、この講義の話題に関してはこれからも継続していくつか関連
の文献にあたってみたいと思います。
初産の平均年齢が高齢化している。厚生労働省のウェブページ(注1)によると、1975 年
には 25.7 歳であった第一子出産時の母の平均年齢が 1985 年には 26.7 歳、1995 年には 27.5
歳、2005 年には 29.1 歳、2010 年には 29.9 歳で 2011 年には 30 歳を超え 30.1 歳となって
いる。授業の中で、「初産の年齢が遅いということは、それだけ休眠期間が長いのだから、
様々な影響もある」とし、ダウン症などの先天的な障害を持って生まれる子供の確率が高
くなるとおっしゃっていた。そこで、初産の高齢化に伴う母体への負担主には乳がんの発
生率をもとにして考えたい。
女性の初産の年齢と発生との関係は、医学的に認められている事実である(注2)。一般に
20 代前半で初産の女性に比べ、30 代以降の女性では 1.5‐2.5 倍ほどのリスクを抱え、主
産経験のない人が 2.2 倍のりすくリスクであるとされていることから、30 代以降の出産で
は出産経験のない人よりも乳がんの発症リスクが高くなっているとされている。
また、上述した 1975 年において乳がんの患者数は 12798 人、2010 年では 48133 人となっ
ている。このほかの要因としては、食の欧米化などが挙げられている。
一方、高齢出産のメリットとしては、ハピママ(注3)によると
コメント [MW54]: 何のサイトですか?
Ⅰ.子宮体がんの発生率の低下
Ⅱ.経済的余裕によって精神的に余裕が生まれる
Ⅲ.乳幼児の肥満リスクとケガリスクの低下
Ⅳ.IQ が高い
とされている。
しかし、この 4 つの中には科学的に原因が解明されているものはない。Ⅰについてはこの
ような傾向がみられるとし、いまだに科学的な解明はなされていない。
Ⅱ.Ⅲ.Ⅳ.については高齢の母体に人生経験が豊富であるために、読み聞かせを行うな
どが要因ではないかと考えられている。そうであるなら、若い母親に毎日読み聞かせを行
わせた場合と老いた母親が毎日行った場合において、どちらのほうが IQ に差が出るのかに
ついてのデータはない。それに、肥満リスクは栄養を補給しにくいと考えることもできる。
ゆえに、現在において科学的に証明された、原因が解明されたメリットはないといえる。
先に挙げた可能性があるとされている四項目についての研究成果いかんではこれからの高
齢出産のとらえ方が変わってくる可能性もある。しかし、現状では高齢出産はメリットが
なく、デメリットしかない。もっとも、病気の発生リスクだけを考慮して出産をする人は
ほとんどいないと考えるが、これらの事実を周知することが、これからの出産に対する人々
の意識改革によって、早期出産をする人が増え、高齢出産をする人が減れば、癌やダウン
コメント [MW55]: 意識改革だけでは無理
症の子供を妊娠する可能性は減り、新型出生前診断などの非保険適用診断についても条件
でしょう。日本の経済状況なども大きく関
次第では保険を適用できるようになるのではないかと考える。
わってきます。
(注1)
厚生労働省 平成 23 年人口動態統計月報年計(概数)の概況:結果の概要
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai11/kekka02.html
(注2)
日本乳癌学会
乳がんの原因と予防
http://jbcsfpguideline.jp/category1/q004/
(注3)
ハピママ http://ure.pia.co.jp/articles/-/35399?page=2
今回の授業を受けて考えたことは、人工妊娠中絶は殺人になるのではないかということだ。
コメント [y56]: 法律上、なりません。
人工授精や体外受精、顕微授精をすると、自然では 1%しかない多胎児の可能性が 20%ま
で上がるらしい。今では塩化カルシウムを使って減数手術を行うことがあるらしい。現在
コメント [MW57]: 2008 年以前のデータで
の日本の法律では妊娠 22 週までは中絶してもいいらしいが、たとえ人間の形をしていなく
す。
ても、新たに生まれた命を奪っているのだから殺人と言える。
また、多胎児の中から生き残る可能性の高い個体を選ぶという行為は優生学につながる。
もし私が生まれる以前に出生前診断があり、生まれてくる子供の障害や持病が分かってい
たとしたら、アトピー性皮膚炎を持つ私を親は生まなかったかもしれない。確かに優生学
コメント [MW58]: アトピー性皮膚炎は出
を取り入れれば、私のアトピー性皮膚炎の治療にかかった医療費の分、生まないという選
生前診断の対象ではありません。
択肢の方が賢かったのかもしれない。しかし、私はアトピー性皮膚炎を患っていること以
外は周りの健康な人と全く違いはない一つの命だ。だから、障害や持病を理由に人工妊娠
中絶をすることは殺人になるので反対だ。
今回の授業で、
「受精」と「授精」があることを初めて知った。授業中は、この2つの違い
が分からないままノートを取っていた。しかし、辞書によると前者は「雄の生殖細胞と雌
の生殖細胞が一つに結合すること」で、後者は「精子と卵子とを結合させること」であっ
た(『明鏡国語辞典 第二版』,大修館書店,2011)。このことから、
「受精」よりも「授精」の
方が人工的な意味合いが強いと分かった。日本は「国民皆保険」ということもあり、医療
費の負担を援助する仕組みが充実しているイメージを持っていたが、不妊治療までは手が
十分に行き届いていない事も学んだ。また、遺伝子操作によって容姿や能力に長けた人を
作ることが法律で禁止されていても実際にできてしまうという話を聞いた。技術の進歩に
よって、人間の生活がより便利になったり、胚の選別によって病気の治療もできたりする。
コメント [MW59]: できません。病気を持っ
技術は本来、人の生活を豊かにする為に創られたものであり、また技術の進歩を完全に妨
ていない胚を選ぶことができるのです。
げることは現実的ではないし、不可能である。実際に、法律で禁止されていてもクローン
人間を創り出せてしまうし、先の話でもあったように、人工的に「万能」な人間も創るこ
とができてしまう。しかし、その分私たちは、「法律で禁止されているからやってはいけな
い」ではなく、
「このような危険があるからやってはいけない」というように、科学技術の
進歩に伴うリスクを自分たちそれぞれで十分に理解しておく必要がある。
今回の授業は、教授自身の体験も交えられていて考えさせられた。実際私が妊娠した時ど
コメント [MW60]: 実際、辛かったです。
うするのかと考えてみると、なぜか自分が嫌な人間にも思えてきた。わたしは、出生前診
断の是非について考えたい。
コメント [MW61]: ここで述べられている
出生前診断とは妊婦の血液を検査して、胎児の染色体異常を見つけることである。もし、
のは、新型出生前診断です。
私が妊婦の立場であるならば出生前診断を受けるだろう。なぜなら、まだ保険がきかず、
高額の検査であるが、もし障がいのある人が生まれ、育てるとする。それは、一般的に子
育てにかかる費用よりもはるかに高い。
一方で、検査を受けない方がいいとする人もいる。なぜなら、それは人権に関わる問題で
あり、ダウン症とわかったら、産まずに殺してしまうのは障がい者の廃絶につながるから
だ。それは正しいのか今一度考えるべきだろう。
障がい者の子供が生まれるとわかったなら、早期に対策や準備ができる。また、不安をと
りのぞくことができるなど、メリットもある。しかし、検査によっては流産するリスクが
あるというデメリットもあるのだ。
今回の授業は命について、考えさせられるいい機会であった。
コメント [MW62]: 授業をきっかけにして、
自分で興味を持ったことを調べてください。
生殖補助技術には人工授精、体外受精、顕微授精、胚移植、凍結胚など、さまざまな種類
がある。人工授精は注射器を用いて子宮内に精子を注入して妊娠させる方法である。この
方法では授精のタイミングを排卵日にできるだけ一致させることが重要である。排卵日は
基礎体温や排卵検査薬等を参考にしたり、医師のアドバイスを受けたりして推定する。体
外受精・胚移植は、日本生殖医学会のウェブサイトによると、「採卵により未受精卵を体外
に取り出し、精子と共存させる(媒精)ことにより得られた受精卵を、数日培養後、子宮
に移植する(胚移植)治療法」である(日本生殖医学会サイトによる)。
こういった生殖補助医療を受けるための施設は、この技術が始まった1980年代には、
大学病院や先端的な医療ができる施設のみだった。近年は、技術が安定し、器具や薬品が
一般化し、全国のどこの病院で治療しても大きな違いがないまで発展してきた。
しかし、技術が発達して安定してきたからといっても問題点がある。不妊治療というのは
自治体によっては助成をしているところもあるが一般に健康保険の適応外である。そのた
めに、治療一回につき人工授精で数万円、体外受精や顕微授精では数十万円かかる。また、
加齢に伴い、出産数が減ってきている。特に 30 代後半から40代にかけて出産数の減少が
コメント [MW63]: 生殖補助技術での出産
顕著に表れている。さらに、女性の精神的・身体的負担が増し、かなりしんどくなる。な
数ですか?
により問題なのが、これらの治療によって必ずしも子供を得ることができるわけではない
ということだ。だから、これらの治療を受けるか否かはしっかりと話し合い、安易に決め
ないことが肝心である。
ウェブページ一覧
1)一般社団法人 日本生殖医学会「一般のみなさまへ」
http://www.jsrm.or.jp/public/index.html,2015/7/5 アクセス
前々回の講義の中でヒトの品種改良が抑制的優生政策となった場合、ナチスのような人種
主義へと繋がると言っていた。今回の授業と前々回の授業で出てきたナチスとは最初関連
性が見つけられなかったが、私自身ヒトの品種改良という言葉をあまり聞いたことがなか
ったのが原因かもしれない。ナチスの人種政策ではユダヤ人や障害を持つ人、反社会社会
分子をが迫害された。多くの人を殺したことが映像で残されていたり、その当時の施設が
残っていたりして、その残虐さがいつになっても目に見える。その点でいえば、人工妊娠
中絶はその過程が目に見えない。しかしその過程は残酷である。子宮内で胎児をバラバラ
にしてから胎盤から掻き出すのである。しかし、私たちが実際にそれを見ることはない。
それゆえ人工妊娠中絶が人を殺すという認識が薄い。よって優生政策において、才能のあ
コメント [MW64]: 日本では国家の関わる
る個体や、障害のない親にとって便利な個体をつくることは経済的にも利点がある反面、
優生政策は行われていません。
その過程で個体を選び出すのではなく、いらないものを殺していくという認識が必要であ
る。
今日の授業をうけて考えたこと、それは、今まで私が考えてきたことでもあります。今世
界的に謳われている倫理観という問題は人間にしか対応していないということです。
コメント [y65]: そんなことはありません。
今まで人間以外の動物には実験をしているのに、人間にしたら犯罪になります。人間以外
生命倫理学や環境倫理学を学んでください。
の動物には品種改良などで静かな犬など作ろうとしているのに、人間が出来のいい人間を
ちなみに現在の日本には「動物の愛護と管
作ろうとすると倫理的な問題が発生すると言われます。人間と人間以外にはなんの違いが
理に関する法律」で動物実験は規制されて
あるのでしょうか。些細な違いはあるとはいえ、命は命です。犯罪者の命も総理大臣の命
いますが、人体実験を規制する法律はあり
も同じ重さとよく言われるように、人間の命も猫の命もネズミの命も同じです。
ませんよ。
よってわたしはこの授業を受けても、意見は変わらず、何も思いませんでした。あっそ、
です。人間以外の動物にこのようなことを続ける限り、私たちは倫理など述べる権利はあ
コメント [y66]: 大腸菌の命はどうです
か?
りません。
コメント [MW67]: 私たちが生きるために
他の動物を食べることはどう思いますか?
生殖補助技術が女性への体力的精神的負担が大きいとあるが、それを行ううえでそれなり
の覚悟があるので一概に悪いものだとは言えない。
コメント [y68]: なんで女性のみに負担や
また出生前診断は抑制的優生学のようにダウン症であろうから中絶しようのように扱うの
覚悟が強いられるのかということが問題で
ではなく「出生前診断の目的は生まれる前の子の状態を観察検査し生まれる前の子に治療
す。
や投薬を行う」(http://www.flsc.jp/contents/check/ 胎児科学生命センター)とあるように、
その生まれてくる子の状態をみて、どのように育てていくか金銭的にどれだけ準備すれば
いいかなどに役立てるべきである。
子どもが健康で不自由なく生まれてくるのが一番理想ではあるが、受精後生まれてくる確
コメント [y69]: 理由は?
率が 30%と低い確率の中で生まれてくるのでそれを中絶で一瞬で命を奪うのはよくない。
そしてもしダウン症などの障がいをもって生まれてきても育てやすい社会や環境が必要で
ある。
コメント [MW70]: 具体的にはどうすれば
良いでしょう。?
私は、7/3 の授業で救世主兄弟の話を聞き、初めて救世主兄弟の存在を知り、1 人の命を助
けるために、新しい子供を産むという移植方法は、とても斬新な方法だと思い興味を持っ
たので、救世主兄弟についての私の意見をこれから述べたい。
コメント [y71]: まずはきちんと調べてか
救世主兄弟による移植方法を日本は、積極的に推奨していくべきだ。なぜならば、救世主
らのしましょう。
兄弟による移植方法は、その移植が成功すれば結果的に子供を増やしたことになり、日本
の少子化対策につながるからだ。
コメント [MW72]: 同上。これは思いつきで
す。
もちろん、ひとり子供が増えれば、親の教育費用の負担が重くなるというデメリットもあ
る。しかし、日本の政府は、現在少子化対策の為に親の教育費の負担を軽減する政策を積
コメント [MW73]: 無理でしょう。移植が必
極的に押し進めているので、いくらか負担は軽減される。それに、この移植法によって自
要な子供の数がどのくらいか調べました
分の子供の命が助かるのだから、子供が 1 人増えるくらいその親たちにとっては、痛くも
か?
痒くもないことであろう。
コメント [y74]: 初めて聞きました。出典を
それゆえ、日本の少子化対策につながるので、日本の政府や病院は救世主兄弟の移植方法
教えてください。
をもっと推奨すべきである。
今回の授業で検査で陽性だった時の中絶割合を知り驚いた。しかしもともと中絶しないと
決めている人は出生前診断を受けないため、受けている人は興味本位、もしくは陽性だっ
コメント [MW75]: 興味本位で 20 万円払え
た場合中絶すると決めている人である。だから中絶割合も当然だと言える。
ますか?
この検査で命が選別されているのは確実であるため、クローン技術などと同じように制限
をかけるべきだ。
コメント [MW76]: ヒトのクローン作製の
ように、出生前検査を法律で禁止せよ、と
いうことですか?
今回の授業を受け、まず、子供を持つことに関して今までより強く関心を持った。
現在の日本で不妊のカップルが多いことは知っていたし、また無事に着床し出産まででき
る赤ちゃんの割合が少ないことは知っていた。私も女性として、いつかは子供を持ちたい
という気持ちがある。しかし、こういったニュースや情報を知るたび、もし自分が原因で
不妊治療をする必要があったら、もしパートナーに問題があり不妊治療をすることになっ
たら、と考えてしまう。そう遠くない未来の話ではあるが、子供を持つことについて改め
て自分がどう考えているのかを見つめ直すいい機会だった。
3月に、私の親戚に子供が生まれた。第二子だったが、高齢出産(40歳)で、母体は妊
娠中毒症だったので、予定日より早く帝王切開での出産であった。また私の従兄弟はどち
らも高齢出産(38、40歳)で誕生しているので、高齢出産に伴う危険性を学ぶ機会が
あった。また、2011年4月から放送されていた、超高齢出産を扱ったドラマ「生まれ
る。」
(注1)も見ていた。
(「生まれる。
」では、白血病が再発した兄が生まれてきた弟の臍
帯血移植を受け、助かったという、結果的に救世主兄弟になったシーンもあった。)
今回の授業で一番重かったのは出生前診断である。不妊・高齢出産が増える今の日本で、
「ど
んな技術を使ってでも、どうしても子供を持ちたい」と思う夫婦は多いだろう。もし、私
が不妊であったならば、もちろん金銭面や精神面も考慮しなければならないが、治療をし
て子供ができる道を選ぶ。ただ、私は出生前診断は高齢出産になったとしてもすること選
ぶかどうかわからない。なぜなら、出生前診断をしたことで障がいがわかった場合、中絶
できるかどうか。それが一番の理由である。障がいがあるとわかった場合、やはり障がい
児を育てるには金銭面や精神面だけでなく、多くの負担がかかる。しかし、自分を選んで
やってきてくれた命を、殺すことができるのか。中絶したことによって、女性は心に大き
な傷を抱えることになる。どちらを選ぶのか、それは実際にそういった状況にならないと
決めることができないが、現時点で私は、もし障がいがあることがわかったら、中絶の道
を選ぶ。
一つの「命」が誕生することについて自分なりの意見を持ちつつ受けることができた授業
コメント [MW77]: これからも授業をきっ
だった。
かけとして、自分でいろいろ調べて考えて
ください。
授業の中で、救世主兄弟という存在を聞き、世の中の残酷さを知った。確かに、自分の子
供を助けたいと考えるのは当たり前のことである。救世主兄弟によって子供を助けられる
ことは素晴らしいことである。だからと言って、新たに生を授かった子の命を、あっさり
コメント [H78]: 臓器移植の場合の話です
と使ってもよいわけがない。
ね。母子ともに負担がないとされる、さい
これは、人殺しをしているのと同じようなものである。だから私は、救世主兄弟を反対す
帯血の場合はどうでしょう?
る。もし私の子が同じ立場になったとしたら、ドナーを最後の最後まであきらめずに探し
続けるであろう。
コメント [MW79]: 救世主兄弟として生ま
れてきた子供は死にませんが。
コメント [MW80]: 勘違いをしていません
か?
女性の晩婚化が進み、卵子の老化によって胎児が障がいをもつリスクが高まっている。親
として高齢でありなおかつ子供が障がいを抱えていれば、妊婦にとっては今後育てていけ
るのかという葛藤が生まれるはずだ。晩婚化、晩産化といった社会背景とそれによる不安
から、今後新型出生前診断を受ける女性は増加すると考えられる。私は新型出生前診断を
受けて陽性反応が検出され、羊水検査で異常が確定した女性のほとんどが中絶をしている
事実をこの度の講義で初めて知り、衝撃を受けた。検査によって女性が女性として生きる
ための選択をすることが可能となった。それは母親になるという選択であったり、時に母
となることを断念するという選択であったりする。女性が選択をする権利つまり選択肢が
増えたという点で新型出生前診断は有益だ。しかし私は 2 つの側面から考えるべき問題点
があると思う。まず、検査が可能になったことにより悩みを抱える妊婦が増えるという点
だ。いくら中絶を決断するとはいえ、胎児に対し愛情が湧くのは女性として当然の事であ
る。命を絶やす選択をするという行為をすべきか否かの女性の葛藤と精神的苦痛を、社会
がサポートし緩和に向けていく必要性がある。医者が医学的な説明にとどまらず、そうし
た妊婦の精神的サポートにどう取り組むかということも今後の新型出生前診断を取り巻く
課題となると考える。次に、おなかの中に宿る一つの命が、同じ人間によって生死の選択
がなされて良いのかという倫理的側面での問題がある。この点については個々のパートナ
ー同士の裁量に任せられることになる。だが一つ言えることは、人間は新たに高度な科学
技術を手にしたが、その一方で人間が本来兼ね備えている倫理観などは失われておらず、
つまりそうした人間の感情が科学技術の進歩のついていけていないということである。科
コメント [MW81]: 同感です。
学技術がひとり歩きしないために、社会は科学技術に対して倫理観をもって慎重に科学技
術と付き合っていかなければならないと私は考える。今回の講義の内容は、一女性として、
様々な側面から考えさせられた。10 年後には私自身がこうした問題に直面しているかもし
れないのであるから、目をそむけてはいられないと感じた。
今回の授業は遺伝子操作と生殖補助技術について学んだ。まず、身近にある遺伝子操作と
コメント [MW82]: 読みづらいです。もう少
して例が挙げられた。私は遺伝子組み換え食品ということを知っていたので真っ先に大豆
し明快で分かりやすい文章にしましょう。
だろうと考えた。そしてそれは体に害を及ぼす危険があるということも知っていた。しか
し、実際は違った。とても人の役に立っている。インスリン、成長ホルモン、抗がん作用
のあるインターフェロンなどの人の命に関わる物質、キモシン、アミラーゼ、リパーゼな
どの添加物。このような人間が生きていくうえで欠かせないものが遺伝子操作によってつ
くられていた。また、遺伝子組み換えの大豆を自分は食べたことがないと思っていた。そ
れも違った。日本の大豆の輸入はカナダが多く、その95%は遺伝子組み換えであるとい
う。これだけ日本人は大豆を使った食品を食べてきたのに体に異常が見られないというこ
とは遺伝子組み換え食品と自然なものの区別はなくてもいいのではないか。
次に人間、特に生殖補助、出生前診断について学んだ。まず、生殖補助技術にたくさん方
法があることに驚いた。しかし、リスクもかなり多く女性の負担になることを知った。ま
た対外受精で子どもが生まれてくる子どもの数は30人1とかなり少ないと思った。出生
前診断は生まれてくる前にその子が障害を持って生まれてこないか知ることができる。も
し、陽性が出たら親は心がまえができて良いシステムだ。しかし、出生前診断を行い陽性
コメント [MW83]: ?
コメント [MW84]: なぜ?
が出たら妊娠中絶をすることに差別が起きているのではないか。生まれる前の子どもを出
来が悪いから生むのをやめるという権利を親が持っているのか。それだと現在、障害を持
つ子どもを育てている保護者も差別することにもつながるのではないか。確かに経済的に
育てることが無理という理由があるかもしれない。けれど、命はお金に変えられないわけ
で、命がいかに重いものであるか考える必要がある。このことについて日本産婦人科学会
はこのように述べている。
「これら出生前に行われる遺伝学的検査および診断には,胎児の生命にかかわる社会的お
よび倫理的に留意すべき多くの課題が含まれており,遺伝子の変化に基づく疾患・病態や
遺伝型を人の多様性として理解し,その多様性と独自性を尊重する姿勢で臨むことが重要
で す 」 日 本 産 婦 人 科 学 会 ( 倫 理 に 関 す る 会 見 )
http://www.jsog.or.jp/ethic/H25_6_shusseimae-idengakutekikensa.html。
以上のことから私は倫理側から考え、出生前診断は良くないと判断した。しかし、将来
コメント [y85]: 倫理学の文献が一切参照
奥さんができたときは奥さんの健康があっての妊娠なので、しっかり話し合っていきたい
されていませんが。
生まれてくる赤ちゃんのために、事前に検査するのはよいことだが、異常があったときに
97%の母親が人工中絶するのは、赤ちゃんの人権が守られていない。事前に検査するのは、
コメント [MW86]: もっと具体的に書いて
異常があったときに、生まれてからすぐに治療ができるようにするためにすべきだ。健康
下さい。
じゃないからと、身勝手に中絶するのはおかしい。
生殖補助技術には、人工授精や体外受精、顕微授精、胚移植という数多くの方法があるこ
コメント [MW87]: このコメントには、自分
とを、今日の授業で学んだ。現在晩婚化により6組に1組の人が不妊に苦しんでいる。そ
の意見がしっかり書けています。
のような人たちの救いの手になり得る生殖補助技術が日々進歩している一方で、妊娠した
子供の未来が関係するかもしれない新型出生前診断も進化しつつある。「日本では、201
2年8月下旬から、臨床応用が開始されることとなった」。
(「新型出生前診断」
(NIPT)が
問いかけるもの.玉井真理子、渡部麻衣子.p.75生活書院.2014 引用)この検査方法は、妊婦
の血液中に含まれている胎児の DNA 断片の異常を調べることで、染色体の異常を発見する
ものである。特徴は「、検査時期が母体血清マーカー検査と比較して時期が4週間ほど早
まる、母体へのリスクが低い、特定の染色体の異常に限定されており、「陰性」か「陽性」
のどちらかに決める」(
「新型出生前診断」(NIPT)が問いかけるもの.玉井真理子、渡部麻
衣子.p.121生活書院.2014 引用)ことである。そのため、妊婦への負担が少なく、普及が
期待されるかもしれない。この検査は、非確定診断ではあるが、国がこの先、補助金を出
したり検査に協力的な体制を取りだしたりした場合、人気が出る可能性は十分ある。この
検査を受けることは各人の考えに委ねられるが、授業中もあったように染色体の異常が確
定した人の97.3%が中絶を決断している。この検査を受けることは、生まれてくる子
供の命の選別につながっているといえる。将来自分が、この検査を受ける基準を満たして
いた場合、私は受けないと決めている。なぜなら、自分は、たとえ生まれてくる子供がど
のような障害を持っていようとも、産み、育てていくつもりである。お腹の中に宿った子
供は、自分と自分のパートナーの血を受け継ぐかけがえのない小さな命である。仮に、診
断時期が早く、法律的に人として認められない胎児であっても、お腹の中に存在する命は
確実にそこに生き、存在している。自分たちが育てることができないから、大変だからと
いう身勝手な理由で誕生してくる命を奪うことは許されないことである。親であるという
理由だけで、その子供の一生は奪うことは出来ない。そのことを容認してしまえば、かつ
てのナチス・ドイツの抑制的郵政政策を繰り返すことにつながっている。
救世主兄弟について、私は A さん B さん夫婦が C ちゃんを生かすために D ちゃんを生んだ
というその行為自体に対しては賛成だ。ただし、骨髄移植によって C ちゃんが健康を取り
戻したあとも、D ちゃんを C ちゃんと同じように愛する覚悟が夫婦にある場合に限る。D
ちゃんがその事実を知ったとき、自分の存在によって大切な家族を救うことができたとい
う喜びのみを感じるのであれば問題はない。しかし、極端に言えば、自分は C ちゃんを助
けることができるということ以外に価値を持たずに生まれてきたのだと思ってしまう可能
性は大いにある。よって夫婦が D ちゃん本人に、C ちゃんを助けるために生んだとあえて
言う必要はないが、もし言うと決めた、もしくは言わなければならなくなった際には、D
ちゃんのことを単なる「C ちゃんを助けるための手段」などとは考えていないということを
伝え、2 人を同じ自分たちの子として同じだけの愛情をもって接する態度を維持することが
重要である。もしその意志を貫く自信がないのであれば、夫婦はドナーを探し続けるか、C
ちゃんを助けることを諦めるべきだ。
救世主兄弟に関することが授業にあった。この救世主兄弟は自分の子供を助けるために子
供を作ることである。これにたいし、「子供を道具のように扱っている」1)という批判が
コメント [MW88]: 当然でしょう。
ある。
確かに、移植させるために生んだ子供をないがしろにするのであれば、それは道具として
扱ったという批判をあびても仕方がない。しかし、その子供をしっかり育てるのであれば、
救世主兄弟を目的とした出産以外のものと、変わらない。
もちろん、生まれた子供の臓器などを何度も移植していくといった問題点もある。その解
決策として一人の子供から移植できる回数に制限を設けるべきだ。また、救世主兄弟を目
コメント [MW89]: 国がそこまで介入して
的とした出産にも制限を設けるべきである。
も構いませんか?
http://globe.asahi.com/feature/article/2014082900006.html 2015 7/6
コメント [y90]: 制作者とサイト名を記載。
授業中に出てきた GFP(緑色蛍光タンパク質)は医学や生物学などの分野において活用さ
れている。今回は GFP について考える。
コメント [y91]: なんで??
緑色蛍光タンパク質は,
「青色の光を吸収して緑色の蛍光を発する」
(東邦大学 理学部,
「緑
色蛍光タンパク質」
,http://www.sci.toho-u.ac.jp/biomol/glossary/chem/green_
fluorescent_protein.html,2015 年 7 月 6 日アクセス)タンパク質である。このタンパク
質は 1962 年にオワンクラゲから発見されて以降,研究が重ねられてきた。
2007 年頃には,自ら光る蛍光タンパク質が研究されている。それ以前は緑色蛍光タンパク
質の蛍光を光らせるために,光源が必要であった。しかし「緑色蛍光タンパク質と海洋性
発光生物ウミシイタケのルシフェラーゼを適当なリンカーペプチドで結合した人工タンパ
ク質を作製し,リンカーペプチド配列の最適化」
(国立研究法人 産業技術総合研究所,
「自
コメント [MW92]: どこまでこの技術を理
ら 光 る 蛍 光 タ ン パ ク 質 に よ る 高 精 度 細 胞 イ メ ー ジ ン グ 技 術 の 開 発 」,
解しているかわかりませんが、この方法で
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2007/pr20070709/pr20070709.html,2015 年
は光源となるルシフェラーゼを光らせるた
7 月 6 日アクセス)を行うことで開発が成功した。
めの基質(ルシフェリン)が別途必要にな
このように緑色蛍光タンパク質は,発見されてから発展しつつ,現在の科学に役立ってい
ります。
る。
さまざまな考えの親がいて、さらにそれぞれの親がおかれている立場や状況は異なる。な
ので、出生前診断に対して何がいいのか、何が悪いのかは決められない。なぜならば、た
だでさえ経済的に苦しく、なおかつ子どもが授かることを望んでいる夫婦にとっては、子
供に障がいがあるのかが数十万円で判別するのであれば、健常者の子どもよりも多額のお
金がかかる障がいの子供を育てるよりかはよいことだろう。しかし反対に受精卵を死滅さ
せることにもなり、倫理的な問題も発生する。それゆえ、政府が出生前診断を受ける前に
コメント [MW93]: 胎児?
コメント [y94]: なんでここでいきなり政
府が出てくるんでしょうか。
綿密なカウンセリングを行うように義務づけるなどの対策が必要である。
コメント [MW95]: 新型出生前診断は必ず
遺伝カウンセリングとペアになっています。
私は、不妊治療は保険が適用できるようにすべきだと思う。なぜなら、不妊治療で悩んで
いる人は多いからだ。というのは、厚生労働省のホームページに、体外受精出生児数が年々
増えていることや体外受精の実施数が多いことからわかる(厚生労働省
不妊をめぐる現状
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r985200000314vv-att/2r985200000314yg.pdf)。日本は
少子化が進んでいることも考慮すれば、子供ができる確率を不妊治療によって上げれば少
しでも少子化対策に貢献できる。フランスでは不妊治療は公費で行うことができる。そし
てフランスは出生率を上げることに成功している。日本もフランスのような政策を取り入
コメント [MW96]: この両者の因果関係
れて、不妊治療を保険ができるようにすべきだ。
は?
今回の授業で生殖補助技術について興味をもった。私は生命倫理の授業もとっているので、
そこで生殖補助技術についての授業はすでに受けていた。しかし、今回の授業で不妊治療
を受けるにあたっての両親の負担について詳しく知り、どうすれば負担を軽減できるのか
考えた。
まず、不妊治療が保険適用外であることで金銭的に両親の大きな負担となる。また、治療
を受けることにより心身共に負担を受ける。身体に直接傷を付けることはもちろん、なか
なか子供ができないという不安や焦りなど。また子供も確実にできるわけではない。
治療をする上で医療技術が向上する他心身の負担を和らげることは難しいだろう。しかし
金銭面であれば負担を軽減できるのではないだろうか。各自治体などで補助金などを出し
ているところもあるが、授業で取り扱われていた『徳島県コウノトリこうのとり応援授業』
のように制限が厳しいものが多い。年齢が上がるにつれ妊娠する確率も低くなり、そのた
めに補助金がおりないのも理解はできる。しかし、年齢があがるからこそ、不妊治療に積
極的になるのではないだろうか。そういう意味で、もっと制限を和らげ補助金を出すべき
だ。
保険について、衆議院議員 野田聖子 オフィスサイトに掲載されている 不妊治療の保険適
用に関する質問に対する答弁書 には 「我が国の医療保険制度においては、疾病等に対す
る有効性、安全性等が確立した治療を保険適用の対象としているところであり、不妊治療
のうち、ホルモンの異常並びに子宮及び卵管の機能障害等の身体の異常に対する治療につ
いては、治療と疾病との関係が明らかであり、治療の有効性、安全性等が確立しているこ
とから、保険適用の対象としている。体外受精等のその他の不妊治療については、不妊の
コメント [MW97]: 出典は?
原因となる疾病の治療を目的としたものといえるかどうか、また、その成功率が必ずしも
高くなく有効性が確立しているといえるかどうか等の点から、厚生労働省においては、現
時 点で は保 険適用の 対象 とす ることは 困難 であ ると考え てお り」
(http://www.noda-seiko.gr.jp/column/?catid=2&itemid=32,2015/07/06 アクセス) とあり、
不妊治療に保険適用されることは難しいだろう。
各自治体などによる補助金などをもっと手厚くするべきである。
今回の授業で、一番印象的だったのは、
「子供を持つかどうかは個人の判断。生まれてくる
子供の“質”を選ぶことも個人の自由なのだろうか。」という言葉である。生まれてくる子
供を選別すること。つまり、新型出生前診断をこれからどんどん推進させていくことに反
対である。確かに健康で優秀な子供が生まれてきてほしいと誰しもが願うものである。し
かし、それならば障害のある子供は生まれてきてはいけないのだろうか。それは違う。私
は基本、新型出生前診断は受けるつもりはない。生まれてくる子どもの命を勝手に判断し
て命を絶つということは人を殺すのと変わりがないことであるからであるし、たとえ子供
が障害を持っていたとしても親はしっかりと育てていくべきだと思うからである。ただ私
が基本と言ったのは、もし私のパートナーが受けたいと言ったら、診断をするかもしれな
いと思ったからである。もちろん相談はするつもりであるが子どもを産むのはパートナー
なのでパートナーの意見も尊重するべきである。私はこれから新型出生前診断を受ける人
コメント [MW98]: パートナーが人工中絶
は増えていくと考える。今後医学も進歩していき、診断の費用も低くなると考えたからで
を選択したいと言ったとき、あなたはどう
ある。また新型出生前診断をして障害を持った子どもを生まないことで、最終的に子育て
しますか?
に関する出費を減らすという考えもあるからである。新型出生前診断がある以上、それを
うまく活用していくことが必要である。経済的に厳しいといった本当に必要な人だけが活
用していくべきである。
出生前検査について
私は、自分の子供の出生前検査で異常が見つかったら治すべきだと思った。より優れた能
力を持たすために遺伝子に触るのはよくないことだが、生まれてから病気で苦しむことが
分かっているのにそのまま生むことはできないと思う。
今回の授業で自分が子供を作る時のことが想像できた。子供がどのような状況になったと
コメント [MW99]: 治らない場合は?
しても、夫婦でしっかり話し合って後悔のない選択をしようと思った。
出生前診断について、様々な意見があるが私は反対である。授かった命は自分の命よりも
大切にし、守っていかなくてはならないからだ。今回の講義を受けて、家族と話し合った
結果、両親は出生前診断に賛成であった。両親の主張としては、障害を持って生まれてく
る子供は幸せな生活を送れないから生まないほうがよい、というものだった。私はこの意
見に対して、なぜ障害をもって生まれてくることが幸せじゃないと決めつけるのかが理解
できなかった。障害を持って生まれてきたとしても、幸せな生活を送ることができる。海
コメント [y100]: それでご両親は何とおっ
外では、この出生前診断に国がお金を負担するケースがある。多額のお金を使って障害児
しゃったのですか?
をなくすよりも、障害児も暮らしやすい社会を作るべきなのではないか。また、将来、出
生前診断は障害や病気の有無だけでなく容姿や能力をも選別できるようになる。人は誰し
コメント [MW101]: 同感です。
も短長を持って生まれてくるもので、完璧な人など存在しない。人間とは、お互いの欠点
を補い合いながら生活していくものであり、それが人間らしさといえる。有能な子供だけ
を選別して生むような社会は、高性能のアンドロイドばかりの社会と同じである。
今回の授業を受けて考えたことは、胎児の状態を評価する出生前診断は、本当に必要なも
のなのだろうかということです。2013 年度の日本の新型出生前診断の事例で、異常が確定
されたケースの 97.3%が人工中絶をしたというデータを授業の中で初めて知りました。障
害のある子どもが生まれてくる可能性があるからといって、人工中絶してしまう結果に至
ってしまうケースが今後さらに増えていくのなら、出生前診断は行うべきではないと考え
ます。なぜなら、出生前診断を行う目的は「障害を持った子どもが生まれてくる可能性は
ないか」について知るためだと考える人々がほとんどであるからです。これに対する反論
として、出生前診断を行うことで胎児に異常があった場合は早期に気づくことができ、で
きるかぎりの治療の準備や夫婦で話し合う時間を持つことが出来るというものがあるが、
治療を施すにも費用が関わってくるので、人工中絶に至ってしまうケースが多くなる傾向
にあります。出生前診断を廃止するべきであるとまでは言わないが、出生前診断を受ける
のならば、事前に夫婦で話し合っておき、どんな結果であっても受け入れる覚悟をもって
受診するべきです。
コメント [MW102]: 私もそう思います。
新型出生前診断が日本で行われるようになったのは 2013 年からで、その年は 7740 人が診
断を受けた。そして翌年には約 1 万人が診断を受けた(朝日新聞デジタルより)
。この理由
には、診断を行う病院の数が 37 から 47 に増えたこともあげられる。これは、早めに胎児
の状態を知り、母体や胎児が健康に生きるための手段の一つであるという考えが広がって
いったためである言える。
しかし、出生前診断が存在しなかった時代は障がいのある胎児を産むことについてどう考
コメント [MW103]: コメントの結論をも
えられていたのだろうか。診断により陽性と判断されたので妊娠中絶を選択するというこ
っとハッキリと書きましょう。
とが、簡単な選択ではないが現在ではできてしまう。診断が行われていなかった時代に比
べると、現在では命の選択ができるようになったと言える。命の重さは全て平等であり、
診断により妊娠中絶を選択することは差別の助長に全くならないとは言い切れない(しか
し、もし自分自身が障がいのある子を授かったとしたらどうするかは分からないし、その
子を育てるときの大変さを第一に考えてしまうかもしれない)。
出生前診断は、科学技術が進歩したからこそ誕生した技術でありその点についてはおおい
に称賛されるべきである。
しかし、親が意図的に子供の容姿や才能、性格などを操作してもいいのだろうか。陽性に
なったからといって簡単に命を奪ってしまってもいいのだろうか。子供はただでさえ生ま
コメント [MW104]: 前者はまだ不可能で、
れる環境や親を選ぶことができない。また、無事に生まれてこられるかどうかも分からな
後者はすでに可能です。遺伝子操作と出生
い。子供には子供の人生があり、親は子供を残して先に逝ってしまう。それにもかかわら
前診断を同列に論じることはできません。
ず、親の意志だけで子供の遺伝子を操作し、親好みに組み替える何か異常があればその命
を奪うなどの行いは、完全に子供の気持ちや意志を無視していることになり、よいとはい
えない。
出生前診断を受けることによって、子供がどういう障害を持ってうまれてくるのかという
ことがわかり、生まれる前に様々な準備をすることができるという意見があるかもしれな
い。しかし、出生前診断で陽性と判断された人の 97%が中絶することを選んでいる。
これはよく考えて見れば当たり前だ。なぜなら、生まないという選択ができるからだ。
先に述べたような出生前診断を受ける理由は、生まないという選択ができないことが前提
での理由だ。出生前診断で陽性と診断され、それでも出産を選ぶ人は出生前診断を受けな
いはずだ。
出生前診断や遺伝子を操作することは、親が子供をつくること、命を奪うことを可能にし
てしまう。
このようなことが今よりも社会に広まれば、胎児の命を軽く見ることにつながってしまう。
出生前診断を受けることが今後当たり前になってくるのではないだろうか。ということが
授業であげられていた。医療の技術が進歩してきているという面で、それは非常に素晴ら
しいことである。しかし、出生前診断を受け異常がみられた場合に、妊娠を中絶する選択
をする人が多くいるという面で、倫理的にどうなのかという問題が生じる。出生前診断に
ついて調べている際に遺伝カウンセリングというものを知った。
「認定遺伝カウンセラーは,
最新の遺伝医学の知識を提供するだけでな く,クライエントの立場から問題解決を援助
し,心理的・社会的サポートにも対応できる 技術が必要とされている。遺伝学的検査・診
断を担当する医師およ び医療機関は,必要に応じて,専門家による 遺伝カウンセリング
を提供するか,または紹 介する体制を整えておく必要がある」(出生前診断における遺伝カ
ウンセリング 2015/7/5 アクセス)このように診断をうけた後、支援する制度をより強化させ
ていくべきだ。診断後のカウンセリングだけでなく、障害者の福祉や支援制度なども医療
技術の進歩にともなった制度を整備していくべきである。
コメント [MW105]: もう少し具体的に書
きましょう。
私は、出生前診断を受けやすい環境を作ることに反対である。
まず第一の理由は、出生前診断は 200~300 分の 1 の確率で流産する危険性があるというこ
とである。厚生労働省のホームページによると、平成 23 年の出生数は 105 万 698 人である
コメント [MW106]: 羊水検査の場合です。
が、全ての人が診断受けたとするなら 5000 人以上が流産するという計算になる。これは、
少ないとは言えない数である。
もう一つの理由は、出生前診断が普及すれば、障碍者が産まれたときに、どうして診断を
受けなかったのかということになる可能性があるからである。
以上のことから、出生前診断はある程度の費用がかかるようにしておく必要があると考え
る。
コメント [MW107]: 現在でもそうなって
厚生労働省ホームページ
います。
(http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai11/kekka02.html)
コメント [y108]: 「ホームページ」とは「ト
ップページ」のことです。
前々回の授業でフランシス・ゴルトンの優生学について学びましたが、前回の授業で学ん
だ「出生前診断をすることで障害のある子どもの出生を防ぐ」という考え方は、まさに優
生学の考えにあてはまるのではないでしょうか。
授業の中で、『出生前診断により「異常」のある胚とそうでないものを選別する』という表
現がありましたが「異常」というものをどの基準で定めるのが正しいのかを考える必要が
コメント [MW109]: 新型出生前診断では
明確に決まっています。
あります。病気などを治すことは肯定的に受け入れられるとしても、容姿やそのひとの能
力までをもを操作することは好ましくないでしょう。このような線引きが難しいからこそ、
人間は人類の遺伝子さえをもを政府基対象として考えることは望ましくないのです。
コメント [MW110]: ?
出生前診断により生まれてくる子供の障害の有無がわかるようになり、その時点で中絶す
るか、産むかの選択ができるようになった。
どんな子供であったとしても育てるという親は出生前診断を受けたあとも子供をおろさず
に産むことを選択する。
コメント [MW111]: そもそも出生前診断を
子供をおろすということはすでに生まれた命を無視する行為であり、人殺しのように見え
受けないでしょう。
るが、それほど悪い行為だとは思わない。
障害の程度や親の生活環境など生まれてくる子供を全面的にサポートできる場合は子供を
コメント [y112]: あなたがそう思わないか
らといって悪くないとは限りません。
産み、育てていくことが可能である。
しかし、一生を支えていけるだけの環境でない場合、つらい思いをするのは親だけでなく、
生まれてきた子供もである。
コメント [MW113]: 子供が感じる具体的な
出産した子供の困難を考えた上での中絶は間違ったことでない。
つらさとは?
コメント [MW114]: 例えば、ガウン症の子
供は生きることを困難と感じるでしょか?
生まれてきて良かったと感じるとは思いま
遺伝子操作と生殖補助技術の講義は、私自身が女ということもあり、様々に考えることが
せんか?
あった。
特に興味深かったのは出生前診断の話である。これまで、障害があっても子供を育てると
決めた家族の例は多く聞いてきた。そのため、出生前診断で異常ありと診断された人の 97%
もが中絶しているという事実は驚きだった。イギリスでは障害のある子供を産むより中絶
した方が安上がりだ、と考えられているという。
私は出生前診断の結果から中絶をするのは反対である。
もちろん、妊娠を続けると母体が危ない場合もあるだろう。そんな時は中絶せざるを得な
い。また、まだ出産の経験がないため分からないが、障害を持つ子供の子育ては想像にあ
りあまる苦労があるだろう。
それでも子供は生まれてくる母親を選べないのだから、母親も生まれてくる子供は選ぶべ
きではない。また、障害を持つ子供を産まないのは、ひいては障害のある人を人権を持つ
個人として扱わなくなることにつながる可能性もある。
社会のシステムから人間の価値に優劣をつけるべきではないだろう。
コメント [MW115]: そうですね。
出生前診断によって、胎児に異常があるかどうか知ることができる。
しjかし、胎児の異常を知るために、出生前診断は今よりも普及させるべきか。
たしかに、出生前診断を受けた時に、仮に胎児に異常があったとしても、適切な治療の準
備や、障害を持った子どもを産む心の準備ができるといったメリットがある。しかし、カ
ラダノートが 1200 名の妊婦さんに対して行った「出生前診断による調査 2014」によると、
コメント [MW116]: どんなサイトですか?
「出生前診断を受ける、もしくは受けましたか?」という設問において、受けたという人は
0.7%、受ける予定という人は 10.0%、受ける予定はないという人は 83.0%だった(カラダノ
ート,http://karadanote.jp/20560,2015/07/05 アクセス)。つまり、出生前診断を受けない予
定の人が圧倒的に多い。
また、日本経済新聞によると、「妊婦の血液からダウン症など胎児の染色体異常を調べる
新出生前診断について、診断した病院グループは 27 日、昨年4月の開始からの1年間に
7740 人が利用し、「陽性」と判定された 142 人の妊婦のうち、羊水検査などで異常が確定
したのは 113 人だったと発表した。このうち 97%にあたる 110 人が人工妊娠中絶をしてい
た」という
(日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2703S_X20C14A6CC1000/,2015/07/05 アクセ
ス)。出生前診断により、障害の結果を受けた人の 97%の人が人工妊娠中絶をしている。中
絶するということは、生まれるはずの命を奪ってしまうことである。
出生前診断により、生まれてくる子どもを選別することは倫理的に問題である。ゆえに、
コメント [MW117]: 具体的にどのような点
出生前診断は普及させるべきではない。
が問題になるのでしょうか?
今回の講義で考えさせられたことは新型出生前診断を受けるべきなのかどうかということ
である。新型出生前診断では 13 番、18 番、21 番染色体のトリソミーしかわからない。ま
た、ダウン症の胎児を、ダウン症であると診断できる確率は 100%ではない。そのため、新
型出生前診断で陽性がでた人は確定診断である羊水検査を行う。羊水検査で陽性と出た人
の多くは中絶してしまう。そこから、出生診断は障害のある子を防ぐためだととらえられ
ている。
こうしたことから言えることは出生診断を障害のある子を産むのを防ぐのには使ってはな
コメント [MW118]: どうしてそう言えるの
らないということである。障害の子供を育てていくことは健康な子供を育てていくよりも
ですか?
大変なことである。だからこそ一番大切なのはしっかりお互いの検査に対する意見を伝え
ることであると考える。新型出生前診断は検査が簡単なので流産をする危険も少ない。だ
からといって後のことを何も考えず簡単に検査し陽性が出てしまったとき焦ってしまい正
しい判断ができなくなるだろう。従って、検査を行うかどうかも含めてしっかり考えて行
動していくことが大切なのである。
私は以前から出生前診断についてあまり知識がなく、どんなものなのかあやふやな状態で
したが、それでも多少あったマイナスなイメージが今回の授業を受けてより大きくなりま
した。現在は若者の晩婚化による不妊夫婦やそもそも結婚をしない人々が増える中で、少
コメント [MW119]: ?
子化が進んできています。そして子供を産む際に親が「健康的で優秀な子供」を望むのは
当然のことであると思います。ただ、仮にその考え方で出生前診断を受け、健康的でない
子供が生まれる可能性があると分かった場合、悩まずにどんな子供でも産むと言う夫婦は
少ないと思います。実際、今回の授業であったように、2013 年の調査によると、出生前診
断で異常が見つかり人工中絶をした人の割合は 97.3%と非常に高いのも事実です。確かに
私自身もそういった場合になった時、産めるかと言われるとすぐには答えを言えないと思
います。だから私はこの先子供を産むといった場合、極力出生前診断を受けようとは思い
ません。
コメント [MW120]: なぜ?
出生前診断には2種類あることを初めてこの講義で知った。確定診断と非確定診断に分か
れる。確定診断は染色体や遺伝子を主に検査する。子宮に針を刺して検体を採取する検査
もあるので、その分、流産の危険性が高まる。反対に、非確定診断のなかには、お腹にエ
コーをあてておこなう超音波診断(エコー診断)も含まれている。そのほかは、母親の血
液を調べるものがあり、確定診断よりは精度が落ちることもあると考えられるが、流産の
危険性は低くなる。
やはり、出生前診断は生 まれる前から先天的な病気がわかってしまうので、赤ちゃんの価
値を決めてしまうものになりかねないと考えられる。高齢出産の場合は、生まれてくる赤
ちゃんがダウン症になるリスクが高くなるので余計に出生前診断で赤ちゃんの状態を知り
たいという夫婦が多いのである。しかし、この場合、どんな赤ちゃんであっても自分の子
であるから立派に育て上げるという夫婦は出生前診断は受けないはずである。つまり、多
くの場合、元気な赤ちゃんであってほしいと願う夫婦が出生前診断を受けるのである。そ
コメント [MW121]: 一般にはハイリスク
れゆえ、異常が確定されたケースにおいての人工中絶率がものすごく高くなっているのだ
の人が診断を受けています。
と考えられる。
しかし、出生前診断にもメリットはある。それは、もし異常が確定された場合、赤ちゃん
が生 まれるまでに、病気に対する正しい知識を得たり、それに合わせた育て方を生まれて
からすぐに取りかかれるということである。
つまり、出生前診断の結果をどのように受け止めるかによって、その価値が違ってくるの
である。
コメント [MW122]: そうですね。
授業を受けて出生前診断を受けることへの重さを感じました。検査を受けていなければ生
まれていたはずの命を障害が見つかることで中絶の決断をする人が多いからです。確かに
障害を持った子供を産むのは親となる自分にとって大きい負担になるでしょうし、子供に
とっても過酷な人生だからといって中絶に踏み切るのかもしれません。しかしそれは、自
分たちの都合であって生まれてくる子供にはまったく関係のないことです。確かにこれは
ただのきれいごとかもしれないですが、できるだけ授かった命は育てていきたいと思うの
です。負担は大きくても、子供が大変な人生を送ることが予想されてもそれを支えていけ
る人間性を持った人になりたいと私は思いました。加えてそのような人たちを全体で支え
ていける社会になってほしいと思いました。
コメント [MW123]: 私もそう思います。そ
れでは具体的にはどうしてゆけばいいでし
ょうか?
☆授業内容をうけて自分で考えたこと
妊娠・出産は女性だけに関わらず、男性にも生活の変化などの大きな影響を与えることか
らも、軽視できないことであることは多くの人が実感している。そして、妊娠・出産に関
連して「産み分けができる」と話題となっている着床前診断がある。着床前診断とは、「受
精卵が 8 細胞〜胚盤胞前後にまで発生が進んだ段階でその遺伝子や染色体を解析して診断
すること、ないしその技術のこと」である(ウィキペディア「着床前診断‐
Wikiedia」,https://ja.wikipedia.org/wiki/着床前診断,2015/7/6,アクセス)
。そしてこの診断
は賛成者と反対者が大きく分かれる問題ともなっている。近年の遺伝診断技術の発展であ
コメント [MW124]: 出典は?
る着床前診断を行うことは、社会にとって良いことなのであろうか。以下はこれについて
考察する。
では、まず着床前診断の賛成者の意見、つまり利点について考察してみる。着床前診断が
行われるようになるより前に、出生前診断が実地されていた。しかし、この出生前診断が
完了する際は既に妊娠中期に達し、母体に対する精神的・身体的負担が非常に大きいとさ
れる問題点があった。この問題点の解決法が着床前診断なのである。着床前診断を行えば、
妊娠が成立する前に受精卵から 1 個の割球を取り出して、遺伝子や染色体の異常を母体に
精神的・身体的負担をかけずに調べることができる。その他にも、重篤な遺伝性疾患のあ
る子供を持つ両親の負担を減らしてあげることもできるということ、不妊医療に苦しむカ
ップルの妊娠率・出産率を上げることができることなどがある。
しかし、もちろん欠点というものがあるからこそ反対の意見も挙げられているのである。
反対の意見、つまり着床前診断の欠点について考察してみる。着床前診断を行う患者には、
コメント [MW125]: 論理が飛躍していま
す。着床前診断は誰もが簡単に受けること
ができるものではありません。
染色体異常の発生する確率が非常に高いとされている患者の他にも、ただ単に性別やある
特定の遺伝的要素を持った子供を望むために着床前診断を行う患者もいるかもしれないの
である。つまり、本来の目的である、遺伝性疾患を持った子供の出産を回避すること、ま
た妊娠率・出産率を上げる目的などで着床前診断が利用されず、親の身勝手な子供に対す
る理想像を叶えるという目的で利用されるということもあるということである。これから
コメント [MW126]: ありません。
先多くの人が着床前診断を本来の目的として利用しなかった場合、人はより優れた子供を
つくろうとする。つまり、産まれてくる子供たちの個性は親によって勝手に決めつけられ
るのである。このことにより、子供たちは個性を人の手によって奪われてしまうのである。
それゆえ、着床前診断はまだ産まれていない子供たちにとっても、人権の侵害となっても
おかしくないのである。また、もし望み通りの遺伝的要素を持った子供が生まれてきた際
に、着床前診断を行わなかったときと同様の愛し方ができるかを考えてみると、失敗した
子供になるのだから、それは限りなく不可能に近い。またそのことは子供にも大きな負担、
つまり望まれていない自分への嫌悪感でいっぱいになってしまうだろう。
高齢出産のような染色体異常の発生する確率が非常に高いとされている患者に対して着床
前診断を行うことは、両親に対しての負担を小さくできることからも良いことだと考えら
れやすいが、先ほど述べたように本来とは異なった使い方をすると、親にとっては都合の
良いことかもしれないが、産まれてくる子供にとっては、人権の侵害と大きなプレッシャ
ーを与えられるとても心身ともに厳しいこととなり得るのである。憲法でもあるように、
経済的自由よりも精神的自由を重んじるべきである。つまり、着床前診断を行うことは経
済的自由として認められるが、産まれくる子供たちの精神的自由を考えると、着床前診断
は行うべきではない。
☆授業全般についての意見
新型出生前診断を受けて、異常が見つかったうち 97%の人が妊娠の継続をやめたことは、
我が子に対して失礼なことであると思う。子供を持つ覚悟をして妊娠したのであれば、ど
んな子供であっても大切に育てるべきである。新型出生前診断は、染色体異常を発見した
コメント [MW127]: 「覚悟」がなければ、
際に、その子供を迎え入れるための覚悟を持つきっかけとして行うべきであり、異常な子
育てなくてもいいのですか?
供は産まないというのはおかしい。
出生前診断は、
胎児の状態を診断するものである。
2013 年度に 7,740 人、
2014 年度に 10,060
人が実施しており、異常が確定されたケースのうち 97.3%が人工中絶を行なっている。障
がいのある子どもを産むかどうか選択できるのだ。以下では、このことについて考察する。
たとえば、出生前診断を受ける親の目的は、胎児の状態を知るためである。親であれば、
健康に生まれてきてほしいと思うのは当たり前のことである。
しかし、陽性なら産んで陰性なら産まない、というのは講義中にもあったように抑制的優
性学にもつながり、せっかく授かった一つの命を奪ってしまうのは良いことではない。
ドイツでは、「妊娠葛藤相談所と呼ばれる公的な相談機関を、全国1,500か所に設置」
コメント [MW128]: 日本でも新型出生前
診断は、遺伝カウンセリングとセットで行
われます
し、そこでは「妊婦とその家族が、専門のトレーニングを積んだ相談員のカウンセリング
を何度でも無料で受けること」、「同じような体験をした人や、支援団体も紹介」してもら
える。さらに、
「障害のある子どもを育てる家族への補助金や、税負担の軽減を行う窓口の
紹介も受けられ」る。(NHK ONLINE「新型出生前検査 導入から 1 年~命をめぐる決断
どう支えるか~-クローズアップ現代」http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3491
_all.html ,2015/7/6 アクセス)
つまり、異常があるから、ないから、という選択だけでなく、どう育てていけばよいのか
考える、という選択肢を、ドイツでは用意されているのである。日本でもこのような制度
ができれば、妊婦の精神的負担は軽減できる。
それゆえ、ドイツのような出生前診断を受けた妊婦の心の支えとなる制度を、日本でも作
るべきである。
コメント [MW129]: 同上。
多くの出生前診断について学んだが、出生前診断はこれから発展させるべきではないもの
である。出生前診断が発展することで障害をもって生まれてきた人の負担が大きくなるか
らである。
現在、新型出生前診断など多くの出生前診断が発展していることにより、胎児の状態がよ
り鮮明にわかるようになっている。しかし、この出生前診断の発展は障害のある人を減ら
す、抑制的優生政策の考えに基づいた発展なのである。確かに、障害を持って産まれる人
コメント [MW130]: 国ではなく、個人が行
を減らすことで、負担の減る人もでてくるため、出生前診断の発展は一概に悪いとはいえ
っていることなのでは?
ないだろう。しかし、出生前診断が発達することで、発達した出生前診断を受けることが
できない家庭が、障害を持った子を産んだときや出生前診断を受けたが、障害を持った子
が産まれた時の親の負担は今よりもはるかに大きいものとなりうるのである。一部の人の
負担を増大するのでなく、多くの人で障害のある子を支えていくべきである。
このように出生前診断の発達は一部の人への負担を増大させてしまいものであり、今後発
展するべきものでないと言える。これからも生まれてくる子ども一人一人に社会全体で支
えていくことが求められるだろう。
コメント [MW131]: 具体的にはどうすれ
ば良いでしょうか?
出生前診断は高齢出産の増加と密接な関係がある。高齢出産の増加は日本の社会状況を考
コメント [y132]: 社会状況は自然現象では
えるとやむを得ないものと捉えることができる。しかし、女性の社会進出が高齢出産の増
なく、政府の施策により変更可能です。
加をもたらすことを当然としたままでいいのかという疑問も生じる。女性が生物学的に望
ましい出産年齢があるなら、その時期にできるだけ出産してもらうという方向に社会シス
テムを変更していく発想が必要である。これはまた有効な少子化対策を持たない日本にと
っても、出生率を向上させる方策につながるものと考えられる。具体的な社会システムの
変更とは、結婚の形態を多様化することである。現況の日本の結婚制度は、働く女性にと
って負担感が強く、結果として高齢での結婚を招いていると考えられる。そこでスウェー
デンでのサンボやセルボといった制度をとりいれ、従来の夫婦関係とは違った子供を出生
コメント [MW133]: あまり一般的ではな
する仕組みをつくるべきだと考える。
き語句を用いるときは、語句の説明を書き
このように高齢出産の増加を抑えるべきだとの考えに立っても、現実の高齢出産と出生前
ましょう。日本でも同棲や別居婚のカップ
診断の問題は残る。出生前診断が生命倫理学的な問題があったとしても、医学の発達とと
ルは多いのでは?
もに検査の精度が高まり、実用化された今日やめるわけにはいかない。出生前診断を今後
も継続していく限り、出生前診断の持つ優生学的問題に応じた対策、検査前の問題点に関
する十分な説明、胎児の異常を発見した場合の相談制度の充実を図っていく必要性がある。
「ドイツでは4年前には、出生前検査の急速な広がりに対応するため法律を改正。 胎児に
障害があると分かった場合、検査を行った医師は妊婦に相談所を紹介しなければならない
と義務づけたのです。」また「医師と相談員の連携も進められています。出生前検査の専門
クリニックです。ここでは、同じフロアに妊娠葛藤相談所が設置されています。多くの妊
婦は胎児に障害があると分かった直後は混乱し、相談所に足を運ぶことさえ難しくなるか
らです」(「クローズアップ現代」 2014 年 4 月 28 日(月)放送「新型出生前検査 導入
から1年」
)
もちろん、障害児に対する施策が十分でない部分を改善していく施策は必要であるが、ど
んなに障害児に対する社会保障が充実しても、胎児の異常を発見した場合出産するかどう
かを悩むことは避けられない。このとき、この決断に障害を持つ物言わぬ子どもの生きる
権利が左右されているといった議論をすれば親は一生この決断の重さを抱え込むこととな
る。したがって、社会全体として、また個人的レベルにおいても、このような決断をしな
くてすむような方策を考えていくしかないというのが私の意見である。
コメント [MW134]: 具体的なアイデアは
ありますか?
今回の授業では、遺伝子操作と生殖補助技術について学習した。授業を受けて、私たちは
普段から遺伝子組み換えの食品を口にしていることを知った。
また、今回の授業を受けて自分が将来妊娠して、基準を満たしている場合に新型出生前診
断を受けるだろうかと考えた。新型出生前診断の精度は高く、正常な子供を正常と診断で
きる確率はほぼ 100%である。診断を受ける目的は、胎児の健康状態を知るためであるので
精度が高いという点で、母親は安心できる。しかしこれは、陰性の場合である。診断を受
ける以上、陰性になる場合もあれば陽性になる場合もある。陽性であった場合は逆に精度
の高さが、母親を不安にさせる。もし自分がダウン症の子供を持ったら、子供が物心がつ
いて自分がダウン症だと知ったらどう思うのかと考えた。
しかし、日本ダウン症協会のホームページの 9 月 19 日付南日本新聞のダウン症の岩元綾さ
んの「出生前診断は今生きているダウン症の人々を否定することになる。出生前診断より
も障害のある人が生きやすい社会を作るほうが先ではないでしょうか」というインタビュ
ー記事を見て、考え方が変わった。たとえダウン症でも、正常でもみんな命は平等なのだ
と思った。授業ではダウン症ではない人の視線での解説であり、実際のダウン症の方の意
コメント [MW135]: そんなつもりはあり
見はなかったので彼女の考え方は私がダウン症について他人事のように考えていたことに
ませんでした。山口先生の授業でこのあた
気づかせてくれた。
りをもっと詳しく学ぶことになると思いま
私は、新型出生前診断は受けないだろう。
す。
参考文献
コメント [MW136]: 理由は?
南日本新聞 9 月 19 日 http://www.jdss.or.jp/project/images/05/ayasan_news.jpg
出生前診断は個人の観点からみれば一時的には幸せな(?)人生を送れるかもしれない。
しかし、このような人が多く増えれば、国内だけでなく世界全体が不幸になる。なぜなら、
出生前診断を受けるのが当たり前の社会になるということは、人々が人の命を軽く考えて
しまうようになることにつながるからだ。つまり、日本に代表されるような、これまで多
くの戦争を経験してきて、やっと人の命の尊さを感じ、戦争をやめた国々が出てきたのに、
また戦争を起こしかねない状況を生むことは非常に危険であるということだ。このような
コメント [MW137]: 飛躍しています。
理由から私は出生前診断に反対だ。
今回の授業で、私達はすでに遺伝子操作と密接に関わって生活しているということがわか
った。医薬品、食品、添加物として遺伝子組み換えしたものを使ったり体内に入れたりし
ている。また、6 組に 1 組のカップルが不妊治療をしていて、30 人に 1 人が体外受精で生
まれてきている。
高齢で結婚しても自分たちの子どもはほしいと思うし、精度の高い診断があれば受けたい
と思う。健康な子どもを産みたいと願うのはふつうのことだと思うし、検査を受ける受け
ないの選択の自由はあってもよいと思う。自分が将来出産する時または不妊治療を受ける
時のことを考えるとどうしても、健康な子どもを産みたいと考えるし、精度の高い検査を
受けたいと考えると思う。
そこで、授業中の、診断の国の補助金についての質問で自分は「一部なら国が出してもよ
い」という回答を選択したが、現在のままでもよいと考える。安いと何も考えずに受けて
結果に悩む人が出てくるだろう。高いと「お金はかかるけど、どうしようか」と夫婦で考
コメント [MW138]: 私がそうでした。
える。その時、受けてよいことと悪いこと、陽性だったとき別の検査受けるのか妊娠を継
続させるのかを真剣に考えるきっかけになるだろう。
新型出生前診断によって染色体を調べることは障がいのある子供が生まれてくるのかが分
かる。これを用いるともし、自分達の子供が障害を持っていると分かったなら、その子供
を産まなくなってしまうという問題がある。つまり、抑制優生学を促進してしまうのだ。
しかし、これのなにが悪いのであろうか。人間なら自分の子供にはほかの子供よりも優れ
ていてほしいと思うのは当たり前である。現在の競争社会では競争に勝つことが最優先さ
れる。つまり、優れた子供は求められる。また、この世界も同じで、強いものが生き残り
コメント [MW139]: 本当にそうでしょう
弱いものはいなくなるという弱肉強食の世界なのである。抑制優生学の促進は必然的なも
か?
のなのである。
出生前診断を国の負担にすべきであると思う。国の負担にした場合、出生全診断が広まる
ことで障がいのある子供の出生を防ぐことになり、それが国による抑制的優生学になりう
ることがある。またこのような優生学の考えが出生前診断を受けようとする人にひ広く理
解されていない。よって、国による優生学の促進にならないために、出生前診断を受ける
その時に、現状の異常が見られた場合に中絶する人が多いこと、また、これから利用する
技術が優生学という学問につながることを周知して、軽い気持ちで受けることないように
求めるべきである。
コメント [MW140]: 周知したくらいで抑
制効果があるでしょうか?
授業全般についての意見
アンケートでも答えに困るような問題ばかりで難しいと感じた。
コメント [MW141]: なぜ、それが難しいの
また自分の主張に対する根拠づけすることも難しくコメントに不足があると思った。
ですか?
コメント [MW142]: なぜ?
コメント [MW143]: 意味が分かりません。
今回は試合で授業を受けることができなかったので、スライドを見てコメントします。
出生前診断がさらに発達することは、抑制的優性政策であるから、それは障害児が減るよ
うにしていると意味がとれるため、そのことは、現代の障害児が良くないものである、と
いう考えにもとれるので、発達するべきではない。
☆今日の授業内容をうけて自分で考えたこと
今日の授業を聞いて、新型出生前診断の推奨に私は反対だ。なぜなら、新型出生前診断を
受けて中絶する人が多いからだ。それは身体障害者の子が生まれてくることを阻止してい
る。身体障害者の出生を「防止」する、というと聞こえがいいが、実際していることはた
だの中絶と同じであり人殺しである。これにつながるような新型出生前診断は廃止すべき
コメント [MW144]: 「中絶」は「人殺し」
である。
ではありません。
☆今日の授業全般についての意見
自分自身のこれからの人生についてより深く考えられるようになった。新型出生前診断に
は反対だが、不妊治療には大賛成である。不妊治療によって幸せをもたらされている人た
ちがたくさんいて、人口も増え、日本にとってプラスになることばかりである。これから
さらに不妊治療についての医療や科学が進歩することを願う。
だがしかし、その反対に不妊治療を受けている人、不妊治療によって生まれてきた子供た
ちが増えていることが分かり、自分の将来が不安になった。もし自分が不妊で悩むような
ことがあったら、ぜひ徳島大学病院で受診させてもらいたい。
コメント [MW145]: どうして?
出生前診断は受けてもよい。受けたことによって、胎児が病気を持っているのかわかるの
で、生まれたとき早急に対応することができる。
出生前診断を受けない方が良いという人も多くいる。その人たちは、結果を知った親が子
供をおろしたり、捨てることを危惧している。
コメント [MW146]: 実例はありますか?
しかしそういう親がいるのも事実だが、自分の中にできた新しい命をそんなに簡単に殺す
ことはできないし、捨てられたとしても保護してくれる施設がある。
コメント [MW147]: 2013 年度では、新型出
以上のことより私は出生前診断は受けるべきだと考える。
生前診断で陽性になり、羊水診断で異常が
確定した人の 97%が中絶しています。
もし自分に将来子供ができたならどうしようかと今回の先生の体験談を聞いて思った。出
産前診断を受けて実際に中絶をしている人もいるし、中絶しなかった人がその後どうなっ
ているのかも気になる部分である。ただ、もし診断を受けてなにか障害があったとしても
コメント [MW148]: 自分で調べてみまし
きちんとしたいと多くの人が考えるであろうし、自分もそれに共感する。
ょう。
授業で出生前診断について学んだが出生前診断の羊水検査で異常が確認された場合 9 割の
人が胎児をおろすという判断をしている。確かに、障害児を育てるのは大変であるが一つ
の命を捨てるのはいけないことである。障害児を育てる場合は、両親だけでなく、周囲の
人の協力も必要であるため社会的保障もすすめるべきである。出生前診断により胎児をお
ろす人が大半であるため私は出生前診断に反対である。
今回の授業を経て出生前診断というものの問題点についてよくわかった。新型出生前診断
は優れている。なぜなら、ほかの出生前診断と異なり、生まれる前から障害を持っている
子供の判別をできるからだ。両親にとっては事前にしっかりと覚悟を持ってこれから子ど
コメント [MW149]: 確率の問題です。他の
もと接することができ、また子どもは病気や障害を持って生まれても、すぐに治療ができ
非確定診断よりは正確であるということで
ることでそれらを治していくことも可能だからだ。しかし、授業でもあったように、実際
す。
に障害があるかもしれない陽性反応が出て羊水検査で異常が確定しきた子どもの両親はほ
とんどが中絶をしている。日本の出生数は約 100 万であり、実際に出生前診断をやってい
るのはその 1%にも満たない。そして、中絶をする数はもっと少ない。しかし、一度は自分
コメント [MW150]: 染色体の数の異常を
根本的に治療することはできません。対処
療法のみです。
たちが生むと決めたものを何かの異常があるかも知れないからと簡単になかったことにし
てよいはずがない。なぜなら、そもそも新型出生前診断はたとえ陽性反応が出たとしても
女性の年齢によってその正確性は大きくことなるからだ。朝日新聞によると「これに対し、
新型の検査結果は、
「陽性」か「陰性」かで通知される。米国の検査会社シーケノムのデー
タでは、ダウン症の結果が陰性なら、99・9%以上はダウン症ではない。一方、陽性な
コメント [MW151]: これは新型出生前診
断の件数です。2013 年には、母体血清マー
カー診断は 2 万 6 千件、羊水検査も 2 万件
以上行われています。
ら、受ける妊婦らの年齢が低いほど、結果が正しい確率は下がる。仮に35歳の妊婦たち
が受けたら、陽性の100人中20人の子どもは、実際はダウン症ではない計算だ」とあ
る ( 読 売 新 聞 、「 出 生 前 診 断 … ま ず 超 音 波 専 門 外 来 で - ヨ ミ ド ク タ ー 」、
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?i
d=76350、2015/7/6 アクセス)。新型出生前診断は女性の年齢によって大きくその正確性が
かわる。そして、羊水検査にしても、かなり高い確率ではあるにしても 100%ではない。に
も関わらず、陽性が出た時点で中絶する人、羊水検査で結果が出たら中絶する人は多い。
健康に生まれないとわかったらと命を消すのは間違っている。なぜなら、障害を持つ人、
病気を持つ人が健康な人とまったく同じ暮らしができないからと、障害があるかもしれな
いからと命を捨てるような行為をするのはかつての優生学の理論と同じである。そんなこ
とをするくらいならいっそやらないようにするべきだ。障害者に対する法律の整備はすす
んでいる。また、バリアフリーもすすみ健常者と同じように暮らすこともできるようにな
りだしている。ならば、障害があるかもしれないからと諦めず。育てていく覚悟をするべ
コメント [MW152]: 出典は?
きだ。それが出来ないなら、そもそも子どもを持つことを決意するべきではない。今回の
授業で、科学技術の進歩はとても早く、そしてその進歩は私たちの倫理観を大きく変えて
いくと知った。そのとき何に重点を置き考えるのかを間違えないようにしたい。
出生前診断は染色体の異常をみるものであり、陰性か陽性によってその親は中絶の道を選
コメント [MW153]: それだけではありま
ぶことができる。親にこうした選択肢ができることはよいことである。授業内における朝
せん。
日新聞(2014 年 6/28 朝刊)の記事にも染色体異常が見られた子供の 97.3%もし出生前診
断が存在しておらず、望んだ子供でなかったとすればその親にもよるが、現在よりもネグ
レクトや虐待の件数は増加
コメント [MW154]: 続きは?
出生前診断によって親が優れた子供を選ぶことができるようになるということが懸念され
ているがその分親にとっても子供にとってもメリットがあり、僕は出生前診断にどちらか
というと賛成する。ただ障害を持っているからと言って生まないというのは禁止するべき
コメント [MW155]: 優れた子供と障害を
で、親がどんな子供が生まれてくるかの心構えをするための制度にすればよい。
持つ子供の線引きはどうするのですか?
今回は生まれる前の赤ちゃんを測るというテーマの話でした。
コメント [MW156]: このテーマに触れて
子供を授かることは私が思っていたよりも難しいもので、特に近年の女性の晩婚化によっ
いたのは、この授業コメントだけでした。
てリスクや難易度が高まっているとわかりました。そして子供を無事に妊娠したとしても、
ちょっと嬉しいです。
その子に障害があれば夫婦はまた決断を迫られることになります。
我が子が健康体で生まれてくれるように誰もが願っていて、そのようなニーズもあって出
生前診断が発達したのでしょうが、それによって赤ちゃんが選別されるというのはおそろ
しいことです。
確かに障害を抱えた子供を育てていくのは難しいことです。特に母親は子供に寄り添わな
ければならない、父親の何倍も苦労することになるでしょう。
障害は治すこと、もしくは軽度にすることはできないのでしょうか。私は出生前の子供を
選別するような技術を発達させるよりかは、障害をなんとかするような医療を探求するべ
きだと考えます。そうすればどんな子供でも親は受け入れるようになるはずです。
コメント [MW157]: もちろんそうでしょ
う。しかし染色体の数の異常を持つ子供の
障害に関しては、今のところ対処療法しか
手がありません。
私は出生前診断を行うことに賛成である。
この診断をしておくことによって、子供の健康異常などの情報が早期にわかり、出産後す
ぐ異常への対応ができるというメリットがある。しかし、朝日新聞デジタルによれば出生
前 診 断 で 異 常 確 定 の う ち
97 % も の 人 が 中 絶 を 決 意 し た と い う
(http://www.asahi.com/articles/ASG6W6636G6WULBJ013.html
閲覧日 2015 年 7 月 6
日)。確かに障害や病気をもって生まれてきた子を育てるのは精神的にもつらいだろう。で
もだからと言って生まれてこようとしている子供の命が大人の事情で絶たれるということ
があるというのは悲しいことである。そうならないためにも妊娠をする行為の前から、も
し妊娠したらどうなるか、出生前診断をして異常が確定したらどうするのか、異常確定し
ても育てるくらいの覚悟があるのか、ということを考えることが必要となる。なので私は
コメント [MW158]: 同感です。
出生前診断を行うというのには賛成だが、それはどのような申告をうけても育てる覚悟が
ある者のみにやってほしい。
コメント [MW159]: どのような子供でも
育てる覚悟があるのなら、最初から出生前
診断は受けないのでは?
医学が進歩し様々な病気をその発症や生まれる前から早期発見したり、予測することがで
きるようになった。そのために私たちは今までにない新たな選択をしなければならなくな
った。今回の講義では出生前診断によって障害や病気がある子どもだとわかった場合、そ
の子を生むかどうかという選択だ。出生前診断ができるようになったことで子供が健康に
生まれ育つ確率は確かに高くなったが一方で命の選別をしているのではという意見があり
その倫理的問題性が指摘されている。また出生前診断が正確な事実を示しているわけでは
ないことも忘れてはならない。どれだけその正確さが上がっても 100%にならない以上出生
前診断は不確定なものであり、それを頼りにこれから生まれてくる物言えぬ子供を生かす
か殺すかを決めなければならない。そして生まれてくる子供全てに生きる権利があること
を忘れてはならない。もし出生前診断の結果によって子供をおろすのならその権利を侵害
していることを自覚し、その選択をしなければならない。
これらのことから、私は出生前診断は生まれ来る子供にとって必ず死んでしまう病気や障
害、例えば生まれつき大脳がないなどを事前に教えてくれるのであればその子供をおろす
際の基準として使うべきだと思うが、命にかかわらない障害などの場合はできるだけその
赤ちゃんを生かすことが大事であると考える。
コメント [MW160]: そうですね。では、障
害を持つ子供を育てていくためには、何が
必要でしょうか?
私はレポートでは出生前診断のことを勧める方向で書いた。それは出生前診断で異常が発
覚した時に中絶する人が多いというのはその障害や中絶するときのリスクのことを考えて
いないからである。なぜなら日本では出生前診断の後今後について決めるときの相談機関
がなくため自分たちの勝手な思い込みで中絶する人が多いからである。たいしてドイツの
コメント [MW161]: 間違っています。病院
ほうでは相談機関があり中絶した人の話や障害者の家族を持った人の話を聞くことができ
で遺伝カウンセリングを受けます。
る。しかしドイツでは「出生前診断を受けた人 23 (63%) 異常発覚後中絶した人 22 (96%)」
(Boyd PA et al. (2008)*1 図 4 から)日本では「二年間 1 万 60 人が受信した。1 年目の 7740
コメント [MW162]: 雑誌名および掲載ペ
人から大幅に増えた」(日本経済新聞 2015 年 6 月 27 日)。そのしかし一方で「グループは
ージは?
13 年4月の導入以来2年間の実績を集計。1万 7800 人が受診し、295 人が陽性と判定さ
れた。確定診断の羊水検査に進んだ 253 人の うち、230 人の異常が確定した。確定診断で
異常なしとされた人も 23 人おり、誤って陽性と判定される「偽陽性」が9%となった。陽
性判定を受けた 295 人のうち、中絶したのは 221 人、妊娠を継続した人が4人、胎児が死
亡してしまったのが 41 人などだった。確定診断を受ける前に中絶した人も数人いた」(日本
経済新聞 6 月 27 日)という 9 割の人が中絶している。相談をしようともしなくても変わっ
ていない。これは社会保障が整っていないからであるとして、出生前診断を社会保障で足
りないところを補いながら進めるという結論にした。ところが先生の講義をうけて自分が
出生前診断を受けるかという問いに受けたくないという選択をした。出生前診断をすすめ
るということは必然的に優生学に基づいた判断をしてしまっていることにきづいたからで
コメント [MW163]: 優生学については次
ある。
「日本では 1948 年に優生保護法が制定され、その後たびたび改正されながら今日に
回の山口先生の授業で詳しく学びます。
いたっている」(遺伝医学入門 編著 藤木典生 p186)いまではこの法は母体保護法となり障
害のある子供を中絶させるような内容にはなっていない。が昔は障害のある子と止めるた
めに中絶してもよいといことが政府公認していた。出生前診断は先天性あるいは遺伝性疾
患に胎児がしかかっているか否かを妊娠早期に診断するものである。この診断を障害を持
って生まれてきたときに準備をするために使われるか、障害がある子を排除するために使
われるのかは私たち次第である。仮に障害のある子を産んでも今は保障や支えてくれる団
体があって社会保障的な環境は整っている。しかし社会には根強い障害者差別があり認識
や障害についての理解はまだまだ整ってはいない。よってこの社会のなかで私たちは出生
前診断が受けやすい環境だとは言えない。前に書い たコメントと異なる感想をするが出生
前診断をすべきではない。
新型出生前診断で、異常が確認された胎児のほとんどは中絶されている。だから、生殖補
助技術が今より進むと、生まれてくる子供が持っているより多くの種類の障害の有無がわ
かるようになり、障害があると確認された子供は中絶するということが起きてくると予想
される。
出生前診断を受けて、異常があった子供を産むか産まないかは、両親が相談して決める問
題だ。しかし、一昨年新型出生前診断が始まり、異常があると「産まない」と判断した人
が多数派だということから、このまま進むと結局人間は劣勢とされるものを切り捨てるか
コメント [MW164]: 出生前診断?
ら仕方がない、というような考えが流行する恐れがある。授業では優れた子を産んで劣っ
た子は産まないようにするという圧力がかかるといっていたが、そのことと併せて「結局
コメント [MW165]: そんなこと言いまし
切り捨てる」ということも考えなければならないのではないか。
たっけ?
コメント [MW166]: 具体的にどう考える
のですか?
出生前診断は非常に難しい問題である。なぜならば、倫理的な問題が絡んでくるからであ
る。実際、出生前診断をして陽性とでて産むか産まないかというのは本当に難しい。産ま
ないにしても産むにしても、精神的に大きなストレスがかかるだろう。家族はもちろん友
人たちも支えてあげ、また子供を授かる前に、夫婦できちんと話し合いをしておくべきで
ある。
端的に、出生前診断、また、同様に命の選別に近いとされる薬等を用いた医療行為等はす
コメント [MW167]: 非常に読みづらいで
べて必要であり、規制されるものではない、ということです。
す。良く読み直して、わかりやすい文章に
医療行為の範囲ですが、民間療法や東洋医学も含め、あらゆる行為を網羅していると仮定
してください。
すると、人間は流されるまま生きてゆくことになり、つまり病院も何もなく、ただ怪我を
すると自然治癒を待つばかりとなります。これは、製薬会社、当然薬局も存在を許されて
いないからです。これでは何もできず発展できないのは目に見えています。
コメント [y168]: 世の中の現実は All or
仮定を変え、現状(出生前診断は含まず)で打ち止めであると、せいぜい命の選別にかか
nothing ではありません。規制すべき医療
わるといえば臓器移植や妊娠21週と6日から22週0日にするくらいでしょう。しかし
行為は当然あるでしょうし、実際に規制さ
これではまだ足りません。
れています。
講義では出生についての内容が終始でしたが、その中でも有名なダウン症についてですと、
比較的選別がしやすい(発見しやすい)ので、問題になってます。これが命の選別である
コメント [MW169]: 内科や外科的な治療
は入らないのですか?
ことが確かにそうでしょう(医者の観点ではなく母体から)
。しかし一般的な医療行為にも
命の選別はあります。前述のがそうです。また、命よりも大きくはないですが、将来も変
コメント [MW170]: 何が?
えることができます。例えば、サッカーのメッシは成長ホルモンを打ち、今の体を手に入
コメント [MW171]: 違います。頻度が高い
れ、億を稼いでいます。これも将来=命の選別に等しい行為です。つまりは持って生まれ
からです。
た先天的な形体形態が気に入らず改造したのです。これを認めて出生前診断を認めないと
コメント [MW172]: 出典は?
は間違っており、活用方法はそれと何も変わることはありません。
今存在しているものを変えたくない、あるいは、他に目を向けられたくないという他から
の生贄となっているだけなのです。だからこそ、出生前診断は何も間違っておらず、必要
コメント [MW173]: どういう意味です
な行為なのです。
か?
今回の講義は、最近テレビで取り挙げられている「出生前診断」が論題のテーマの一つだ
った。出生前にいくつもの診断があると知り、知らないことだらけだった。日本の出生前
診断では約 20 万円かかるけど、イギリスでは無償で診断を受けられる。これは、とても良
い制度だと思うけど、法整備の厳しい日本では難しい制度だと思う。
今回の講義で自分が考えたことは、出生前診断の必要性の有無だ。出生前診断を受けるこ
とによるメリットは、生まれてくる前に赤ちゃんが障害を持っているかわかることで、デ
コメント [MW174]: 新型出生前診断です。
コメント [MW175]: 母体血清マーカー診
断です。日本では約 2 万円。
メリットは羊水検査や絨毛検査を受ける際の感染、出血、破水などの危険性である。それ
と、出生前診断でもし障害を持っていることが分かったとして中絶するのかという問題が
ある。陽性の人の約 9 割が中絶したとあるが、残りの人は生んでいるのだ。出生前診断で
コメント [MW176]: 自然流産もあります。
障害があると診断された時に生むのか迷うのではなく、診断を受ける前にしっかりと話し
合うことが必要だ。
私が前回の授業を聞いて考えたことは出生前診断は必要なのかどうかということである。
出生前診断で仮にダウン症であるとわかったとしてダウン症だから産むことをやめるとい
うのはおかしい。しかしダウン症の子を産んだ後ダウン症だからと育てることをやめるぐ
らいならば最初から産まない方がよいのかということである。前回の授業全般についての
意見として一番驚いたことを言えば不妊のカップルが 6 組に 1 組ほどの割合いるというこ
とである。そこまで身近に考えたことは無かったので驚いた。
コメント [MW177]: 今後ますます増えて
いくでしょう。
今回の授業では、出生前診断の話がメインだった。今までの羊水検査などに加えて、新型
出生前診断などの詳しい説明とそのリスクについてであった。
私は今回の授業を聞き、将来子供を作ったときは必ず新型出生前診断と羊水検査は受けさ
せ、異常があれば中絶を決意したいと考えた。その理由は、障害を持った親を様々みてき
コメント [MW178]: パートナーが反対し
たが、愛しているとは言うものの、精神的に疲弊している人がほとんどで、将来の嫁にこ
た場合は?
のような思いをさせたくない。自分がこのような思いをしたくないということである。し
かし、男は痛みや 16 週ほど一緒に暮らした情などが移らず、女との考えの差が生まれ、こ
のような考えに至っている可能性があるため、将来の嫁との衝突は避けられないだろう。
しかし、やはり嫁の体と精神が一番大切なので、しっかりと話し合いどうするか決めたい。
コメント [H179]: 自分の娘や息子のお嫁さ
んだったらどうでしょう?兄弟の場合は?
親友の場合は?仲間の場合は?今現在、障
害を持っている方々のご家族の場合は?
よく出生前診断の話を聞くが、わたしは女なので、いつもその話を聞くたび自分ならどう
するかなと考えてしまう。わたしは出生前診断は非確定診断も確定診断も受けたいと考え
る。そのときのパートナーの意見によって変わるとも思うが、わたしは受けたい。なぜな
ら、受けなくて後悔したくないからだ。受けて後悔する場合と受けなくて後悔する場合を
比べたてわたしはその答えを出した。生まれてきかたがどうであれ、わたしが抱いた子が
コメント [y180]: 具体的にどのように比べ
わたしの子どもだとわたしは思う。
たてたのか書いてください。
コメント [MW181]: 同上。