さつき通信 第27号 さつき祭 ― 副理事長就任の挨拶― 4月より副理事長に就任致しました大柳和貴と申します。平成21年4月より当院にて歯科医師として 入院患者様や外来患者様の歯科治療を開始し現在は、毎週水曜日を担当しております。簡単ではござい ますが、自己紹介をさせて頂きます。出身は青森で宮城県仙台市にある東北大学を卒業し、妻との 縁で東海地方に来ました。現在は、愛知県の歯科医院にて診療を行っています。加藤 仁理事長とは義父と のご縁で知り合いました。私は精神科とは無縁の仕事でしたので、こちらに勤務が決まった際は少し不安もありま し た が 、 患 者 様 も病 院ス タッ フの 方々 もや さし く、 協力 的で 大き なト ラブ ルも なく 歯科 診療 をし てお りま す。 さて、私の副理事長就任にあたり、何故歯科医師が病院の経営に?と思われる方がほとんどだと思います。 皆様もご存じと思いますが歯科医院の数はコンビニの数よりも1.6倍多いとされてます。私のクリニックの周辺にも 見渡す限りで3軒の歯科医院があります。その過当競争を打破するためには、医療サービスの向上や経営のバラ ンス感覚等が必要と考えています。先日、新聞等でも掲載されておりましたが、政府は医療費抑制のために2025 年までに病院のベッド数を全国的に1割程度削減する方向で進めているそうです。ちなみに三重県は2割削減と 予想されております。精神科においても、「入院・隔離・管理」といった入院治療により「病 院で治す」ことから「在宅・共生・支援」といった「地域で治す」といった流れが強まっていく と予想しています。そのためには歯科の経営でも医療の経営でも同じ、医療サービスの向上や 経営のバランスが必要になります。今後は既成概念にとらわれない新しい視点で、当院の基本 理念『優しい医療・楽しい職場』を推し進めて参りたいと思っております。 皆様のご協力及びご支援の程、何卒よろしくお願い申し上げます。 医療法人大仲会 大仲さつき病院 副理事長 大柳 和貴 さつき祭 防災訓練 5月16日(土)に当院の病院祭、さつき祭を開催しました。当日 5月13日、春の防災訓 朝から雨模様で心配しましたが、10時の開催時には雨も上が 練を行いました。当院で り、250人を超える大変多くの皆様にご来院いただきました。 は 、 春 と 秋 の年 2回 防災 今年は、四日市看護医療大学 萩典子先生に来ていただ 訓練を行っています。毎 き、『自分のこころの声をきいてみませんか』~優しい生活をめ 回設定を変えて、訓練を ざして~ 行っており、今回は昼間 准教授 というテーマで講演をしていただきました。40名ほ ど参加いただき、皆様メモをとられたり、好評でした。 に2階病棟から出火とい 模擬店ではフランクフルト・揚げたこ焼き・ワッフル・ う設定で行いました。2 焼きそば・ポップコーン。参加・体験コーナーはボールビンゴ・ 階病棟は高齢の方も多くみえるので、患者さまの避難の際は、 射的・健康ブース。ステージは、理事長らによるバンド演奏・ 他部署から応援にかけつけ、また、3階4階5階病棟の患者さま 男子職員の男ダンス・ボランティアの方々による弦楽器演奏や も外階段を使って、順に避難いただきました。外階段は風の影響 フラダンス・子どもたちのキッズダンスなど、大いに盛 り上 もあり、特に5階からの避難は非常に高く、躊躇される方もい がりました。 らっしゃいましたが、あわてず、職員がつきそい声をかけて誘 今年も、さつき祭をとおして地域の方々と触れ合うことがで 導し、無事に外へ避難いただくことができました。今回は桑名市 き、私たち職員も元気をいただくことができました。これからも 消防本部の消防隊の方にも参加いただきましたので、講評をいた 地域に根ざした医療サービスの提供はもちろんのこと、 皆様 だき患者さまが多く参加いた に親しまれる病院となれるように努めてまいります。 だいた今回の訓練に好評価を いただきました。その後、 消火器の使い方を詳しく教 えていただきました。避難 も大切ですが、初期消火の重 要性を再認識いたしました。 患者様より一言! 3月14日に入院して、5月10日に退院します。入院生活で 日々皆さまのご指導をいた 気のついたことを少し言わせてもらいます。喫煙所をもう少し だきながら、ワーカーの役割 広くしてほしい。いんげんまめばかりはあきる。揚げ物攻撃は 氏 名:刀根 ゆづ美 を学んでおります。一日も早 やめてほしい(昼夜連続だと胃にくる)。看護実習生さ んが 入職日:平成27年4月1日 く皆様のお役に立てるよう、 可愛かった。ダンスも楽しかった。ここは綺麗なひとばっかり 職 種 :精神保健福祉士 また「安心して相談できる」 で癒される(本当)。みんなありがとう。さつき祭に作品を出せ ワーカーの一人になりたいと てうれしい。先生、看護師さん、みなさんありがとう。 思っております。気軽にお声 2病棟 をかけてくれると嬉しいで す。宜しくお願いします。 機能変更について 2病棟は平成27年5月1日より施設基準を精神療養病棟から、 特殊疾患病棟に変更いたしました。特殊疾患病棟とは、身体的な 氏 名:近藤 翔太 看 護 部 に 入 職 さ せ て 頂 い た 近 入職日:平成27年4月1日 藤です。業務内容が多く、まだま 職 種:看 護 師 障害を抱えられ、健康な方より、日常生活に必要な基本 動作 が低下し、長期にわたり介護を必要とされる患者さまが 入院 される病棟です。患者さまそれぞれの人生経験を生かし、 だ慣れないことがありますが先輩 その人がその人らしい生活ができるよう、患者さまの可能性を 方の丁寧なご指導のもと日々精進 信じ持てる力を十分引き出せるよう支援しています。また、患者 しております。現場では丁寧な対 さまの心地よい刺激になるよう、院内・外のレクリレーションや 応と知識、技術を日々磨いて業務 音楽・体操等に工夫を凝らし、ともに楽しむ時間をもち、患者 に取り組みたいと思います。今後 さまが安心して心豊かな療養生活が送れるように、ケアを行って ともよろしくお願いします。 おります。 マナー向上委員会 熱中症や夏バテ対策に甘酒 平成27年4月より、今まで活動していました「グッドジョブ 委員会(職員間で良い接遇対応した人に投票し、表彰するシス テム)」と「アンケート委員会」を統合して「マナー向上委員 会」として発足しました。今までの活動内容のグッドジョブカー ドの投票、患者さまへの満足度調査等アンケートの実施などを当 委員会にて引き続き実施します。また、職員の接遇対応 評価 として、患者さまのアンケート結果の評価、分析を行い患者さま の意見を出来るだけ反映し、満足していただけるように、より一 層職員の接遇の向上を目指して努力します。全職員に対して接 遇チェックシート、院内ラウンドなどの実施も予定しています。 患者さまから「受診したい」「受診して良かった」と満足してい ただける接遇ができますよう努めてまいりますのでよろ しく お願いいたします。 暑い日が続いていますが、毎日を元気に過ごすために、熱中 症や夏バテの対策をしていきましょう。 熱中症とは、たくさん汗をかいたことにより、体内の塩分や 体液が不足します。これによって脱水症状を起こし、体温調節 ができなくなり、体温が高温となってしまい頭痛や吐き気が起 ります。また、ビタミンやミネラルなど栄養素が不足してしま うと、体がだるくなり、夏バテをおこします。 熱中症予防の水分補給や、夏バテで食欲不振時の栄養補給に ぴったりな飲み物が甘酒です。米と麹からできている甘酒は 「水分」「糖分」「塩分」のバランスがよく『飲む点滴』と言 われるくらい栄養成分が豊富です。 なお、甘酒といっても2種類あり、 冬や桃の節句の時に飲むのは、酒糀 を用いてアルコールが入った温かい 甘酒で、夏に飲むのは米麹を使って、 アルコールを含まない、冷たい甘酒 です。 必須研修 平成27年4月22日に必須研修を 開催しました。この必須研修は 年に2回院内で開催し、病院職員全員の受講を義務付け ています。「医療安全」、「感染防止対策」、「精神保健福祉 法」、「倫理研修」の項目があり、それぞれのエキスパートが講 師となり、わかりやすく説明しました。この研修を受講 する 感染対策チーム通信~肺炎球菌ワクチン~ 肺炎球菌ワクチンを御存じですか?肺炎は日本人の死因の第4 事で病院職員としての重要な基礎知識を身につけ、または 再認識する場となり大変有意義なものでした。 各研修内容は以下の通りです。 位です。しかも肺炎による全死亡者数の95%が65歳以上とな 「医療安全」-RCA(根本原因分析法)の事例発表 っており、今後もますます増える可能性があります。特に日本 「感染防止対策」-感染防止対策チームの役割 では肺炎予防は重大な医療上の課題となっています。肺炎球菌 「精神保健福祉法」-医療保護入院の流れについて ワクチンは日常生活でかかる肺炎で一番多い病原菌である肺炎球 「倫理研修」-精神科病院における倫理を学ぶ 菌による感染症を予防し重症化を防ぐためのワクチンです。イン 今回の研修内容を日頃の フルエンザワクチンも併せて接種するとより効果的に肺炎を予防 職務に活かす事で、より信 できます。65歳以上の方が接種対象で現在の日本の制度では一 頼される病院になっていけ 生に一度市町村より補助が受けられます。対象年齢の方が毎年 ればと感じました。 変更になります。 (慢 性疾 患が ある 方は 65歳 未満でも接種が受けられます)接種してから免疫 (抗体)ができるまで平均でおよそ3週間ほどか 病棟レクリエ—ション かり1回の接種で5年以上免疫が持続すると言わ 6月10日に5病棟の病棟レクとして北勢町にあ れ、季節を問わず接種が可能です。当院でも接種 る万葉の里公園へ行ってきました。咲き誇る紫陽 対象患者様には毎年患者様の同意のもと接種 花を見学した後はジョイフルにてデザート を実施しております。皆さんの周りでも肺炎球菌 とドリンクを楽しみました。みなさん笑顔が ワクチンを受けたいという方がいれば一度市町村 見られ、とても充実したレクとなりました。 に問い合わせてみてはいかがでしょうか? 今年の桜はアッという間に咲き、アッという間に散ってしまったとの印象があります。その後は暑くなったり寒くなった り、ゴールデンウイーク明けには、早くも台風6号の接近が心配されていました。天候的には不安定な状況が続いていますが、 日々の生活ではちょっとした変化に感動できることが、結構あるものです。 ≪広報委員 坂 倉≫ さつき通信 発行元 医療法人大仲会 大仲さつき病院 広報委員会 発行日 平成27年7月21日 平成27年9月19日(土) 13時半~ ~6月20日交流会の様子~ ※対象:入院患者ご家族様 こころの健康相談は、人間関係や性格の悩み、気持ちの落ち 込みなどで困っている方のために、臨床心理士がカウンセリ ングを通してお手伝いする相談室です。 時間:月曜日~金曜日 13:00~17:00 土(第1、第3、第5) 9:00~12:00 料金:50分 4,320円(税込) 25分 2,160円(税込) 人との付き合い方、家族関係の悩みなど、ひとりで抱えこまず、お気軽に ご相談ください。臨床心理士が丁寧にお話を伺い、問題解決ができるよう お手伝いします。完全予約制ですのであらかじめ、お電話で予約をお願い 致します。(健康保険、医療費控除の対象外です。) Tel 0594-76-5511 (臨床心理士 澤田) 診察のご案内(外来診察予定表) 月 火 水 木 金 一診 井上 伊藤 古濱 近岡 古濱 伊藤 井上 二診 菰田 近岡 玉谷 井上 玉谷 近岡 古濱 菰田 菰田 玉谷 ※土曜日診察(伊藤・井上・古濱・玉谷・近岡・菰田)は 平成27年1月より、外来担当医が大幅に変更してい ますので、確認の上受診して頂くようお願いします。 隔週交代となりますので、外来掲示表か当院のホーム 三診 ※土(隔週交代) 受付時間 月~金 8時30分~11時30分 土曜日 8時30分~11時00分 ☆休診日:午後・日曜・祝祭日・年末年始 ページにて確認をお願いします。
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