応用集積システム

応用集積システム
(情報学研究科・シラバス)
Integrated System Architecture and Synthesis
【 配 当 学 期 】
前期
【 授 業 形 式 】
毎週
【
担
当
者
】
佐藤高史、○越智裕之、小野定康
【
科
目
URL
】
(なし)
【授 業 の 内 容】
【単 位 数】
2単位
画像符号化処理などのアルゴリズムを題材として、如何に応用システムを構成するかに
ついて解説する。基本アルゴリズムに始まり、集積回路としてのアーキテクチャ、シス
テム構成方式、システム評価法へと内容を展開する。
【 授 業 計 画 】
項 目
導入(佐藤)
回 数
1
算術演算アルゴリズム
(越智)
内 容 説 明
応用システムとその設計開発の歴史と現状・動向を概説する。
1
メディア処理を行うシステムにおいて性能、回路面積、消費電力を大きく左
右し得る算術演算器のハードウェアアルゴリズムを系統的に復習する。
応用システムのベース
アーキテクチャ(越智)
3
応用システムを実現する上で、汎用プロセッサ、DSP、ASIPなどのプロセッ
サ、FPGAなどの再構成デバイス、専用ハードウェアエンジンなどの構成要素
が考えられ、これらを単独、あるいは組み合わせることによって同じシステ
ムでも様々な実装上のバリエーションが生じる。これらについて講義する。
画像符復号システム(越
智)
7
MPEGおよびJPEG2000のための画像符復号化システムを題材とし、各要素処理
のアルゴリズムおよび基本的な回路方式を講義し、システムとしての構成方
式について検討する。
ディジタルシネマとそ
の動向 (小野)
2
光ブロードバンドネットワークおよび画像符復号規格JPEG2000によって技術
的可能性が開けてきたディジタルシネマについて、背景、要素技術ならびに
最新の動向を講義する。
【
教
科
書
】
(なし)
【
参
考
書
】
榎本忠儀: 画像LSIシステム設計技術, コロナ社, 2003
小野定康, 鈴木純司: わかりやすいJPEG/MPEG2の技術, オーム社, 2001
小野定康, 鈴木純司: わかりやすいJPEG2000の技術, オーム社, 2003
小野定康, 村上篤道, 浅井光太郎: ユビキタス技術 動画像の高能率符号化―MPEG-4と
H.264―, オーム社, 2005
高木直史: 算術演算のVLSIアルゴリズム, 並列処理シリーズ5, コロナ社, 2005
末吉敏則, 天野英晴: リコンフィギャラブルシステム, オーム社, 2005
【目的・到達目標】
応用集積システム設計において、様々なトレードオフを考慮して最適なシステム構成を
選択するのに必要となる基本的な知識や考え方が獲得されること。
【成績評価の方法・
基準】
到達目標の達成度を、レポート試験によって評価する。
【
(なし)
そ
の
他
】