Untitled

2015
D-INTERNSHIP とは
D-INTERNSHIP とは、「龍の仕事展」を大学生の人材育成として活用したインターンシップ・プログラ
ムです。(「D」とは「龍の仕事展」の「龍=Dragon」の「D」です)
大学生に、地元を代表する企業を知ってもらい、企業を通して地域の文化や歴史・風土を理解すると
共に、地域戦略の思考を学んだり、社会人に求められる自己啓発力や自己教育力を育てることを目的と
しています。
龍の仕事展とは
龍の仕事展とは、毎年9月に倉敷アイビースクエア内のアイビー学館を会場として高梁川流域のもの
づくり企業、約 30 社が企業文化の展示を行い、商品のPRや販売を行うものです。2010 年の国民文化
祭から毎年開催され、今年で 6 回目を迎えます。
開催時期はシルバーウイークと呼ばれる秋の行楽シーズンです。県内で最も観光客を集める倉敷美観
地区へも、全国から、また海外からも大勢の来訪者が訪れます。昨年までの実績で「龍の仕事展」は
8,000 人~ 11,000 人を越えるお客様を迎えています。
出展する企業は、創業 100 年以上の歴史を持つ各地を代表する老舗企業から、新たに地域ブランドを
立ち上げ、次世代へと受け継げるものを生み出す努力を続ける企業たちです。
龍とは
「龍」とは高梁川のことで、流域にあまたの恵みを与えた母なる川として、このイベントでは地域名
を持つ川の名称ではなく、
「龍」と呼んでいます。また、高梁川は古代「吉備のくに」の中核として多
くの文化を生み出し、多くの地域をつなげました。
私たちは、この母なる川を「龍」というひとつのシビックプライドとして掲げ、広く同じ水で生かされ
ている備中エリアの人々がつながり、協力しあうことを目指しています。私たちが「龍の末裔」として、
この地を愛し、さらに豊かにしていきたいと願うことが、この流域に暮らす人達が生涯に渡って誇り高
く、心豊かな生活を営むために必要な生活具を残し、伝え、また新たに企画開発していくことに結びつき、
そして固有のライフスタイルを実現していくことを目指したコンセプトなのです。
母なる川の恵みを受け、この地で「もの」を生み出すことを「なりわい」とする「龍の末裔」の仕事
を集めた展示が「龍の仕事展」なのです。
企業文化に焦点をあてた地域文化の展示とは
ものづくりに関わる企業は、その発生・発展・開発商品が地域特有の気候・風洞・歴史・文化に大き
く影響を受けて派生しています。すなわち、土着企業の生き残るための工夫こそが、地域と密接に結び
つく固有文化を形成するものなのです。
そしてこれは、資本も人材も弱い地方のブランドが、都市部と戦略的に差別化できる重要な切り口であ
り、地方にこそ都市のブランドが切り捨ててきた歴史・文化が強く残っている強みを再認識すべきなの
です。今後、海外市場に対しても、日本が次に輸出すべき商品に「文化」=クールジャパンが期待され
ています。
企業文化の展示とは、商品を売らんがための展示・即売ではなく、しっかりと企業文化に焦点を当て
た展示を行います。企業自体も自らの足元を掘り下げることで、見落としていた自社の付加価値を見直
し、「製品」から地域ブランドといった「商品」を生み出すきっかけにもなります。
更に、全国から大勢の観光客が訪れる倉敷美観地区の中核的施設である倉敷アイビースクエアを会場と
して地域企業の展示・商品の販売を行うということは、地域のファンが集まる場所で地域ブランドをP
Rできる強みに加え、全国各地の人々に対し新商品のテストマーケティングを行うことも可能で、充分
にコンベンション機能を有しています。
加えて、来訪者並びに地域住民には地域の文化を広く学ぶことのできる機会と場の創出として、学習
観光、企業認知による就業企画の促進にもつながる可能性を持つものです。
D-INTERNSHIP 2015 - 01
龍の仕事展を活用した人材育成プログラムとは
多くの企業が地域戦略を持つとともに、地域と連携してその社会的存在意義を実現しています。つま
り、地域を知ることは、どのような仕事に就いても求められるスキルでもあります。また、社会人とし
て自らが暮らす地域、自らが営みをおくる地域を理解することは、多くの社会人が生涯を渡って取り組
む一つのテーマでもあります。
先に述べたように、企業文化を知ることで地域特有の気候・風土・歴史・文化・社会構造までを関連
づけて理解することができます。また、地域を深く掘り下げて知ることで、新たなビジネスチャンスも
生まれます。
低迷する地方経済は、既に存在する様々な価値を結びつけ直し、再構築することで小さな経済を数多
く回すという活性化手法も、生き残り戦略として重要です。
その様な視点を持つ地方人を育てる人材育成ブログラムとして、企業文化に焦点をあてた地域文化の
展示「龍の仕事展」を地域の大学と連携して活用していきます。
大学生に向けて
社会とは何か? 地域とは? 組織とは? 集団とは? 会社とは? 他者とのつながりや関係性を
知り、それを通して自分を知る、それが社会を知るということです。社会人への入り口は自己啓発の始
まりからです。
皆さんの意識が高ければアルバイトでも充分に社会性を身につけることが可能ですが、アルバイト活
動の中に社会人教育などのスキルアップを求めた場合、職場環境や巡り会える周囲の人々に大きく左右
されます。
それに対し、本インターンシップ・プログラムは基本的に大学生を対象とし、第一に人材育成を目的
としたものなので、環境や人に左右されず、プログラムを受ける機会が与えられます。
大学生がインターンシップに参加する目的としては、以下のものがあります。
■社会人として「働く」ということはどういうことなのかを知る
■社会経験を通じて自分に足りない能力を身につける
■自分がどういう職業や業種に向いているかを見極める
■ビジネスマナーを身につける
■今後学生生活の目標を明確にする
■大学での勉強と実社会との関連性を見つける
■大学での専攻分野に関連する業界の実情を知る
■就職希望である業種の実情を知る
■卒論・修論のテーマを見つける
就職すれば一人前の社会人になれる訳ではありません。先輩たちは社会人になってからも日々、努力
し、勉強して、皆スキルアップをしています。理想はインターンシップなどの社会経験を活かして、大
学で専門性だけでなく、自己実現を目指して必要な勉強を自発的にできる様な生き方を始めることなの
です。そういった意味では、就職を目前にインターンシップに参加するのでは遅いのです。また、インター
ンシップに参加することは勿論ですが、経験を参加後の将来設計やキャリア設計に反映させることが大
切です。その為には、振り返り、成果発表やフォローアップセミナーを受ける事がそれ以上に重要です。
これらが自己啓発力と自己教育力です。これは社会人に求められる重要な素養でもあるのです。
このインターンシップ・プログラムに参加するには、必ず事前研修(1 日)
・企業研修(2日~3日)
・
直前研修(1 日)に参加し、龍の仕事展で6日以上活動し、成果発表会フォローアップセミナー(1 日)
に全て参加することが条件です。期間的には全部で約6ヶ月間のプログラムです。
D-INTERNSHIP 2015 - 02
参加条件
このインターンシップ・プログラムに参加するには、必ず事前研修(1 日)・企業研修(最低2日~3日)・直前研修(1 日)に参加し、龍
の仕事展で6日以上活動し、成果発表会フォローアップセミナー(1 日)に全て参加することが条件です。また、選抜して数組には 11 月に
企業並びに一般の方々の前でプレゼンしていただきます。期間的には約6ヶ月間のプログラムです。
※スケジュールの内容は現在の【予定】です。変更があればD-INTERNSHIP 公式HPのトップページ等で連絡します。行動を起こす前日には
必ずD-INTERNSHIP 公式HP URL
http://project-g7.com/wordpress をご確認ください。
スケジュール
■申込〆切
平成 27 年 5 月 16 日(土)
● D-INTERNSHIP 公式HP[ 参加申込 ] からお申込みください。
● D-INTERNSHIP 公式HP URL http://project-g7.com/wordpress
■事前研修
平成 27 年 5 月 31 日(日) 【補講】平成 27 年 6 月 7 日(日)【補講会場:倉敷天文台 彰邦館(倉敷市中央 2-19-10)】
■10:00 ~ 17:00(お昼は各自ご用意ください)
■会場:岡山県備中県民局 会議棟 (岡山県倉敷市羽島 1083)
■内容:オリエンテーション / キックオフセミナー / マナーコミュニケーションセミナー
企業訪問するためのケーススタディ / グループ発表 / 振り返り
■担当企業マッチング
平成 27 年 6 月 9 日(予定):(本人の希望と参加できるスケジュール、事前研修での評価などにより講師が担当を決定)
■企業研修
平成 27 年 6 月 18 日(木)~平成 27 年 8 月 29 日(土)
● 担当する企業へは学生自らアポイントを取り、企業を訪問(事前研修にて指導)
● 最低でも 2 ~ 3 日間の研修を受けること(日数や内容・課題は企業により異なる)
● 各企業の経営方針・商品・会場でのPR内容を理解
● 各企業の「龍の仕事展」での課題を共有し、課題を解決の実現に向け提案
■直前研修
平成 27 年 8 月 30 日(日) 【補講】平成 27 年 9 月 6 日(日)【補講会場:倉敷天文台 彰邦館(倉敷市中央 2-19-10)】
■10:00 ~ 17:00(お昼は各自ご用意ください)
■会場:岡山県備中県民局 会議棟 (岡山県倉敷市羽島 1083)
■内容:企業研修の報告 /「龍の仕事展」での自分たちの行動計画を発表
行動計画への個別指導とフォロー / 振り返り
■龍の仕事展 [PDCA]
平成 27 年 9 月 12 日(土)~ 平成 27 年 9 月 20 日(日)
● 毎日、朝・夕ミーティングあり
● 朝のミーティングではその日の目標を発表、会場で実践
● 夕のミーティングでは実践した成果と改善方法を発表
■朝のミーティング 8:00 ~ 9:00
■会場での実践 9:00 ~ 17:00
■夕のミーティング 17:00 ~ 18:00(最終日は~ 19:00)
■会場:会場:倉敷アイビースクエア アイビー学館 (岡山県倉敷市本町 7-2)
■「龍の仕事展」期間中は 1 日につき交通費として 2,000 円均一を支給 / 昼の従食あり / 飲み物支給
■成果発表会・フォローアップセミナー
平成 27 年 9 月 27 日(日) 【補講】平成 27 年 10 月 18 日(日)【補講会場:倉敷天文台 彰邦館(倉敷市中央 2-19-10)】
■10:00 ~ 17:00(お昼は各自ご用意ください)
■会場:倉敷商工会議所 1F 会議室(岡山県倉敷市白楽町 249-5)
■内容:成果報告 / 質疑応答 / フォローアップセミナー / 振り返り
■企業プレゼン・一般公開発表会
(予定)平成 27 年 11 月下旬:10:00 ~ 17:00 会場:岡山県備中県民局 会議棟 (岡山県倉敷市羽島 1083)
D-INTERNSHIP 2015 - 03
採用情報
■目的・目標
「龍の仕事展」出展企業の企業文化を理解し、会場で企業の PR、商品の販売、アンケート調査などを行う。可能であれば、出展企業の
展示企画にも積極的に参加し、提案、設営、運営などを行う。
■期待される人材
①積極的に実社会での様々な経験を求め、社会人としての自己啓発力・自己教育力の向上を目指す。
②地域の気候風土・文化・歴史に興味がある。
③地元企業に関心が高い。
④誠意ある接客ができる。
⑤イベントの企画・運営に関心がある。
■参加学生のメリット
①プロの講師より自己啓発力・自己教育力の指導を受けることができる。
②地域で活躍する人材としての在り方を学ぶことができる。
③地域ブランド、地域戦略の考え方を学ぶことができる。
④接客を通してコミュニケーション力を学ぶことができる。
⑤企業が求める広い視野と客観性を学ぶことができる。
■交通費の支給
9/12(土)~ 9/20(日)の「龍の仕事展」の期間中の交通費として 1 日あたり一律 2,000 円を支給。
成果発表会の時に精算:アンケートとレポートの提出と交換
■必要な費用
■各講習会
昼食・飲み物は各自ご用意ください
■企業研修
交通費は公共交通機関のみ後日清算できます。(領収書が必要です)
■龍の仕事展
昼食は簡単な従食を用意してあります
会場では自由に飲める飲み物を用意してあります
■責任体制
各大学が用意するインターンシップ保険に参加者負担で必ず加入してください。
■服装・準備・その他
■各講習会 及び 企業研修
普段着で構いませんが、清潔感のある好感のもてる服装でご参加ください。
(評価対象となります)
■龍の仕事展
①会場は季節柄、暑いので軽装でOKです。(龍の仕事展では着替えなどがあった方が良いでしょう)
②会場の床は石ですのでつまずきにくい靴が望ましいです。
③名刺交換の場があります。各自名刺をご用意ください。
④毎日、出勤簿へ捺印してもらいます。毎日、印鑑をお持ちください。(印鑑を忘れた場合は交通費が支給されない場合があります)
⑤成果発表会の時に簡単なアンケートとレポートを提出していただきます。忘れた場合は交通費が支給されません。
⑥急なことで欠勤・遅刻する場合は、事前に必ず久保田まで連絡してください。(090-7502-6177)
⑦各自が担当する企業のブースで必要と思われるものは各自の判断でご用意ください。判断できないものは久保田に相談してください。
⑧会場でトラブルが起きた場合、不審者を見かけた場合、久保田・原・森田へすぐに報告してください。
⑨万一に備え、申込フォームへ血液型を選択してください。
⑩スタッフ用のポロシャツを用意します。申込フォームへサイズを選択してください。
⑪携帯電話に「龍の仕事展 久保田」で 090-7502-6177 を登録してください。
⑫D-INTERNSHIP の参加者は活動記録を含めて写真を撮らせていただきます。撮影した写真はHPやブログ、facebook に掲載されます。
D-INTERNSHIP 2015 - 04