うらほろフォーラム2015発表資料/子どもの想い実現事業

子どもの想い実現ワークショップ
~応え続ける背中を見せる事~
子どもの想い実現ワークショップ
座長
髙
室
智 全
子どもの想い実現事業
子どもの想い実現事業とは?
• 子どもたちの想い
• 大人たちの想い
地域への愛着を育む事業で
地域の魅力を発見
↓
その魅力を町内外に発信し
たいという想い
↓
既成の概念にとらわれない
自由闊達な提案
地域の発展の模索
↓
子どもたちの提案をしっか
り受け止めたいという想い
↓
行政・教育・民間がしっか
りと手を取り合った連携
子どもの想い実現ワークショップの発端
・平成19年度よりはじま
る町内中学校の「総合的
な学習の時間」における
町おこし企画の提案
×
・町内小学生が町長宛に
町おこしの要望を書く作
文集「太陽への手紙」(毎
年発行)
子どもの想い実現ワークショップの発端
• 毎年たくさんの提案が子ども達からなされる
が提案を整理したり、実現されている事を報
告したりされているのだろうか?
• 実現が難しい提案もあるが『何とかして実現
できないだろうか?』
よし!それじゃあオトナも知恵を絞っ
てみようか!!
ワークショップができるまでの提案は?
町長あてに提出された提案の行方
1.行政のもと企画がそのまま通るもの
2.民間などが個別に実現したもの
3.企画が通らなかったもの
こどもの想い実現ワークショップ
実現されていない企画を組み合わせたり形
を変えていけば実現可能になるものもあ
るのではないか?
↓
行政や民間に受け渡し易くするための交通
整理の場を作ろう
↓
ワークショップ形式で大人も知恵を絞って
対応しよう
浦幌中学校3年生の提案の例
平成19年度より総合的な学習の時間の中で
浦幌中学校3年生がこれまでに70の企画
を町に提案してくれました
提案の一例
・ハマナスの活用
・流木作品展示会
・みのり祭りの改良
・キャラクターシール
・しゃこい祭り
・浦幌百人一首
・かぼぱん
・浦弁
・タコんぶライス
・浦幌合宿地化
・海上打ち上げ花火
・トロッコ復元計画
・うるしんミスト・アイス
・石のオブジェ作成
・おおみや復活大作戦
・特産物改名改革
・浦幌産ローズヒップ
・森林公園リニューアル計画
・ベリーベリーラズベリー
・ウラペチーノ
・足の疲れをFOOT BATH
・みのり祭りwithまちなか農園
・浦PIZZA会
Etc.
平成23年度までの実現例(個別対応)
ふわふわドーム『ウラッピー』
タコんぶライス
浦 弁
かぼパン
ワークショップ発の事例
ハマナスプロジェクト
ハマナスの活用(平成19年)・NEW特産品(同)・ハマナス
ジャム・ハマナス弁当(20年)・うらまん(同)をまとまあげ
たもの。ハマナスは浦幌町の花として認定されているの
で、郷土学習の一環として学校教育に取り入れることが
決定!各小学校にハマナスの苗が配られました。
浦幌新聞
浦幌新聞(平成19年)の提案。十勝毎日新聞社と釧路教
育大学との協力を受けて浦幌町の広報誌のうらほろスタ
イル通信の中に掲載。
ウラペチーノ
ウラペチーノ(平成25年)提案をそのまま検討。
実際にレシピを作成して試食をワークショップで実施。
教育大釧路校の協力で教育大学の大学祭で販売!
2日間で270食を完売。飲食店への展開策を検討中
今年度の実現事例①~ウラペチーノ~
試作の様子
教育大釧路校での販売の様子
ワークショップ発の事例
冬のイベント
しゃっこい祭り(平成20年)・駅前冬祭り大作戦(23年)の
企画をまとめあげたもの。現在浦幌に無い冬のお祭りを
再開させられないかというもの。地域おこし協力隊のもと
今年2月にしゃっこいナイトinうらほろとして実現!
浦幌ミルク麺プロジェクト
ミルクラーメン(平成19年)・エゾバイを使った料理(20
年)・ベジニョッキ(21年)の企画をまとめあげたもの。
しゃっこいナイトの売店販売としてベジニョッキが実現
当日50食以上を完売。ミルク麺は昨年末に試作会を
実施し出来あがったレシピを町内飲食店に配布予定。
今年度の実現事例②
~しゃっこいナイトinうらほろ~
イベント当日の様子
今年度の実現事例②
~しゃっこいナイトinうらほろ~
イベント当日の様子
フィードバックの場としての成人式
・平成24年に20歳になる新成人は5年前初めて
町おこし提案をした世代でした。
・成人式の場を借りて、提案してくれた内容は今も
真剣に大人たちが実現に向けて動いている事を報告
しました。
・また、今度は提案する側から実現する側へなり
一緒にアクションを起こそうと提案しました。
・それ以後成人式でのフィードバックをひとつの
ツールとして活用しています。
今年度の実現事例③
~ベジニョッキ~
しゃっこいナイトの売店で
ベジニョッキ 販売!!
考案時中学生だった実行委員が作成・販売
提案・検討中の事例
うらほろフードマラソン
スポーツフェスティバル(平成19年)・浦幌美食フェア(20
年)・URAHORON(20年) ・浦幌まんぷくツアー(20年)・
太陽への手紙の企画をまとめあげたもの。森林公園を
利用してチームでチェックポイントにマラソンで食材を取
りに行き持ち帰った食材でピザを焼いて食べる企画。
商工会に提案したが採用されず再企画中
ウラハとホロマ拡大案
駅前うらは・ほろまいっぱい大作戦(平成24年)・駅の中
に売店を置き、駅の雰囲気を明るくしよう(同)・太陽への
手紙をまとまあげたもの。カントリーサインへの使用や新
しいグッズの開発、版権の管理や町のキャラとしての正
式採用を町長に提案。
留真温泉活用案
留真温泉増築計画(平成21年)、留真温泉にフラワー
ロードを、うるしんミスト、うるしんアイス、手湯&足湯、ツ
アー(平成22年)、足の疲れをFOOT BATH(平成25年
の提案。現在イベントと食を絡めて検討中
ワークショップを実施して
見えてきたの2つのこと
・提案の実現の可否だけが目的ではなく、
子ども達におとなが「真剣に君たちの提案
を受け止めている」という背中を見せ続け
る事を目的とする。
・背中を見せ続ける中で、かつては提案す
る側だった子どもたちが今度は考え・実現
する側に移る世代交代を重ねていくこと。
それを示せる機会が実は毎年
行われていたんです!!
フィードバックの場としての成人式
・平成24年に20歳になる新成人は5年前初めて
町おこし提案をした世代でした。
・成人式の場を借りて、提案してくれた内容は今も
真剣に大人たちが実現に向けて動いている事を報告
しました。
・また、今度は提案する側から実現する側へなり
一緒にアクションを起こそうと提案しました。
・それ以後成人式を子ども達へのフィードバックの
場のひとつとして活用させて頂いています。
ワークショップをもっと生かすために
・協力頂ける企業・団体・個人との連携
・実験や検証のできる研究機関との協力
・教育の現場へのフィードバックと情報の
共有
・運営側のファシリテーション力の強化
・町民への周知拡大と参加者の拡大。とり
わけ、提案してくれた世代からの参加者
の促進と世代交代
結びに
~応え続ける背中を見せる事~
・座長として子どもの想いを実現する事こそが成果であ
ると焦っていた私に『大人たちは君たちの提案に真剣に
答えようとしているよ』という事を見せ続ける事こそが
ワークショップの本当の成果だと教えてくれたのは他な
らぬワークショップのメンバーの皆さんでした。
・参加しているメンバーの皆
さんは、いつも子どもが夢を
語るように、子ども達の提案
に触発され、アイデアを出し
合い、自分達もワクワクしな
がらワークショップを進めて
います。