熱決メソッド受講生のみなさん、こんにちは! そろそろヒーター選びに、自信はついてきましたか。 この熱決メソッドも、今回で第4回目となりました。 ヒーターにとって、温度制御は もっとも重要なテーマと言ってもいいでしょう。 希望の温度に達しなかったり、 逆にヒーターが暴走し、故障につながることも考えられます。 正しい制御をマスターすれば、「ヒータリスト」はもう目前ですよ! 第4回 「 制 御 」 制御の肝 其の一.ヒーターの内部温度を把握すべし 金属ブロック200℃のワーク温度が欲しい時。 第1回温度表(使用可能温度域)から、 カートリッジヒーターを選定したとします。 ヒーターの内部温度を確認されたことはありますか? Check it ! ヒーター内部 ブロック表面 400℃ 約50角の金属ブロックを加熱した場合..右のグラフをご覧ください。 ブロック表面が約200℃の時を見て頂くと、 ヒーター内部温度は約300℃となり、温度差が約100℃発生しています。 300℃ これが、より高いワーク温度が必要の場合には、 ヒーターが限界温度を超えることもあり、断線リスクが高まります。 100℃ 200℃ 外気温 0℃ 時間(min) 熱電対内蔵HLPカートリッジヒーター 熱電対内蔵ヒーターをご活用ください! ヒーターの内部温度を見れる為、制御の簡易化が可能になります。 一つのヒーターに負荷をかけ過ぎていませんか? 内部温度が高くなる懸念のある、高電力密度のヒーターを使用されるより、 ヒーター数を増やし、1本のヒーターに対する負担を軽減することもお勧めします。 安全ですし、ワーク面への温度分布もよくなります。 ▲ KAWAI は完全受注生産のため、 このような特殊仕様品もお気軽にご依頼頂けます。 制御の肝 其の二.センサーの種類を把握すべし 制御に欠かせない温度センサー。代表的なものを数種類ピックアップしました。 各ヒーターへ、一体化し、製作することが可能で、ヒーターの温度が確実に拾え、制御の精度は上がります。 熱電対 最もポピュラーな温度センサーで、二種類の異種金属で回路を作り、「ゼーベック効果」と呼ばれる原理を利用しています。 その中でもK線が最もポピュラーで、温度域などの使用条件により、J線、T線等を用います。 測定方法が簡単で精度が高く、測定時間の遅れも小さいです。 センサー付きラバーヒーターと温度調節器HEATCON 白金測温抵抗体 金属の抵抗をはかって温度を求める温度センサー。 熱電対よりも、低温時に精度を出しやすいです。 (白金は、温度による抵抗変化率等、性質が安定しており、 高純度のものが得やすい材質です) サーミスタ 半導体を用いた抵抗温度センサー。 温度による抵抗変化率の直線性が悪く、測定精度が低いですが、 小型で 感度も白金抵抗体の約10倍程度よい と言われてます 小型で、感度も白金抵抗体の約10倍程度よい、と言われてます。 TEL WEB 0120-394-758 https://www.kawaidenki.co.jp/toiawase/ ▲ 制御機器を含め 制御機器を含め、ト トータルなご提案をすることができます タルなご提案をすることができます。 ご質問もお気軽にどうぞ! Presented by . KAWAI ELECTRIC HEATERS Copyright 2012 KAWAIDENKI All rights reserved.本文に掲載された内容の無断複製・転載を禁じます。
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