(仮称)泉南阪南共立火葬場建設事業 落札者決定基準 (修正版) 平成 27 年 6 月 泉南市 【 目 次 】 第 1 審査の概要................................................................................................................. 1 1 事業者選定基準の位置付け............................................................................................................. 1 2 選定方法の概要 ............................................................................................................................... 1 3 審査委員会の設置 ........................................................................................................................... 1 4 審査全体の流れ ............................................................................................................................... 2 第 2 提案審査 .................................................................................................................... 3 1 提案審査の流れ ............................................................................................................................... 3 2 提案審査の内容 ............................................................................................................................... 3 (1) 入札価格の確認 ......................................................................................................................... 3 (2) 要求水準達成確認...................................................................................................................... 3 (3) 総合評価審査(定量的・定性的事項の審査) .......................................................................... 3 (4) 得点の計算方法 ......................................................................................................................... 5 第 3 事業者の決定 ............................................................................................................. 6 1 最優秀者の選定 ............................................................................................................................... 6 2 事業者の決定 .................................................................................................................................. 6 第 4 その他 ........................................................................................................................ 6 1 総合評価審査の対象が 1 社のみの場合の特例 ............................................................................... 6 2 審査委員会の意見の扱い ................................................................................................................ 6 第1 1 審査の概要 事業者選定基準の位置付け 泉南市及び阪南市(以下「両市」という。)は、民間の技術力を活用して、(仮称)泉南阪南共 立火葬場(以下「本件施設」という。)の設計・施工・維持管理運営を行うこととしている。 平成 25 年度には、火葬炉の整備業務及び維持管理業務の事業者を選定しており、この度は、本件 施設の実施設計及び施工(以下総称して「本業務」という。)を一括して発注する方式を採用して、 (仮称)泉南阪南共立火葬場建設事業(以下「本事業」という。)を実施することとした。 落札者の選定については、(仮称)泉南阪南共立火葬場建設事業入札説明書(以下「入札説明書」 という。)に基づき行われるものとし、(仮称)泉南阪南共立火葬場建設事業(以下「落札者決定 基準」という。)は、入札説明書と一体のものとして適用されるものである。 2 選定方法の概要 本事業における落札者の選定は、地方自治法施行令第 167 条の 10 の 2 の規定に基づき、入札に おける落札者の決定において、価格のほかに価格以外の技術的な要素を評価の対象に加えて、品質 や施工方法等を総合的に評価し、技術と価格の両面から見て最も優れた案を提示したものを落札者 として決定する総合評価による一般競争入札によるものとする。 3 審査委員会の設置 提案内容等の審査に関しては、とりわけ専門的見地からの意見を参考とするために、学識経験者 等により構成される「(仮)泉南阪南共立火葬場建設事業審査委員会」(以下「審査委員会」とい う。)を設置し、審査委員会は、各入札参加者からの提案書についての評価点を市に報告する。市 は、この報告を踏まえ、落札者を決定するものとする。 - 1 - 4 審査全体の流れ 参加表明書類提出 参加資格なしと判定 参加資格確認 提案書類 提出不可 提案書類提出 予定価格を超過 又は 最低制限価格を下回る 入札価格確認 要求水準の明らかな未達成 要求水準達成確認 落札者決定基準により 総合評価審査 評価し得点化 (総合得点を算出) 評価点・順位付け 審査講評の作成 審査結果の報告 市による落札者の決定 図1 審査全体の流れ - 2 - 失 格 失 格 第2 提案審査 1 提案審査の流れ 提案審査では、入札参加者から提案された内容(以下「事業提案」という。)に関して、まず入 札価格及び要求水準達成に関する確認を行い、次に総合評価審査として、入札価格を評価する定量 的事項審査と、事業提案を評価する定性的事項審査を行う。 この中で、審査委員会は、提案内容の審査を行うものであり、総合評価審査において、定量的事 項審査及び定性的事項審査を 150 点満点で評価し、最終的に提案評価の順位付けを行うものとする。 2 提案審査の内容 (1)入札価格の確認 事務局において入札参加者が提示する入札価格が予定価格を超過していないか、最低制限価格 を下回っていないかの確認を行う。入札価格が予定価格を超える場合もしくは、最低制限価格を 下回っている場合は、その入札参加者は失格とする。 (2)要求水準達成確認 事務局において事業提案がすべての要求水準を満たしているかの確認を行う。確認の結果、事 業提案がすべての要求水準を満たしている場合は適格とし、要求水準を明らかに満たしていない と確認される場合や要求水準の達成を確認できる記載が提案書にない場合は失格とする。 (3)総合評価審査(定量的・定性的事項の審査) 総合評価審査の配点は、定量的事項 90 点、定性的事項 60 点の計 150 点とする。 1) 定量的事項(入札価格)の審査 定量的事項の得点は、次の計算により付与する。 入札参加者の入札価格の内、最低制限価格以上で最少となった入札価格を 90 点満点と し、他の入札参加者は、下記の算定式により得点化を行う。(小数点第四位を四捨五入し、 小数点第三位まで表示する。) 最小の入札価格(最低制限価格を下 回る入札価格を除く) 定量的事項の得点 = × 入札参加者の入札価格 - 3 - 90 点 2) 定性的事項(事業提案)の審査 事業提案の定性的評価事項は、下表1に示す審査項目について、審査し得点化を行う。なお、 得点は 60 点満点とする。 表1 審査項目、主な評価の視点と配点 様式 審査項目 主な評価の視点 配点 基本的事項 【30】 7-4 本事業への基本的 な考え方 ・事業の目的を踏まえた方針が適切に示されているか。 ・各業務遂行の方針は整合が取れたものとなっているか。 5 7-5 ・業務の円滑な完遂に向けた業務実施体制であるか。 ・緊急時等においても適切な対応が可能な体制であるか。 ・リスク管理の考え方が適切であるか。 10 7-6 設計、建設に関す る実施体制 リスク管理の方針 7-7 地域経済への配慮 ・市内企業との JV や市内企業を協力企業として活用するな ど、市内企業の活用方策が具体的に提案されているか。 ・市内企業への発注予定額 10 設計に関する事項 7-8 【20】 施設の特性に配慮 ・施設特性に応じた設計上の工夫・配慮が示されているか。 した利便性・快適 ・会葬者への心情の配慮、利便性、快適性、安全性の確保に 性・安全性の確保 等の提案 5 5 向けた有効な提案があるか。 ・運営者の利便性、快適性、安全性の確保に向けた有効な提 案があるか。 7-9 環境負荷の低減に ・環境負荷を低減する有効な提案が示されているか。 向けた提案 ・建築設備への負荷の抑制や省エネルギー化と自然エネル 5 ギーの利用等を図る具体的な提案があるか。 ・エコマテリアルや国産木材等を採用する提案があるか。 7-10 ライフサイクルコ ・LCCを縮減する有効な提案が示されているか。 スト(LCC)低 ・施設の長寿命化に向けた具体的な提案があるか。 減に向けた提案 ・炉設備及び建築設備について保全の作業性と更新性が配 5 慮されているか。 ・清掃、点検・保守等が容易なように配慮されているか。 7-11 基本設計案の実現 に向けた提案 ・ 敷地特性に対応した分棟配置と各棟の構造計画の考え方 5 を理解し、シンプルな空間意匠と構造の合理性、さらに 施工上の効率性のいずれも損なわずに、実施設計を策定 するための考え方と工夫や配慮が示されているか。 【10】 建設に関する事項 7-12 工期の堅守または 短縮化への提案 7-13 ・工期の堅守または短縮化する有効な提案が示されている 5 か。 建設期間中の安全 ・建設期間中の安全対策。 対策、環境対策の ・建設期間中の環境対策。 5 提案 配点合計 - 4 - 60 (4)得点の計算方法 1) 審査においては、上記表1の審査項目ごとに各入札参加者の事業提案を評価し点数化するが、 その際の得点の計算方法については、原則として項目ごとに以下の 5 つの評価ランクを設定 し、当該事業提案の評価ランクに応じた得点を付与するものとする。 評価 判断基準 配点に乗ずる係数 A 優れている 1.00 B やや優れている 0.80 C 普通である 0.60 D やや劣る 0.40 E 劣る(要求水準は満たしている) 0.20 2) 次にそれぞれの提案者に対する各審査委員の評価点数の合計(以下「暫定点」という。)を算 出し、それを次式に代入して各提案の定性的事項の得点を算出する。 (小数点第四位を四捨五 入し、小数点第三位まで表示する。 ) 各提案者の暫定点 × 60 点 定性的事項の得点 = 最高点の提案者の暫定点 - 5 - 第3 1 事業者の決定 最優秀者の選定 提案内容の評価結果に基づき、下記の計算式で総合評点の最も高い提案を行ったものを、最優秀 者とする。 総合評点(150 点満点)=【定量的事項の得点(90 点)】+【定性的事項の得点(60 点)】 2 事業者の決定 市は、審査委員会の審査結果を踏まえ落札者を決定する。なお、市は、審査委員会の審査結果で、 最高点者が 2 者以上の場合には、定量的事項の得点の高い入札参加者を落札者とするものとする。 第4 1 その他 総合評価審査の対象が 1 社のみの場合の特例 総合評価審査の対象が 1 社のみの場合は、定性的事項(事業提案)の審査における各審査委員の評 価点数の平均が、36 点以下の場合は、落札者として選定しないものとする。 2 審査委員会の意見の扱い 審査委員会においては、入札参加者からの提案内容に対して意見が出される場合がある。この場 合、事業者選定後における業務実施の時点で、提案書に記載された内容を改善することが合理的で あるという旨が市と事業者との間で協議、確認された場合は、設計・建設等の条件として加味する ものとする。 - 6 -
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