20 - メイキコウ

1. 製品概要
1.2 電気回路図
下図の電気回路図は標準仕様の場合(フットスイッチ・インチング運転)の制御回路を表
わしています。 注意
各種モータ容量に適応する過電流遮断器の後に接続して使用してください。
弊社推奨:0.2~0.75kWの時15A,1.5~2.2kWの時30A
1.2.1 パンタアーム1段タイプ(E1)の電気回路図
バリスタ ZR
U1
S
1段タイプ・2段タイプ共通事項
B1
MC UP
E
MC DN
R
T
U1
W1
MC UP
MC DN
F-1
250V
1A
2
2
3
1
4
B
B2
(注1) U 1
U
V1
V
W1
W
M
過電流検出器基板
Brake
4
1
5
10
(注4)
LED-G(緑)
LED-R(赤)
FS UP
上昇
1
LS UP
MC DN
2
MC
UP
FS DN
3
LS DN
MC UP
4
MC
DN
下降
( 注1) パンタアーム1段タイプとパンタアーム2段タイ
プとでは、モータ結線のU相とW相が逆になって
います。
( 注2) 一次電源との接触はノーヒューズブレーカに本
頁に掲載されている電気回路図のR.S.Tを相順を
リフト昇降
間違えずに行ってください。 間違えた場合は、
直ちに操作を止めて相を入れ換えてください。
故障の原因となりますので、誤った相での運転
は絶対にしないでください。
過電流検出器
1 (注5)
2 JP-S
過電流検出器基板
ブレーキ
( 注3) 一次側の電圧は、使用するモータの許容範囲内
に設定してください。 許容範囲を超えた場合、
上昇しなかったり、速度が著しく低下します。
また、モータが発熱し、機械の故障や火災を引
き起こす恐れがあります。 一次側の電圧の許
容範囲は、定格電圧(AC200V[50/60Hz]、
AC220V[60Hz])の+10%~-5%までです。間違え
た場合は、直ちに操作を止めて相を入れ換えて
ください。故障の原因となりますので、誤った
相での運転は絶対にしないでください。
( 注4) LED-G(緑)
過電流検出時消灯(正常時点灯)
LED-R(赤)
断線検出時点灯(正常時消灯)
リフト上昇
リフト下降
R2
S
1.2.2 パンタアーム2段タイプ(E2)の電気回路図
バリスタ ZR
U1
S
B1
MC UP
E
MC DN
R
T
U1
W1
MC UP
2
3
1
4
B
(注1) U 1 W
V1
V
W1 U
MC DN
F-1
250V
1A
2
M
Brake
1
4
過電流検出器
1 (注5)
2 JP-S
5
10
(注4)
LED-G(緑)
LED-R(赤)
FS UP
3
R2
LS UP
2
MC DN
MC
UP
FS DN
下降
1
3
LS DN
リフト昇降
過電流検出器基板
過電流検出器基板
上昇
ブレーキ
B2
( 注5) JP-S(非常用ジャンパーコネクター)は弊社
サービス員のために設けた緊急時対応用の
コネクターです。故障の原因となりますので、
お客様では、このコネクターは絶対に使用
しないでください。
4
MC UP
リフト上昇
MC
DN リフト下降
S
※下降端停止用リミットスイッチ(LS DN)はメーク
接点、上昇端停止用のリミットスイッチ(LS UP)
はブレーク接点を使用しています。
それぞれの終点においては回路は開く(信号が
Offになる)ように配線されています。
制御回路を組む場合はこの点に留意して回路を
設計してください。
7. オプションの取扱方法、注意点
7.9 高頻度用ブシュ(HLブロンズ)
グリース給脂はおおむね1週間に1回程度行ってください。給脂が不充分な場合、急激に磨耗が
進み、ブシュが抜け落ち、ピンの折損やアームの損傷、あるいはアームの脱落などの故障に結び
つくおそれがあります。また、定期的に点検し、押し出されるグリースへの金属粉の大量混入、
異常音発生や磨耗が認められる場合は速やかに部品を交換する必要がありますので、弊社まで
お問い合わせください。
危険
危険ですので給脂の作業をする場合は必ずメンテ
ナンスバー(ストッパー)を取り付け、さらに上部
フレームをチェーンブロック等で吊り上げてか
ら作業を行ってください。
メンテナンスバー(ストッパー)の取り扱い方法
は本取扱説明書の15~20頁を参照してください。 また、部品交換作業は大変
危険ですのでお客さまでは絶対に行わないでください。
〈お問い合わせ先〉
株式会社メイキコウ
最寄りの弊社営業事業所までご連絡ください。
(電話番号および住所は本書裏面に掲載されています。)
7.10 上昇距離変更カラー(1段リフトのみ)
カラーは常時当て止めではなく、非常時の当て止めとしてください。 通常はリミットスイッチや
近接スイッチなどを用いて電気制御で停止させてください。 常時当て止めとして使用された場合、
駆動部や機械本体の損傷を招くおそれがあります。
7.11 ボールキャスターテーブル
キャスターに粉塵や塵芥が侵入した場合、ボールの回転が悪くなります。 粉塵や塵芥が多い場所で
の使用は避けてください。 また、塵芥や粉塵が付着したものをキャスターテーブルの上で扱わない
ようにしてください。
7.12 端子台
(1)基本回路
線番
B1
R1
T1
B2
U1
V1
W1
E
DN1
DN2
UP1
UP2
名称
ブレーキ
ブレーキ
ブレーキ
―
モータ
モータ
モータ
モータ
下降端LS
下降端LS
上昇端LS
上昇端LS
B1
R1
T1
B2
注意
2
3
1
4
DC90V
B
ブレーキ
整流器
V1
M
・ブレーキは急制動回路で制御してください。
(本取説3頁のブレーキ回路参照願います)
・ブレーキ回路に使用する接点の保護には
バリスタを取付けてください。
U1
リフト昇降
・ボールネジ噛み込み防止のため過電流
検出器等を回路内に設けて下さい。
W1
E
DN1
DN2
UP1
UP2
(2)中間停止LS取付(オプション)
線番
名称
MD1 中間停止LS
MD2 (ブレーク接点)
MD3 中間停止LS
MD4 (メーク接点)
AC200V
MD1
MD2
MD3
MD4
下降端
上昇端
※注意:下降端LSはメーク接点を使用してい
ますが下降端では回路は開く(信号が
offになる)ようになっています。
(上昇端はブレーク接点で上昇端で回
路開)制御回路を設計するときはこの
点にご注意下さい。
下降端LS,上昇端LSの線番は、標準
電気回路とは異なりますのでご注意
ください。
制御回路内には必ず過負荷検出器を取り付けてください。
リミットスイッチの故障などにより、過負荷が生じた場合にそのまま運転
を続けると機械の故障や破損を招きます。制御回路内に必ず過負荷検出器
を取付けてください。 34