2015 年7月 17 日発行 目

No.
47
日本教育会館 附設 教育図書館通信
復刊第 47 号(通巻第 63 号)
2015 年7月 17 日発行
〒101-0003 東京都千代田区一ツ橋2-6-2
日本教育会館5F
教
育
図
書
館
Tel/Fax:03(3230)4437
Mail:[email protected]
http://www.jec.or.jp/tosho/
●
目
次
●
・『ネコノミクス的組織論』
仲林
義浩
・『記憶と認識の中のアジア・太平洋戦争』刊行に寄せて
成田龍一・吉田裕編
岩波書店
2015 年7月刊行
2p
4p
今野日出晴
・最近の受入図書(2015 年3月~2015 年6月受入)
6p
・教育図書館のご案内
8p
- 1-
発行され、そのうち猫が45点を占めている。ワイ
『ネコノミクス的組織論』
仲
林
義
モバイルの「ふてネコ」など猫CMも増えている。
この猫による経済効果を「ネコノミクス」という
浩
らしい。猫好きの私にとってこの傾向は嬉しいこ
とだが、単純に猫好きが増えているということよ
私は猫が好きである。今は単身赴任生活のア
りも社会構造の変化もかかわっているとも言われ
パート住まいなので飼えないが、毎週末帰る実家
る。横浜国立大学の安藤孝敏教授は「核家族化や
には雌猫のミケがいる。私が大学生の頃から居る
単身世帯の増加で、犬を飼うのが難しくなった。
ので推定年齢は30歳だと思うが、ある獣医による
高齢化に伴い散歩が必要な犬の飼育をためらう人
と猫の寿命は最長15年で、30歳はあり得ないらし
も多い。」と分析している。
い。よくいる三毛猫なので、途中で他の猫と入れ
やはり実際は犬好きの方が多
替わっているのだろう。ところで当然だが猫好き
いようだ。
と犬好きとどちらが多いのだろうか?
しかし人を性格的に犬か猫かで分類すると、人
私は3年前まで今とは全然違う仕事をしていた
間は猫がほとんどを占めると私は思う。特に組織
が、上司は一回りも上の某省から出向のいわゆる
に属する人の性格は完全に猫である。「犬は人に
キャリア官僚であった。我が国の伝統・文化であ
懐くが、猫は家につく。」とよく言われるように、
る「長幼の序」にどっぷりと浸かっている私は複
組織人は決して人=上司に付いているのではなく、
雑な心境にありつつも、やはりそこはキャリア官
家=組織に付いているのである。
僚。学ぶことは多かった。その一つが「エビデン
猫好きに加えて私は組織論好きである。若い頃
スベースト」、文書に使用するすべての語句・表
現にその根拠を求められた。その経験は身に付き、
労働組合の役員をさせてもらったことがあり、組
慎重に文言を選び、数字を精査しつつ、辞書・事
織の魅力にとりつかれ、組織論について徹底的に
典を引きつつ文章を書く癖がついた。しかし猫好
勉強した。ドラッカーはもちろんのこと、出身の
きと犬好きの数を正確に示す統計を見つけること
三重県では日本生産性本部が1995年12月、顧客の
は難しい。なんとか探し出したのが、日本ペット
視点から経営全体を見直し、自己革新を通じて新
フード協会が毎年発表している犬と猫の推定飼育
しい価値を創出し続ける「卓越した経営の仕組
頭数である。これはアンケート調査で把握した犬
み」を有する企業表彰制度として創設した日本経
猫の飼育率に総務省発表の世帯数を乗じて、飼育
営品質賞審査の考え方を学校に応用した学校経営
頭数を推計したものである。それによるとこの数
品質向上活動に取り組んでいたことがあり、この
年間で犬の飼育頭数は減っているのに対して、猫
経営品質について非常に勉強した。
の飼育頭数は増えている。猫はこの4年で約30万
その経営品質学習の過程で、組織にかかわる多
頭増えている。
くのエピソードを聴いた。その中で最も印象に
なぜ猫の人気が上がっているのか。原因の一つ
残っている一つが、退職してからも現職時代の名
に猫がネット社会を中心に、コンテンツの王者に
刺を持っていて、それを出して「私昔に○○会社
なりつつあることがある。出版科学研究所による
の部長をしていまして。」と自己紹介する人がい
と、ペット写真集は昨年度前年のほぼ倍の86点が
るというお話である。その人は名刺が切れるとま
-2-
一方で私生活では「義理と人情」も大切にして、
た名刺を印刷するらしい。そしてそういう人に
限って、自己紹介すると「えーっつ、本当に○○
「一宿一飯」の恩義の報いることを信条にしたい
会社の部長をされていたのですか?
間違いじゃ
と思っている。昔お世話になったが今は「ただの
ないですか。」と否定的に驚かれるそうだ。本来
人」の方々にも、機会があるごとにご挨拶に行く
人物がしっかりしていたら「だからこんなに今で
ようにしている。そのため随分とご高齢になられ
も立派なのですね。」という肯定的な反応が返っ
たが今でも可愛がっていただいており、「イン
てくるはずである。
ターネットが繋がらない」というような電話をい
ただき、週末は実家の猫の世話に加えて「動くヘ
三重県では1995年6期続いた田川亮三知事によ
ルプデスク」としても大忙しである。ただし私を
る県政が終わり、その後継候補は敗れ、田川県政
可愛がっていただいている方々は、昔の名刺を再
との決別を公言する北川正恭さんが知事になった。
印刷したり、それを持ち歩いたりなされる方々で
かなりシビアな知事選挙であったが、選挙後もも
は決してないことを申し添える。
(教職員共済生活協同組合常務理事)
ちろん県政は滞りなく進んだ。最近ではある家具
メーカーの経営権・経営方針を巡る親子の対立が
マスコミを賑わした。この対立も従業員まで巻き
込んだ壮絶なものであったが、株主総会で雌雄を
決した後は、それなりに運営されていると聞く。
社長も従業員も、株主もそれぞれが存在し機能し
ないと組織は動かない。組織が動かず機能停止に
なれば社長も従業員も、株主もあったものじゃな
い。組織がなくなれば、「ただの人」になるだけ
だ。それをわかっているから、最後はみんなちゃ
んと自分の分を果たす。「組織は人なり」という
言葉もあるが、組織人を動かすのはやはり組織風
土である。「組織があり、そして人がある。」の
である。
教育図書館について
組織人は人が猫であることを肝に銘じる必要が
ある。上司は部下が自分に付いていると思ったら
思わぬシッペ返しを受けることになる。私は前職
教育図書館は1966年10月1日、(財)日本教育会
場で、県会議員となった高校時代の恩師に「私は
館の附設図書館として設立されました。教育関係
みなさんに頭を下げているのではなく、座ってい
図書を中心に、日本教職員組合結成以来の刊行物、
る椅子と机に頭を下げているのです。」とよく言
全国教研集会報告書などのほか、国民教育文化総
われた。この恩師の言葉は今でも大切にしている。
合研究所(略称教育総研、前身は国民教育研究
上司も部下も、そして自分も猫と心得、「人」で
所)の研究成果、教育学一般、教育実践記録など
はなく「組織」を見つめ、組織にとって最重要課
を重点的に収集、閲覧に供しています。
題である人事はもちろんのことあらゆる職務を行
うことが大切である。
-3-
『記憶と認識の中の
アジア・太平洋戦争』
----------------------
----------------------
Ⅰ
1
(岩波書店2015年7月30日刊行)
― 岩波講座アジア・太平洋戦争
現代社会の中の戦争像と戦後像
成田龍一(日本女子大学)
戦後篇 ―
2
に寄せて
今
問題の所在 ―「戦争論」と「戦後論」
野
せめぎあう歴史認識
吉田裕(一橋大学)
日出晴
3
継続するサンフランシスコ体制
原喜美恵(ウォータルー大学)
2005年に、『岩波講座 アジア・太平洋戦争』
(全8巻、岩波書店、編集委員:倉沢愛子、杉原
Ⅱ
戦争を伝える、戦争を受け継ぐ
4
達、成田龍一、テッサ・モーリス-スズキ、油井
歴史教育のなかのアジア・太平洋戦争
今野日出晴(岩手大学)
大三郎、吉田裕)が刊行されました。それは、百
5
名近い第一線の研究者によって執筆され、戦後歴
コメモレイションの行方
史学における「戦争研究」の蓄積を継承しつつ、
戦争の記憶と美術館
「十五年戦争」ではなく「アジア・太平洋戦争」
鈴木勝雄(国立近代美術館)
として、「戦争研究」と「戦争認識」に新たな到
達点をつくりました。そして、敗戦
70年にあた
Ⅲ
終わらない戦争
6
る今年、その講座の戦後篇として、成田龍一・吉
沖縄戦の記憶が今日に呼びかけるもの
戸邉秀明(東京経済大学)
田裕編『記憶と認識の中のアジア・太平洋戦争
― 岩波講座アジア・太平洋戦争
7
戦後篇 ― 』
植民地責任論
丸川哲士(明治大学)
(岩波書店、2015年7月30日発売予定)が刊行さ
れます。
企画の趣旨からすれば、まず、安倍首相の「戦
Ⅳ
和解は可能か
8
後七〇年談話」、「慰安婦」問題、沖縄の辺野古
「慰安婦」問題が照らし出す日本の戦後
基地移転問題など、日本の戦争責任・戦後責任が
岩崎稔(東京外国語大学)
正面から問われているという現状認識があります。
長志珠絵(神戸大学)
9
それは、これまで、日本が戦争をどのように記
戦後史の中の「和解」
憶・認識してきたのか、そして、未来に向けてど
内海愛子(アジア太平洋資料センター)
のように「戦争認識」をつくっていこうとするの
----------------------
か、国内外から厳しく問われ、試されているとい
----------------------
という構成になっています。タイトルだけでも、
うことでもあります。そうした状況のなかで、さ
きの講座刊行後の研究の進展を踏まえて、あらた
現在焦眉の課題になっていることに対して、応答
めて、アジア・太平洋戦争をめぐる歴史認識や記
しようとしたものであることがわかると思います。
私は、戦後の教育運動のなかで、あるいは、歴
憶の問題を考察しようというものです。
史教育のなかで、「戦争体験」はどのようにとら
えられ、どのように実践されてきたのかというこ
とを明らかにしようとしました。平和教育運動史
-4-
をみると、1955年前後からの十数年間は、教科書
のなかでは、児童・生徒に「母の歴史」(そして
検定の強化や、教育委員会の任命制へと、教育の
「父の歴史」も)を綴らせ、それを読むことで
中央集権化がすすみ、平和教育の「受難と低迷」
「戦争認識」を深めようというかたちで、いくつ
の時期であったと考えられています(藤井敏彦)。
もの教室で実践されました。また、1960年代末か
そうした側面は否定できませんが、しかし「戦争
ら70年代には、東京大空襲をはじめとして各地の
体験の継承」という視点からみると、1957年日教
空襲など、地域のなかの戦争を掘りおこす動きが
組第15回定期大会で、山形県
大きなうねりとなって進展しました。「教育研究
教組からの「戦争と教育の反
全国集会報告書(教研レポート)」にまとめられ
省記録」を書こうという提起
た、そうした実践を軸に、「戦争体験」はどのよ
は大事な意味をもっていまし
うにとらえられてきたのか、「戦争体験」を綴る
た。この提起は、運動方針と
ことの意味と意義を明らかにしようと試みました。
して採択され、学校白書運動
これらがどれほど成功したのかは、読んでいた
と連動して、全国で取り組ま
だくほかありませんが、いずれにしても、今回の
れていくことになります。先駆的な『山形の教
研究で、教育図書館に所蔵されている資料の重要
育』をはじめ、『さいたまの教育』、『静岡の教
性を改めて感じました。さきの県教組の機関誌も、
育』、『広島教育』、『きび』(岡山県教組)、
教研レポートも、戦後の教育運動と教育実践を考
『大分教育』など、多くの県教組の機関誌に、戦
察するうえで、欠くことのできないものでした。
時中におこなわれた教育の実際(「戦争教育」)
末筆ですが、川内美恵子さん、横川敏晃さんには、
が描かれ、同時に、その「戦争教育」を担った教
資料の閲覧などに関して便宜を図っていただきま
師自身の反省が真摯に記されています。それは満
した。心より感謝致します。
(岩手大学教育学部教授)
蒙開拓青少年義勇軍に教え子を送り出したことに
象徴されるような、「子どもを殺した教育」の意
最近の受入図書
味を探り、教師自身の戦争責任・戦後責任を当事
者として問うものだったのです。こうした教育運
(2015年3月~2015年6月受入)
動が、なぜ山形県教組から提起されたのか、戦前
以来の北方性教育の継承という視点から、あるい
【日本教職員組合刊行物】
は、1950年代の生活綴方や生活記録運動、サーク
『日本の教育』第64集
ル運動という教育文化運動の視点から論じました。
また、「戦争体験」を授業のなかで扱うこと自
バンテージサーバー
日本教職員組合編
2015.6
『全国寄宿舎教職員大会要項・報告集』
体は、「母の歴史」を書こうという試みから始ま
第29~34回(1988~1993年度)
りました。これは、「学者や教師の眼のとどかな
第36~38回(1995~1997年度)
い所で営まれている歴史は民衆自身が書かねばな
第39~41回(1998~2000年度)
らない歴史である」という、1940年代末から1950
第42~44回(2001~2003年度)
年代の国民的歴史学運動の一環として展開された
第45~48回(2004~2007年度)
ものです。自分たちの「母の歴史」を書くことが、
第49~52回(2008~2011年度)
民衆の生活をみつめ、幾重もの重圧の中で生活の
『月刊
JTU』
ために生き抜いてきた日本女性の歴史を綴ること
改題1-45号(2007.4-2010.12)
につながっていました。この「母の歴史」が授業
改題46-93号(2011.1-2014.12)
-5-
アド
『英語教育論争から考える』鳥飼玖美子著
『学校図書館全国集会の記録』1994~1997年度
ず書房 2015.5
『学校図書館全国集会要項・報告書』2008~2011
『希望をつむぐ高校』菊地栄治著
年度
みす
岩波書店
2012.3
『日教組全国学校現業集会要綱・報告書』
第1~6次(1979~1984年度)
『学校を改革する』佐藤学著 岩波書店 2015.4
第7~12次(1985~1990年度)
『ルポ
保育崩壊』小林美希著
岩波書店
2015.6
第13~18次(1991~1996年度)
『英国のシティズンシップ教育』北山夕華著
第25~30次(2003~2008年度)
早
稲田大学出版部 2015.5
『外国人の子どもの教育』宮島喬著
【教育総研刊行物】
版会 2015.4
『季刊フォーラム教育と文化 79 2015 Spring
特集:学力テストのやっかいな問題』国民教育
文化総合研究所編・発行
東京大学出
『教育は何をなすべきか』広田照幸著
岩波書店
2015.4
2015.5
『専門家として教師を育てる』佐藤学著
店
【各教組刊行物】
『全国教研リポート集 第64次』山梨県教職員組
合編・発行
岩波書
2015.4
『日本の外国人学校』志水宏吉、中島智子、鍛治
致編著 山崎仁朗著 明石書店 2015.4
2015.3
『二十世紀の女性教師』河上婦志子著
御茶の水
書房 2015.5
【平和資料】
『本土の人間は知らないが、沖縄の人はみんな
『学校の戦後史』木村元著 岩波書店 2015.3
知っていること ― 沖縄・米軍基地観光ガイ
『日米開戦の正体』孫崎享著 祥伝社 2015.5
ド』須田慎太郎写真
『嫌われる勇気』岸見一郎著
矢部宏治文
前泊博盛監
2013.12
修 書籍情報社 2011.6
『海外戦没者の戦後史 ― 遺骨帰還と慰霊』浜井
『「育休世代」のジレンマ』中野円佳著
『火種を消すな』文:はえばらはるこ
『明治維新という過ち』改訂増補版
株式会社
沖縄県退職教職員会女性部、沖教
小さな抵抗』渡部良三著
解説
六花出版
2015.5
今野日
『知らないと損する労働組合活用法』宮里邦雄監
修 東洋経済新報社 2010.2
東京大空襲写真集』早乙女勝元監修
東京大空襲・戦災資料センター編
白水社
『東日本大震災と被災・避難の生活記録』吉原直
樹、仁平義明、松本行真編著
出晴 岩波書店 2012.12 岩波現代文庫
『決定版
2015.3
2015.2
絵:なかざ
組教育研究所編 2008.5
『歌集
毎日ワンズ
原田伊織著
『廃墟の零年1945』イアン・ブルマ著
2008.5
『古鉄ひろい』文:たかはしのぶこ
ひろやす著
絵:いそ
沖縄県退職教職員会女性部、沖教
組教育研究所
光文社
2014.9
和史著 吉川弘文館 2014.5
ざきちか著
ダイヤモンド社
勉誠出版
『アホウドリを追った日本人』平岡昭利著
岩波
書店 2015.3
2015.1
『インターネット・ゲーム依存症』岡田尊司著
文藝春秋 2014.12
【社会・教育・軍事関係】
-6-
『ニュルンベルク裁判』芝健介著
KAWA 2015.3
岩波書店
『ラプラスの魔女』東野圭吾著
2015.3
『獄中メモは問う』佐竹直子著
A
北海道新聞社
『脱ネット・スマホ中毒』遠藤美季著
ン・キャンベル、トーマス・M・キャンベル著
誠文堂新
松田麻美子(翻訳)
光社 2013.12
『ハンナ・アーレント』矢野久美子著
『日本戦後史論』内田樹、白井聡著
『ブルーマーダー』誉田哲也著
光文社
平成政治史』全3巻
岩波書店
上橋菜穂子著
KADOKA
『もしも、詩があったら』アーサー・ビナード著
2015.3
2015.5
日本国憲法』池上彰著 新潮社 2015.4
新曜
光文社
光文社新書
『アンタッチャブル』馳星周著
毎日新聞出版
2015.5
2015.3
『ドキュメント
ブラック企業』今野晴貴著
筑
摩書房 2014.8
『若冲』澤田瞳子著 文藝春秋 2015.4
『あるキング
『ヘイトスピーチ』安田浩一著
文藝春秋
2015.5
完全版』伊坂幸太郎著
新潮社
2015.4
『終わりそうもない「天空への旅」
『憲法改正問題資料』渡辺治編著
旬報社
もヒマラヤへ』前田武著
2015.4
定年退職後
㈱アドバンテージ
サーバー 2010.3
『逆転のメソッド
【家庭・芸術・趣味・文学一般
ほか】
箱根駅伝もビジネスも一緒で
す』原晋著 祥伝社 2015.5 祥伝社新書
『火花』又吉直樹著 文藝春秋 2015.3
『フランス人は10着しか服を持たない』ジェニ
『家族という病』下重暁子著 幻冬舎 2015.3
ファー・L・スコット著
『定職をもたない息子への手紙』ロジャー&
房
チャーリー・モーティマー・著
神崎朗子訳
大和書
2015.1
ポプラ社
2015.2
編集後記
『書店ガール』1-4巻
2015.4
碧野圭著
PHP研究
PHP文芸文庫
『天皇の料理番』上・下
2015.3
2015.6
WA 2014.9
後藤謙次
『国際比較・若者のキャリア』岩上真珠編
所
上
光文社文庫
『鹿の王』上・下
『ドキュメント
社
2011/2
徳間書店
2015.2
グスコー出版
2009/12. 中 2010/6. 下
中央公論
新社 2014.3
『超訳
2015.5
『葬られた「第二のマクガバン報告」』T・コリ
2014.12
著
KADOKAW
杉森久英著
戦後70年。忘れてはいけない多くのことがある
にも関わらず、語り継がれてきた記録や思いが、
集英社
途絶えがちになってしまう。
集英社文庫
教育図書館にある戦争体験者の多くの資料には、
『サーカスの夜に』小川糸著 新潮社 2015.1
語りつくせぬ思いが詰まっています。平和資料を
『春雷』葉室麟著 祥伝社 2015.5
より充実させ、整えていくことで、思いを伝えて
『一路』浅田次郎著 集英社 2014.4 集英社文
いきたいと感じています。
庫
お忙しい中、ご寄稿いただいた仲林理事、今野
『指の骨』高橋弘希著 新潮社 2015.1
『過ぎ去りし王国の城』宮部みゆき著
先生、ありがとうございました。多くの方々のご
KADO
利用をお待ちしております。(川内)
-7-
特 別 コ - ナ -
教育図書館案内
 平和資料コーナー:
*
開 館 時 間:10:00 ~
*
休 館 日:土曜・日曜日、国民の祝日、
反核(原発関連を含む)・平和運動、平和教
夏期及び年末年始の休館日、臨時休館日
育教材、平和教育実践記録、戦争体験記など
*
16:30
 日教組刊行物コーナー:
蔵書の貸出
貸出冊数:5冊/貸出期間:3週間
日教組教育新聞・雑誌(「教育評論」「月刊
館外貸出には、利用者登録が必要です。
JTU」など)、教育政策、教育課程、教科
書問題、各部の図書・資料など
(ご自宅住所が確認できる身分証明書をお持ち
下さい。受付で貸出カードを発行します。)
*
 教育総研刊行物コーナー:
年報、理論講座、ブックレット、季刊「教育
返却方法
と文化」、各研究委員会報告書、海外教育視
開館中
察団報告書など
カウンター受付へ直接ご返却下さい。
時代のあらゆる刊行物も含む
閉館時
 日教組教研全国集会報告書・県教研のまとめ
「ブック・ポスト」をご利用下さい。
 都道府県・高教組史誌、同機関誌
設置場所:5F図書館入口前
*
レファレンス・サービス:当館所蔵の図書・
 文部科学省統計調査報告書・刊行物:
雑誌、その他教育に関するお問い合わせに対
学校基本調査、国際比較、教育費、学習指導
応しています(電話、FAX、メールによる
要領、指導書など
 海老原治善文庫:元東京学芸大学教授、教育
質問にも対応)。
*
このほか旧国民教育研究所
総研初代所長海老原治善氏からの寄贈書
コピーサービス:可
(白黒1枚10円/カラー30円)
 鈴木喜代春文庫:児童文学者、元教育相談室
相談員鈴木喜代春氏の著作本、寄贈書
蔵 書 の 特 徴
交
 教育関係図書を中心に和書、和雑誌・新聞・
案
内
神保町駅
洋書、洋雑誌などを収蔵しています。
A1出口より徒歩3分
 2014年4月現在約64,500冊になります。
(東京メトロ半蔵門線、都営新宿線)
 教育図書館のホームページの蔵書検索の画面
九段下駅
から検索できます。
6番出口より徒歩7分
(https://ilisod001.apsel.jp/kyoikutoshokan.lib/wopc/
pc/pages/TopPage.jsp)
(東京メトロ東西線)
竹橋駅
 千代田区立図書館のホームページ「大学・専
北の丸公園側出口より徒歩5分
門図書館横断検索」からも教育図書館の蔵書
が検索できます。
通
(東京メトロ東西線)
水道橋駅
西口より徒歩12分
(JR総武線)
-8-