3 科合同勉強会のお知らせ 先生方においては益々ご活躍の事とお喜び申し上げます。 さて、今年も 3 科合同勉強会の季節がやってきました。今年は、矯正歯科が担当となって おります。沖縄矯正歯科医会で検討した結果、神奈川県鎌倉市でご開業の府川俊彦先生を お招きし、「唇顎口蓋裂ならびに先天異常症例における歯科矯正治療-外科的矯正治療症 例も加えて-」についてご講演をお願いすることに致しました。 先生は、東京医科歯科大学歯学部をご卒業後、歯学研究科大学院を修了され、母校で歯 科矯正学を学ばれました。ご開業後も、唇顎口蓋裂症例や先天異常症例、顎変形症症例な どについても、近隣の大学病院や県立病院・総合病院の形成外科・口腔外科と連携し、矯正 歯科医としての実力をいかんなく発揮されご活躍され続けていらっしゃいます。 形成外科・口腔外科・矯正歯科の先生方には、奮ってご参加頂きますようお願い申し上げ ます。なお、下記に講演内容ならびにご略歴を示します。 日時:7 月 4 日(土) 午後 6:30~8:30 場所:南部医療センター・こども医療センター 会議室 講演者 : 府川俊彦 先生 沖縄県立中部病院 歯科口腔外科 矯正歯科担当 天願俊泉 唇顎口蓋裂ならびに先天異常症例における歯科矯正治療 ― 外科的矯正治療症例も加えて ― 府川 俊彦 (ふかわ矯正歯科 神奈川県鎌倉市) 矯正治療は大半が自費診療であり、一部の患者にしか保険が適用されない。矯正患者への保 険診療の導入は 1982 年に初めて唇顎口蓋裂患者を対象に行われた。次いで、1991 年には大学 病院などの指定医療機関に限り、顎変形症患者に保険診療が導入され、さらに、1996 年には顎 変形症患者の保険導入が個人開業医(顎口腔機能診断施設)にまで拡大された。 当院では開業以来、形成外科や口腔外科などの他科との連携によって保険診療の対象患者 である唇顎口蓋裂患者をはじめとする先天異常患者や顎変形症患者の治療に取り組んでいる。 先天性疾患を有する患者およびその家族は矯正治療への関心が高い傾向にある。このような 保険適用患者にも質の高い医療(矯正治療)を提供すべきであると考えている。 今回は唇顎口蓋裂患者をはじめとする先天異常患者の矯正治療例を提示し、形成外科や口腔 外科とのチーム医療の現状について紹介する。 [ 略歴 ] 1953 年 4 月 19 日 生まれ(神奈川県横須賀市) 1979 年 3 月 東京医科歯科大学 歯学部 卒業 1979 年 6 月 歯科医師免許取得 1983 年 3 月 東京医科歯科大学 大学院 修了 1983 年 4 月 東京医科歯科大学 歯学部附属病院 医員 1985 年 4 月 東京医科歯科大学 歯学部 文部教官助手 1991 年 6 月 東京医科歯科大学 歯学部 文部教官助手退職 1991 年 7 月 ふかわ矯正歯科 開院(神奈川県鎌倉市) 1992 年 4 月 東京医科歯科大学 歯学部 非常勤講師 1998 年 10 月 神奈川県立こども医療センター 非常勤医師(現在に至る) 日本矯正歯科学会 認定医、指導医、専門医 日本矯正歯科学会 専門医担当理事 日本顎変形症学会 評議員 日本口蓋裂学会 評議員 日本頭蓋顔面外科学会 代議員 [ 連携施設 ] 横浜市立大学医学部形成外科 横浜市立大学附属市民総合医療センター形成外科および口腔外科 北里大学医学部形成外科・美容外科 神奈川県立こども医療センター形成外科 湘南鎌倉総合病院形成外科
© Copyright 2024 ExpyDoc