【修学旅行俳句集(というより川柳集かな)】

NO.10
H27.6.16
越谷市立光陽中学校
第3学年 学年通信
【修学旅行俳句集(というより川柳集かな)】
修学旅行をテーマにして作った俳句を紹介します。国語の授業で俳句を学習する前に
取り組んだものなので、正直、ほとんどの作品が季語のない川柳的なものになってしま
いましたが、一つの思い出としてみんなの作品に接してもらえればと思います。それぞ
れの修学旅行への想いを感じ取ってみてください。俳句と川柳の違い等は、今後の授業
でもう一度確認していきましょう。
1組
試食で 気分も腹も いっぱいかな
雨うたれ さらり景色が きらびやか
京都、奈良 ひとたび歩けば みな親切
雨の中 キラリ輝く 金閣寺
竹林で 涼風ふいて 心地よい
白砂に 反射で見える 銀閣寺
三十三間堂 言葉にできない あのすごさ
静寂の 技術の革命 世界の美
法隆寺 最古の木造 美しき
初関西 空気が変わるも 爆睡中
ありがとう 出会った全ての 人達へ
三日間 身体ボロボロ もういやだ
座禅して 片腹痛し 愚か者
一生の 思いで残る 京都奈良
元興寺 五人の足音 響いてる
雨だけど ピカピカしてる 金閣寺
2組
暑い奈良 鹿もみんなも 腹ぺこだ
せんとくん 目に焼き付いた あの笑顔
池の中 金閣寺現れ いとをかし
期待して 夢のならまち 何もなし
部屋の中 一睡も見えない 五重塔
そよかぜに ゆれる竹林 嵐山
霧雨に 濡れて金閣 いとをかし
八つ橋に カレーライス ご馳走様
アイス買い バックをあけっぽ 鹿すり事件
うわ、やっべ 旅行の残金 七百円
暑い日に 抹茶アイスで 一休み
ゴールない 迷路に思えた 初の奈良
大仏殿 入ったとたん 大迫力
竜安寺 十五の石を 探しけり
金閣寺 俺の頭も 金閣寺
竜安寺 石見れぬこそ 宝かな
金閣寺 雨にも負けぬ 美しさ
平等院 昔を感じる 古石像
暑い中 竹林で迷子 ひた歩く
国宝館 身長同じ 阿修羅像
映画村 お化け屋敷で 腰抜かす
月おがみ 勉学のばす 天満宮
雨景色 しずくにうつる 文化色
京都奈良 歴史を感じ 歩く町
京都奈良 優しい人が 多い街
真夏日に 京都を彩る 世界遺産
奈良京都 心ふるえる 景色かな
2 組女子 お風呂の時間 たった五分
初体験 鹿にすられて 真子唖然
そよそよと 風鳴る音に 竹なびく
京の宿 寝るのも惜しい 2 泊かな
金閣寺 池にも映る 金の寺
阿修羅像 腕がたくさん 便利かな
夏近い 竹林の道 良い音色
雨が降り 逆さ金閣 よく見えた
わびさびの 世界に一歩 仲間入り
鹿のえさ 持ったら囲まれ モテ期きた
雫つき ぬれる金閣 風情あり
木の日陰 ごろごろしてる 鹿さんたち
暑い日に ジュースの試飲 飲み過ぎる
えんむすび 石から石へ あと少し
夏限定 さっぱりとした ゆず八つ橋
金閣寺 おみくじひいて えんむすび
真夏日に 食べるアイスは 金閣寺
雨上がり 水面に輝く 逆さの金閣
金閣や 夏の雨水 照らし出す
夏の日も 大仏さんは ねむってる
3組
梅雨空に 光り輝く 金閣寺
京都奈良 歴史を学ぶ いい機会
想い出は 歴史と心に きざまれる
サンサンと 太陽そそぐ 日の下で
旅館では みんなの笑顔 花がさく
京都奈良 抹茶を食べて 腹満たす
恋みくじ 切なさが増す 梅雨の音
京都奈良 歴史人物 もりだくさん
夏だけど 竹林の道 すずしいな
鹿のふん おっとあぶない においけり
涼やかな 風すきとおる 竹の道
末っ子の 恋のおみくじ 末吉か
マツボックリ よく見てみたら シカのフン
おみくじを 引きに参拝 でも惨敗
枕投げ やってないけど 楽しいね
座禅体験 集中しても たたかれる
雨の中 心身清める 清水寺
金閣寺 池に輝き 美しい
班行動 暑すぎてずっと 休んでた
シカ、学生 外人あふれる 奈良の街
足しびれ 座禅体験 つらすぎた
奈良と宇治 いつもと違う 景色だな
腰痛い 坊さんこわい 座禅やだ
奈良公園 鹿が多すぎ 困ったな
妙心寺 座禅を味わい 痛かった
奈良公園 前方注意 鹿のフン
初めての タイムスリップ 鑑真と
そよ風が 清水寺を てらしたり
夜遅く うるさく静かに ダンシング
帰り道 新幹線で 爆睡だ
京都奈良 いつもとちがう 景色だな
寝る前に 教えてもらった 好きな人
4組
地主神社 叶うといいな 恋みくじ
金閣寺 時代の流れ 感じるよ
鹿さんも アイスを食べたい 季節かな
京都奈良 感じる日本の 和の心
息切れは 忍者のつらさ 知ったとき
奈良のバス スイカパスモが 使用不可
真夏日に ピカピカ光る 金閣寺
京都奈良 古都の歴史の 声がする
春夏秋冬の 世界文化遺産は きれいだな
新緑の 庭にたたずむ 祇王墓
奈良公園 鹿も鳴くほど 暑い初夏
京都奈良 八つ橋食べに おいでやす
夏やけど 寺に入れば 涼しいの
京都弁 慣れないもんで 笑っちゃう
春と夏 京都の景色は 魅力的
初夏の古都 水辺に映る 金閣寺
京都奈良 いろんな歴史 感じたよ
金閣の 驚くほどの 存在感
狼も 暑いと思う 京の町
映画村 昔の京都に おいでやす
お賽銭 みんな何を 祈るかな
僕たちの 思い出浮かぶ 夏の夕暮れ
人恋し あさきゆめみし けふこえて
坂道を 食べ歩きながら のぼってく
夏だけど おばけの家は 寒い冬
鹿せんべえ 買えば寄り来る 牙と角
古都巡り 梅雨にぬれてる 金閣寺
大仏も じっと我慢 暑い夏
鹿の目が とらえているのは 観光客
池映る 逆さ金閣 うつくしい
東大寺 仏を見たら 暑さ飛ぶ
美しい トロッコから見る 夏の山
5組
寺見れば 暑さ吹き飛ぶ 美しさ
食べ歩き 細道巡る 奈良の旅
京都奈良 我とぞ思ふ さびしけり
暑い中 鹿も腹へって けつをかむ
こけの庭 緑たたずむ 金閣寺
たくさんの 心に刻んだ 京景色
おいでやす 和を感じる あいさつだ
東大寺 たくさんの鹿 お出迎え
古くからの 歴史ある街 身にしみる
夏の奈良 異臭を放つ 鹿のフン
八つ橋を たくさん食べて すぐ太る
静かなる 寺社を訪ねて 身を清む
座禅して 心やすらぐ ひとときを
清水寺 春夏秋冬 美しけり
渡月橋 つばめのごとく 走り去る
世紀の場 歴史動いた 二条城
鹿さわる 制服につく しかよだれ
初めての ならまち鹿が おでむかえ
雨の中 水に反射 金閣寺
おばけより 彼女の悲鳴が 怖かった
金閣寺 米じゃないよ 舎利殿だ
渡月橋 夏空の下 アイス食ふ
竹林で 歴史の色を 感じ取る
東大寺 おみくじ引いたら 大吉だ
京都のね 食べ物全部 うまかった
東大寺 シカとたわむれ よき日かな
法隆寺 聖徳太子の 和を感じ
雨空に 光り輝く 金閣寺
奈良公園 シカにおそわれ 大変だ
京都奈良 世界遺産は すごかった
特別参加
新緑の 心洗われる 葉ずりの音
(竹林の道にて) 水野京子
梅雨前に 心潤す 通天橋
警策の 響き飲み込む 新緑や
宇治吐息 香りふるわす 新茶かな
寺緑 龍のごときに 天へ継ぐ
京都弁 行き交う店に 揺れる夏
京の味 夏でもするり 肥ゆる我
(東福寺にて)
荒川勝則(以下同じ)
(妙心寺にて)
(宇治にて)
(天竜寺にて)
(京都駅近くの立ち食いそば屋にて)
(帰路の新幹線内にて)
○
校内硬筆展の受賞者が決まりました。作品は、各学級の教室背面
に掲示してあります。