子ども俳句だより

子ども俳句だより
平成27年度
4月
井口台小学校校長室
平成27年度最初の「子ども俳句だより」です。いよいよ2年目に入りまし
た。今年もまた皆さんの感性豊かな俳句を楽しみにしています。校長室前の青
いポストに、どんどん投稿してください。待っています。
今回は3月と4月に投稿された俳句を紹介します。3月は4
9点、4月は36点の投稿がありました。他の俳句も校長室前
の 掲 示 板 に 貼 っ て い ま す の で 、ぜ ひ 見 て く だ さ い ね 。今 月 か ら 、
毎月20日頃に発行します。
【今月の大賞】
「たんぽぽは
風にふかれて
飛び立つよ」
6年 西原 瑞季
新しいスタートに向かって、期待にあふれた気持ちがいっぱい感じられる一
句です。風に吹かれて未来に向かって飛び立ち、どこまで飛んでいくのでしょ
うか。どこまでも広がる未来が楽しみですね。
【入選】
「ち らち らと 桜 まい 散る 春 の雨」 6年 安森 楓
「 春 の 色 み ん な や さ し い 台 小 に 」 4年 都田 雅斗
「ピ カピ カの 一 年生 が やっ てきた」 2年 ほづみたかこ
「 さ よ う な ら 卒 業 し て も 友 だ ち だ 」6年 中﨑 礼菜
「 さ く ら の ね 落 ち た 花 び ら お ど っ て る 」 4年岡本梨緒那
「きゅうこんが みるみるうちに のびてくよ」
2年
こうちしょうた
【今月のおすすめ俳句】
遠足の
おくれ走りて
つながりし
高浜 虚子(たかはま きょし)
春の遠足は、楽しそうに列になって先生の後を歩いていきます。その後ろの
子どもたちが、いつの間にかおくれてしまって、列が
と ぎ れ ま し た 。「 追 い つ か な く ち ゃ 」 と 走 っ て 、 列 が つ
ながりました。でもまた、おくれて列が途切れます。
伸びたり、縮んだりしながら進む遠足の列です。みな
さんも経験があるでしょう。楽しそうな子どもたちの
おしゃべりが聞こえてきそうな一句です。
-1-