第2次西之表市子ども読書活動推進計画 経 概 要 版 緯 H13 年 12 月 「子どもの読書活動の推進に関する法律」成立 【参考】 第 8 条 政府は、子どもの読書活動の推進に関する施策の総合的かつ計画的な推進 を図るため、子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画を策定しなければな らない。 第 9 条 都道府県は、子ども読書活動推進基本計画を基本とするとともに、当該都 道府県における子どもの読書活動の推進の状況等を踏まえ、当該都道府県におけ る子どもの読書活動の推進に関する施策についての計画を策定するよう努めな ければならない。 2 市町村は、子ども読書活動推進基本計画(都道府県子どもの読書活動推進計画 が策定されているときは、子どもの読書活動推進基本計画及び都道府県子ども 読書活動推進計画)を基本とするとともに、当該市町村における子どもの読書 活動の推進の状況等を踏まえ、当該市町村における子どもの読書活動の推進に 関する施策についての計画(以下「市町村子ども読書活動推進計画」という。 ) を策定するよう努めなければならない。 [国の基本計画(計画期間) ] H14 年 8 月 「子ども読書活動推進基本計画」 (H15 年度~H19 年度) H20 年 3 月 「第二次基本計画」(H20 年度~H24 年度) H25 年 5 月 「第三次基本計画」閣議決定(H25 年度~H29 年度) [県の基本計画(計画期間) ] H16 年 3 月 「鹿児島県子ども読書活動推進計画」策定(H16 年度~H20 年度) H21 年 3 月 「第 2 次推進計画」策定(H21 年度~H25 年度) H26 年 1 月 「第 3 次推進計画」策定(H26 年度~H30 年度) [市の基本計画(計画期間) ] H19 年 1 月 「西之表市子ども読書活動推進計画」策定(H19 年度~H26 年度) H27 年 7 月 「第 2 次推進計画」策定(H27 年度~H31 年度) 第 2 次西之表市子ども読書活動推進計画とは 「西之表市子ども読書活動推進計画」期間の取組と課題を踏まえ、今後 5 年間 (H27 年度~H31 年度)にわたる本市の子ども読書活動推進に関する施策の基 本的方針と具体的な方策を明らかにするもの。 第1章 これまでの取組と課題 ①家庭、地域における子ども読書活動 取 組 課 題 ・ 「親子 20 分間読書」や「進んでやろう朝読み・ ・乳幼児期の読書活動推進に継続して 夕読み」運動の広報。 ・家庭教育学級における読み聞かせ等の実施。 ・図書館の子ども読書スペースの確保と空調 設備の整備。 積極的に取り組む。 ・学校図書館担当職員や市立図書館職 員の資質向上。 ・ボランティア養成。 ・児童図書の積極的購入。 ・優れた取組の奨励。 ・親子読書会や出張お話し会の実施。 ・地域育成会と連携して、読書を通じ ・保健センターや子育て支援センターと連携し た講座開設やブックスタートの実施。 ・ボランティアの積極的受入れ。 た親子ふれあい活動の推進。 ・民間団体の活動を生かせるような環 境整備。 ・移動図書館あおぞら 2 号での貸出。 ・IT 関連機器の導入。 ・レファレンスサービスの実施。 ・県立図書館との連携。 ・公立図書館との相互貸借。 ・点字や手話等の図書や障害者を理解する内容 図書の配架。 ②学校等における子ども読書活動 ・ 「朝の読書」の設定。 ・推薦図書コーナーと読書目標冊数の設定。 ・「学校図書館図書整備 5 か年計画」 に沿った計画的な取組。 ・市立図書館職員の指導助言。 ・学校図書館担当職員の適切な配置。 ・職員研修の実施。 ・読書活動の啓発。 ・ 「学校図書だより」等の発行。 ・個々に応じたジャンル本の紹介や ・親子読書や朝読み夕読みの取り組みの推進。 ・読書月間・旬間・週間等の設定。 ・市立図書館の利用に関する計画的な指導と活 用の促進。 ・読書ボランティアグループによる読み聞かせ の実施。 ・研究校や実践校の事例紹介。 ・全校態勢による読書指導の事例や実践例の紹 介。 ・読書指導担当者等への資料提供。 ・障害の状態に応じた選書や環境の工夫、視聴 覚機器の活用等の実践例の紹介。 全校一斉読書の方法の工夫。 ・高校生の読書量の増大と不読率の 減少、不読者の解消を図るための 創意工夫。 ・他校との読書指導に関する資料や情報の交換。 ・児童生徒による読み聞かせ。 ・図書資料の計画的整備と資料の充実。 ・設備整備と充実。 ・蔵書管理コンピューターや校内 LAN 等の整 備。 ・全職員やボランティアの連携・協力。2 校で非 常勤職員等外部人材の導入。 ・地域住民への開放。 ・市立図書館や他校学校図書館との連携・協力。 ・幼稚園や保育園において、子どもが絵本に親 しみ、安心して図書にふれることができるス ペースの確保や、保護者やボランティア、外 部人材の協力。 ③広報啓発 ・ 「子ども読書の日」の取組。 ・広報啓発資料の中で、定期的に本 ・市広報紙やポスター配布。 の紹介などを行い、読書活動を支 援。 第2章 基本的方針 「1日20分読書」運動 ~いつも身近に1冊の本を~ いつも身近に 1 冊の本があるという環境をつくり、読書の習慣を身に付けていくこ とができるように、成長に応じて 1 日 20 分程度の読書に取り組む運動を展開する。 児 家族と一緒に 20 分 小学生(低学年から中学年) 朝読み夕読み 20 分 小学生(高学年から)中学生 ジャンルを広げて 20 分 乳 高 幼 校 生 自分を見つめる 20 分 読み聞かせなど家族と一緒 に本を楽しむ 20 分 言葉や文書の意味を考えな がら音読する 20 分 様々なジャンルの本に読書 の幅を広げる 20 分 いつも身近に 1 冊の本を置 き、自分を見つめる 20 分 第3章 子どもの読書活動推進のための主な方策(抜粋) Ⅰ 家庭 ◆家庭での実践 「家族と一緒に20分」への取組等 ◆市における家庭への支援 乳幼児健診等の機会におけるブックスタートや本の紹介、チラシ配布等の実施。 保護者を対象とした講座やお話会を実施し、家庭教育学級や PTA 研修会等 で読書活動への関心を高めてもらう。 Ⅱ 地域 1 市立図書館 ◆学校図書館との連携・協力 市立図書館司書等及び学校図書館担当職員等を対象とした研修会の実施 2 民間団体等への支援 ◆子ども読書活動にかかわる新たなボランティアの養成 Ⅲ 学校等 1 幼稚園等 ◆保護者への啓発 「家族と一緒に20分」への取組の啓発。未就園児への読み聞 かせ 2 小・中学校 ◆読書習慣の確立 「朝読み夕読み20分」への取組 ◆学校図書館図書標準を参考とした図書資料の充実 ◆学校図書館担当職員等を中心とした多様な読書活動や「ジャンルを広げて20分」 への取組と学校図書館担当職員の配置の充実 3 高等学校 ◆読書習慣の確立( 「自分を見つめる20分」 ) ◆学校図書館利用の増加 多様な読書活動や本の紹介、各教科等の指導内容と関連する図書資料の提供 ◆生徒の主体的な取組の推進 Ⅳ 啓発広報 1 「子ども読書の日」を中心とした取組 2 学校、図書館、民間団体等における各種情報の収集・提供 3 学校、民間団体及び個人における優れた取組の奨励 第4章 1 推進体制の整備 子どもの読書活動推進体制の整備 2 地方公共団体における連携・協力体制の整備 3 各種団体等との連携・協力の促進
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