新しい抗菌薬感受性測定法:ETestの 有用性について

JUNE1995
日本化 学療 法 学会 雑 誌
630
新 しい抗菌薬感 受性測定 法:ETestの
-第2報
栄 養 要 求 性 の 厳 し いStnptococ6u5
pneumoniaeお
よ びHaempmus
長 谷 川 美 幸1)・ 内 野 卯 津 樹1)・ 村 岡
金子
有用性 について
influenmに
宏 江1)・ 小 林
対 す る 検 討-
寅 詰1)
明 寛2)・ 佐 々 木 次 郎2)・ 岩 田
敏3)
1)三菱化学 ピー シー エル ・化 学療 法研究 室*
2)東海大学 医学部 口腔 外科 学教室
3)国立腫 ヶ浦病 院小 児科
(平成6年9月21日
ETestはABBIODISK社(ス
いstripを
受 付 ・平 成7年5月8日
ウ ェ ー一デ ン)で
利 用 し て,従
開 発 さ れ た も の で,抗
来 の デ ィ ス ク 感 受 性 の 要 領 で 簡 便 にMICを
科 感 染 症 よ り分 離 さ れ たSt猶eptoco6cus
pneumoniaeお
受 理)
菌 薬 を各 濃 度 段 階 に含 む細 長
測 定 す る も の で あ る。 今 回 ・ 小 児
よ び1勉emopmus
株 お よ び 感 受 性 株 に 対 す る 各 種 抗 菌 薬 のMICをETestを
influenzaeのPenicillin耐
用 い て 測 定 し,日
る 寒 天 平 板 希 釈 法 の 測 定 値 と比 較 し た 。 こ れ ら の 試 験 菌 株 に 対 す る,両
penicillinに
本化学療法学会標 準法 によ
方 法 に よ る 各 薬 剤 のMIC値
対 す る感 受 性 に 関 係 な く比 較 的 よ く一 致 し た 。 し か しPenicillinInsensitive
pneumoniu(PISP)はimipenem,azithromycinお
平 板 法 よ り2倍
性
は
Streptococcus
よ びvancomycinのETestに
よ るMICが
高 い 値 と な っ た 。 ま た 両 菌 種 の 測 定 培 地 に 加 え た 血 液 成 分 は,ETestに
寒天
よ る測 定 値 に影
響 を与 え なか っ た。
Key
word8:E
我 々 は,最 近,ス
Test,寒
天 平 板 希 釈 法,MIC,Spneumoniae,H.influenzae
ウ ェー デ ンで 開 発 され たETestを
用い
で 前 培 養 を 行 い,発
育 し た コ ロ ニ ー を 掻 き取 り減 菌 生 理
て13,,数 種 の 抗 菌 薬 の各 種 の 標 準 菌 株 お よ びStaphylococcus
食 塩 液 中 にMcFarlandNo。0.5に
aureusに
に 菌 液 を 侵 し,下
対 す るMICを
測 定 し従 来 法 で あ る寒 天 平 板 希 釈 法
調 製 した 。 滅 菌 綿 棒
記 に 示 し た 寒 天 培 地 に均 一 に塗 抹 し
と比 較 した 。 そ の 結 果 両 方 法 に よ る 測 定 値 は よ く一 致 し,E
た 。 下 記 に 示 し た 各 薬 剤 のETestを
Testは
ー を用 い
信 頼性 を もち臨 床検 査 の現場 で活 用が 可能 であ る と
考 え ら れ た(投
稿 中)。 今 回 は小 児 科 領 域 の感 染 症 か ら分 離
され たStrゆtococcuspneumoniaeお
en2aeに
よ びHaemophilusinflu-
対 す る各 抗 菌 薬 のMICを
測 定 し,寒
天平 板希 釈 法
と比 較 し た の で そ の結 果 を報 告 す る。
1.実
1.試
験 材 料 お よび 方 法
な る よ う分 注 し用 い た 。 培
養 は35℃
止 円 径 の 目 盛 り よ りMIC
で18時
間 行 い,阻
を求 め た 。ETestのMIC中
板 法,ETestと
か ら1994年2月
の 間 に全 国 の 医 療 施 設
研究 室
で 一80℃ 炭 末 ス キ ム ミ ル ク 中 で 保 存 さ れ たS.Pneumoよ びH.influenzaeよ
り 碑nicillin働
umoniae(PISP)10株,penicillin感
niae(PSSP)15株
毅
お よ び β-1actamase非
を無 作 為 に選 定 して 試 験 菌 株 と した 。 試 験
菌 は 主 に 中 耳 炎,髄
膜 炎,肺
産 生(β-)Hinflu-
炎,気
管支 炎 由来株 で あ
る。
用 い た 薬 剤stripと
Ampicillin(ABPC:濃
度 範 囲256∼0.016μg/ml)
PiperaciIlin(PIPC:256∼0.016μg/ml)
Clavulanicacid/amoxicillin(CVA/AMPC:256∼
0.016μg/m1)
Sulbactam/ampicillin(SBT/ABPC:256∼0
mD
Imipenem(IPM:32∼0-002μg/ml)
,2.MIC測
定法
Cefpirome(CPR:256∼0.016μg/ml)
1)ETest1,2)
S.pneumoniaeは
Ceftriaxone(CTRX:32∼0.002μg/m1)
コ ロ ン ビ ア 羊 血 液 寒 天 培 地(BBL)
に,H.influen2aeは
'東 京 都板 橋 区 志 村3-30-1
チ ョ コ レ ー トII寒 天 培 地(BBL)
濃度範
囲 を下 記 に示 した 。
生(β+)H,influk-
enzae15株
medium(M-H.
チ ョ コ レ ー ト寒 天 平 板
に して 使 用 し た 。ETestに
性S卿
en2ae10株
天平
脱 繊 血 を 用 い,S.pneumiaeは
血 液 寒 天 平 板,Hinfluemaeは
受 性S.pneumo-
と 薪lactamase産
間 目盛 りに つ い て は化 学
もMuellerHinton
M.,Difco)に5%馬
に お け る 小 児 科 の 感 染 症 患 者 よ り分 離 さ れ,当
niaeお
滅 菌 シ ャ ー レ に 厚 さ4mmと
療 法 学 会 標 準 法 の 数 値 に 準 じ て 判 定 し た 。 な お,寒
験菌株
1993年10月
専 用 ア プ リケ ー タ
、 平 板 上 に 置 い た 。 試 験 培 地 は 直 径90mmの
Azithromycin(AZM:256∼0。016μg/ml)
Vancomycin(VCM:256∼0.016μg/m1)
.016μg/
VOL.43
2)寒
NO .6
栄 養 要 求 性 の 厳 しい 株 を用 い たETestに
天平板希 釈法
よ るMIC
631
MIC90で
見 た 場 合,PISP,PSSP共
従 来 法 に よ るMIC値
は,化 学 療 法 学 会 標 準 法3)に 従
い寒 天 平 板 希 釈 法 で 測 定 した。 す な わ ち 各 薬 剤 濃 度 を 含
値 は,よ
く一 致 す る 傾 向 を 示 し た 。 し か し,平
むM.
Testの
H.
M.に
試 験 菌106CFU/m1を5μ1接
35℃18時
間 培 養 後,発
をMICと
した。
育 の認 め られ な か っ た最 小 濃 度
製 菓),PIPC(富
測 定 に はABPC(明
山 化 学),CVA/AMPC(ス
有 製 薬),CPR(ヘ
治
ミス ク ラ
イ ン ビ ー チ ャ ム),SBT/ABPC(フ
ュ),AZM(フ
ァ イ ザ ー 製 薬),
キ ス ト),CTRX(日
ァ イザ ー製 薬),VCM(塩
本 ロシ
野 義 製 薬)の
9薬 剤 を 用 い た。
果
1.S.pneumoniaeに
PIPCお
よ びVCMのE
高 い 値 と な っ た 。PSSPに
よ びCPRで
対 して は
寒 天 平 板 法 よ りETestが2倍
共 に 両 法 は 比 較 的 よ く一 致 し2倍
高
PISP10株,PSSP15株
にETest/寒
し た。 な お平 均MICは2つ
に対 す
布 をTable1に
た 指 数 に 変 換 し算 出 し た 。PISPに
を2を 底 と し
対 しETestで
天 平 板 法 と同 値 か2倍 高 い 値 とな っ た。IPM,
約2倍,他
示
の 測 定 法 か ら得 られ た値 の
母 集 団 そ の もの を比 較 す る為 に各MIC値
は寒
AZMお
の 薬 剤 は 同 値 か1.6倍
布 で はIPMお
よ びAZMで
のMIC値
天 平 板 希 釈 法 と し て 図 示 し た 。Fig.1-a)
に 示 す 通 り,PISPで
は 各 薬 剤 と もETestの
す べ て,VCMは10株
中9株ETestが2倍
Fig.1-b)のPSSPで
剤 は 同 値 か 上 下2倍
AZM,
高 い
ETestが
はETest
剤 はPISP同
値 ま た は2倍
対 す る 平 均MICをTable3に
た 。 寒 天 平 板 希 釈 法,ETestと
示 し
も に β-1actamase産
産 生 株 を 問 わ ず よ く一 致 す る 結 果 と な っ た 。 い ず
なか っ た。
程 度 高 か っ た 。 そ れ 以 外 は1.5倍
様,同
つ い て の検 討
れ の 薬 剤 に お い て も1.5倍
値 がCPRお
IPMの3薬
高 い値 を示 した。
2.H.inflluenzaeに
生,非
PIPC,
程 度 の バ ラ ツ キ を 認 め た が,CPR,
VCMの3薬
H.influen2aeに
程度高
はABPC,
ぼ 一 致 し た 。PSSPに
よ びVCMが1.8倍
値 が同 じ
程 度 高 か っ た 。 特 に,IPM,AZMは
の 値 が2倍 程 度 高 い 値 を示 した が,そ の 他 の測 定 値 はほ
対 し て はETestの
の 差 異 をFig.1
値 とな っ た。
お よ びPSSP15株
る 各 種 抗 菌 薬 の 平 均MICとMIC分
を超 え る不 一 致 を認 め
る例 は ま っ た くな か っ た 。
10株
つ い て の検 討
S.pneumoniaePISP10株
か っ た 。MIC分
射 す るIPM,AZMお
値 が2倍
値 も し く は2倍
II.結
よ びVCMは
同 様PISPに
均MIC
か っ た 以 外 は す べ て よ く一 致 し た 。 平 均MIC,MICg。
寒 天 平 板 希 釈 法 に よ るMICの
IPM(萬
種 し,
に両法 に よる測 定
本 菌 に 射 す るMICg。
以 上 差 が 生 じ る例 は認 め られ
値 は β-lactamase非
産 生 株 の1
程 度 の 範 囲 内 で,ほ ぼ 一 致 す る結 果 とな っ た。 それ に と
例 を 除 き す べ て 一 致 し た 。 不 一 致 例 は β-1actamase非
も な いMIC分
産 生 株 のPIPCの
布 に も大 差 は生 じな か っ た 。Table2の
Table
1. Geometric
mean
MIC of antimicrobial
drugs
for
Streptococcus
値 が 寒 天 平 板 希 釈 法 で0.031μg/ml,
pneumoniae
strains
(μg/m1)
PISP: penicillin-insensitive
Streptococcus pneumoniae , PSSP: penicillin-susceptible
Streptococcus pneumoniae
( ): MIC range
Table
2. MICE, of antimicrobial
drugs for Streptococcus pneumoniae
strains
(μg/m1)
PISP: penicillin-insensitive
Streptococcus pneumoniae,
PSSP: penicillin-susceptible
Streptococcus pneumoniae
Fig.
JUNE
日本化 学療 法 学会 雑 誌
632
a)
penicillin-insensitive
Streptococcus pneumoniae (10)
b)
penicillin-susceptible
Os: same
Streptococcus pneumoniae (15)
a) ƒÀ-lactamase-producing
Haemophilus
b) ƒÀ-lactamase-non-producing
0*:
1. Comparison
of E Test MICs with agar dilution MICs: No. of E Test MICs within indicated
concn (log 2) of agar dilution MICs.
1995
influenzae
Haemophilus
(10)
infhanzae
(15)
same
Fig. 2. Comparison
of E Test MICs with agar dilution MICs: No. of E Test MICs within indicated
concn (log 2) of agar dilution MICs.
Table 3. Geometric mean MIC of antimicrobial
drugs for Haemophilus influenzat
strains
(μg/ml)
β+:
():
β- lactamase-producing
Haemophilus
influenzae,ƒÀ-:ƒÀ-lactamase-non-producing
Haemophilus
influenzae
MIC range
Table
4. MIC90 of antimicrobial
drugs for Haemophilus influenzae strains
(μg/ml)
β+:
E
ƒÀ-lactamase-producing
Haemophilus
Testで0.063μg/mlとE
influenzae
Testが2倍
, ƒÀ-:ƒÀ-lactamase-non-producing
高 い値 を示 し
β-lactamase産
PIPCお
ETestが
CTRXは15株
た(Table4)。
生H.influenzae10株
よ びIPMはE
Testが
2倍 高 い 値 と な っ た 。 他3薬
と も に ほ と ん ど 一 致 し た(Fig.2)。
Test,寒
産
生15株
に お い て はABPC,PIPC,IPMが
β-lacta-
mase産
生 株 同 様E
程 度高 い
Testが
同 値 も し く は2倍
結 果 と な っ た 。 し か し,SBT/ABPC,CVA/AMPCは
低 いか 同値 で あった。
す べ て一 致 し た。
III.考
天平板 法
β-lactamase非
influenzae
寒 天 平 板 法 に比 べ2倍
に 対 し,ABPC,
寒 天 平 板 法 に比 べ 同 値 か
剤 はE
Haemophilus
察
我 々 は標 準 菌 株 お よび 臨 床 分 離S.aureusに
定 抗菌 薬 のMICをE
対 す る特
Testを 用 い て測 定 し,そ の測 定 値
の 信 頼 性 を検 討 し正 確 性,再
現性 の面 か ら問 題 が な い こ
と を確 認 した(投 稿 中)。 今 回 は引 き続 き栄 養 要 求 性 お
よ び培 養 条件 の 厳 しいS.pneumoniaeお
よびH.influ-
enza8の 臨 床 分 離 株 につ い て検 討 した 。 これ ら の 菌種 は
VOL.43
NO.6
栄 養 要 求 性 の厳 し い 株 を 用 い たETestに
比 較 的 小 児 科 感 染 症 領 域 か ら多 く分 離 さ れ,特
に両 菌 種
633
よ るMIC
く一 致 す る こ と を 確 認 し た 。 ま た 従 来 の デ ィ ス ク 法 と
に よ る髄 膜 炎 は,細 菌 感 染 症 の 中 で も重 篤 で 一 刻 も早 い
同 じ手 間 でMIC値
的 確 な 化 学 療 法 が 望 まれ る。 また,わ が 国 に お い て もペ
ニ シ リ ン低 感 受 性S,pneumoniae(PISP)の
増 加 は深
小 児 科 領 域 の 臨床 の 現 場 に大 い に 役 立 つ もの と考 え られ
が 迅速 か つ 正 砲 に得 られ るE
る。
刻 で あ り治 療 に 用 い る抗 菌 薬 の 選 択 も大 き く変 わ っ て く
文
る.こ の よ うな 患 者 の 多 くを 治療 す る大 規 模 な 病 院 の 中
1)
の 要 領 で簡 易 にMICが
Testは
デ ィス ク感 受 性
求 め られ る こ と か ら中 央 検 査 室
レベ ル に も導 入 しや す く,臨 床 の 現 場 で正 確 な 薬 剤 感 受
性 情 報 が 得 られ る.こ れ らの 菌 種 に お け るE
2)
Testの 有
用 性 は欧 米 諸 国 の 多 くの研 究 者 に よ っ て報 告 され て い
る。Jorgensen
J
H4)ら はH.inflmnzae
る β-lactam薬 のMICをE
50株 に射 す
TestとASM
II agarを
用 い た寒 天 平 板 希 釈 法 と比 較 し,92%以
し,Ngui-Yen
3)
上 の一 致 率 を示
を用 い て 感 受性 にか かわ らず94%の
致 を 認 め て い る.我
で み る 限 り,E
日本 化 学 療 法 学 会MIC測
阻 止 濃 度(MIC)測
rapy29:
J H2)ら はpenicillin感 受 性 別S.pneu-
moniae30株
4)
高 い一
PISPはE
だ 個 々 の 値 を見 た 場 合,薬
剤 によって
5)
E A5)ら はbroth
, 1991
Macias E A, Mason E 0 Jr., Ocera H Y, Larocco M T: Comparison
of E Test with Standard
Broth Microdilution
for Determining
Antibiotic
Susceptibilities
of penicillin-Resistant
strains
of
Streptococcus pneumoniae.
J. Clin. Microbiol
32:
430-432,
1994
Testの 値 が 寒 天 平 板 法 よ り2倍 程 度 高 くな
る傾 向 に あ っ た。Macias
1981
philus
influenzae and Streptococcus
pneumoniae
by using the E-Test.
J. Clin. Microbiol.
29:109
寒 天 平 板 法 と ほ とん ど同 様 な 値
∼114
を 示 し た.た
76∼79,
定 法 改 定 委 員 会: 最 小 発 育
定 法 再 改 定 に つ い て 。Chemothe-
Jorgensen J H. Howell A W, Maher L A: Quantitative antimicrobial
susceptibility testing of Haemo-
々 の 結 果 か ら も平 均MIC,MIC90
Testは
献
Baker C N, Stocker S A, Culver D H, Thornsberry C: Comparison
of the E Test to Agar Dilution , Broth Microdilution,
and Agar Diusion
Susceptibility Testing Techniques by Using a Special challenge set of Bacteria . J. Clin. Microbiol
29: 533-538,
1991
Ngui-Yen
J H , Brycl E A, Porter C, Smith J
A: Evaluation
of the E Test by Using Selected
Gram- Positive
Bacteria.
J. Clin. Microbiol
30:
2150- 2152, 1992
央 検 査 室 で の薬 剤感 受 性 の測 定 はデ ィ ス ク感 受性 が 用 い
られ て い る の が 現 状 で あ る.E
Testは
dilutionと
の比 較 で,同 様 に 耐 性 株 は よ り耐 性 側 に シ フ トす る こ と
を指 摘 し て い る。 しか し今 回,試 験 菌 と して 用 い た 栄 養
要 求 性 の 厳 しい 菌 に対 して も全 般 的 に は寒 天 平 板 法 とよ
Evaluation
of the E Test:
a new
quantitative
antimicrobial
susceptibility
test
2) Application for Streptococcus pneumoniae and Haemophilus influenzae strains
Miyuki Hasegawa",
Utsuki Uchino'), Hiroe Muraokal), Intetsu Kobayashi1),
Akihiro Kaneko'', Jiro Sasaki') and Satoshi Iwate
1)Chemotherapy
Division
,Mitsubishi-Kagaku
Bio-Clmical Laboratories.
Shimura 3-30-1,Itabashi-ku,Tokyo
174,Japan
2)Department of Oral Surgery
,School of Medicine Tokai Unlversity
3)Department of Pediatrics
,Kasumigaura
National Hospital
The
E
Test
pneumoniae
MICs
were
obtained
and
or
of
both
determined
blood
fastidious
to
with
methods
for
by
MIC
determination
those
were
in
by
agreement,
agar
dilution
The
such
as
E
S.
Test
pneumoniae
different
isolated
determined
agar
regardless
strains
method.
appears
and
the
of
The
antimicrobial
from
the
However,
penicillin-insensitive
the
of
strains
producibility.
components.
bacteria
the
influenzae
their ƒÀ-lactamase
vancomycin
those
applied
Haemophilus
compared
by
strains
was
and
S.
E
dilution
of
the
E
Test
to
be
H.
influenzae.
a
MICs
reliable
for
infections.
method.
MICs
of
were
were
The
MIC
method
of
imipenem,
one
not
the
E
Test
values
the
test
azithromycin
dilution
affected
for
Streptococcus
The
penicillin-susceptibility
pneumoniae
Test
drugs
pediatric
higher
by
the
determination
than
addition
of