Spirent iTest ユーザ事例集 株式会社 東陽テクニカ 情報通信システム営業部 技術部 アジェンダ Spirent iTestによる試験自動化のユーザ事例をご紹介します. Spirent iTest自動化概要 その他の自動化 トラフィックジェネレータを使用した 自動化 ルータのCPU使用率に合わせた負荷試験 大規模試験システムの結線自動化 昼夜の装置設定と構成の切り替えの 自動化 RouterのARP Reply応答性能試験 大量サーバのソフトウェアバージョ ン確認/Up作業 ファイヤーウォール試験自動化 大量ログファイルの解析 試験の自動化 STB(セットトップボックス)の動作確認 試験 無線LAN APの設定自動化と接続性確認 試験 速度測定、主要ウェブサイトの表示時間 測定 昼夜の装置設定と構成の切り替えの自動 化 2 データ解析とリアルタイムチャート 描画 アラート検出によるログ収集とメー ル通知 iTest お問い合わせ窓口 Spirent iTest自動化概要 Spirent iTestは、マニュアル操作内容から試験シナリオを作成、コ マンドのレスポンスに応じたPass/Fail判定や条件分岐を設定可能な 試験自動化ツールです. ◆標準搭載されているセッションリスト例 コマンドプロンプト,Database Client,HTTP,Process,Mail,NTAF,Serial ,SSH,Syslog,Tcl,Telnet,UDP,XMPP Client ◆オプションセッションリスト 例 Web / Selenium,Flash(Flex),Web Service(SOAP&REST),VNC Client,Wireshark,VMware vSphereSNMP,Java Swing,Spirent社製トラフィックジェネレータ, Ixia社製トラフィックジェネレータ 実行させたい内容を 実際に行う iTestが操作を自動 的に記録、シナリオ の自動作成 試験シナリオを実行、 もしくは編集 試験の自動化シナリオ作成、実行、解析の流れ 実行内容、結果を判 別、合否判定や操作 の条件分岐を行う ユーザー事例 ルータのCPU使用率に合わせた負荷試験 使用率70%を超えない最大スループットを自動測定します. 使用セッション: - 各装置の制御用セッション (例. telnet, ssh, serial, コマンドプロンプト など) - Spirent TestCenter, Avalanche, ある いはTCL IPsec GW Access側 自動化フロー: 1. 各装置にアクセスしCPU使用率の確認 2. トラフィックジェネレータのトラ フィック負荷率(%)の調整 IPsec GW Center側 IPsec GW Access側 IPsec GW Access側 トラフィックジェネレータ 4 ユーザー事例 ルータのARP Reply応答性能試験 1秒間に全て応答できる最大ARPリクエストのレートを測定します. ARP Request STC 制御 Wiresharkセッションに よるキャプチャ DUT ARP Reply 赤線:TestCenterが送信したARPリクエストレート 青線:DUTが応答したARP リプライレート このDUTでは500 ARP リクエスト/秒を実現 5 使用セッション: -DUT制御用セッション (例. telnet, ssh, serial, コマンドプロンプト な ど) - Wireshark - Spirent TestCenter, Avalanche, あるいはTCL 自動化フロー: 1. Spirent TestCenterからARPリ クエストを送信します. 2. 1秒間で送信するARP Request Rate(fps)を変えていき、ARPリ プライを全て返せるレート(fps) を求めます(バイナリサーチ方 式) 3. パケットの確認にはL2スイッチ のモニターポートを使用したパ ケットキャプチャを行います. 4. ARPリクエスト/リプライレート をXYチャートへ描画します. ユーザー事例 ファイヤーウォール試験自動化 制御ライン 試験ライン ファイヤーウォール試験の自動化 ファイヤーウォールのアクセスリス トの設定に応じて、テストトラフィ ックを送信します. ファイヤーウォ ールによるトラフィックの破棄/転 送が期待する動作か確認します. 使用セッション: - DUT制御用セッション (例. telnet, ssh, serial, コマンドプロンプト など) - Spirent TestCenter, Avalanche, あるいはTCL 自動化フロー: 1. iTest PCへCSVファイルを読み込み - ファイヤーウォールのACL設定値 - 使用する試験器種類やプロトコル - 試験器に設定する各種アドレス情報 - 期待するファイヤーウォールの動作 etc 2. ファイヤーウォールの設定 3. 試験器の設定 4. 試験開始 5. キャプチャデータを解析し、Pass/Fail判定 6 試験器 (Spirent TestCenter/Avalanche) L2SW LAN側 NW タップ NW側 NW タップ Firewall (DUT) 試験設定、期待する動作一覧を定 義、 iTest PCへ読み込みます. ユーザー事例 STB(セットトップボックス)の動作確認試験 STBを操作時に、期待する画面に切り替わり表示されているか判定します. テレビ キャプチャ 装置 DUT 画像をキャプ チャし保存 VNC接続 保存画像を表示 させ、想定画像 の有無を確認 STB : : : STB制御 装置 使用セッション: - コマンドプロンプト, TCL, VNC 自動化フロー: 1. STB制御装置へ操作コマンド実行 2. キャプチャ装置へ操作コマンド実行 3. テレビ画面キャプチャデータを保存したPCへアクセ スし、画像データを表示 4. STBで操作した内容と表示する画像の正当性を確認 STB制御コマンド 任意のターゲットを選択し画面キャプチャ →ターゲットの画像とBase64データを取得 iTestは目的の画像/Base64データを検 索、一致画像データの有無を判定 7 ユーザー事例 無線LAN APの設定自動化と接続性確認試験 無線LANアクセスポイントを設定、それに応じてリモートPCの無線接続 設定を行い接続性を確認します. 使用セッション: - telnet, Web 自動化フロー: 無線LAN AP (DUT) PC1 1. iTestよりAPへ接続、各種設定 (有線LAN, Webブラウザセッション) 無線LAN接続 2. iTestよりPC1へ接続、無線LAN有効設定 (有線LAN, Telnetセッション) 3. 有線LAN Telnetセッ ション Webブラウザ セッション iTestよりPC1へ接続、PC1→AP宛にPing を実行、応答により疎通確認のPass/Fail 判定 (有線LAN, Telnetセッション) 4. 各設定を初期状態に戻す その他の要件: - 8 無線LANアクセスポイントの機能設定を 変更しPC1からの接続性を確認 ユーザー事例 速度測定、主要ウェブサイトの表示時間測定 各拠点から速度測定サイトへ接続し速度測定を行います. 各拠点から主要なウェブサイトへ接続し、ページ表示にかかる時間を測 定します. 使用セッション: - telnet, コマンドプロンプト, web 速度測定サイト 主要ウェブサイト インターネット網 自動化フロー: ①速度測定 iTest PCから速度測定サイトへWebブラウザ 接続、速度測定、測定結果の抽出、判定、レ ポート保存 CATV網 ②主要ウェブサイトへ接続、表示時間測定 PCから主要ウェブサイトへ接続、キャプチャ データ取得、キャプチャデータから(GET200OK)時間を計算、判定、レポート保存 局舎内 端末 加入者宅 端末 その他の要件: - IPv4接続 - IPv6接続 - 1試験は、3回連続して実行しデータを取得 する - 1時間毎など定期的に実行する 9 ユーザー事例 大規模試験システムの結線自動化 複数ベンダーの評価に合わせて結線・試験を自動化します. OLT “A 社” トラフィック ジェネレータ 使用セッション: - telnet - Spirent TestCenter, あ るいはTCLセッション OLT “B 社” L1スイッチ ONU”Z ”社 ONU”Y ”社 ONU”X ”社 ONU”W ”社 Test 1 ----- Test 2 ----- Test 3 ----- 手動で結線(トポロジー)を変更 ONU”V ”社 自動化フロー: 1. L1スイッチへアクセス し接続したい構成に ポートをマッピング 2. Spirent TestCenenter で試験開始 Layer1スイッチによる結線自動化 トラフィッジェネレータの試験自動化 10 ユーザー事例 昼夜の装置設定と構成の切り替えの自動化 昼間は各試験、夜間は長安試験設定、自動切換えを行います. 装置設定の一斉入れ替え 試験用トポロジへの 論理結線作業の自動化 ( + L1スイッチ) 使用セッション: - 各装置の制御用セッション (例. telnet, ssh, serial, コマンドプロンプ ト など) 自動化フロー: 1. 各装置にアクセスし切り替え用コ マンド、あるいは設定を自動投入 自動切換 ユニット単体試験 機能試験 ..etc システム試験 長安試験 ..etc 11 ユーザー事例 大量サーバのソフトウェアバージョン確認/Up作業 大量のサーバへ並列/順次アクセスし各作業を行います. インストール済みアプリケーションのバージョン確認 各端末へのソフトウェアダウンロード、インストール 使用セッション: - telnet, コマンドプロンプト ファイルサーバ 端末/サーバ郡 12 自動化フロー: 1. iTest PCから各端末へtelnet接続 2. コマンドラインからインストール済み アプリケーションのバージョンを確認 3. バージョン番号がX以下のとき、各端末 よりFile ServerへFTP接続しソフト ウェアをダウンロード 4. ダウンロードしたソフトウェアを各端 末上でインストール 5. バージョンを確認、期待値と一致で Pass判定 ユーザー事例 大量ログファイルの解析 試験者の手作業で実施していたログ解析を完全自動化します. 使用セッション: - コマンドプロンプト 自動化フロー: 1. 大量のログファイルを順次読み込み 2. 期待する内容と一致すればPass、一致しなければFail 3. Fail判定時はファイル名や問題箇所を別途ファイルへ 書き出し ログファイルを 順次読み込み 特定の文字、値が存在す るかどうかを確認・判定 13 ユーザー事例 データ解析とリアルタイムチャート描画 取得したデータから、リアルタイムにチャートへ描画します. コマンド実行により取得したレスポンスから描画 キャプチャデータの解析から描画 ログデータからの解析から描画 システム (DUT) 例: DUTからのトラフィックをキャプ チャ、キャプチャデータの特定フィー ルドを抽出しチャートへ描画 Barチャート XYチャート 14 使用セッション: - DUT制御用セッション (例. telnet, ssh, serial, コマンド プロンプト など) 自動化フロー: 1. DUTへ接続し、データを 取得、解析 2. チャートへ描画 PIEチャート ユーザー事例 アラート検出によるログ収集とメール通知 試験中のログやアラート、コマンド実行エラーを検出します. 試験中の各 機器の設定やログを一斉に収集、リモートサイトにいる試験者へメール 通知します. 夜間、休日、長安試験 リモートサイトにおける試験 障害/コマンド エラー検知 使用セッション: - DUT制御用セッション (例. telnet, ssh, serial, コマンドプロ ンプト など) 自動化フロー: 1. 通常通り試験シナリオを作成 2. 検知させたい障害、エラー、ア ラートをレスポンス判定やグ ローバルルールに定義、発生時 の動作としてログ収集やメール 送信操作を設定する 全機器の設定、ログを収集 リモートサイトの試 験者へメール通知 15 iTest お問い合わせ窓口 ※ 製品構成、価格、納期などに関するお問い合わせ ※ 株式会社 東陽テクニカ 情報通信システム営業部 ※ メール: [email protected] ※ お電話: 03-3245-1250(営業直通) ※ 技術的なお問い合わせ ※ 株式会社 東陽テクニカ 技術部第4課 ※ メール: [email protected] ※ お電話: 03-3279-0771(弊社代表) ※ 本資料は、2013年 10月時点での製品仕様及び製品情報に基づきます. 製品の仕様、機能、性能などは事前の告知なく変更されることがございますこと、あらかじめご了承願います. ※ 各お問い合わせメールアドレスは2011年8月より上記記載のメールアドレスへと変更させて頂いております. 16
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