C A S E S T U D Y 株式会社アグレックス BPO事業のデータ送受信基盤にHULFT-WebFTを採用 セキュアでシンプルなデータ授受の仕組みにより 情報漏えいリスクを低減し、顧客への提案の幅が拡大 (セキュアWebデータ連携ミドルウェア) 株式会社アグレックス BPO事業のデータ送受信基盤にHULFT-WebFTを採用 セキュアでシンプルなデータ授受の仕組みにより 情報漏えいリスクを低減し、顧客への提案の幅が拡大 IT ホールディングスグループの中でビジネスプロセスアウトソーシング( BPO )事業の中核を担うアグレックス。同社は HULFT-WebFTを活用し、BPO事業に欠かせないデータ授受の新たな仕組みを実現した。以前は、顧客企業からの様々な データをメディアに格納し郵送等でやりとりしていたために時間も作業工数も必要としていたが、HULFT-WebFTを活用 することで、顧客企業は既存のインターネット環境のみで、セキュアかつ確実なデータ授受が可能になる。新たな投資をせ ずに情報漏えいリスクを低減できるため、顧客への提案の幅が大きく広がった。オペレーションの効率化とリードタイムの 短縮化も期待できる。 株式会社アグレックス SI事業部 インフラサービス部 次長 大川原 直一 氏 S I事業大手のI Tホールディングスグ タで納 品するケースが多い。 「B P O事 ループの一員として、人とI Tのチカラで 業にとって、データは商品そのもの。安 顧客ビジネスの価値創造を支援するア 全・確 実な受け渡しを行える環 境が 求 グレックス。ソフトウェアソリューション、 められます」 と大川原氏は話す。 システムインテグレーションと並ぶ同社 そのため 、同 社 は H U L F T および の 主力事 業が 、顧 客 企 業 の 業 務プロ H U L F T - H U Bをベースにしたデータ セスを一括受託するB P O事業である。 連 携 基 盤を構 築し、セキュアかつ効 率 「 豊 富な経 験・ノウハウ、独 自のシス 的なデータ送受信を実現している。 しか テム、業界トップクラスの人材をベース し、この仕 組みは顧 客 側もH U L F Tを に、お客様の業務に応じた運用体制を 利 用していることが前 提 。 「 H U L F Tを 構 築し、データエントリーや事 務 処 理 、 利用していないお客様とは、暗号化した プリンティング、 メーリング、電話対応な ファイルをメール添付したり、郵送による ど高品質なB P Oサービスを提供してい 方法が主流です」 と同社の佐藤悠太氏 ます」 と同社の大川原直一氏は語る。 は説明する。 近年は国内の事業所に加え、ベトナ 顧 客から預かるデータの中には、重 ムにも事 業 所を展 開し、顧 客のグロー 要な個 人 情 報が含まれていることも少 株式会社アグレックス バルビジネスを強力に支援する。2015 なくない。 「データは暗 号 化により保 護 本社 東京都新宿区西新宿 2-6-1 新宿住友ビル 年 7月にはタイに現 地 法 人も設 立 。ア されていますが 、取 引するお客 様や扱 ジア各 国において日系 企 業 向けB P O う情 報 量が 多くなると、 メールによるや サービスの展開を推し進めている。また りとりでは作業が煩雑になり、誤送信な 株式会社アグレックス SI事業部 インフラサービス部 佐藤 悠太 氏 U s e r P rof ile 設立日 1965 年 9月9日 資本金 12 億 9200万円 I Tホールディングスグループにおける どのリスクが高まってしまいます。セキュ 売上高 243 億 4600万円(2015 年 3月期) B P O 中 核 会 社として、事 業はますます リティに対する社 会 的な関 心が高まる 従業員数 1,763 人(2015 年 3月期) 広がりを見せる。 中 、情 報 漏えいリスクを低 減する仕 組 事業内容 全国住所マスターや CRM パッケージを開発・提供するソ フトウェアソリューション事業、 システムの企画から運用まで 一貫支援するシステムインテグレーション事業、顧客企業 の業務プロセスの最適化を支援するBPO 事業などを展 開する。なかでも BPO 事業は豊富な経験・ノウハウ、独 自のシステム、業界トップクラスの人材を強みに、高品質 なサービスを提供。業務プロセスの改善、業務効率の向 上をサポートし、顧客企業の価値創造に貢献する。 メールによる誤送信の防止と 作業工数の軽減を目指して みが必 要だったのです」と大 川 原 氏は 課題を述べる。 また画 像を多 用するカタログなどは B P O 事 業では業 務 遂 行 に必 要な データ量が膨大になるため、CDやDVD 情 報を主にデータでやりとりする。カタ で郵送することもある。その場合は媒体 ログやドキュメントなどの成 果 物もデー からP C への 読み込み、出力などの 手 間がかかる上、郵送コストも必要になる。 「 情 報 漏えいリスクの 低 減に加え、作 業工数とコスト負担を軽減することも急 務になっていました」 ( 佐藤氏)。 HULFT-WebFT導入前 顧客企業 メーラー 送付 情報漏洩リスク 情報漏洩リスク CD・DVD 採用したのがHULFT-WebFTである。 メディアから コピー H U L F T-W e b F Tはインターネット環境 のみで拠点間のデータ送受信を実現す 確認 D M 発送 住所録 制作業務 ブラウザベースの直観的な操作性 TLS/SSL対応のセキュアな仕組みを評価 こうした課題の解決策として、同社が アグレックス E-Mail カタログ印刷データ るW e bゲートウェイ。顧客側でH U L F T を用意する必要はない。 「お客様側で必要なのは、既存のイン ターネット環境とW e bブラウザだけ。導 入が容易な上、直観的な操作性を実現 HULFT-WebFT導入後 Webサーバー 業務システム 介し、送付先を指定して行う仕組みだ。 「 手 作 業でメールアドレスを設 定・入力 する手間がかからないので、 メールのや りとりで懸念された誤送信を防止できま す」 と話す佐藤氏。 しかも、通信経路は TLS/SSLに対応し、サーバ上のデータ もA E S 暗 号 化により保 護される。デー タ欠 損の有 無 、データ改ざん確 認も可 カタログ 印刷 データ D M 発送 CSV … 制作業務 データの授受はH U L F T-W e b F Tを 住所録 ブラウザ JOB連携で自動化 納品までのリードタイムの 短縮化を実現 しており、誰でもすぐに利用できます」 と 大川原氏は選定の理由を述べる。 アグレックス 顧客企業 HULFT-WebFT を活用した BPO データの送受信基盤 顧客企業は既存のインターネッ ト環境のみで、アグレックスとセキュアかつ確実にデータ授受を行える。アグレックス側もデータ授受 の窓口を一本化できるため、オペレーションを効率化できる。郵送でやりとりしていたデータもオンラインで授受できるようになり、納品 までのリードタイムの短縮とコスト削減も可能になる。 能だ。 「お客様に新たな投資や仕組み の構 築をお願いすることなく、安 全・確 実なデータ授受が可能になります」 と大 社は様々なメリットを実感している。その することで、データ授 受の確 実 性が 向 川原氏は評価する。 1つが、情報漏えいリスクを低減できた 上し、お客様のオペレーションも効率化 HULFTとの高い連携性も選定理由 ことだ。メールの場合は送付先アドレス されました」 と佐藤氏は語る。 の1つだ。HULFT-WebFTはHULFT の設定・入力ミスが懸念されたが、現在 アグレックスのビジネスにも大きなメ との連携運用も考えられているため、既 はHULFT-WebFTを介してデータを授 リットがある。H U L F T-W e b F Tがアグ に導入しているH U L F Tと組み合わせ、 受する仕組み。通信データもS S Lで暗 レックスと顧客をつなぐゲートウェイとな シームレスなデータ連 携を容 易に実 現 号化されている。 「オペレーションミスに るため、顧 客とのデータ授 受の窓 口を できる。基幹システムとのデータ連携が よる誤 送 信の心 配がなくなり、情 報の 一 本 化できるからだ。 「アドレス管 理の 必 要になった場 合でも即 座に対 応が 秘匿性も高まりました」 ( 大川原氏)。 煩雑化を解消し、取引するお客様が増 可能だ。 メール連携機能も高く評価している。 えても、統一的なオペレーションで運用 これはHULFT-WebFTにデータをアッ できます」 と佐藤氏は語る。 プロードすると、 それを登録したユーザに 納 品までのリードタイムの短 縮 化も メールで即 座に通 知する機 能 。 「受信 期 待できる。H U L F T - W e b F Tは大 メールをトリガーにデータをダウンロード 容 量 のデータもスムーズ に 送 受 信が データ授受の安全・確実性が向上 リードタイムの短縮化も可能に H U L F T-W e b F Tの導入により、同 http://www.hulft.com/ 可 能だ。C DやD V Dなどで郵 送してい すそ野は次 第 に広がりつつある。 「お H U L F T-W e b F Tを社内外のデータ送 たデータもオンラインでやりとりできる。 客様に大きなコスト負担を強いることな 受信の窓口として活用していく方向だ。 「お客 様からの依 頼に対し、即 座に作 く、既 存 のインターネット環 境さえあれ 「データ窓口をH U L F T-W e b F Tに集 業に着 手できます。納 品する際も郵 送 ばセキュアなデータ授 受を実 現できる 約することで、社 内のデータ連 携の安 の 手 間がなくなるので、業 務サイクル H U L F T-W e b F Tは、 メールの代替手 全 性がさらに高まり、運 用の効 率 化も をスピードアップできます」と話す佐 藤 段として最適です。お客様の選択肢が 加 速します」と話す大 川 原 氏 。将 来 的 氏。郵送の手間を軽減できることから、 広がったことで、B P O事業の拡大も期 には、基 幹システムのデータ送 受 信を コスト削減も見込める。 待できます」 と大川原氏は述べる。 支えるH U L F Tとの連 携をはじめ、 メー 現 在 、同 社ではメールや郵 送でデー 今 後はH U L F T - W e b F T の 応 用 ルサーバーでは不可能な機能や、J O B タ授 受を行う顧 客や新 規 契 約の顧 客 も 検 討して い る 。同 社 の 各 事 業 所 連 携による自動 化などを活 用すること に対し、H U L F T-W e b F Tの利用を提 間 にはすでに 専 用 線が 敷かれている で、 さらなる業務の効率化を推進してい 案中だ。多くのメリットを評価し、利用の が 、それらを汎 用 的に利 用するために く考えだ。 ● HULFT、 その他HULFT関連製品は、 株式会社セゾン情報システムズの登録商標または商標です。 ● UNIXは、The Open Groupの登録商標です。 ● Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。 ● 記載されている会社名及び製品名は、各社の商標または登録商標です。 ● 本カタログに記載されているシステム名、製品名などには、必ずしも商標表示 (TM、 ®) を付記しておりません。 [お問い合せ先] 0120-80-8620 HULFTフリーダイヤル ※利用時間 9:15~17:45 (土・日・祝日および年末年始を除く) HULFT事業部 〒170-6021 東京都豊島区東池袋3-1-1 サンシャイン60 21F TEL 03-3988-5301 FAX 03-3980-4830 名古屋営業所 〒450-0003 愛知県名古屋市中村区名駅南2-14-19 住友生命名古屋ビル 21F TEL 052-588-5591 FAX 052-588-5592 西日本営業部 〒550-0002 大阪府大阪市西区江戸堀1-5-16 肥後橋MIDビル 4F TEL 06-6479-1151 FAX 06-6479-1152 九州サテライトオフィス 〒812-0011 福岡県福岡市博多区博多駅前2-19-27 九勧博多駅前ビル TEL 092-434-4527 FAX 092-434-4528 このカタログの記載内容は、2015年7月現在のものです。本カタログの記載内容は予告なく変更することがあります。 201507-3000-1
© Copyright 2024 ExpyDoc