アジア企業との合弁契約をめぐるトラブルと紛争解決の留意点

アジア企業との合弁契約をめぐるトラブルと紛争解決の留意点
~アジア各国の法改正の最新動向、契約作成(契約見直し)時のポイントも踏まえて~
11月 4日(水) 13:30~17:00
●日 時●
2015 年
●会 場●
企業研究会セミナールーム(東京・麹町)TEL:03-5215-3516
●講 師●
シティユーワ法律事務所
弁護士
前田 葉子 氏
【 略 歴 】 2002年東京大学法学部第一類卒業。2003年弁護士登録・西村総合法律事務所
(現西村あさひ法律事務所)入所、2010年ペンシルパニア大学ロースクール卒業(LL.M)。
2010年ニューヨークのデベヴォイズ・アンド・プリンプトン法律事務所勤務。
2011年ニューヨーク州弁護士登録、2012年シンガポール国際仲裁センター(SIAC)出向。
2015年7月シティユーワ法律事務所入所。
【 著 書 】 「アジア仲裁の展開と日本」(共著、法律時報1084号所収、日本評論社、2015年)
「米国・中国・台湾企業との国際取引契約における紛争解決手段選択の視点(上)(中)」(共著、
旬刊商事法務No.2014、2015所収、2013)、他著書多数。
◆開催にあたって
企業がアジア進出を行う際、現地企業と合弁契約を結ぶことは有効な手段の一つですが、JVパートナーと
の経営方針や経営権をめぐる対立、競合行為、贈賄などのコンプライアンス問題、契約の不備に伴う問題、そ
してJV解散・清算時のトラブルなど、万が一の紛争解決に向けた対策を事前に講じておく必要があります。
本講座では、アジア各国の外資規制など最新の法制度や訴訟制度を踏まえた上で、現地企業との合弁契約を
めぐる具体的トラブル事例と紛争解決時の留意点を明らかにしていきます。また、合弁契約作成(見直し)の
際に重視すべきポイントについても、起こり得る様々なリスクを想定しながら実践的に検証していきます。
≪詳細は裏面をご覧ください≫
●受講料●1名〈税込み、資料代含む〉
企業研究会
正会員
32,400 円
本体価格 30,000 円
一
35,640 円
本体価格 33,000 円
般
FAX
セミナー事務局宛
03-5215-0951
*当会ホームページ(http://www.bri.or.jp)からもお申込みいただけます。
151624-0103(※)
2015.11.4
●申込書を FAX いただくか、当会ホームページよりお申
込みください。後日(開催日1週間~10日前までに)
受講票・請求書をお送り致します。
申込書 アジア企業との合弁契約をめぐるトラブルと紛争解決の留意点
●よくあるご質問(FAQ)については当会ホームページ
でご確認いただけます。(〔TOP〕→〔公開セミナー〕
会社名
フリガナ
→〔よくあるご質問〕)
●お申込後のキャンセルは原則お受け致しかねますので、
ご都合が悪くなった際は、代理出席をお願いいたします。
住
所
〒
●最少催行人数に満たない場合は、中止とさせていただ
くこともありますので、ご了承ください。
TEL
一般社団法人企業研究会
担当:田中 E-mail [email protected]
ご氏名
〒102-0083
東京都千代田区麹町 5-7-2 麹町 31MT ビル 2F
Eメール
TEL 03-5215-3516
FAX
フリガナ
FAX 03-5215-0951
フリガナ
ご氏名
所
役
属
職
所
役
属
職
Eメール
*お客様の個人情報は、本研究会に関する確認・連絡、および当会主催のご案内をお送りする際に
利用させて頂きます。
アジア企業との合弁契約をめぐるトラブルと紛争解決の留意点
~アジア各国の法改正の最新動向、契約作成(契約見直し)時のポイントも踏まえて~
●プログラム●
- 解
説 -
13:30
■講師 シティユーワ法律事務所 弁護士 前田 葉子
氏
Ⅰ.アジア各国の合弁契約に関する法改正の最新動向
(1) JV(ジョイントベンチャー)の定義・目的と合弁契約の必要性
(2) 合弁契約に関するアジア各国の法制度(外資規制、外資優遇制度・会社法など)
・タイの外国人事業法による規制と改正の動き
・シンガポールにおける法制度の概要
・インドネシアでの投資の全面禁止分野とネガティブリスト(2014 年改定)における規制分野
・ベトナムにおける改正投資法・企業法の施行(2015 年 7 月)
・中国における外資規制改定リストの発効(2015 年 4 月)
・インドにおける外国直接投資(FDI)規制と株式譲渡の価格規制
Ⅱ.アジア企業との合弁契約における知的財産権に関する検討事項
(1) 知的財産のライセンスと技術流出のリスク
・JVの設計により、JVパートナーが技術情報に触れないようにすることは可能か
・真に重要な技術情報は、ライセンスや開示を行わないようにすべきか
(2) 競業避止義務の設定の適否(各国の法律上の制約)
(3) ライセンス料と税法上の問題
Ⅲ.アジア企業との合弁契約をめぐるトラブル事例
(1) 日本側の技術・ノウハウやブランドを使用した競業行為
・模倣品の販売、JV契約終了後の店舗デザインやビジネスモデルの流用など
・日本側が訴えられた事例
(2) 相手方の貢献度と利益配分のギャップに起因するJVの解散・清算をめぐるトラブル
(3) 外国公務員への贈賄などのコンプライアンス違反
(4) JVの経営方針や経営権をめぐる争い
・JVの終了に関する規定の不備によるデッドロック
Ⅳ.紛争解決の留意点
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アジア企業との紛争解決の選択肢(訴訟、仲裁、調停)
アジアにおける訴訟制度の概要と問題点
日本裁判所専属管轄合意での解決
仲裁による紛争解決
・仲裁のメリットとデメリット、仲裁地の重要性
・日本ないし第三国での仲裁を選択する場合の注意点(承認・執行への不安)
(5) 事案に応じた紛争対応
・緊急性のある紛争か、裁判所所在国・相手国所在国の司法の質はどうか、など
Ⅴ.合弁契約の作成、及び既存の合弁契約を見直す際に重視すべきポイント
(1) 出資比率
・出資比率は当事者の貢献度に見あったものか、出資比率決定後の補正は可能か、など
(2) 権限配分に関する規定
・株主総会・取締役会・会長/社長間の権限の配分、株主総会・取締役会の決議要件など
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知的財産権に関する規定
競業避止に関する規定
汚職行為/コンプライアンス違反
紛争解決条項
デッドロックに関する規定
JV終了時の規定
・株式の「公平な対価」の算定方法は適切か(算定方法の例)
、など