平成26年度第二回支援相談員部会研修レポート 記載者 介護老人保健施設 老健ふなき 吉田雅史 研修会日時 平成27年1月26日(木曜日) 10時30分~15時40分 場所 山口県セミナーパーク 201号室 研修内容 10時30分~12時 講義 「高齢者虐待と権利擁護 抑制・拘束」 講師 日本ケアサプライ 吉良 操 先生 内容 講義の初めに、講義の題目についての事前質問に対して、先生が解説して下さった。 厚生労働省が示した身体拘束の11の具体例を挙げ基本的な考え方を示されたり、開発された福祉用具 を紹介されたりし、わかりやすく具体的に解説された。 高齢者虐待・抑制・拘束・成年後見制度・ケアのこころというテーマに沿った話であった。 ・権利(人権)とは何か?:人間らしく生きる権利→自由であるということ ・高齢者虐待「ネグレクト」について「ネグレクトこそ最大の虐待」という考え方。マザーテレサの言 葉 ・ 「高齢者虐待の発見」 :通報義務はプライバシーよりも優先される。発見すれば通報すること。 ・厚生労働省が示した11の身体拘束具体例 ・認知症ケア(ユマニチュード) :優しさを伝える技術 →優しい人になることは難しいけれど優しさを伝える技術なら学ぶ事ができる。 ・事故の責任レベル ・職員である自身の心のコントロール 仕事:ある意味では、仕事とは役割を演じることである。 たくさんの情報量について、上記のようなポイントや具体例を示されながらの話であった。 12時~13時 昼食・休憩 この間に低床になるベッドや立ち上がると自動的にブレーキがかかる車椅子,坂道をアシストする電動 車椅子などの福祉用具の体験ができた。 13時~14時 講義 「プライバシーと個人情報保護」 講師 日本ケアサプライ 吉良 操 先生 プライバシーと個人情報保護について、基本知識から具体的事故事例,安全に扱うヒントについて話さ れた。 ・個人情報保護法:急激な情報化に伴い「新しい時代に対応する新しいルールが必要」という考えの下、 できた法律である。2015年改正予定。 ・情報化は便利で効率化が進む半面、リスクが高くなることを認識しなければならない。以下が要請さ れる。 ① 倫理観:何がよく 何が悪いか ② リスク:何が安全で何が危険か ③ スキル:操作 使いこなす ・医療介護分野はなぜ厳しいか?:機微情報を扱っている。カルテ→機微レベルが高い ・医療介護連携の上で、スマートフォン,タブレットで情報化・情報共有が更に進む→リスクも大きい ・10の事故事例 ・8割の事故は不注意,ケアレスミス:注意力散漫 手抜き 粗雑 午前に続き、たくさんの情報量を上記のようなポイントを挙げられ話された。 14時20分~15時30分 グループワーク:A~Gの7グループに分かれた。「実地指導」「在宅復帰」などのテーマに加え「介護 報酬改定に対する準備」など、介護老人保健施設の運営にかかる自由な討議,意見交換がなされた。 15時40分 終了
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