医薬・医療 [M130] 未来へのバイオ技術 勉強会 脱毛症の病態と毛髪再生の試み 日 時:2015 年 11 月 6 日(金)14:00∼16:50(終了後、簡単な交流会 17:00∼18:00) 会 場:アットビジネスセンター東京駅八重洲通り http://abc-kaigishitsu.com/tokyo_yaesudori/access.html 脱毛症状を抱える成人男性は全国で 1200 万人超ともいわれるが、最近では女性で髪の悩みを抱 え方も少なくない。本勉強会では、脱毛症の病態を明らかにするとともに、最先端の医療による毛 髪再生の試みについて取り上げる。 主催:(一財)バイオインダストリー協会 共催:(一社)再生医療イノベーションフォーラム(FIRM) オーガナイザー:日経 BP 特命編集委員(JBA 理事) 14:00∼14:10 オープニング 14:10∼15:00 15:50∼16:00 休憩 宮田 満 氏 17:00∼18:00 名刺交換会 「脱毛症の病態と再生医療の必要性について」 杏林大学 皮膚科学教室 教授 大山 学 先生 脱毛症は生命に直接関わるものではないが患者の精神的ダメージは大きく、社会生活にも強く影 響を与える疾患であり、その治療へのニーズは高い。すでに自家植毛が確立されているからなのか、 近年、再生医療による脱毛症の治療の可能性が論じられている。しかし、脱毛症は一つの疾患では なく、再生医療の対象となるものはむしろ限られる。本講演では脱毛症の病態を解説し、今後毛髪 再生技術がどのように治療に応用されうるかについて考えたい。 15:00∼15:50 「次世代再生医療としての毛髪再生医療の実現を目指して」 理化学研究所 多細胞システム形成研究センター チームリーダー 辻 孝 氏 毛包は、毛髪をつくりだす器官であり、胎児期の上皮性幹細胞と、間葉性幹細胞との相互作用で 発生する。からだの中の器官で、成体になっても器官を再生する幹細胞を有する唯一の器官である。 私たちは発生過程を再現する、幹細胞の精密制御技術を開発し、毛包を再生し、毛髪を再生するこ とを可能とした。この技術のヒト臨床応用に向けた取り組みについて解説する。 16:00∼16:50 「自家細胞を用いた薄毛・脱毛治療と細胞加工施設の活用」 (株)資生堂 ライフサイエンス研究センター 再生医療開発室長 岸本 治郎 氏 再生新法の施行で、医療機関が外部の細胞加工施設(CPC)に細胞治療に必要な細胞の培養加工を委 託することが可能となった。我々は海外のベンチャー企業と連携し、毛髪の再活性化のポテンシャルが 高いと考えられている毛球部毛根鞘(DSCC)細胞を用いた自家細胞移植による薄毛・脱毛治療への応 用を検討している。医療機関と共同で国内の臨床研究試験の準備を進めており、試験に供する自家 DSCC 細胞の培養加工を目的に自社 CPC 施設を開設した。本発表では本技術の概要と CPC 施設の活用 についてお話ししたい。 参加費:JBA 法人会員、JBA 個人会員(アカデミア所属) 、FIRM 会員限定、:無料、非会員:10,000 円(税込) 、 但し、JBA 法人会員でない企業(事業者)に所属する個人会員は 5,000 円(税込) 申込先:参加希望者は 2015 年 11 月 2 日(月)までに、JBA ホームページからお申込み下さい。 問合先:(一財)バイオインダストリー協会 担当:岸本、矢田、穴澤 電話:03-5541-2731
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