Sandbox からの機能強化のリリース

Sandbox からの機能強化のリ
リース
ユーザガイド, Winter ’16
@salesforcedocs
最終更新日: 2015/10/24
本書の英語版と翻訳版で相違がある場合は英語版を優先するものとします。
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inc. の登録商標です。本ドキュメントに記載されたその他の商標は、各社に所有権があります。
目次
Sandbox からの機能強化のリリース
...............................1
Salesforce インテグレータ、開発者およびシステム管理者の皆さん、ようこそ . . . . . . . . 1
Sandbox の設定と管理 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 2
変更点のリリース . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 20
Sandbox からの機能強化のリリース
Salesforce インテグレータ、開発者およびシステム管理者の皆さ
ん、ようこそ
本番組織やそのユーザに影響を与えることなく変更をテストできるステージング環境で組織をカスタマイズす
る必要がありますか? 本番の準備が整う前にユーザがログインして新しい機能をテストできる組織が必要です
か? あるいは、Salesforce 組織にログインして、本番組織に反映されるトレーニングや開発を行う必要がありま
すか?
Salesforce には、Sandbox や一連のリリースツールが用意されており、次のことを実現できます。
• 変更をリリースする準備が整うまでカスタマイズおよび開発作業を本番環境から分離する。
• 本番データおよびユーザのコピーに対して変更をテストする。
• トレーニング環境を提供する。
• 個々の変更を調整して 1 つにまとめ、本番にリリースする。
機能を組織に追加するシステム管理者でも、コードを記述する単独の開発者でも、組織の強化に取り組む開発
者チームでも、適切な環境とツールを使用して作業し、正常に変更を作成して本番組織にリリースする必要が
あります。開発プロセスや作業の整理に関する推奨事項の概要は、『開発ライフサイクルガイド』を参照して
ください。
関連トピック:
Sandbox の概要
リリースの概要
変更の作成ツールとリリースツールの選択
1
Sandbox からの機能強化のリリース
Sandbox の設定と管理
Sandbox の設定と管理
Sandbox の概要
Sandbox を使用して、別の環境に組織のコピーを作成します。Salesforce 本番組織
のデータやアプリケーションを損なうことなく、開発、テスト、トレーニング
を行います。
Sandbox は Salesforce 本番組織から隔離されているため、Sandbox で実行する操作
が Salesforce 本番組織に影響することはなく、逆に本番組織で実行する操作が
Sandbox に影響することもありません。Sandbox は、Salesforce 本番組織とほぼ同一
です。相違点の一覧については、「Sandbox設定のヒントおよび考慮事項」 (ペー
ジ 14)を参照してください。
[設定] から、[クイック検索] ボックスに「Sandbox」と入力し、[Sandbox] を選
択して既存の Sandbox を表示および管理するか、新しい Sandbox を作成します。
手順は、「Sandbox の管理」 (ページ 9)を参照してください。
Sandbox の種別
Developer Sandbox
DeveloperSandboxは、隔離された環境でのコーディングとテストを目的として
います。この環境には、本番組織の設定 (メタデータ) のコピーが含まれま
す。
Developer Pro Sandbox
Developer Pro Sandbox は、隔離された環境でのコーディングとテストを目的と
しています。この環境には、本番組織の設定 (メタデータ) のコピーが含まれ
ます。DeveloperSandboxよりもストレージ制限が高く設定されています。この
ため、より多くのロバストテストデータセットを収容し、この環境でより多
くの開発および品質保証作業を行うことができます。
エディション
使用可能なエディション:
Salesforce Classic および
Lightning Experience の両方
使用可能なエディション:
Enterprise Edition、
Performance Edition、
Unlimited Edition、および
Database.com Edition
購入可能なエディション:
Professional Edition
ユーザ権限
Sandbox を参照する
• 「設定・定義を参照す
る」
Sandbox を作成、更新、
有効化、および削除する
• 「すべてのデータの編
集」または「Sandbox
を管理」のいずれか
Partial Copy Sandbox
Partial Copy Sandbox は、テスト環境として使用することを目的としています。この環境は、ユーザ受け入れ
テスト、統合テスト、トレーニングなどの品質保証作業に使用できます。この環境には、本番組織の設定
(メタデータ) のコピー、および Sandbox テンプレートで定義されている本番データのサブセットが含まれま
す。
Full Sandbox
FullSandboxは、テスト環境として使用することを目的としています。パフォーマンステスト、負荷テスト、
およびステージングをサポートするのは Full Sandbox のみです。 この環境は、すべてのデータ (オブジェク
トレコード、添付ファイルなど) とメタデータを含む、本番組織の複製です。Full Sandbox は更新間隔が長い
ため開発には向いていません。
Full Sandbox を作成する場合、どの程度の項目追跡履歴および Chatter 活動を含めるかを決める必要もありま
す。
2
Sandbox からの機能強化のリリース
Sandbox の概要
• デフォルトでは項目追跡は省略されますが、180 日までの項目追跡を含めることができます。本番組織
で多くのオブジェクトの項目履歴を追跡している場合は、過剰な量のデータが生成されないように少な
い日数を指定します。
• Chatter 活動データは非常に大きい場合があり、Full Sandbox のコピー時間が大幅に増える可能性がありま
す。
コピーする項目追跡の量を制限し、使用事例のテストに必要な場合にのみ Chatter データをコピーします。
[Sandbox テンプレート] タブ
Partial Copy または Full Sandbox のライセンスを購入した場合は、このタブに作成済みのテンプレートが表示され
ます。
Sandboxデータテンプレートの作成、既存のテンプレートからのSandboxの作成、テンプレートの編集または削
除を行います。テンプレート名をクリックすると詳細が表示されます。Sandbox データテンプレートの作成に
ついての詳細は、「Sandbox テンプレートの作成または編集」 (ページ 13)を参照してください。
[Sandbox 履歴] タブ
このタブには、Sandbox の作成日時や作成者など、Sandbox の作成および更新履歴のログが表示されます。この
タブに表示される情報は参照のみです。既存の Sandbox を表示または編集する場合は、[Sandbox] タブを使用し
ます。
Sandbox ライセンス
ライセンスは、Sandbox の種別ごとに購入します。種別ごとに複数ライセンスを購入できます。Sandbox ライセ
ンスは階層化されています。具体的には、次の表に各ライセンスで作成可能な Sandbox の種別がまとめられて
います。
Full Sandbox ラ
イセンス
Partial Copy
Sandbox
作成可能な種別
Developer Sandbox 種別
Developer Pro Sandbox 種別
Partial Copy Sandbox 種別
Full Sandbox 種別
ライセンスフェーズ
使用可能
表示される値は、購入済みで未使用の Sandbox の数を表します。
3
Developer Pro
Developer
Sandbox ライセ Sandbox ライセ
ンス
ンス
Sandbox からの機能強化のリリース
Sandbox 環境種別について
使用中
表示される値は、購入済みで使用済みの Sandbox の数を表します。
メモ: Sandbox オプションが表示されない場合や、Sandbox の追加ライセンスが必要な場合は、Salesforce に
連絡して組織の Sandbox を注文してください。
Sandboxライセンスの期限が切れると、既存のSandboxに一定の制限が適用されます。ライセンスの期限切れの
問題に関する解決策については、「Sandboxライセンスの期限切れについて」 (ページ11)を参照してください。
Sandbox の更新間隔について
各 Sandbox 環境の更新間隔は、実際の Sandbox のコピープロセスが開始した時点から計算されます。コピーの
開始時に、Sandbox の状況が [待機中] から [処理中] に変更されます。
他の Sandbox のコピー要求が先に行われていると、自分の Sandbox がしばらくの間 [待機中] 状況のままになる
ことがあります。Sandbox の更新間隔タイマーは、要求がこの状況から変わるまで開始されません。
関連トピック:
Sandbox の作成または更新
Sandbox 環境種別について
Sandbox ライセンスの期限切れについて
http://www.salesforce.com/us/developer/docs/dev_lifecycle/index.htm
Sandbox 環境種別について
ストレージ、コピー設定、更新頻度に応じて、組織に異なるSandbox環境を作成
できます。
エディション
Sandbox の種別によってサポートするアクティビティが異なります。
使用可能なエディション:
Salesforce Classic および
Lightning Experience の両方
Developer Sandbox
DeveloperSandbox環境では、共有する準備が整うまで開発中に行われた変更が
隔離されます。Developer Sandbox は 1 人の開発者用に設計されていますが、複
数の人々が同時にログインできます。
Developer Pro Sandbox
Developer Pro Sandbox 環境は、Developer Sandbox と機能は同じですが、付属する
ファイルおよびデータストレージが増加します。
Developer Pro Sandbox ではより大きなデータセットをホストできます。データ
の読み込みやインテグレーションテスト、ユーザトレーニングなどのタスク
のほか、Developer Sandbox で行う開発タスクにも使用できます。
使用可能なエディション:
Enterprise Edition、
Performance Edition、
Unlimited Edition、および
Database.com Edition
購入可能なエディション:
Professional Edition
Partial Copy
Partial Copy Sandbox 環境には、組織のメタデータおよび Sandbox テンプレートを使用して定義した本番組織の
サンプルデータがすべて含まれます。 Partial Copy Sandbox を作成するには、作成時に Sandbox テンプレート
を適用します。
Partial Copy Sandbox は、開発、テスト、トレーニングのほぼすべての用途に使用できます。Partial Copy Sandbox
が適さない唯一のタスクは、パフォーマンスおよび負荷の完全なテストです。
4
Sandbox からの機能強化のリリース
Sandbox 環境種別について
Full Sandbox
全データを備えた本番組織そのままのレプリカ環境です。
Full Sandbox は、パフォーマンスおよび負荷の完全なテストをはじめ、開発、テスト、トレーニングのあら
ゆる用途に使用できます。
Sandbox テンプレートを適用し、Sandbox にテストやその他のタスクに必要なレコードのみが含まれるよう
にします。
種別ごとに、アクティビティをサポートするために設計された機能が異なります。
表 1 : エディション別の使用可能な Sandbox
Sandbox の種類
Performance
Edition
Unlimited Edition Enterprise Edition Professional
Edition
Developer Sandbox
30
15
Developer Pro Sandbox
5
5
Partial Copy Sandbox
1
Full Sandbox
1
1
1
他の種別のアドオン Sandbox とバンドルされている Developer Sandbox 以外は、アドオンの Sandbox を購入できま
す。
• Developer Pro Sandbox アドオンは、5 個の Developer Sandbox とバンドルされています。
• Partial Copy Sandbox アドオンは、10 個の Developer Sandbox とバンドルされています。
• Full Sandbox アドオンは、15 個の Developer Sandbox とバンドルされています。
表 2 : Sandbox 機能のクイックリファレンス
Sandbox の種類
更新間隔
ストレージ制限
コピーされる内容
Sandbox テンプレー
ト
Developer Sandbox
1日
データストレージ:
200 MB
メタデータのみ
利用不可
データストレージ: 1 メタデータのみ
GB
利用不可
ファイルストレー
ジ: 200 MB
Developer Pro Sandbox
1日
ファイルストレー
ジ: 1 GB
Partial Copy Sandbox
5日
データストレージ: 5 メタデータとサンプ 必須
GB
ルデータ
ファイルストレー
ジ: 5 GB
5
Sandbox からの機能強化のリリース
Sandbox の作成または更新
Sandbox の種類
更新間隔
ストレージ制限
コピーされる内容
Sandbox テンプレー
ト
Full Sandbox
29 日
本番組織と同じ
メタデータとすべて 使用可能
のデータ
関連トピック:
Sandbox の作成または更新
Sandbox テンプレートの作成または編集
Sandbox 設定のヒントおよび考慮事項
Sandbox の作成または更新
Sandboxを作成して、開発、テスト、およびトレーニングに使用します。本番組
織の最新データを使用して、既存の Sandbox を更新します。
エディション
データを Sandbox にコピーするには、次の 2 通りの方法があります。
使用可能なエディション:
Salesforce Classic および
Lightning Experience の両方
1. 新しい Sandbox を作成する。
Sandbox を作成すると、Salesforce によりデータが本番組織から Sandbox 組織に
コピーされます。Partial Copy または Full Sandbox を作成するときに、Sandbox テ
ンプレートが作成済みの場合にはそれを適用できます。顧客は、Partial Copy
または Full Sandbox にコピーする特定のオブジェクトデータを定義する Sandbox
テンプレートを作成します。
使用可能なエディション:
Enterprise Edition、
Performance Edition、
Unlimited Edition、および
Database.com Edition
購入可能なエディション:
Professional Edition
2. 既存の Sandbox を更新して有効化する。
Sandbox を作成する手順は、次のとおりです。
1. [設定] から、[クイック検索] ボックスに「Sandbox」と入力し、[Sandbox] を
選択します。
2. [新規 Sandbox] をクリックします。
ユーザ権限
Sandbox を参照する
• 「設定・定義を参照す
る」
3. Sandbox の名前と説明を入力します。
ヒント: 次の条件を満たす名前を選択することをお勧めします。
• 「QA」など、この Sandbox の目的を反映している。
• 文字数が少ない。これは、Salesforce が Sandbox 環境のユーザレコード
のユーザ名にSandbox名を付加するためです。文字数の少ない名前で
あれば、Sandbox へのログイン時の入力も容易です。
Sandbox を作成、更新、
有効化、および削除する
• 「すべてのデータの編
集」または「Sandbox
を管理」のいずれか
4. 使用する Sandbox の種別を選択します。
メモ: Sandbox オプションが表示されない場合や、追加ライセンスが必要な場合は、Salesforce に連絡し
て組織の Sandbox を注文してください。
購入した Sandbox の数を減らしたにも関わらず、特定の種別の Sandbox を許可された数を超えて所有し
ている場合は、所有する Sandbox の数と Sandbox の購入数が一致するように変更することを求められま
6
Sandbox からの機能強化のリリース
Sandbox の作成または更新
す。たとえば、2 つの Full Sandbox を所有しているが 1 つしか購入していない場合、新しい Full Sandbox
を作成することはできません。代わりに、使用可能な種別に応じて、Full Sandbox を Developer Pro または
Developer Sandbox などのより小さい Sandbox に変換します。
5. Partial Copy または Full Sandbox に含めるデータを選択します。
Partial Copy Sandbox の場合は、[次へ] をクリックし、作成したテンプレートを選択して Sandbox にデータを指
定します。この Partial Copy Sandbox にテンプレートを作成していない場合は、「Sandbox テンプレートの作成
または編集」を参照してください。
Full Sandbox の場合は、[次へ] をクリックし、含めるデータの量を決定します。
Full Sandbox に [テンプレートベース] データを含めるには、既存の Sandbox テンプレートを選択します。詳細
は、「Sandbox テンプレートの作成または編集」を参照してください。
Full Sandbox に [すべて] データを含めるには、どの程度の項目追跡履歴データを含めるか、および Chatter デー
タをコピーするかどうかを選択します。履歴は 0 ~ 180 日分のコピーが可能で、30 日単位で増加できます。
デフォルト値は 0 日です。Chatter データには、フィード、メッセージ、および検出トピックが含まれます。
コピーするデータの量を減らすと、Sandbox のコピー時間を大幅に短縮できます。
6. [作成]をクリックします。
ヒント: Sandbox のコピー処理中は、本番組織への変更を制限するようにしてください。
組織のサイズと種別によって、このプロセスには数分、数時間、あるいは数日を要する可能性があります。
Sandbox は、次の時点で使用準備が整います。
• Sandbox のコピーが完了したことを示すメール通知を受け取ります。
• 通知メールのリンクをクリックして Sandbox にアクセスします。
• ユーザは自分の Salesforce ユーザ名に .sandbox_name を付加することにより、
https://test.salesforce.com から Sandbox にログインできます。たとえば、本番組織のユーザ名が
[email protected] で、Sandbox の名前が「test」の場合、Sandbox にログインするための変更後のユーザ名は
[email protected] になります。
メモ: Salesforce は Sandbox ユーザ名を自動的に変更しますが、パスワードは変更しません。
新しいSandboxでは、メールの送信設定がデフォルトで [システムメールのみ] になります。[システムメー
ルのみ] 設定は、テスト作業や開発作業でテストメールがユーザに送信されないように Sandbox から送信
されるメールを制御する場合に特に便利です。
既存の Sandbox を更新する手順は、次のとおりです。
1. [設定] から、[クイック検索] ボックスに「Sandbox」と入力し、[Sandbox] を選択します。
Sandbox のリストが表示されます。更新できる Sandbox には、Sandbox 名の横に [更新] リンクがあります。
2. 名前の横にある [更新] をクリックします。
3. 名前と説明を確認し、必要に応じて編集します。
4. 使用する Sandbox 環境の種別を選択します。
7
Sandbox からの機能強化のリリース
Sandbox の作成または更新
メモ: 組織で使用できる Sandbox ライセンスの数と種別が表に表示されます。使用可能な場合は、異な
る種別の Sandbox を選択して更新できます。
5. コピーするデータを選択します。
Partial Copy Sandbox の場合は、[次へ] をクリックし、テンプレートを選択して Sandbox にデータを指定しま
す。この Partial Copy Sandbox にテンプレートを作成していない場合は、「Sandbox テンプレートの作成または
編集」を参照してください。
Full Sandbox の場合は、[次へ] をクリックし、含めるオブジェクトデータの量を決定します。
Full Sandbox に [テンプレートベース] データを含めるには、既存の Sandbox テンプレートを選択します。詳細
は、「Sandbox テンプレートの作成または編集」を参照してください。
Full Sandbox に [すべて] オブジェクトデータを含めるには、どの程度の項目追跡履歴を含めるか、および
Chatter データをコピーするかどうかを選択します。履歴は 0 ~ 180 日分のコピーが可能で、30 日単位で増加
できます。デフォルト値は 0 日です。Chatter データには、フィード、メッセージ、および検出トピックが
含まれます。コピーするデータの量を減らすと、Sandbox のコピー時間を短縮できます。
6. 必要に応じて、[自動的に有効化] チェックボックスをオンにします。[自動的に有効化] をオンにすると、
Sandbox は更新直後に有効化され、有効化メールは送信されません。
7. [作成]をクリックします。
Salesforce で、Sandbox へのデータのコピーが開始されます。
コピーが完了したら、Sandbox を有効化して、更新されたデータを使用します。Sandbox の更新中に [自動的
に有効化] をオンにしなかった場合は、Sandbox を有効化する準備ができると、Salesforce からメールが送信
されます。
Sandbox の更新中に [自動的に有効化] をオンにしなかった場合は、更新した Sandbox を有効化します。
1. [設定] から、[クイック検索] ボックスに「Sandbox」と入力し、[Sandbox] を選択します。
Sandbox のリストが表示されます。有効化できる更新済みの Sandbox には、Sandbox 名の横に [有効化] リンク
があります。
2. 有効化する Sandbox の横にあるリンクをクリックします。
警告: [更新] リンクを使用して作成された別の Sandbox を有効化すると、更新中の Sandbox が削除され
ます。アプリケーションや変更を加えたデータを含め、現在の設定とデータが消去されます。[有効化]
リンクは、Sandboxの現在のコンテンツが必要ない場合にのみクリックします。本番組織とそのデータ
は影響を受けません。新しい Sandbox は、30 日以内に有効化されないと削除されます。組織で Sandbox
を作成したか最後に更新したユーザは、Sandbox の削除がスケジュールされる前に少なくとも 2 件の
メール通知を受け取ります。
Sandbox の作成または更新の進行状況を監視する手順は、次のとおりです。
• [設定] から、[クイック検索] ボックスに「Sandbox」と入力し、[Sandbox] を選択します。Sandbox のリスト
に、キューで待機中、処理中、最近完了済みの項目の進行状況バーが表示されます。
• 進行状況バーにマウスポインタを置くと、進行中のコピーの完了率が示されます。
• 名前をクリックすると、コピーの進行状況や次の更新が可能になるまでの時間など、Sandboxに関する情報
が詳細ページに表示されます。
8
Sandbox からの機能強化のリリース
Sandbox の管理
• Sandbox 状況が 1 時間以上中断または停止している場合は、Salesforce カスタマーサービスにお問い合わせく
ださい。
関連トピック:
Sandbox の概要
Sandbox 環境種別について
Sandbox テンプレートの作成または編集
Sandbox 設定のヒントおよび考慮事項
Sandbox ライセンスの期限切れについて
Sandbox の管理
Sandbox を管理するには、[設定] から [クイック検索] ボックスに「Sandbox」と
入力し、[Sandbox]を選択します。購入済みの使用可能なSandbox、および使用中
の Sandbox のリストが表示されます。
Sandbox 情報は、複数のタブで編成されています。Sandbox は [Sandbox] タブから
管理します。
新しい Sandbox を作成したり、既存の Sandbox を管理したりできます。このタブ
には、組織で作成された Sandbox のリストが表示されます。各エントリには、
Sandbox 環境の状況および実行可能な特定のアクションが表示されます。
• [新規 Sandbox] ボタンは、Sandbox を作成するワークフローを開始します。手
順の詳細は、「Sandbox の作成または更新」 (ページ 6)を参照してください。
組織の Sandbox が制限に達すると、Salesforce は [新規 Sandbox] ボタンを無効に
します。必要に応じて、組織で Sandbox をさらに注文する場合は、Salesforce
にご連絡ください。
使用可能なアクション
• システム管理者は、[ログイン] をクリックして、ユーザとして Sandbox にロ
グインできます。
このオプションは有効な Sandbox に対してのみ表示され、[ログイン] ボタン
を表示するにはシステム管理者として組織にログインしている必要がありま
す。
エディション
使用可能なエディション:
Salesforce Classic および
Lightning Experience の両方
使用可能なエディション:
Enterprise Edition、
Performance Edition、
Unlimited Edition、および
Database.com Edition
購入可能なエディション:
Professional Edition
ユーザ権限
Sandbox を参照する
• 「設定・定義を参照す
る」
Sandbox を作成、更新、
有効化、および削除する
• 「すべてのデータの編
集」または「Sandbox
を管理」のいずれか
ユーザは自分の Salesforce ユーザ名に .sandbox_name を付加することによ
り、https://test.salesforce.com から Sandbox にログインできます。た
とえば、本番組織のユーザ名が [email protected] で、Sandboxの名前が「test」
の場合、Sandbox にログインするための変更後のユーザ名は [email protected] になります。
• Sandbox を新しいコピーで置き換えるには、[更新] をクリックします。Salesforce では、更新対象の Sandbox の
[更新] ボタンのみが有効化されます。更新の完了を待つ間は、既存の Sandbox をそのまま使用できます。更
新されたコピーは、有効にするまで無効です。
9
Sandbox からの機能強化のリリース
Sandbox の管理
• 更新された Sandbox を有効にするには、[有効化] をクリックします。このオプションは、有効になっていな
い Sandbox に対してのみ表示されます。更新された Sandbox にアクセスするには、まず有効にする必要があ
ります。
警告: 更新された Sandbox を有効にすると、現在の Sandbox が更新された Sandbox で置き換えられ、古い
Sandbox とそのすべてのデータが完全に削除されます。本番組織とそのデータは影響を受けません。
• 更新された Sandbox を破棄するには、[破棄] をクリックします。このアクションは、有効になっていない
Sandbox に対してのみ表示されます。Sandbox は、使用しない場合または別の更新を計画している場合に破
棄できます。
• Sandbox の名前または説明を変更するには、[編集] をクリックします。
• Sandboxを完全に削除するには、[削除]をクリックします。Sandboxを削除する場合、同じ種別の別のSandbox
に置き換えるには、削除した Sandbox の更新間隔が終了するまで待機する必要があります。
警告: Sandbox を削除すると、その Sandbox と、そこに保存されているすべてのデータが完全に削除さ
れます。本番組織とそのデータは影響を受けません。
• Sandbox の詳細ページを表示するには、Sandbox 名をクリックします。Sandbox の詳細ページでは、上記のア
クション ([ログイン]、[更新]、[有効化]、[破棄]、[削除]、[編集]) をすべて実行できます。
Sandbox の状況
Sandbox の状況は、次のいずれかになります。
サンプリング
コピーエンジンで、本番組織からサンプリングおよびコピーするオブジェクトレコードを判断しています。
この状況は、Partial Copy Sandbox でのみ使用されます。
待機中
Sandbox は、コピーエンジンで処理するためにキューに入っています。別の Sandbox のコピー要求が先に行
われていると、自分の Sandbox がしばらくの間この状況のままになることがあります。
処理中
コピーエンジンでコピー要求が受け付けられ、Sandbox の作成を処理しています。
サスペンド
Sandboxの更新または作成中に、コピーエンジンが中断されました。コピーエンジンはこの状況から自動的
に復旧し、処理中に戻ります。 この状況が 1 時間以上変わらない場合は、Salesforce カスタマーサポートに
お問い合わせください。
中止
コピーエンジンが複数のイベントから復旧できませんでした。Sandboxがこの状況になった場合は、詳細お
よび次のステップについてSalesforceカスタマーサポートにお問い合わせください。この状況のSandboxにつ
いては自動的に salesforce.com に通知され、Sandbox を「処理中」状況に戻すよう対応します。
有効化待機中
コピーエンジンで Sandbox の作成が完了し、有効化または破棄を待機しています。
有効化
コピーエンジンで、新しい Sandbox を使用可能にするための最終ステップを完了しています。[有効化] をク
リックすると、この状況になります。
10
Sandbox からの機能強化のリリース
Sandbox ライセンスの期限切れについて
破棄中
コピーエンジンで、更新済みのSandboxを削除用にマーキングしています。[破棄]をクリックすると、この
状況になります。現在の Sandbox および本番組織は、この処理の影響を受けません。
完了
コピーエンジンで作成処理または更新処理が完了し、新しい Sandbox が有効化されました。 新しい Sandbox
組織にログインできます。
削除中
コピーエンジンで、Sandbox 環境およびすべての Sandbox 履歴を削除用にマーキングしています。 [削除] を
クリックすると、この状況になります。本番組織は、この処理の影響を受けません。
ロック中
バックグラウンドプロセスでSandboxをロックしています。ロックが完了すると、ログインできなくなりま
す。詳細は、「ロック」状況を参照してください。
ロック
Sandbox にログインできません。この状況は、現在のライセンスで許可されている以上の Sandbox が存在す
る場合に使用されます。一部または全部のSandboxライセンスが期限切れになると、この状況になることが
あります。ロックされた Sandbox にはログインできません。
Sandboxがこの状況になっている場合は、期限切れのライセンスを復元するようアカウントマネージャに依
頼してください。ライセンスは 60 日以内に復元してください。ライセンスが 60 日以内に復元されないと、
Sandbox が削除されます。
関連トピック:
Sandbox の作成または更新
Sandbox ライセンスの期限切れについて
http://www.salesforce.com/us/developer/docs/dev_lifecycle/index.htm
Sandbox ライセンスの期限切れについて
Sandbox は、Salesforce サービスとは別にライセンスされ、期限切れになると制限
の対象になります。その場合、次の情報を使用してSandboxをフル機能に戻しま
す。
組織が Salesforce のライセンスルールを順守していない場合、Sandbox サービスが
制限されます。これは、Sandboxライセンスの有効期限が切れている場合によく
生じます。
Sandbox ライセンスの期限が切れると、Salesforce では一部の Sandbox 種別で使用
可能な Sandbox ライセンス数を減らします。ライセンスの期限が切れ、プロビ
ジョニングされたSandbox組織よりも現在のライセンス数が少ない場合、Salesforce
では、更新、Sandbox 組織アクセス、ログインなどの Sandbox サービスを削除し
ます。
メモ: Salesforce では、ライセンスの期限切れにより自動的に Sandbox 組織が
削除されることはありません。
11
エディション
使用可能なエディション:
Salesforce Classic および
Lightning Experience の両方
使用可能なエディション:
Enterprise Edition、
Performance Edition、
Unlimited Edition、および
Database.com Edition
購入可能なエディション:
Professional Edition
Sandbox からの機能強化のリリース
Sandbox ライセンスの期限切れについて
組織がライセンスルールを順守していない場合に課される可能性のある制限には、次のようにいくつかの種類
があります。
有効化されていない Sandbox
新しい sandbox は、30 日以内に有効化されないと削除されます。組織で Sandbox を作成したか最後に更新し
たユーザは、Sandbox の削除がスケジュールされる前に少なくとも 2 件のメール通知を受け取ります。
ロックされた Sandbox
Sandbox は、その種別の Sandbox のすべてのライセンスが失効するとロックされます。60 日間ロックされた
Sandboxは削除されます。組織でSandboxを作成したか最後に更新したユーザは、Sandboxの削除がスケジュー
ルされる前に通知を受け取ります。対象ユーザには 30 日間で少なくとも 3 通のメール通知が送信されます。
ライセンスおよび利用状況に基づき、次のような状況が生じる可能性があります。推奨される解決方法に従っ
てください。
特定の種別の Sandbox を更新できない
原因 — その Sandbox 種別に対してライセンスで許可されている数より多い Sandbox が組織で使用されていま
す。
例 — 組織に Partial Sandbox が 3 つあるが、Partial Sandbox ライセンスは 2 つしかない。
影響 — Sandbox を更新できません。特定の種別の Sandbox の制限を超えている場合、組織は Sandbox を更新
できません。
解決策 — 組織で許可されているSandboxライセンスの数を順守できるようにSandboxを削除するか、Sandbox
ライセンスを追加購入します。
特定の種別のすべての Sandbox がロックされている
原因 — 上位の階層の種別を含め、特定の種別のライセンス数がゼロです。
例 — 組織に Full Sandbox が 3 つあるが、Full Sandbox ライセンスがない。
影響 — 特定の種別のすべての Sandbox がロックされます。Sandbox にアクセスできません。
解決策 — Sandbox のロックを解除するには、適切な Sandbox ライセンスを購入します。十分なライセンスを
購入しないと、その種別の Sandbox を更新できません。
すべての Sandbox がロックされている
原因 — 本番組織がロックされています。
例 — 組織に 1 つの Full Sandbox と 1 つの Developer Sandbox があるが、どちらの Sandbox にもログインできな
い。
影響 — 本番組織がロックされると、組織に関連付けられているすべての Sandbox がロックされます。
解決策 — 組織のロックを解除するには、Salesforce の担当者にお問い合わせください。本番組織のロックが
解除されると、Sandbox のロックも解除されます。
関連トピック:
Sandbox の作成または更新
Sandbox 環境種別について
Sandbox の管理
Sandbox 設定のヒントおよび考慮事項
12
Sandbox からの機能強化のリリース
Sandbox テンプレートの作成または編集
Sandbox テンプレートの作成または編集
Sandbox テンプレートは、Sandbox にコピーするデータを制御します。
エディション
Sandbox テンプレートを使用すると、Full または Partial Copy Sandbox にコピーする
特定のオブジェクトとデータを選択できるため、各Sandboxのサイズおよびコン
テンツを制御できます。Sandbox テンプレートは、Full または Partial Copy Sandbox
でのみ使用可能です。
使用可能なエディション:
Salesforce Classic および
Lightning Experience の両方
Sandboxテンプレートを作成するときに、Sandboxの作成時または更新時にコピー
するオブジェクトデータ (標準およびカスタム) を選択します。
Sandboxテンプレートエディタは、組織のオブジェクトスキーマで定義されたリ
レーションを把握します。一部のオブジェクトはすべての組織で必須であるた
め、選択前にすでに含まれています。コピーする追加オブジェクトを選択する
と、関連する必須オブジェクトも追加されます。オブジェクトに必要な関連オ
ブジェクトを確認するには、[オブジェクト]テーブルでオブジェクトを選択しま
す。必須オブジェクトは [必須オブジェクト] 列に表示されます。
組織でオブジェクトのスキーマを変更すると、関連する必須オブジェクトを追
加または削除することによって、Salesforce でテンプレートが更新されます。た
とえば、オブジェクト A が オブジェクト B のマスタであり、オブジェクト B を
テンプレートに追加すると、テンプレートにオブジェクト A が必要となるため、
Salesforce により オブジェクト A が追加されます。
Sandbox テンプレートを作成または編集する手順は、次のとおりです。
1. [設定] から、[クイック検索] ボックスに「Sandbox」と入力し、[Sandbox] を
選択してから、[Sandbox テンプレート] タブをクリックします。
使用可能なエディション:
Enterprise Edition、
Performance Edition、
Unlimited Edition、および
Database.com Edition
購入可能なエディション:
Professional Edition
ユーザ権限
Sandbox を参照する
• 「設定・定義を参照す
る」
Sandbox を作成、更新、
有効化、および削除する
• 「すべてのデータの編
集」または「Sandbox
を管理」のいずれか
2. [新規 Sandbox テンプレート] をクリックするか、変更する既存のテンプレー
トの横にある [編集] をクリックします。
3. Sandbox テンプレートの名前と説明を入力します。
4. オブジェクトをテンプレートに追加するには、[利用可能なオブジェクト] リストで、必要な各オブジェク
トのチェックボックスをオンします。
[オブジェクトの詳細] セクションに、選択したオブジェクトと共に自動的に追加されるオブジェクトが表
示されます。
5. オブジェクトをテンプレートから削除するには、[利用可能なオブジェクト] リストの各オブジェクトの
チェックボックスをオフします。
以前に選択したオブジェクトを削除すると、明示的に選択しなかった連動オブジェクトも削除されます。
連動オブジェクトがあるオブジェクトを削除しようとすると、削除の確認を求める警告が表示されます。
確認すると、これらのオブジェクトも削除されます。
6. [保存]をクリックします。
Sandbox の作成時または更新時の Sandbox テンプレートの使用方法については、「Sandbox の作成または更新」
(ページ 6)を参照してください。
Sandbox コピーエンジンが Sandbox テンプレートをどのように使用して Full または Partial Copy Sandbox を作成する
かについての詳細は、「Sandbox 環境種別について」 (ページ 4)を参照してください。
13
Sandbox からの機能強化のリリース
Sandbox 設定のヒントおよび考慮事項
警告: オブジェクトスキーマを変更すると、リレーションで必要なオブジェクトを含むように Sandbox テ
ンプレートが変更されることがあります。 オブジェクトスキーマで必須のリレーションに変更を加える
場合は、選択される必要があるオブジェクトが確実に選択されることを Sandbox テンプレートで確認して
ください。
関連トピック:
Sandbox の作成または更新
Sandbox 環境種別について
Sandbox の概要
Sandbox 設定のヒントおよび考慮事項
Sandboxの動作は本番組織とほぼ同じですが、Sandbox組織の設定およびテスト方
法に影響を及ぼす重要な相違点があります。
エディション
Sandbox を作成する前に、次の点を考慮してください。
使用可能なエディション:
Salesforce Classic および
Lightning Experience の両方
サーバおよび ID
• Sandbox と本番組織には、常に一意の組織 ID があります。Sandbox コピーエン
ジンでは、作成要求および更新要求ごとに組織が作成されます。このため、
Sandbox の組織 ID は、Sandbox を更新するたびに変更されます。Salesforce によ
り、組織 ID を使用するすべての場所にテキスト値やメタデータなどの新しい
値が挿入されます。
現在ログインしている組織の組織 ID を検索するには、[設定] から[クイック検
索] ボックスに「組織情報」と入力し、[組織情報] を選択します。「ハード
コード」された組織 ID に依存するテストスクリプトや Web-to-リードなどの
スクリプトまたはプロセスでは、Sandbox 用に現在の ID を使用する必要があ
ります。変更を本番組織にリリースするときに、これらのスクリプトまたは
プロセスを本番組織 ID で更新します。
• Salesforceでは、Sandbox組織がいくつかのインスタンスで作成されます。Sandbox
が作成または更新されると、Salesforce によってその Sandbox 用に 1 つのインス
タンスが選択されるため、Sandbox 組織が複数の異なるインスタンスに表示
され、複数の URL を持つ場合があります。
使用可能なエディション:
Enterprise Edition、
Performance Edition、
Unlimited Edition、および
Database.com Edition
購入可能なエディション:
Professional Edition
ユーザ権限
Sandbox を参照する
• 「設定・定義を参照す
る」
Sandbox を作成、更新、
有効化、および削除する
• 「すべてのデータの編
集」または「Sandbox
を管理」のいずれか
• データを Sandbox にコピーすると、レコードのオブジェクト ID (すべてのオブ
ジェクトの一意の ID で、開発者 API の ID データ型と同じ) もコピーされます。
ただし、コピー後は、オブジェクト ID は本番組織と Sandbox 間で同期されま
せん。Sandbox およびそれに対応する本番組織インスタンスは、独立した組織として動作します。Sandbox
の作成または更新後に本番組織で作成されたオブジェクトデータ (および対応するオブジェクト ID) は、
Sandbox には同期されません。Sandbox でも同じ動作になります。つまり、Sandbox で作成された新しいオブ
ジェクトは、本番組織には同期されません。
14
Sandbox からの機能強化のリリース
Sandbox 設定のヒントおよび考慮事項
ユーザおよび取引先責任者
• ユーザ情報は、すべての Sandbox 種別の Sandbox コピーまたは更新に含まれます。Salesforce のユーザ名はす
べて一意かつ単一の組織を参照している必要があるため、コピー処理中にすべてのユーザ名が確実に一意
になるように変更されます。
コピー処理中、ユーザ名ごとに必要に応じて変更が行われ、新しい一意のユーザ名が作成されます。
– まず、Sandbox 名がユーザ名に付加されます。たとえば、test という名前の Sandbox の場合、ユーザ名
[email protected][email protected] になります。
– 変更後のユーザ名が一意でない場合は、2 番目の変更として、文字と数字が変更されたユーザ名の先頭
に追加されます。この 2 番目の変更により、[email protected] のようなユーザ名が作成さ
れます。
変更後のユーザ名を使用してログインする場合、対応する Sandbox にログインします。
• コピープロセスでは、取引先責任者データは Developer または Developer Pro Sandbox にはコピーされません。
このため、カスタマーポータルユーザはコピーされません。ただし、コピープロセスではカスタマーポー
タルライセンスはコピーされるため、必要に応じてこれらのSandboxにカスタマーポータルユーザを作成で
きます。
• Sandbox を作成または更新したときは常に、本番ユーザに Sandbox で自動作成されたメールメッセージが送
信されることがないように、Sandbox 内のユーザのメールアドレスが変更されます。ユーザのメールアドレ
スには example ドメイン (@example.com) が付加され、元の @ 記号は = に置き換えられます。この変更に
より、システムでこれらのメールアドレスが無視されます。たとえば、本番環境の
[email protected] というユーザメールは、Sandbox に移行されると
[email protected] になります。テストの一部として自動生成された
メールを Sandbox ユーザに送信する場合は、Sandbox にログインしている間にメールアドレスを修正できま
す。
警告: Sandbox は、Salesforce ユーザのメールアドレスを変更しますが、取引先責任者のレコードのメー
ルアドレスなど、Salesforceに存在する他のメールアドレスは変更しません。Sandboxから迷惑メールが
送信されるのを回避するには、Sandbox のユーザのものではないメールアドレスを Sandbox で手動です
べて無効にするか、削除します。送信メールをテストするときは、取引先責任者のメールアドレスを
試験者のアドレスか自動テストスクリプトに変更してください。
メール送信
新しい Sandbox と更新された Sandbox の [メールの送信設定] は、デフォルトで [システムメールのみ] になりま
す。メール送信設定を定義するには、Sandbox 組織で [設定] から [クイック検索] ボックスに「送信」と入力し、
[送信]を選択します。編集可能な場合は、[メールを送信するためのアクセス権] セクションで [アクセス権] を
設定します。組織でこの設定を変更する機能がSalesforceによって制限されている場合、アクセス権を編集でき
ない可能性があります。
• アクセス権限なし: ユーザへの送信メールやユーザからの送信メールをすべてブロックします。
• システムメールのみ: 新しいユーザやパスワードのリセットメールなどの自動生成メールのみを許可します。
• すべてのメール: すべてのタイプの送信メールを許可します。新しい非 Sandbox 組織の場合、これがデフォル
トになります。
15
Sandbox からの機能強化のリリース
Sandbox 設定のヒントおよび考慮事項
ヒント: [システムメールのみ] 設定は、Sandbox から送信されるメールを制御して、テスト作業や開発作
業でテストメールがユーザに送信されないようにする場合に特に便利です。
• 新しく作成された Sandbox は、デフォルトで [システムメールのみ] になります。
• Spring '13 より前に作成された Sandbox は、デフォルトで [すべてのメール] になります。
Sandbox の作成、更新、および削除
• Site.com および Site.com コミュニティサイトを Sandbox にコピーできます。
• Sandbox のコピーは長時間を要する操作で、バックグラウンドで行われます。Sandbox のコピーが完了する
と、ユーザにはメールによって通知されます。Sandbox の更新には、数時間から数日、または 1 週間以上か
かることもあります。
• Sandboxのコピーや更新に要する時間は、カスタマイズの数、データサイズ、オブジェクトと設定の選択肢
の数、およびサーバの負荷など、いくつかの条件によって影響を受けます。また、Sandboxの更新はキュー
に追加されるため、コピーを要求しても即時にコピーが開始されないことがあります。
• Sandbox は、ある時点におけるデータの正確な状態のスナップショットではありません。Sandbox の作成ま
たは更新中は、本番組織への変更を制限することをお勧めします。Sandboxの作成および更新作業中に本番
組織の設定やデータに変更を行うと、Sandbox内で矛盾が生じる場合があります。作成または更新が完了し
た後に、Sandbox 内で矛盾を検出しそれを修正することができます。
• Sandboxのコピーまたは更新は長期間にわたって行われます。作成または更新中に大規模なプロセスを実行
したり 30 GB 以上の組織を更新したりすると、Sandbox で矛盾が生じる場合があります。
• 組織の制限数にすでに達している種別の Sandbox は使用できない場合があります。たとえば、組織が 1 つの
Full Sandbox に制限されていて、すでに Full Sandbox を所有している場合、別の Full Sandbox は作成できません。
ただし、既存の Full Sandbox を更新することはできます。
• Sandbox での作業が終了したら、更新できます。このプロセスにより、現在の Sandbox が本番組織の新しい
コピーで置き換えられます。
• 組織の Sandbox ライセンス数を減らした場合は、既存の Sandbox の横に [削除] リンクが表示されます。他の
Sandbox を作成または更新する前に、Sandbox を削除します。
• Sandbox に有効な Salesforce-to-Salesforce 接続がある場合は、Sandbox の更新後、接続を一度無効にしてから再
度有効化します。接続および対応付けは、更新された Sandbox にはコピーされません。
本番ライセンスの照合
Sandbox 組織に対して、本番環境で提供されるライセンスを Sandbox を更新することなく照合できます。照合で
は、本番と一致するように Sandbox のライセンス数を更新し、本番にあり Sandbox にはないライセンスを追加
し、本番にないライセンスを削除します。
ライセンスを照合するには、Sandbox にログインします。[設定] から、[クイック検索] ボックスに「組織情報」
と入力し、[組織情報] を選択して [本番ライセンスに一致] をクリックします。照合プロセスが開始するとア
ラートが表示されます。Sandbox のすべてのライセンスが照合されたら、確認メールが送信されます。確認メー
ルは、ライセンスコピーを開始したユーザに送信されます。
16
Sandbox からの機能強化のリリース
Sandbox 設定のヒントおよび考慮事項
本番ライセンスを照合するには、Sandbox と本番の Salesforce リリースが同じである必要があります。Sandbox が
次のリリースにアップグレードされていて (Sandbox プレビュー中の場合など)、本番はアップグレードされて
いない場合、本番ライセンスを照合することはできません。
本番ライセンスの照合ツールは、トライアル組織では使用できません。ツールを使用するには、「すべての
データの編集」権限を持っている必要があります。
Full Sandbox の設定
Full Sandbox を作成または更新するときに、コピーされるデータを指定するように設定できます。コピーする
データの量を最小限に抑えると、Sandbox のコピー時間を短縮できます。
• [オブジェクト履歴]、[ケース履歴]、および [商談履歴] オプションを使用すると、本番組織から Sandbox に
コピーする履歴の日数を選択できます。履歴は 0 ~ 180 日分のコピーが可能で、30 日単位で増加できます。
デフォルト値は 0 日です。
• デフォルトでは、Chatter データは Sandbox にコピーされません。Chatter データには、フィードおよびメッ
セージが含まれます。Chatter データをコピーする場合は、[Chatter データをコピー] を選択します。
• 本番組織の設定変更履歴は、Sandbox にコピーされません。Sandbox 組織の変更履歴は、Sandbox を使用し始
めると記録が開始されます。
• アーカイブされた活動 (1 年以上経過しているため本番組織で利用できない ToDo と行動) およびパスワード
履歴 (ユーザの以前のパスワード) はコピーされません。
メモ: 特別な状況により必要とならない限り、このデフォルトの選択値を増加させないでください。デー
タが多すぎると、Sandbox にコピーする時間が非常に長くなる場合があります。
Sandbox へのアクセス
• Sandbox ユーザのアクセス変更
– Sandbox の更新では、その Sandbox が削除され、本番組織の新しいコピーとして再作成されます。つま
り、このプロセスにより、手動で行ったアクセス権の変更は元に戻ります。Sandbox のみのユーザを作
成した場合、それらのユーザは存在しなくなり、ユーザのプロファイルと権限は本番組織での値に戻り
ます。更新後、新しいコピーでのアクセス権を変更してください。
– 本番組織で無効なユーザを作成し、それを Sandbox で有効化できます。これは、Sandbox での開発に適し
た権限を持つユーザを作成する場合に便利な方法です。
– 開発タスクとテストタスクの多くで、「すべてのデータの編集」権限が必要です。本番組織で開発者が
その権限を持っていない場合は、Sandbox での開発者の権限を上げます。本番環境からコピーされた機
密情報 (社会保障番号など) が含まれる Sandbox 組織でこの権限を付与するときは、十分注意してくださ
い。
– Sandbox の作成または更新後に本番組織に追加されたユーザは、本番組織インスタンスの関連 Sandbox に
アクセスできません。Sandbox でユーザを作成するには、システム管理者として Sandbox 組織にログイン
し、Sandbox インスタンスでユーザを作成します。
– Sandbox 開発のためにユーザを作成できますが、これらの新規ユーザは、組織のライセンスユーザの数
にカウントされます。ライセンス数を減らすため、Sandbox にアクセスする必要のない本番ユーザを無
効にしてから、Sandbox を作成または更新することができます。
17
Sandbox からの機能強化のリリース
Sandbox 設定のヒントおよび考慮事項
• Sandbox 組織へは、常にログイン URL https://test.salesforce.com を使用してログインします。
• ログインの際には、「ユーザおよび取引先責任者」 (ページ 15)の手順に従って、変更したユーザ名を使用
することを忘れないようにしてください。
• API を使用している場合、ログイン後、Sandbox にアクセスするためには、loginResult オブジェクトで返
されたリダイレクト URL を使用します。この URL は、Sandbox が保存されているインスタンスの場所と、API
アクセス用の適切なサーバプールが反映されたものです。
• Sandbox のコピーは、SAML を使用する統合認証を無効にして作成されます。[Salesforce ログイン URL]
の値を除き、設定情報はすべて保存されます。[Salesforce ログイン URL] は、SAML を再度有効にした
後、Sandbox URL と一致するように更新されます (例: http://cs1.salesforce.com)。Sandbox で SAML を有
効化するには、[設定] から [クイック検索] ボックスに「シングルサインオン設定」と入力し、[シングルサ
インオン設定] を選択します。次に、[編集] をクリックして [SAML を有効化] を選択します。クライアン
トアプリケーション用の証明書の [Salesforce ログイン URL] の値も変更します。
Sandbox の制限に関する注意事項
Sandbox は、ディスク使用制限に達してもメール通知を送信しません。ただし、Sandbox のディスク使用制限に
達すると、Sandbox に新しいデータを保存することはできません。ディスク使用制限を確認するには、[設定]
から [クイック検索] ボックスに「組織のディスク使用量」と入力し、Sandbox の [組織のディスク使用量] を選
択します。
カスタマイズおよびデータの変更
• 本番組織でカスタマイズおよびデータの変更を行っても、既存のSandboxには反映されません。組織に行っ
た最新の変更を取り込むには、Sandbox を作成または更新します。
• Apex の追加、編集、および削除は、Developer Edition または Sandbox の組織で Salesforce ユーザインターフェー
スを使用する場合にのみ行うことができます。Salesforce の本番組織で、Apex を変更するには、
compileAndTestAPI() 呼び出しを使用します。
• Sandbox と Force.com AppExchange のバージョンが同じである場合は、次のことを実行できます。
– Force.com AppExchange から Sandbox にアプリケーションをインストールおよび展開する。
– Sandbox から Force.com AppExchange にアプリケーションを公開する。
Force.com Sandbox から管理パッケージを公開することはお勧めしません。これは、Sandbox を更新または
削除すると、管理パッケージに変更を行うことができなくなるためです。
Salesforce リリース時期近くには、Sandbox のバージョンが Force.com AppExchange と異なる場合がありま
す。.Sandbox のホームページの左上に表示されるロゴでバージョン情報を確認してください。
• 組織で見積テンプレートを使用し、Developer Pro Sandbox を作成する場合、[テキスト/画像] 項目を含むテン
プレートを開いて Sandbox 内で編集することはできません。
• 見積テンプレートに画像を使用している本番組織をSandboxにコピーすると、画像パスが不正確になり、画
像は無効なリンクとして表示されます。画像を表示するには、正しい場所から画像をSandboxに再挿入しま
す。
18
Sandbox からの機能強化のリリース
Sandbox 設定のヒントおよび考慮事項
使用できないサービス
• 次の機能は無効になっており、Sandbox で有効にすることはできません。
– 契約の有効期限警告
– ケースのエスカレーション
契約の有効期限の警告とケースのエスカレーションは、取引先責任者、顧客、および本番組織ユーザに
メールが自動的に送信されるため、無効になっています。
– 登録明細
– データのエクスポート ([設定] の [ウィークリーエクスポートサービス] ページで [今すぐエクスポート]
または [エクスポートをスケジュール] をクリック)
– Salesforce Sandbox 作成機能
– Sandbox 内に作成したメールサービスアドレスの本番組織へのコピー機能
– Site.com サイトの公開機能
その他のサービスの違い
• /00Oz0000000EVpU&pv0={!Account_ID} などの相対 URL として作成されたカスタムリンクのみが Sandbox
で動作します。https://na1.salesforce.com/00Oz0000000EVpU&pv0={!Account_ID} などの絶対
URL として作成されたカスタムリンクは、組織の Sandbox では動作しません。本番組織では、相対 URL のみ
を使用することをお勧めします。相対 URL を使用しない場合、各 Sandbox での URL を修正してください。
• Salesforceは、バックグラウンドプロセスで、15 日を経過したごみ箱内のレコードを完全に削除します。サー
バが異なればこのプロセスの実行時期も異なるため、Sandboxのタイムスタンプは、本番組織のタイムスタ
ンプとは異なります。このタイムスタンプに依存するアプリケーションとインテグレーションが本番組織
などの環境に初めて接続され、その後 Sandbox など別の環境に接続された場合は、失敗する場合がありま
す。このタイムスタンプに依存するアプリケーションおよびインテグレーションを開発する場合は、この
動作に留意してください。
バックグラウンドでの削除プロセスを最後に実行した時間は、getDeleted() APIコールで確認できます。
• Sandbox コピーおよび更新で、パッケージインストールを使用した接続アプリケーション (AppExchange から
の接続アプリケーションなど) のインストールがサポートされるようになりました。ただし、Sandboxコピー
および更新では、本番組織内で作成された接続アプリケーションはコピーされません。
本番組織内で作成された接続アプリケーションの場合、コピーまたは更新の終了後にSandboxで接続アプリ
ケーションを削除します。次に、本番組織の設定に合わせて、接続アプリケーションをSandboxで再作成し
ます。Sandbox の新しい接続アプリケーションでは、同じ接続アプリケーション API 名の値 (メタデータ API
の fullName 項目と同じ値) を使用することはできません。
• Summer '14 リリース以前に設定された Salesforce 認証プロバイダでは、Sandbox が提供するユーザ ID に組織 ID
が含まれません。対象組織は 2 つのソース (2 つの Sandbox など) の同じユーザ ID を持つユーザを区別できま
せん。ユーザを区別するには、対象組織の既存のSalesforce認証プロバイダの設定を編集し、サードパーティ
アカウントのリンクの組織 ID を含むようにチェックボックスをオンにします。この機能を有効にした後
に、ユーザはサードパーティのリンクの連結を再承認する必要があります。Winter '15 リリース以降に作成
された Salesforce 認証プロバイダは、デフォルトでこの設定が有効になります。
19
Sandbox からの機能強化のリリース
変更点のリリース
• 組織の Sandbox の更新が完了したら、次の条件を満たすユーザには Sandbox の更新日から 10 年間 Sandbox へ
のログインアクセス権が付与されます。
– ユーザがシステム管理者である。
– ユーザが Sandobox で直接作成されておらず、本番組織から Sandbox にコピーされている。
• 任意のユーザとしてログインするには、test.salesforce.com から Sandbox にアクセスします。任意の
ユーザとしてログインするオプションは、ユーザが [ログイン] リンクを使用して本番組織から Sandbox にア
クセスする場合は使用できません。
関連トピック:
Sandbox の作成または更新
Sandbox の概要
Sandbox 環境種別について
Sandbox ライセンスの期限切れについて
変更点のリリース
リリースの概要
[設定] で使用できる開発ツールを使用して、組織間でメタデータの変更を移行します。
次のページにアクセスするには、[クイック検索] ボックスを使用します。
リリース設定
変更セット機能を使用するには、リリース接続が必要です。[リリース接続] ページでは、送信変更セット
と受信変更セットの両方の接続権限を指定できます。
リリース状況
Metadata API から行ったリリースの進捗状況を監視します。
送信変更セット
ログインしている組織で変更を行い、その変更を他の組織にアップロードします。
受信変更セット
他の組織からアップロードされた変更セットの受け入れ、変更、または却下を行います。
関連トピック:
変更セットの概要
リリースの監視
20
Sandbox からの機能強化のリリース
変更の作成ツールとリリースツールの選択
変更の作成ツールとリリースツールの選択
ポイント & クリックツールを使用するシステム管理者でも、コードを記述する
開発者でも、適切なツールを選択してSandboxで作業し、完全な変更を本番組織
にリリースできます。Salesforce から提供される 1 つ以上のツールを使用して、
Sandbox で組織の変更をカスタマイズおよびコーディングできます。
エディション
このセクションの内容:
使用可能なエディション:
Performance Edition、
Unlimited Edition、
Developer Edition、
Enterprise Edition、および
Database.com Edition
開発者コンソールでの Apex の開発およびリリース
Force.com IDE を使用した作成およびリリース
SOAP API を使用した作成およびリリース
Force.com 移行ツールを使用したリリース
使用可能なエディション:
Salesforce Classic および
Lightning Experience の両方
変更セットを使用したリリース
開発者コンソールでの Apex の開発およびリリース
開発者コンソールは、Salesforce 組織のアプリケーションの作成、デバッグ、お
よびテストに使用できる一連のツールを備えた統合開発環境です。
エディション
使用可能なエディション:
Salesforce Classic および
Lightning Experience の両方
使用可能なエディション:
Performance Edition、
Unlimited Edition、
Developer Edition、
Enterprise Edition、および
Database.com Edition
ユーザ権限
Apex 開発ツールを使用す
る
• 「Apex 開発」
21
Sandbox からの機能強化のリリース
変更の作成ツールとリリースツールの選択
Force.com IDE を使用した作成およびリリース
Force.com IDE をダウンロードすると、組織のプロジェクトをコーディングする場
合に役立ちます。また、このツールを使用して、記述したコードのコンパイル
およびテスト、Sandbox内での変更内容の同期、本番組織へのコードのリリース
も可能です。
詳細については、Force.com IDE のページを参照してください。
メモ: Force.com IDEは Salesforce により提供される、ユーザとパートナーをサ
ポートする無料のリソースですが、Salesforce のマスターサブスクリプショ
ン契約 (MSA) におけるサービスの一部とはみなされません。
関連トピック:
エディション
使用可能なエディション:
Salesforce Classic および
Lightning Experience の両方
使用可能なエディション:
Performance Edition、
Unlimited Edition、
Developer Edition、
Enterprise Edition、および
Database.com Edition
SOAP API を使用した作成およびリリース
変更の作成ツールとリリースツールの選択
SOAP API を使用した作成およびリリース
SOAP APIを使用すれば、プログラムで変更を作成したり、開発組織またはSandbox
組織にリリースしたりできます。
エディション
SOAP API、およびその他の API についての詳細は、『SOAP API 開発者ガイド』を参
照してください。
使用可能なエディション:
Salesforce Classic および
Lightning Experience の両方
関連トピック:
使用可能なエディション:
Performance Edition、
Unlimited Edition、
Developer Edition、
Enterprise Edition、および
Database.com Edition
変更の作成ツールとリリースツールの選択
22
Sandbox からの機能強化のリリース
変更の作成ツールとリリースツールの選択
Force.com 移行ツールを使用したリリース
Apache の Ant 開発ツールを使用して Developer Edition または Sandbox を使用してい
る組織から本番組織にメタデータの変更および Apex クラスをファイルベースで
リリースする場合は、Force.com 移行ツールをダウンロードします。
Force.com 移行ツールをダウンロードする手順は、次のとおりです。
1. [設定] から、[クイック検索] ボックスに「ツール」と入力し、[ツール] を選
択します。
2. [Force.com 移行ツール] をクリックします。
3. salesforce_ant.zip ファイルを保存して、任意の場所に内容を展開しま
す。
salesforce_ant.zip ファイルには、compileAndTest API コールを実行する
Ant タスクを実行するために必要な次のファイルが格納されています。
• ツールの使用方法を説明した Readme.html ファイル
• Ant タスクを含む Jar ファイル: ant-salesforce.jar
• 次の内容を含むサンプルフォルダ:
エディション
使用可能なエディション:
Salesforce Classic および
Lightning Experience の両方
使用可能なエディション:
Performance Edition、
Unlimited Edition、
Developer Edition、
Enterprise Edition、および
Database.com Edition
ユーザ権限
Apex 開発ツールを使用す
る
• 「Apex 開発」
– SampleDeployClass.cls と SampleFailingTestClass.cls を含む
codepkg\classes フォルダ
– SampleAccountTrigger.trigger を含む codepkg\triggers フォルダ
– 例で使用するカスタムオブジェクトを含む mypkg\objects フォルダ
– 組織から例を削除するための XML ファイルを含む removecodepkg フォルダ
– build.xml の Ant タスクを実行するための認証情報を指定するサンプル build.properties ファイル
– deploy および retrieve API コールを実行するサンプル build.xml ファイル
メモ: Force.com 移行ツールは Salesforce により提供される、ユーザとパートナーをサポートする無料のリ
ソースですが、Salesforce のマスターサブスクリプション契約 (MSA) におけるサービスの一部とはみなされ
ません。
関連トピック:
http://www.salesforce.com/us/developer/docs/daas/index.htm
変更の作成ツールとリリースツールの選択
23
Sandbox からの機能強化のリリース
リリースのための組織の接続
変更セットを使用したリリース
ワークフロー、ルール、Apex クラス、トリガ、およびその他のカスタマイズを
Sandbox 組織から本番組織にリリースできます。Salesforce ユーザインターフェー
スで送信変更セットを作成し、対象組織にアップロードおよびリリースするコ
ンポーネントを追加できます。変更セットにアクセスするには、[設定] から、
[クイック検索] ボックスに「送信変更セット」と入力し、[送信変更セット]を選
択します。
関連トピック:
変更セットの概要
変更の作成ツールとリリースツールの選択
エディション
使用可能なエディション:
Salesforce Classic および
Lightning Experience の両方
使用可能なエディション:
Enterprise Edition、
Performance Edition、
Unlimited Edition、および
Database.com Edition
使用可能なエディション:
Sandbox が購入されてい
る Professional Edition
リリースのための組織の接続
リリース接続とオプション
ある組織から別の組織に変更セットを送信するためには、組織間のリリース接
続が必要になります。リリース接続は任意の組織間で作成することはできませ
ん。その代わりに、リリース接続は、本番組織に関連付けられているすべての
組織で作成されます。たとえば、本番組織 (Prod) と開発用 (Dev)、テスト用 (Test)
の 2 つの Sandbox がある場合、リリース接続は本番組織と各 Sandbox との間 (Prod
と Dev 間、Prod と Test 間)、および Sandbox 間 (Dev と Test 間) に作成されます。
ユーザ権限
リリース接続を編集する
• 「変更セットのリリー
ス」
リリース接続だけでは、変更セットを組織間で送信することはできません。変更セットの送受信を行うために
は、各組織が認証されている必要があります。このセキュリティレベルの強化によって、コードプロモーショ
ンパスを適用し、組織の設定メタデータが間違って上書きされるのを防ぎます。
たとえば、次の図は本番組織と 2 つの Sandbox に対して可能な移行パスを表しています。この例では、すべて
テスト済みの変更のみを本番組織が受信できるようになりました。したがって、テスト用 Sandbox のみが本番
組織への変更セットのアップロードを許可されます。開発プロジェクトを本番組織と同期させるために、本番
組織は変更セットを開発用 Sandbox に送信できますが、テスト用 Sandbox には送信できません。最後に、開発
中の機能は反復テストが必要なため、開発用とテスト用の Sandbox の間で相互に変更セットを送受信できるよ
うにする必要があります。
24
Sandbox からの機能強化のリリース
リリースのための組織の接続
変更セット認証によりコードパスを適用する
メモ: この図は、考えられるコード移行パスの 1 つを示しています。部門は、変更セットを組織間で送受
信するために、組織に対して独自のポリシーを作成する必要があります。
リリースオプション
コンポーネントが Apex ジョブから参照されているときにリリースが失敗するのを防ぐには、[対応する Apex
ジョブが待機中か処理中の場合、コンポーネントのリリースを許可する] をクリックしてから [保存] をクリッ
クします。このオプションを使用すると、待機中か処理中かに関係なく、Apex ジョブ (スケジュール済みジョ
ブ、一括処理ジョブ、および future メソッドなど) で参照されるコンポーネントをリリースできます。このオプ
ションは、メタデータ API で開始された変更セットおよびリリースに適用されます。
メモ:
• このオプションを有効にすると、サポートされていない変更が原因で、Apex ジョブが失敗する可能性
があります。
• このオプションは、Salesforce ユーザインターフェース ([設定] または開発者コンソール) での Apex コー
ドの編集および保存には適用されません。そのため、Apex クラスに関連付けられた有効なジョブがあ
る場合は失敗します。このオプションが有効になっている場合、Force.com IDE を使用した Apex コード
の更新は成功します。これは、コードの更新にメタデータ API が使用されるためです。
関連トピック:
変更セットのリリース
選択可能なリリース接続の参照
リリース接続の承認
リリース接続の詳細の参照
リリース接続の承認
別の組織が、現在ログインしている組織に変更セットを送信できるようにするには、受信変更セットを承認す
る必要があります。
25
Sandbox からの機能強化のリリース
リリースのための組織の接続
1. [設定] で、[クイック検索] ボックスに「リリース」と入力し、[リリース設定] を選択して、[続行] をクリッ
クします。
2. 承認する組織の横にある [編集] をクリックします。
3. [変更着信を許可] を選択します。
4. [保存] をクリックします。
関連トピック:
選択可能なリリース接続の参照
リリース接続の詳細の参照
リリース接続とオプション
選択可能なリリース接続の参照
リリース接続によって、カスタマイズ内容をある組織から別の組織にコピーできます。リリース接続リストに
は、この組織に変更をアップロードできる組織、およびこの組織が変更をアップロードできる組織が表示され
ます。
使用可能な接続を表示するには、[設定] から、[クイック検索] ボックスに「リリース」と入力し、[リリース状
況] を選択します。
アクション
変更セットの送受信を許可または禁止する組織の横にある [編集] をクリックします。
名前
現在ログインしている組織とリリース接続が確立されている組織のリスト。接続についての詳細を参照す
る組織の名前をクリックします。
説明
接続している組織の簡単な説明。
種別
接続している組織の種別。値には、本番、フル Sandbox、設定のみ Sandbox、Developer Sandbox があります。
アップロードの認証方向
矢印はアップロードが発生する方向を示しています。破線は変更セットがどちらの方向に対しても認証さ
れないことを意味します。接続された組織が受信変更セットを送信できるようにするには、この組織のリ
リース接続を編集します。送信変更セットを接続された組織に送信する場合、組織のシステム管理者は、
その組織の接続を編集する必要があります。
関連トピック:
リリース接続の承認
リリース接続の詳細の参照
リリース接続とオプション
26
Sandbox からの機能強化のリリース
リリースのための組織の接続
リリース接続の詳細の参照
リリース接続によって、カスタマイズ内容をある組織から別の組織にコピーできます。リリース接続リストに
は、この組織に変更をアップロードできる組織、およびこの組織が変更をアップロードできる組織が表示され
ます。
接続の詳細を参照する手順は、次のとおりです。
1. [設定] から、[クイック検索] ボックスに「リリース」と入力し、[リリース設定] を選択します。
2. 参照する組織の名前をクリックします。
名前
選択した組織の名前。これは、ログインしている組織ではありません。
説明
組織の簡単な説明。
種別
接続している組織の種別。値には、本番、Full、Partial Copy、Developer Pro、Developer があります。
変更の受信を許可
選択すると、指定した組織が、現在ログインしている組織に変更セットを送信できるようになります。こ
れは参照専用の項目で、対象組織で [変更の受信を許可] を選択することによってのみ変更できます。
変更の送信を受け入れる
選択すると、指定した組織に、現在ログインしている組織から変更セットを送信できるようになります。
関連トピック:
リリース接続の承認
選択可能なリリース接続の参照
リリース接続とオプション
27
Sandbox からの機能強化のリリース
変更セット
変更セット
変更セットの概要
変更セットを使用すると、ある組織から別の組織にカスタマイズを送信できま
す。たとえば、Sandbox組織で新しいオブジェクトを作成してテストしてから、
変更セットを使用して本番組織に送信することができます。変更セットには、
[設定] メニューから実行できる変更のみを含めることができます。たとえば、変
更セットを使用して、取引先責任者レコードのリストをアップロードすること
はできません。変更セットに組織に関する情報は含まれますが、レコードなど
のデータは含まれません。
現在の組織から別の組織にカスタマイズを送信する場合は、送信変更セットを
作成します。送信した変更セットは、受信側の組織には受信変更セットとして
表示されます。
2 つの組織間で変更セットを送信するには、リリース接続が必要です。変更セッ
トは本番組織と関連付けられている組織間でのみ送信できます。たとえば、本
番組織と Sandbox 間、または同じ組織から作成された 2 つの Sandbox 間で変更セッ
トを送受信できます。
エディション
使用可能なエディション:
Salesforce Classic および
Lightning Experience の両方
使用可能なエディション:
Enterprise Edition、
Performance Edition、
Unlimited Edition、および
Database.com Edition
使用可能なエディション:
Sandbox が購入されてい
る Professional Edition
ユーザ権限
関連トピック:
リリース接続を編集する
• 「変更セットのリリー
ス」
受信変更セット
送信変更セット
変更セットで使用可能なコンポーネント
送信変更セットを使用す
る
• 「変更セットの作成と
アップロード」
リリースの特殊な動作
「AppExchange パッ
ケージの作成」
および
「AppExchange パッ
ケージのアップロー
ド」
受信変更セットを使用す
る
• 「変更セットのリリー
ス」
28
Sandbox からの機能強化のリリース
変更セット
変更セットの権限セットおよびプロファイルの設定について
開発者は権限セットまたはプロファイル設定を使用して、変更セットの権限お
よびその他のアクセス設定を指定できます。権限セット、プロファイル設定、
または両方の組み合わせを使用するかどうかを決定する場合は、類似点と相違
点を考慮します。
動作
権限セット
プロファイルの設定
権限および設定が含まれ • 標準オブジェクト権限 • タブ設定
る
• 標準項目権限
• ページレイアウトの割
り当て
• ユーザ権限 (「API の有
効化」など)
メモ: 割り当てられ
たアプリケーショ
ンおよびタブ設定
は、権限セットコ
ンポーネントには
含まれません。
エディション
使用可能なエディション:
Salesforce Classic および
Lightning Experience の両方
使用可能なエディション:
Enterprise Edition、
Performance Edition、
Unlimited Edition、および
Database.com Edition
• レコードタイプの割り
当て
• ログイン IP の範囲
• ユーザ権限
サポートコンポーネント • カスタムオブジェクト • 割り当てられたアプリ
に必要な権限および設定
権限
ケーション
が含まれる
• カスタム項目権限
• カスタムオブジェクト
権限
• Apexクラスのアクセス
• Visualforce ページのア
クセス
• カスタム項目権限
• Apexクラスのアクセス
• Visualforce ページのア
クセス
コンポーネントとして追 はい
加されるか?
いいえ。プロファイルは
別の設定で追加されま
す。
カスタムオブジェクト権限、カスタム項目権限、Visualforce ページのアクセス、Apex クラスのアクセスについ
ては、常にサポートコンポーネントを変更セットに含めます。たとえば、カスタムオブジェクト Items のオブ
ジェクト権限は、Items オブジェクトも含まれる場合に限り含まれます。
メモ: プロファイル設定に含まれるログイン IP 範囲は、リリース先組織に一致するプロファイルがあれ
ば、そのログイン IP 範囲を上書きします。
関連トピック:
受信変更セット
送信変更セット
29
Sandbox からの機能強化のリリース
変更セット
変更セットで使用可能なコンポーネント
変更セットに次の種類のコンポーネントが追加される場合があります。
メモ:
• 変更セットに使用できるコンポーネントは、環境とエディションによって異なります。また、一部の
コンポーネントでは、組織で対応する機能が有効になっている必要があります。
• 変更セットで使用できないコンポーネントを作成または変更すると、これらのコンポーネントを変更
セットに含めて別の組織に送信することはできません。この場合、コンポーネントを作成または変更
した場合に実行した手順を繰り返し、手動で変更を移行します。
• 変更セットをリリースすると、リストビューがすべてのユーザに表示されます。必要に応じて、対象
組織で表示設定を変更します。
• リリースされたカスタムタブは、デフォルトですべてのユーザに対して非表示になっています。こら
らのタブは、表示プロパティを適切に設定するプロファイルも変更セットに含まれる場合にのみ表示
されます。Professional Edition 組織はこの例外で、リリースされたカスタムタブがデフォルトで常時表示
されます。
• 取引先条件に基づく共有ルール
• 取引先所有者の共有ルール
• 取引先テリトリー所有者の共有ルール
• アクション (オブジェクト固有のクイックアクションおよびグローバルクイックアクションを含む)
• アクションリンクグループテンプレート
• レポート作成スナップショット
• Apex クラス
• Apex 共有の理由
• Apex トリガ
• アプリケーション
• 承認プロセス (制限あり)
• 割り当てルール
• 認証プロバイダ
• AutoResponse ルール
• ボタンまたはリンク
• コールセンター
• キャンペーン条件に基づく共有ルール
• キャンペーン所有者の共有ルール
• ケース条件に基づく共有ルール
• ケース所有者の共有ルール
• コミュニティ (ゾーン)
• コンパクトレイアウト
• 取引先責任者条件に基づく共有ルール
30
Sandbox からの機能強化のリリース
変更セット
• 取引先責任者所有者の共有ルール
• CORS ホワイトリストのオリジン
• カスタムデータ型
• カスタム項目
• カスタム表示ラベル (標準オブジェクトの表示ラベルの変更を除く。詳細は、「カスタム表示ラベルの概
要」を参照してください)。
• カスタムオブジェクト
• カスタムオブジェクト条件の共有ルール
• カスタムオブジェクト所有者の共有ルール
• カスタムレポートタイプ
• カスタム設定
• ダッシュボード
• ドキュメント
• メールテンプレート
• エンタイトルメントプロセス
• エンタイトルメントテンプレート
• 外部データソース
• エスカレーションルール
• 項目セット
• FlowDefinition
• フォルダ
• グループ
• ホームページのコンポーネント
• ホームページのページレイアウト
• レターヘッド
• 言語翻訳
• リード条件に基づく共有ルール
• リード所有者の共有ルール
• Lightning コンポーネントバンドル
• Lightning ページ
• リストビュー
• 一致ルール
• マイルストン
• 指定ログイン情報
• 商談条件に基づく共有ルール
• 商談所有者の共有ルール
• ページレイアウト
31
Sandbox からの機能強化のリリース
変更セット
• 権限セット
• Chatter での承認に使用する投稿テンプレート
• キュー
• レコードタイプ
• リモートサイト
• レポート
• ロール
• Sコントロール
• 送信アクション
• 共有セット
• Site.com
• 静的リソース
• タブ
• テリトリー
• トランザクションセキュリティポリシー
• ユーザの条件に基づく共有ルール
• ユーザのメンバーシップに基づく共有ルール
• 入力規則
• Visualforce コンポーネント
• Visualforce ページ
• ワークフローメールアラート
• ワークフロー項目自動更新
• ワークフローアウトバウンドメッセージ
• ワークフロールール
• ワークフロー ToDo
• ワークフロータイムトリガ
関連トピック:
変更セットの確認
送信変更セットの作成
送信変更セットのコンポーネントの選択
リリースの特殊な動作
変更セットでの承認プロセスの制限
変更セットに承認プロセスを含める前に、次の制限を確認してください。
32
Sandbox からの機能強化のリリース
変更セット
• 承認ページの項目に標準オブジェクトのカスタム項目が含まれている場合は、そのカスタム項目を送信変
更セットに手動で追加する必要があります。変更セットコンポーネントを選択するための [連動関係を参
照/追加] オプションには、これらの項目は含まれません。
• 承認プロセスで、カスタム項目を含む投稿テンプレートを参照している場合、変更セットに追加する前に
これらの投稿テンプレートを送信側組織に再保存する必要があります。[設定] から、[クイック検索] ボッ
クスに「投稿テンプレート」と入力し、[投稿テンプレート]を選択します。各投稿テンプレートで、[編集]、
[保存] の順にクリックします。
• 変更セットには、ソース組織の有効承認プロセスの順序は含まれません。場合によっては、リリース後に
対象組織で承認プロセスを並び替える必要があります。
• 変更セットに以前に含まれており別の組織でリリース済みの承認プロセスの [一意の名前] を変更し、変更
セット経由で承認プロセスを再送信する場合は、他の組織でリリースされる時点で新しい承認プロセスが
作成されます。以前にリリースされた承認プロセスは、変更されません。
変更セットの実装のヒント
変更をアップロードするために必要な認証
ある組織から別の組織へ変更セットをリリースする前に、リリース先組織の管理者が、2 つの組織間のリ
リース接続を介したアップロードを許可する必要があります。
リリース接続リストにすべての接続が表示される
[リリース接続] リストには、本番組織およびすべての Sandbox が自動的に取り込まれます。これらの組織間
ではリリース可能ですが、それ以外の組織間ではできません。
メンテナンス中は変更セット接続を使用できない
リリース接続の承認とページのアップロードでは、本番組織からの情報が必要になります。そのため、本
番組織でメンテナンスが行われている間は使用できません。この間に送信変更セットを作成できますが、
アップロードはできません。
Sandbox が利用可能であることが必要
組織に Sandbox がインストールされていない場合、[リリース接続] ページに「アクセス権がありません」と
いうエラーが表示されることがあります。
リリースは自動的には再起動しない
変更セットの検証またはリリース時にエラーが発生した場合、手動でプロセスを再起動する必要がありま
す。組織がロック済み、メンテナンス中、またはその他の理由でアクセスできないことがないようにしま
す。
リリースは単一方向のトランザクション
変更セットは、1 つのトランザクションで展開します。何らかの理由でリリースが完了できないときは、ト
ランザクション全体がロールバックされます。リリースが正常に完了した後は、すべての変更が組織にコ
ミットされます。リリースはロールバックできません。
リリースではユーザ参照が保持される
変更セット内のコンポーネントがワークフローメール通知の受信者やダッシュボード実行ユーザなど特定
のユーザを参照している場合、リリース時にシステムでユーザ名を比較してリリース先組織に一致するユー
ザがいるか検索されます。
33
Sandbox からの機能強化のリリース
変更セット
データを Sandbox にコピーすると、ユーザ名を含む本番組織の項目は Sandbox 名を含むように変更されま
す。 たとえば、test という名前の Sandbox の場合、ユーザ名 [email protected][email protected]
になります。変更セットを使用したリリース中、ユーザ名の .test は無視されます。このプロセスでは、
ある Sandbox のコンポーネントに追加されたユーザを他の Sandbox または本番組織に移行します。
多くの連動コンポーネントを含む変更セット
変更セットに多くの連動関係があるコンポーネントが含まれる場合や、コンポーネントの親に多くの連動
関係がある場合、Salesforce で変更セットを開くのに数分かかる可能性があります。この遅延は、Salesforce
が変更セットページを表示する前にコンポーネントの連動関係をチェックしているために発生します。多
くの連動関係があるコンポーネントの例として、2,500 の連動コンポーネントを含むカスタムオブジェクト
に属するカスタム項目などがあります。
関連トピック:
変更セットのベストプラクティス
リリースの特殊な動作
変更セットのベストプラクティス
すべての連動コンポーネントをリリースする
リリース先の組織に存在しない相互に連動関係のあるコンポーネントのすべてを、各送信変更セットに含
めてください。リリース先の組織および変更セットに含まれていない別のコンポーネントを参照するコン
ポーネントをリリースしようとすると、リリースは失敗します。
変更セットを使用すると、リリースする内容をきめ細かく制御できます。たとえば、カスタム項目を個別
に移行できます。カスタムオブジェクトとそのすべての項目をリリースするには、カスタムオブジェクト
とすべての項目を変更セットに追加する必要があります。カスタムオブジェクトだけを変更セットに追加
すると、リリースは失敗しませんが、空のカスタムオブジェクトがリリースされます。
送信変更セットに権限およびアクセス設定を追加する
プロファイルまたは権限セットを送信変更セットに追加すると、システム管理者は、ユーザが新しい機能
にアクセスできるようにユーザの権限を移行できます。変更セットの権限セットおよびプロファイルの設
定には大きな違いがあります。詳細は、「変更セットの権限セットおよびプロファイルの設定について」
(ページ 29)を参照してください。
変更セットのクローンを作成して、アップロードされた変更セットに連動コンポーネントを追加する
変更セットをアップロードしたら、内容は変更できません。連動コンポーネントをすでにアップロードさ
れた変更セットに追加する必要がある場合、変更セットのクローンを作成し、連動コンポーネントを追加
してもう一度アップロードします。
グローバルパブリッシャーレイアウトと Outlook パブリッシャーレイアウトに個別の名前を使用する
送信変更セットにページレイアウトを追加する場合、グローバルパブリッシャーレイアウトと Outlook パブ
リッシャーレイアウトのタイプが表示されません。グローバルパブリッシャーレイアウトと Outlook パブ
リッシャーレイアウトに一意の名前を付け、送信変更セットで両者を区別できるようにします。
メンテナンスのスケジュールを避けてリリースを計画する
本番組織とSandbox組織の両方に予定されているメンテナンスのスケジュールを避けて、リリース活動を計
画してください。機能の中には、Sandboxからアクセスするときに本番組織の情報を必要とするものがあり
ます。さらに、送信変更セットの検証中は送信側組織がロックされ、受信変更セットのリリース中はリリー
34
Sandbox からの機能強化のリリース
変更セット
ス先組織がロックされます (変更セットが組織をロックしても、組織に対するデータの読み取りや書き込み
はできますが、メタデータを変更する設定変更は行えません)。
リリース前の変更セットを確認する
受信変更セットのテストリリースを行い、実際のリリースで発生する成功または失敗のメッセージを確認
できます。スケジュール通り (たとえば、使用率の低い時間帯など) のリリースを計画している場合や、前
もってリリースが成功するか判断したい場合には、よい方法です。ただし、この処理は、完了までに時間
がかかり、組織はその間ロックされるため、リリース時に毎回テストリリースを実行する必要はありませ
ん (処理中でも組織に対するデータの読み取りや書き込みはできますが、メタデータを変更する設定変更は
行えません)。受信変更セットをテストリリースするには、変更セットの名前をクリックしてから、[検証]
をクリックします。
コンポーネントの詳細を表示する
送信変更セットをアップロードした後や、受信変更セットをリリースする前に、コンポーネントの XML 表
記を表示できます。
変更セットを 10,000 個のファイルに制限する
変更セットが 10,000 個のファイルに制限されます。変更セットがこの制限を超えている場合、メールテン
プレート、ダッシュボード、およびレポートに個別の変更セットを作成できます。これらのコンポーネン
トは最も数が多く、連動関係の数は少なくなっています。
Web インターフェースを使用して項目を削除または名前変更する
コンポーネントの削除または名前変更をするために変更セットを使用することはできません。コンポーネ
ントを削除するには、リリース先組織の Web インターフェースを使用します。コンポーネントの名前を変
更するには、リリース先組織でコンポーネントを削除してから、変更セットで新しいコンポーネントをアッ
プロードします。
変更セットにデータ型の変更が含まれる場合はリリースに時間がかかる可能性を考慮する
変更セットにカスタム項目のデータ型の変更が含まれる場合、こうした変更によって大量のレコードの変
更が必要になることがあるため、リリースに相当の時間を要する可能性があります。リリースの大幅な遅
延を回避するための代替法は、変更セットをリリースした後にデータ型の変更を手動で適用することです。
リリース先組織でのテストの実行を計画する
変更セットが本番組織にリリースされるとき、クラスまたはテストが変更セットに含まれるかどうかに関
係なく、その組織の Apex テストがすべて実行されます。ただし、リリース先の組織が Sandbox の場合、テ
ストは自動的には実行されません。
関連トピック:
変更セットの実装のヒント
リリースの特殊な動作
35
Sandbox からの機能強化のリリース
変更セット
受信変更のリリース
受信変更セット
受信変更セットは、別の組織からログインしている組織に送信された変更セッ
トです。変更を適用するには、変更セットをリリースする必要があります。受
信変更セットの内容は、コンポーネント単位ではなく、全体をまとめてリリー
スできます。
関連トピック:
ユーザ権限
受信変更セットをリリー
スする
• 「変更セットのリリー
ス」
受信変更セットの参照
送信変更セット
変更セットの概要
受信変更セットの参照
[受信変更セット] ページには、リリース待ちの変更セットとリリース済み変更セットの履歴が表示されます。
受信変更セットを表示するには、[設定] から、[クイック検索] ボックスに「受信変更セット」と入力し、[受信
変更セット] を選択します。
メモ: 受信変更セットは、変更セットがアップロードされてから 6 か月経過すると永久に削除されます。
関連トピック:
変更セットの詳細の参照
変更セットの確認
変更セットのリリース
変更セットの詳細の参照
[変更セット] 詳細ページには、特定の変更セットに関する情報が表示されます。
1. [設定] から、[クイック検索] ボックスに「受信変更セット」と入力し、[受信変更セット] を選択します。
2. 変更セットの名前をクリックします。
関連トピック:
受信変更セットの参照
変更セットの確認
変更セットのリリース
変更セットの確認
変更をリリースしなくても変更セットを確認できます。変更セットを確認することで、実際のリリースで受信
する成功または失敗のメッセージを確認できます。
36
Sandbox からの機能強化のリリース
変更セット
1. [設定] から、[クイック検索] ボックスに「受信変更セット」と入力し、[受信変更セット] を選択します。
2. 変更セットの名前をクリックします。
3. [検証] をクリックします。
メモ: テストリリースの実行中は、組織に変更を行うことはできません。
4. 確認が完了したら、[結果を参照] をクリックします。
変更セットが正常に検証されている場合は、クイックリリースの対象になる可能性があります。詳細は、「ク
イックリリース」を参照してください。
関連トピック:
受信変更セットの参照
変更セットの詳細の参照
変更セットのリリース
変更セットのリリース
変更セットをリリースする手順は、次のとおりです。
1. [設定] から、[クイック検索] ボックスに「受信変更セット」と入力し、[受信変更セット] を選択します。
2. [リリース待ちの変更セット] リストで、リリースする変更セットの名前をクリックします。
3. [リリース] をクリックします。
または、本番環境へのリリース時間を短縮するクイックリリースを実行できます。変更セットが正常に検証さ
れている場合は、クイックリリースの対象になる可能性があります。詳細は、「クイックリリース」を参照し
てください。
変更セットは、1 つのトランザクションで展開します。何らかの理由でリリースが完了できないときは、トラ
ンザクション全体がロールバックされます。リリースが正常に完了した後は、すべての変更が組織にコミット
されます。リリースはロールバックできません。
メモ: Force.com プラットフォームでは、本番組織にリリースする前に、コードのうち少なくとも 75% が単
体テストを受ける必要があります。100% のコードをテストすることが理想的です。コードの対象範囲の
制限は、Sandbox または Developer Edition 組織には適用されません。
関連トピック:
受信変更セットの参照
変更セットの詳細の参照
リリースの特殊な動作
変更セットのリリースの監視
変更セットのリリースの監視
変更セットは、サイズと複雑さによって、リリースに要する時間が決まります。リリースされるまでの間、リ
リース処理を監視すると役に立つ場合があります。[リリース状況] ページで、処理中のリリースの状況を追跡
37
Sandbox からの機能強化のリリース
変更セット
します ([設定] から、[クイック検索] ボックスに[リリース状況]と入力し、[リリース状況] を選択します)。[リ
リース状況] ページには、完了したリリースも表示されます。
または、[変更セットの詳細] ページで、完了したリリースを確認することもできます。[設定] からこのページ
にアクセスするには、[クイック検索] ボックスに「受信変更セット」と入力し、[受信変更セット]を選択して、
リリース済み変更セットの名前をクリックします。変更セットのリリースは、[リリース履歴] セクションの下
に表示されます。
関連トピック:
変更セットのリリース
リリース接続とオプション
リリースの監視
変更の送信のアップロード
送信変更セット
送信変更セットは、ログインしている組織で作成された、他の組織に送信する
ための変更セットです。一般に送信変更セットは、Sandboxでカスタマイズ内容
を作成およびテストした後に本番組織に送信するために使用されます。
送信変更セットを別の組織に送信しても、その組織で変更が実装されることを
保証するものではありません。変更が適用されるには、リリース先組織が変更
セットをリリースする (受け入れる) 必要があります。
ユーザ権限
送信変更セットを作成、
編集、またはアップロー
ドする
• 「変更セットの作成と
アップロード」
メモ: 変更セットのファイル数は 10,000 件、合計サイズは 400 MB に制限さ
れています。変更セットコンポーネントは、システムでメタデータ XML ファ
イルとして表されます。変更セットのコンポーネント数が約 5,000 を超えて
いないことを確認します。
関連トピック:
送信変更セットのコンポーネントの選択
送信変更セットの作成
受信変更セット
変更セットの概要
送信変更セットのコンポーネントの選択
送信変更セットのコンポーネントを選択する手順は、次のとおりです。
1. [設定] から、[クイック検索] ボックスに「送信変更セット」と入力し、[送信変更セット] を選択します。
2. [変更セット] リストで、変更セットの名前をクリックするか、新しい変更セットを作成します。
3. コンポーネントを追加するには、[追加] をクリックします。
4. コンポーネントの種別と追加するコンポーネントを選択して、[変更セットに追加] をクリックします。
38
Sandbox からの機能強化のリリース
変更セット
5. [プロファイルの追加] をクリックして、変更セットにプロファイルの設定を追加します。
メモ: Professional Edition では、変更セットにプロファイルの設定を追加できません。
6. 必要に応じて、[連動関係を参照/追加] をクリックして、連動コンポーネントを追加します。
メモ: 連動コンポーネントは、その他のコンポーネントの有無によって異なります。この変更セット
がリリースされるすべての組織に連動コンポーネントがあることが明らかでない場合、連動コンポー
ネントを変更セットに追加することをお勧めします。
関連トピック:
送信変更セットの作成
連動コンポーネントの表示と変更セットへの追加
変更セットで使用可能なコンポーネント
連動コンポーネントの表示と変更セットへの追加
連動関係は、1 つまたは複数のコンポーネントが別のコンポーネントに対して存在する必要がある関係です。
変更セットがリリースされるすべての組織に連動コンポーネントが存在することが明らかでない場合、連動コ
ンポーネントを変更セットに追加することをお勧めします。
連動コンポーネントを送信変更セットに追加する手順は、次のとおりです。
1. [設定] から、[クイック検索] ボックスに「送信変更セット」と入力し、[送信変更セット] を選択します。
2. [変更セット] リストで、変更セットの名前をクリックします。
3. [連動関係を参照/追加] をクリックします。
4. [コンポーネントの連動関係] ページで、リリースする連動コンポーネントを選択し、[変更セットに追加]を
クリックします。
警告: 変更セットに含まれる連動関係が 2500 より多い場合、[連動関係を参照] ページには先頭の 2500 個の
連動関係のみ表示されます。
関連トピック:
送信変更セットのコンポーネントの選択
送信変更セットのアップロード
変更セットで使用可能なコンポーネント
送信変更セットのアップロード
変更セットに含むコンポーネントを集めたら、別の組織にアップロードできます。変更セットをいったんアッ
プロードしたら、編集や取り消しはできません。
1. [設定] から、[クイック検索] ボックスに「送信変更セット」と入力し、[送信変更セット] を選択します。
2. 変更セットの名前をクリックします。
3. 変更セットの送信先の組織を選択します。
39
Sandbox からの機能強化のリリース
変更セット
4. [アップロード] をクリックします。
メモ: 送信変更セットの有効期限は、アップロード後 6 か月です。この時間が経過すると、変更セットは
永久に削除されます。
関連トピック:
サーバアップグレード中の変更セットのアップロード
送信変更セットの作成
送信変更セットの作成
送信変更セットは、ログインしている組織から他の組織に送信する変更です。送信変更セットを表示するに
は、[設定] から、[クイック検索] ボックスに「送信変更セット」と入力し、[送信変更セット] を選択します。
• 変更セットを新規作成するには、[新規] をクリックします。
• 既存の変更セットの詳細を表示するには、名前をクリックします。
関連トピック:
送信変更セットのコピー
送信変更セット検証エラー
送信変更セットのコピー
コピーすることによって既存の変更セットのコピーを作成できます。
1. [設定] から、[クイック検索] ボックスに「送信変更セット」と入力し、[送信変更セット] を選択します。
2. コピーする変更セットの名前をクリックします。
3. [コピー] をクリックします。
関連トピック:
送信変更セットの作成
送信変更セットの削除
送信変更セットを削除する手順は、次のとおりです。
1. [設定] から、[クイック検索] ボックスに「送信変更セット」と入力し、[送信変更セット] を選択します。
2. 削除する変更セットの名前をクリックします。
3. [削除] をクリックします。
関連トピック:
送信変更セットの作成
40
Sandbox からの機能強化のリリース
リリースの特殊な動作
送信変更セット検証エラー
バージョン関検証に関するエラーが発生した場合、送信変更セットの作成に使用する組織は、変更セットを受
信する組織とは異なるプラットフォームバージョンで実行しています。組織がさまざまな時間にアップグレー
ドする場合があるため、このエラーは通常アップグレード時に発生します。このエラーが発生した場合、バー
ジョン間で互換性のあるコンポーネントだけをリリースできます。
関連トピック:
送信変更セットの作成
送信変更セットのアップロード
サーバアップグレード中の変更セットのアップロード
サーバアップグレード中は、本番環境と Sandbox 環境が同じバージョンのプラットフォームで実行されていな
い場合があります。コンポーネントの種別によっては新機能やその他の変更が含まれるものがあり、本番組織
と Sandbox が同じバージョンで実行されるまでそのコンポーネントをリリースできない可能性があります。
古いバージョンとの互換性がないためにリリースできないコンポーネントがある変更セットをアップロードす
ると、システムはリリースできないコンポーネントを検知し、それ以外のコンポーネントをアップロードする
ことを選択できるようにします。
関連トピック:
送信変更セットのアップロード
リリースの特殊な動作
変更を組織にリリースする場合、必要なすべての変更が含まれるように、リリー
スの個々のコンポーネントがどのように動作するのかを考慮します。次の情報
を参考にして、リリースに含めるものや、対象組織での変更の表示方法を決定
してください。
「メタデータ API」セクションにリストされている動作は、Force.com 移行ツール
または Force.com IDE を使用している場合に適用されます。
変更セットコンポーネント
承認プロセス
エディション
使用可能なエディション:
Salesforce Classic および
Lightning Experience の両方
使用可能なエディション:
Enterprise Edition、
Performance Edition、
Unlimited Edition、
Developer Edition、および
Database.com Edition
• 承認ページの項目に標準オブジェクトのカスタム項目が含まれている場
合は、そのカスタム項目を送信変更セットに手動で追加する必要があり
ます。変更セットコンポーネントを選択するための [連動関係を参照/追加] オプションには、これらの
項目は含まれません。
• 承認プロセスで、カスタム項目を含む投稿テンプレートを参照している場合、変更セットに追加する前
にこれらの投稿テンプレートを送信側組織に再保存する必要があります。[設定] から、[クイック検索]
ボックスに「投稿テンプレート」と入力し、[投稿テンプレート]を選択します。各投稿テンプレートで、
[編集]、[保存] の順にクリックします。
41
Sandbox からの機能強化のリリース
リリースの特殊な動作
• 変更セットには、ソース組織の有効承認プロセスの順序は含まれません。場合によっては、リリース後
に対象組織で承認プロセスを並び替える必要があります。
• 変更セットに以前に含まれており別の組織でリリース済みの承認プロセスの [一意の名前] を変更し、
変更セット経由で承認プロセスを再送信する場合は、他の組織でリリースされる時点で新しい承認プロ
セスが作成されます。以前にリリースされた承認プロセスは、変更されません。
Apex クラスおよび Apex トリガ
デフォルトでは、Apex ジョブを待機中または処理中にする Apex コードへの変更はリリースできません。こ
れらの変更をリリースするには、次のいずれかを実行します。
• Apexコードへの変更をリリースする前に、Apexジョブをキャンセルします。リリース後にジョブを再ス
ケジュールします。
• Salesforce ユーザインターフェースの [リリース設定] ページで Apex ジョブによるリリースを有効化しま
す。
カスタム項目
• メタデータ API を使用して、カスタム項目のデータ型を変更することはできません。対象組織に対する
このような変更は、ユーザインターフェースを使用して手動で行う必要があります。
カスタムオブジェクト
API バージョン 29.0 以前では、メタデータ API を使用して、オブジェクトの sharingModel を変更すること
はできません。対象組織に対するこのような変更は、ユーザインターフェースを使用して手動で行う必要
があります。
APIバージョン 30.0 以降、メタデータ APIとユーザインターフェースを使用して、内部ユーザ向けにオブジェ
クトの sharingModel を変更できます。
オブジェクトの sharingModel 項目の更新と新しい共有ルールの追加を同時に行うことはサポートされて
いません。
フロー
• 変更セットを使用してフローをリリースする場合、移行サポートの制限を考慮します。変更セットで使
用可能な項目とコンポーネントのみをフローで参照していることを確認してください。
• 変更セットには 1 つのバージョンフローのみを含むことができます。
• 送信変更セットをアップロードするときに有効なバージョンがない場合、最新の無効なバージョンが使
用されます。
• 変更セットの連動コンポーネントを参照するとき、[コンポーネントの連動関係] ページに、フローのす
べてのバージョンの連動関係が一覧表示されます。関連するフローバージョンのすべての相互連動関係
コンポーネントを送信変更セットに追加します。
• 変更セットの有効なフローは、対象に無効としてリリースされます。リリース後手動でフローを有効化
してください。
• 変更セットを使用してフローをリリースまたは再リリースすると、対象組織にフローのバージョンが作
成されます。
権限
「変更セットの権限セットおよびプロファイルの設定について」 (ページ 29)を参照してください。
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Sandbox からの機能強化のリリース
リリースの特殊な動作
ページレイアウト
プロファイルおよびレコードタイプは含まれているが、そのレコードタイプに割り当てられたページレイ
アウトが含まれていないリリースの場合、そのレコードタイプのプロファイルから既存のレイアウトの割
り当てを削除します。変更セットには常に、必要なすべてのレコードタイプのすべてのページレイアウト
を含めるようにしてください。
メタデータ API
Apex クラスおよび Apex トリガ
デフォルトでは、Apex ジョブを待機中または処理中にする Apex コードへの変更はリリースできません。こ
れらの変更をリリースするには、次のいずれかを実行します。
• Apexコードへの変更をリリースする前に、Apexジョブをキャンセルします。リリース後にジョブを再ス
ケジュールします。
• Salesforce ユーザインターフェースの [リリース設定] ページで Apex ジョブによるリリースを有効化しま
す。
承認プロセス
• メタデータ API と共に Salesforce ナレッジ記事の承認プロセスを使用するには、記事タイプをリリースす
る必要があります。承認プロセスの記事バージョン (_kav) の場合、サポートされるアクションの種類は、
ナレッジアクション、メールアラート、項目自動更新、アウトバウンドメッセージになります。
• 承認プロセスで、カスタム項目を含む投稿テンプレートを参照している場合、変更セットに追加する前
にこれらの投稿テンプレートを送信側組織に再保存する必要があります。[設定] から、[クイック検索]
ボックスに「投稿テンプレート」と入力し、[投稿テンプレート]を選択します。各投稿テンプレートで、
[編集]、[保存] の順にクリックします。
• メタデータには、有効承認プロセスの順序は含まれません。場合によっては、リリース後に対象組織で
承認プロセスを並び替える必要があります。
• 変更セットに以前に含まれており別の組織でリリース済みの承認プロセスの [一意の名前] を変更し、
変更セット経由で承認プロセスを再送信する場合は、他の組織でリリースされる時点で新しい承認プロ
セスが作成されます。以前にリリースされた承認プロセスは、変更されません。
カスタム項目
API バージョン 30.0 以降、新しいカスタム項目をリリースする場合、プロファイル項目権限の editable 項
目と readable 項目のデフォルト値は false です。デフォルト値を上書きするには、新規項目の項目権
限をプロファイルに含めます。
カスタムオブジェクト
API バージョン 29.0 では、メタデータ API を使用してオブジェクトの sharingModel を変更することはでき
ません。対象組織に対するこのような変更は、ユーザインターフェースを使用して手動で行う必要があり
ます。
APIバージョン 30.0 以降、メタデータ APIとユーザインターフェースを使用して、内部ユーザ向けにオブジェ
クトの sharingModel を変更できます。
接続アプリケーション
• メタデータ API で consumerKey を設定することはできません。これは、情報提供を目的とした取得操
作に含まれます。接続アプリケーションを別の組織に移動する場合、組織にリリースする前に
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Sandbox からの機能強化のリリース
リリースの特殊な動作
consumerKey を .zip ファイルから削除する必要があります。移行先の組織で新しいキーが生成されま
す。
• 接続アプリケーションのモバイル設定は、変更セットでサポートされていないため、手動で移行する必
要があります。
ページレイアウト
ページレイアウトの割り当てを含むリリースでは、対象組織にある既存のすべてのページレイアウトの割
り当てが、.zip ファイルで指定された割り当てに置き換えられます。組織の既存のページレイアウトの割り
当てが .zip ファイルに含まれていない場合、それらのページレイアウトはなくなります。すべての必要なレ
コードタイプの全ページレイアウトを .zip ファイルに必ず含めるようにしてください。
プロファイル
対象組織に存在しない名前のプロファイルがパッケージに含まれている場合、新しいプロファイルはその
名前で作成されます。リリースされたプロファイルで権限または設定が指定されていない場合、最終的プ
ロファイルは標準プロファイルのすべての権限と設定で構成されます。
共有
• どのオブジェクトを更新するかに関係なく、メタデータ API では、オブジェクトの sharingModel 項目
の更新と新しい共有ルールの追加を同時に行うことはサポートされていません。たとえば、組織の共有
設定が公開である場合、共有ルールを追加し、その後で sharingModel を更新することができます。
その結果、1 回だけ共有が再適用されます。
• リリースしようとしている変更セットに親-子リレーションを持つカスタム項目が含まれるが、同じ変
更セット内に主従項目がない場合、エラーが発生することがあります。このエラーを解決するには、組
織の共有設定を変更していなくても、主従カスタム項目を変更セットに追加します。
ワークフロー
メタデータ APIでは、フロートリガのテストモードはサポートされていません。システム管理者がワークフ
ロールールを起動したときにフロートリガで最新のフローバージョンを実行する場合は、リリース後にユー
ザインターフェースでテストモードを有効にします。
関連トピック:
変更セットのリリース
変更セットの概要
変更セットで使用可能なコンポーネント
http://www.salesforce.com/us/developer/docs/api_meta/Content/file_based_zip_file.htm
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Sandbox からの機能強化のリリース
リリースの監視
リリースの監視
[リリース状況] ページでは、処理中のリリースを監視したり、どのリリースが実
行を待機しているかを確認したり、完了したリリースの結果を参照したりでき
ます。このページには、すべてのリリース (変更セット、メタデータ API ベース
のリリース) が表示されます。これには、Force.com IDE および Force.com 移行ツー
ル、およびパッケージのインストールから開始されたリリースも含まれます。
エディション
メタデータコンポーネントのサイズと複雑さは、リリース時間に影響します。
処理中または過去 30 日間で完了したリリースの状況を追跡するには、[設定] か
ら [クイック検索] ボックスに「リリース状況」と入力し、[リリース状況] を選
択します。リリースは、その状況に応じて別個のセクションにリストされます。
使用可能なエディション:
Enterprise Edition、
Performance Edition、
Unlimited Edition、
Developer Edition、および
Database.com Edition
進行中のリリースとキューにあるリリース
リリースの実行中、[リリース状況] ページには、現在のリリースについてリアル
タイムの進行状況が表示されます。このページでは、グラフで全体的なリリー
スの進行状況が視覚的に表現されます。最初のグラフでは、コンポーネント総
数のうちリリースが終了したコンポーネント数と、エラーがあったコンポーネ
ント数が表示されます。たとえば、次のグラフは、450 コンポーネント中 302 コ
ンポーネントが正常に処理され、45 コンポーネントにエラーがあったことを示
しています。
使用可能なエディション:
Salesforce Classic および
Lightning Experience の両方
ユーザ権限
メタデータのリリースを
参照する
• 「すべてのデータの編
集」
すべてのコンポーネントがエラーなしでリリースされると、必要または有効な場合は Apex テストが実行を開
始します。2 つ目のグラフは、Apex テストの総数のうち、実行された数と、返されたエラーの数が表示されま
す。さらに、このグラフには現在実行中のテスト名が表示されます。たとえば、次のグラフでは、合計 120 件
のテストのうち 77 件の実行が完了し、1 件が失敗したことを示しています。
次の情報が現在のリリースについて表示されます。
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Sandbox からの機能強化のリリース
リリースの監視
項目
説明
名前
メタデータ API リリースの追跡に使用される変更セット名または一意の識別子。メタデータ
API リリースの場合、この値は deploy() コールによって返されます。
種類
リリースタイプ: [変更セット] または API。
リリース者
リリースを実行しているユーザの名前。
開始時刻
要求がキューに入れられた時間ではなく、リリースが実際に開始された日時。この値は、リ
リース [状況] が [処理中] に設定された時間です。
検証
リリース検証が完了した日時。
現在のリリースにエラーがある場合、[エラーを表示]をクリックするとリリースが終了する前にエラーを表示
できます。
待機中のリリース
複数のリリースを開始できます。一度に実行できるリリースは 1 つのみです。その他のリリースはキューに残
り、現在のリリースの終了後に実行されるまで待機します。キューに入れられたリリースは、実行される順序
で [待機中のリリース] の下に表示されます。
リリース検証
リリース検証は、リリースされるコンポーネントの結果をチェックするためだけに使用されるリリースで、
ロールバックされます。検証では、リリースされたコンポーネントは保存されず、組織にはいかなる変更も行
われません。リリースが検証のみ (「検証」) か、実際のリリース (「リリース」) かは、待機中のリリースの情
報か、[失敗] および [成功] セクションでリリースの [状況] 列を調べることで判定できます。
過去 4 日間に検証が正常に完了し、すべてのテストが十分なコードカバー率で合格した場合、テストを実行す
ることなくこの検証を本番組織にリリースするクイックリリースを実行できます。「リリースの監視」を参照
してください。
リリースのキャンセル
進行中またはキュー内のリリースは、リリースの横にある[キャンセル]をクリックしてキャンセルできます。
リリースが完全にキャンセルされるまで、リリースの状況は Cancel Requested になります。キャンセルさ
れたリリースは、[失敗] セクションにリストされます。
完了したリリース
完了したリリースは、状況に応じて [失敗] または [成功] セクションのいずれかに表示されます。
完了したが失敗したリリースおよびキャンセルされたリリースは、[失敗] セクションに表示されます。これら
のリリースでは、ファイルの欠落、コンポーネントのエラー、テストの失敗、またはリリースのキャンセルに
より、変更は組織にコミットされていません。
正常に完了したリリース、または部分的に成功したリリースは、[成功] セクションに表示されます。部分的に
成功する可能性があるのは、本番以外の組織へのリリースのみです。これらのリリースは、リリースオプショ
ンで rollbackOnError 項目が false に設定され、コンポーネントのサブセットにエラーがあります。部分
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Sandbox からの機能強化のリリース
リリースの監視
的に成功したリリースでは、失敗したコンポーネントはコミットされず、残りのコンポーネントは組織にコ
ミットされています。
リリースの詳細を表示するには、リリースの横にある [詳細を表示] をクリックします。[リリースの詳細] ペー
ジの情報を使用して、エラーを確認し、失敗または部分的に成功したリリースの問題をトラブルシューティン
グします。[リリースの詳細] ページには、リリース中に発生したエラーメッセージ、Apex テストのエラーとス
タック追跡情報、コードカバー率の警告、および時間がかかるテストについての情報が表示されます。リリー
スを成功させるために、[リリースの詳細] ページには、リリースされたコンポーネントの数、および実行され
た Apex テストの数などの情報が表示されます。
リリース状況
[失敗] または [成功] セクションの完了したリリースの [状況] 列には、リリースの種別と状況が表示され、次
の 2 つの部分で構成されます。
• プレフィックスは、リリースが検証のみ (「検証:」) か、実際のリリース (「リリース:」) かを示します。
• 状況値の 2 つ目の部分は、リリースの状況を示します。失敗したリリースでは [失敗] または [キャンセル]、
成功したリリースでは [成功]、部分的に成功したリリースでは [一部成功] が表示されます。
クイックリリース
本番環境へのリリースでは、すべてのApexテストが実行されます。本番組織に多数のApexテストがある場合、
すべてのテストの実行に時間がかかり、リリースが遅延することがあります。本番環境へのリリース時間を短
縮するため、すべてのテストを実行せずにリリースするクイックリリースを行うことができるようになりまし
た。クイックリリースは、変更セットおよびメタデータ API コンポーネントが次の要件を満たす場合に使用で
きます。
• コンポーネントが対象の環境で過去 4 日 (96 時間) 以内に正常に検証されている。
• 検証の一部として、対象組織でのすべての Apex テストに合格している。
• 組織の全体的なコードカバー率が 75% 以上で、Apex トリガのカバー率も同じである。
検証は、リリースされるコンポーネントの結果をチェックするためだけに使用されるリリースで、コンポーネ
ントを組織に保存することはありません。検証により、実際のリリースで受信する可能性のある成功または失
敗のメッセージを確認できます。変更セットまたはメタデータコンポーネントは、API またはForce.com 移行ツー
ルを使用して検証できます。
変更セットを検証する方法についての詳細は、Salesforceヘルプの「変更セットの確認」を参照してください。
Force.com 移行ツールでコンポーネントを検証するには、リリース先の checkOnly オプションを true に設定
します。『Force.com 移行ツールガイド』の「Salesforce 組織への変更のリリース」を参照してください。
ユーザインターフェースまたは API を使用したクイックリリースの実行
クイックリリースを実行するには、まず検証のみのリリースで、リリースする必要があるコンポーネントセッ
トに Apex テストを実行します。検証に成功し、クイックリリースの必要条件を満たした場合は、クイックリ
リースを開始できます。
検証された変更セットおよびメタデータ API コンポーネントは、ユーザインターフェースでクイックリリース
できます。[リリース状況] ページで、検証の横または検証の詳細ページにある [クイックリリース] をクリック
して、最近の検証をリリースします。このボタンは、必要条件を満たしている検証に対してのみ表示されま
す。
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Sandbox からの機能強化のリリース
リリースの監視
または、メタデータ API を使用するか、または Metadata API コンポーネント (変更セットを除く) の Force.com 移行
ツールを使用して、クイックリリースを開始することもできます。メタデータ API の場合、
deployRecentValidation() をコールして検証 ID を渡します。Force.com 移行ツールの場合、
<sf:deployRecentValidation> タスクを使用します。
メモ: クイックリリースは、すべての Apex テストの実行に成功し、コードカバー率要件を満たした最近
の検証に対して有効になります。次の点に注意してください。
• 本番環境では、クイックリリースは条件を満たした検証に対してサポートされます。変更セットおよ
びメタデータ API コンポーネント (Force.com 移行ツールを使用して検証したコンポーネントを含む) の
最近の検証をリリースできます。
• Sandbox では、テストの実行を明示的に有効にする検証 (移行ツールで testLevel パラメータを使用
する場合など) に対してのみクイックリリースがサポートされます。デフォルトでは、Apex テストは
必須ではなく、Sandbox リリースで実行されません。Sandbox には変更セットのテスト実行を有効にす
るオプションがないため、Sandbox では変更セットに対してクイックリリースはサポートされません。
• クイックリリース、パッケージのインストール、または通常のリリースのどれを使用するかに関係な
く、検証後にリリースを実行した場合は、すべての検証がクイックリリースの対象外になります。ク
イックリリースを行うコンポーネントセットを再度検証します。
長時間実行されているテストのパフォーマンス調整のリソース
必要または有効な場合、すべてのコンポーネントがリリースされた後に、Apexテストがリリースの一部として
実行されます。Apex テストの実行に長く時間がかかると、リリース全体が遅延します。実行時間が長い上位 5
つのテスト、つまり実行時間が 2 分を超えた上位 5 つのテストに、[リリースの詳細] ページで完了済みリリー
スのフラグが設定されます。効率化して将来のリリース時間を短縮できるように、これらのテストのパフォー
マンスを改善することができます。 パフォーマンス低下の原因は多数存在します。たとえば、テストデータ
を使用せずに組織データにアクセスする場合や、パフォーマンスの低い SOQL クエリや Apex コードを実行する
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Sandbox からの機能強化のリリース
リリースの監視
場合などが挙げられます。 Apex および SOQL のパフォーマンスのベストプラクティスを学ぶために使用できる
リソースをいくつか紹介します。
• 単体テストの組織データとテストデータの分離
• Working with Very Large SOQL Queries (非常に大きい SOQL クエリの処理)
• Web セミナー: Inside the Force.com Query Optimizer (Web セミナー: Force.com クエリオプティマイザのしくみ) (英語)
• Query and Search Optimization Cheat Sheet (クエリおよび検索最適化のための早見表)
• Performance Tuning for Visualforce and Apex Webinar (Visualforce および Apex のパフォーマンス調整の Web セミナー)
• Architect Core Resources (アーキテクト向けコアリソース)
関連トピック:
受信変更セット
送信変更セット
https://developer.salesforce.com/docs/atlas.en-us.api_meta.meta/api_meta/
https://developer.salesforce.com/docs/atlas.en-us.daas.meta/daas/
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