平成27年度喀痰吸引等研修(第一号・第二号研修)

平成27年度喀痰吸引等研修(第一号・第二号研修)
実 施 要 領
1
目
的
この研修は、社会福祉士及び介護福祉士法附則第3条に定める「介護の業務に従事する者」に
対する「第一号研修」及び「第二号研修」として「認定特定行為業務従事者」となるために必要
な知識及び技能を習得した上で、安全かつ適切な喀痰吸引等の医行為を行うことができる介護職
員等を養成することを目的とします。
2
実施主体
宮崎県
3
実施機関
社会福祉法人
宮崎県社会福祉協議会
4
協力機関
一般財団法人
潤和リハビリテーション振興財団
5 日程・会場
【第1回目】
○基本研修:講義(50時間)(別表1参照)
平成27年7月9日から7月30日までのうちの8日間(週2日間×4回)
【1回目】
日
程
場
所
時
間
1週目
H27.7. 9(木)~10(金)
(一財)潤和リハビリテーション 受付 8:30~
振興財団研修棟
講義
2週目
H27.7.16(木)~17(金)
9:00~17:00
3週目
H27.7.23(木)~24(金)
(講義 50 時間)
4週目
H27.7.29(水)~30(木)
○基本研修:演習(別表2参照)
平成27年8月3日から8月6日までのうちの1日を選択
会 場:一般財団法人 潤和リハビリテーション振興財団 大研修室
住 所:宮崎市大字小松1119
【第2回目】
○基本研修:講義(50時間)(別表1参照)
平成27年9月3日から9月25日までのうちの8日間(週2日間×4回)
【2回目】
日
程
場
所
時
間
(一財)潤和リハビリテーション 受付 8:30~
1週目
H27.9.3(木)~4(金)
振興財団研修棟
講義
2週目
H27.9.10(木)~11(金)
9:00~17:00
3週目
H27.9.17(木)~18(金)
(講義 50 時間)
4週目
H27.9.24(木)~25(金)
○基本研修:演習(別表2参照)
平成27年9月29日から10月2日までのうちの1日を選択
会 場:一般財団法人 潤和リハビリテーション振興財団 大研修室
住 所:宮崎市大字小松1119
【筆記試験】
第1回目、第2回目を統一して実施します。
期
日
平成27年10月13日(火)
受付 午前9時~
試験 午前10時~11時
会
場
宮崎県福祉総合センター人材研修館 4F大研修室
3F中研修室
(宮崎市原町2番22号)
【実地研修】(別表3参照)
基本研修の講義、演習、筆記試験終了後に平成23年度から27年度までに伝達講習会を修了
した指導看護師のいる施設等において、実際の利用者の協力を得て実施します。
○実施期間予定:平成27年11月~平成28年2月中旬頃
(※詳細については各施設等及び各受講者に別途連絡を行います。)
6 対 象 者
(1)特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、認知症(高齢者)グループホーム、有料老人ホ
ーム、障害者(児)施設等(医療施設を除く)、居宅サービス事業所等に就労している介護
職員等を対象とする。ただし、原則として現在喀痰吸引等を実施する利用者が施設又は在宅
におられ、第一号又は第二号の喀痰吸引等を実施している施設・事業所の介護職員等を対象
とします。
(2)原則として、平成23年度から26年度までに指導者(伝達)講習を受講した指導看護師
が在籍し、介護職員等の実地指導及び評価が可能な施設の介護職員等を対象とします。
(3)自施設以外での実地研修については、平成23年度から26年度までに指導者(伝達)講
習を受講した指導看護師が在籍する施設の協力が得られること。
(4)訪問介護事業所は、訪問看護ステーション及び関連施設との連携により平成23年度から
26年度までの指導者(伝達)講習を受講した指導看護師の協力が得られること。
(5)(1)~(4)以外は、平成27年度指導者(伝達)講習の受講申込みを予定している看
護師がいること。
7
定
員
第1回目:80名
第2回目:80名
なお、定員を超えた場合は、選考となりますので御了承ください。
8
受講料等
受講料は、県の「使用料及び手数料徴収条例」(平成 12年宮崎県条例第9号)により
22,000円となります(※詳細は受講決定後に案内します。)
※講習会で使用するテキストは各自購入してください。
9
旅費・昼食
旅費については各自負担となります。
昼食については、受付横で斡旋します。(お茶付き500円)
10
申込締切
別紙の受講申込書により、平成27年5月29日(金)までに申し込んでください。(必着)
11
その他
基本研修(講義・演習)、筆記試験合格に加えて、実地研修(第一号・第二号)の対象項目の
全て(第二号研修は任意の行為)を受講した者に対し、修了証明書を発行します。
(別表1)
基本研修(講義)の内容及び時間数
大項目
1 人間と社会
時間
中項目
1)個人の尊厳と自立
2)医療の倫理
3)利用者や家族の気持ちの理解
0.5
0.5
0.5
1.5
1)保健医療に関する制度
2)医行為に関係する法律
3)チーム医療と介護職員との連携
1.0
0.5
0.5
2.0
1)たんの吸引や経管栄養の安全な実施
2)救急蘇生法
2.0
2.0
4.0
1)感染予防
2)職員の感染予防
3)療養環境の清潔、消毒法
4)滅菌と消毒
0.5
0.5
0.5
1.0
2.5
1)身体・精神の健康
2)健康状態を知る項目(バイタルサインなど)
3)急変状態について
1.0
1.5
0.5
3.0
1)呼吸のしくみとはたらき
2)いつもと違う呼吸状態
3)喀痰吸引とは
4)人工呼吸器と吸引
5)子どもの吸引について
6)吸引を受ける利用者や家族の気持ちと対応、説明と同意
7)呼吸器系の感染と予防(吸引と関連して)
8)喀痰吸引により生じる危険、事後の安全確認
9)急変・事故発生時の対応と事前対策
1.5
1.0
1.0
2.0
1.0
0.5
1.0
1.0
2.0
11.0
1)喀痰吸引で用いる器具・器材とそのしくみ、清潔の保持
2)吸引の技術と留意点
3)喀痰吸引に伴うケア
4)報告及び記録
1.0
5.0
1.0
1.0
8.0
1)消化器系のしくみとはたらき
2)消化・吸収とよくある消化器の症状
3)経管栄養法とは
4)注入する内容に関する知識
5)経管栄養実施上の留意点
6)子どもの経管栄養について
7)経管栄養に関する感染と予防
8)経管栄養を受ける利用者や家族の気持ちと対応、説明と同意
9)経管栄養により生じる危険、注入後の安全確認
10)急変・事故発生時の対応と事前対策
1.5
1.0
1.0
1.0
1.0
1.0
1.0
0.5
1.0
1.0
10.0
1)経管栄養で用いる器具・器材とそのしくみ、清潔の保持
2)経管栄養の技術と留意点
3)経管栄養に必要なケア
4)報告及び記録
1.0
5.0
1.0
1.0
2 保健医療制度とチーム医療
3 安全な療養生活
4 清潔保持と感染予防
5 健康状態の把握
6 高齢者及び障害児・者の
喀痰吸引概論
7 高齢者及び障害児・者の
喀痰吸引実施手順解説
8 高齢者及び障害児・者の
経管栄養概論
9 高齢者及び障害児・者の
経管栄養実施手順解説
8.0
合計講義時間数 50.0
第1回目及び第2回目の詳細プログラムについては、受講決定後別途郵送します。
別表2
基本研修(演習)の内容及び回数
ケア等の種類
たんの吸引
経管栄養
実施回数
口腔内吸引
5回以上
鼻腔内吸引
5回以上
気管カニューレ内部
5回以上
胃ろう又は腸ろう
5回以上
経鼻
5回以上
救急蘇生法
1回以上
別表3
実地研修の内容及び回数
ケアの種類
口腔内の喀痰吸引
鼻腔内の喀痰吸引
気管カニューレ内部の喀痰吸引
胃ろう又は腸ろうによる経管栄養
経鼻経管栄養
実施回数
10 回以上
20 回以上
20 回以上
20 回以上
20 回以上
※1
厚生労働省令の改正により、「第二号研修」については、平成27年4月1日か
ら実地研修の対象に「気管カニューレ」と「経鼻経管栄養」の2行為が追加され(第
一号研修と同じ)、上記の5つの行為のうち実地研修を修了した任意の行為のみに
ついて、個別に認定特定行為業務従事者認定証の交付が受けられることになりまし
た。
※2 人工呼吸器装着者に対する喀痰吸引が必要な場合には、別途実地研修を行います。
【連絡先】
〒880-8515
宮崎市原町2-22 宮崎県福祉総合センター人材研修館1階
社会福祉法人 宮崎県社会福祉協議会 人材研修部
宮崎県社会福祉研修センター
担当:益田
TEL0985-23-5307 FAX0985-23-5306