発酵食品の特徴 いろいろな発酵食品 かつお節 み そ

 8月5日は、数字のごろ合わせから『発酵の日』に登録されています(日本記念日協会)。
発酵食品は、夏バテ対策にも向いています。発酵食品のひとつである甘酒は冬のイメージがありますが、
江戸時代には夏バテ防止の飲み物だったそうです。実は俳句でも「甘酒」は夏の季語なのです。
発酵食品の特徴
保存性の
健康によい
高さ
栄養成分が豊富
生きている
独特の風味
食べ物
いろいろな発酵食品
大豆
納豆 みそ しょうゆ テンペ など
魚
かつお節 アンチョビ 塩辛 くさや ナンプラー しょっつる など
肉
サラミ ソーセージ類 など
乳製品
ヨーグルト チーズ など
穀物
パン 甘酒 日本酒 酢 など
果物
梅干し バルサミコ酢 ワイン など
野菜
キムチ ピクルス メンマ ぬか漬け など
み
そ
かつお節
コレステロールの吸収を抑制し、老化防止に
かつお節菌によって、かつおのたんぱく質が分解され、
効果があると言われます。抗がんの作用も期待
うまみ成分のアミノ酸、イノシン酸を生み出しています。
されています。
ビタミンB群やカルシウム、グルタミン酸も含まれてい
ます。
納
ぬか漬け
豆
野菜をぬか漬けにすると、ビタミンB1の含有量が増えます。
大豆本来のたんぱく質、ビタミンB群、食物繊維に
これは、ぬか床に使う米ぬかがビタミンB群の宝庫だからです。
加え、腸の調子を整える納豆菌、血栓を溶かす作用の
また、発酵過程で植物性の乳酸菌が生まれます。生きたまま腸に
あるナットウキナーゼという成分が含まれています。
届く乳酸菌として有名です。
血栓は夜にできやすいので、夕食時に食べるとより
効果が期待できます。
甘
またカルシウムと一緒に摂取することで、骨粗しょう
酒
栄養価が高く吸収もよいので『飲む点滴』とも呼ばれています。
症の予防に効果的だといわれています。
甘酒は、酒粕由来のものと麹由来のものがありますが、どちらも
※ワルファリン(商品名ワーファリン等)を服用されている
アミノ酸が豊富で、エネルギー代謝に必要なビタミンB群も多く
方は、医師の指示に従ってください。
含んでいます。
キムチ
ヨーグルト
整腸作用や骨粗しょう症の予防効果は
野菜についている植物性乳酸菌と
もちろん、コレステロールの抑制や、抗
キムチを漬ける時に欠かせないアミ
がん作用も期待されています。
やイワシなどが発酵し、旨みが重な
りあった漬物です。
ワイン
ワインには、高い抗酸化作用がある
酢
ことが知られています。
防腐・抗菌効果、食欲増進や疲労
またワインに含まれるポリフェノー
回復のサポート、減塩料理のうまみ
ルが、血圧の抑制や、動脈硬化の予防、
を増幅、カルシウムの吸収率アップ
抗がん作用などがあることで、注目さ
などの健康効果があります。
れています。
ふだんから、多種類の発酵食品を
食べていると、腸内環境が整えられる
といわれています。
毎日の食事に、いろいろな発酵食品
を取り入れてみましょう。