TB67H400AFTG評価基板説明書 2015年11月27日 Re v.1.0 1 【概要】 TB67H400Aは、定電流PWM制御方式、ダイレクトPWM制御方式の両方に対応した、 2chのブラシDCモータドライバで、2つのブラシDCモータを独立制御可能です。 BiCDプロセスを採用し、出力耐圧50V 、最大定格電流4.0A/chを実現しています。 Largeモードを使用した場合は、最大定格電流8.0Aの1chのブラシDCモータドライバ としても使用できます。 本評価ボードではIC評価をするための部品を実装しており、定電流PWM駆動、ダイレ クトPWM駆動にて、ブラシDCモータを制御することが可能です。 TB67H400Aを使ったブラシDCモータの制御性を是非、体感してみて下さい。 【注】 使用に当たっては熱的条件に十分注意してください。 また、各制御信号について、下記URLのICの仕様書をご参考にしてください。 http://toshiba.semicon-storage.com/info/lookup.jsp?lang=ja&pid=TB67H400AFTG なお、この評価ボードの用途はモーター制御の評価・学習用に限ります。市場に対し ての出荷はなさらないようお願い申し上げます 販売元 http://www.marutsu.co.jp/ マルツエレック株式会社 〒101-0021 東京都千代田区外神田5-2-2 セイキ第一ビル7F Tel:(03)6803-0209 FAX:(03)6806-0213 仙台上杉店・秋葉原本店・秋葉原2号店・静岡八幡店・浜松高林店・名古屋小田井店 金沢西インター店・福井二の宮店・福井敦賀店・京都寺町店・大阪日本橋店・博多呉服町店 2 評価基板の接続方法 ブラシDCモータ ブラシDCモータ シルク名称-信号名称対応表 シリーズ製品と共有基板となっている為、基板 上のシルク名称と信号名が異なります。ご注意 願います。 シルク名称 L_OUT 38 39 VREFB 42 OSCM 44 45 46 47 2 3 4 信号名 NC NC NC VREF HBMODE OSCM INA1 INA2 PWMA PWMB INB1 INB2 TBLKAB VM 電源VM (10V~47V) GND Vref(A/B軸兼用) モータ電流設定用基準電圧 Vref (0V~3.6V) 3 評価基板の設定1 モータ電流の設定 設定モータ電流値 Iout(max) = VREF(gain) x Vref(V) RRS(Ω) VREF(gain):VREF減衰比は 1 / 5.0 (typ.)です。 本基板は、RRS=0.22Ωの設定となっております。 RRSB R_VRF1 R_VRF2 実装領域 RRSA JP_VRF2 JP_VRF1 R_VRF1とR_VRF2に分圧用の抵抗を実装し、 JP_VRF2をショートする事により、内蔵レギュレー タのVCC電圧から、Vref電圧を生成することが可 能です。 Vref モータ電流波形 Charge 設定モータ電流値 Slow Fast 4 評価基板の設定2 モータ定電流チョッピング周波数の設定 チョッピング周波数設定式 fOSCM = 1 / [0.56 x {C x (R1 + 500)}] fchop = fOSCM / 16 C R1 fchop=40kHzから150kHzを推奨します。 本基板は、 100kHz設定となっており、 C=270pF、R1=3.6kΩの部品が実装さ れております。 モータ電流波形 Charge Slow Fast チョッピング周波数fchop 5 評価基板の設定3 モータの動作設定 【ジャンパー部拡大】 ジャンパーにてLevel固 定する場合のLevel VDD端子 JP_VCC 本評価基板には、TB67H400AFTGの動作設定を 行うための、上図の様なジャンパーを設けており ます。 ジャンパーにて機能を選択する場合は、JP_VCC をショートしていただくか、VDD端子からHigh Levelの供給を行ってください。 ジャンパーに近い、白枠内のシルクが固定される Levelを示しています。使用する機能設定に従い、 ショートさせる位置を変更して下さい。 また、外部から信号を入力される場合は、ショート ピンを外してご使用ください。 6 評価基板回路図 CONNECTOR 38 VCC L_OUT VM NC25 24 NC24 38 23 NC23 39 22 40 21 41 20 IC実装部 43 44 SW44 NC48 16 46 15 47 14 48 13 NC13 2 3 4 5 6 7 NC6 46 OUT_A- NC14 OUT_A+ CON3 CONNECTOR CON1 8 9 10 11 12 NC9 R_RSA SW45 C_VM2 OUT_AOUT_A+ 45 NC1 45 OUT_B- 18 17 1 CON2 OUT_B+ 19 44 R_MOUT OUT_B- NC12 C_OAP OSCM CONNECTOR C_OAM 42 + OUT_B+ C_OBM NC37 37 JP_VRF1 C_VRFA NC28 NC31 NC33 36 35 34 33 32 31 30 29 28 27 26 25 42 SW42 RSB C_OBP R_ID NC36 R_VRF2 C_VRFB VREFB JP_VRF2 C_OSCM R_OSCM JP_VCC R_VRF1 SW4 C_VM1 R_RSB 39 3点トグル スイッチ or ジャンパー C_VCC R_LOUT CON5 RSA はソケットピンを示しています。 はチェックピンを示しています。 SW46 47 青線はパワー系のライン になるため、太い配線と していただきたく。 SW47 SW3 SW4 C_VDD SW2 CONNECTOR はジャンパーを示しています。 は半田ランド+スルーホールを示しています。 (面実装部品用のランドに、スルーホールを空けたもの をご用意いただきたく。) は半田ランドを示しています。 CON4 2 3 4 VDD 7
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