家庭生活の中で、子どもに役割を持たせるためのポイントとして、前号では1つのポイ ント「お手伝いが必要な環境をつくる」を紹介しました。 ちょっとした工夫でお手伝いをしなければいけない場を 子どもに与えることができます。 たとえば冷蔵庫をのぞいて・・・ 「あれ、〇〇がない。△△ちゃん、今、手が離せないんだけど、 お使いに行ってきてくれないかな?」 と声をかけてみるのも効果的です。 親が一方的に難しいことをさせていませんか? 難しいことをさせようと思っても、長続きしません。 「靴並べかお皿運び、どちらか手伝ってほしいなぁ。」 「〇〇ちゃん、お風呂掃除はできるかな・・・?」 と、子どもの年齢や発達状況に応じたお手伝いを提案しまし ょう。そうすると、子どもは「やりたいな」 「やってみよう」 という気持ちになるものです。 親の都合だけで、お手伝いを決めていませんか? お手伝いの内容が、実際にできるのか、どんなことなら自 分から進んで行うのか、どれくらいの頻度だったら無理なく できるのかがポイントです。できることがだんだん増えるこ とは、子どもの自信と意欲を高めます。
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