不祥事防止指導研修会 - 農林中金アカデミー

県域職員を対象に実施した研修の内容をご紹介します
各県のJA信用事業職員向け「不祥事未然防止研修会」の円滑な実施をサポート!
研修名
目的
不祥事防止指導研修会
各県で実施される「不祥事未然防止研修会」における指導(インストラクション)力の養成
日 程
9月16日(水)〜 9月18日(金)
〈3日間〉
講 師
のぞみ総合法律事務所 川西 拓人 講師、株式会社ソシオテック研究所 山田 和宏 講師
対象者
信連などのJ A 向け研修講師担当者
今回の研修は、前半で不祥事防止にかかる知識習得
受講生からは、
「これまでも研修資材の提供はあった
のための講義を行い、後半部分では県域で1日の日程で
が、模擬講義を通じ講師スキルを学ぶのは初めてで良
「不祥事未然防止研修会」を行う場合のテキストを基に、
かった」といった評価をいただきました。一方で、
「すでに
研修会を円滑に進めるための具体的な講師スキルを身
地元での研修は実施済みのため開催時期が少し残念」あ
に付けていただきました。下の表は、県域で実施するJA
るいは「現場でこれだけの時間(1日、5時間)を取って研
職員向け研修のモデルプランです。受講者の方々は順番
修するのは難しい」といった改善要望もありました。これ
に講師役となって県域での研修を想定したロールプレイ
らのご意見は、来年度の本研修開催に向けて検討してま
を行い、他の受講生と良かった点・改善点の意見交換を
いりたいと思います。なお、プログラムをお示ししたJA職
行うなど実戦的な演習を行いました。
員向け研修にご興味のある方は、当社にご相談ください。
JA職員向け「不祥事未然防止研修会」のプログラム
時間
10:00
10:10
10:15
セッション
内容
はじめに
●
JAにおける
不祥事の
発生状況
不祥事事例研究
受講者
の声
不祥事未然防止を担当する者として、研修内容に大いに
興味があり受講しました。一方的に学習するというよりは、
自発的に考え、意見を述べる機会が多く、固く構えがちな内
容でも理解しやすかったと思います。全体
的に双方向のコミュニケーションが重視さ
れており、受講者同士で情報や知恵を共有
することができたことも、とても有意義に
感じました。
JAの使命
不祥事の影響
● JAにおける不祥事の発生状況
●
●
不祥事の手口
不祥事が発生するメカニズム
● 事例研究
●
●
11:55
昼食(45分間)
12:40
(事例研究続き)
14:20
15:45
15:55
16:00
不祥事の防止
不祥事発生後
の対応
研修会の
振り返り
研 修 設 計 者からのメッセージ
株式会社ソシオテック研究所 開発グループ
ソーシャルストライクチーム 主任リサーチャー
金子 勝俊さん
機会の側面からの防止(店舗事務処理に関
する8項目の確認、事務処理の基本、管理
者のチェック、支店長の役割)
● 動機の側面からの防止
(兆候をつかむ、モ
ラルの維持、
行動規範)
● 一人ひとりの心がけ
●
本研修は各県で開催される「不祥事未然防止研修会」での指導
力を養成するものですが、最終的なゴールは、この「研修会」を通
してJA職員の不祥事未然防止意識がますます高まり、
所属先JAが
継続的に不祥事ゼロの状態になることだと考えて設計しました。
このゴールに到達するために、本研修は指導に必要なスキルの習
得に焦点を当てた、実践的な内容になっています。効果的な伝え方
から研修会における演習の進め方までを体験的に学びます。きっ
と現場における指導に自信がもてるでしょう。また、
研修のさまざま
な場面で受講生同士、
日頃の取り組みの経験や知恵の交換もでき
ます。
多くの方にこの研修を受講して指導力を身に付けていただき、
不祥事ゼロの状態の継続に少しでも役立てればと思います。
初動対応(情報収集・調査)
JA内対応(方針・対策)
● 被害者・組合員への対応
● 対外公表
(広報・マスコミ対応)
● 再発防止策の策定・実践
● 関係者の処分初動対応
(情報収集・調査)
●
●
●
●
ポイントの振り返り
ゴールの確認
終了
JAバンク情報 JAバンク 2015.11
JA愛媛県信連 JAバンク基盤強化部 基盤対策課
課長補佐 長井 弘幸さん
研修会の目的
● 研修会のゴール
● 参加姿勢
● プログラム
2
アカデミーからのお知らせ
JA職員向け
研修のご紹介
第38回検定試験
(平成28年2月6日実施)の
受験申込み受付について
「中堅職員スキルアップコース」
次回検 定試 験の申込みを平成27年11月4日
(水)
今月は、当社がJA職員向けに標準的なカリキュラムをご提供する
す。通信教育など日頃の学習を確認する観点から、
~平成27年12月1日
(火)の期間受け付けておりま
積極的な受験をお願いします。
「標準プログラム研修」の中から「中堅職員スキルアップコース」を
ご紹介いたします。この研修は、J A の現場力強化に向けた諸施策
■実施科目
(渉外・窓口の現場営業力強化、CS活動、事務堅確性向上運動など)
種目
科目名
基礎
信用事業基礎、年金基礎、
渉外基礎、JAバンクローン基礎
中級
貯金実務、為替・決済実務、
融資実務、農業融資実務、
年金実務、JA住宅ローン実務
を実践・実現していく現場のリーダーに必要なコアスキル(分析力・
創造力・プレゼンテーション ※1・ファシリテーション ※ 2 など)を
習得するものです。スキル別に2日間で行う3種類のコースを用意し
ており、単独でも、自由に組み合わせても実施することが可能です。
管理者
詳しい内容は次のとおりです。
※ 1 聴衆に対して情報を提示し理解を得る行為
※ 2 集団活動がスムーズに進むように支援すること
受験料(税込)
2,700円
3,240円
JAバンク信用事業管理者
県域職員向け研修の募集開始!
11月より、下記の県域職員向け全国研修の募集
スキル別コースA
「問題発見・仮説構築」
が開始されました。ふるってご応募ください。
1日目
現場リーダーに求められることの確認、複眼的思考の演習、現場
(フィールド)を観察し仮説をつくる演習を行います。
2日目
仮説を検証するためのインタビューの基本技術、問題の共有化のため
のストーリーテリングの技術を学びます。
スキル別コースB
「論理的思考力・文書作成力」
窓口セールス指導実践
融資事務担当者
債権管理・回収実践
法務フォロー
講 師からのメッセージ
1日目
「論理的」
とは何かを確認したうえで、
自分の考えを整理した思考方法から相
手にとってわかりやすく、的確な情報提供ができるアプローチを学びます。
2日目
目的と読み手の分析、根拠の切り口、要素分解、わかりやすさなど、具
体的な文章作成のアプローチを行います。
スキル別コースC
「プレゼンテーション・ファシリテーション」
1日目
ファシリテーターとは何か、1対1のコミュニケーションスキルなどにつ
いて確認し、
プレゼンテーションの基本について学習します。
2日目
プレゼンテーションの実践演習と振り返りを行ったうえで、改めてファ
シリテーティングコミュニケーションスキルを理解します。
学校法人産業能率大学 総合研究所
経営管理研究所 研究員 中村 浩史 講師
本コースは、中堅職員に求められる思考スキルと対人的スキ
ルの向上を目的として、計6日間実施いたします。一方的な講
義形式ではなく、皆さまと双方向型で進行します。演習では、映
像教材を盛り込んだ体験型グループワークなども用意していま
す。皆さま同士が刺激を与え合い、手や頭、口を動かす実践的な
内容ですので研修の開催をお待ちしております。
〈プロフィール〉2001年、学校法人産業能率大学入職。職場マネジメント、キャリアデ
ザインなどの研修プログラム作成、事業活動評価システムの構築、教育体系の構築に
おける指導活動を展開。また組織診断、個人能力診断などの活動に従事。
ここでご紹介しているのは、当社が県域のご要望に応じて講師を派遣する研修です。
ワン
ント
ポイ
講座
ホームページに掲載しているコラムのご紹介
【コラム】──「良い職員を採用し、
育て、
やめさせない」経営の重要性
優秀な人材を獲得し、育て、やめさせないことがJAのみならず一般企業でも最大の経営課題になって
きました。これは、20代から30代前半のY世代と呼ばれる若手をいかに惹きつけるかの戦いです。
こうした世代は、社会的にやりがいがあり、相互に研鑽できる仲間に恵まれ、そして、教育機会に満ち
立命館大学
経営大学院客員教授
やまもと し ん じ
山 本 真司 講師
今月のコラム
た職場での自己成長に価値を見出します。よって研修の充実という対処療法を超えた抜本策が求められ
ます。それは経営品質の向上、職場風土の革新をも必要とします。これなしにはJAの明日は見えないので
はなかろうかと考えます。
コラム「『良い職員を採用し、育て、やめさせない』経営の重要性」
金融法務に関するコラム「相続預貯金の払戻しと金融機関の不法行為責任」
税務に関するコラム「飲食費の法人税における取り扱いの整理」
(今月、当社ホームページにアップいたします。
)
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JAバンク情報 JAバンク 2015.11