平成 27 年 6 月 20 日 京セラ川内セミナー体験ツアー報告書 東大阪営業所 井上祐輝 日時:平成 27 年 6 月 12 日(金)~13 日(土) 場所:京セラ鹿児島川内工場 【川内セミナースケジュール】 12:40 京セラ経営の特徴と実践 鹿児島出身の稲盛名誉会長が作り上げた経営哲学 人の心をベースとする経営から生まれた京セラフィロソフィとアメーバ経営 ・心をひとつにして経営する・原理原則にしたがう・お客様第一主義を貫く 全員参加で経営する・公明正大に利益を追求する=京セラフィロソフィ ・ 組織を小集団に分け 独立採算制により運営し 経営者意識を持ったリーダーを 育成し 全従業員が参画する全員参加経営=アメーバ経営 アメーバ経営のメリット ① 目標が見えること ② ムダの発見・排除が可能なこと ③ 変化に対し柔軟に対応できること ④ 全員の採算意識が生まれ改善や技術の向上に繋がる ⑤ リーダーの条件を兼ね備えた優秀な人材が育つ 13:45 工具工場見学とデモ加工 工場見学 成形 焼成(焼結) 研削 検査 の各工程を見学 成形工程ではチップをひとつづつプレスしていた サーボプレスに圧力の補正値をフィードバック サイクルタイムは6~7秒 デモ加工 TN620 のサーメットの旋削加工が印象に残る 周速200M 以上の高速領域にも対応しながら周速50M 前後の低速領域 でも加工できる高靭性で耐チッピング性能を維持 15:55 京セラの提案するコストダウン手法 ① テクニカルセンターの活用によるコストダウン(関西は滋賀県野洲市) 全国のテクニカルセンターにおいて 高速度カメラやサーモグラフィー 切りくず発生のシュミレーションソフトを使い最適工具の提案 ② お客様でのツーリングサーベイの実施や定例刃具改善打合せ会の実施 16:35 川内セミナーの活用事例 お客様の経営層やキーマンに川内セミナー工場見学のご提案 京セラ経営などの切り口も使い工場にお越し頂き宿題を頂く 帰社後すぐ訪問し宿題について改善活動開始し関係強化へ 所感 今回初めて京セラ川内工場を見学そしてセミナーを受けさせて頂きました。 京セラさんの販売店と一体となりツーリングサーベイや定例刃具打合せ会に取組みたいと いう姿勢や、川内セミナーへ来て頂いたお客様に対応する自信を感じましたし、その姿勢 は迫力あるものでした。他社でもツーリングサーベイは行なっていますが、少し熱意が違 うように感じました。敵になると恐ろしいですが味方になるとこんな心強いことはないと も感じました。ぜひともそれ相応の購買力のある先で取組めるよう活動をしていきます。 製品の中ではデモ加工で見た TN620 のサーメット材種が良かったと思います。硬さと靭 性を兼ね備えており現場での様々な形状に対応できると感じました。いびつな形状や細い シャフトものなど低速領域での加工が優れていると感じました。またお客様に提案してい きます。 この 2 日間、京セラ様をはじめ関係者様各位には大変お世話になりましたので、京セラ 拡販に努め、少しでも恩返しが出来るよう日々活動していきます。 以上
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