起業チャレンジ奨励事業 助成金の手引き【保存版】 平成26年度 経営支援グループ 創業・経営革新チーム 〒950-0078 新潟市中央区万代島5番1号「万代島ビル」9階 電 話 025(246)0051 FAX 025(246)0030 URL http://www.nico.or.jp 目 次 1 助成金交付スケジュール 3 2 事業を始める前に 4 3 物品の購入等について 4 4 支払い方法について 6 5 経費区分ごとの注意事項 7 6 11月30日になったら 9 7 事業計画の内容が当初計画と変わってきたら 9 8 事業計画を中止(廃止)したい 9 9 事業計画が予定の期間内に終わりそうもない 9 10 事業計画が終わったら 10 11 助成事業完了前の助成金の請求について 10 12 企業化状況の報告 11 13 工業所有権の申請、取得をしたら 11 14 収益が生じたら 11 15 助成金で取得した物品を処分したい 11 16 不正不当な行為に対する処分 11 17 その他 11 -2- 1 助成金交付スケジュール 【事業の流れ(交付決定以降)】 ①事業遂行状況報告 商 工 会 議 所 ・ 商 工 会 ②事業実績報告 申 I 相談・フォロー ③助成金支払い(精算) 請 アップ N C 者 大きな変更(移転、事業休止等) O があった場合、連絡 ④企業化状況報告 【交付決定者全員】 年月日 事務手続 ① 事業遂行 平成26年11月30日 状況報告 内 容 提出書類 事業遂行状況報告書の提出 (提出期限:平成26年12月10日) 第5号様式 ※既に実績報告を提出済みの場合は提出不要 助成事業の完了後 ② 事業実績 随時 報告 (事業完了期限) 平成27年2月28日 平成28年2月28日 ③ 助成金 支払い ④ 企業化状況 報告 助成事業の完了(平成27年2月28日まで) ・営業開始、 開業届提出(個人)、法人設立登記(法人) ・営業許可取得 ・助成対象経費の支払い完了 ↓ 事業実績報告書の提出 (提出期限:平成27年3月10日) 第6号様式 第10号様式 交付される助成金額の確定(必要により現地確認) 助成金の支払い 企業化状況報告書提出(提出期限:平成28年3月18日) 第7号様式 【必要な方のみ】 平成26年9月30日 または 平成26年11月30日 (事業完了前に助成金の交付を希望する場合のみ) 概算支払請求 概算支払請求書の提出 提出期限: 9月30日→10月10日 11月30日→12月10日 (1回のみ) 随 時 事業内容の変更 事業の中止 事業の遅延 財産の処分 合い見積不可 事業の内容の変更承認申請書 事業の中止(廃止)承認申請書 事業遅延等報告書 財産処分承認申請書 合い見積をとれない理由書 -3- 第8号様式 第10号様式 第2号様式 第3号様式 第4号様式 第9号様式 第11号様式 2 事業を始める前に 採択者におかれましては、適正な事業の実施のため、本手引きを熟読された上で事業に臨んでい ただきますようお願いいたします。 なお、適正な事業の実施がなされることを確認するため、事業実施期間において必要の都度、事 業の現地調査等を行います。 事業遂行上の営業活動を記録し、その都度、各種契約書類、支払証拠書類、図面、写真、仕様書 の整理をおこなってください。 ※後日、事業遂行状況報告や事業実績報告の際に必要となります。 3 物品の購入等について (1) 助成事業の実施期間は平成26年6月27日(交付決定日)から平成27年2月28日までです。 その期間に発注・契約、支払などを行った費用が助成対象経費となります。 ※1 例外的に人件費、店舗等賃借料、設備のリース料について、交付決定日より前の契約であっても、事業 実施期間内の経費は補助対象とすることができます。 ※2 人件費の支払(給与等の支払が月末締め→翌月払いとなる場合が多いため)やクレジットカード等によ る支払い(実際に口座引き落としが翌月あるいは翌々月になるため)には、十分気を付けてください。 (2) 助成金の交付は、原則として助成事業の完了(事業実績報告書の提出)後となります。 助成事業の実施期間中に支払いを完了した助成対象経費について、助成事業完了後に精算払いに て補助金を交付します。 (3) 領収証等の支払証拠書類には、必ず宛名と購入した物品名を記載してください。 宛名は申請者名または会社名としてください。本人と異なる場合や、日付や物品名が記載されて いない領収証等(「お品代」など)は認められませんのでご注意ください。 (4) 助成対象物品の取得にあたっては、取得価格、技術的性能等を十分勘案の上購入してください。 -4- また、助成事業により取得した物品とわかるよう、助 などの表示をしてください。 ※ 助成金により取得した物品は、この事業以外の目的へ使用しないでください。助成事業完了後にお いても、助成事業の目的にそって、効率的な運用を図ってください。 (5)収支を記載する助成事業用の書類を設け、明記しておくことをおすすめします。物品等の購入によ り、支払いが生じた場合は、その都度、「支払状況表」(第6号様式-別表)に記載してください。 (6)設置金額が10万円以上の取得物件は、財産台帳(様式 ―財産1)及び法定帳簿(固定資産台 帳)に記帳してください。 -5- 4 支払い方法について (1)助成対象経費の支払いについては、以下の点に留意してください。 ア 支払いは、銀行振込み、銀行口座振替、小切手、自己振出の約束手形のいずれかによること。 ※クレジットカードでの支払いも可能ですが、本人・会社名義のカードに限ります。配偶者名 義のカードによる支払は認められません。 イ 他の取引との相殺による支払いは行わないこと。 ウ 原則として現金(キャッシュ)による支払いは行わないこと。ただし、公的機関等への支払い について、銀行振込による支払いが不可能である場合等を除く。 ご注意ください! エ 回し手形による支払いは行わないこと。 オ 支払いは、助成事業の実施期間の終了日(平成27年2月28日)までに行うこと。 カ 小切手、約束手形の当座勘定からの出金は、助成事業の実施期間の終了日(平成27年2月 28日)までに行うこと。 キ 助成対象外物件との混合払い(まとめ払い)をする場合は、助成対象物件の支払いが確認可能 な証拠書類を整理すること。 ク 銀行振込の場合、振込手数料は助成対象外となります。 (2)支払証拠書類の整備 助成対象経費にかかる支払関係書類(以下、「支払証拠書類」という)は、「支払状況表」(第6号 様式-別表)などにより、費目(経費区分)別に整理しておいてください。 なお、小切手及び手形の控え、帳簿の該当欄及び伝票類には 助 などの表示をしてください。 【支払証拠書類とは】 ① 見積書、 ②発注書または契約書、 ③納品書、 ④請求書(請求明細書) ⑤ 銀行振込受領書(銀行振込みの場合) 実際の振替が確認できる預金通帳の写し(口座振替の場合) 手形・小切手の耳、当座勘定照合表、領収書(手形・小切手で支払った場合) 振込指定日の記載がある振込依頼書の写し、実際の振込みが確認できる預金通帳の写し 銀行が運営する Web 上で振込が証明できるもののハードコピー(ネットバンキングの場合) 等 ※証拠書類が不備で支払いが確認できない場合は、助成金のお支払いはできません。 (3)支払証拠書類に関する注意事項 ア 50万円以上(単価ベース)の助成対象物件取得に際しては、合い見積りをとってください。 イ 事業進捗に支障をきたすなどの理由で、合い見積りをとることが困難な場合は、その旨の理由 書(第11号様式)を提出してください。 ウ 混合払いの場合、助成対象経費の支払いが確認可能な証拠書類の整理が必要となります。 エ 証拠書類の中で、助成対象経費が分かりにくいものについては(例えば、混合払いなど)、 当該箇所にマーキングしてください。 オ 発注書又は契約書は、通常発行していない場合でも、本事業用に作成ください。 -6- 5 経費区分ごとの注意事項 ○事業拠点開設費 事業開始に必要な費用のうち、以下の費用が対象となります。 (1)事業開始に必要な機械設備・工具器具等の購入・改良・借用・修繕に要する費用 a 具体的には、事業推進に必要不可欠な機械設備・工具器具等の購入または自社建造・改良・修繕 に係る鋼材等の費用に要する経費をいいます。 b また、事業推進に必要な機械設備・工具器具等を外注により建造・改良・修繕させた場合、これ に要する経費も助成対象となります。 c 不動産の取得に係る費用は助成対象とはなりません。 【提出書類】 4(2)の支払証拠書類、 その他(カタログ、仕様書、写真) 4 (2)事業所の増改築費 具体的には、事業推進に必要不可欠な事業所の増改築に係る経費をいいます。事業所の新築にかか る経費は助成対象外となります。また、事業以外の目的にも使用する部分の経費は対象外とします。 ※住居兼店舗(事業所)の場合は、経費が明確に区分できるようにしてください。 【提出書類】 4(2)の支払証拠書類、 その他(発注図面、写真[工事前、工事中、完成時]) (3)事業用車輌購入費 事業用車輌の購入費用で、乗用車(3ナンバー、5ナンバー)は対象外となります。 ただし、旅客運送業(タクシー等)に利用するものは対象となります。 また、取得税や重量税などの租税公課等も対象外となります。 (4)法人登記費用 法人設立登記に関する経費をいいます。定款認証手数料(公証人役場への支払い)は対象となります が、印紙、登録免許税などの租税公課等は対象外となります。 (5)消耗品費 事業拠点の開設に必要と認められる消耗品費です。材料費や仕入等に係る費用は対象外となります。 (6)その他必要と認められる費用 上記以外で、特に必要と認められるものに限ります。具体的には事務所等賃貸借契約の初期費用 (契約手数料・礼金等。ただし、敷金等一時預かり金や印紙代等を除く)などです。 【提出書類】 4(2)の支払証拠書類、 その他(車検証、事務所賃貸契約書の写し など) -7- ○事業促進費 事業促進に必要な人件費、賃借料、光熱水費、通信運搬費、広告宣伝費等です。 (1)人件費 (申請者本人、3親等以内の親族を除く) 申請者本人、3親等以内の親族を除く従業員の給料(賞与を含む)をいいます。雇用保険の一般被保 険者以外の方も対象となります。諸手当や社会保険料等の生活保障に関する経費は含みません。 【提出書類】 雇用保険被保険者資格取得等確認通知書、出勤簿又はタイムカード(入社日から助成対象期間 分)、賃金台帳(雇入れ月及び助成対象期間分)、労働者名簿、雇入通知書または雇用契約書、 領収書(銀行振込受領書など) (2)賃借料 具体的には、事務所の賃料、事業推進に必要不可欠な機械設備・工具器具等のリースに要する経費 をいいます。 【提出書類】 4(2)の支払証拠書類、 その他(賃貸借契約書) 事務所等の賃貸借契約日は交付決定日以前 でも構いません。 (3)水道光熱費 具体的には、事業所内で業務に使用したことが認められる水道、ガス、電気代などをいいます。 【提出書類】 4(2)の支払証拠書類 (4)通信運搬費 具体的には、業務に使用したことが認められる電話代、運賃などをいいます。 ※切手の購入費用は対象外です 【提出書類】 4(2)の支払証拠書類 (5)広告宣伝費 具体的には、不特定多数の人を対象とした商品や会社の広告などのために支出する費用をいいます。 【提出書類】 4(2)の支払証拠書類、 その他(チラシ、パンフレット、ポスター等の成果物等) (6)その他必要と認められる経費 特に必要と認められるものに限ります。事前に当機構までご相談ください。 -8- 6 11月30日になったら 事業遂行状況報告書、支払状況表(第5号様式)を平成26年11月30日現在において作成し、下 記の書類を添付して、提出期限までに機構に提出してください。 【添付書類】支払証拠書類の写し ※4(2)に掲げる支払証拠書類の写しを必ず添付してください。なお、証拠書類の確認がスムーズに 行えるよう整理した状態(支払状況表に番号を付けるとともに、証拠書類にも同じ番号を付けること) で提出してください。 ※支払証拠書類の写し実績報告時において再度提出が必要となるので注意してください 【提出期限】平成26年12月10日 ※提出期限までにこの報告書の提出がない場合は、交付決定の取り消しとなりますのでご注意ください。 7 事業計画の内容が当初計画と変わってきた 当初計画と比べて事業の内容や助成対象経費が大幅に変更しそうな時は、事前に承認が必要です。当 機構へ相談し、事業内容の変更承認申請書(第2号様式)によって届け出てください。 8 事業計画を中止(廃止)したい 事前に承認が必要です。早めに事業の中止(廃止)承認申請書(第3号様式)によって届け出てくだ さい。 9 事業計画が予定の期間内に終わりそうもない 事前に承認が必要です。早めに事業遅延等報告書(第4号様式)によって届け出てください。ただし、 助成事業の実施期間(平成27年2月28日まで)より遅延することは認められません。 -9- 10 事業計画が終わったら 事業実績報告書、助成事業報告書、支払状況表(第6号様式)を作成し、下記の書類を添付して機構 まで提出してください。 【添付書類】 例えば・・・ ・開業届(「個人事業の開業等届出書」)または登記事項全部証明書 美容業 ⇒ 美容所検査確認済証 ・営業許可証の写し(届出や許認可が必要な業種のみ) 飲食業 ⇒ 食品営業許可書 ・2名以上(※)の雇用保険資格取得等確認通知書の写し(交付決定金額が 100 万円を超える方のみ) ※商店街(新潟県商店街実態調査の対象となった商店街組織が存在する地区)に事業所を設置する場合、 または買い物環境の改善が図られる事業の場合は1名以上 ・銀行口座確認書(第10号様式) ・支払証拠書類の写し 「事業遂行状況報告書」に添付した支払証拠書類 の写しも再度、提出してください。 ※4(2)に掲げる支払証拠書類の写しを必ず添付してください。なお、証拠書類の確認がスムーズに 行えるよう整理した状態(支払状況表に番号を付けるとともに、証拠書類にも同じ番号を付けるこ と)で提出くださるようご配慮ください。 【提出期限】 <助成事業完了の時期> <提出期限> 平成27年2月28日以前 完了後10日以内 平成27年2月28日 平成27年3月10日 ※提出期限までにこの報告書の提出がない場合は、交付決定の取り消しとなりますのでご注意ください。 11 助成事業完了前の助成金の請求について 助成事業完了前であっても、創業後(開業届の提出や法人の設立登記だけでなく、実際に営業を開始 後)であれば、既に支払済みの助成対象経費について助成金を請求することができます。ただし、請求 限度額は交付決定金額の1/2以内とし、請求時期は9月末と11月末のいずれか一回のみとなります。 助成金概算支払請求書、助成事業報告書、支払状況表(第8号様式)を作成し、下記の書類を添付し てそれぞれの提出期限までに機構に提出してください。 【添付書類】 上記 10 「事業計画が終わったら」に記載されている添付書類と同じ書類が必要です。 注意 助成金概算支払請求時に提出された支払証拠書類(写し)は、事業実績報告時において再度提 出が必要となります。 【提出期限】 9月30日現在の請求 → 平成26年10月10日 11月30日現在の請求 → 平成26年12月10日 - 10 - 12 企業化状況の報告 助成事業に係る過去1年間の成果を企業化状況報告書(第7号様式)により機構まで報告してくださ い。 作成期間:助成事業完了後 1年間 (決算書もあわせて提出すること。決算期が未到来の場合は、直近月の月次残高試算表を作成し提出 すること。) 【提出期限】 平成28年3月18日 注意 この報告書の提出がない場合は、助成金の返還となりますのでご注意ください 13 工業所有権の申請、取得をしたら 助成事業に基づく発明、考案等に関して、特許権、実用新案、意匠権などの工業所有権を、助成 事業終了後5年以内に申請、取得したときは、企業化状況報告書にその旨を記載して届けてください。 14 収益が生じたら 助成事業の実施結果の企業化、工業所有権の譲渡又は当該助成事業の実施結果の他への供与による 収益が生じた時は、交付した助成金の全部又は一部を機構に納付していただくことがあります。 15 助成金で取得した物品を処分したい この助成金により取得した財産で、取得価格又は効用の増加額が50万円以上の財産の処分制限期 は1年間です。やむを得ない理由により、財産を処分する場合は、事前に財産処分承認申請書(第9 号様式)を提出してください。 16 不正不当な行為に対する処分 以下の行為を行うと、助成金の交付の決定を取消し、交付した助成金の返還を命じ、場合によって は違約金を賦課することがあるので充分注意してください。 (1) 助成金の他の用途への転用 (2) 交付決定の内容又は交付条件に対する違反 (3) 法令又は県の処分に対する違反 (4) 定められた必要な事項の報告しないこと、若しくは虚偽の報告をすること。 17 その他 ご提出いただく全ての書類は日本工業規格A4版で作成ください。 - 11 -
© Copyright 2024 ExpyDoc