社会保険(法定福利厚生制度)

社会保険(法定福利厚生制度)について
福利厚生制度とは・・・企業が労働者(本人の家族を含む場合もある)に対して、仕事・家庭生
活の改善や向上を図ることを目的に行う諸施策
【参考】(注)具体的な給付の金額は勤続年数や退職時の年齢等の条件により異なります。
労災保険とは
・ 仕事や通勤が原因の病気やケガに対する補償制度。
・ 保険料・・・全額会社負担
〔労災保険から受けられる給付〕
治療費/休業給付※/傷病年金/障害年金/遺族年金/介護給付など
※会社を休んだ場合に、給料の約8割が補償されます。
雇用保険とは
・ 退職したときや教育訓練を受けた場合などに給付金を出す公的保険制度。
・ 保険料・・・給料×13.5/1000(そのうち会社が 8.5/1000 を負担)
〔雇用保険から受けられる給付〕
求職者給付(失業保険)/教育訓練給付/雇用継続給付(育児※介護休業給付)など
※育児休業期間中(原則1歳まで)給料の 67~50%の給付が受けられます。
厚生年金保険とは
・ 民間企業の従業員等が加入する公的年金制度。加入者やその遺族のために老齢年金、
障害年金、遺族年金が支払われる。
・ 保険料・・・給料の約 18%(会社が半額負担。国民年金保険料 約 1.5 万円を含みます)
〔厚生年金保険から受けられる給付〕
老齢厚生年金※/障害厚生年金/遺族厚生年金など
※65 歳から国民年金(満額で約 78 万円)と厚生年金(上乗せ分)を合わせた金額が生涯支給されます。
健康保険とは
・ 公的医療保険制度で、医療費などを保険者が一部負担する制度。
・ 保険料・・・給料の約 10%(会社が半額負担)
〔健康保険から受けられる給付〕
治療費の7割/高額療養費/傷病手当金※/出産育児一時金/出産手当金など
※病気などで会社を休んだ場合、給料の 3 分の 2 が最大 1 年 6 ヶ月まで支給されます。
介護保険とは
・ 介護が必要となった場合に1割負担でサービスや福祉用具レンタルが受けられる制度。
・ 保険料・・・40 歳以降、給料の約 1.8%(会社が半額負担)
〔介護保険から受けられるサービス〕
訪問介護※/通所介護/住宅リフォーム/施設サービスなど
※ホームヘルパーが自宅で入浴や食事の支度・洗濯などを援助、看護師による診療補助等。