第95号 - 会員情報管理ページ

第
95 号
Jul 2015
自然と共に歩む 日本気象予報士会 CAMJ 日本気象予報士会会報
一般社団法人
日本気象予報士会
第6期定時社員総会開催報告
さわやかな初夏の一日、一般社団法人日本気象予報士会第6期定時社員総会が、2015 年6月
20 日(土)に東京都千代田区の気象庁講堂で開催されました。その概要をご報告いたします。
第6期定時社員総会
議案審議結果
第6期定時社員総会では、10 名のご来賓の方々をお迎
えしました。酒井 重典 会長の挨拶ののち、韮澤様と三上
様の御二方からご来賓祝辞を頂戴しました。韮澤様から
は、本会と気象庁とで推進している防災プロジェクトの
発展と今後への期待についてお言葉を頂き、三上様から
は、気象予報士 CPD 制度開始に向けて日本気象学会から
認定委員をご推薦頂いた事や、サニーエンジェルス等の
本会対外活動への評価と期待をお話し頂きました。
総会議事は、議長 長嶋 賢一 会員、副議長 宮島 亜希子
会員、書記 上田 博康 会員、鈴木 和史 会員 および 関田
昌広 会員の議長団により行われました。
始めに第6期定時社員総会の成立要件確認が行われ、委
任状を含む出席者合計数が定足数を上回り、総会成立が確
認されました。その後、理事会提出の報告事項2件、およ
び決議事項5議案に関して理事会から説明がなされ、質疑
応答の後、採決が行われました。
■ 報告事項
(1)第6期事業報告の件
(小川 雅仁 常務理事・副幹事長)
(2)第6期計算書類等の内容及び監事による監査結果報
告の件
(荒川 知子 常務理事・財務担当幹事、古屋 勝保 監事)
■ 決議事項
● 第1号議案:第6期事業報告及び計算書類等承認の件
(岩田 修 専務理事・幹事長)
● 第2号議案:規則類の改廃及び新規制定の件
(雨宮 浩樹 常務理事・法務副担当幹事)
● 第3号議案:理事 30 名および補欠理事8名選任の件
(片桐 幹男 選挙管理委員会委員長)
● 第4号議案:監事2名選任の件
(片桐 幹男 選挙管理委員会委員長)
● 第5号議案:第7期事業計画及び予算の承認の件
(加藤 弘毅 常務理事・戦略担当幹事)
審議の結果、決議事項の各議案はすべて可決されました。
なお採決や委任状の賛否内訳などの詳細は
「てんきすと」本号
に同封致しました第6期定時社員総会議事録をご参照くださ
い。また議案の詳細は、6月に会員の皆様に郵送致しました
議案書、または
「会員情報管理ページ」をご参照ください。
全ての審議終了直後に、本日をもってご退任された酒井重
典第3代会長に対して、会場から万雷の拍手が送られました。
■ ご来賓の方々
気象庁 総務部 情報利用推進課長 韮澤 浩 様
気象庁 総務部 情報利用推進課 情報利用推進調査官 祐川 淑孝 様
気象庁 総務部 総務課 広報室調査官 牛田 信吾 様
一般財団法人気象業務支援センター 振興業務課長 横山 博 様
公益社団法人日本気象学会 理事 三上 正男 様
一般財団法人日本気象協会 管理本部 管理部 事業課長 西村 満 様
株式会社応用気象エンジニアリング 代表取締役社長 高田 吉治 様
いであ株式会社 バイオクリマ事業部 主査研究員 岩本 裕之 様
本会顧問 石井 和子 様
本会顧問 武井 雄三 様
総会に先立ち気象記念講演として、小西 雅子 副会長の
司会進行により、名古屋大学 エコトピア科学研究所 グ
リーンシステム部門 教授 加藤 丈佳 様から「気象予測を
使った再生可能エネルギー発電の出力予測」のご講演をい
ただきました。ご講演内容は、会報「てんきすと」96 号
に掲載する予定です。ご講演の要約は、6月に会員の皆
様に郵送致しました第6期定時社員総会案内、または本
会ウェブサイトをご参照ください。
また昼休み時間には、
「支部・有志活動団体の紹介コー
ナー」出展が行われました。
総会では、理事会提出の5議案すべてが可決されまし
た。第7期役員も承認され、その後開催された第 19 回理
事会において、第7期役員の役付理事が選出されました。
第6期定時社員総会および関連行事の詳細は、以下をご
参照ください。また「てんきすと」本号に同封致しまし
た第6期定時社員総会議事録もご参照ください。
総会終了後には、日本気象予報士会賞・石井賞の表彰
式が行われ、受賞者の方々による記念講演も行われました。
第7期役員
第6期定時社員総会にて選出された役員を含めた第7期役
員は以下の通りで、第 19 回理事会にて役付き役員も決定され
ました。なお、常務理事・幹事の業務分掌は、7月5日に開
当会会員数 2015 年7月1日現在 3,345 名(男性 2,947 名 女性 398 名)
〈題字 武井瑶萌〉
1
■ 第6期役員
代表理事・会長
大西 晴夫
副会長
小西 雅子、平松 信昭、中島 保則
専務理事・幹事長
岩田 修
金森 史郎、川島 博之、久保 淳、佐藤 元
金村 直俊(北海道)、氏家 尚宣(東北)、宮沢 純(関東)
志摩 恭臣(中国・四国)、弘中 秀治(九州・沖縄)
大平 眞二、関谷 不二夫、永田 健太郎
監 事
水村 忠男、古屋 勝保、関 隆則
和田 直人(北海道)、岩渕 巧(東北)、平川 昭夫(関東)
補 欠
小菅 毅(北信越)、桑原 不二朗(東海)、坂本 修司(近畿)
理 事
今回の定時社員総会にて、次の方々がご退任されました。
永年本会発展のためにご尽力頂きありがとうございました。
前
長
酒井 重典 様
前副会長
会
下山 紀夫 様
前常務理事
上野 智美 様、岡留 健二 様、田中 専匠 様、宮島 亜希子 様
前
加藤 匡也 様、平松 章男 様、鈴木 浩文 様、塚本 修 様
理
事
・北アルプス山小屋での講演会、お天気教室等への参加等に協
力している
・市民への啓蒙活動、学校への出前授業、勉強会などを開催し
ている
・支部会員各々の力を発揮して素晴らしい講座を開催出来る
集団である
■ 船曵 佳弘 会員
受 賞 理 由
一 広志(中国・四国)、渡司 陵太(九州・沖縄)
・長年にわたり天気図検討会の講師として日本気象予報士会
会員の気象技能の向上に寄与している
・成果として、参加者の各種天気図の解析技量および予報能力が
向上している、天気図検討会指導者人材を多数生育している
・近隣の入間市防災訓練にも貢献している
■ 長野支部
受 賞 理 由
田村 正道(北信越)、藤井 聡(東海)、難波 良彰(近畿)
受 賞 理 由
岡田 登志惠、小川 雅仁、加藤 弘毅
鈴木 和史、関田 昌広、藤原 久美子
理 事
・Q プロが平成 24 年度に活動を初めて以来3年間で活動回
数、内容共に大きく発展させてきた
・Q プロ立ち上げの会議から毎回積極的に参加し、活動の方
向性や具体的な内容に至るまで常に関わり Q プロの進む道
を中心となって作り活躍している
■ 兒島 誠一 会員
雨宮 浩樹、荒川 知子、上田 博康、内山 常雄
常務理事・幹事
■ 永田 健太郎 会員
受 賞 理 由
催された第 91回幹事会にて決定されましたので、
「てんきすと」
本号12 ページをご参照ください。
(敬称略、順不同)
・平成 13 年より約 13 年間にわたり波浪研究会を主催し開催
案内から懇親会まで一手に担当している
・エクセルで波浪予測計算の実施や海上風推算ツールを作成
している
・全国の日本気象予報士会会員の波浪予測技術の向上に貢献
している
新顧問委嘱式
第 19 回理事会にて、前代表理事・会長の 酒井 重典 様
に顧問をお願いする事が決定され、大西新会長から委嘱状
が手渡されました。
表彰式および受賞記念講演
総会終了後に、日本気象予報士会賞・石井賞表彰式が行
われました。受賞者は1支部・1グループ・4名の方々で、主
な受賞理由は次のとおりです。岡田 登志惠 常務理事・会員
担当幹事から受賞者の方々の業績が紹介され、大西新会長
から表彰状および記念メダルが授与されました。表彰審査委
員会委員長からの講評の後、各受賞者による受賞記念講演
が行われました。
なお本年、
木村賞の選出はありませんでした。
日本気象予報士会賞
■ サニーエンジェルス
受 賞 理 由
・活動に実績があり、特に最近の活躍はめざましい
・本会の社会的地位の向上に貢献している
・防災、気象知識向上、被災地支援に協力している
・全国の会員数は150名を超え、男性会員の比率も高く、活
動は広く全国展開している
・サイエンスアゴラ賞を受賞している
・活動が多くのメディアに注目されている
■ 廣幡 泰治 会員
受賞理由
2
石井賞
・岡山支部発足以来、支部幹事として支部例会と予報技術勉
強会の企画運営に尽力している
・農業を営みながら、局地気象に強い関心を持ち局地的な気象予
報を試みて、その成果を岡山大学気象研究会で発表している
左から 酒井会長、大西表彰委員長、山本会員、廣幡会員、永田会員
兒島会員、小菅会員、船曵会員、石井顧問、武井顧問
支部・有志活動団体の紹介コーナー出展
今回は 10 の支部と 10 の有志活動団体等にご出展いただ
きました。今回は少数精鋭の出展となり、展示内容の充実
と共に各団体の特徴や持ち味が表現されました。会場での
人気投票の結果、「支部部門」の北陸支部と「有志活動団体
等部門」のよんまる会が、来年度石井賞のノミネート権を
得ました。
懇 親 会
総会終了後に、総会会場近くのレストランアラスカパレ
スサイド店にて懇親会が行われました。金森 史郎 常務理
事の司会のもと、公益社団法人日本気象学会 理事長 新野
宏 様の乾杯で始まりました。ご来賓の方々も多数ご参加
いただき、大いに盛り上がりました。最後に、ご退任され
たばかりの前副会長 下山 紀夫 様により中締めが行われお
開きとなりました。
第6期定時社員総会開催にあたり、ご協力頂きました関
係者の皆様に厚く御礼申し上げます。
第6期定時社員総会 会長挨拶・来賓祝辞
一般社団法人
日本気象予報士会 気象庁 総務部 情報利用推進課
会長 酒井 重典
課長 韮澤 浩 様
昨年議決された
事業計画に従って
きましたが、特に
技能研鑽に力を入
れ、技能講習会の
地方開催を広げ、
会員に平等に機会
を与えました。Eラーニングによる技
能講習会も始めました。今後はウェブ
配信システムへと発展させたい。知識
技能維持向上のため、技能研鑽環境を
充実させたい。
気象予報士のCPD制度も始めまし
た。本制度は過去実績ではなく、技能
研鑽への努力をポイント制で可視化し
たもので、講習会、講演会などへの参
加ポイントでそれを証明します。本制
度は気象予報士の価値の向上、活用を
促進し、活動基盤の確立、社会的地位
の向上という本会の目的に貢献しま
す。4年間研究してきましたが、問題
が多く実施が遅れました。多くの支援
に感謝します。
別の大きな柱は社会貢献活動で、大
部分は気象庁、日本気象学会との連携
によるものです。気象庁との連携に
は、防災プロジェクトとお天気フェア
があり、それぞれ気象庁との業務委託
契約や日本気象協会からの公益目的資
金援助という形で実施しました。
日本気象学会とは、CPD制度への
支援と指導、サイエンスカフェ、スペ
シャルセッション、教育と普及委員会
への参加等があり、地方支部の理事と
して積極的に参加し、学会活動に協力
しています。最新の知識獲得のため、
会員が積極的に参加することを望みま
す。今後も連携を深めたい。
沖縄支部設立で全国的に事業実施の
体制が整いました。気象庁の情報利用
推進課の支援と沖縄気象台に感謝しま
す。支部を横断した有志活動団体の活
動にも感謝します。
昨年秋に実施したアンケートにより
今後の計画を作ります。今後も技能を
研鑽し、関係団体と連携しつつ、気象
予報士の活動基盤の確立、社会的地位
の向上を目指したい。ありがとうござ
いました。
招待また当庁の
業務への理解と協
力に感謝します。
以前仙台管区にお
り、日本気象予報
士会東北支部には
多くの協力をいた
だきました。感謝します。
昨年広島市での土石流災害発生当
時、気象台は土砂災害警戒情報や大雨
警報を出し、電話で自治体に危機感を
伝えるなど手は尽くしたものの、犠牲
者74人を出すという残念な結果になり
ました。気象庁でもこれを深刻に受け
止め、学識経験者、報道関係者、気象
キャスターを招き、交通政策審議会気
象分科会で改善策を審議しています。
近く結果を報告します。
自然災害の犠牲者削減には、国、自
治体等行政の対応に加え、住民一人一
人が防災や気象情報の知識を持ち、適
切な行動を取ることが極めて重要で、
それには安全知識の普及啓発、気象情
報の利活用促進の強化が必要です。そ
れで気象庁のワークショップ「経験
したことのない大雨-その時どうす
る?」の実施マニュアルの関係機関へ
の配布、気象庁ホームページへの掲
載、マニュアル改訂など、内容の充実
を図っています。
日本赤十字社とは防災協力で連携
し、安全知識普及啓発の一層の充実を
図ります。日本気象予報士会には気象
情報の利活用促進、安全知識の啓発活
動等で協力いただいています。特に防
災プロジェクトは平成22年度にモトマ
チプロジェクトを開始以降、年々拡大
し昨年度は16支部23道府県で気象観察
を連携し、約90件の講演業務を実施し
ました。
昨年度の沖縄支部の設立、鹿児島支
部防災プロジェクトの開始で一層の拡
大が期待されます。
これら社会貢献活動の継続発展が防
災における安全安心な社会の構築に貢
献します。今後も日本気象予報士会と
連携し災害削減に取り組みます。あり
がとうございました。
日本気象学会
理事 三上 正男 様
公益社団法人
開催をお喜び申
し上げます。新野
理事長に代わりお
祝いを述べます。
日本気象予報士
会は1996年の設置
以来、わが国最大
の気象予報士専門家から成る一般社団
法人として発展し、気象技能講習会等
を通じた技能の研鑽や気象知識の普及
啓発等の社会貢献活動を行っていま
す。サニーエンジェルズ実施の「サイ
エンス・ママ・カフェ」等のユニーク
な活動は、母親およびその子どもを対
象とした気象防災知識普及、および科
学リテラシー向上への貢献活動として
高く評価しています。
気象予報士CPD制度を新たに構築
導入し、第6期より試行していると伺
っています。日本気象学会でもCPD
認定委員に3名の委員を推薦し協力し
ています。日々の自己研鑽や社会貢献
活動に心より敬意を表します。
日本気象学会も2013年4月1日に公
益社団法人として組織変更を行い、社
会貢献、人材育成、関連職業や地域社
会との連携を積極的に推進する学術団
体へと自らを改革しつつあります。
5月21日〜24日に開催された日本気象
学会春季大会の最終日に行われた、教
育と普及委員会による公開気象講演会
「気象情報のビッグデータ時代の幕開
け」には、多くの気象予報士や市民が
参加しました。期間中開催された中学
生、高校生の研究発表の場「気象学会
ジュニアセッション」では、17件の研
究発表がなされ成功を収めました。
これらの企画では日本気象予報士会
が企画実行段階から積極的に活動し、
多大な貢献をしています。今後も協力
連携を進め、天気予報や気象防災に対
する社会のリテラシーを高め、安心安
全な社会を構築することが重要です。
1人でも多くの会員に日本気象学会に
も学会員として参加いただき、さまざ
まな場での協力をお願いしたい。本日
はおめでとうございました。
3
今回の
質問者 : 八木健太郎(東京)
No.59
回答者 : 原 基(神奈川)
・嶋田 宇大(茨城)
台風第1506号の通過時に下地島空港で
観測された暴風について
質 問
台風第1506号が2015年5月12日未明に沖縄県下
風速西南西の風58.6m/sの著しい暴風が観測されま
地島付近を通過した際に、最大風速35m/s、最大瞬
した。これほどの暴風をもたらしたこの台風は特殊な
間風速50m/sと解析されていたにもかかわらず、下
構造をもっていたのでしょうか?
地島空港で最大風速西南西の風45.8m/s、最大瞬間
回 答
台風第 1506 号は、再解析
(ベストトラック)では5月10日に
台風はとてもコンパクトで風速の強いタイプでした。このよう
フィリピンの東で 920hPaまで発達し、その後弱まりながら先
な台風は
「ミジェット台風」と呼ばれます。台風第 0404 号も同
島諸島付近を北東へ進みました
(第1図)
。レーダー降水強度
じような構造でした。
を見ると、台風の中心が石垣島の南海上にあった時
(11日22
第2図は、新石垣空港、多良間空港及び下地島空港の1分
時 25 分)よりも、宮古島の北へ進んだ時
(12日02 時 25 分)の
毎の観測データです。今回、最も低い海面気圧を観測したの
方が眼を取り巻く強雨域の曲率が明瞭で、台風が再発達した
は石垣島と宮古島の中間に位置する多良間空港で、12日00
ようにも見えます。11日の海面水温は宮古島の北まで 26℃以
時 28 分に 980.9hPaを記録しました。各地点とも、海面気圧
上になっていました。
が最低を記録した直後
(7~ 15 分後)に西よりの風で瞬間風
下地島は宮古島のすぐ西にあり、台風は下地島の西側を通
速の最大を記録しました。新石垣空港と多良間空港では、台
過しました。下地島空港の海面気圧は12日01 時 09 分に最
風と観測点との位置関係が似ていたことから、ほぼ同じよう
も下がったので、この頃台風が下地島に最接近したとみられ
な風の変化が観測されました。これに対し、下地島空港の風
ます。ベストトラックでは、12日03 時の中心気圧を 980hPa、
速が突出しています。最大風速 45m/s 級の台風の中心気圧
最大風速を35m/sと解 析していますが、この最大風速は、
は 935hPa 前後になるのが普通です。下地島空港では何が起
中心気圧が 980hPaの台風としては強い方の部類に入ります。
きていたのでしょうか?
この時刻の1000hPaの等圧線半径は約 75kmしかなく、この
下地島空港の風速が大きかった要因の1つとして、台風が
12日00:25
下地島の西側を北東進
21
24
06時
980hPa
35m/s
24
03時
多良間島
下地島
11日22:25
21時
は、台風本体の風に台
沖縄本島
980hPa
35m/s
風の移動成分
(台風を
移動させる背景風)が
合わさったものである
ため、台風進路の右側
れて います。 た だし、
宮古島
980hPa
35m/s
975hPa
35m/s
11日18時
970hPa
40m/s
4
す。一般に、台風の風
で風が強いことが知ら
12日00時
石垣島
西表島
久米島
したことが考えられま
今回下地島空港で観測
27
12日02:25
第1図 台風第1506号の経路図(ベストトラック)と
2015年5月11日の海面水温(気象庁HP)を重ねた図、各時刻のレーダー降水強度
第 1 図 台 風 第 1506 号 の
経路図(ベストトラック)と
2015 年5月 11 日の海面水
温( 気 象 HP)を 重 ね た 図、
各時刻のレーダー降水強度
水色点線は台風の経路で3時
間毎に中心気圧・最大風速を
表記。
m/s
hPa mm/h
120
下地島空港(標高8m)
最大風速
WSW 45.8m/s 01:19
最大瞬間風速
WSW 58.6m/s 01:18
新石垣空港(標高31m)
最大風速
NW 25.8m/s 23:54
最大瞬間風速 NW 36.0m/s 23:50
多良間空港(標高10m)
最大風速
WNW 29.0m/s 00:50
最大瞬間風速
W 39.6m/s 00:43
100
80
60
40
20
降水強度
03
02
01
02
01
00
01
00
23
00
23
22
0
第2図 新石垣・多良間・下
地島空港の海面気圧・前1分
間最大瞬間風速、下地島空港
の降水強度
青色は新石垣、赤紫色は多良
間、黒色は下地島。破線は前
1分間の最大瞬間風速、実線
は海面気圧。横軸の時刻は台
風の最接近時刻が中央になる
よう各地点で異なっていて、
グラフの色と同じ。風速計の
高さは各空港とも滑走路上約
10m。台風は下地島空港の
真上を通過していないので、
新石垣や多良間のように M 字
型のような風速変化は観測さ
れていない。
第2図 新石垣・多良間空港・下地島空港の海面気圧・前1分間最大瞬間風速、下地島空港の降水強度
された著しい暴風の風向は西南西で、北東進する台風進路
因として、下地島の西にちょうど存在した降雨帯の影響も考え
の右側での代表的な風向
(南~南西)ではありません。
られます。下地島空港で 01 時 20 分頃に観測された気圧の急
第3図は下地島空港で最も風が強かった時刻に近いレーダ
上昇は、降雨帯で気圧の水平勾配が大きいことを示します。
ー降水強度とその時の石垣島レーダーで観測したドップラー
気圧の水平勾配が大きいことは、力のバランス関係からそこ
速度です。これらのデータや下地島空港の観測データから次
で強い風が吹くことと矛盾しません。また、台風は眼を取り巻
の特徴を読み取れます。
く降雨帯内の収束最大の下流側で風速最大になることが知ら
●
●
最大瞬間風速 58.6m/sを観測した 01 時 20 分頃、下地島空
れています。下地島の北西側に存在していた強い収束域は、
港には発達しつつある降雨帯の先端がかかり、降水が強ま
その下流にあたる下地島で風速が強まった可能性を示唆して
った
(第2図の降水強度及び第3図左)
。
います。
この降雨帯付近でドップラー速度の正域と負域の境界線が
レーダーの動径方向と直交しており
(第3図右の点線内)、
強い収束の存在が示唆される。
●
参考文献:
上野 充 , 山口 宗彦 , 2012:図解・台風の科学 , ブルーバックス.
上野 充,2007:台風コア域構造に波数 1 の非対称をもたらす機構,月刊
「海洋」Vol.39,No.3,216 - 221.
下地島空港で
は、降雨帯の
すぐ 北 側
(台
m/s
風眼の縁)に
位置していた
01 時 09 分 に
最低海面気
圧を観 測し、
降雨帯の下に
入 っ た 01 時
20 分 頃 に 気
圧が急上昇し
た。
下地島
12日01:20
石垣島
これらのこと
から、下地島空
港での暴風の要
第3図 左:レーダー降水強度とアメダスの風を重ね合わせた図、右:石垣島レーダーの仰角 0.2 度のドップラー速度
風はペナントが 10m/s、長矢羽根が2 m/s、短矢羽根が1 m/s で表示。ドップラー速度は寒色系がレーダーサイトに近付く風、暖
色系が遠ざかる風。仰角 0.2 度のドップラー速度は下地島付近で高度 1.6km 付近の風に相当。石垣島上の赤丸がレーダーの位置。
第3図 左:レーダー降水強度とアメダスの風を重ね合わせた図、右:石垣島レー
ダーの仰角0.2度のドップラー速度
5
日本気象予報士会賞
サニーエンジェルス 活 動 紹 介
山本 由佳(有志活動団体 サニーエンジェルス)
な限り平易で、かつ科学的に正しく説明することを目指し
はじめに
ています。
このたびは大変名誉ある日本気象予報士会賞を賜り、誠
乳幼児子育て中の母親向けには「さいえんすママカフェ
にありがとうございました。今回の受賞はサニーエンジェ
ぷち」という短縮型のプログラムも提供しています。育児
ルスの5年に渡る活動の成果をお認めいただいたものでは
サークルの皆様からは、乳幼児と一緒に知的好奇心を満足
ありますが、着実に活動範囲を広げ、活発な活動を継続で
させることができるイベントとして好評です。
きておりますのは、日本気象予報士会会員の皆様を始めと
する関係者の方々のご支援のおかげです。心より感謝申し
上げます。
サニーエンジェルスの活動によって本会会員の持つ多彩
な才能が開花し、
それが本会のさらなる発展に繋がるよう、
今回の受賞を糧に、さらに尽力してまいります。
今後とも、温かいご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。
サニーエンジェルスについて
サニーエンジェルスは、気象予報士でありながら母親・
女性であるという特徴を最大限に活かし、母親の科学リテ
ラシー向上に貢献することを目的として 2010 年2月に発
足しました。2015 年6月現在、北は北海道、南は九州ま
で 150 名余りの会員が参加しています。優秀で美人揃いの
女性メンバーを、やさしく頼れる男性会員が縁の下の力持
ちとして支えている。それがサニーエンジェルスです。
さいえんすママカフェぷち
気象防災知識の普及・啓発のために
サニーエンジェルスでは活動開始当初から、気象防災知
識の普及・啓発に取り組んでまいりました。それは、
「命
を守る」ことに敏感な母親に直接防災知識を提供できる好
機であると考えたからです。また、母親達が防災気象情報
の伝達という点で、情報のハブ的な役割を果たす可能性
[1]にも注目しています。いざというときに、その役割
を十分に果たしてもらうため、母親達に正しい防災知識を
分かりやすく提供することが、より一層重要になると考え
サニーエンジェルス第6回総会にて
さいえんすママカフェ・さいえんすママカフェぷち
ています。いざというときだけでなく日常生活においても
使い勝手の良いスマートフォンのアプリなど、有用な気象
防災情報の紹介にも力を入れています。
また、気象防災知識伝達の手段として、親しみやすいキ
「女性気象予報士が、母親達にとって身近な科学である
気象をきっかけに、
科学知識やその面白さを伝えていけば、
母親達に受け入れられやすいのではないか?」という発想
で始めたお天気教室を、私達は「さいえんすママカフェ」
と名付けました。次世代を担う子ども達に大きな影響を持
つ母親達に楽しい科学体験を提供し、自然科学への興味を
喚起することは、未来の地球環境のためにも有益であると
考えました。
実施にあたっては、家事・育児等で忙しく科学イベント
への参加に抵抗感が大きい母親達に参加を促すため、茶菓
を提供したり、子ども同伴可(託児は引き受けない)にす
る等、
「お得感」が感じられるよう工夫しています。講義
内容も、科学の面白さを共有することに重きを置き、可能
6
オリジナル紙芝居「サニーちゃんのかわあそび」
ャラクター・サニーちゃんを主人公にしたオリジナル紙芝
居も作製しています。第一弾「サニーちゃんとかみなり」
アンケート結果
では、雷の成り立ちを科学的に解説し、雷が起こった場合
2014 年度に集計した「満足度」のアンケート調査結果を
の対処方法を示しました。第二弾「サニーちゃんとかわあ
図に示します。約 88% の参加者から大変満足(5点)
・満
そび」では、豪雨により起こる川の増水、土砂災害などの
足(4点)の評価をいただきました。「理解度」「科学への
危険性を伝えています。続く第三弾を今年度中に作製する
興味喚起」に関しても高い評価をいただいておりますが、
予定です。
良好な結果に甘んずることなく、「気象予報士に期待する
こと」などの調査結果も参考にして、今後もコンテンツの
団体内チーム活動
改良に努めてまいります。
サニーエンジェルス内では有志によるチームを組み、そ
れぞれの目的達成のため活動を行っています。これらの活
1点:2%
動は、全国に広がる会員間の情報交換や交流の場にもなっ
2点:2%
ています。
3点:6%
無回答:2%
(1)SDM(Sunny angels Dream Manufacturers)
実験装置等コン
テンツの開発を目
的としたチームで
す。 第 一 弾 と し て
4点:32%
開発した竜巻発生
5点:56%
装置「たつみちゃん
neo」は、 竜 巻 に 触
る こ と が で き、 一
旦消えた竜巻が再
図 満足度調査結果
生 す る た め、 イ ベ
ント等で大人気で
未来に向けて
す。
竜巻発生装置
「たつみちゃん neo」
以上のように、サニーエンジェルスは、順調に活動を拡
(2)ときめきサークル
き保護者の参加を推奨していますが、子ども向け講座の依
ブログで公開している「お天気コラム」作成のためのチ
頼が来やすい等の課題もございます。また、依頼件数が非
ー ム で す。 コ ラ ム
常に多くなり、参加会員および運営の負担が大きくなって
は月に1~2回の
います。
頻度の公開を目指
迅速な運営のため、「広報企画チーム・SKK」を立ち上
し、 全 国 の 会 員 が
げるなど組織の拡充は行いましたが、経済基盤に関しては
交替で寄稿してい
未だ脆弱です。
ます。
「気象や自然
活動継続を最優先に考えつつ、これらの課題の克服を目
現象に関する解説
指します。
が 分 か り や す い。
」
サニーエンジェルスは、女性気象予報士のチームであり、
との感想も寄せら
母親達を主対象にした科学系イベントを提供しているとい
れています。
大しております。一方で、「母親向け」という趣旨に基づ
お天気コラム
活動実績
う点で、唯一無二「Only One」の存在です。その誇りを胸
に、才能あふれる素晴らしい仲間とともに「Only One」の
存在として活動してまいります。
2010 年度から 2015 年度までの5年間で、私達は約 140
サニーエンジェルスの理念「空を見上げるママを増やそ
回の活動を行いました。主に関東地域で活動展開していま
う!」は、子育てに忙しい現代の母親達への応援メッセー
すが、活動範囲も年々拡大し、北海道から九州・四国まで
ジであり、未来への願い、そして私達の決意をも象徴して
広がりました。新聞、ラジオ、TV 等のメディア出演は約
います。
50 件に上ります。視聴者の反響も好評で、依頼及び問い
合わせの増加につながっています。
現 在 で は ホ ー ム ペ ー ジ、 活 動 報 告 ブ ロ グ に 加 え
Facebook や Twitter も活用し、情報発信に努めています。
参考文献:
[1] 山本 由佳 ,2014:母親向けお天気教室「さいえんすママカフェ」活動
報告及び母親の防災意識向上への取組み,日本気象予報士会第 6 回研究 成
果発表会予稿
7
「天気図検討会」とともに
~石井賞受賞~
はじめに
兒島 誠一(茨城)
今後の活動について
この度は石井賞に選出いただき、ありがとうございます。推
会員の皆様及び講師にとって、土日の天気図検討会に出席
挙していただいた皆様にも御礼申し上げます。3年ほど前に、
するには家族の理解を必要としますが、快く了承してもらって
前講師から講師をやってくれないか?との打診に、いいですよ、
いると思っています。
と返答して以来 30 数回、まだまだでしょうかね。物理や数学
今後も、より技能研鑽が進むよう、講師、会員を問わず知
の知識は、航空自衛隊で気象の基礎を習うときに勉強しまし
恵を出し合い、会員のさらなる技能向上に寄与していきたい
た。残念ながら脳みそにはほとんど残っていませんが、気象
と思っています。
観測、気象図記入、解析、気象予報など実践
(実戦?)の中
で学び、覚え、経験したことは身についていると思っています。
天気図検討会に参加する会員には、これらの経験を元に
講義、実習を通じて、会員の技能向上に役立てようと試みて
います。
天気図検討会の紹介
気象予報士としての予報技能の維持向上と技能研鑽及び
“親睦”を目的として設立された自主的な勉強会です。天気
図検討会は 1997年11月28日に始まり、ほぼ毎月1回の割合
で開催し、2015 年6月7日の開催で183 回となりました。天
気図検討会では、気象庁などの天気図や気象衛星画像など、
地上及び高層実況プロット図での
“天気図解析”により当日ま
での状況を把握し、最新の数値予報資料をもとに、予め設定
した予報地点
(地域)についての当日夜から翌日までを予報す
ることを基本として、天気図解析の技能習得や予報発表
(ブ
リーフィング)の演練などを行っています。
また、時間外講習として懇親会を行い、天気図検討会の中
個人&グループ作業
で足りなかった事項や気象の話題についての意見交換や会員
の融和親睦も図っています。
講師と世話人
講師も重要ですが、天気図検討会の開催に必要不可欠な
のが「世話人」です。組織でいえば総務部門に該当します。
現在 13 名ほどの方たちのお手伝いのおかげで天気図検討会
が成り立っていると言っても過言ではありません。会場の予
約、参加受付、資料の準備等、多くの方に頑張ってもらって
います。また、375 名ものメーリングリストの管理も非常に重
要ですね。ほんと、お世話になっています。
■ 世話人の皆様
• 代 表:八木会員
天気図解説及び検討
• 副 代 表:根本会員、藤井会員
• 会 計:橋本会員
• プロット図準備:大門会員
• 参加受付:久保会員、片桐会員
• メーリングリスト登録:佐々木会員
• テ キ ス ト 管 理 ・ 送 付:関会員
• 会 場 手 配:宮崎会員 • 資料準備等:冨川会員、古川会員、山口会員
8
懇親会
REPORT 日本気象学会公開気象講演会、ジュニアセッション 参加報告
岡留 健二〔前 常務理事・学術担当幹事〕
公開気象講演会
細なシミュレーションができます。これら次世代スパコ
ンによるビッグシミュレーションと新型センサーによる
2015年5月24日(日)13時30分~17時
ビッグデータを組み合わせる「ビッグデータ同化」を行
場 所:つくば国際会議場
うことで、100 メートル単位の詳細な雨雲の動きを 30
テーマ:気象情報のビッグデータ時代の幕開け
秒毎に捉え、30 分後までを予測する革新的な天気予報
主 催:公益社団法人日本気象学会 教育と普及委員会
が視野に入ってきました。
後 援:気象庁
公益社団法人日本気象学会 気象研究コンソーシアム
一般社団法人日本気象予報士会
❺「局地的豪雨の早期予測技術開発 ― 積乱雲の一生
の観測にむけた観測ネットワーク ―」
:清水慎吾(防災科学技術研究所)
一般市民の方々に最近の研究成果等についてわかりやす
フェーズドアレイレーダーによる、積乱雲を“速く”
く解説する日本気象学会公開気象講演会が開催され、本会
観測する技術と、
ライダーやマイクロ波放射計による、
“早
が後援しました。日本気象学会春季大会に合わせて開催さ
く”観測する技術を組み合わせることで、積乱雲の早期
れていますが公開気象講演会は入場無料で開放されてお
検出および予測技術の向上が期待できると考えている。
り、学会に参加していない方々も多数聴講にいらっしゃい
ました。
❻「ビッグデータ時代の天気予報」
今回のテーマは「気象情報のビッグデータ時代の幕開
:井田寛子(NHKニュースウオッチ9 気象キャスター)
け」。気象情報では、従来から大量のデータが使われてい
夏に運用が始まるひまわり8号をはじめとして、局地
ますが、新しい観測・予報技術と計算機の性能向上があい
的大雨や台風の発達など予測精度が向上し、防災に活用
まって、使われるデータは増え続ける一方です。
していただけるようになります。ビッグデータをどう料
講演の内容は以下の通りです。
(敬称略)
(筆者抜粋)
理するかは伝え手次第。災害から経済効果まで、気象情
❶「ビッグデータ時代の将来展望」
:林祥介(神戸大学)
報の伝え方が大きく変わる時代にあると思います。
気象学は、観測機器や計算機や情報ネットワークの発
達により、従来では考えられなかった大きさのデータを
❼「パネルディスカッション」
:司会 余田成男(京都大学)
生成し、解析し、提供するようになりましたが、逆に、
計算機や情報ネットワークの発達をますます欲するよう
になってしまいました。
❷「新しい静止気象衛星ひまわり8号の概要」
:別所康太郎(気象庁気象衛星センター)
ひまわり8号・9号は最先端の観測技術を有する放射
計(AHI)を搭載し、そのバンド数はひまわり7号の約
3倍、水平解像度は同2倍、観測時間間隔もフルディス
ク観測が 30 分毎が 10 分毎になり、日本域に限れば 2.5
分毎になります。
❸「豪雨の3次元構造を高速に捉えるフェーズドアレイ気
パネルディスカッション 左から司会の余田先生、林先生、別所先生、
佐藤先生、三好先生、清水先生、井田気象キャスター
象レーダー」
:佐藤晋介(情報通信研究機構)
従来のパラボラアンテナによるレーダーが5分間で
15 仰角(高さ方向の分解能)の観測を行っているの
ジュニアセッション
に対して、フェーズドアレイレーダーでは距離分解能
本会後援ではありませんが、公開気象講演会の前日には、
100m で半径 60km の範囲を 30 秒間で 100 仰角の観測
日本気象学会の大会では初めての試みとして「ジュニアセ
を行うため、従来の 100 倍近いデータ量となります。
ッション」が開催されました。中学生、高校生がポスター
発表を行い、大会に新しい風を吹き込みました。参加した
❹「ビッグデータ同化による天気予報革命」
中学生・高校生は、気象学の専門家との質疑応答により、
:三好建正(理化学研究所計算科学研究機構)
ものすごく力が付いたことと思います。
わが国が誇るスパコン「京」を使うと、桁違いに高精
9
支部だ より
西部
西部支部 案内会併設例会報告
中尾 克志
(熊本)
鹿児島
5月9日
(土)
、福岡市のRKB 毎日放送で 2015 春の案
した。
内会および西部支部第 202 回例会を開催しました。新規
●
合格者の方3名をお迎えし、気象台や九州大学地学研
私は、消防士として「気象現象による犠牲者を少し
究会からのオブザーバー参加も含む計 34 名の方が参加
でも減らすことができれば・・」との考えをきっかけ
されました。新規合格者の皆さんから初参加の感想をい
に気象予報士の資格を取得しました。しかし、資格の
ただいていますので紹介します。
取得後、どのようにして気象予報士としての能力を向
■ 参加者コメント
上したらよいかわからず、不安ながら案内会に参加さ
●
平野 巌
(福岡)さん
鴨崎 弘樹
(福岡)さん
せて頂きました。
私が受験した理由は、建設コンサルタントの業務の中
案内会では、他業種の方々と様々な話を聞くことが
で自然災害に対する
「減災・防災」が課題であり、気象予
でき、また、皆さんの気象に対してのモチベーション
報士の知識を生かすことができないかと思ったからです。
の高さに、非常に刺激を受けました。私も、様々な講
案内会に参加して、多種多様な職業年齢の方がおられ、
習会等に積極的に参加し、自己研鑽を重ね、消防人と
先輩方は明るく親切でした。今後会の活動を通して、自
して災害活動や防災活動に役立てたいと思います。こ
己研鑚に努め
「安心・安全なまちづくり」に貢献したいと
れから、ご指導、御鞭撻のほど宜しくお願いします。
思います。
●
小川 道博
(宮崎)さん
西部支部では、個性豊かな方々が「気象予報士」とい
う名の輪で繋がり、活動されていることを知ることがで
きました。私も今後、日本気象予報士会を通じ様々な事
を勉強させて頂ければと思います。ありがとうございま
10
小川さん
RKB 龍山アナウンサー
平野さん
鴨崎さん
西部支部
弘中支部長
支部 だより
西部
鹿児島支部案内会報告
渡司 陵太
(鹿児島)
鹿児島
鹿児島支部は5月 30 日に案内会を開催しました。
ベルアップを目的に気象予報士を目指しました。例会・案
口永良部島の新岳噴火の翌日ということもあって関係
内会では様々な職業の方が参加されており気象業務とは
者の欠席があったものの、17 名が参加しました。防
無関係の私でも場違いではないことに安心しました。
また、
災プロジェクト(鹿児島支部は今年度開始)
、気象技
先輩気象予報士の方々のお話は大変刺激になり、今まで
能講習会(鹿児島支部で初開催予定)など、支部に新
以上に気象の学習意欲が増してきました。参加出来て良
しい動きが出てくる中での案内会開催です。新規参加
かったです。
者だけでなく、既存の参加者も、活動内容を確認する
良い機会となりました。また、例会では週間予報資料
の見方、高校教育におけるラジオの気象通報を利用し
た天気図作成についての話題提供がありました。ラジ
オの気象通報は、参加者みんなで挑戦し、慣れない天
中村会員
気図作成に苦笑いが出てくる場面もありました。
また今回は、離島など遠地で参加が難しい方向けに
インターネットを使った動画配信を試験実施しまし
た。今後、さらに試験を重ねながら本格導入し、より
多くの人が支部活動に参加できる体制づくりができた
らと考えています。
上 案内会集合写真
左 インターネットを使った
動画配信
■ 参加者コメント
●
中村会員
屋久島でネイチャーガイドをしている私は自然解説のレ
11
一般社団法人日本気象予報士会 第 7 期常務理事・幹事 業務分掌
第6期定時社員総会および同日開催の第19 回理事会の議決により、代表理事・会長、副会長、専務理事・幹事長、および常務理事・
幹事が選出され、さらに7月5日に開催された第 91回幹事会にて各常務理事・幹事の業務分掌が以下のとおり決定されました。
第7期も経営・支援・事業の各分野に副幹事長を配し、関連業務の連携強化を通じて、第7期重点取り組み項目の達成をめざします。
【経営分野(本会経営)久保 淳 副幹事長統括】
業 務
正担当(副担当)
総 務
久保 淳
(上田 博康)
財 務
法 務
荒川 知子
(藤原 久美子)
上田 博康
(佐藤 元)
業 務 内 容
会 議 開 催:定時社員総会・理事会・幹事会の開催運営に伴う事務処理を行い、文書の処理、情報の保全を行う
事務所運営:本部事務所および事務センターの運営を行うと共に、本会本部事務所移転・拡充による会員活動支援強化
情 報 公 開:理事会・幹事会活動の情報公開を行い、議事録等をウェブサイト掲載などを通じて会員に公開する
会 計 処 理:一般社団法人会計基準を運用し、決算関連業務を行う
財 務 体 質 改 善:理事会・支部・有志活動団体活動に対する財務体質の改善を行う
財務システム構築:ASPを改定し、会計承認システムを運用する
規 則 制 定:会の現状に合わせて規則類(定款・会則・細則・規程等)の制定・改正・廃止を管理すると共に、ウェブサ
イトへの掲載などを通じて会員への周知徹底に努める、また商標登録維持管理を行う
会費納入督促:会費未納者への督促を通じて、貸倒損失を低減させる
個人情報保護:個人情報保護管理者として、個人情報保護法に基づいたマネジメントシステムを構築・運用する
業 務
藤原 久美子
(久保 淳)
予算執行統制:月ベース予算の執行および入金状況を常に把握し、売上管理・原価管理等の予算執行の統制を行う
税 務 処 理:講演会など報酬発生時の源泉徴収処理を行う
業務移管推進:事務センターから本部事務所への業務移管を推進する
戦 略
加藤 弘毅
(関田 昌広)
事業計画立案:事業計画の立案・推進および予算編成関連業務を行うと共に、事業計画の進捗状況を常に確認し、必要に応
じて打開策を検討するほか、顧問会議を開催する
本会創立20周年記念事業立案:本会設立20周年(第8期)に向けた活動方針を策定する他、活動基盤の拡充に努める
活動基盤拡充:BCP(Business Continuity Plan 事業継続計画)の策定などを通じて組織整備を推進する
業 務
正担当(副担当)
組 織
小川 雅仁
(金森 史郎)
組 織 運 営 強 化:支部連絡会議開催などを通じて、支部および有志活動団体の活動を支援し、運営関連業務を補助し育成する
地 域 間 格 差 解 消:新合格者向け入会案内会や気象技能講習会等の全国展開推進による支部活動助成を行う
ブロック理事支援:全国8ブロックのブロック理事機能の強化と、支部間交流の促進を活用し、地域間格差の解消を目指す
会 員
関田 昌広
(岡田 登志惠)
会 員 活 動 支 援:会員証発行、名刺提供、団体保険加入、書籍販売等の会員活動支援を行う
会 員 表 彰:表彰制度運営委員会の開催を通じて、優れた支部・有志活動団体・会員研究活動などを、日本気象予報士
会賞・木村賞・石井賞として会員表彰する、また新たなる表彰制度の構築を検討する
入会率向上推進:気象関連機関との協力を通じた気象予報士試験新規合格者への入会案内の送付を行うほか、対外宣伝活動
を通じた職業気象予報士や既存気象予報士の入会促進を行い、入会率の向上を目指す
学 術
岡田 登志惠
(荒川 知子)
研 究 成 果 発 表 会 開 催:研究成果発表会の開催を通じて、民間気象ニーズに応じるための気象予報技術の研究開発の場
を拡充させる
日 本 気 象 学 会 連 携:気象知識の教育・普及活動として「教育と普及委員会」活動を通じた連携を強化し、気象サイ
エンスカフェの共同開催や、夏季大学・公開気象講演会・気象教育懇談会の運営協力を行う
スペシャルセッション開催:日本気象学会秋季大会において、スペシャルセッションを主催する
情 報
雨宮 浩樹
(鈴木 和史)
イ ン フ ラ 整 備:本会サーバの統廃合と機能強化により、セキュリティ・安定性を強化する
ウェブサイト・メーリングリスト運営:本会日本語ウェブサイトおよびメーリングリストを構築・維持運営し掲載コンテン
ツの充実を図る
SUGDaSS運用:技能研鑽のための気象情報を効率的に提供するシステムの運用・整備を行う
国 際
佐藤 元
(内山 常雄)
英語版ウェブサイト運営:本会英語版ウェブサイトの運用を通じて、海外への情報提供を推進する
英語版パンフレット作成:本会パンフレットを元に英語版パンフレットを作成し、国際交流における重要資料として活用する
関 連 機 関 と の 交 流:気象を通じての国際的活動に努め、海外気象関連機関・団体との交流を深め、会員有志の海外気
象機関訪問を促進する
業 務
正担当(副担当)
【支援分野(活動支援)小川 雅仁 副幹事長統括】
業 務 内 容
【事業分野(事業推進)川島 博之 副幹事長統括】
川島 博之
(小川 雅仁)
行 政
金森 史郎
(川島 博之)
B P 推 進:気象・防災行政に対する支援として、気象庁防災知識の普及啓発への協力BP(Bousai Project 防災プ
ロジェクト)を全国展開する、さらに講習会の技術レベル向上、コンテンツやノウハウの共有化を推進する
お天気フェア推進:全国気象官署における「お天気フェア」への支部の参加を推進する
渉 外 活 動:気象庁や気象業務支援センター等の行政機関・気象振興協議会との渉外活動、ファンド獲得のための活
動のほか、気象関連機関等との連携による気象事業の振興として気象科学館案内員協力を行う
技 能
鈴木 和史
(雨宮 浩樹)
気 象 技 能 講 習 会 運 営:気象予報士としての技能の研鑽・向上をめざし、気象技能講習会運営委員会の開催を通じて、
気象技能講習会・専門課程・特論の開催企画・運営を推進するほか、本会会員が常に気象技能研鑽に当たれるよう、長期
的な技術研鑽の為の仕組みを構築する
Web配信コンテンツの充実:Web配信を行うシステムを有効利用し、気象技能講習会等の新たなるコンテンツの提供を行う
気 象 記 念 講 演 会 開 催:気象記念講演会を年1回開催し、本会内外の知見を広く会員に提供する
CPD
内山 常雄
(加藤 弘毅)
気象予報士CPD制度正式稼働:気象予報士CPD 制度の運用体制を整備し、正式稼働させることにより、技能研鑽状況の視
覚化を行う
C P D 管 理 プ ロ グ ラ ム 開 発:気象予報士CPDシステムを完成させ、会員個々の自己研鑽状況を視覚化する
協 賛 企 業 の 獲 得:「CPD運営委員会」へ協賛する法人会員を獲得し、対象会員を非会員に拡大する
広 報
12
業 務 内 容
会 報 発 行:会報「てんきすと」を年6回隔月発行し、支部・有志活動団体の活動を紹介、気象庁・日本気象学会など情報を会員に提供する
本会案内作成:パンフレットを作成し、気象関連機関などに配布する
広 告 推 進:積極的な広告営業活動により、本会財務体質改善を目指す
気 象 庁 から の お 知 ら せ
静止気象衛星
「ひまわり8号」の運用を開始しました。
静止気象衛星「ひまわり8号」は、7月7日11時から
「ひまわり7号」に替わって運用を開始しました。
「ひまわり8号」では、観測機能が大幅に強化されています。
「ひまわり7号」は1時間に全球
(フルディスク:衛星から見える地球
のすべての範囲)と北半球を1回ずつ観測していましたが、8号は全球を10 分毎に観測するとともに日本域を 2.5 分毎に観測する
ことができます。観測バンド
(チャンネル)は5種類から16 種類に増え、カラー画像の作成も可能になります。画像の解像度は、
南北方向と東西方向にそれぞれ2倍になります。
今後、気象庁では、この
「ひまわり8号」の観測データを積乱雲・台風・海面水温・火山灰・黄砂等の監視や数値予報の精度向上
に活用するための技術開発を進めていきます。
最新の衛星画像
(気象庁ホームページ「気象衛星」):http://www.jma.go.jp/jp/gms/largec.html?area=0&element=1
試験運用中に取得したサンプル画像:http://www.jma-net.go.jp/sat/data/web89/himawari8_sample_data.html
上 「ひまわり 8 号」運用開始式で握手する北川副大臣(右)と
西出長官(左)
左 「ひまわり8号」正式運用開始時の可視3バンド合成カラー画像
(7月7日 11 時(日本時間))
気象庁情報カタログが新しくなりました
気象庁では、広く一般の皆様に提供している気象情報のリストを
「気象庁情報カタログ」として、気象庁ホームページにて公開して
います。
この
「気象庁情報カタログ」が 6月29 日に新しくなりました。気象情報の解説等が充実して分かりやすくなりましたので、是非、ご
利用ください。
URL http://www.jma-net.go.jp/common/177jmh/catalogue.html
日 本 気 象 学 会 から の お 知 ら せ
※詳しくは、日本気象学会ウェブサイト http://www.metsoc.jp/ をご覧ください。
日本気象学会関西支部 第 37 回夏季大学
■ 日時:2015 年 8 月 22 日(土)11:00 ~ 16:45 ■ 会場:京都テルサ 東館 3 階大会議室 ■ テーマ:
「熱帯気象と大気海洋相互作用」
詳細は、日本気象学会関西支部夏季大学ホームページをご覧ください。 http://kansai.metsoc.jp/summer/kaki15.html
また、開講前の 9:30 からは、大学で気象学を学びたい高校生や、気象の知識を活かした就職を希望する方を対象に「気象関
係合同進路説明会」が開催されます。
詳細は、気象関係合同進路説明会ホームページをご覧ください。 http://kansai.metsoc.jp/summer/shinro15.html
2015 年度秋季大会
■ 開催日:2015 年 10 月 28 日(水)~ 30 日(金) ■ 会場:京都テルサ
■ 日本気象予報士会の会員が世話人であるスペシャルセッションも開催される予定です。
そのテーマは「防災気象情報 ~情報をつくる・伝える・使う工夫~」です。
(スペシャルセッションの日時は未定です)
詳細は、日本気象学会 2015 年度秋季大会ホームページをご覧ください。 http://msj.visitors.jp/
ふるってご参加ください。詳細は、common メールでもお知らせします。
13
イベント情報
※ 最新の情報は日本気象予報士会ウェブサイトのイベント
カレンダーおよび電子会議室 Forum でご確認ください。
北海道支部
【第 52 回例会】
・日時:2015 年9月 27 日(日)13:30 ~ 17:00
・会場:札幌市男女共同参画センター多目的室
・内容:1. 支部運営について 2. 天気図検討会 3. 懇親会
【第 53 回例会】
・日時:2015 年 10 月 26 日(月)13:00 ~ 16:00
・会場:新千歳航空測候所
・内容:航空測候所見学会
●連絡:北海道支部 <[email protected]>
東京支部
【第 58 回東京支部例会】
・日時:2015 年9月6日(日)13:00 ~ 17:00
・会場:東京都立産業貿易センター(浜松町館)第一・二会議室
・内容:講演 当会初代会長 木村龍治様(その他、未定)
●連絡:田家 康 <[email protected]>
神奈川支部
【第 80 回神奈川予報士会】
・日時:2015 年 10 月3日(土)13:00 ~ 17:00
・会場:東京都市大学横浜キャンパス ・内容:砂漠の緑化等のテーマで講演
●連絡:片桐幹男 <[email protected]>
東海支部
東北支部
【9月例会】
・日時:2015 年9月5 日(土)13:30 ~ 17:00
・会場:エル・ソーラ仙台 研修室(AER 28 階)
・内容:1. 話題提供 2. ミニ天気図検討会 3. その他
【福島地方気象台見学会兼 10 月例会】
・日時:2015 年 10 月3日(土)13:30 ~ 17:00
・会場:福島地方気象台
・内容:1. 気象台見学 2. 福島県の気象特性 3. その他
●連絡:杉山公利 <[email protected]>
埼玉支部
【入間市防災訓練事前講習会】
・日時:2015 年8月8日(土)午後
・会場:入間市立中央公民館
・内容:気象観測要領、気象情報の伝達要領及び気象解説要領
【入間市防災訓練】
・日時:2015 年8月 22 日(土)13:00 ~ 23 日(日)10:00
・会場:入間第一ホテル及び入間市役所
・内容:気象観測、気象解析、
気象庁発表事項の気象解説(気象情報の伝達訓練)
【講演会】
・日時:2015 年9月5日(土)13:15 ~ 17:00
・会場:東京芸術劇場 ミーティングルーム5
・内容:1. 雷雲上空への放電現象はどのように起こるか?
…鈴木智幸氏(東京学芸大学)
2. 関東地方の気象災害と気象防災
…村中明氏(元気象庁予報課長)
●連絡:冨川誠一 <[email protected]>
千葉支部
【例会】
・日時:2015 年8月 22 日(土)13:00 ~ 17:00
・会場:千葉市民会館
・内容:1. 話題提供 2. その他
●連絡:根本由紀子 <[email protected]>
【7月例会(第 216 回例会)】
・日時:2015 年7月 18 日(土)13:00 ~ 16:30
・会場:名古屋市女性会館 視聴覚室 ・内容:1. 天気図検討会 2. クロスロード体験会
【8月例会(第 217 回例会)】
・日時:2015 年8月 15 日(土)13:00 ~ 16:30
・会場:名古屋市女性会館 視聴覚室 ・内容:技能講習会「最新の気象予報技術」に併設
【9月例会(第 218 回例会)】
・日時:2015 年9月 19 日(土)13:00 ~ 16:30
・会場:未定 ・内容:1. 天気図検討会 2. 話題提供
●連絡:関谷不二夫 <[email protected]>
関西支部 兵庫部会
【兵庫部会第 44 回例会】
・日時:2015 年9月 12 日(土)9:30 ~ 16:30
・内容:神戸市消防局の施設見学
水上消防署、航空機動隊、防災センターなど
●連絡:兵庫部会 <[email protected]>
※施設見学内容を変更する場合があります。
岡山支部
【第 12 回予報技術勉強会】
・日時:2015 年8月1日(土)13:00 ~ 17:00 ・会場:岡山県立図書館サークル活動室 ・内容:1. 話題提供 2. 天気図検討会
●連絡:廣幡泰治 <[email protected]>
広島県支部
【第5回中国四国ブロック合同例会】
・日時:2015 年8月 22 日(土)13:00 ~ 17:00
・会場:福山市ものづくり交流館 ・内容:未定
【第 92 回例会】
・日時:2015 年 10 月 24 日(土)13:00 ~ 17:00
・会場:未定 ・内容:未定
●連絡:坂本捷典 <[email protected]>
平成 27 年度気象技能講習会
(最新の予報技術)の開催について
日本気象予報士会では、最新の気象知識・技術を学びその応用能力の向上を目指すことができる場として、気象技能講習会を設け、平成
21年から毎年全国各地で開催しています。今年度の
「最新の予報技術」の講習会は、以下の内容で行います。各支部では実施に向けた検討
をお願いします。気象技能講習会は、気象予報士CPD制度のポイント付与の対象となりますので、会員の皆様は奮って御参加ください。
開催スケジュール
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■札幌
(北海道)
【日時】8月22 日
(土)13:30 ~ 16:30
【会場】北海道経済センター 【講師】下山紀夫委員長
■盛岡
(東北)
【日時】9月19 日
(土)13:30 ~ 16:30
アイーナ(いわて県民情報交流センター)会議室501A
【会場】
【講師】伊東譲司委員
■東京
(2 回目)
【日時】10月11日
(日)13:30 ~ 16:30
【会場】気象庁講堂
(予定) 【講師】瀬上哲秀委員
■長岡
(新潟)
【日時】10月3 日
(土)13:30 ~ 16:30
【会場】未定 【講師】永澤義嗣委員
■名古屋
(東海)
【日時】8 月15日
(土)13:30 ~ 16:30
【会場】未定 【講師】三木芳幸委員
■大阪
(関西)
【日時】9月5日
(土)13:30 ~ 16:30
【会場】阿倍野市民学習センター 講堂 【講師】瀬上哲秀委員
西部支部
【西部支部 第 205 回例会(気象教室)】※ 懇親会もあわせて出欠をご連絡ください
・日時:2015 年8月 22 日(土)16:00 ~ 18:30
・会場:福岡市立中央市民センター ・内容:日本気象学会九州支部と合同での気象教室
(詳細は日本気象学会九州支部 HP で)
【西部支部 第 206 回例会】※ 懇親会もあわせて出欠をご連絡ください
・日時:2015 年9月 12 日(土)13:00 ~ 17:00
・会場:コンパルホール(大分市)
・内容:話題提供
【西部支部 第 207 回例会】※ 懇親会もあわせて出欠をご連絡ください
・日時:2015 年 10 月3日(土)13:00 ~ 17:00
・会場:佐賀市民会館(佐賀市)
・内容:話題提供
【西部支部 第 208 回例会・案内会】※ 懇親会もあわせて出欠をご連絡ください
・日時:2015 年 11 月 14 日(土)13:00 ~ 17:00
・会場:福岡管区気象台(福岡市)
・内容:案内会、気象台施設見学、話題提供
●備考:詳細は Facebook 並びに日本気象予報士会 ML・西部支
部 ML でお知らせします。
●連絡:http://www.facebook.com/seibushibu
(期日・場所の確認及び申し込みはイベントページからお願いします)
中尾克志<[email protected]> TEL.080-5603-5584
永 田 統 計 <[email protected]> TEL.090-8762-6000
鹿児島支部
【8月例会】※ 懇親会もあわせて出欠をご連絡ください
・日時:2015 年8月 22 日(土)17:00 ~ 19:30
・会場:鹿児島市勤労者交流センター 第一会議室
・内容:話題提供など
●連絡:渡司陵太 <[email protected]>
森 雅宇 <[email protected]>
・会場:台東区生涯学習センター 504 教育研修室
(最寄り駅 地下鉄日比谷線入谷駅)
・内容:顕著な現象、夏の特徴
●連絡:八木健太郎 <[email protected]>
気象予報士よんまる会
【例会】
・日時:2015 年9月 26 日(土)11:00 ~ 16:30(予定)
・会場:横浜市みどりアートパークおよび横浜市玄海田公園
・内容:1. よんまる会の今後、徹底討論 2. 台風予測検討会
3.BBQ 大会
●連絡:大畑高二 <[email protected]>
関東地区天気図検討会
【第 186 回天気図検討会】
・日時:2015 年9月 19 日(土)13:00 ~ 17:00
・会場:台東区生涯学習センター 504 教育研修室
(最寄り駅 地下鉄日比谷線入谷駅)
・内容:当日9時の実況解析と翌日の予想を予定しています。
※午前中 504 号室で予習会を実施します。
初参加の方を対象にした基礎コースを併設します。
●連絡:八木健太郎 <[email protected]>
サニーエンジェルス
【2015 サイエンスパーク】
・日時:2015 年8月5日(水)10:00 〜 15:30
・会場:北海道札幌市 札幌駅前通地下歩行空間(通称:チカホ)
・内容:『気象予報士と楽しくお天気実験!』と題した体験型ブー
ス出展
【土佐市「楽しい夏のこども」
雲や雪の結晶を作ってみよう!~ママさん気象予報士のお天気教室~】
・日時:2015 年8月 23 日(日)13:00 ~ 15:00
・会場:高知県土佐市防災センター
・内容:土佐市在住の小学生とその保護者対象のお天気教室
【杉之子幼稚園「さいえんすママカフェ」】
・日時:2015 年8月 27 日(木)10:00 ~ 11:30
・会場:神奈川県横浜市西区 杉之子幼稚園2階ホール
・内容:杉之子幼稚園の園児とその保護者対象のママカフェ
沖縄支部
【日本気象学会沖縄支部主催「子ども気象学士」
】
・日時:2015 年8月 12 日(水)9:00 ~ 12:00
・会場:沖縄気象台
・内容:1. 講師 2. 気象実験 3. その他
●連絡:沖縄支部 <[email protected]>
【綾瀬市中央公民館中村地区センター「わんぱくスクール」
お天気実験教室〜雲をつくろう〜】
・日時:2015 年9月5日(土)10:00 ~ 11:30
・会場:神奈川県綾瀬市中央公民館中村地区センター
・内容:綾瀬市在住の小学生を対象にしたお天気教室
長期予報利活用研究会
【例会】
・日時:2015 年9月 13 日(日)13:00 ~ 17:00
・会場:台東区生涯学習センター 504 教育研修室 ・内容:1. 話題提供 2. その他
●連絡:藤井 聡 <[email protected]>
【船橋市東部公民館 子育て講演会】
・日時:2015 年 10 月7日(水)10:00 ~ 11:30
・会場:千葉県船橋市東部公民館
・内容:船橋市在住の子育て中のお母さん対象のママカフェ
【品川区立浜川小学校 浜川科学教室「天気の不思議と気象実験」】
・日時:2015 年 10 月 17 日(土)13:00 ~ 15:00
・会場:東京都品川区立浜川小学校
・内容:浜川小学校4年生対象のお天気教室
●連絡:山本由佳 <[email protected]>
天気図を囲む会
【第 39 回天気図を囲む会】
・日時:2015 年9月 27 日(日)13:00 ~ 17:00 開催スケジュール
■広島
(広島県)
【日時】11月7日
(土)13:30 ~ 16:30
【会場】広島市西区民文化センター大会議室
【講師】永澤義嗣委員
受講料
会 員 : 3,000 円
(講義ノートダウンロード代金及び実習資料代金を含む)
講義ノートを印刷物として希望される方は、別途実費料金をいただきます。
■春日
(西部)
【日時】9月20 日
(日)13:30 ~ 16:30
【会場】クローバープラザ スタディルーム
【講師】鈴木和史委員
■中頭郡西原町
(沖縄)
【日時】2 月20 日
(土)13:30 ~ 16:30
【会場】琉球大学
(予定) 【講師】鈴木和史委員
■鹿児島
(鹿児島)
【日時】11月22 日
(日)13:30 ~ 16:30
【会場】鹿児島市内で調整中 【講師】下山紀夫委員長
※ 募集開始は開催の約1か月前です。
common-MLや本会ウェブサイトで
告知致します
申込方法
●会員情報管理ページからの申込:https://center.camj.jp/
※ 操作方法が分からない場合は、[email protected]まで
お問い合わせください。
●はがきでの申込:はがきに氏名、会場名、購入する教材を記入
して下記宛先までお申し込みください。
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町2-7 東和錦町ビル402 日本気象予報士会本部事務所 宛
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新任理事挨拶
会長 大西 晴夫
常務理事・法務担当幹事 上田 博康
北信越地区ブロック理事 田村 正道
9年の長きに亘
昨年より東京に住んでおりますが、
冬は雪が多く冬眠状態ですが、北陸
って会長を務めら
以前は関西、北陸の支部でお世話にな
新幹線も開通したことから、北信越ブ
れた酒井重典会員
ってきました。地域の会員の皆さんが
ロック理事として1年を通し北信越と
安心してさまざまな活動に取り組んで
いただけるように、お手伝いしたいと
思います。
本部のつなぎ役を務め、北信越の発展
のために尽力しますのでご協力ご指導
よろしくお願いいたします。
常務理事・会員担当幹事 関田 昌広
ベテラン、新人、会員一人一人、皆
さまの視点に立ったサービスとは何か、
を常に考え働かせていただきたいと思
っています。何ができるかわかりませ
んが、結果もしっかり残していけるよ
う精一杯尽力させていただきます。
中国・四国地区ブロック理事 志摩 恭臣
当該地域には4支部ありますが、各
支部の活動の活性化、理事会・幹事会
との調整など、及ばずながら担当理事
としての務めを果たしたいと思いま
す。どうか、よろしくお願いします。
が退任され、私が
引き継ぐことにな
りました。本部役
員の経験もなく、若くもなく、盛りだ
くさんな不安がありますが、経験豊か
な理事会メンバーや、会員の皆様のご
支援に期待しつつ精一杯務めさせてい
ただきますので、どうかよろしくお願
いいたします。
積極的に推進してきた気象技能講習
会では、昨年度から試行的に開始した
ウエブ講習も本実施する予定で、居住
地や勤務形態による受講機会の不均衡
是正に役立つことに期待しています。
また、意欲的な取り組みである CPD
制度も本格実施の準備が進められてい
ます。まだまだ課題が山積しています
が、会員の皆様のご意見でよりよいも
のとしていきます。この他、各支部で
積極的に進めていただいている BP 活
動の推進なども通じて、気象予報士の
社会的地位の向上や、気象予報士会に
入っていて良かったと思っていただけ
るような会の運営に努めてまいりま
す。
TOPICS
常務理事・技能担当幹事 鈴木 和史
このたび技能担当の幹事を務めるこ
とになりました。気象予報技術の向上
にむけ、気象庁時代の知識や経験も活
かして任務にあたる所存です。よろし
くお願いします。
東海地区ブロック理事 藤井 聡 支部間の交流が深められるような企
画をしたり、BP や支部活動について
情報交換を行ったりして、東海ブロッ
クの活動が活発になるようにしたいで
す。よろしくお願いします。
理事 関谷 不二夫 今までは東海支部内での活動経験だ
けでしたが、今後は本部と支部の情報
交換などを進めてまいりたいと思います。
理事 永田 健太郎 皆さん初めまして、Q プロジェクト
の永田健太郎です。私は、防災プロジ
ェクトがさらに活発化するために、気
象庁と日本気象予報士会との関係が、
もっと良くなるような活動をしたいと思
っています。ご迷惑をおかけすること
もありますがどうかよろしくお願いい
たします。
西出気象庁長官を訪問しました!
6月20日の第6期定時社員総会で新たに会長に就任
した大西晴夫会長と、会長を退任し、顧問に就任した
酒井重典顧問が、7月1日に西出気象庁長官を訪問しま
した。気象台への休日の出前講座の依頼に対して気象
予報士を積極的に活用していくことなど、気象庁と本会
との更なる連携について意見交換を図りました。
理 事 会
左から 岩田幹事長、酒井顧問、西出長官、大西会長、韮澤情報利用推進課長
幹 事 会 か ら の お 知 ら せ
今後の理事会・幹事会等の予定
今後の理事会・幹事会は、以下の日程での開催を予定
しております。これらの会議日程は、事情により変更とな
る場合がありますのでご注意下さい。最新の日程および
場所については commonメーリングリストにてご確認下
さい。
●第 92 回幹事会…7月25日(土)
●第 93 回幹事会…8月23日(日)
●第 94 回幹事会…9月19日(土)
●第95回幹事会…10月18日
(日)
●第96回幹事会…11月21日(土)
●第20 回理事会、支部連絡会議
………………11月28日(土)
●第97回幹事会…12月20日(日)
●第 98 回幹事会…1月16日(土)
●第 99 回幹事会…2月21日(日)
●第100回幹事会…3月19日
(土)
●第101回幹事会…4月17日
(日)
編集後記
●第102 回幹事会…5月7日(土)
●第103 回幹事会、第21回理事会
…………………5月14日(土)
●第104回幹事会…5月29日
(日)
●第105回幹事会…6月11日
(土)
●第7期定時社員総会、
第 22 回理事会…6月18日(土)
◆第6期定時社員総会が無事に終了し、第7期が始まりました。案の定、今期も広報担当となり、会報「てんきすと」
100 号記念号を担当することになりました。広報副担当の O 副幹事長をはじめ関係各位のご協力をお願い致します。◆「はれる
んのぼうさい教室」「はれるんのお天気教室」良い本です。会員のみなさま、それぞれ1冊ずついかがでしょうか。 〈茶会長〉
◎一般社団法人日本気象予報士会 E-mail:[email protected] ◎公式ウェブサイト http://www.yoho.jp/
発行日 2015 年7月 25 日
16
発行人 大西晴夫
発行所 一般社団法人日本気象予報士会 ©