洛北SSHだより 掲示用 平成27年5月8日発行 第1号 企画・情報部 4 本校は SSH(スーパーサイエンスハイスクール)に指定されてから、今年で 12 年目を迎えます。これまで様々 な取組をしてきましたが、内容は年々進化しています。サイエンスⅠ・サイエンスⅡなど授業に組み込まれている サイエンスⅡの取組について 今年度も高校2年生中高一貫コースを対象にサイエンス II を実施します。 (1)サイエンスⅡ文系 取組、サイエンスチャレンジ・日英サイエンスワークショップ・アジアサイエンスワークショップ・筑波サイエン 文系の生徒を対象に、総合地球環境学研究所(以下、地球研)の スワークショップなど申込制の取組、英語科や家庭科とコラボレーションしている取組、サイエンス部における取 協力を得て活動していきます。授業では地球研を訪問し、地球研の 組等様々です。どんな形でも手を伸ばせば SSH を実感できる取組が洛北高校・附属中学校にはちりばめられていま 阿部健一先生から「地球環境問題は文化の問題であり人間の暮らし す。皆さんの SSH へのチャレンジを待っています。 方の問題である」といったお話をしていただきました。地球環境問 題について問題意識を持ち、これから自分たちの研究テーマを設定 1 SSH ガイダンスが実施されました 4月 13 日(月)に高校1年生文理コースおよび中高一貫コース生徒を対象に SSH 事業のガイダンスを行いま し、研究を進めていきます。 (2)サイエンスⅡ理系(数学) した。ガイダンスでは、日英サイエンスワークショップや筑波サイエンスワークショップ、アジアサイエンスワ 自分が興味を持った内容について自由に学習、また他者に向けて発表、共有します。京都大学大学院理学 ークショップに参加した先輩からの話を聞き、身近に感じたことだと思います。申込制の取組に関しては自分で 研究科から講師をお呼びし、最先端の数学研究についても教えていただきます。学習する中で自分で研究テ アンテナを立てていないと気が付いたら締切が過ぎていた、ということにもなりかねません。少しでも興味が湧 ーマを設定し、研究を進めていきます。 いたら、日程をメモしておいてください。 (3)サイエンスⅡ理系(化学・生物・物理) 2 今年度の主な SSH 行事予定 4月 6月 京都大学化学研究所・京都工芸繊維大学・京都府立大学の各研究 室の先生方から研究内容に関する講義を受け(4 月~5 月)、興味の ・SSH ガイダンス(高校1年文理コース・中高一貫コース) ある研究室を選択します。夏休みに各研究室を訪問し、グループごと ・ 「サイエンスⅡ」特別講義(~5月、高校2年中高一貫コース) にテーマ別の研究を進めていきます。 ・第1回京都サイエンスフェスタ@京都大学(6/14) ・中学校「洛北サイエンス」校外学習・特別講義(~7月) 7月 ・ 「サイエンスⅡ」研究室訪問(7月下旬~8月上旬、高校2年中高一貫コース理系) ・アジアサイエンスワークショップ@シンガポール(7/27~8/2、高校2年文理コース対象3名) 8月 特別講義日程 ・日英サイエンスワークショップ@京都(8/2~8/7、高校2年文理コース・中高一貫コース対象5 名) ・SSH 生徒研究発表会@インテックス大阪(8/5~8/6) 10月 ・ 「サイエンスⅠ」スタート(高校1年中高一貫コース) ・中学校「洛北サイエンス」校外学習・特別講義(~11 月) ・科学の甲子園(一次予選) 11月 ・第 2 回京都サイエンスフェスタ@京都工芸繊維大学 ・アジア SW in 京都 ・テクノ愛・アイデアコンテスト@京都大学 12月 2月 ・筑波サイエンスワークショップ(12 月下旬、高校1年文理コース・中高一貫コース対象 4 名) ・SSH 生徒研究発表会@校内 ※現時点での予定です。今後、変更される可能性もあります。 3 日英 SW、アジア SW の募集を開始しました この夏、実施される日英 SW(対象 2 年生1~6 組)、アジア SW(2 年生3~6 組)の募集が始まりました。 締切は 5 月 11 日(月)です。応募する生徒は募集要項を熟読し、遅れることのないように手続してください。 講演者 京都大学化学研究所 平竹 京都工芸繊維大学 潤先生 講演内容 講義日時 ハバネロからのカプサイシンの抽出と精製 4月23日 (木) 櫻井 伸一先生 身近な高分子材料の不思議を探る 4月23日 (木) 京都工芸繊維大学 大柴小枝子先生 色を認識して制御するライントレースカー 4月23日 (木) 京 都 府 立 大 学 池田 武文先生 森林衰退と環境変動~樹木の生理生態から~ 5月 7日 (木) 京 都 府 立 大 学 細矢 憲先生 スゴイ!和紙の底力 -その可能性を調べる- 5月 7日 (木) 京都工芸繊維大学 浦川 宏先生 天然物質と金属イオンで形成される錯体を色素に用いた染色 5月 7日 (木) 京 都 府 立 大 学 織田 昌幸先生 10 万分の 1mm 程度の蛋白質分子の形や働きをみる 5月14日 (木) 京 都 府 立 大 学 武田 征士先生 花から学ぶ遺伝子と DNA 5月14日 (木) 京都大学化学研究所 島川 祐一先生 無機機能性材料の合成と評価(ルビーの作成) 5月14日 (木) 京都工芸繊維大学 今野 フッ素原子を有機分子に導入する 5月14日 (木) 京都大学化学研究所 寺西 利治先生 小さな世界の金属…合成と性質 5月21日 (木) 京都大学化学研究所 辻井 敬亘先生 次世代ポリマー薄膜を利用したバイオミメティック発色材 5月21日 (木) 京都工芸繊維大学 柄谷 生物発光の化学的構築 5月21日 (木) 勉先生 肇先生
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