© proDAD GmbH マニュアル © proDAD GmbH Autor : Uwe Wenz 1 © proDAD GmbH 目次 Welcome 概要 著作権 /法律情報 Mercalliとは? Mercalli製品名の由来 Mercalli V3 SALの新機能 Mercalli V4 SALの新機能 インストール、アクティベーションとユーザー登録 ヘルプ機能 ショートカット Mercalli V4 SAL 概要(スタンドアローンバージョン) スタビライズのポイント 正しいStabi-Cam(スタビライゼーションカメラ)を選ぶ 最適なスタビライゼーションのtips & tricks Avoid Border(エッジを表示しない)とは? 不要なローリングシャッター効果 良い結果のための撮影アドバイス Mercalli V4 SAL詳細 詳細 プログラムの開始とメディアのインポート オリジナルビデオの再生-トリムエリアを決める メディアの解析とエクスポート 選択した全てのメディアビンアイテムを解析 選択した全てのメディアビンアイテムをエクスポート CMOS修正 - 歪曲タイプの選択とローリングシャッター補正 カメラの動きを平滑化 - Stabi-Camを使用 使用されたカメラオプティクス エッジを表示しない パンショット補正 表示モード(結果表示+オリジナル表示+縦に/上下に比較+並列) 回転の設定 UIの設定 スタビライズしたビデオをMercalliで再生 & 外部プレーヤーで再生 チャート シフト ロール(On/Off) CMOSセンサー(On/Off) ズーム(On/Off) 傾き(On/Off) ズームイン-ダイナミックスケール インフォメーション、設定、Media Bin + Media-Binを出力 を出力 インフォメーション、設定、 インフォメーション 設定 パンショット補正 ロール-バランス エッジ調節 エッジ優先 ゆれ補正優先 背景色を表示 2 4 4 4 5 5 5 6 7 8 9 9 10 10 11 11 12 13 13 13 14 15 15 15 16 18 19 20 21 22 22 22 23 23 23 24 25 25 26 26 27 27 27 27 27 28 28 29 30 © proDAD GmbH 30 31 32 33 34 35 36 37 37 38 39 41 フォレンジックビュー ダイナミックスケール ノイズ低減 / シャープネス カメラ位置を移動 ズーム-バランス Y-軸-バランス X-軸-バランス Media Bin Media-Binを出力 バッチ処理詳細 ビデオファイルへエクスポート 保存したビデオのさらなる使い方 3 © proDAD GmbH Welcome Mercalli は撮影したビデオからカメラの揺れや振動を取り除き、映像のクオリティーを向上させることができます。また Mercalli なら激しいパンやズームなども滑らかにし、素材を改良することができます。 Mercalli は、あなたの大切なビデオクリップを最適化する大変価値の高いツールとなるでしょう。 どうぞ Mercalli で最高の映像効果をお楽しみください! 概要 著作権 / 法律情報 Copyright proDAD GmbH. All rights reserved. (不許複製・禁無断転載) ライセンス条件 ソフトウェアをインストールされる前に本ライセンス条件をよくお読みください。 使用許諾契約 セットアップが開始すると、使用許諾契約が出てきますので、よくお読みください。 ソフトウェアをインストールすることによって、著作権条件、使用許諾契約、使用許諾手続きに同意したものとみなします。 ライセンス保証 proDAD GmbHは正規目的で本製品を使用することを許諾します。 本製品は 1 台のコンピュータにのみインストールできます。proDADは本契約によって無償でライセンス・キーを 1 つ提 供することを保証します。本製品をインストールすることにより、ユーザーはライセンス保証、著作権条件、責任制限に同 意して承諾されたものとします。 登録商標 同マニュアル内で言及されたすべての製品ならびに商標は、各所有者に帰属します。すべての商標は、自由に使用できるも のであるか、登録商標であるかにかかわらず、使用されています。 責任制限 損害賠償請求 1 件あたりの賠償責任の上限は、当該製品の交換とします。これは、proDAD GmbH、すべてのライセンス取得 者、および小売店に適用されます。損害賠償請求は、ソフトウェアが適切な手順で、proDAD GmbH との事前合意に基づく返 品番号と共に返品された場合にのみ受け付けます。製品には購入証明の添付が必要です。この保証は、製品の不調が不適 切な使用、酷使、事故、不適切な取り扱いに起因する場合、無効となります。proDAD GmbH、販売店、およびライセンス供与 者は、本製品の無理な使用に起因する損害および後発損害に対する責任を負いません。責任範囲はいかなる場合も製品の 購入価格を上限とします。 ドキュメンテーション ハンドブックの編集と翻訳には細心の注意を払っております。しかしながら、完全に不正確な記述を排除することはできませ ん。proDAD GmbHはドキュメンテーションか翻訳を含むどのような不正確な記述や情報の誤りによって生じるいかなる損害に ついて責任は一切負いかねます。技術的な変更の場合も同様です。 本マニュアルに関して不正確な記述がございましたら弊社までご連絡ください。 proDAD GmbHは本プログラム、コンテンツを使用した発行物、および本プログラム作成したデータの使用に対する責任 は一切負いかねます。 ProDAD GmbH * Gauertstr. 2 * 78194 Immendingen * Germany * HRB 1077 4 © proDAD GmbH Mercalliとは? とは? Mercalliはビデオ撮影の際の振動、揺れ、歪み、ウォブルの除去にご利用いただけ、ビデオの品質を向上させることが できます。また、激しいパンやズームも滑らかにし、さらにクオリティーを上げることができます。 三脚がない場合や使いづらい場所では、不要な映像の揺れが生じることがあります。予期せぬ出来事で準備もなく急に 撮影しなければならないことや、ビデオ機材の不備といったことも起こりうるでしょう。 もし撮影が基本的には成功しており、しかし映像に修正が必要な場合は、Mercalliにおまかせください。ほぼ完全自動 で映像を最適化します! Mercalliを使えば、どのように撮影をしたビデオでも改良し最適化できます。 を使えば、どのように撮影をしたビデオでも改良し最適化できます。 Mercalli製品名の由来 製品名の由来 イタリアの火山学者ジュゼッペ・メルカリは、地震の程度を表現するメルカリ震度階級を作成しました。階級は“きわめて 弱い”から“絶望的”と、地震による被害の状況に基づいて判定されるよう作成されました。 それはまさにMercalliとの共通点です。 Mercalliソフトウェアは、振動、揺れ、歪み、ウォブルや圧縮の編集ができます。 完全自動のCMOS修正機能 修正機能で、ビデオ内のぼやけや揺れなどのエラーを非常に効率的な方法で取り除くことができま 修正機能 す。これらのエラーは、"Jello(揺動), Wobble(動体歪み), Skew(スキュー)"または"Distortions"と呼ばれて おり、カメラのCMOSセンサーにより、モーターによる振動や物質的な振動、ぼやけや揺れを減少させるために使用する ジンバルを使っていても生じます。ほとんどのケースにおいて、CMOS修正により、映像から揺れがなくなり、元の映像よ り改良されます。 この修正の重要な利点は、完全自動であり、基本的にズームインの必要がないということです。したがって、大きな改良 にもかかわらず、最大の解像度を保つことができます!もしまだぼやけがビデオに残る場合は、すでにご存知のスタビラ イズ機能を追加していただければ、CMOS修正した素材がさらにきれいになります。このユニークな完全修正により、ビ デオはベストなものとなるでしょう。 不規則な映像は高く複雑な数学的プロセスにより検出され除去されます。ここでは、非常に複雑な計算が実行され、ど の動きが必要でどの動きが不必要かを分類します。不必要な動きは、除去するようユーザーに提案します。 詳しくは、proDAD.com. でもご覧いただけます。 Mercalli V3 SALの新機能 の新機能 Mercalli V3 SAL 最新追加: 最新追加 • • • • • • New! バッチ処理 - Mercalli V3 SALの自動バッチ処理で、無制限にいくつでもビデオを読み込みできます。 New! 自動プロファイル選択 – Mercalli V3 SALではビデオクリップを解析し、自動で最も適切なスタビライズプロ ファイルを選択するので、スタビライズプロセスが合理的に行われます。 New! 4Kおよび2.7Kビデオ対応;たくさんの編集ソフトがまだ対応していませんが、proDADはすでに対応していま す! New! MP4を含む業界基準フォーマットに、スタビライズしたビデオのエクスポートが可能! 業界唯一3軸(X,Y,Z軸)スタビライザー – 可能なベストのスタビライズをご提供します。 完全自動ローリングシャッター補正で、速いアクション中に起こるCMOSカメラセンサーによるスキュー、ウォブル、ジ ッターなどの揺れやゆがみを改善します。 5 © proDAD GmbH • • • • • • ダイナミックカメラオプションで、オリジナルビデオの味わいを損なわずに、効果的なスタビライズ処理ができます。 SmartBorderスマートボーダー™ オプションは、スタビライズの際のズームを減少し、ビデオのボーダーを少なく 保持できます。 自動シーン検出で、複数のシーンから最適化するシーンを選択します。 フル解像度プレビューは、レンダリング前に、オリジナルと最適化したビデオを並べて比べることができます。 最適化したビデオは、業界基準のフォーマットにエクスポートでき、シェアしたりさらに編集することができます。 64-Bitおよび32-Bit Windowsスタンドアローンアプリケーション。 Mercalli V4 SALの新機能 の新機能 Mercalli V4 SAL 最新追加: • • • • • • • • • • • • • • スキュー、ウォブル、ジェロなどの揺れやゆがみを補正する、ユニークな完全自動CMOS修正機能。 今まで以上に速く効果的なスタビライズ機能。 スタビライズと奥行の最適化が改良。(3D X, Y,およびZ-軸スタビライズ) オプティカルワープイメージスタビライズ機能(スタビライズ過程でフィッシュアイ効果による歪みを除去) フィッシュアイ効果の除去不要により、スタビライズのレンダリングが速くなり、ズームも減少します。 多数のカメラに対応。ユニバーサルプロファイルも含まれます。 大幅にズームを減少。(必要であったズームが劇的に減ります) エッジ調節の改良も、ズームを低減させることができるようになりました。 編集中も簡単にフォーカスを選択できます。 カメラの動きの処理を調整する機能が強化。 簡単なストーリーボード機能で、クリップのアレンジとファイルへのエクスポートが楽にできます。 新しい比較モードの高速フルスクリーンプレビュー、オリジナル/最適化後、フォレンジックビューで、ビデオス修正を 詳しく見ることができます。 AVC/H264 mp4/movおよびApple ProResにエクスポート可能 mov, mpg, mpeg, mp4, mts, m2t, m2ts, m2v, avi, mxf, vob, vcd, 3gp, jpg, tif対応。 6 © proDAD GmbH インストール、アクティベーションとユーザー登録 1. Mercalliスタンドアローンバージョンのインストールとアクティベーション スタンドアローンバージョンのインストールとアクティベーション バージョン2以降、Mercalliはスタンドアローン スタンドアローンアプリケーションとしてご利用いただけます。 (詳細はスタンドアローンバー スタンドアローン ジョンの章参照) インストールを始めるには、セットアップファイルをダブルクリックしてください。ソフトウェアのインストールが始まりました ら、 法律上の表示項 の契約条件とライセンス条項に同意してください。Mercalliがダウンロードできましたら、まずアーカ イブファイルが解凍されインストールが始まります。Mercalliがインストールされたフォルダーを選んでください。 次にインストールの指示に従ってください。 デスクトップのショート ショートカット Mercalliをスタートできます。 ショートカットからMercalli カット Mercalli もしくは スタート / すべてのプログラム / proDAD / Mercalli 2.0 Start からも開けます。 初めてMercalliをインストールされる場合、 、インストール中、ライセンスキー ライセンスキー(シリアルナンバー)が要求されます。ダ ライセンスキー ウンロード購入された場合、ライセンスキーはダウンロード手順のメールにあります。DVDでご購入された場合はパッケ ージに入っています。「Unlock Unlock( Unlock(解除) 解除)」をクリックしてください。 重要: アクティベートするにインターネットへの接続が必要です。接続していない場合にはアクティベーションするこ とができません。もし問題が発生した場合は、セキュリティ設定(ファイヤーウォールなど)を確認しm再度ア クティベーションを続行してください。 もしMercalliをデモバージョン デモバージョンでお試しいただきたい場合は、「Continue Continue with Demo Version(デモバージョンで続ける) デモバージョン Version(デモバージョンで続ける)」 (デモバージョンで続ける) をクリックしてください。シリアル番号を入力するとアクティベートされ、フルバージョンになります。 7 © proDAD GmbH Mercalli 4.0 SALは はStartタブで タブで始まります。これよりビデオ素材のインポートを開始できます。 タブで始まります。これよりビデオ素材のインポートを開始できます。 2. Mercalliの登録 の登録 Mercalliのアップデートやさらなる情報をご希望ですか?こちらからあなたのproDAD Mercalliをご登録ください。 http://www.prodad.de/register.html. ヘルプ機能 F1キー F1キーでヘルプ機能が開きます。 キー プログラムメニューから直接PDFのガイドがご覧いただけます。手順は、 Windows スタートメニュー プログラム proDAD マニュアル-Mercalli 検索機能を使えばユーザーガイドの具体的に知りたい項目をすばやく見つけることもできます。 その他の情報はwww.prodad.com その他の情報はwww.prodad.com をご覧ください。 • • • FAQ ワークショップ オンラインショップ 8 © proDAD GmbH ショートカット Mercalliの重要なショートカット 重要なショートカット: 重要なショートカット タイムライン内: • • • • スペース 再生のスタート/ストップ I イン点の設定 O アウト点の設定 カーソル 左/右 一般: • F4: すべてのメディアの解析 • F5: エクスポートの実行 Mercalli V4 SAL 概要(スタンドアローンバージョン) Mercalli V4 SAL(スタンドアローンバージョン)ユーザーインターフェース詳細 (スタンドアローンバージョン)ユーザーインターフェース詳細 9 © proDAD GmbH スタビライズのポイント 正しいStabi 正しいStabiStabi-Cam(スタビライゼーションカメラ Cam(スタビライゼーションカメラ) スタビライゼーションカメラ)を選ぶ スタビライゼーションカメラは、ビデオデータを分析して修正するツールです。正しいスタビライゼーションカメラの選択 スタビライゼーションカメラ は、オリジナルビデオがどのように撮られたか、また最終結果をどのように仕上げたいかによります。通常カメラ 通常カメラはどのよ 通常カメラ うなケースでもその映像を改良できますが、特定の状況では完璧な処理を行うために異なったスタビライゼーションカメラ を試してみてください。 例:動く車を追跡して撮影。目的:ショットの固定。 例: 推奨されるスタビライゼーションカメラ:通常カメラ、もしくは移動カメラ。 間違ったスタビライゼーションカメラ:固定カメラ 例:風景のフリーハンドカメラ撮影。目的:三脚を使って撮影したかのような、最良のスタビライズ処理。 例: 推奨されるスタビライゼーションカメラ:通常カメラ、または固定カメラ。 間違ったスタビライゼーションカメラ:移動カメラ 説明: もし全くの手ブレなくできるだけ安定した映像にしたい場合、スタビライゼーションカメラは常に固定カメラ 固定カメラを選択してくださ 固定カメラ い。安定した映像にするには、オリジナル映像はパンの動きではなく、揺れ、ジッター、回転、傾きなどの動きを含んでい なければなりません。 パン撮影の含まれる映像では、通常カメラ 通常カメラの代わりに移動カメラ 移動カメラのスタビライゼーションカメラを選択してみてください。こ 通常カメラ 移動カメラ れは動く対象物の撮影にも適用されます。 詳しくは「カメラの動きを平滑化」でもご覧いただけます。 10 © proDAD GmbH 最適なスタビライゼーションのtips 最適なスタビライゼーションのtips & tricks スタビライズを行う場合、デフォルトの処理結果でもご満足いただけると思いますが、もっと改良することができるかもし れません。さらに良いスタビライズ処理をするために、以下のポイントをチェックしてみてください。 • 正しいスタビライゼーションカメラを使いましたか? ユニバーサルプロファイルはどのようなケースでもその映像を改良できますが、特定の状況では完璧な処理を行うため に異なったStabi-Cam(スタビライゼーションカメラ)を試してみてください。 • CameraCamera-Dynamic(カメラ位置移動 Dynamic(カメラ位置移動) カメラ位置移動)は有効 / 無効? 無効? Camera-Dynamic(カメラ位置を移動)オプションを有効にすると、映像に大きな効果をもたらすことができます。例えば、カ メラは意図的に動かしていないのに揺れているというシーンに対しては、不要な揺れを取り除くためにこのオプションは 無効にする方がよいでしょう。Camera-Dynamic(カメラ位置を移動)を有効にしてこのようなシーンを改良することもできま すが、無効にするとより良いスタビライズ処理をすることができます。 ではどんな時にCamera ではどんな時にCameraCamera-Dynamic(カメラ位置移動 Dynamic(カメラ位置移動) カメラ位置移動)を使うのでしょう? パンやトラッキングショットのような意図的なカメラモーションで撮影したシーンを処理する時にお使いください。 Avoid Border(エッジを表示しない Border(エッジを表示しない) エッジを表示しない)とは? Avoid Border(エッジを表示しない) モードをつけると、まずスタビライズする映像を移動させることによってできる空白(黒 い)エリアをなくします。これはビデオを拡大することによって行われます。 その結果、ビデオの揺れが大きければ大きいほど、スタビライズされた映像の拡大率は大きくなります。 しかしMercalli V4には新しいスマートボーダー技術が備わっています。完全なスタビライズをするために必要なとても高 いズーム比映像においては視覚信号で教えてくれます。その後それらをスタビライズ処理するか低いズーム比で各ポイ ントのスタビライズ処理と交換するかを選ぶことができます。少ないズームの利点は、イメージをシャープにできオリジナ ル映像の詳細を保存できることです。ユーザーは自動処理だけでなく、問題となっている映像に適した処理を選択するこ とができます。 ユーザーが決めることのできる部分は以下のように表示されます: この信号はユーザーが再生中にインタラクティブに調整したり、スタビライズ処理の程度を増大させたり少ないズームへ 重みをシフトすることも可能にします。このシンプルな手動設定により個人の好みと目的に合うように完全自動のスタビラ イズ処理を微調整でき、結果全てのニーズを満たしてくれるでしょう。 11 © proDAD GmbH 不要なローリングシャッター効果 CMOSセンサーとはカムコーダーやデジタルカメラに使われるイメージセンサーです。 CMOS ローリングシャッター効果は動画中のフレームが1行ずつスキャンされるときに現れるビデオの位置エラーです。 もしイメージが静止していればフレームの全てのポイントは正しい位置に露出されるので、映像は正しく出てきます。ロー リングシャッター効果は移動カメラで撮影し1行ずつスキャンされたフレームの対象物に現れる場合があります。(すなわ ち対象物の全てが全く同時に撮影されないとき) もしスタビライズ処理後にローリングシャッターこうか(歪みなど)が現れる場合は、あなたのカムコーダーのCMOSによ る弱点です。Mercalliでこの弱点を除去できます。カメラの動きを平滑化/Stabi-Cam(スタビライゼーションカメラ)のロー ロー リングシャッター補正 リングシャッター補正オプションを有効にするとこれを除去できます。 シャッター補正 よく起こるローリングシャッター効果 • • • • ジェロエフェクト ゆがみ、パンショットにおける幾何学的なゆがみ (かげろうに似た)揺れ、Wobble(動体歪み) 振動および圧縮 Mercalli V4 SALでスタビライズ でスタビライズ/ でスタビライズ/修正したサンプルビデオ: 修正したサンプルビデオ: サンプルビデオ 注: ビデオを再生するには、パソコンをインターネットへ接続してください。 12 © proDAD GmbH 良い結果のための撮影アドバイス 安定した映像を撮影するために以下の点を参考にしてください。 • • • • • • 車内からもしくは動いているカメラで撮影した映像のローリングシャッター効果補正は、すでに動いている状態から撮 影を開始せず、撮影の最初と最後はカメラを静止するようにしてください。 速い動きについては個々のフレーム間のぼやけ効果を減少するために露出時間をできるだけ短く保ってください。 速度の極端な違いは、ショットの奥行き感が浅くなることがあります。 動く被写体を撮影の際は、静止物をできるだけ目立たせないようにしてください。 汚れたレンズや汚れた窓を通して撮影すると、分析とスタビライズ処理にエラーが生じるかもしれません。 かげろうなどの大気効果(影響)は、ローリングシャッター効果補正を混乱させることがあります。 Mercalli V4 SAL詳細 詳細 Mercalli を開始するには、「スタート」タブを有効にすると、ビデオをスタビライズするための設定ができるようになりま す。 プログラムの開始とメディアのインポート 1. プログラムの開始: デスクトップのショートカット ショートカットからMercalli Mercalliをスタートできます。 ショートカット Mercalli もしくは スタート / すべてのプログラム / proDAD / Mercalli からも開けます。 次に、ビデオをインポート インポートする4つのオプションがあります。 インポート 1. 2. 3. 4. ファイルを選択(ビデオファイルをインポートする) ファイルを選択 フォルダーを選択(フォルダーからイメージファイルをインポートする、Mercalliが変換します) ここをクリックしてメディアを開く(ビデオファイルをインポートする) Mercalli SALのプレビューに直接デスクトップからドラッグ&ドロップでインポートする 13 © proDAD GmbH オリジナルビデオの再生-トリムエリアを決める インポートすると、Mercalliプレビューで再生ができます=コントロールは、再生 再生/ (1) ビデオの時間情報(2) 時間情報(2) 再生/停止です。(1) 停止 (現在=9秒/19イメージ)がプレビューの左下に表示されます。プレビューの右下には、プレビューを計算と外部プレイヤ プレビューを計算と外部プレイヤ ーで再生(3)があります。ビデオを解析した後このオプションをクリックすると、MediaPlayerなどで再生できます。この機 ーで再生(3) 能はMercalliプレビューで100%スムーズに再生できなかった場合に使える機能です。 14 © proDAD GmbH 下はMercalli V4 SALのタイムラインで、ここでトリムエリア トリムエリアを決定できます。このエリアはスタビライズとエクスポートに トリムエリア のみ使われます。ここではご希望のイン点 イン点位置 現在時間にトリムのスタートポ イン点位置(1) 位置(1)に赤いタイムラインカーソルを動かし、現在時間にトリムのスタートポ (1) イントを設定する(2)オプションをクリックします。次にご希望のアウト点位置(1)にタイムラインカーソルを動かし、現在 現在 イントを設定する(2) 時間にトリムの終点を設定(2) トリムエリアはタイムラインに設定され、シアン色でマークされ 時間にトリムの終点を設定(2)オプションをクリックします。トリムエリア 定(2) トリムエリア ます。 メディアの解析とエクスポート 選択した全てのメディアビンアイテムを解析 選択した全てのメディアビンアイテムを解析オプションは 選択した全てのメディアビンアイテムを解析 メディアビン内の選択した全て 全てのメディアの解析を行います。 全て 15 © proDAD GmbH 選択した全てのメディアビンアイテムをエクスポート 選択した全てのメディアビンアイテムをエクスポートオプションは 選択した全てのメディアビンアイテムをエクスポート メディアビン内の選択した全て 全てのメディアのエクスポートを行います。ここでは、メディアは解析、スタビライズされ、新しい 全て ファイルにエクスポートされます。 CMOS修正-歪曲タイプの選択とローリングシャッター補正 修正-歪曲タイプの選択とローリングシャッター補正 最初に、ビデオから不要なCMOS効果 効果を除去すると、その上でよりよいスタビライズ効果が得られます。なぜなら映像に 効果 はたくさんの揺れやゆがみがあり、不要なカメラの動きをスタビライズするのによりよい基礎となるからです。 ほぼ全てのアクションカメラ、一眼レフカメラ、プロ用ビデオカメラにはいわゆるCMOSセンサーが付いています。このよう ほぼ全てのアクションカメラ なカメラで振動や揺れの多い撮影をすると、個々のイメージに欠陥があらわれ、自然にイメージエラーとなります。 最初に、撮影したビデオから不要なCMOS効果を除去してください。これがよりよいスタビライズ結果の最良のベースと なります。それに続く不要なカメラの動きのスタビライズは、さらに最適化され振動やゆがみのない映像へと生まれ変わ ります! Mercalli V4はこの最高の映像処理をご提供します。プログラムはいたってシンプルで、スタビライズもCMO修正も完全 に自動で行います。もちろん追加の調整も可能です-自動手動はいつでも選べます。 ローリングシャッター補正を有効にする ローリングシャッター補正オプションを有効にすると、動く映像(ビデオ)に生じるゆがみ(CMOSによる)を補正できます。 ローリングシャッター補正 このローリングシャッター補正オプションはデフォルトで有効になっています。 ローリングシャッター効果は、広くデジタル一眼レフカメラ、ポケットカメラ、モバイルラジオデバイスやアクションカメラなど に使われる、CMOSセンサーによる不要な効果です。 スタビライズ処理をしない限り、ローリングシャッター効果は現れないか少しわかる程度です。しかし編集中にスタビライ ズすると、ローリングシャッター効果が現れ、映像に乱れが生じます。 したがって、Mercalliで不要な効果を除去します-不要な効果が残っている映像は最終結果の価値を落としてしまうか 16 © proDAD GmbH らです。 さらにMercalli SALは異なるCMOS修正メソッド 修正メソッドで、ビデオに発生するスキュー、ジェロ、ウォブル、振動などを検出しま 修正メソッド す。もしビデオに完全自動 完全自動CMOS CMOS歪曲タイプ 完全自動CMOS修正 CMOS修正でさらに最適化をお望みの場合は、メニューのCMOS 修正 CMOS歪曲タイプからベストな最適 歪曲タイプ 化を選んでいただけます。 強化修正を編集…: 継続的なCMOS設定に、保存 保存または再設定 再設定オプションもあります。 保存 再設定 17 © proDAD GmbH カメラの動きを平滑化 - Stabi-Camを使用 を使用 カメラの動きを平滑化オプションはビデオのスタビライズをオンやオフにできます。異なるStabi-Camを使用することで、揺 カメラの動きを平滑化 れのあるビデオを解析し修正します。最適なStabi Stabi通常カメラ) Stabi-Camを選択いただけます。(デフォルトでは通常カメラ Cam 通常カメラ Stabi-Cams使用の情報 使用の情報 カメラによりすべてのビデオは異なりますので、まずはデフォルトの通常カメラ 通常カメラから解析とスタビライズされることをお勧め 通常カメラ します。 もし期待通りのスタビライズ結果が得られなかった場合は、移動カメラ 移動カメラや固定カメラ 移動カメラ 固定カメラなどの他のStabi-Camを選んでみ 固定カメラ てください。また違った設定で専門的なデバイスです。もし三脚で撮ったようなビデオをお望みの場合は、固定カメラ 固定カメラを使 固定カメラ ってください。三脚を使ったビデオ品質に近づきます。 アクションカメラは撮影中にに動きの多かった場合(車に載せてのアクションライドなど)にお使いください。これで激しい アクションカメラ 動きもスタビライズされます。 フォレンジックカメラは違いを大きく見せることのできるスタビライズです。これはフォレンジックビューをご利用いただく一 フォレンジックカメラ 般的な使い方です。Mercalliでどのようにスタビライズされたかを見ることができます。 いろいろなStabi-Camを試していただき、ベストなスタビライズにしていただくことをお勧めします。いろいろお試しいただ くことで、例外的な状況では通常カメラ 通常カメラよりもよい結果をもたらすことがあります。Stabi-Camsは様々な環境状況により 通常カメラ 結果が左右されることがありますので、いろいろな組み合わせでお試しくださいませ。 スタビライズ設定には、保存や再設定などのオプションもあります。 18 © proDAD GmbH 使用されたカメラオプティクス 使用されたカメラオプティクス 最高のスタビライゼーションクオリティー スタビライゼーションクオリティーをもたらすために、こちらのメニューでカメラタイプ カメラタイプを選択していただきます。 スタビライゼーションクオリティー カメラタイプ Mercalliがカメラオプティクス カメラオプティクスを認識します。もしあなたのカメラがリストにない場合は、3つの つのGenericプロファイルでお プロファイルでお カメラオプティクス つの 試しください。 19 © proDAD GmbH エッジを表示しない 「エッジを表示しない」フィールドのスライダーを使用することで、ビデオのぼやけを調節できます。 シフト図の に表示されるシグナルの、不要な動きを全て取り除きたい場合は、「エッジを表 エッジを表示しない エッジを表示しない」 示しない のスライダーを必要なだけ動かしていただくと、スタビライズ結果を可能な限りオリジナルに近づけることができます。 「エッジを表示しない エッジを表示しない」は、Mercalliプレビュー上の設定 設定タブにあります。 エッジを表示しない 設定 エッジを表示しないを無効にする:設定はベストなスタビライズに変更されます;これでビデオのエッジは最小に抑えられ エッジを表示しない ます。プレビュー右のディスプレイはオフになります。 20 © proDAD GmbH パンショット補正 パンショット補正スライダーで、ビデオの動き全体のバランスを調整できます。スライダーを右に動かした場合、Mercalli パンショット補正 のスタビライズは大きくなり、ビデオがより静かになるでしょう。 このパンショット補正 パンショット補正スライダーはMercalliプレビュー上 プレビュー上にありますが、設定タブにもございます。 パンショット補正 プレビュー上 このパンショット補正 パンショット補正スライダーはビデオに大きな変化をもたらします。(ビデオの動きが滑らかになります)変化の修正カ パンショット補正 ーブはシフト図にも表示されます。 21 © proDAD GmbH 表示モード 表示モード( モード(結果表示+ 結果表示+オリジナル表示+ オリジナル表示+縦に/ 縦に/上下に比較+並列) 表示モードメニューでは異なるオプションでビデオプレビューをお選びいただけます。 表示モード 1. 2. 3. 4. 5. 結果表示(プレビューにスタビライズされたビデオを表) 結果表示 オリジナル表示(プレビューにオリジナルビデオを表示) オリジナル表示 上下に比較(オリジナルとスタビライズしたビデオを上下分割スクリーンに表示) 上下に比較 縦に比較(オリジナルとスタビライズしたビデオを左右分割スクリーンに表示) 縦に比較 並列スクリーン(左、右、上、下、などオリジナルとスタビライズしたビデオを比較表示) 並列スクリーン 回転の設定 Mercalli SALには、メニュー右上に回転 回転のオプション設定がございます。「反時計回りに 反時計回りに90 時計回りに 回転 反時計回りに90°回転 90°回転」または「時計回りに °回転 90°回転 °回転」オプションを1度クリックしていただくと、それぞれの方向にビデオが回転します。 90 °回転 回転は度合いを正確に調節することも可能です。この機能で撮影中のわずかな角度のずれを調整することができます。 UIの設定 の設定 Mercalli SALには、メニュー右上に、UI (Mercalli SALユーザーインターフェース)の設定があります。ここでタイムラ タイムラ イン(プレビュー下)やメーター メーターを隠すことができます。 イン メーター 22 © proDAD GmbH スタビライズしたビデオをMercalliで再生 で再生 & 外部プレーヤーで再生 スタビライズしたビデオを 外部プレーヤーで再生 スタビライズしたビデオは、Mercalliプレビューで再生 再生/ プレ 再生/停止(1)ができます。ビデオの時間情報(2)は、Mercalliプレ 停止(1) ビューの下にあります。(現在9秒/14イメージ) プレビュー右に、「プレビューをレンダリングし外部プレーヤーを使って再 プレビューをレンダリングし外部プレーヤーを使って再 ビュー 生」(3) (3)があります。ビデオの解析後にこのオプションをクリックすると、メディアプレーヤーなどで再生するように計算さ (3) れます。この機能は、Mercalliで100%スムーズに再生できなかった場合にお使いいただけます。 チャート シフト シフトグラフでは、X X-Y方向(水平/垂直)のビデオの動きを表示されます。 シフト 方向 パンショット補正のスライダーで、ビデオの全体のバランスが調整できます。さらに右へ動かすと、Mercalliのスタビライ ズが大きくなり、ビデオがさらに静かになります。パンショット補正 パンショット補正スライダーを使うと、ビデオが大きく変化します。(ビデ パンショット補正 23 © proDAD GmbH オの動きが滑らかになります)また、シフト シフトグラフでは、修正カーブで変化を見ることができます。 シフト シフトグラフの に表示されるシグナルの、不要な動きを全て取り除きたい場合は、「エッジを表示しな エッジを表示しな シフト い」のスライダーをできるだけ右へ(さらにズーム)動かしていただくと、スタビライズ結果を可能な限りオリジナルに近づ けることができます。 マークされている部分(図中のトップとボトムに見られる)は、ビデオの最大限の動きを表し、「エッジを表示しない エッジを表示しない」エリア エッジを表示しない のスライダーを調整した後それに適応します。 ロール(On/Off) ) ロール( ロールグラフでは、ビデオの動きまたはZ軸の回転を表示します。グラフ上で直接マウスを動かすと、現在値を見ることが ロール できます。 さらに、ロール ロールは無効 ロール 無効にもできます。(右;グラフで直接調整する)無効にすると、修正やZ軸スタビライズが表示されなくな 無効 ります。 マークされている部分(図中のトップとボトムに見られる)は、ビデオの最大限の動きを表し、「エッジを表示しない エッジを表示しない」エリア エッジを表示しない のスライダーを調整した後それに適応します。 図中の に表示されるシグナルの、不要な動きを全て取り除きたい場合は、これで除去できます。 24 © proDAD GmbH CMOSセンサー センサー( ) センサー(On/Off) 完全自動CMOS修正は、CMOSセンサーによる弱点を遡及的に除去するものです。緑の曲線はMercalliによる修正を 示し、オレンジの曲線は未処理のエラー(修正できていない)を示します。図上で直接マウスを動かしていただくと、現在 値が表示されます。 さらに、CMOSセンサー センサーグラフは無効 無効にもできます。(右;現在表示されているグラフを直接調整) 未処理のエラーを示 センサー 無効 すオレンジの曲線はまだ表示されています。緑の曲線は表示されなくなり、修正もされなくなります。 ズーム( ) ズーム(On/Off) ズームのグラフは、ビデオのズーム ズームの動きを表示します。 ズーム ズーム 修正と表示されるものは、設定 設定タブの「ズーム-バランス」スライダーの位置によります。「ズーム-バランス ズーム-バランス」スライダー 設定 ズーム-バランス をより右へ動かすと、ズームはいくつかのイメージに適用され、調和的なズームへと調整できます。 さらに、ズーム修正 ズーム修正グラフは無効 無効にもできます。(右;現在表示されているグラフを直接調整) 無効にすると修正と表示 ズーム修正 無効 がされなくなります。設定 設定タブの「ズーム-バランス ズーム-バランス」スライダーでも無効にできます。 設定 ズーム-バランス 25 © proDAD GmbH 傾き( ) 傾き(On/Off) 傾きグラフでは、ビデオのX/Y X/Y軸 X/Y軸の傾きの動きを表示します。グラフで直接マウスを動かすと、現在値が表示されます。 修正と表示されるものは、設定 設定タブの「Y Y軸-バランス」および「X X軸-バランス」スライダーの位置によります。スライダー 設定 軸-バランス 軸-バランス を動かすと、X/Y軸の傾き修正が変化します。グラフには変化が曲線で表示されます。 さらに、傾き 傾きグラフは無効 無効にもできます。(右;現在表示されているグラフを直接調整) 無効にすると修正と表示がされな 傾き 無効 くなります。設定 設定タブの「Y Y軸-バランス」および「X X軸-バランス」スライダーでも無効にできます。 設定 軸-バランス 軸-バランス ズームイン-ダイナミックスケール シアン色の線は、図において対応する時間位置のズームを表示します。 高いダイナミックスケール値(設定 設定タブのダイナミックスケール ダイナミックスケール)はズームを減少します。速いズームにご利用いただけま 設定 ダイナミックスケール す。 注: ダイナミックスケールスライダーの位置によりますが、ズーム必要条件は時間位置にもより変化します。最大値は常に一 ダイナミックスケール 定で、最小値は高いダイナミックにより沈むことがあります。 最小103%および最大125% - 使用されたズーム 最小109%および最大125% - 使用されたズーム 26 © proDAD GmbH インフォメーション、設定、Media Bin + Media-Binを出力 を出力 インフォメーション、設定、 Information 最初のタブに、現在のビデオに関して、いくつのビデオがインポートされたか、いくつのビデオがまだエクスポートされる かなどのインフォメーション インフォメーションが表示されます。 インフォメーション 設定 パンショット補正 Mercalliではパンショット補正 パンショット補正スライダーがご利用いただけます。プレビューの上 プレビューの上または設定 設定タブにもございます。 パンショット補正 プレビューの上 設定 パンショット補正のスライダーで、ビデオの全体のバランスが調整できます。さらに右へ動かすと、Mercalliのスタビライ パンショット補正 ズが大きくなり、ビデオがさらに静かになります。パンショット補正 パンショット補正スライダーを使うと、ビデオが大きく変化します。(ビデ パンショット補正 オの動きが滑らかになります)また、シフトグラフでは、修正カーブで変化を見ることができます。 ロール-バランス 「ロール-バランス ロール-バランス」スライダーはZ Z軸の動き(回転)の修正にご利用いただけます。修正の変化はロールグラフにも曲線 ロール-バランス 27 © proDAD GmbH で表示されます。 「ロール-バランス ロール-バランス」スライダーは、無効にもできますが、「ズーム-バランス ズーム-バランス」が無効になっている時のみご利用いただ ロール-バランス ズーム-バランス けます。設定 設定タブのチェックをクリックしてください。するとビデオのロールの動き( ロールの動き(Z 設定 ロールの動き(Z軸)の修正がされなくなります。 軸) 「ロール-バランス ロール-バランス」スライダーは、Mercalliによってロールの動きが判断されない場合に、またはパンショットがスタビラ ロール-バランス イズされる場合のみに無効になります。 エッジ調節 Mercalliにはエッジ調節のオプション エッジ調節のオプションがあります。 エッジ調節のオプション 動きのバランスを取ると、計算に基づくエッジが発生します。 動きのバランス もしイメージを10ピクセル左へ補正またはバランスを取ろうとすると、右にぼやけ、または情報のずれが生じます。通常そ こに空白または黒いイメージのエリアが見られます。この時に、どのようにエッジを計算するかを決めることができます。 エッジ優先 エッジ優先オプションを選択すると、スタビライズしたビデオにエッジが表示されなくなります エッジが表示されなくなります。エッジはビデオのズームに エッジ優先 エッジが表示されなくなります よりなくなります。お好みの程度に合わせた修正をズーム ズームスライダーの設定により調節できます。 ズーム 28 © proDAD GmbH 詳しいエッジ エッジ(エッジ調節)に関する情報は www.prodad.com のサポート項目FAQにもございます。 エッジ ゆれ補正優先 ゆれ補正優先オプションを選択すると、黒い 黒いエッジがスタビライズしたビデオに表示されます。これはイメージ間で、その ゆれ補正優先 黒い ぼやけの度合により変化します。 このエッジは、背景色を表示 背景色を表示オプションで埋めることができます。 背景色を表示 29 © proDAD GmbH 注: もしイメージコンテンツ(左上)によりエッジ補正部に干渉が生じた場合は、「背景色を表示」 背景色を表示」オプションを再度無効にしてく 背景色を表示」 ださい。 「スケール スケール」スライダーではビデオをズームでき、エッジは最小限になります。 スケール 過度なズーム ズームはビデオにぼやけ(画質の粗さ)が生じます。 ズーム 背景色を表示 背景色を表示オプションは、ビデオに発生した黒いエッジにイメージコンテンツ イメージコンテンツを埋めることができます。 背景色を表示 イメージコンテンツ 注: もしイメージコンテンツ(左上)によりエッジ補正部に干渉が生じた場合は、「背景色を表示」 背景色を表示」オプションを再度無効にしてく 背景色を表示」 ださい。 フォレンジックビュー フォレンジックビューでは、表示がズームアウトし制限がありません。ズームすると、修正を簡単に見ることができます。 フォレンジックビュー 「スケール スケール」スライダーでズームイン/アウトができます。 スケール 30 © proDAD GmbH ダイナミックスケール シアン色の線は、図において対応する時間位置のズームを表示します。 高いダイナミックスケール値(設定 設定タブのダイナミックスケール ダイナミックスケール)はズームを減少します。速いズームにご利用いただけま 設定 ダイナミックスケール す。 注: ダイナミックスケールスライダーの位置によりますが、ズーム必要条件は時間位置にもより変化します。最大値は常に一 ダイナミックスケール 定で、最小値は高いダイナミックにより沈むことがあります。 最小103%および最大125% - 使用されたズーム 最小109%および最大125% - 使用されたズーム 31 © proDAD GmbH ノイズ低減 / シャープネス もしビデオにノイズが含まれていたり、十分鮮明でない場合は、設定 設定の「ノイズ低減 ノイズ低減/ 設定 ノイズ低減/シャープネス」オプションをお使いい シャープネス ただくと品質が向上します。変化はすぐにプレビューに反映されます。 32 © proDAD GmbH カメラ位置を移動 「カメラ位置を移動」オプションは、ビデオの活気を保持するのにお使いいただけます。例えば意図的なカメラの動きは滑 らかにしたり、スタビライズしないようにします。 もし通常の手持ち撮影ビデオを三脚で撮影 三脚で撮影したようにスタビライズしたい場合は、「カメラ位置を移動 カメラ位置を移動」オプションを無効に 三脚で撮影 カメラ位置を移動 してください。 33 © proDAD GmbH ズーム-バランス 「ズーム-バランス ズーム-バランス」スライダーでは、ビデオのズームの動き ズームの動きを滑らかにできます。 ズーム-バランス ズームの動き スライダーをさらに右へ動かすと、ズームをさらに滑らかにできます。ズームによるぼやけも調和されます。変化はズー ム修正グラフに曲線で表示されます。「ズーム-バランス ズーム-バランス」スライダーは無効にもできます。設定 設定タブのチェックマークをク ズーム-バランス 設定 リックすると、ビデオのズーム修正 ズーム修正がされなくなります。 ズーム修正 34 © proDAD GmbH Y軸-バランス 「Y Y軸-バランス」スライダーは、Y Y軸(Y軸方向へのカメラの傾き)の動き(回転)を修正します。傾きグラフ(プレビュー下) 軸-バランス にシアン シアン色の曲線で表示されます。 シアン 「Y Y軸-バランス」スライダーを動かすと、Y バランス Y軸の回転の修正が変化します。グラフでは、変化はシアン色 シアン色の曲線で表示さ シアン色 れます。「Y Y軸-バランス」スライダーは、設定 設定タブのチェックマークをクリックすると無効にもできます。するとビデオではY 軸-バランス 設定 軸の修正がされなくなります。 35 © proDAD GmbH X軸-バランス 「X X軸-バランス」スライダーは、X X軸(X軸方向へのカメラの傾き)の動き(回転)の修正にご利用いただけます。「傾き」グ 軸-バランス ラフ(プレビュー下)にマゼンタ色 マゼンタ色の曲線で表示されます。 マゼンタ色 「X軸-バランス」スライダーを動かすと、X軸の回転の修正が変化します。グラフでは、マゼンタ色の曲線で表示されま す。「X軸-バランス」スライダーは、設定タブのチェックマークをクリックすると、無効にもできます。するとビデオの修正 はされなくなります。 36 © proDAD GmbH Media Bin(メディアビン) (メディアビン) Media Binタブでは、インポートした全てのメディアが表示されます。 ファイルパス、解像度、長さ、イメージ/秒(f/s)、ピクセル比(par)、およびインポートしたビデオのソースパスの情報を見る ことができます。またメディアの追加(+) またはメディアの削除(-) もできます。 Media Binの中ほどで選択されたファイルは、「上へ移動 上へ移動」ボタンをクリックすると、上へ移動することができます。同じよ 上へ移動 うに「下へ移動 下へ移動」ボタンでは、ファイルを下に移動することができます。 下へ移動 注: もし全てのメディアが共通のアウトプットファイルにインポートされる場合は、位置が重要となります。 スタビライズ/修正した後、エクスポートするビデオはファイル名の前のチェックボックスにマーク マークを入れてください。 マーク Media Bin内のインポートしたビデオは、ここでも名前の変更ができます;新しいファイル名はエクスポート エクスポートする時に使 エクスポート われますが、オリジナルのファイル名は維持されます。 Media-Binを出力 を出力 MercalliにはMedia-Binを出力タブがあります;ここではすべてのエクスポートされたビデオが表示されます。 37 © proDAD GmbH バッチ処理詳細 Mercalliではバッチ処理が可能です。 バッチ処理はいつでもファイルをエクスポートできるようになっています。 バッチ処理には2つのオプションがあります。 1. 別々のビデオの解析および選択された全てのビデオのエクスポート Mercalli 4にビデオをインポートし、スタビライズ設定(Stabi-Camなど)を選択して解析します。さらにビデオをインポート して解析します。ビデオはMedia Binに表示されます。Media Binからビデオを選択し、さらにスタビライズ設定し、修 正できます。 選択したビデオはプレビューで再生もできます。その後エクスポートもできます。ビデオはグループまたはここに選択でき ます。エクスポートするには、「スタビライズしたメディアのエクスポート スタビライズしたメディアのエクスポート」をクリックすると、エクスポートするのに選択され スタビライズしたメディアのエクスポート たビデオの数が表示されます。エクスポート設定を検討してください。その後選択したビデオはエクスポートされます。 エクスポートされたビデオは「Media-Binを出力 を出力」に表示されます。 を出力 2. ビデオの解析とエクスポートを1 ビデオの解析とエクスポートを1度にする まずMercalli 4にいくつかのビデオをインポートし、それぞれのビデオにスタビライズ設定(Stabi-Camなど)を選択しま す。 「Media Bin」にある解析とインポートしたいビデオを全て選択します。 解析とエクスポートを始めるには、「スタビライズしたメディアのエクスポート スタビライズしたメディアのエクスポート」をクリックすると、解析とエクスポートされる スタビライズしたメディアのエクスポート ビデオの数が表示されます。エクスポート設定を検討してください。エクスポートに選択されたビデオは自動的に解析さ れエクスポートされます。 エクスポートされたビデオは「Media-Binを出力 を出力」に表示されます。 を出力 38 © proDAD GmbH 注: さらにスタビライズ設定の変更を行いたい場合は、Media Binからビデオを選択し、設定を変更、次の解析を行わず 「スタビライズしたメディアをエクスポート スタビライズしたメディアをエクスポート」からエクスポートしてください。 スタビライズしたメディアをエクスポート 3. 簡単なストーリーボード機能を使って、いくつかのクリップをどのような順にでも単一ファイルへとエクスポートできま 簡単なストーリーボード機能を使って す。 ビデオファイルへエクスポート 「スタビライズし スタビライズしたメディアのエクスポート スタビライズしたメディアのエクスポート」を開いてください。 たメディアのエクスポート 「他のディレクトリにファイルをエクスポートする 他のディレクトリにファイルをエクスポートする」を選択してください。 他のディレクトリにファイルをエクスポートする ここでエクスポートパス エクスポートパスを決めることができます。矢印をクリックするとアーカイブ検索 アーカイブ検索が開きます。ディレクトリを選択して エクスポートパス アーカイブ検索 ください。 エクスポートの品質を3 標準」の選択を推奨します。 エクスポートの品質を3つのレベルから選択できます。ベストな結果には、「標準 つのレベル 標準 「セットアップ セットアップ」オプションを使うと、ご希望の「メディアエンコーダー メディアエンコーダー」を選択できます。以下の「メディアエンコーダー設定 メディアエンコーダー設定」 セットアップ メディアエンコーダー メディアエンコーダー設定 が可能です: AVC/H264 (mp4), AVC/H264 (mov), MJpeg (mov), Apple ProRes (mov), HEVC/H265 (mov). 39 © proDAD GmbH 「セットアップ セットアップ」オプションで、オーディオのご希望の「メディアエンコーダー メディアエンコーダー」を選択できます。オーディオをエクスポートした セットアップ メディアエンコーダー い場合は、「オーディオを使用 オーディオを使用」にチェックを入れてください。以下のメディアエンコーダー設定 メディアエンコーダー設定が可能です:AAC, PCM オーディオを使用 メディアエンコーダー設定 16bit, AC-3, Apple Lossless (ALAC). 簡単な「ストーリーボード機能 ストーリーボード機能」を使うと、どのような順序でもいくつかのクリップを単一ファイルへとエクスポートすること ストーリーボード機能 ができます。Mercalli V4 SALから直接小さくカットした映像を、ビデオ編集ソフトを使うことなく、素早く簡単にエクスポ ートできます。ご利用には、「ビデオの統合 ビデオの統合」オプションにチェックマークを入れてください。 ビデオの統合 新しいファイルにスタビライズしたビデオをエクスポートするには、「出力を開始 出力を開始」をクリックしてください。 出力を開始 するとMercalli 4.0 SALから直接ビデオのエクスポートが選択でき、メディアプレーヤーなどで再生できるようになりま す。 注: さまざまなビデオファイルをエクスポートした後、ファイルはすぐにメディアプレーヤーなどで再生することができます。 40 © proDAD GmbH 保存したビデオのさらなる使い方 作成したファイル(スタビライズ処理したビデオ)はあなたの選んだエクスポートフォーマットによって、さらなる使用が可能 となります。(DVDやブルーレイに焼くなど) ファイルはMercalliプラグインでサポートされていない サポートされていないビデオ編集ソフトにもインポートしていただけます。 サポートされていない 41 © proDAD GmbH © proDAD GmbH www.proDAD.com 42
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