4s3 セミオート・ヒートシーラー クイックガイド/日本語

セミオート・ヒートシーラー
4S3クイックガイド
日本ジェネティクス株式会社
作成:2015/6/5 Rev. 1.0
(英文マニュアルVersion C / 本体software Version1.07対応)
※機器を使用する際の注意事項・設置条件などを、事前に
オリジナルの英文マニュアルで必ずご確認下さい。
もくじ
1.
機器の概要
P3
2.
機器の設定
2a)基本設定
2b)オプション設定
P5
P6
使用方法
3a)96ウェルPCRプレート
P7
3b)96ウェルPCRプレート
+シーリングフレーム
P9
3c)ディープウェルプレート
P10
3d)ディープウェルプレート
+プレートウェイト
P11
3e)384ウェルPCRプレート
P12
3f)384ウェルPCRプレート
+シーリングフレーム
P13
3g)Roche1536プレート
P15
3h)シーリング条件
P16
機器保管および移動
メンテナンス
エラーメッセージ
P17
P17
P18
3.
4.
5.
6.
2
1.機器の概要
シーラー本体
コントロールパネル
S :「SET」キー
△:「OPERATE」キー
▽:「CLOSE」キー
ドロワー
96ウェルプレート
キャリア
シーリングフレーム
*別売オプション
Cat.No.4ti-0625
Roche1536プレート
キャリア
*別売オプション
Cat.No.4ti-0616
プレートウェイト
標準プレートキャリア
ご注意!
シーラー本体を輸送する際
には、必ずキャリア類を本体
から取り外してください。故
障の原因となります。
電源スイッチ
(背面)
電源コードコネクター
(背面)
3
「OPERATE」キーを押すと、ドロワーが自動で
引き出されます。
使用するプレートキャリアを乗せます。
プレートキャリア(標準添付)
・ディープウェルプレート
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96ウェルプレートキャリア(オプション)
・96ウェルPCRプレート
2.機器の設定
2a)基本設定
電源を入れると、LEDディス
プレイに現在温度が表示されます。
・シール温度設定
(温度設定範囲:60~200℃)
*60℃以下で「OFF」になります。
「S」キーを1回押すと、設定
温度が表示されます。
△▽キーで、設定温度を1℃
毎に変更できます。
(例:170℃で設定)
・シール時間設定
(時間設定範囲:0.0~10秒)
温度設定から、更に「S」キーを
1回押すと、設定時間「t」(シール
時間)が表示されます。
△▽キーで、設定時間を変更でき
ます。(0.0~1.0秒までは0.1秒毎、
1.0~10.0秒は0.5秒毎に変更で
きます。)
(例:3.0秒で設定)
5
2b)オプション設定
「S」キーを10秒押し続けることで、セット
アップモードに切り替わります。
・スタンバイモード設定
(設定範囲:1~99分)
*99以上の「no」に設定すると
スタンバイモードが解除されます。
LEDディスプレイに「L」と表示され、
スタンバイモードまでの設定時間(分)が表
示されます。
スタンバイモードでは、ヒーター板温度を
60℃で保温し、節電します。
△▽キーで、設定温度を1分毎に設定で
きます。
(例:60分で設定)
・パワーダウン設定
(設定範囲:1~24時間)
スタンバイモード設定から、「S」キーを1回
押すと、パワーダウン設定に切り替わりま
す。
LEDディスプレイに「P」と表示され、
パワーダウンモードまでの設定時間が表
示されます
△▽キーで、設定時間を1時間毎に設定
できます。
(例:10時間で設定)
・サウンド(ブザー音)設定
パワーダウン設定から「S」キーを1回押す
と、サウンド設定(ブザー音のON/OFF設
定)へと切り替わります。
LEDディスプレイに「S」と表示され、△▽
キーで「on」または「of(f)」に設定できます。
(例:ブザーONで設定)
「r」設定
この設定は、onのまま
変えないでください。
設定を変更すると
機械が正常に動作しなく
なります。
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3.使用方法
3a) 96ウェルPCRプレート使用例(オプション キャリアー使用)
1)電源を入れ、シール温度と時間を
設定します。
2)96ウェルプレートキャリアー
(別売)をドロワーに乗せます。
( 96ウェルプレートキャリアー:
Cat.No.4ti-0625)
*ヒータ板が設定温度になると、
ブザーがなります。
3)PCRプレートをキャリアーに
乗せます。
(例:96ウェル・セミスカート
プレート:Cat.No.4ti-0912)
4)ヒートシールをプレートに
乗せます。(例:クリアーシール:
Cat.No.4ti-0541)
注:シールの表裏に注意して
ください!
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5)「OPERATE」キーを押すと、自動
的にプレートをシールします。
シールが開始されると、時間が
カウントダウンされます。
6)シールが完了すると、自動的に
ドロワーが開きます。
注:シール面が熱くなっているので、
火傷に注意してください。
セミオートで簡単にヒートシールが
可能です!
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3b) 96ウェルPCRプレートでのシーリングフレーム使用例
1)反り返り易いタイプのシールの場合は、
セットし難い場合があります。
(例:ピールシール:4ti-0521)
2)その場合、シーリングフレームを使用
すると、反り返らないで、シールが
可能です。
3)シーリングフレームを外してから、
プレートを取り出してください。
注:シール後は、シールが熱くなっている
ので、火傷に注意してください。
シーリングフレームにより、歪まずに、シー
ルされます。
ピールシールは、シールを剥がし易くなっ
ています。
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3c) ディープウェルプレート使用例
1)プレートキャリアーを、ドロワーに
乗せます。
2)ディープウェルプレートをキャリアーに
乗せます。
(例:96ウェル・ハーフディープウェル
プレート:Cat.No.4ti-0120)
3)ヒートシールをプレートに乗せ、シール
します。
(例:クリアーシール:Cat.No.4ti-0541)
注:シール面が熱くなっているので、
火傷に注意してください。
セミオートで簡単にヒートシールが
可能です!
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3d) ディープウェルプレートでのプレートウェイト使用例
1)反り返り易いタイプのシールの場合は、
セットし難い場合があります。
(例:ピールシール:4ti-0521)
2)その場合、プレートウェイトを使用
すると、反り返らないで、シールが
可能です。
*プレートウェイトを使用する際は、180℃
3秒の条件からお試しください。
3)シール後は、プレートウェイトを外して
から、プレート を取り出してください。
注:シール後は、プレートウェイが熱くなっ
ているので、必ず端のタブを持って、火傷
に注意してください。
プレートウェイトにより、歪まずに、シール
されます。
ピールシールは、シールを剥がし易くなっ
ています。
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3e) 384ウェルPCRプレート使用例
1)プレートキャリアーを、ドロワーに
乗せます。
2)384ウェルプレートをキャリアーに
乗せます。
(例:384ウェル・ハードフレームプレート:
Cat.No.4ti-0384/c)
3)ヒートシールをプレートに乗せ、シール
します。
(例:Thermal bond:Cat.No.4ti-0591)注:
シール面が熱くなっているので、
火傷に注意してください。
セミオートで簡単にヒートシールが
可能です!
*(例:ピアスシール:4ti-0531)
アルミのピアスシールは、剥がすことも
チップで穴を開けることも可能です。
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3f) 384ウェルPCRプレートでのシーリングフレーム使用例
1)反り返り易いタイプのシールの場合は、
96ウェルプレートキャリアを併用して、
シールを固定します。
まず初めに96ウェルプレートキャリアを
セットします。
2)次に、標準プレートキャリアを96ウェル
プレートキャリアの上にセットします。
3)プレートとシールをセットします。
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4)シーリングフレームをセットします。
5)シール後は、シーリングフレームを
外してから、プレートを取り出してください。
注:シール後は、シールが熱くなっている
ので、火傷に注意してください。
シーリングフレームにより、歪まずに、シー
ルされます。
ピールシールは、シールを剥がし易くなっ
ています。
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3g) Roche1536プレート使用例
1)まず初めに96ウェルプレートキャリアを
シーラー本体にセットします。
2)次に、Roche1536プレートキャリアを
96ウェルプレートキャリアの上にセットし
ます。
3)プレートとシールをセットします。
4)反り返り易いタイプのシールの場合は、
シーリングフレームを使用します。
*13-14ページの3f)もご参照ください。
5)シール後、シーリングフレームを使用し
た場合はシーリングフレームを外してか
ら、プレートを取り出してください。
注:シール後は、シールが熱くなっている
ので、火傷に注意してください。
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3h) シーリング条件(参考設定値)
下表は、software version 1.07を用いた場合の参考設定値です。
装置のバージョンにより参考設定値が若干異なりますので、ご注意ください。
プレートシールの最適条件は、プレートの種類毎に異なりますので、
以下の表を参考に、最適な条件をご確認ください。
カタログ番号
製品名
96well
384well
4ti-0521
Peel-Seal
175-185℃/3秒
170-175℃/2-3秒
4ti-0531
Pierce-Seal
160-175℃/2秒
160-175℃/2秒
4ti-0536
Foil-Seal
165-180℃/2秒
160-175℃/2-3秒
4ti-0541
Clear-Seal
175-185℃/2-3秒
165-180℃/3秒
4ti-0575
Clear Weld Seal II
175-180℃/2-3秒
170-175℃/2-3秒
4ti-0581
Clear-Seal 3730
165-175℃/3秒
165-175℃/2秒
4ti-0587
DMSO Resistant Peel Seal
175-185℃/3秒
170-175℃/2-3秒
4ti-0591
Thermal Bond
170-180℃/2-3秒
160-170℃/2秒
4ti-0595
Gas Permeable Heat Seal
165-175℃/3秒
165-175℃/3秒
4ti-0547
PS Foil Seal
-
-
4ti-0527
Black Seal
-
-
(4ti-0547,4ti-0527は、4titude社Vision Plate用です。185-200℃、3秒が参考設定値です。)
*上記設定値は、頑丈なフレームを持つ4titude社FrameStar®プレートを使用した場合の
設定値です。
通常のポリプロピレン製プレートの場合、上記の条件に+1秒追加してお試しください
*プレートウェイトを使用する場合は、上記の条件に+1秒を追加してお試しください。
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4.機器保管および移動
ご注意!
シーラー本体を輸送する際には、
必ずキャリア類を本体から取り
外してください。故障の原因とな
ります。
警告!
電源をOFFにして、電源ケーブルを抜き、
ヒーター板が室温まで冷えてから
以下の作業を実施してください。
1)ドロワーを閉めて、電源を切り、
コンセントを外します。
2)ドロワー部分が開かないように
ゴムバンドで固定します。
*ドロワーが開かないように固定
できるのであれば、ヒモや養生
テープでも問題ありません。
5.メンテナンス
*間違ってシールを上下逆さまに
置いてしまうと、ヒーター板側に
シールが貼り付いてしまいます。
警告!
電源をOFFにして、電源ケーブルを抜き、
ヒーター板が室温まで冷えてから
以下の作業を実施してください。
1)設定温度をOFFにします。
2)「OPERATE」キーを押して、
ドロワーを開けます。
主電源を切り、コンセントを外します。
3)ゆっくりと横に倒します。
4)ヒーター板を掃除してください。
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6.エラーメッセージ
事象
エラー内容
Er1
システムが一定時間内にスタートできませんでした。
Er2
プレートリフトが持ち上がったままです。
Er3
一定時間内にプレートリフトがヒーティング板に到達できま
せんでした。(リフトアップしない)
Er4
一定時間内にプレートリフトが元の位置に戻れませんでした。
(リフトダウンしない)
Er5
モーターが過稼動しました。
Er6
温度センサーが故障しています。
Er8
プレートリフトが上昇/下降中、下段に位置しているプラット
フォームセンサーが感知されました。
ErA
ドロワーが開いている途中で停止しました。
ErB
ドロワーが閉じている途中で停止しました。
*故障時の連絡先: 日本ジェネティクス株式会社 TEL 03-3813-0961
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