閖上地区まちづくり協議会 災 害 公 営 住 宅 の 検 討 部 会 (4) 議事録 日 時 場 所 テーマ 出 席 者 平成 27 年 1 月 15 日(木) 18:30∼20:00 名取市文化会館 中庭 多目的ホール 希望の家 災害公営住宅の集合住宅及び見学会について 検討部会メンバー:(部会長・世話役)宇佐美久夫、(世話役)阿部ひで、 木皿善弘、阿部由江、大友敏子、大友美和、赤間勲、小齋学、佐藤淳二 鈴木芳一、坂井俊史 (世話役)針生勉、(世話役・事務局長)南部比呂志、(事務局)コンサル タント 3 名 アドバイザー 仙台高専 坂口先生、学生 3 名 市職員 5 名 オブザーバー 報道機関 朝日新聞 1 社 資 料 資料-0 次第 資料-1 災害公営住宅意向調査の集計結果 壁張り図面 閖上地区災害公営住宅検討資料(仙台高等専門学校) ○ 意見概要 及び 決定事項 □意見概要 ・車椅子対応など、バリアフリーな住戸の積極的な採用を希望する。 ・住宅品質についてどの程度ものを用意してくれるのか知りたい。 □決定事項 ・荒井東地区の見学会は 1 月 28 日 13:00 に法務局集合とし、災害公営希望者に開催案内 を出して、希望者を募る。バスが 29 人のりなので部会参加者含めて定員で締め切る。 ・下増田地区の見学会は 2 月 22 日とし、10:00 現地集合もしくは 9:45 法務局集合とする。 但し、見学会の案内が 2 月の復興だよりにのるので、内容を確認した上で、部会としては まとまっていく方向で調整する。 ○ 意見交換の詳細 l 集合住宅についての意見交換 坂口先生より、壁張り資料により災害公営住宅の集合住宅のいろいろが説明された。 宇佐美:質問は? 参加者:一人暮らしの人は、住宅の広さは決まっているのか? 宇佐美:集合の2LDK までと聞いている。 坂口先生:家族の訪問時に家で受け止められない場合、住棟の中に集会室など設置し、法事やお盆な どの行事の際も、借りて使うなどの運用も検討していくことが必要である。 宇佐美:集会所の利用は、仮設住宅で実際行っている。町内会としては、布団も用意してある。但し、1人 暮らしでも戸建てを借りられないのかという質問は根強くある。 市:市の方針として一人暮らしの場合の入居可能住戸は決まっている。 宇佐美:仮設に来てから一人になった世帯もいるので、長期的に見て戸建てを借りたいという希望につい て柔軟に対応して欲しいとの気持ちはある。つまり、あくまでも住宅家族の帰ってくる場としてほ 1 しいということだ。 参加者:家族もマンションはいやだと言っている。 参加者:市の要項で記載されている。 坂口先生:50㎡が最も小さく、次いで65㎡、坪だと15,20坪、間取りで言うと2DK、3DK となる。 参加者:やはり一人でも戸建てに入りたい、みなし仮設で上階の人の迷惑が気になる経験をしているの で。 参加者:1LDK といっても、相当広い、部屋も2,3つある。 参加者:将来子供夫婦と住みたいが、どうか? 市:入居希望時に住民票がないと難しい。 宇佐美:一緒に住む予定なら、市と相談して住民票を早めに移動するなどの対応が必要では。災害公営 住宅に 1 回入居してしまうと変更ができなくなる。市が相談会もやっているので、そこへ行って相 談して欲しい。 坂口先生:入居までのスケジュールが決まっていないので、ぜひ、その間にできることはしておいたほうが 良い。 宇佐美:今のうちにいろいろ聞いておけばいい。家族で相談できる時間を大切にしたほうがよい。 参加者:高柳に集合の災害公営住宅ができると聞いている。 参加者:閖上よりは完成が遅れるということも聞いている。 宇佐美:閖上の戸建てが早いこととなっている。 坂口先生:模型で住戸の間取りを説明 参加者:住戸はバリアフリーなのか?お風呂やトイレの大きさは? 宇佐美:下増田では、車椅子対応は 1 回の数戸となっている。 坂口先生:バリアフリー対応でも規模は変わらない、機能的に対応はしているということである。 参加者:床はフラットか? 世話役:七ヶ浜の災害公営住宅では、トイレやお風呂をバリアフリー対応として工夫している。 市:名取もそうなっている。 坂口先生:下増田は1階の 2 戸が対応している。問題は閖上の東側の集合住宅は、一階が非居住なので 工夫が必要となる。 参加者:その他の場所の集合住宅でも配置は工夫がいる。 宇佐美:いつ入居できるか分からないから、ひょっとしたら車椅子になるかがわからない 参加者:住宅の計画には希望を聞いて対応してもらわないと困る。 宇佐美:仮設住宅もそうだが、手すりはついている。 参加者:手すりを標準サイズにつけたから狭くなった 宇佐美:車椅子対応が増えたらそれに対応してもらうような意見を言っていく必要がある。 参加者:家賃もちがうのか? 宇佐美:規模や収入で違う。収入がわかれば目安はわかるので、聞いておけばいい。 坂口先生:集合住宅への希望は? 参加者二人:3LDK を希望している。 参加者:仮設住宅などでは、部屋によっては敷布団が引けない場所もあるがどうなるのか? 参加者:2DK、3LDK の割合は? 南部:間取りの割合は、今後の希望調査で割り出すことになる。 宇佐美:閖上に戻りたいとする人は、望むところに入りやすいと思う。 参加者:アンケートを回答して、希望していることを作ってもらえるように、ちゃんと回答をすべきだ。 2 坂口先生:作る側は空き住宅を作りたくないので希望に応じた供給をしたいと思うはずである。ただ、今後 生活が変わったりすると希望も変わるので、その対応などにも工夫がいる。 参加者:希望は毎年変わることもある。アンケートをしっかり実施して欲しい。家賃が高いので安くしてもら いたいが。 宇佐美:人によって同じ規模でも違うのでは? 参加者:亘理は年収関係ないという話があるが? 市:ないと思う。確認はする、独自の支援かもしれない。 参加者:押し入れはついている? 坂口:下増田はついているようだ、全部のへやではない。 参加者:仏壇の設置なども、押し入れの工夫でやるしかない。 宇佐美:仮設住宅でも工夫して小さな仏壇をおいている人が多い。 坂口先生:収納部の面積を小さくして、住む人の自由度を対応できるような間取りもある。 参加:物置は? 坂口:戸建ては敷地内で自主的に確保可能、集合住宅は 1 階の敷地の使い方などで対応していくので はないかと思う。 宇佐美:集合住宅はどうしても機能的に限られる。 坂口先生:下増田は車椅子 2 戸、1LDK10 戸、2LDK8 戸、3DK20 戸、3LDK10 戸で全体 50 戸の計画 である。 参加者:下増田はいっぱいになった? 市:全部埋まった。 参加者:バルコニー側はどうなっている? 坂口先生:避難は北側に避難とベランダ側に避難する 2 方向となっている。ベランダに避難階段が付い ている。 参加者:集合住宅の断熱対策は?結露対策など、基準はあるか? 坂口先生:設計仕様に中に、材料や使用の器具等の仕様が明示されており、どこまで対策しているかは はっきりしないが、ある程度のレベルで対応しており、必要以上にはされていないだろう。 参加者:性能評価はあるのか・ 坂口先生:機密性や壁圧問題、性能評価についてクリアはしていると考えられる。仮設住宅や神戸の公 営住宅よりは性能が良いはず、建築の後先の程度もある。 参加者:サッシはペアガラス? 宇佐美:仮設と同じ仕様では? 宇佐美:戸建のほうが寒いのでは? 参加者:集合住宅は鉄骨 RC 造ですか? 坂口先生:鉄骨コンクリートである。戸数が多いので希望間取りへの柔軟対応を複数タイプで提案するほ うが良いと思う。七ヶ浜は場所によって、様々なタイプを整備している。 宇佐美:全部が同じつくりではないと思うが? 坂口先生:場所によって階数も違うし、つくり方も変わると考えている。 参加者:日当たりはどこもいいのか? 坂口先生:良くしようとしているが、集合住宅は窓が少ないのでどうしても不利、全部の部屋に大丈夫とは いえない。間取りの制限でもある。 参加者:LDK とはなに? 坂口先生:模型で説明、七ヶ浜の事例では、入り口附近に居間を持ってきている。北側が壁になってしま 3 うと、暗くなるので、明るくする工夫をしている。 参加者:玄関に明り取りが必要、暗くなるのは困る。 坂口先生:高齢 sy は位階がいいので、集合も貞操かするなどの配慮も 参加者:商業施設の配置は? 宇佐美:世話役会でこの辺に来て欲しいとの話はしている。 参加者:高柳地区は買い物が不便そうなので、閖上はそうなってほしくない。 参加者:住んだらできるのでは? 参加者:隣との騒音の問題は? 坂口先生:住まい方の問題だと思うが、聞こえないとは思う。普通に生活すればだが。 参加者:仮設では外の声が聞こえる。 宇佐美:周りの声は聞こえないと思うが。 世話役:聞こえると思う。 参加者:ペットは? 宇佐美:下増田では大丈夫と聞いている。 世話役:フローリングの床であり、ペットの飼育を一部認めているらしい。 宇佐美:ペットは近所付き合いの中で、いろいろある、要望はいる。下増田では一階でできる。 参加者:ペットがいるとの手続きをしておく必要がある。 宇佐美:飼っている人は捨てるわけには行かない 参加者:マンションでは規約でいろいろ決めているようなので、公営住宅でもできるようにすれば良い 宇佐美:東側の1階非住居の集合住宅は、2階への昇り方が問題だ。 坂口先生:1階の使い方を提案し、住民が使い安い方法を検討していきたい。 宇佐美:1階に何も無いと訪問者はきみわるくならないか? 坂口先生:集会所的な機能やトランクルーム、駐車場などの利用も検討すべき。 参加:管理人はいるのか? 坂口先生:公営住宅は市の管理なのでいない。案内板の設置なども、個人情報の問題で設置しない場 合も最近はでている。 参加者:屋上はのぼれないのか? 坂口先生:気仙沼の例では、避難ビルとして緊急時に登れるようになっている。 参加者:閖上の場合は? 世話役:機能的には屋上に避難空間を設けるべきだと思う。 参加者:緊急時のみの利用らしいが。 坂口先生:緊急時の避難についても、今後どうなるのかこれから検討していく。 世話役:地区外だが、隣接して防災ステーションもできる。貞山運河水門附近に。 坂口先生:貞山運河東側には水産加工団地もできるので、避難時の備えを検討すべきである。 市:防災ステーションは河川の緊急時の対策拠点となる。中身はこれから。 世話役:小中学校に逃げるのが基本では? 参加者:上に上がったほうが良いのでは? 世話役:第二次提案で施設の配置を提案しているので、参考にして欲しい。 坂口先生:東側は非居住をもつ集合住宅だが、西側はそうならないのではないかと思っている。 事務局:アンケート集計の結果を報告、下増田に比べると1LDK が多くなっている。 宇佐美:戸建の2LDK の希望が一番良い、部会参加者もそうである。 4 l 視察について 宇佐美:日時に予定を説明、法務局からバスでいくので、13:00法務局の玄関集合で、29人乗りのバス で行くことになる。 参加者:ほぼ全員が参加予定として挙手 世話役:部会参加者以外には案内を出して確定すべき。 宇佐美:下増田地区の視察は時間を決めたい・午前か午後か。 世話役:別途、岩沼市玉田地区も段取り中なので、追って報告する。 市:見て話し合いするなら集合していくほうが良いのでは? 世話役:集まれば市が説明してくれるか? 市:現地にも説明者はいるが、事前に集まるということが分かれば対応する。21日午後から一般公開、22 日10:00から16:00も公開、10数名のグループでまとまって説明したい。復興だよりの2月号 で案内をする。市のほうに申し込むという形で、まとまってきてもらえれば対応もできる。複数タイ プの閲覧は可能、車は臨時駐車場を予定している。 宇佐美:同じ時間に集まればいきやすい。 参加者:みんなまとまっていきたいとの挙手 参加者:22日10:00現地集合、9:45法務局玄関前集合とする。 宇佐美:見た後に、意見交換をしたいが? 市:美田園第一仮設集会所で対応できるかどうか確認する。 世話役:岩沼市の視察は28日から22日の間で調整中 宇佐美:次回の会議、2月3日になるが、都合があるので、変更したい。 参加者:集合住宅の話だけするのか? 坂口先生:集会所の話やその他の話しもするので、最終的には、住棟の区画整理地区内の配分計画な ども検討したい。集合住宅だけでなく、戸建の人も参加して欲しい。 宇佐美:見学会すれば意見も増えるので、ぜひ参加続けて欲しい。会議の進め方は工夫する。 世話役:住民の使い勝手のいいように集会所も提案していきたい。 宇佐美:アイディアをだしてほしい。2月12日に部会を開催したいがよいか? 参加者一同:12日よい 宇佐美:では2月12日として、閉会とする。 以上 5
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