中高校長室より「学校便り・ACTIVE第16号」が掲載されました。

ACTIVE
国 本女 子中 学校 ・高 等 学校 学 校便 り
第
16
号
平成 27 年 12 月 9日
校 長
岡 本 喜 美 子
人権について考えてみましょう 。
1 2 月 4 日か ら 9 日 まで が 人 権 週 間。 1 2 月を 人 権 月間 と し て 啓 発活 動 が 展 開さ れて いま す 。
その 一貫 と して 、東 京都 人権 プラ ザ では 企画 展「 人権 ポ スタ ー展 」を 開 催し てい ます 。
ポ スタ ー が呼 びか けて いる 内容 を 紹介 しま す。
1 9 9 9 年と 2 0 1 4年 の 人 権 意 識調 査 を 比べ る と ‥人 権 を 意 識 して 生 活 し てい ます か? と い
う問 い に 対 する 回 答 は 、し て い る 。 時々 し て いる 。あ ま り して い な い。全く し て いな い。 のそ れ ぞ
れの 割合 が 全て 下方 向に 5% 位ず つ 変化 して いま す 。平 成 26 年度 のポ ス ター はこ のこ とを 捉 え、
「い ま 考 え よう 、 人 権 のこ と 」 と 呼 びか け て いま す 。 人権 を 尊 重 す る世 の 中 が 実現 され てい る の
で関 心 が 持 たれ な く な った の か 、 単 に無 関 心 にな っ て いる の か 。 子 供や 高 齢 者 に対 する 虐待 の ニ
ュー スが 後 を絶 たな い現 実か ら、 あ なた はど う考 えま す か?
平 成 2 4 年度 の ポ ス ター に は 、 大 きく 人 権 の文 字 。 そし て 「 東 京 都は 、 ~ の ない 街で すか ? 」
と6 つの 質 問が 並ん でい ます 。~ の 部分 は「 差別 」「迫 害 」「 貧困 」「虐 待 」「 いじ め 」「 自由 」 が
入っ て い ま す。 世 界 人 権宣 言 の 第 1 条に は 「 すべ て の 人間 は 、 生 ま れな が ら に して 自由 であ り 、
かつ 、 尊 厳 と権 利 と に つい て 平 等 で ある 。 人 間は 、 理 性と 良 心 と を 授け ら れ て おり 、互 いに 同 胞
の 精 神 を 持 っ て 行 動 し な け れ ば な ら な い 。」 と 書 か れ て い ま す 。 日 々 の ニ ュ ー ス 報 道 や 社 会 科 の
学習で、これを実現できていない国がまだあることを知っていると思います(日本国憲法ではどの
よう に示 して いる か 、よ い機 会で すか ら、 第 13 条、 1 4条を 調 べて みて くだ さ い 。)
平 成 2 5 年度 の ポ ス ター は 、 視 覚 的。 髪 の 色・ 肌 の 色が 違 う 2 人 の子 供 の 絵 に吹 き出 しが 付 い
て い て 「違 っ て る ね そ れ が い い か も ! 」 と 書 か れ て い ま す 。「 周 り と 同 じ で な く て は 生 き づ ら
い 」 そ ん な 空 気 も 感 じ ら れ る 今 の 世 の 中 で す 。 し か し 「他 者 を 認 め 、 多 様 性 を あ り の ま ま に 認 め
る」 こと が 自然 にで きる よう にな っ たら ・・・と も思 いま す 。
今 年の 冬 は、 人権 の視 点で もの ご とを よく 見て 考え て 見ま しょ う。
( 人 権 ポ ス タ ー 展 は 、 平 成 2 8 年 3 月 2 7 日 (日 )ま で 。 場 所 = 東 京 都 人 権 プ ラ ザ 第 2 展 示 室
台東 区橋 場 1丁 目・・・浅 草 や南 千住 から バ ス。 入場 無料 で す。)
保健委員会の調査より
本日 配 布の 保健 便り にア ン ケー トの 集計 結 果が 載っ てい ま す。
先 週 の 朝 礼時 に 、 表 彰や 生 徒 会 役 員の 紹 介 など の あ とで 、 保 健 委 員会 よ り 、 保健 委員 会が 先 日
実施 し た 「 携帯 電 話 ・ スマ ー ト フ ォ ンの 使 用 に関 す る アン ケ ー ト 」 の集 計 結 果 と、 考察 から 気 付
いた 注意 点 につ いて 発表 があ りま し た。 短い 時間 でし た が、 パソ コン で 集計 処理 しグ ラ フ化 した
もの を、 各 クラ スに 掲示 でき るよ う に準 備し てく れま し た。 一部 を紹 介 しま す。
携 帯電 話 ・ス マー トフ ォン のい ず れか を持 って いる の は・・・96 %で した 。
使 用に よ って 、寝 る時 間が 遅く な った と感 じた こと が ある 生徒 は 4 8% 。 ほぼ 半数 です 。
視 力の 低 下・ 視野 がぼ やけ るな ど の症 状を 感じ たこ と があ る生 徒は 37 %も いま す 。
携 帯 電 話 ・ス マ ー ト フォ ン へ の 依 存傾 向 が ある と 思 いま す か ? の 問い に 、 あ ると 答え た生 徒 は
0% でし た が、 やや ある と答 えた 生 徒が 41 %あ りま し た。
さぁ 、気 付いていても 改善 の行 動を取 れなければ 、気付 いていな いと同 じ。
ご家 庭で も、今 一度 、携 帯電 話・スマー トフォン の使 用につい て話題 にしてくださ い。
生徒の携帯電話・スマートフォンの使用料はどなたの負担でしょうか? 夜間の使用が最大のポイ
ントで す。バー チ ャ ルな世 界 におぼれな いよう、各 ご家 庭の ルー ル作 りを よろ しくお 願いしま す。
保 健 委 員 会の よ う に 、学 習 し た 知 識・ 技 能 を活 用 し て、 実 生 活 に 役立 つ 活 動 がで きた こと は 、
とて もう れ しい こと です 。持 てる 力 を積 極的 に発 揮し て 、さ らに 力を 伸 ばし まし ょう !
返信 欄 学校 便り 第1 4 号を 読み まし た 該当すると ころに○をつけてくだ さい。よろしかったらお名 前を !
中
高
1 2 3 母
父(
) 地域
表 彰
おめでとう!
吹 奏 楽 部 ・ ・ ・ ・ 第1 回 ポピ ュラ ース テー ジ 吹奏 楽コ ンク ール にて
併 せて
第4位
に入 賞 。
審 査 員 ・ NHK 交 響 楽 団 首 席 ホ ルン 奏 者 より 「 一 緒 に演 奏 し た い 団体 」 と し て
審 査員 特別 賞 を 受 賞 し ま した 。 ま た最 も 印 象 に残 る 演 奏 をし た 演 奏 者 に与 え ら れる
ベ ストプ レ ーヤー 賞 を 瀬尾 芽生 さ んが いた だ きま した 。
漫 画 研 究 部 ・ ・ ・「第4 回す けぶ 交流 会 イラ スト コン テ スト 」に おい て 、
中 村美奈子 さん が、 個 人戦 ア ナロ グ 部門 最優 秀 賞 に 輝 きま した 。
中 村さ ん独 特の 色 合い が美 しい 作 品で す。 校 長 室前 に飾 りま す 。
12月4日は、和食がユネスコ世界無形文化遺産に登録された日(平成 25 年)です
高 校2 年 生の 調理 実習 を紹 介し ま す。 課題 は「 高齢 者 のた めの 献立 と 調理 」で した 。
ど んな 献 立に なっ たの か、 何を 学 び何 を感 じた のか 紹 介し ます 。
A * 肉じ ゃ が *お かゆ *鮭 のホ イル 焼き *ホ ウレ ンソ ウ のお 浸し * お 吸い 物
◆家で作るのと違い、出汁からつくるのはとても難しかった。お吸い物の味付けに苦戦した。量が多すぎて
し まっ た。 祖母 ・ 祖父 に作 って あげ たい 。
◆ おか ゆを 作り す ぎた 。お 米が 水を 吸っ て 、も との 量 よりこ ん なに 多く なる と は。 食べ るの が大 変だ っ た。
B *白 身魚 のホイル焼き *筑 前煮 *キュウリと 若布 の 酢の 物 * 豆腐 と 玉子 の吸 い物 *炊 き込 みご 飯
◆高齢者に優しい献立を工夫したが、具材の大きさは大きめだった。量も少し多めだったが、とっても美味
し く作 るこ とが で きた 。
◆炊き込みご飯を作るため、いち早く出汁に取りかかった。ポイントが数カ所あり、沸騰寸前で昆布を取り
出 す、 人に 提供 す るた めの 料理 だか ら丁 寧 に取 り組 む ことが 大 切、 とい うこ と をよ く理 解で きま した 。
C *ご 飯
* お吸 い物
*鮭 のホ イル 焼き
*肉 じゃ が
*キ ュ ウリ の漬 け物
◆ 肉じ ゃが のジ ャ ガ芋 ・人 参を いつ もよ り 長く 煮て 柔 らか くし た。 味付 けも 薄 味に した 。
◆普段自分がどれだけしょっぱい物を食べていたのかと思った。はじめて昆布との合わせ出汁をとり、鰹だ
け の出 汁と 、こ ん なに も味 が違 うの かと 知 り、 おも し ろかっ た 。
D * 豆 腐ハ ンバ ーグ
*ほ うれ ん草 の ごま 和え
* ジ ャガ イモ の牛 乳煮
*お 吸い 物
◆味を薄く、油を控えた。豆腐ハンバーグは柔らかくて食べやすかった。出汁を取るには灰汁を取ったり漉
し たり 大変 だっ た が、 手間 をか けた 料理 は 美味 しい と 改めて 感 じた
E *さ ば の味 噌煮
* 肉 じゃ が
*ほ うれ ん 草の ごま 和え
* 焼麩 と ワカ メの お吸 い 物
◆食べやすさと栄養バランスの両方を考えるのが難しかった。出汁を取ったことがなかったので良い経験に
な った 。実 際に 作 って みて 、出 汁を 取る こ とで 優し い 味にな る こと を知 りま し た。
◆ 高齢 者の 食事 は どれ も体 に良 い食 べや す い為 、普 段 の食生 活 を見 直そ うと 思 った 。家 でも 作っ てみ よ う。
F * 鮭の ホイ ル焼 き
* 団子 汁
*サ ツ マイ モの 甘煮
*ほ うれ ん草 の お浸 し
◆ホイル焼きができあがり、ホイルを空けたときの香りが最高でした。一番出汁は団子汁に使用。透き通っ
てきれいな黄金色でした。甘煮とお浸しに使った二番出汁は、一番出汁ほどきれいではなかったがしっかり
と うま みが あっ て 美味 しか った 。煮 干し や 椎茸 の出 汁 も味わ っ てみ たい と思 っ た。
G * 冷 しゃ ぶ定 食
* アボ カド
◆出汁のお陰で煮物がとても美味しかった。分量については買い物時からもう少し考えるべきだった。普段
ど れだ け高 カロ リ ーな 食生 活を して いる か 実感 した 。
H * 焼 き鮭
* 肉じ ゃ が
*豆 腐と 若 布の 味噌 汁
* お漬 け物
◆出汁をしっかり取ると、味も薄めの方が美味しい気がする。和食はやっぱりほっとして、日本人で良かっ
た なと 思う 。昔 の 日本 人は 何を 思っ て豆 腐 や海 苔や 削 り節な ど を作 った のだ ろ う。 興味 深い です 。
◆タンパク質とカルシウムを含んだ料理を心がけて作ったが、良かった。骨粗鬆症にならないようにカルシ
ウ ムを 取る こと を 心が けた い。
I * 鱈の ホ イル 焼き マヨ ネ ーズ 風味
* 小松 菜 と油 揚げ のお 浸 し
*す まし 汁
* 薩摩 芋の 甘煮
◆ 今ま での 調理 実 習の 中で 一番 うま くで き た 。出 汁を 使う と味 に 深み が出 て日 本の 食文 化 の偉 大さ に驚 いた 。
ア ミノ 酸、 おそ る べし !