2004年 No.28 - 日本多発性硬化症協会

称日
本MS協
会)
日本多 発性 硬 化症 協 会 (略
Japan
Muitiple sclerosis
呂呂ロス。しの0
〒 1 1 1 0 0 4 2 東 京 都 台東 区寿 4 - 1 - 2 ( 私
TEL
03-3847-3561
FAX
書箱
03-3842-0289
東京浅草 28)
Society
No
28
20044
無断転載を禁 じます
E―
mal ijmss②tk sanyeicorp co打p
目
1
次
日本M S 協 会会長職を去 るにあた つて
一― 会長職ぢ継 ぎをかねて 一一
日本M S 協 会名誉会長
菊
地
清
明 ……………
1
( 元国連大使)
日本M S 協 会会長
2
と
] 本M S 協 会会長就任 ご挨拶
3
平成 1 5 年度医学助成金贈 車者 ( 若手研究者) の 研究 テ ーマ
イ
荒
井
好
民
…………
5
3 テ ス ラ超 高磁場M R I を 用 いた多発性硬化症忠者 の大脳皮質 および 白質機能 の非侵襲的評価
新潟大学脳研究所神経内科
寺
島
健
史
…………
幼
偉
………… 1 2
建
郎 …………… 1 8
6
口 N e u r O p e p t i dYeに よる実験的 自己免疫性脳脊髄炎 ( E A E ) の 制御
国立精神 ・神経 セ ンター神経研究所
ハ
免疫研究部
多発 性硬化症病巣 へ の浸潤 に関わ る リンパ球関連分子 の解析
東北大学医学部付属病院神経内科
4
林
二
研究集会 リポー ト I R ∝e n t p r o g r e s si n N e u r o i m m u n o l o t ta n d N K T
国立精神 ・神経 セ ンター神経研究所
5 「 平成 1 6 年度医学助成 につ いてJ の お しらせ
免疫研究部
山
須
c e l lr e s e a t t h J
村
隆 …………… 2 8
……………………………………………… …………… 4 5
… ……………………………………………………………………………………………
46
日本M S 協 会役畳名
…………………………………………………………………………………………
47
8
医学顧問岡 リス ト
…………………………………………………………………………………………
49
9
あ とが き
6
寄付キ ご芳名
7
……………………………………………………………………………………………………… 5 3
日本 MS協 会会長職 を去 るに あたって
会長職 引継 ぎを かねて 一―
日本M
私 が 日本 MS協
S 会名誉会長
協
菊
地
清
明
(元国連大使)
平成 15年 6月 7日 記
1989年就任〕
会 の会長 をお引 き受 け したの は、 もう14年前 にな ります 〔
。
これは全 くの偶然 の ことで、 それ まで私 は多発性硬化症 (multiple sclerosis―略 して MS)な
るも
のにつ いて は、 なん らの知識を持 ち合 わせていませんで した。 ただ日本多発性硬化症協会 〔
通称 「日本
MS協
会J〕 とい う任意団体があ り、そ の創設者 が、私 の旧制第 一 高等学校時代 の無二 の親友 であ った、
1977年創設。彼 は1965年ごろ当時 日本 には存在 しない といわれて いた多発
黒岩義吾郎博士である こと〔
1988年 7月 12日〕、前会長 のm二 栄 コー ポ
性硬化症 の存在 を始 めて指摘 しま した〕
、 そ して彼 の死 去後 〔
レー シ ョンの社長、和泉国夫氏 が 日本 MS協
会 の会長 を探 して い るとい う ことで、私 にアプ ロー チが
あ ったのが始 まりで した。41年 間、国民 の税金 で、 ご飯 を食 べ させて項 いたので、引退後 は何 か社会事
業、慈羊事業 に尽 くしてみた い と思 って いた矢先 で したので、案外す んな りと会長をお引 き受 け しま し
た。現役時代 に培 った実業界 との人脈、退宮後顧間 にな った企業 の取引先、学生時代 の級友 などにお願
いすれば、若 子の募金活動 は出来 るか もしれな いとの 自負 はあ りま した。当時 日本社会 には、未 だ80年
代 の経済的 な余映 があ り、 また企業側で も社会貢献 (メセ ナ)、国際貢献 の必要性 を、 まだ企 業 の トップ
の頭 の中 にあ った ときですので、私 が一 社一 社 をい1って歩 いて寄付 をお願 い しての感触 は、好意的 な も
ので した。 もっとも日本 では 「
知 られざる難病Jと いわれ る多発性硬化症 の ことです ので、医学者 で な
い私 が、皆 さんに ご説明す るの は、一 吉労 で したが。
黒岩君 が、 日本 MS協
会 を始 めたのは、 ひ とつ には、後述 の ンル ヴィア ・ロー リー女史 の和泉 さん
を通 ず る窓凛が あ った ことと、 日本 のArls研究者 が世界3/1S協会連 合 〔
International Federation of
MS
Societies(IFMSS)〕 の年次総会 (国際医学顧問委員会)に 出席す るのに 〔
A/1S協 会〕 がない とい
うの は不都合 であること、 また黒岩博 士 は、1981年に京都 において開催 される世界神経学会 と並行 して、
IFMSSの 年次大会 を招致す ることを企 画 した、 とい う事情 があ ったか らと聞 いて い ます。 そ の 関係 で
日本 MS協
会 は始 めか ら、IFMSSと
は関係 が深 く、現在、IFMSS本
部 に対 し、年間5000ポ ン ドの賦
課金 (assessment)を 払 って います。
勿論、 日本 MS協
会 の第一 義的 な 目的 は、 この原因不明 の難病 で あ る多発性硬化症 の研究 に、 昼夜
を分 かたず携 わ って い る医学者 に対す る研究助成金 を差 し上 げ ることです。 今 で こそ文部科学省 の科
学研究費 は、潤沢 にな って い ますが、当時 は、 日本 MS研
-1-
究者 は研究費 を、 アメ リカ (NIH)か
ら受
けるとい う状況で した。幸 いに して、日本 を含 むア ジア地域 における MSの
発II率 は、
北米、ヨー ロ ッパ
に比 して、格段 に少 ないといわれ 「
li省によ って いわゆる難病であ る特定
知名度」 が低 く、 その上 、厚′
疾患 に指定 され、子厚 い社会保障 が提供 されているので、 日本 MS協
界 で は Person with MSと
会 に対 す る患者 さん達 (こ の 世
会 に対 す るよ うな もの
よばれ る)の 期待 や要 望 も、 た とえば英国 MS協
は感 じられませんで した。なお 日本 には日本 MS協
全 国多発性硬化症友 の会 (会長、堀内
会 のほかに、「
勇一郎)Jと い う姉妹団体 があ り過去30年間活発 な活動 を してお られます。
会長 の最大 の仕 事 は、寄付集 め (Fund raising)で す。欧米諸国 において は、民間 の社会事業、慈 善
事業 の長 い伝統 があ り、 fund raising(募 金運動)の 手法 も、 かな り発達 して お り、 chari↓
y show,
charity concert、 また最近 は、大衆 を動員 したwalk a thon(ウ オ ー カソン、 いわゆるウオ ー ク)、 と
か Read a thon(小 学 4:等 の低学年 のための識字競争)と か、多彩 なキ ャ ンペ ー ンを展開 しています。
日本 の MS協
会 も、 1993年 5月 、副腎白質 ジス トロ フ ィー症患者 を テ ー マ に した映 画、 「ロ レンブの
オイルJの プ レミアー ・チ ャ リテ ィ ・シ ョウ (ユニ ヴァーサル映画)を 、 セゾン、 ラコステ等 の協賛 で
開催 した ことが あ ります。 その後、 チ ャ リテ ィ ・コンサ ー トを何回 か企 画 しま したが、実現 の運 びには
こ らなか ったの は残念 で した。 同 じ難病 であ る筋委縮性側索硬化症 (ALS)の
協会 が、 この方面 で活
躍 して いることは、私 たちの模範 になると思 い ます。
私 は世界 MS協
会連合 の年次総会 には、 ボー ドメンバーとして、各地 に出張 しました。会長就任早 々の
89年 2月 には、 ニューデ リーで開催 されたボー ドミーテ ィングに出席 しました。 当時 の会長 はフォー ド社 の
Bentonで あり、開催地 のインドの理事 は A
言1社長 Willlam P
H
Tobaccowalaだ
ったことを覚 えて
います。その他 この世界 における中心的 な指導者 〔
理事 たち〕 に多数 の知 己をえました。彼 らは本国 におい
ては鉾 々たる大物 で、功 な り、名 をとげて、 これか らは慈善事業 をやろうかと意気込 んでいる人 たちで した。
歴代 の IFMSSの
James
D
会長 も、 Willian P
WolFensohn(豪
Bentonか
ら James
R
Cantalupo(マ
ク ドナル ド社社 長)、
州人、現世銀総裁)、Peter schwei↓zer(」 Wal↓er Thompson社
長)と
世界的 な営名人が続 いています 〔
木年、シュヴァイッァー会長は辞意を表明 しました。〕
そのほか IFMSSの
最高決議機関 であるCouncll(理 事会)の 同僚 理事 には、次 のよ うな人 々がお り、
彼 らと親 しくな りま した。 アメ リカの George C Boddiger〔 後 の IFMSS会
長〕
、Charlie Goodyear
(Exxon)、 デ ンマー クの言論界 の人物、Ernst Klaeber、 カナ ダの Sinclair、オラングの Udo
Kruse、
ドイツの Mariella von Klenck等 等。 これ らの人 々 は 自国 において実業界、 ジ ャー ナ リズム等 にお け
る有力者 であるのみな らず、彼 らの親戚 の うちに MS患
患者 がいるとい う人 々です。それ ほど MSは
、欧米人 において は コモ ンな病気 なので す。 なお 当時連
合事務局 には利発 なイギ リス婦人、Pauline Crowe嬢
ちなみに、MSの
象 に残 ってい ます 〔
者 を抱 えて い るか、 ない しは知人 の 中 に MS
がいて、パ キパ キ と仕事 を さば いて いたのが 印
原因 を決定 的 に究 明す ることに成功 すれば、 そ の発見者 は ノー
ベ ル医学生 理学賞 は間違 いな しといわれて い ます〕
。
-2-
イ ン ドのあ との I IM「S S の
年次 ボ ー ドミー テ ィ ングは、 1 9 9 1f F にはア ム ステ ル ダムで 、9 2 年に は ロ
ン ドンで、9 8 年にはバ ンクー ヴァーで、8 4 年、 ブタペ ス トで開催 されま したが、 いずれ も、社用 〔
松下
電器産業〕 を兼 ねて 出張 し、我 われ の医学顧間団 の先i 方 とともに、大会 に参加 しま した。
ここで I F M S S の
ことを説明 したいと思 い ます。I F M S S は 2 0 0 0 年か ら M S I F ( M u l t i p l e s c l e r o s i s
l n t e r n a t i o n aFle d e r a t i o n 一 M S 世
界連合) と 改称 され ま したが、本部所在地 は従来通 り、 ロ ン ド
ンにあ ります。 1 9 6 7 年、 アメ リカにお ける M S 運 動 のパ イオ ニ ア的存在 であ る、 S y l v i aL a w r y 女 史
が、I F M S S ( I n t e r n a t i o n a l F e d e r a t i o nO f M u l t i p l eS c l e r O s i sS O c i e t i e s ― 〔
MS協
会世 界連合〕)
C o u n c i l 〕と、年 二 い1 開催 さ
を創設 したのが始 まりです。現在 の M S I F は 年 一 回開催 され る理 事会 〔
れ る執行委員会 ( E x e c u t i v eC o m m i t t e e ) 、それに理 事会 と同時期 に開催 され る世界大会 か らな って い
ます。世界大会 には、P w M S ( P e r s o n
略称 ―一 M S を 持 った人 、M S 忠 者 の ことを こ う
with MSの
呼 びます) も 、卓 いす等で参加 して い ます。毎年毎年、理 事会 を開催す ることについて は、 1 9 9 4 年頃 か
ら、遠距離 か ら参加す る理事 たちに とって、旅費負担等 が大 きい ことか ら、問題 とされ、隔年 にす べ し
い ま した。年次大会 の開催地 は、1 9 9 4 年の B u d a p e s t の あ とは I s r a e l 、
Atlantaと 続
との議論 が │ │ │ て
きま したが、1 9 9 5 年のア トラ ンタ大会 を最後 に、年次大会 は隔年 に開催す ることが決定。次 の B a r s e l
か ら隔年 にな り、前回 ( 2 0 0 1 ) は M e l b O u r n e で 、 そ して本年 は 9 月 にベル リンで開催 され ます。 ただ
しベ ル リン後 は、定期的 な隔年開催 の形式 に捉 われずに、地域別、内容別 の会議形式 で、随時開催 す る
ことに変更 され る模様。機関紙 と して、従来 M S
は、M S
Managementを
発行 して い たが、 2 0 0 3 年2 月 か ら
i n F O c u s に 模様替 え して、発行 して い ます。
なお 、 私 事 なが ら昨年 5 月 、 M S I F の
Loudon氏
組 織 変 更 有 り、 私 は ボ ー ドメ ンバ ー を英 国 の G e o r g e
( 現在会計担 当理事) と 交代 しま した。 そ の機 会 に、私 は シュヴ ァイ ツア ー会長 か ら、
C e r t i f i c a toef M e r i t 賞 状 と記念品 ( ガ ラス器) を 受 けま した。
私 は医学者 であ りませんので、M S そ
の ものについて語 る資格 はあ りません。 ただ M S 協
会 に関係
したおかげで、里古栄 1 郎先生 〔
あ いち健康 の森
国 立精神 ・神経 セ ンター名誉総長〕、井形昭弘先 生 〔
知県健康 づ くり振興事業同理事長〕、 それに前記 の黒岩君 の九州大 学 医
健康科学総合 セ ンター長 ・l M l 愛
国立療養所 中部病 院 ・長
学部時代 の お弟子 さんである柴崎浩 〔N I H 米 国国立衛 生研究所〕、 田平武 〔
国 立療養所宇多野病院長〕、糸山泰人 〔
東北大学医学部神経 内科〕、
寿医療研究 セ ンター長〕、斎 口孝彦 〔
鹿児島大学 医学部第二 内科〕等 の諸先生、 それに少壮 の山村隆先生 [ 国立精神 ・神経 セ ン ター
納光弘 〔
神経研究所〕等 の、 日本 M S 協 会 の 「医学顧問岡」 の諸先 生 には、色 々 M S に
つ いて ご教示 を願 っ
た ことは、大変有難 く思 って い ます。
日本国内における A r I S 研究 の現状、業績等 について は、私 などが 申 し L げ ることは出来 ませんが、
liの
共同論文 が、 アメ リカの N a t u r e 誌
最近、1 1 昨
寸隆先′
-3-
2 0 0 1 年1 0 月号〕 に優先 で掲載 された ことな
〔
どは、最近 の快挙 といえま しょう。
係 の 国 際賞 といえ ば、 故黒岩博士 が受賞 した、 MS医
注 :MS関
Awardが
学 会 で の 占い賞 で あ る Charcot
あ ります。 シ ャル コー侯爵 (1825-93年 )は 、 フランス人で MSを
ス トです。 その ほかにこの世界 には、MSで
な くな った悲劇 のチ ェ リス ト、 ジ ャク リー ス ・デ ュプ レ
などがあ ります。 有名 なアメ リカ
Jacqueline Dupre〕 にちなんだ同名 の賞、前記 の Walfensohn賞
〔
の野球選手、 ル ー ・ゲ ー リッグも MSと
最後 に 日本 MS協
研究 した ニ ュー ロロジ
同様 に難病 の ALSパ
ー ソンです。
会 の今 日あ るのに貢献 された、次 の ■人 の お話 を した い と思 い ます。 日本 A/1S
協会 を創始 した黒岩博士 の功績 は絶大 な ものがあ りますが、彼を陰 に陽 に、支 えて くだ さ った和泉国夫
さん 〔
現在協会 の副会長〕 をまず挙 げなければな りません。社会事業、 メ セ ナ、今様 に云えば、 NGO
運動 の先駆者 であ ります。
MS運
動 をアメ リカ国内で まず盛 んに し、US National MS
Society(米 国 MS協
会)と 協力 して、
IFMSS〕 を創始 した人 に、 シル ヴ ィア ・ロー リー (Sylvia Lawry)と
世界 hrls協 会連合 〔
い うアメ
リカ人 の資産家 で慈善事業家 で もあ る人 がいます。彼女 は、1940年代 に、彼女 の弟 が MSに
罹 り、彼
の病気 を治 した い 一っ芭ヽ
で、NY
Tinesに 広告を だ し、 アメ リカ全上 の MS忠
かけに、私財 をなげ うって、MS忠
者 の相互 援助 と MSの
研究、治療 の研究 を推進 す るキ ャ ンペ ー ン
を起 こ したのです。彼女 は、黒岩、和泉両氏 を通 じて、 日本 の MS協
前述 の通 りで、彼 女 は陰 に陽 にわが 日本 MS協
たが、MSに
者 に呼 びか けたの を き っ
会 の設置 を働 きか けた ことは、
会を援助 して くれま した。私 も何回 か彼女 に会 い ま し
賭 ける彼女 の情熱 には、 ほとほと感心 させ られ る もので す。彼女 は正 に 「フ ィラ ンス ロ
ピス トJ〔慈善家〕 の鑑 で した。彼女 が2001年 2月 、惜 しまれなが ら他界 した後 は、 IFMSSの
問団 の議長 であ ったカナ ダの Ian McDonald博
した 「シル ヴィア ・ロー リー MS研
士が提唱 して、独逸 の ミュ ンヘ ンに、彼女 の名 を冠
究 セ ン ターJ〔 Sylvia Lawry
Center for Mul↓iple Sclerosis
Research〕 が創 立 されま した。因 みに、現在 のアメ リカの National MS
湾岸戦争 で 勇名 を馳せた Mike Dugan空
医学顧
Societyの 会長 は、91年 の
軍大将 です。
最後 に忘れて な らな いの は、故青木 正子 さんです。私 が MS協
会 の会長を大過 な く勤 め られた の は、
ひとえに彼女が事務局 とな って、関係 の医学者 や 「
友 の会J、 さ らには IFMSS〔 も時〕 との連絡 を、
一 手 に引 き受 けて くれ、私 を補佐 して くださったか らです。彼女 は 自身肝臓病 を患 いなが ら、 日本 MS
協会 の ために献身的 に奉仕 して くれま した。彼女 もヴォラ ンテ ィー アの権化 のよ うな人 で した。 1997
年、彼女 がな くな った ときは、私 も同時 に会長 を辞 めよ うか と思 い ま したが、和泉 さんたちに説得 され
て踏 み とどま った次第 です。最後 の ころは彼女 に、 で きるだ け安 い航空切符 を探 して もらい、IFMSS
大会 に出席 を して もらい ま したが、 これが早す ぎた彼女 の死 に対 す るせめて もの、 はなむけにな ったの
かなと、密 に偲 んでお ります。
-4-
日本 MS協
会会長就任 ご挨拶
会 長 荒 井 好
民
今年度 よ り、理事会 の指名 によ り菊地清明会長 の後任 として 当協会 の会長 に就任 いた しま した。力不
足 ではあ りますが皆様 の ご協力 の もと職責 を合 うす る所存 です。
顧 み ます と当協会 は発足以来、 この分野 の研究者 に対す る助成、国際組織 で ある MSIFと
の連絡、
協調、患者 に対す る援助、広報活動 など多 くの実績 を上 げてま い りま した。菊地前会長 な らびに理 事 の
方 々、西村事務局長 など関係者各位 の地 まぬ ご努力 に深 く敬意 を表す る次第 です。
しか し当協会 もご多分 に漏 れず ここ10数年続 きま した不況 の影響 を受 け、財務的 には決 して余裕 の あ
る状態 ではな くな ってお ります。幸 いわが国 の景気 もやや上 向 きにな って まい りま した。本年度 は新規
賛助会員 を出来 るだけ多 く獲得 し、 当協会 の方針 に基 づ く活動 を更 に活発 に して い きた い と考 えてお
ります。
理 事各位、並 びに関係者 の方 々 には今後 と も以 前 に変 わ らぬ ご協力 とご指導 ご鞭fAlを切 にお願 い 中
し上 げます。
あ
あ
-5-
3テ ス ラ超 高磁場 MRIを 用 い た多発性硬化症 患 者 の
大脳皮質 および 白質機能 の非侵襲 的評価
新潟大学脳研究所神経内科
【緒
寺
島
健
史
言 】
は由質 がお もに病変 の主座 と考 え られて きたが、
、 MS)で
多発性硬化症 ( m u l t i p l es c l e r o s i s以下
病 理 所見 では大脳皮質 に も病変が認 め られ、 この病変 が M S 患
者 におけ る高次機能障害 や機能 的 予後
に影響 を与 えて いる可能性 が指摘 されて い る。
今回 われわれ は、M R I 拡
散 テ ンソル解析 を用 いて大脳皮質 および 白質 の機能 を非侵襲的 に評価 し、
正常対照群 および M S 各 病型群 におけると異 を検討 したので報告す る。
【背
景 】
MRIの
拡散」 は生
拡散強調画像 は水分子の生体 内で の拡散 の影響 を反 映 させた画像 である。 この 「
休内 の さまさまな組織構造 によ り制限 された拡散 や、組織内 の港流現象、 あるい は軸索流 などを反映 し
た もので あ り、方向 によ つて拡散 の程度 が異 なる 「
不等方性拡散Jで ある。拡散 テ ンソル解析 とよばれ
る手法 によ って、 この拡散 の不等方性 を解析 す ることが可能 となる。悩 における拡散 の不等方性 はお も
に神経線維 によ って生 じると考 え ることがで き、拡散 テ ンソル解析 で得 られ る 3つ の固有値 は対応す
る固有 ベ ク トル方向での拡散係数 をあ らわす。 また、 3つ の間有値 の和 を トレー ス と呼 び、平均化 した
拡散 の梓度 をあ らわす指標 となる。
【対
象 】
新潟大学 医歯学 総 合病 院 お よびその 関連病 院 に入 院 ・通 院中 の忠 者 か ら1 6 歳か ら3 8 歳 ( 平均 2 7 5
±7 5 歳 ) の 古典型 M S 忠
者 8 名 ( 女 7 名 、男 1 名 ) を 選 んだ。 その内訳 は再発寛解 型 ( R R M S ) 4 名
二次進行 型 ( S P M S ) 4 名
である。一 次進行型 M S お
よび視神経背髄 型 M S に
、
つ いては今回 の解析対
象 か らは除外 した。一 方、正常対照群 としては、忠者群 に年齢 を適 合 させた1 5 ∼3 9 歳 ( 平均 2 4 1 ± 5 0
正 常群す べ ての対象者 に対 し
歳) の 健常者 ボ ラ ンテ ィア4 0 名 ( 女2 6 名、男2 3 名) を 採用 した。患者群 ・
てき面 による説明 を行 い、同意 を得 た。
【方
法 】
[MRI撮
像]
新潟大学脳研究所統合脳機能研究 セ ンターの 3テ ス ラ機 (GE Medた al Systems)に て行 った。
拡散強調画像 は スピンエコー・エコー プラナー法 によ り、拡散強調傾斜磁場方 向 の組 み合 わせを 6道
りにかえて撮像 した。 マ トリックスサイズは128×128、FOVは
6 -
20cm X 20cm、 撮像時間 は 4ス ライ ス
で約 4分 30秒である。
[デー タ解析]
スライス選択
様像 した画像 よ り、病変 の好発部位 であ る側脳=体 部 および放線冠 を含 む 1ス ライスを選択 した。
拡散 テ ンソル解析 : 選択 した 1ス ライ スのす べ ての ピクセル にたい して拡散 テ ンソル解析 を行 っ
た。
ラム ダ ・チ ャー ト解析
本法 は新潟大学統合脳機能研究 セ ンター にて 開発 された手法 であ る。 図 1 に 正 常者 の 1 ス ライ ス
上 の全 ピクセルの ラム ダ ・チ ャー トに示 す。 このチ ャー ト上 の特定 の部位 が、 そ のス ライ スで の大脳
皮質 および 白質 によ く一 致 す ることを利用 して、大脳皮質 および 白質 ピクセルの分離 ・抽 出 を行 っ
た [1-3]。
図 1
トレー ス ・ヒス トグラム解析
ラム ダ ・チャー ト解析 で分離 ・抽出され た皮質群 ・白質 それぞれに属す るす べ ての ピクセル につ
いて トレー スを計算 し、 ヒス トグラムを作成 した。大部分 の場合、 ヒス トグラムは 1峰 性 の ピー クと
なるが、必ず しも正規分布 とはな らない。 したが って、 この トレー ス分布 の代表値 として、 トレー ス
の中央値、最頻値 (ピー ク位置での トレース値)、 ど― ク高 (ただ しピクセル総数 に対す る常J合であ
らわす)の 3つ のパ ラメー タを採用 し、MS各
病 型群 および正常群間 で統計学的検定 を行 った。検
定法 としては、大脳皮質 および白質 において、正常群 ・RRMS群
置分散分析 と多重比較 を行 った。
-7-
。SPMS群
の 3群 間 での 1元 配
【結
果 】
図 2に 正常者 と典型的 な SPMS患
者 の ヒス トグラムを示 した。大脳皮質 では、正常者 の しス トグラ
者 の ヒス トグラムは ピー クがは っきりしな くな り、全体 に右
ムは右 に構 をひ く分布 となる。SPMS患
ー
方 に移動 したかたちとなる。大脳白質 の ヒス トグラムは正常者 では大脳皮質 に くらべて ピ クの高 い、
ー
正規分布に近 いかたちとなる。一方、SPN/1S患者 で は、 や は り全体 に右方 に移動 し、 ピ クの高 さ も
低 くな り、 ピー クの糖 もひろが って きて いる。 このように正常群 と SPMS群
の典型例 では ヒス トグラ
ムの形状 に明 らかな違 いが認 め られる。
図2
Whitc
Gray Ma“ cr
Maicr
Normal
響
ゆ
MS
(SPMS)
ー
ー
図 3に トレー スの中央値、最頻値、 ピ ク高 の 3つ のパ ラメ タについて、 正常群、RRMS群
SPMS群
での分布傾向 を示 した。大脳皮質 ・白質 どち らにお いて も、正常群→ RRMS群
、
→ SPMS
ー
群 の順 に、 トレー スの中央値 ・最頻値 が上昇 し、 ビ ク高 は逆 に、低下 する傾向 にあることが、 よ くわ
かる。 これ らの解析 の結果 を図 4に 示 した。ま とめると、
1)大 脳皮質 では、 トレー スの中央値 は、正常群 ・RRMS群
た。最頻値 は、正常群 と SPMS群
および RRMS群
。SPMS群
と SPMS群
の 3群 で有意差が認 め られ
とでは有意差 が認 め られたが、
正常群 と RRA/1S群 では認 め られなか った。 ピー ク高 は、正常群 ・RRMS群
・SPMS群
の 3群
で有意差 が認 め られた。
2)大 脳 白質 では、トレースの中央値 および最頻値 については、大脳皮質 と同様 の結果 であ った。ピー ク
高では、正常群 と SPMS群
で のみ有意差が認 め られた。
-8-
図 3
Gray
White
Mattcr
Matter
mcdian
串
車
聾
け叫
駈
工□。
一
図 4
Gray Mattcr
平均十標準偏差
平均 の 多重 比 較 (LSD検 定)
対鵠,。
(桜掃為IT村,│
│ │ぃ
NonIEl1
RLMS
1SPMS
1
2586=81
2303と
85
1
628=092
2696!35
1
2340!85
529=054
3157ど178
1
2685=102
394■085
No嗣
‐RRMS1
tgnti
。
l,●Bkい
lmedLⅢ ,中“10CaⅢ
0 0190● ‐
N。唖 1_SPMS1
0 MkXl'
0 oO∞ や 1
03978
000∞ ●
00389
0 01XX t
O o3題 '
RRMS
SPNtS
1
Nom'ャ
RRMS
l tnedほ m
0 0348'
p"k● labon
01797
Peak hettht
01711
NomEI
SPMS
O M IX'
O mxx'
o ox6・
O Mxl● 1
0 08Xl'
0 MXXl●
│
White Mattcr
l li。
鞘 主)巌播胤Ⅲ精い
RRMS
SPMS
-
231Xl=103
250457
2205■
99
2505■
75
1 1oると086
87t181
1
‐
RRMS‐ SPMS
01∞ 8
'P(005
【考
察 】
MSに
おける大脳皮質障害 につ いて は、 白質病変 の二次的変化 なのか、 あ るい は一 次的 に生 じうる
ものなのかその機序 はまだ明 らか とはな っていない。 しか し、 これ は MS忠
能障害 を考察 す る上で も重 要 な所見 であると考 え られ る。 さらには MSの
者 の機能 的予後 や 高次機
病態 の標 的 が髄鞘 のみな ら
ず軸索 に もあるとい う説 を検証 してい く上 において も重要 な所見 である。 しか し、 とくに発症早期や軽
症 のMS忠
者 では、CTや
MRIな
どの通常 の画像所見 で はほとん ど異常 を認 めない ことが 多 く、解
析 が 困難 であ るとい う問題 があ った。
脳 における MRI拡
散 テ ンソル解析 は脳 におけ る拡散不等方性 の定量化 によ り、神経線維 や神経細
胞 などの機能 を とらえよ うとす る手法 であ り、最近臨床応用が広が って きて い る。
多発性硬化症 において も、欧米 で はこの拡散 テ ンソル解析 を用 いた報告 が散見 され るよ うにな って
きて いるが、国内 での報告 はまだほとん どないのが現状 である [4]。
この MRI拡
散 テ ンソル解析 はまだ新 しい手法 であ り、標準 的 な解析法 が存在 す るわ けで はないの
で、 よ り有効 な解析方法 の開発 もあわせて必 要 となる。今回考案 した解析法 は、大脳皮質 ・白質 を きわ
-9-
めて高 い精度 で解析者 の恣意性 な しに分離す ることがで きる。 しか も、分離 口抽出する基準を対象 によっ
て変更 す る必要 がないため、 きわ めて 再現性 の高 い解析結果 を得 る ことが 可能 であ る。約 50名 の正 常
ボ ラ ンテ ィアでの解析結果 も安定 してお り、信頼性 も高 い もの と考 え られ る。
今LDlの
解析結果 のポ イ ン トは、
常群 で 有意差 が認
病変 の主座 と考 え られ る大 脳 白質 の み な らず、大脳皮質 で も忠 者群 と1に
1)MSの
め られた
2)正 常群 と SPMS群
との間 のみな らず、 1卜
常群 と RRA/1S群 や、 RRMS群
と SPMS群
との間 で
も有意片が認 め られた
とい う2点 である。 これ らは、通常 の MRI画
像 で異常所見 を認 めない段階 で MS患
者 に大脳皮質
性 があることを示唆 してお り、 きわ めて注 日す べ き結果である。
障青 が■ じて いる r13能
このように、 この手法 は MS忠
者 における大脳皮質機能評価 を非侵襲的 に しか も短 時間 で行 うこと
がで きるとい う点 において従来 にはなか った強力 な 可能性 を もつ ものであ る。 われわれは、今回 の結果
を もとに、
1)さ らな る対象患者 の蓄積
2)罹 病期間 や重症 度 など臨床的 な指標 との相関
3)我 が国 に多 い視神経脊樋 型 MSで
の解析
4)同 一慧者 における経時的 な追跡評価
5)神 経免疫学的 および神経眼科的評価 と くみあわせた解析
など現状 で の課題 に基 づいて、今後 の研究計画 を立 案中 である。
【結
論 】
1)MRI拡
散 テ ンソル解析 を用 いて、多発性硬化症 (h71S)患者 の大脳皮質 および白質 の機能評価 を
イ
子った。
2)MS患
最頻値 の
者では正常群 に比 して、大脳白質 のみならず皮質 において も、 トレー スの中央値 ・
上昇、 ピー ク高 の低下 を認 めた。 この有意差 は正常群 と RRMS群
、RRMS群
と SPMS群
との
比較で も認 め られた。
3)こ れ らの結果 は MS忠 者 にお ける大脳皮質障害 が通常 の MRI画 像 では異常 を認 めない段階 で 出
現 して い る可能性 を示唆 してお り、病状評価 や機能的予後 の推定 に役立 つ ことが期待 されて いる。
【研究協力者 】
西 浮
正 豊
田
力
中
同 中 恵 子
松 浮
等
田 中 正 美
新潟大学脳研究所神経内科教授
新潟大学脳研究所統合脳機能研究 セ ンター長
新潟大学脳研究所神経内科助教授
新潟大学脳研究所統合脳機能研究 セ ンター助教授
国立療養所西新潟中央病院神経内科医長
-10-
【参考文献 】
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Neuropeptide Yに
よる
実験 的自已免疫性脳脊髄炎 (EAE)の 制御
国立精 神 ・神経 セ ンター神経研究所
免疫研究部
【緒
幼
林
偉
昌 】
多発性硬化症 (MS)の 動物 モデ ルであ る実験的 自己免疫性脳脊髄炎 (EAE)は 、 ミエ リンの構成 タ
ンパ クを感作す る ことで発症す る 。EAEの 発症 には IFN γ,TNFα
産生す る CD
な どの Thl型 サ イ トカイ ンを
4陽 性 自己反応性 Thl細 胞 の関 字が特 に重 要 とされてお り、IL 4,IL 5な どの Th2
型 サイ トカイ ンを産生す る Th2細 胞 とのバ ラ ンス (Th1/Th2バ
御 され る ことが分 か っている
ラ ンス)を 調節 す る ことで発症 が制
2。
神経系 と免疫系 は隔絶 された環境 にあることや 自己 ・非 自己を認 識 す る ことな ど類似 す る点 が多 く、
・
以,1か ら相 互 の クロス トー クは指摘 されて いた 。 ス トレスで交感神経系 が活性化 され ると リンパ球 が
減少 し免疫系 が低下 す るとい われてお り、 カテ コ ラ ミンによ って EAEが
EAEが
悪化す ることが報告 されて い る
5。 ヵテ コ ラ ミンな どの
軽減 され
神経伝達物質 とともに神経終末 に存在
す る神経 ペ プチ ドの中で、神経 ペ プチ ドY(neuropeptide Y:NPY)は
交感神経賦活化 で放 出 され る
ペ プチ ドである。
。 これ は神経細胞 に広 く分布 し、 そ の受容体 は Ylか ら Y5の
が、Yl受 容体 は広汎 に分布 し、免疫細胞 に も発現 して い る。
。近年 NPYが
え る ことが注 目 されてお り7、EAEに
4、
枯渇 させ る と
5つ が報告 されている
自己免疫疾患 に影響 を与
おける作用機序 を明 らかにす るた め実験 を行 った。
【対象 ・方法】
EAEは
C57BL6/Jマ
ウス又 は S J L / J マ
ウスに M O G
35 55ま たは PLP
1 3 9 1 5 1 を 免疫 して
誘導 した。
E A E 誘 導後、N P Y ま
たはそのア ミノ酸置換体 である Y l 受 容体特異的 ア ゴニ ス ト ( Y l R a g o n i s t )
を隔 日で腹腔内投与 して臨床経過 に与 え る修飾効果 を見た。
NPYが
臨床経過 の どの期間 に もっとも強 く作用す るのか を調 べ るた め、 全 経過投与群 ( 感作後 0 ∼
3 0 日) 、誘導期投与群 ( 感作後 0 ∼ 1 0 日) 、発症後投与群 ( 感作後 1 0 ∼3 0 日) 、対照 ( P B S ) 投 与群 で比
較 した。
NPYが
臨床経過 にどのよ うに関与す るのか を調 べ るた め、Y l R
a g o n i s t を 隔 日投与 した マ ウスの
リンパ節細胞 と陣細胞 を ペ プチ ド感作後 1 1 日日で調製 し、 ペ プチ ド特異的 な増殖反応 と I F N γ 産生能
を調 べ、 マ ウス血清 における感作 ペ プチ ド特異的 な I g G ア イッタイプを対照群 と比 較 した。 さ らに1 可
様 に調整 した細胞 を感 作 ペ プチ ドで 3 日 間再刺激 した後、 放射線照射 した末感作 マ ウ ス に移入 して
p a s s i v eE A E を 誘導 し、対照群 と比 較 した。 またペ プチ ド感作時 に Y l R
-12-
a g o n i s t を 隔 日投 与 した マ
ウスか ら、 T 細 胞 または抗原提示細胞 を分離 し、感作 のみを行 ったマウスの T 細 胞 または抗原提示孫
口胞
とともに感作 ペ プチ ド存在下 で培養 し、反応性 の差異 を検討 した。
【結
果 】
N P Y 投 与 により用量依存性 に E A E は 軽減 されたが ( 図 l A , B ) 、 Y l 受 容体特異的括抗薬 B I B O
3304を NPYと 1司
時 に投 与す ると N P Y に
は低用 量で も N P Y と
よる E A E 抑 制効果が消失 した ( 図 l C ) 。 Y l R a g o n i s t
同等 の E A E 抑 制効果 を示 し、特 に [ D _ H i ぜ] N P Y に
( メ1 l D ) 。 つ まり N P Y に
よる E A E 抑 制作用 は Y l 受 容体を介 してい ることが分 か った。 このため
以降 の実験 は Y l R a g o n i s t として [ D _ H i s]・
NPYを
A
お いて顕斉 であ った
用 い、N P Y の 作用 を検討 した。
8
5
60
4
G
持4 0
2 1
卜 Rくよ聾
市 50
くE
3
(
R
聾
3
12 16 2024
30
23323640
病日
C
D
5
4
5
4
卜日KK聾
ト ロヽL暖
3
0
4
3
1216
2024
283236
40
3
0
4
3
病日
図l
C57BL6/Jマ
A:EAE誘
B:NPYの
C:EAE誘
ウスに M O G
12 1620242032
3640
病日
N P Y に よる EAE
の抑制
3 5 5 5 ペ プチ ドを用 いて E A E を 誘導 した。
導時 に N P Y ( 5 0 μ g / k g ) を 投 与す ると、E A E が 抑制 された。
投 与量 を変 えてみ ると、N P Y は E A E を 用 量依存性 に抑制 した。
導時 に N P Y と
Y l 受 容体措抗業 ( 1 0 0μg / k g ) を 投 与す ると、抑制 が除去 され た。
D i E A E 誘 導時 に Y l 受 容体 ア ゴニ ス トを投与 す ると、低用豊 ( 0 0 1 μg / k g ) で 抑制 された。
-13-
さ らに この Y l R a g o n i s t に よる E A E 抑 制効果 は、誘導期 ( E A E 誘 導時 よ り1 0 日間) の 期間 に投
与 した場合 には見 られたが、発症後 ( E A E 誘 導後 1 0 日後以降) の 期間 に投与 した場合 は認 め られなか っ
た ( メ1 2 ) 。つ ま りN P Y の 抑制作用 はE A E 誘 導時期 に有効 であ り、発症後 の後期 にはあまり効果 が ない
ことが分 か った。
一
YlR Oay O-34
“ 卜 Y l R d a yO ‐
, 0
-pOS
0
4
d a y O ●4
3
12
16
20
24
28
32
3●
病日
図2
EAEを
N P Y の 投与時期 による E A E 抑 制効果 の差異
His"]NPYを
誘導 したあ と、 [D―
合経過 (感作後 0∼ 30日)、誘導期 (感作後 0∼ 10日)
で投 与 し、対照 (PBS)投 与群 と比較 した。誘導期投与 した場合 には抑制効果 が見 られたが、発
症後 の期間 に投与 した場合 は効果 が認 め られなか った。
次 に感作抗原 へ の免疫応答 が YlR
agonistに よ って どのよ うに変 化 す るかを確 かめ るため、 マ ウ
ス血清中 の感作 ペ プチ ド特異的 IgGア イツタイプを比 較 した ところ、 YlR
スで は IgG2aが
PBS投 与群 に比 べ有 意 に低 く、IgG1/1gG2a比
疫応答 が Th2偏 命 して い ることが示唆 された (図 3)。 実際、YlR
agonistを 投与 した マ ウ
が上 昇 してお り、感作抗原 へ の免
agonis↓を投与 した マ ウスの リン
パ節 およびl牢
細胞 の ペ プチ ド特異的 な増殖反応 と IFN γ 産生能 を調 べ た ところ YlR
agonistを 投
与 した マ ウスで は、感作 ペ プチ ド特 異的 T細 胞 の増殖反応 に有意斉 は見 られなか った ものの、 そ の IF
Nγ 産生 は有意 に抑制 されてお り、感作抗原 へ の 免疫 応答 が Th2偏 付 して い る ことが 確認 され た
4)。
(B町
-14-
セ
拘
B ぎ 尽qゴ q辞
8
6
ョ占 。
A n
仰碑m防mい。
4
2
0
19G1
図3
EAEを
3902a
N P Y に よる血清中の感作抗原特異的 1 9 G ア イソタイプの差異
誘導 した マ ウスに NPY、 YlR
agonistを 投 与 し、 血 清 中 の抗 MOG
IgGl,IgG2aア
イツタイプの OD値
A:NPY,YlR
agonist([D_His西 ]NPY,[FT,P"]NPY)投
35 55抗 体 の
を測定 した。
与群 で は IgG2aの
OD値
が有意 に低値 であ った。
B:NPY,YlR
agonist投 与群 で は、IgG1/1gG2a比
NPY,YlR
が有意 に高lHで あ った。
agonist投 与にてT細 胞反応 が Th2偏 衛 して い ると考 え られ る。
帥
B
A
帥
帥
知
的 ﹂o︶o
的
︵E
と, こヨ OE P E ふ≡ヤー ・
1
10
MOC(31」 m9
10
1
MOG《 ttg/m'
図4
C 5 7 B L 6 / J マ ウスを M O G
N P Y に よるT 細 胞 の T h 2 偏 侑
3 5 5 5 ペ プチ ドで免疫 した後、Y l R a g o n i s t を投与 し、 リンパ節
細胞 のペ プチ ド特異的 な増殖反応 とその際の I F N γ 産■能 を調 べ た。
A:YlR
B:MOG
a g o n i s t を投与す ると、M O G
3 5 5 5 特 異的 T 細 胞 の I F N γ産生が有意 に抑制 された。
3 5 5 5 特 異的 T 細 胞 の増殖反応 は有意 な差 は見 られなか った。
また ペ プチ ド感作 後 Y l R
a g O n i s t を 隔 日投 与 した マ ウスの リンパ 節細胞 と陣細胞 を調 整 して
p a s s i v eE A E を 誘導 したところ、Y l R a g o n i s t 投与 を受 けたマ ウスの細胞移入 による p a s s i v eE A E
は軽定化 した。
-15-
さ らに NPYが
ド感作時 に YlR
作用す る細胞 がT細 胞 なのか抗原提示細胞 (APC)な
のか を検討 す るため、 ペ プチ
agonistを 隔 日投与 したマ ウスか ら、 T細 胞 または APCを
分離 し、 ペ プチ ド感作
と もに感作 ベ プチ ド存在 ドで 培 養 した と こ ろ、 YlR
の み を行 った マ ウスの T細 胞 また は APCと
agonistを 投 与 した マ ウスの T細 胞 を用 い た と きの み IFN γ 産生 が抑 制 され た (図 5)。 つ ま り
T細 胞 に作用 して Th2偏 衛 を生 じて いると考 え られた。 また回相化抗 CD3抗
NPYは
体 を使用 して
agonistを 添加 して も IFN γ 産生 が抑制 され ることか ら、 NPY
分離 したT細 胞 を刺激す る際、YlR
は直接 T細 胞 に作用す ることが確認 された。
[
10
帥
'∞ rymtMoG
和
m
抑
抑
抑
E ュe o︼事 0ヨ oこ 全 E 卜〓ヤーo
︵
口
。
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5
m
・
合″
tO こ︶ゃ Z﹂“
m
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0
T ce,,
treatment
→ ●
● 4
‐ ‐
APC
treatment
,
‐ ,
4
4
図5
4
T cdi
t r e a t m ●n t
‐ 一
APC
1臨 tment
+
4
→ す
● +
` ‐
― ‐
4
→
N P Y に よるT 細 胞 へ の影響
3 5 5 5 ペ プチ ド感作時 に Y l R
MOG
― ‐
a g o n i s t を 隔 日投 与 した マ ウスか ら、 T 細 胞 また は抗原
提示細胞 を分離 し、 ペ プチ ド感作 の みを行 った マ ウ スの T 細 胞 また は抗 原提 示細胞 とと もに
3 5 5 5 ペ プチ ド存在下 で培養 した。
MOG
A : 抗 原提示細胞 ( A P C ) に かかわ らず、Y l R a g o n i s t を投 与 した マ ウスの T 細 胞 を用 いた と
きのみ I F N γ 産生が抑制 された。
B : 指 殖反応 に有意 な差 は見 られなか った。
【考
察 】
NPYは
EAEを
抑制す るが、YlR
agonistは それよ り低用豊で効果的 に作用す る。 これ は NPY
の抑制作用 が YlR特 異的 であることが推察 され る。 またそ の EAE抑
制効果 は主 に発症 前 の誘導期
において もっと も高 く、 それ は自己反応性 の IFN γ 産生 Thl細 胞 の Th2偏 椅 によ る もの と考 え ら
れ る。
自己免疫疾患 はさまざまな身体 的 ・精神的 ス トレスで影響 され るが、 そ の機序 と して神経 系 と免疫
系 とい う特殊 な高次機構 の間 の相互 作用 に関与す る NPYの
NPY受
容体 を標的 とした薬剤 は、新 たな視点 か らの MS治
-16-
よ うな物質 が介在 している 可能性 があ る。
療 に応用 で きると思 われ る。
【結 論 】
NPYは
Yl受 容体 を介 して EAEの 監:床経過を軽症化す るが、EAE誘 導時期 において顕斉 であ っ
た。 これは NPYが
T細 胞 に直接作用 し、自己反応性 Thl細 胞 の Th2シ フ トを上 じるためであると
確認 できた。NPYを
手 がか りに して、神経 ペ プチ ドという神経系 と免疫系 の相互 に関 わる新 たな視点
か ら、MS治 療 が期待 で きると思われる。
研究協力者】
【
二宅幸子 2、山村隆 3
Bedoui Sammy、
1、
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3)
(田 立精神 ・神経 セ ンター神経研究所免疫研究部 :外来研究員 室長 部長
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-17-
Thl
autOimmune
response
in vivo
多発性硬化症病 巣 へ の浸潤 に関 わる リンパ球関連分子 の解析
東北 大学医学部付属病院神経内科
三
須
建
良ト
は じめに
多発性硬化症 ( M u l t i p l es c l e r o s i sMtS ) 1 よ 、中枢神経症候 が時間的 および空 間的多発性 を示す こと
を特徴 とす る中枢神経系 の炎F I 壮脱髄性疾患 であ り、C D 4 細 胞 と りわけ I n t e r f e r o nγ ( I F N γ) 等
を分泌す る 1 型 h e l p e r T ( T h l ) 細 胞 の病巣局所 へ の浸潤 を特徴 とす る 自己免疫疾患 と考 え られて い
る。
数 々の関連分子 が 中枢 へ の浸潤 に関 わ る ことが知 られて いるが 、我 々 は遊走 や活性化 に関 わ るケ モ
カイ ンやT細 胞受容体分子 に注 目 し、MS病 巣 へ の浸潤 に関 わ る因子 の同定 を試 みて い る。
近年、免疫細胞 の遊走 や活性化 に関 わ り、相互 に特異的 な関係 を持 った種 々のケモカイ ン及 びケ モカ
イ ン受容体 が 同定 され、様 々な局所 の炎症 における病態 へ の関わ りが注 目されて い る。 た とえば Thl
細胞 で は CCR5や
は CCR3や
MSに
CXCR3を
CCR4が
発現 し、一 方 IL 4等 を優 位 に分泌 す る 2型 helper T(Th2)細
胞で
寸されて い る。
特 異的 に発現す ることか ら、Thl・Th2に 関 わ る多 くの疾忠 で検言
お いて も主 に CCR5や
CXCR3の
発現 やその リガ ン ドの髄液中 の発現 と、疾患活動性 や病 巣 ・
病 型 との関連 が報告 されて いる。 また、免疫記憶 に関 わ る naive T細 胞 や樹状細胞 の遊走 に強 く関与
す るケ モカ イ ン受容体 CCR7が
る CCR7関
報告 されてお り、本来免疫学的 に特異 とされて きた中枢神経系 にお け
連分 子を検討す ることは、中枢神経 の 自己免疫病態 を考 え る上で興味深 い。 また MSの
関 わ ることが患 者末梢 血 出来 の ミエ リン塩基性貨 白
病態 に特定 のT細 胞受容体 (人で はV β52他 )力 `
(MBP)特
実的 T細 胞 にお ける検討 か ら報告 されてお り、治療 の標的 と して も注 日 されて いる。 しか し
培養 による修飾 が多 く、実際 にどれだけの役割 を実際 の生体内で行 ってい るか は不明であ った。新鮮末
梢血 ・髄液中 の リンパ球 における報告 は少 な く、MSの 病態 における髄液浸潤細胞 あ るい は中枢 内 に浸
潤す るT細 胞 の動態 を把握す る にで重 要 であ る。
我 々は、 これ らの リンパ球 の活性化 ・遊走 に関 わる因子 を同定 す ることによ り、病態 の理 解 ・標的治
療 の可能性 を検討 す ることを 目的 と した。
研究背景
多発性硬化症 (multiple sclerosisiMS)は
、再発 と寛解 を繰 り返す中枢神経 の炎症性脱髄疾患 であ
り、中枢 の髄鞘 を標的抗原 とす る 自己免疫疾患 と考 え られて い るが、未 だにその病態 は不明 な点 が多 く
'名 MSの
有効 な治療法 は見出 されて いない
病態 において は、脱髄病某 に浸憎す るT細 胞 や グ リア細胞
がサイ トカイ ンやケモ カイ ンを放 出 し、 さ らに多 くの T細 胞 や マ ク ロ フ ァー ジを活性化 して病巣局所
に遊走 され ることによ り炎症反応 が増強 され る者CD4陽 性 ヘ ルパ ーT細 胞 は、こ にイ ンター フェ ロ ン γ
(InterferOn γ;IFN
γ)を 分 泌 す る 1型 ヘ ル パ ー T細 胞 (Thl)と 、 主 に イ ン タ ー ロ イ キ ン 4
-18-
4;IL 4)を 分泌す る 2型 ヘ ルパ ー T細 胞 (Th2)に 分類 され るが、 MSの
(Interleikin
Thl型 のサ イ トカイ ンであ る IFN γ や Interleukin2(IL 2)、Tumor
病態 には特 に
necrosis factor α (TNF
α)が 関係す る ことが数多 く報告 されて い る46。ヶモ カイ ンは細胞 が遊走 し活性化す る際 に働 くサ イ ト
カイ ンで、現在 まで に18種の受容体 (CCRl∼ 10,CXCRl∼
ン ド (CCLl∼ 27,CXCLl∼
9。MS患
るは
1。
同定 されている 特 に CCR5や
15,XCLl∼ 2,CX3CLl)が
活性化 された Thl細 胞 に発現 し、一 方 CCR3や
40種以上 の リガ
6,CX3CRl,XCRl)や
CCR4は
Th2細 胞 に発現 す ることが知 られて い
CXCR3カ `
陽性 で
者 の髄液中 の CD4陽 性細胞 や脱髄病巣 に浸潤す るT細 胞 が CCR5や
Ⅲ また CCR5や
あることが示 されたⅢ
。
、
CCRlの
CXCR3は
リガ ン ドである RANETSや
MIP
lα が MSの
動物 モデ ル とされ る実験的 自己免疫性脳脊髄炎 (EAE)の 病態 において病巣 へ の細胞浸潤 に重 要 な役
a、
常│を持 つ こと CCRl∼ 3の リガ ン ドである MCP
ジに発現 す る ことなど'、MSの
l∼3が MS病
巣 のアス トログ リアや マ クロフ ァー
病態 に多彩 なケ モカイ ンおよびケモカ イ ン受容体 の発現 が 関与 して い
ることが示 されて い る。
CCR7や
CXCR4は
ナイー ブT細 胞 に発現 しているケモカ イ ン受容体 で あ る。 これ らのナイ ー ブT
細胞 は リンパ組織 の高内皮細静脈 に発現す る CCR7の
リガ ン ドである SLCや
ELCと
反応 す ること
によ って リンパ組織 の T細 胞領域 に侵入 し、樹状細胞 に よ る抗 原提示 を受 けて 一 次記憶 を保持 す る
CCR7陽
性 の central memory
T細 胞 (Tcm)や 再度抗原提示 を受 けた後炎症局所 に遊走 して速 やか
にイフェクター機能 を発揮す る CCR7陰
性 の effectOrmemory
T細 胞 (Tem)へ
・
1。
と分化 す るコ
自
己免疫疾患 の病態 において、 どの過程 で免疫記憶 を獲得 し、 どのよ うに免疫記憶 を維持 す るのか は未 だ
に不明 な点 が多 く、臓器特異的 自己免疫疾患 と考 え られて いる MSの
末梢血 中及 び脳 内 の脱髄病巣局
所 での これ らの細胞動態 は不明である。先疫記憶 に関連 して、髄液中 に浸潤 して いるT細 胞 が どの よ う
なT細 胞受容体 の clonarityを持 っているか を把握 す ることは、免疫記憶病態 を考察 す る上 で意 義深
い もの と考 え られ る。
MSの
病態 におけるケモカイ ン及 びケ モカイ ン受容体 の知兄 として は、中枢神経系 が Thl型 ケ モ カ
イ ン受容体 (CCR5,CXCR3)が
容体 (CCR3,CCR4)や
優位 に発現す ることが既 に報告 されて い るが、 Th2型 ケ モ カイ ン受
その他 の ケ モ カイ ン受容体 の発現 は 十分 に検討 されてお らず 、 これ らの分 子
の病勢 との関連 や メモ リーT細 胞 サ ブセ ッ トの動態 も明 かで はない。本研究 では、現在 までに同定 され
て い る リンパ球 の ケ モ カイ ン受容体 (CCRl∼ CCR7,CXCR3,CXCR4)及
び一 部 リガ ン ドの発現 を
MS忠 者 の再発時、寛解時 の末梢血 および樋液、 さ らには MS旨 」
検脳 の脱髄病巣 にお いて解析 した。
さ らに末梢血 ・髄液中 の単核球 における CDR3
spectratypingによ りT細 胞受容体 レパ ー トリー を検
索 した。 これ らの検討 によ りMSの 病巣局所 に炎症細胞 を遊走浸潤 され る機構 が解 明 で きれば、 MSの
病態 に促 した治療法 の開発 に役 立つ もの と期待 され る。
-19-
研究方法
症
例
再発寛解 型 A/1S患者 21名 (女性 15名、男性 6名 、平均年齢342± 102歳 )で 検討 を行 った。MSの
断 は、Poserら の診断基準 に従 い、MS類
縁 の脱髄疾忠 と考 え られ るDevic型 、 ADEM、
どは対象外 と した。 全症 例 において、MRIで
MSの
診
Balo型 な
脱髄疾患 と考 え られ る多発性 の 中枢神経系病変
が確認 されてお り、 また再発時 は今症 例 にお いて臨床症状 に一 致す る急性期病変 を MRIで
確認 した。
対象症例 は、前駆 す る感染症 がな く、 また過 去 3ケ 月間 にイ ンター フェ ロンや ステ ロイ ド、免疫抑制剤
の使用雁 がない もの とした。全例治療前 に末梢血及 び髄液 の採取 を行 い、 6人 の患者で は同意 を得 た上
で ステ ロイ ドパ ルス療法 (メチ ルプ レ ドニ ブ ロ ンlg点 滴静注 × 3日 間)後 の寛解期 (治療 2∼ 3週 後)
に も末梢血及 び樋液 を採取 し、治療前後 での変化 を比 較検討 した。健常対照者 12名 (女性 8名 、男性
4名 、平均年齢273± 40歳 )の 末梢血 を用 い、髄液 の疾忠対照群 と して、無 菌性髄膜炎 5例 (平均年齢
308± 30歳 )、非炎症性疾患 6例 (脳梗塞 2名 、運動 ニ ュー ロ ン疾患 2名 、 パ ー キ ンソン病 2名 、平均
年齢557± 117歳 )を 用 いた。本研究 は、東北大学医学部倫 理 委員会 の基 準 に従 い、忠者 の同意 を得 て
行わ れた。
方 1
法
リンパ球 の分離
末梢血 を E D T A 入
りの ベ ノジェ ク ト 真 午 採 血管 ( テ ルモ社 、 東京) に 採取後 、 F i c a l lP a q u e
P l u s ( P h a r m a c i a B i O t e c h , S w e d e n ) に て比 重遠心 分離 し、 リンパ球 の存在す る中間膚 を抽 出 し赤
血球 および類粒球 を除去 した。回収 した リンパ球 はさ らに P B S ( P h o s p h a t e
て 2 可 洗浄後、L y s i s B u f f e r ( 1 5 5 m M
NH4Cl,10mM
KHC03,01mM
b u f f e r e ds a l i n c ) に
EDTA)に
て 5 分 問処 理
E D T A 力 日P B S ) 1 こ
して赤血球 を除去 し、P B S に て 2 回 洗浄後 a s s a y b u F F e r ( 0 5 % B S A , 2 m M
浮遊 させた。髄液細胞 は、髄液 を遠心 して沈査を作成 し、洗浄後 a s s a y b u F f e r に浮遊 させた。
2
3 カ ラー フ ローサイ トメ トリー
3 カ ラー フ ローサ イ トメ トリー は、直接又 は間接免疫蛍光法 にて施行 した。 1 × 1 0 6 個 の細 胞 を
a s s a y b u f f e r に浮遊 させて、2 0 分間 ヒ ト血清 で ブ ロ ッキ ング後 ( 4 ℃ ) 、細胞 を表 1 で 示 した抗体
の組 み合 わせ にて氷上 で3 0 分反応 させた。反応後、a s s a y b u f f e r で 2 回 洗浄 した。 す べ ての反応 は
速光下 で施行 した。細胞 は F A C S
C a l i b u r ( B e c t O n D i c k i n s o n ( B D ) , S a n 」 o s e , C A ) に て、表
ingし 、
面 マ ー カーの解析 を施行 した。 は じめに、前方散乱光 ( F S C ) 、側方散乱光 ( S S C ) に て g a ↓
リンパ球 を選択 しそれぞれ 1 × 1 0 4 個の リンパ球 における染色陽性細胞 の割合 を ( た1 l Q u e s t ソ フ ト
ウ ェ アを 川 い て 解 析 した 。 統 計 学 的 検 討 は 、 M a n n W h i t n e y ' Us
t e s t ある い は W i l c o x o n
s i g n e dr a n k s t e s t を 用 い た 。 今 回 使 用 した モ ノ ク ロ ー ナ ル 抗 体 は以 下 の 通 りで あ る 。
Phycoerythrin(PE)ラ
ベツ
レ CD4(BD,
(BD, CA)、 FITCラ
ベル CD8(BD,
(BD, CA)、 PerCP
ラベ ル CD4(BD,
CA)、 Fluorescein isothiocyanate(FITC)ラ
ベ ル CD4
CA)、 Peridinin chiorophyll prOtein(PercP)ラ
ベ ル CD8
CA)、 FITC
-20-
ラベ ル CD45RA
(BD,
CA)、 PE
ラベ ル
CD45RO(BD,
CA)、
ビ オ チ ン化 CCRl(DAKO,
Denmark)、
Denmark)、 PEラ ベル CCR3(DAKO,Denmark)、
与) 、 ビオチ ン化 C C R 5 ( D A K O , D e n m a r k ) 、
CCR4(マ
CCR6(マ
ltより供 与)、 CCR7(mousc
'1:修先 ′
(rat lgG2a)(義
ラベ ル C X C R 3 ( B D , C A ) 、
San Diego,CA)を
San
ウ スI g G l ) ( 松 島細 治 先 4 モよ り供
ウ スI g G l ) ( 義 江修 先生 よ り供 与) 、C C R 7
lgG,
P E ラ ベル C X C R 4 ( B D , C A ) 。
して blotin rat lgG2a(Pharmingen,
ビオ チ ン化 CCR2(DAKO,
Diego、 CA)や
Pharmingen,
San
Diego,
CA)、 PE
精 製 抗 体 の 染 色 時 に は、 二 次 抗 体 と
biotin mOusc
lgGl(Pharmingen,
用 いて 反応 させ た 後 、 S t r e p t o a v i d iPne r C P ( B D , C A ) に
て 染 色 を 行 った 。
ネガテ ィブ コ ン トロ ー ル に は ビオチ ン化 マ ウ ス I g G l ( C M G l 1 5 , C e d a r l a n e , H o r n b y , C a n a d a )
を使 サ
1 1 した。
3
RT―PCR
RT PCRに
は、表 2 に 示 す M S 澪 1 検脳 5 例 ( 脱髄 病 某及 び井 病 巣 白質 ) 、正 常 対 照 脳 2 例 、 陽 性
対 照群 と して重症 筋 無 力症 過 形成 胸腺 3 例 の 凍結組 織 を 用 い た。組織 か らの R N A の
(Gibco BRL,
MD)を
用 い た Guanidium
でイ
子っ た 後 、 S u p e r s c r i p t
l s o t h i o c y n a t em e t h o d
P r e a m p l i f i c a t i o ns y s t e m ( G i b c o B R L , M D ) を
抽 出 は、 T r i z o l
得 た。 各 種 の ケ モ
用 いてF i r s t s t r a n d c D N A を
カ イ ン及 び ケ モ カ イ ン受 容 体 に対 す る特 異 的 プ ライ マ ー を│ │ ] い
て 検 討 した 。 G A P D H を
ン トローク
レと して hot start PCR
Takara Shuzo,Shiga)は
method
によ りJそ定最的 PCRを
イ
子った。 PCR
内 閃性 の コ
(Takara
合て30サイ クル、 ア ニ ー リング温度58℃ で施行 した。 PCR産
Taq,
物 はアガ
ロー ス電気泳動 にて泳動 し、ethidium brOmideで 染色後半定皇的 に比 較解析 した。
4
免疫和1織化学
MS音 1検脳 5例 (脱髄病巣及 び非病巣 白質)、 1に
常対照脳 2例 の凍結組織 を用 いて免疫組織化学法
を施行 した。献体 は、 クライオ ス タッ ト (Lcica Japan,Tokyo)に
て 5∼ 10μmの お切標本 を作製
した後、企て常温 で30分風乾 した後、 -80℃ に冷凍保存 した。 パ ラフィ ン切片 には、 10mMク
酸溶液 pH60に
エン
浸演 し、 オ ー トク レー プを用 いて121℃、 5分 間 の抗原賦活処 理 を施 した。 内囚性
ペ ル オキ シダーゼの不活化 のため03%過 酸化水素水加 100%メ チ ルアル コール に15分浸漬 した。 その
a pan)と 室温で15分問反応 させ、
後 まず10%ウ サギ ll常血清 あるいは10%ヤ ギ Iに
常血清 (Nitirei,」
PBSに
て洗 浄後、 一 次抗体 と して抗人 CCR7抗
ELC抗
体 (Genzyme/Techne,USA)、
体 (BD Pharmingen,San
抗人 SLC抗 体 (Genzyme/Techne,uSA)、
抗体、抗人 CD8抗
体 (Nitiret,Japan)、抗 人 CD45LCA抗
体 (DAKO,CA)、
抗人 CD68抗 体 (DAKO,CA)、
た (4℃ 、 12時間)。PBSに
CA)あ
Diego,CA)、
体 (DAKO,CA)、
抗人 HLA―DR(DAKO,CA)と
て洗浄後、 二 次抗体 goat anti mouse
抗人
抗人 CD4
抗 牛 GFAP抗
反応 させ
Enwision十/HRP(DAKO,
るいは rabbit anti―
g oat antibody(Histofinc MAX― PO(G),
Nitiret,Tokyo)と 宮
ど温 で
30分間反応 させた。 その後 Diaminobenzidine tetrahydrochloride(DAB)で 発色 させ た。各切片
はヘ マ トキシ リンで対比染色 の後封人 して検討 した。
5
CDR3
spectratyping analysis
い
詳細 は既報告 の とお りである 。M S 忠
者 ( n = 4 2 ) の 再発時 あ るいは寛解時 の末柑血 および髄液
-21-
単核球 ・に常 対照 (n=30)を
TCR
分 離 し、 各 々の
用 いて検 討 を行 った。 各 々の細胞 よ り RNAを
作製 し、PCR産
V領 域特異 的 Primerを 用 いて CDNAを
物 は同 量 の formanide/dye泳
動 バ ッフ ァー と混 合 した後、94℃で 2分 加熱処理 した。2ulを 6%acrylamideゲ
にて泳動 した。 FMBIO
ル (30W、 210分)
fluorescenceimage analyzer(Hitachi,Yokohama)を
泳動結果 を直接記録 し、oligoclonalexpanded patternを 視覚的
用 いて 、 DNA
・客観的 に決定 した。
研究結果
l
CD4陽 性 T細 胞
キめ る各種 ケ モ カイ ン受容体 の解 析 で は、 MS症
末梢血 CD4陽 性細 胞 に 「
CCR5や
一 部 リガ ン ドを共有 す る CCR2が
一 方 Th2関 連 の CCR3や
CCR6は
CCR4は
正常対照 に比 して有意 に増加 して いたが (p<005)、
有 意 に減少 して い た (p<005)。 CCRl,CXCR3,CXCR4,
例 の再発時 における髄液 と末梢 血 の比較 にお い
有意 なたが認 め られなか った。 また MS症
発現 は末梢血中 の値 に比 べ て有意 に増加 して いたの に対
て は、髄液中 の CCRl,CCR5,CXCR3の
し (p<0001)、 髄液中 の CCR4は
逆 に有 意 に減 少 して いた (p=0016)。 CCR3は
CD8陽 性 T細 胞
MS症
例 の再発時 の末柑血 CD8陽 性 T細 胞 に 占める各種 ケ モカイ ン受容体 の発現率 は、 CD4で
の検討 と同様 の傾向 であ り、CCR5の
方 CCR4は
一
発現 は正常対照 に比 して有意 に (p=0028)増 加 してお り、
有意 に (p=003)減 少 して いた。 また MS症
にお いて は、樋液中 の CCRl、 CCR5、 CXCR3の
に対 し (p<001)、 CCR3の
3
髄液 中 で有意 に
発現 は末梢 血中 の発現 とま はなか った。
多 く発現 して いた (p=0005)。 髄液中 の CCR2の
2
例 で は Thl関 連 の
例 にお ける再発時 の髄液 と末梢 血 の比 較
発現 は末梢 血 の値 に比 べ て 有意 に増加 して いたの
発現 には有意差 は認 め られなか った。
急性情悪期及 び寛解期 における各種 ケモカイ ン受容体発現 の比較検討
急性憎悪期及 び治療後寛解 期 にお ける末梢血 (CD4細 胞 の CCRl∼ CCR5、 CXCR3及
細胞 の CCRl、 4、5、CXCR3の
び CD8
各発現率)及 び髄液中 (CD4及 び CD8細 胞中 の CCR5、 CXCR3
の各発現率)各 ケ モカ イ ン受容体 発現率 を検討 した結果、末梢血 にお いて は治療前後 で有意 差が認 め
られなか ったが、髄液中 CD4細 胞 の CCR5発
現率 は有 意 に治療後 に減少 した (p<005)。 CXCR3
の発現率 は有 意差 はな く、治療寛解後 も高 い発現率 がみ られた。
4
末梢血及 び髄液中 の CCR7発
末梢血及 び髄液中 の Tcmに
現細胞
ついて検討 したと ころ、髄液中 で は MS再
発時 (313± 80%)は
、
解期 (151±99)、 無菌性髄膜炎 (155± 19)や 非炎症性疾患群 (71± 55)に 比 して有意 に増
一
常対照群 の末梢血 に比 して増加 して いた。 方、 CD4
加 してお り、 また MSの 再発時 の末柏mや 1に
MS寛
陽性細胞 における Tem細
胞 の割合 は疾患 や対照群 に関 わ らず中枢神経系 にお いて は末梢 血 に比 し
-22-
て高値 であるが、MS再
発時 には髄液 中 の発現率 は寛解時 に比 べ低下 す る傾 向 がみ られた。樋液 中
の naive T細 胞 は、MS再
発時 (43± 16%)、 MS寛
いずれ も末梢血対照群 (397±169%)や
MS病
5
MS
MS末
巣及 び対照群 の病理所見及 び mRNAレ
解時 (40± 20%)、 対照辞 (51± 46%)な
梢血 (395±154%)に
ど
比 して有意 に低値 であ った。
ベ ルの検討
5例 の うち 4例 は脱髄巣 の周囲 に軽度 か ら中年度 の グ リオ ー シス と著 明 な マ ク ロ フ ァー ジの
浸潤 を伴 ってお り、De GrOOtら が提唱す る MSの
1例 の MSは
病巣分類 では chronic activeであ った。一 方、
、著明 な脱髄及 びグ リオー シスを伴 うが マ ク ロファー ジの浸潤 が比 較 的軽度 であ り、
chronic inactiveと考 え られた。Thl関 連 の ケ モカ イ ン ・ケ モカ イ ン受容体遺伝子 の発現 が優位 で
あ り、Th2関 連因子 はほとん ど発現が認 め られなか った。 4例 chrOnic activeな病巣を有す る脱髄
病巣 にお いて CCR7お
よび ELCの
発現 が認 め られたが、SLCの 発現 は極 わずかで あ っ
mRNAの
た。一 方 正常大脳 白質 で は 1症 例 を除 いて発現 は認 め られず、脱髄病巣 で優位 に発現 して い ると考 え
られた。 また一 次 ・二 次抗原提示 が行 われて いる胸線組織 において は CCR7、 SLC、 ELCヽ ヽ
ずれ も
明 らかな発現がみ られた。
6
S/1S病変部 における CCR7陽
CCR7陽
性抗原提示細胞 およびT細 胞
性細胞 は形態的 にはマ ク ロ フ ァー ジや ミク ロ グ リア と思 われた主 に血 管周囲 に浸潤す る
細胞 に発現 が見 られるが血管内皮 には発現 して いない。 一 方、 CCR7の
管内皮及 び血 管周囲 の グ リア系細胞 に発現 が見 られ る。特 に ELCに
リガ ン ドであ る ELCは
血
関 して は管内皮細胞 に優位 に
発現 が見 られた。非病巣 には、脱髄病巣 に見 られ るよ うな ELCの 発現 は認 め られなか った。
7
MSの
髄液浸潤 リンパ球 の CDR3
MS患
者 の末梢血 中 にお いて Vβ 52の
Vβ l(95%)、 Vβ 9/11(95%)も
ra↓
spec↓
yping
clonalityが333%に 認 め られ、 またV β24(143%)、
認 め られた。髄液 ・末梢血 の両者 で検討 を行 い得 た 6例 全例 にお
いて、末梢血 で の発現 に関 わ らず髄液中 で Vβ 52が
考
clonalityを示 した。
察
MS中 枢神経系 の Thl関 連ケ モカイ ンの優位性
MSの
が病勢 に関連す るなど、Thl優 位 な病態 で あ る こ
病態 において は、IFN γ や IL 2、TNFα
とは周知 の事実 であるが、細胞遊走 に関わ るケ モカ イ ンの観点 か ら Thl・ Th2関 連囚子 を検討 した報
告 は未 だに少 ない。
我 々は再発時 の MS髄
液中 の CCR5陽
性 Thl孫 田胞 の害1合は寛解時 に比 して有意 に高 く、治療後寛
い
解期 に有意 に低下す ることを明かに した 。一 方、Th2関 連 の髄液中 の CCR4陽
して有意 に再発時 に減少 してお り、また CCR3や
MS再
CCR4は
性細胞 は対照群 に比
末梢血 に比 して髄液 中 で低 ドして いた。
発 の病態 において、 ケ モカイ ンによ る検討 か らも Thl優 位 に傾 くことが重要であ ることが 明 か
-23-
とな った。Thl関 連 ケモカイ ン受容体 の うち MSの
介 した 自己反応性 Thl細
再発時 には CCR5を
胞 が 中枢神経系 へ浸潤 し、Thlサ イ トカイ ンで ある IFN γ を放 出 して炎症性脱髄 の病態 を 引 き起 こ
して いると推測 され るH。
CXCR3に
つ いて は、MSの
髄液中 あるいは脱髄巣周囲 の CD4あ
るいは CD8陽
性 T細 胞 の多 くが
リガ ン ドであ る IP 10が 血管周囲 のアス トログ リアに発現
発現す る ことが報告 され、 また CXCR3の
°
す る ことが報告 された 。 また、樋液 中 の IP-10は 髄液細胞数 と相関す ることが示 され るな ど、 Thl
Ⅲ
細胞 の 中枢神経系 へ の浸潤 に重 要 な因子 と考 え られて いる 。我 々の検討 で は、 CXCR3の
再発時 の CD4及
CXCR3発
び CD8陽
発現 は MS
性細胞 の 大部分 にお い て認 め られ 、 ま た寛 解 期 に も髄 液 中 T細 胞 の
現率 は低 下して いなか った ことか ら、病勢 に関 わ らず Thl細 胞 の中枢神経系 の浸rLlに用 い
られて いる受容体 であることを示唆 して い る。 Thl細 胞 が髄液中 に浸潤 す る際 に1=常 的 に CXCR3カ
利用 されて いるとすれば、治療 へ の応用 も期待 され ると ころであ る。 その
ミ
一 つの試 み と して 、CXCR3
の リガ ン ドであ る IP 10を 中和抗体 を用 いて抑制 した と ころ、 む しろ EAEが
憎悪 す ることが示 され
た。IP 10が 末梢 リンパ組織 で働 く際 に抗原特民的 T細 胞 に対 して抑制的 に働 くなど、中枢神経系 の発
f。
現 とは民 なる役章1を持 っている可能性 が示 され、今後 さらなる検討が期待 され る
中枢神経系 における CCR7関
連因子 の役割
リンパ節 における リンパ球 のホ ー ミングの際 には CCR7及
びその リガ ン ドが大 き く関与 して い る。
まず リ ンパ 球 表 面 に発 現 して い る L_セ レ クチ ンや イ ン テ グ リ ンを 介 して 高 内皮 細 静 脈 (high
endothttal venules,HEV)と
若す ると HEVの
弱 く接着 して ロー リングを した後、 山1管内皮上 の ICAM
へ潜 り込 む。血管 内皮 上に発現 す る CCR7の
間既く
lと 強回 に接
リガ ン ド (SLCな ど)に よ り、
CCR7を
ⅢⅢ
発現す る nalve T細 胞 が遊走 を受 ける ことが示唆 されて い る 。末梢組織 で抗原 を捕捉 して
CCR7を
発現 した樹状細胞 は輸入 リンパ管 よ リ リンパ 節 に入 り、 同様 に SLCな
け、 さらに ELCを
どを介 した遊走 を受
拘
介 してT細 胞領域 に集積 し、抗原提示 が行 われて い る 。 MSは
中枢神経抗原 に対
す る自己免疫疾忠 とされて きたが 、未 だに実 際 に抗原提示 が行 われて い る部位 や動態 につ いて は議論
2。
が分 かれているⅢ
実際 の中枢神経内 は血 液脳関Flに よ り細胞や物質 が容易 に流入 で きず、 また リンパ
組織 が存れ しな いな ど他 の臓器 と共 なる特殊 な環境 があ る。 MSを
含 めた 自己免疫疾患 にお いて病状
の進行 とともに 自己抗原 へ の反応性 が拡大 す る (Epitope spreading)こ とが 知 られ るよ うに な りい、
病巣局所 での抗原提示 および免疫記憶 の保持 は病態 を説明す る上で重要 と考え られ る。
T cm細 胞 は MSの
再発時 にお いて、末梢血 において は変化 が認 め られ なか ったが髄液 中 にお いて
は寛解期や非炎症疾患群 に比 して有意 に多 く、 また無菌性髄膜炎患者 の髄液 と比較 して も有意 に高 い
ため、単 なる反応性 の増加 で はな く MSの
音1検脳 の病某組織 において CCR7や
病勢 に関係 して増加 して い ると推測 され る。慢性期 の MS
そ の リガ ン ドである ELCの
織 や対照群 に比 して多 く発現 して い ること、CCR7陽
性期 には髄液中 あるい は病変局所 に Tcm細
mRNAの
発現 が同症例 の非病巣組
性 の抗原提示細胞 の存在 が認 め られ ること、急
胞 が浸潤 してい ることな どか ら、MS再
を介 した何 らかの免疫反応 が起 こって いる もの と推 測 され る。 CCR7及
―
-24-
発 の際 に CCR7
びその リガ ン ドは リンパ組織
における免疫記憶機構 に非常 に重要 であるが、今回 の結果 か ら M S の
中枢神経 内 で C C R 7 を
介 した
抗原提示 による機構 が M S の 病態 に関与す る 可能性 が示唆 された。今後 モ デ ル動物 な どによ りさ らに
詳細 な検討 が必要 と思 われ る。
MS病
態 に関連す るT細 胞受容体 レパ ー トリー
MBP特
異的 T細 胞株 が特定 の TCRを
用 い ることや、 MBP特
異的 T細 胞、 HLA― DA2お
よび人
CD4を 移入 した マ ウスが中枢神経系 に 自然発症 の脳症 を起 こす ことが知 られ、特定 のT細 胞 レパ ー ト
リーが A/1Sの病態 に深 く関与す ることが示唆 されている。 しか し、過 去 の報告 はいずれ も MBPな
ど
で株化 した細胞 における検討 が 中心 で あ り培養 による影響 が 強 く関 与す ると考 え られた。非束1激下 で
の末梢血 や髄液 で の検討 は少 な く、病態 を考 え る上 で髄液 中 リンパ 球 の レパ ー トリー を検討 す る こと
は非常 に重要 と考 え られ る。
今回 の検討 によ り、従来 の報告 が示 すよ うに MS忠
者 では末梢血中 に Vβ 52が 高頻度 であ ること
がホ されたが、更 に特筆す べ きは末梢血 ・樋液 を同時期 に調 べ ることがで きた患 者 で は、末梢血 の結果
に 関 わ らず 髄 液 中 で は一 様 に Vβ 52カ S expandし て い る ことが 示 され た。 神経 抗 原反 応性 株 が
Vβ 52を 用 い ることが示 されて い るよ うに、Vβ 52カ S MSの
病態 に深 く関わ ることを示唆す るとと
もに、髄液中 に浸潤す る細胞 はよ り病態 に関 わるサ ブセ ッ トを反 映 して い ると推測 され 、今後 MSの
病態 に関 わ る因子 を検 討 す る上で興味深 い。今後 は更 に髄液 中 に expandす
る細胞 が どのよ うな性状
の 細 胞 で あ る のか を検 討 して い く ことが 必 要 と考 え 、 現 在 忠 者 由来 の Vβ 52陽
性 等 の特 定 の
repertoirを持 った株 の樹立 を 日指 して いる。
おわ りに
今回 の検討 によ り、 MSの
CXCR3の
中枢神経系 内 において は Thl型 の ケ モ カイ ン受容 体 で あ る CCR5や
発現 が復位 であ り、 また多 くの ケ モ カイ ンを リガ ン ドと して共 有す る CCRlや
関 与が示唆 された。一 方、Th2型 の受容体 であ る CCR3や
復 とともに髄液中 の CCR5陽
向 がみ られた。病状 の1可
CCR4の
発現 は中枢神経 内 で低下 す る傾
性 Thl細 胞 の常Ⅲ
合 が低 下した ことか ら、 この
リンパ球 サ ブセ ッ トは疾忠活動性 を反 映 して い ることが示唆 され、今後 MSの
標的 と して期待 され る。 また naive細 胞 や Tcm細
発現 が MSの
CCR2の
治療法 を開発 す る際 の
胞 に発現 す るとされ る CCR7や
活動期 の病巣 で増加 して い る ことが確認 され、MSの
その リガ ン ドの
病態 におけ る Tcm細
胞 の病態 ヘ
の関 字が示唆 され興 味深 い。
MSに
おけるこれ らの ケ モ カイ ン受容体 お よびその リガ ン ドの解析結果 は、今後有効 な治療法 の開
発 に有川 な知兄 となることが期待 され る。
―
-25-―
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Strunk,
Bubel,
1ncreased
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lymphocytes
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Allavena,
T,
G,
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factor― α ―
secreting
T
inflamma↓ lon
mediate
Ne、v
antigen_presenting
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PヽV,
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Lucchinetti, C,
receptors
J,
activation―regulated
and
CCR‐ 5+and
Balashov,KE,Rottman,JB,Weiner,HL,Hancock,WW,1999
in demyelinating
1998
Th2
of CCR4-bearing
S t r i e t e r ,R t t I , F r e d e r i k s e n , J L ,
of specific chemokines
expressed
A,
Borsatti,
of type
lvI, Wang,
lnt lmmunol
chemOkine
Jensen, J, Pierce, V,
Expression
cells are increased
R,
F,
responsiveness
chemOtactic
Kakizaki,
derived
S e l l e b j e r g ,F ,
A,
D,
A/1ed 187, 129-134
NI, Takagi,
Yoshic)①
chemokine
Gray,
receptors
K,
T
K―P,
47, 269-273
that
cytokines
PP,
Bordignon,
P,
of chemokine
cells(Thls)and
1l
Chemotactic
Wandinger,
necrosis
tumor
Ann
H,
」 A/1ed 338, 436-445
expression
10
Kirchner,
and
γ―
sclerosis patients
Chemokines―
P,
Schlenke,
oF CCR5+interferon―
1998
Bonecchi)R,
1mai,
B,
ヽ4ascher,
in multiple
AD,
Sozzani,
9
S,
thetr ligands
Nati Acad
ArIIP-lα and
Sci【 」SA
CXCR31
IP-10
96, 6873-6878
are
A/1cA/1anus, C,
MCP-1,
and
Berman,
JW,
A/1CP-2, MCP-3
expression
in situ hybridization
3
Fδrster, R,
response
Schubel,
by
Brett, FM,
study
A,
S↓aun,On,
in muljiple
J
establlshing
functional
Farrell, M,
BrOsnan,
sclerosis lesionst an
Neuroimuno1
Breitfeld, D,et
H,
CF,
1998
immunohistochemical
86, 20-29
al, 1999
C(〕R7coordinates
microenwironments
the primary
immune
lymphoid
organs
in secondary
Cel1 99, 23-33
4
Sallust, F,
Lenig,
D,
F6rster,
、
vith distinct homing
rυ
TCR
Y,
2003
repertoire
6
Misu,
T,
cells in blood
and
Complementari↓
S,
J
region
IInmunol
cerebrospinal
Fluid at relapse
Kaburakt,
T,
et al, 2001
chemokine
Yoneyama,
exacerbates
and
T,
Sato, S,
3 spectratyping
receptor
remission
Nakashima,
analysis
I,
of the
expression
Of multiple
」 NeurOimmunol
et al, 2002
experimental
lymphOcy↓ es
401, 708-712
Chemokine
signaling
H,
T
170, 4846-4853
K,
Neutralization
autoirnmune
on
8
ES,
(CCL19)is↓
ranscytosed
sclerosis:
l14, 207_212
oF IFN
encephalomyelitis
iIIducible
Eur
J
Yamanaka,
T,
in high
Palframan,
RT,
endothelial
venules
et al, 2001
and
mediates
The
CCR7
1igand
ELC
T cell recruitment
SIIed 193, 1105-1111
9
Lchmann,
T
32, 1784-1791
Backkevold,
Exp
y―Determinitng
of memory
Nature
Misu,
H】 Fujihara,
protein 10/CXCL10
Immuno1
effectOr func↓iOns
sclerosis
ilIIbalance of Th1//Th2-associated
Naruni,
T、vo subsets
VK,Jee,Y,Fulihara,K,
in muitiple
Onodera,
et al, 1999
and
potentials
Matsumoto,Y,Yoonヽ
Itoyama,
R,
PV,
Forsthuber,
to cryptic determinants
T,
A/1iller,A,
Of an autoantigen
et al, 1992
Nature
―
-27-―
Spreading
358, 155-7
of T―cell autoimmunity
J
Recent
progress
research
in Neuroilmmunology
and
NKT
cell
助 夕CttJッ 物 ″θsj″7ras“″ θれ ガ リ y?α 沌〃 ″J″ ル Scレ rOSお Sοc彦 ゥ
事務局 日立精神 ・神経センター神経研究所 免疫研究部
平成 16年 3月 9日 (火)1は 00-17:00
全共連 ピル
本館 1階 Room No.S
(東京都千代田区)
10 i tltl‐
Openlng
10:
remarks
10‐ 11:10
(ChairiJun‐iChiSatoh)
Takashi
Kanda
[20 min]
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J.Lo
Cttxford
[20 min]
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Jun‐iChiSatoh
oF Ncuroscicncc)
(Nationallnstitute
[20 min]
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11:10-11:4S
(ChatE TakaShi Yamamura)
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Lunch
[35 min]
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-28-
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13:00‐ 13:45
Special lectturerII
(Chair Takashi
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[奄 min]
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Yoshitaka Ueno
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[20 min]
カ rPrr'′ :"24わ
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[20 min]
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[20 min]
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[20 min]
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(Chair:Kazuya
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lwabuchi)
[25 min]
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[20 min]
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16:OS‐16:45
Session IV
Invariant T cellsand autoimmunitv
(Chairi Sachiko Hirose)
れ ルなr F rr で
″ と予 比 F t t ,r [c 2で0 m i n ]
M i c h i So h i m a m u r ar 財な″b F s柘れα8 α
ヴ
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Takashi
Yamamura
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Trrク 拘 姥 q′ 力2町 rirr′
16:45
Closing Remarks
-30-
rCR
α crrβルJ
[20 min]
Neuroimmunological Disorders and BarrierBreakdown
Takashi Kanda
Department of Neurology and Neurolo9ical Science, Tokyo Medical
and Dental UniversityGraduate School
Endothelialcelis(ECs)in the adult centrainervous system (CNS)
and aiso in the peripherainervous system (PNS)arゃ COupled by tight
barriers
and show
)that resemblethoseof epithelial
junctions(T」
extremely low permeability Breakdown
ofthese T」 in the biood‐brain
bartter(BBB)and
b100d‐nerve barrier(BNB)may
admit anti‐
myelin
antibodies
and
various
in‖
ammatory
cytokines
to central and
pettpherainerve tssues, exacerbaJng nervous system injuryin
m u R i p l e s c t e r o s i s ( M S ) ,i n H a m m a t o r yn e u r o p a t h i e is n c l u d i n g
Guillain‐
Barr6 syndrome
and
chronic inflammatory demyelinating
polyneuropathy (CIDP) HenCe, development of new therapeuttc
strategiesto restore BBB/BNB function based on properties of these
barriers long has been awaited Using cultured ECs obtained from
microvesseis from CNS
and PNS,we
investigatedthe characteristcs
specific for these celis and mechanisms
of barrier breakdown
in
n e u r o i m m u n o l o g i cdails o r d e r sC o n c l u s i o n i ( 1 ) E C s f o r m i n g
BBB/BNB
are ditterentfrom ECs
originated from non‐neuronal
tissues in the expression of certain barrier‐
specificproteins and
vattous chemokines
(2)MicrOVascular ECs from nettous system
share various91ycosphingolipid
antigens vvithCNS/PNS parenchyma
(3) Scattered distributionof the lesions in neuroirnmunological
disorders is a reflectionof patchy destruction of BBB/BNB.(4)
Mechanisms
to destroy BBB/BNB
inctude (a)Extravasation of
h u m o r a l f a c t o r sa n d ( b ) i n f l a m m a t o r y c e l l i n v a s l o n ,w h i c h a r e
t門
may select some
9gered by inflanlmatorycytokines (5)BBB/BNB
populatton of lymphocytes to be infiltratedinto CNS/PNS
parenchyma
-31-
S/mprO何
MoJers
"e,古 o′A,肪 a′
aすCa'」 Iherapetrす o Trear′
J′すpre
Of財
ofJs
めy Can,ab筋
screrOsた
ユ と口」o所 c Croxroだ
帰ce′
ArarFOttar tts古′
rJre ο′Negroscわ
T o k /J oA ″
t t N
Muttiplescterosis(MS)iS a human
nervous system(CNS),whereby
fibres
MS
symptoms
autoimmune demyelinattng disease of the central
the immune system attacksmyelin,the outer covettng of nerve
and pain
include spasticity,tremo「, bladder dysfunction, weakness
Current potent immunosuppressive
interferonand copaxone
therapies such as beta―
r emittingMS
brain barrierdysfunction in relapsing‐
the MR卜 lesion load,and blood―
patients oRen sutter ttom fewer relapse episodes
unattected in a high number
decrease
in addition,
However, disease progression is iargety
MS
r enlitting
of retapsing―
whether they are beneficialin primary―
progressive MS
patients
Furthermo「e, it is unclear
Therefore, there is a need fo「novel
therapeuticagents with which to treatMS
Anecdotal evidence, and recent clinicalsurveys suggest that many
MS
patients derive
sublective improvements
o「marⅢuana
Cannabinoid
mediate
om smoking
in spasttcRy,ch「onic pain and spasms f「
9-tetrahyd「
ocannabinol and R(十)WiN55,212
a9onists such as △
effects through cannabinoid receptors(CB)
CBl
iS mainty expressed
their
neurons and is
on CNS
thoughtto be invoived in the regulation of neu「otransnlission in contrast,CB2
is expressed only
in the periphery on leucocytes, and is thought to have an immunomodulatory
role Therefore
cannabinoids may
be benencialin the symptomatic
and therapeutic treatment of animal rnodeis
of MS
宙s ( E A E ) i s a n a n i m a l m o d e l o f M S m e d i a t e d
E x p e t t m e n t a la u t o i m m u n e e n c e p h a l o m y e ‖
emltttng
s E A E i n d u c t t oinn B i o z z iA B H r n i c el e a d s t o a r e l a p s i n gr ‐
b y m y e l i n s―p e c i n cc D 4 ・ T c e ‖
course of disease
Fo‖owing the 3-4th relapse episode mice develop spasticityand tremor
R ( 十) W l N 5 5 1 2 1 2 t r e a t m e n to f t h e s e m i c e c a n s i g n r i c a n t lrye d u c e s p a s t t c R ya n d t r e m o r
associated with EAE,as
treatment and up to l-2 hours
eariy as 5 minutes post―
treatment with endogenousiy
Furthermore,
occurring cannabinoids o「inhibitorsof cannabinoid transport or
hydrolysiscan also reduce spasticity
Cannabinoids also have immunosuppressive
ettects As imrnune celisexpress CB2i this
could be a pOtentialtherapeutic target for inhibitionof autoimrnune disease
-32-
intra―
cranial
onic
isvirus(TMEV)induCes a ch「
i n f e c t t oonf S 」L m i c e w i t h T h e ‖e ドs m u t t n e e n c e p h a l o m y e l に
WVe have demonstrated
m of disease sim‖ar to primary‐progressive MS
progressive fo「
of infection,at the onset of c‖nical disease or duttng
at the Hme
treatment wにh R(■)WIN55
that
This ettect was associated with the
on9oing disease can significantlyinhibitchnical disease
inhibitionof delayed type hypersensitivity reactions and iFN―γ responses
of myelin specific T
ce‖s,which mediate disease
are pOtenttherapeutic agents which may be beneficialin MS
in conctuslon,cannabinoids
treatment ior spasticityand as an immunosuppressive
both as a symptomatic
agent in chronic
progressive disease
Recent progress in Neuroll■
munology and NKT ceu research
一一― Special sNm"siunl
sttppOHed
by japan
Multiple Sclerosis Socie呼 ―
閣
1田縄縄鯛醍
盈幣 )
hi臨
11車
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拍 !前 海れ… lrf胡
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抗 れ ,な たと ユtli
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巾田 F,14r'そ
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1聖
内
主e ( 糸 ) d ば沖e v _
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■ ど、 筋 せ
c ぃ い型 にS t t d ●
即" , ■ 印 W S 貿ど わ r c r t co Ⅲ
たヽわ■Sヴ 加1【
rri,fr、でltrrosfslrrs bi,ど,■
す lo,す "o■ ,■
ii cIをとrt′ えJ,座 ,! rぶ`",●
Ⅲに、
ぃ た , c で" ァ Ⅲ ■で■0 ■a l l ぶ s ●■ぐ〔″的I s ●ドX T C ″ s , b s c r sb ぃo ど o ■
IN″ ザ 。
r 専, 。前 の イ。
手匹ぺめェ
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TlrtttL c蔽
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T劇 な 市 r tl取 並kお s
参加む希望の方は下記 までご連絡下さい。
日立岳神 神経センター 神経研究所 免疫研究都 由 村 隆
-33-
3‐
3
14‐
Protein
cPsi10n
isofornl exPressed
in
n n
The
reactive astrocytes
demyelinating lesions of inultiPle sclerosis:Itsbinding to vimentin and GFAP
cuitured human
astrocytes
JunbiChi Satoh
DcPartlllCntof lmamunology,Natlonal lnsttttcof NeぃrosCience,NCNP,Tokyo,」
apall
( S a @t nO c」n pB o も
P)
Cル タf TO inlrestgate
the diffelcndalcxPrcsSiOn or scttn 14-3-3 isororms in multiple
0リ タ
sdelosis(MS)lesiOns
JacFgrο ″泥″r Thc
14-3-3 Protein is a falmly of acidic 30-kDa
protcins cnllchod in thc blaln with the localizaton Primarily in ncurons
namcd
β,Y,e,こ,11,0,alld a
10rm
a dimchc
comPiCX
IVhich actt as a no唯 1呼 pe of
vith kcy signaling comPonentt
molccular chaperone intcractlng、
cerebrospinalnuid(csF)pro宙
Scvcn isoforms,
The 14-3-3 protein in the
dCS a diagnosticmarker for CreuセreldtJacob diseasc,
blcin the CSF oFヽ4S patientsatthe peak
although we recentlyshowed thatitisalso dctccぬ
Or acutc rclapsc,sugttcstlnghat this protein is a markcr for cxtcnsiwc braln dcstructlon
(SttOhet al」 Neurol Sci 212:11-20,2003)HowcVCr,lt lemalnsunknown whether thc
14-3-3 Protcin plays an active rolc in Path010思ical ProccssCS Or Ms
丹ィタす
れοrrs:Brain tissues
th a Palle10r isOf01111-speCincantlbodies
of rOur PrOgressive cases werc inlnlunolabclcd‖ Ⅲ
Pure astrctyte cultules、vcrc cstablishcd flom human
the 109る FBS― contalning culttre medium
The
neuronal progenitor cells incubated in
14-3-3 protein―
binding
vcrc
Protclns 、
omcl15,
i d e n j t t cidn c u l l l l rhcudm a l la s r o c y t e sb y p r o t e ionl r e l l oa ny 2 D b l o t s , m a s s p c c け
immunoprccipitatlon,and
doublc immunolabeling
anttysis R夕F″力
な!Reacti、re2stroc)'tesin
which
dcmyclinajng
lesions
expresscd
intcnscly
chronic
,■
,ando isoFomls,among
β,C,こ
bolll e and
σ isoforms reprcscnt a highly spccillc malkcr
for reactive asttocytes
Furthcl■
llorC,tllc14-3-3e,こ,and β もOrOrms interacted、ldl both Hmendn
cultuled human
and e isoform
alld GFAP
in
rcastrocytcsinヽ4S icsions cocxPrcSSed wimentin,GFAP
astrocytcs Rcacti、
Cο″crrtsめ
,2Sr These results su3gest tllattlle 14-3-3 protein Plays an
m e n t l na n d G F A P
o r g a n i nおg r o l co r t h ci n t e r l l l e drilaltaem e nnte t w o r kb y b l l d g i n gl、
reastrocytcsin denlyelinatin8
r∽ctl、
1csionsoFヽ4S
-34-
in
"Evidence
for functionally distinct inouse
of origin and CD4 expression.1'
NKT
celi subsets
based
on tissue
Dale I Godfrevl,Nadinc Y Crowcl〕 」
onathan Coquctl,Stuart P Bcrzinsl,Konstantinos
KyParissOudisl,Rachael Keatingl,Daniel C Pelllccilandヽ 4ark」 Smyth2
'9′財タルθ″r,で
7.Dで″arヵ,″′
,アヴ 舟々ご″
οうデ
οわ8伊α'Pど
力″P,rr,,θ
わど
,Me■うο″″,で,
り,」竹ルでパ'う
A″ざr/″
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,α
2 Ca″cでァル,7″
?″
″0わgメP/θgrα′
′
?,Pでrで
,Maご ca′rrt,,7こ
カア
rC?/Cで,rrを
うθ″ァ
,,で
rarra
,2И?′
,Ar岱″
7crSCrangc of effectsascrlbed to thcsc ccllS,
A paradox in the neld Or NKT ccllsisthc di、
r a n g i n g f r o m p r o m o t i o n t o s u p P r e s s i O no r c c l 卜
mcdiatcd immunity NKT ccns are
essential for promoting tumour leJcctlon in both mcthyicholanthreneinduced
flbrosarcoma,and B 16 melanonla nlouse tunlour modcls,yct in othcr models they have
been implicated in supprcssion or mmour rclcctiOnSimllar connicting evidence has been
PreSentcd in autoimmunc discasc modcls, including EAE in mice Wc havc shown that
adOPtiVC transfcrof NKT ccllsfrom livcroF normal mice into NKT cclldcflcicnimicc
could fully rcstore anti―
tumour immunity,and that this rcquired IFN―Y production by the
NKT cells ヽ
Ve soughi to dctcrminc、whcthcr this 、
vas a gencral charactellsticor NKT
cells, and thererOre cOlllpared liverderived NKT
cclis to those rrOm Other tissucs
including thynlus, sPlCCn and bone marrow
Surprisingly, only livcr NKT
cclls 、
vcrc
CaPablC Of mcdiating tumour rc」
cctiOn Furthcrmorc, when liver NKT
were
cells
subdivided into CD4・ and CD4 subsets,the CD4 subsct was found to contain nearly all
of thc tunlour protcctive caPaCity The inlpaircd abilityof thylllus、
dcjvcd NIくT ccHs lo
lllcdiatctumour lcJcctiOn was Paltly ovcrcomc by isolatingthese cellsrlom IL,4 dcicient
nlice,suggestingthat production of IL-4 inhibitsthc anti―
t unlour capacity of NKT cclls
This raises imPoltant questions about the dirfelcntialrolc or thcsc subscts in val■
ous
diseases in which NKT cellshave been implicated
―
-35-
Cell Activity in the Protection
Cytokine and Chemokine‐ NIediated Regulation ofiNKT
Type
l
Diabetes.
Against
T e r r Ly , D e l o v i t c h , P h . D .
Autoimmunity′ Diabctcs Group,Robarts Rcscarch institutc,andDepaltment ofヽ4icrobiology and
oF‖′
estem Ontario,London,Ontrallo,Canada
lmmunology,Univcrsity
A dencicncy in the number and runctiOn of iNKT cells nlcdiates thc dcvelopnlcnt or typc l
dcmonstrated that actiwationof iNKT cellswith the CDld ligand
diabctcs(TlD)PrcviOusly,we
α―
galactosylcelanlldc(c― GalCer)corrCCtS this dencicncy and prcvcnts the onsct and rccurrcnce
′
GalCcr cnhances thc number,「 unction and
cstigate ho、v tlt‐
nllce
To in、
of TID in NOD
vc conducted Bcne
ccIIs to secondary lynlphoid organs in NOE) nlice, 、
migration or iNKT
―
IL
4 and IL-10 and
incrcascs
trcatnlent
sclcctively
prOnling Studics and sho、vcd that α GalCcr
IL―
dccrcases IL-16 gcnc expresslon in the spleen Protection from TlD was obseNed in NOD
―
c、
or
IL-4
that
with
α
GalCer,indicating
tleated
IL-4・ knockout nlicc
10Ⅲ butnot NOD
PreSSiOn
but not IL-10 is required to achevc tllisprotection Given thc importance of CD4・ T cells for the
develoPmcnt Or T ID,we cxanlincd whethcr IL-16 directsthc rccruitment of CD4・ T ccllsto isictsand
dlcpathogcncsis
H′
c showthatIL 16 mediates
alld
isiet
iniammation
o ccHdCStruction
pЮmotcsisict
ア
ofinsulitsand TlD in NOD micc,and thattrcatmentwidl an and IL 16 mAb ProtectsagainstT lD e、cn
whcn adnlilllstercdaRcr the dcvcloPmcllt Of invasivc insulltis Tllc ProteCtiOn from TlD induccd by anti
e Sd l e r e d u c c dt r a r r l c k lOnrg c E 洋 ・a n d C D 8 + T c e l i st o i s l c lt e s l o n s , i n c r c a s e d
I L 1 6 m A b t r e a t n l e in nt v o l7、
of
susccptibllityof CD4・ T celis to aPoPtOSiS and a dcPcndcnCy uPon CCL4 activity Administratlon
micc rcverses ani―IL-16 mediatcd Protechon from TlD,
to anti IL-16 tlcatcd NOD
anti CCレ
rlndlngS
rnice lnlportanlly,lhese
and TlD in NOD
against
insulitis
CCL4
suggcsting that
protects
? ッiッ
ο Thus, by thc contlol or
SuPPO■ thC notion that IL 16 may antagoluzeCCL+ function f′
exprcssion of IL-16 and CCL/1 and thcirreceptors,inlmunodulation or iNKT ccli nunlbcr and
to T lD
nlay profoundly rcgulatesusccptibllity
GalCcr treatillcni
activityby α―
and TlD,a model or intrademlal
v CCL4 confelsprotcctionfrom insulitis
ho、
To dctcrllline
′
ector(pHER0810tl)
hybid Plasinid、
gcne tlansfcror CcL4 by a non immunogcnic HSV/EBV
to NOD micc was investigatcd NOD micc wele administcledPHER08100-CCM
(l μ3/dOSe)
'k
agC,ヽ
vith
sinlllar
or
intradermally onccヽveckly dullng 3-14 or 9-14、
or cmpty PHER08100
resuits One weck latcr,ProteCtiOn from insulitisand TlD was obscn′cd and corlclatcd with a
'e decrcasc or islct_inflltrating
CD8'T cclis,reduced surface expression or CcR5 on sPICCn
rclatiヽ
and isietinnitmting CD8・ T cclis and increttcd ProliFerationof spleen T cclis accompanicd by
ア
These sPlccn T Cells adoPtivcly transfcttcd
ated sccrction of IL-2, IFN―Y, and CCL/4
thc clc、
PLN一 dcrivcd T cclls from these tleatcd mice also Produce
signincant prolection from TlD
′
disPlay a 2-fold inclease in thc frcquency or CD4・CD25・ T cclls
ated lcvclsor CCL4,and
clc、
induced p:otection from TlD depcnds upon
To invcstigate whcthcr PHER08100-CCL4
nsgenic micc were tlcated
dccrcased recrtlitmcntof CD8i to the pancrcas,NOD 83 TCR tl■
ThiS treatment significantly
weckly from 3、vk or age with pHER08100-CCL4(l
μゴwk)
speciric cI)8・T ccll
vk, suggcsting that CCL/t blocks islct―
delaycd the onsct of TlD by 7 、
as
an
anti―
i
nflanlmatoげchCnnokinc
rnay
function
data
sho、
v
that
CCL/4
to islcts Our
rccruitnlcnt
in the protcction against sPontancous TlD, and suggest that this protection is mediated by
ア
ity
downrcgulating CD8・ T ccllfunction and uprcgulatingCD4i rcgulatoryT cellacti、
-36-
le的曲
ANblerOleOfNKrcdhinthettwloPmerltOfahe―
Uれ vcrsl)」aPan)
lnst CJeneuc Medidnc,Httddo
d宜(Illlnlulloblologys
Xヱビュya lwvab口
ア
、
olves colllpOllents
of bodl llle
「
is an ittalmllaby vttular dlseasctlutilコ
AhcЮ ttlerosls
arc
e sugg困劇 dla115rlllpl10Crs,whch
syttms Pre宙側s smdlcs脱、
illllate
and acqdlcd illllmulle
in both hulnan and motlse,pltta pЮ aneRDgenclolc
dctcctcdin adlercに rotlclcsions
Recent
●loPlllcA
or
h tlledc、
lllPh∝
C Subscts
smdtt hぶ,c ttused ollulc 101eof dfFclcntい
〕
atleraclcrosis
ドむ
T
cSelis伍
況
shmtc
a
u述
subsct
que
ofl)mph∝
〕
CS
that
C)や
less
stufacc
m‐
に
も
alldlcalghze bPld allugttspleselltcd
and賄 ′
e runcdOnal PIoPcrtlCSof both「 ∝ns alldblK thclis
"tllC mttOr hIStOmm酔 崎Ыbtt COlllpl銚(NIHC)dasS
1like molccdc CDld
MЙe ttsumcd that
にn d t t1 0 1 oc f N C
l 普打 t h e lm も
t t b c i N d N / ehd a t l c r o g c nrcasnledsX a l l l itnhced再
c e l ih s d l c
v h c nf e da l al d l c r o t tdilcc t , 岡
sI ● d c i b c lClDtl d ・m i ∝, 、
d c l , d o p n loerna th c l _ l c r o s l卜
S O l lW i n lw n d _ け肝 m i ∝
甑E t t i c a n dsyl l l a lalhccrЮt t l e l o lt cl sc i oanl e aisnc o l l lh庫
抑はv a t l o ol fl N C 倒
ア
cOn、
crsclト
転t h t t s r c o l l pd l岨dnsg t l ltet d y P h a s co f
micc、
お lnapolipopoteulま
釘g t t d l el c s i oalllu s
a d l e r s c l c r ocn河
も
Ng
t S c la lc u v a t l oh l la t t i 脚Ⅳ 並 l n B l m i c c w i t l l
αttlcntarld
●lerotlc
lcsltt did nOt aFcl碗 にdlsease,butdcclcascdlllettollattn
esaЫisllcdadlerは
illclcasedtllenullbcr or f∝ml celis
ア
vtt assoctaled、
、
itll
or adlclosclerosls、
Dclreloplllent
valis,lndicadngulatllKT cdis
●lerotlc
atellal、
dct∝dollor vα 14Jα努 l tlanmipts ln the adlcr唖
oPhttcs incubatcd■tth cttdlzFd lo■dcllSけHPoprOtelns
ale lecl■
litcdto these l岱iclms M延 コ
ア
el)we
tO ploducc illtelfeloll―
CDld icvelsttd induccd卜区r the1ls
showed elllallccd
γ COl10cti、
∞ncllldctllat
Nぐ 「celisare plo ahcrogelllcin micc
-37-―
resPonse Of exPerirnental contis in mice
cellsin the indammatory
Role of NKT
Yoshitaka Uenol,ShinJi Tanaka2,Takashi
Miyake3,and
Yamamura3,sachiko
Kazuaki
Chayamal
l Department
of Medicine and Molccular Scicncc,Hiroshima
Minami― ku,Hiroshima
2 Dcpartment
University,1-2、
3 Kasumi,
734-8551,」 apan
or EndoscoPy,Hiroshima
Univcrsity Hospital,1-2-3 Kasuml,ヽ 4inami、ku,
Hiroshinla 734-8551,」apan
3 Dcpartmcnt or lmmunOlogy, National lnstitutcor Neuroscience, NCNR
0gawahigashi,Kodalra,Tokyo
187・8502,」aPan
I:Natural klllerT(NKT)ccllS
Background&Al巾
appear to Play a kCy role in the
al■
ous autoimlalunc discascs HowevcL
dc、relopmcnt of、ア
NKT
cclls in inllammatory
bowcl
denaonstratcd that colonic mucosal NK
cclls)are deCreascd in thc innamcd
the mechanism
by which NKT
disease rcmains
Jα18 NKT
DSS
uncleatt WVe ha、「
c rcccntly
mucosa oF patients with ulccmtivc colits To clariけ
cclis mcdiate protection agalnst intcstinalinflammation,
by de、tran sulFate sodium
C57BW6(B6)and
thc Pathophysiological rolc oF
rcceptor PoSitiVe T cells(CD56・ T and CD161'T
wc invcstlgated the rolc of Vα 14 NKT
induced
4-11
cclls in a mouse
exPel■
mCntai niodel or cOlitis
Colitis was
(DSS)METHODS:
ccll―
dcncicnt(KO)mice
induced
in
by oral administration of 1 5%
vcighis,bloody stools,and colonic nlucosal
for 9 days and assessed by body 、
ァ
atcd NKT
inJuり TO examine thc role or ach、
innammaton,
NKT
cell llgand, OCH
cellson the protccton against intestinal
or α-3alactosylceramidc(αGalCcrl
was
'cls in the
administcrcd on day 3 arter induction or colitis IFN―γ and IL-4 1c、
suPcmatants froill,″y'7乃 simulatcd colonic lamina proplla lymphocytcs(LPLs)were
mcasuled
by ELISA
RESULTS:Mice
dcricient For Jα18 NKT
intcstinalinflammation whcn trcatcd with DSS
on da)「3 of DSS
depcndent
Administmtion
ア
cre
cclls had more se、
or a single dosc of OCH
treatmcnt attenuated colonic inllanlnlatlonin a 」α18 NKT
vith αGalCer
lllanneL In COntrast, trcatmcnt ヽ
-38-
cell―
′
e
did not clicitprotecti、
immunity OCH
colonic LPLs
? ザrr9-stimulatcd
IIナ
4 ratiofrom f′
but■ot αGalCcrimproved the IFN、γ′
on day 9 arter DSS
trcatment CONCLUSIONS:Thc
Present data
indicated that activation of Vα 14 NI(T cells plays a pivotal role in mediating intcstinal
innammatlon
via altcrcd Th17Th2
sPccincally vα 14 NKT
rcsponses Therapeutic stratcgiesdesigned to activate
ccllsmay provc bcncrlcial in treatingintcstinalinnamnlation
-39-―
induccd
Collagcn‐
ligand,OCH Suppresses
A modined Glycolipid
Arthritisby lnducing Th2 Bias ofNattral Klllerぃ K)T
Asako Chiba,Takashi Yamalnura,Sachlko
MIiyakc
ofNeuroscicncc,NCNL
National lnstitttc
Kodatta,Japan
CellS
Vc havc previously reportcd on a modiflcd Blycolipid ligand OCH for CD ld‐
ヽ
cclls cxprcssing thc scmi‐血vanant T cell reccptor(Nattrc,
restltlctcdNKT
ccll llgand, alpha‐
iS a■ analog of a protttype NKT
a tluncatcd spl山lgosinc chah and stimulatcs
idc(α GC)with
galactosyiceral■
NKT ccllsto producc IL‐4 predominantiレ whereas αGC would rendcr NKT cells
413:531‐534)OCH
suppressed dcvclopment
4 Hele wc show that OCH
producc both IFN―Y and IL‐
ofcollagen induccd arthritis(CIA)
C57BL6
tttadellllallyat thc base of dic tallwith
Micc wcrc immunizcd
Chicke■57pc II collagen(CII)CmuiSifled widl an equal volurnc of CFA,
contattng 250 ug of H37Rtt Mycobactcriurn mbercu10sis Mice wcrc boosted by
■al l珂eCtOn with the same antigcn preparation on day 21 Stalting flom
inttadcl■
100u30f
■
c c t Ci dn t t a p e r it oh nr cip ace lerw tc tc wk i t eh i t hO eC rH o r
d 守 2 1 , m i wc ec r le 」
αGC at a dose of 500 ug kg AItuntis development、 vas lnonitorcd by ttspection
thrcc tilnesa、vcck, and、vas evaluatcd by histologicalcxarninatlon on day 60
The levelof scrulm antibodicsto CII and cytokincswere measurcd by ELISA
Wc
on CIA lnduccd with bovinc CII in SJL
also examined tllccrect of OCH
micc,、vhich are kno、vn to have rcduccd nulllberof NKT
CIA
OCH
SJL
mice
cells and susccptible to
tteatmcnt cFFectivelyinhibiteddeveloPmcnt of althitisbotllin B6 and
ln contrast, administratlon of αGC
didn't suppress
arthritis
tteatmcnt protected against inflltration
of inllalnmatoりccllsand dcstructionof cartilagcand bone We ncxt cxamincd
in which NKT
thc cfFectof OCH on CIA lnduccd in CDl k■ockout(KO)mouSe
Histologic』 analysis revealcd that OCH
cclls are deFlcicnt CIA induced in CDl
KO
mice was not suppressed by OCH,
indicatln3 that the protcctivc clfect for altluitisof OCH is dcpendent o■ NKT
4 and IL‐10 、
vith monoclonal antibodics abolished
cells Neuttalizationof IL‐
discasc prOtcctionby OCH,whlch
role of thcsc cytokines in
indicatcsa critical
OCH‐ mcdiatcd suppression ofCIA
ttmtllCticglycolipid OCH
supprcsscs CIA by inducttg predominant production of Th 2 cytokines by NKT
rcactivc resPonsc of inouse
ofCDld
and cross‐
cclls The lack oFpolymolphlsm
In summalyt
wc
dcmonsttate that a ncw
NKT ccllswitll
hat talgeting
ccllsto the samc ligandindicatcs
7eningin human autoimmunc diseases
for intcl■
nlealls
may bc an attractive
and human NKT
OCH
such as rhcumatoid a14thlitis
-40-
The
clinical implication
preferential IL口4 production
stimulated NKT
Sachiko Miyakc,Asako
OCH,a
mechanism
and molecular
by modined
glyCOlipidロ
cells
Chiba,Takashi
Yamamura,ShinJ1
0ki
of α、
galactosylccramidc(α GC),is
splllngosine―tluncated analoguc
cty of Thl―mcdiatcd
thcrapeutic reagent for a val■
of diflclcntial cytokinc ProduCtiOn
in NKT
cell production
the
ThC molccular
cells by difrcrcnt =lycoliPid
a n t i g e n i s a m a 」o r q u e s t o n f o r t h e d c v c l o p m c n t o f d r u g t a r g e t i n gN K T
dcnlonsttatc hcre that the NKT
a potential
autoilllnlunc discascs through
selective induction or Th2 cytokincs rlom natural killcrT(NKT)cellS
mechanism
of
of IFN―v is mOre
cclls Wc
susceptiblc to thc
sphingosine length of BlycoliPid li3and than that of IL-4,alld thc lcngth or sPhingOSine
chain determines
nlolcculc cxPrCSSCd
the stability of ligand binding to the CDld
antigcn PrcSCnting cclls Fulthcrlllore,IFN―γProduction b)'NKT
ccli rcccPtOr stirnulation than required ror IL-4 ProduCtiOn
c i t h e rw i t h i m m o b i l i z e d a n t iC D 3
o r i m m o b l l l z c d αG C
mAb
on
cclls rcquircs longer T
by NKT
cells stiコ
nulated
loaded CDld
molcculc
rc
lntcrcstingI);transcl■
PtiOn of IFN―Y,bui notthat ofIL、4、vas scnsiti、to cycloheximide
ア
cmcnt of dc novo protein synthesis for IFN、γ
treatment, indicating thc intl■
n sic invol、
production by NKT
Rel ls preferentiallytranScribcd in
cells Finally,wc dctcrnline c―
dCC― stimulated,but not in OCH
IFN―Y ProduCtiOn by activated NKT
stimulatcd NKT
cells
-41-
ccllsand is an csscntialProtein for
Gcnctic disscction of autoiIIIInuncdiscasc and NKT
Sachiko Hirosc,Kazuyuki Tsukamo
ccllfunction
and Shtti MatSuOka
cdicinc
Dcpartlncnt of Pathology,Juntcndo UnivcrsitySchool ofヽ在
Gcncs that prcdisposc to systcmic rupus erythematosus(SLE)are
c10SCly
rclated to kcy cvcnts in pathogcncsis of this disease. As much
of the
pathology can be attributcdto high arinity autoantibodics, some
of thc
genes may
cxcrt cffccts in thc proccss of cmergcncc,
differentiationof self―
reactivc B
cclls. We
activation and
have so far cxamined
thc
rcactivc B cells using SLE―
gcnctic basis for abcrrant activation of sclf―
x NZW)Fl
mice.In the prcscnt studies,wc focuscd on the
pronc(NZB
role of NKT
cclls in thc pathogcncsis of SLE,since
NKT
cclls arc now
vhich plays a
h1/Th2 cytokine balancc,、
shown to be ccntralrcgulatorof i「
pivotal rolc in immune rcgulationand in autoirnmunc disease.HowcvcL
ving t、
v o contradictoryeffectsof NKT cellson SLE,
there arc rcportssho、
the cxact role of NKT
1.e,suppressivc or cnhancing effccts.To dcterrlline
cells on SLE,we
NZWD
examincd
Fl mice,and
gcnctic basis of NKT
ccll function in(NZB
x
found that mttor ttO gCncs contributcto IL-4
production by NI(T ccllsand that thcsc gcncs partly contributcto SLE
pathogencsis.
―
-42-―
Development and immunoregulatoり functionsOF a nOvel subsetoF llKT cellsbearing
an invariantVα 19-Jα26(AV19-AJ33)TCR
c chain
Michio Shimamura
Mmsubishi Kagaku lnstittteofLife Sciences
」α26 TCR
Invarlantヽ
′α19‐
predominandy
α―
found in peripheralblood,are
beattng cells,originally
present as NKT
cellsin liver
To further charactenze this subset(Vα 19
11KT cell),tranSgenic mice overexpressing the invarlant TCR α genc(Vα 19 Tg mice)
・
were analyzed
■lKl l・
elop in the liveL SPieen,lymph nodes,bone
,TCRα β celiSdい′
m arrowちthymus and intestineof the Vα 19Tgコ nice in a TCR
TCR
thus indicatingthatthe expressionof the invariant
tI‐
deicient backgrOund,
α chains is responsiblefor the
development of Vα 19 blKT cells Upon invariantTCR
engagement力 ?、イッO and'77
1′
, ,o spleenand liverlymphocytesisolatedfrom the Vα 19 Tg mice on a CDl―deFlcient
backgrOund exhibited a Th2-dominant phenoけ pe in the early phase followed by Thl‐
e production
dominant cytokl■
Vα 19■lKT cellsare suggested to be involved in the
homeostasis of Th1/Th2 balance since they rnoderated the disease conditions caused by
excess of eitherThl or Th2
′
α19■lKT cells、
vere reactiveto certainglycolipids、
vith
ヽ
mannosyl residues in the context of M回Кl
non‐reducing end α―
■lKT cclls are demonstrated to participatein the contrOl of Th1/Th2
in cooperation、vith Vα 14 11KT
cells and may
bet、
veen the innate and adaptive immune
systems
-43-
Conectvely, Vα 19
immune
responses
be important in mediating cross‐
talk
Invariant T cells in multiPle sclerosis
Takashi Yamamura
DcPartrnent
MD,PhD
oflmmunolo墨
、National lnstitute oF Neumscience,NCNP
As is widely known,a hiBhly diverse human T ccll repertoire would contain numehcally rninor
chain and recognition oF non―
subpopulations characterlzed by exPrcsS10n of an invariantTCR α―
Pcptide antigens Thc rcPrcscntative“invanant"T cells,namely human CDld― resthtccd T cclls,
raPidly produce regulatott Cytokines upon recognizing
CXPrCSSing invariant Vα 24 TCR,could
Bccause ofthe outstanding abllityto producc Thl and Th2 cytokines
BlyC01lPid bound to CDld
and duc to their nunlchcal rcduction in autoimmune diseases,the Vα 24 inv T cclls are thought
it has recently become
to play an inlPoltant role in protccting against autoimmunity HoweveL
apprcciatcd that CD4・ and CD4 Populat10ns in the Vα24 inv T cclls are Functionally very
analyze the changc of Vα 24 inv T cclls in
vhich has directed our attcntion to rc―
different,、
thC functionaldichotomy of thc CDな and CD4 ccllsin mind,
multiplc sclerosis(MS)BCaHnB
ve examined thc nunlber and functions orthe vα 24 inv T cellsin PcriPhCral b100d oF MS Our
、
l l o w c y l o m e t r ya s w c l l a s f u n c t i o n aaln r a l y s issh o w c d t h a tC D 4 c e l l s , w h i c hm a i n l y p r o d u c c
PrOinnanlmatOry cytokines,are grcatlyrcduced in rcnllssionorヽ4S,but CD4・ ccliscapablc oF
′
ely spared Fulthenllore,thcCD4・ ccllswere
PrOduCing both Thl and Th2 cytoklncs arc relati、
nndingS allow us to ProPOSC neW
biascd for secreting morc IL-4(Araki ct a1 2∞ 3)These
interpretatlons that thc Vα 24 inv T cells are runctionally altered in thc rcmission statc of
rity(but nOt io promotc
autoimmunc discascヽ4S so that thcy could stabilizcthc Thl disease acti、
thcinnammatOtt PrOCess)
α3 3 T C R ( V t t t 7 2
i n v a l i a n t ' 'cTc l l sb e a r i n gV o 7 2 - 」
ヽ4 o r e r c c c n t l y , p r o p e l t ioersa n o t h c r “
ア
Shilnamura
showed that
cly charactellzcd in France and」aPan
inv T cclls)havc been intensi、
vhich
vith Vα 19 inv TCR are enriched in hvcr NKl l・lynaphocytcs, 、
thc mouse honlolog 、
``sccond"
NKT cells On thc othcr hand, Lantz ct al
suggcsts us to can the pOPulatiOn as a
ア
rcpoltcd that the Vα 19 in、T cells are restllctcdbyヽ 4Rl molcculc and they are accumulatcd in
the gut nlucosa Based on the uniquc iocalizationin thc gut,Lantz et al have proPosed tO Call
SPeculate thcir rolc in
thc invariant T cells as mucosal associatod invariant T cclls(MAIT)and
g u t i m m u n i t y H o w e v e L i tr c m a i n sa n o p e n q u c s t i o an s t o i Ft h e h V α7 2 i n v ( m V α 1 9 i n v ) T
ccllsmay play an altcmative rolc outside gut and in autoimnlune conditions Using PCR―SSCP
ア
ve ha、
ee、Piorcd thC Presencc of Vα7 2 inv TCR in various human samples such as
techniquc,、
pcl■
Phcral blood,brain lcsionsand cerebrosPinallluid samplcs from MS and periphcraincrvc
l e s i o n sf l o m c h r o n i c i n n a m m a ゅ r y i n n a m m a t o r y P o l y n e u r o p a t h y ( C I D P ) A s
PleviOusly
from
Ct a1 2001),eXpressionof Vα24 inv TCR is greatlyreduced in thc PBMC
rcpolted(11lCS
7 2 inv TCR cxPreSSiOnwas notreduccd in PBMC flom MS The Vα24 inv
ヽ4S In contrast,Vα
was detectedin a maJonty oF CIDPlcsions(60%)but Only occasionallyseen in MS iesions
Ю%)and
Vα7 2 inw TCR was morc frcqucntlydetectcdin MS blainlesions(ど
(71%)HoWevei
、'as also dctcctcd in 72 7%oF ccrcbrosPinalfluid,indicatingthatthe Vα7 2 inv T ccllslnay be
realthc invol、
′
enlent or
rccruitcdto the inllammatory lesionsof MS Our resulisre、
prcFerentially
the Vα7 2inv T cellsinヽ4S Ho、veveL itnecds to be rullyinvestlgatcdas lo if the cellsdetected
TCR
celis would share the same prope■ies(cytOkinc Ploducton,TCR
β chaln
usage etc)and if thc Vα 7 2 inv T cellsarc inhibitott or prOmoting for brain inflammatlon ltis
ligand ror thc MR l_resthctedNKT
also vcry interestingto examine whether thc sl)'colipid
in MS
and MAIT
cellsmay controlinlnlunedisordersirprOpClly sivcn
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-44-―
ボ
カ
あ
平成 15年 度 は、医学助成 金 贈 掌者 を 3名 選 出 しま した ので 、従 って本号 で は MS調
査研究論文 が
3件 載 せてあ ります。 これ は先 の総会 で決議 されて い ますよ うに、平成 15年度 の繰越金 が多少多 か った
ため優秀 な若 手調査研究者 を例年 よ り 1名 増 や して 3名 に した為 です。
それに加 えて、
Recent progress in Neuroimmunology
神経 セ ンターの山村隆先生主催 の研究集会 「
and NKT
cellresearchJの reportも 掲載 して い ます。 この repOrtは 英文 にて掲 載 して い ますが 、
事実研究集会会議場 では討論 を全 部英語 で行 って い る訳 なので救 えて英文 の まま掲載 した次第 です。
また、菊地清明新名誉会長 と荒井好民新会長夫 々の ご就任 の挨拶文 が載 せてあ りますが、一 読 して、
当協会 はい ろ いろな方 々の ご協力 で成 り立 って い ることが良 く分 か ります。新名誉会長 と新会長 の も
と、気持 ちを新 たに同結 し頑張 って い きたいと思 い ます。
康
事 務 局
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西
村