さらに詳しく - 日東メディック

スミ
医薬品の適正使用に欠かせない情報です。必ずお読み下さい。
「効能・効果」「用法・用量」追加及び
「使用上の注意」改訂のお知らせ
《2015 年 11 月》
抗血小板剤
日本薬局方 クロピドグレル硫酸塩錠
処方箋医薬品
(注意-医師等の処方箋
により使用すること)
この度、標記製品につきまして「効能・効果」及び「用法・用量」の追加に係る医薬品製造販売承認事項
一部変更承認(2015 年 11 月 18 日付)を取得いたしました。これに伴い、関連する【使用上の注意】を改訂
いたしましたのでご案内申し上げます。
改訂添付文書を封入した製品がお手元に届くまで若干の日数が必要ですので、今後のご使用に際しまして
は、下記内容をご参照くださいますようお願い申し上げます。
1.改訂内容
改訂後(下線 部は改訂箇所)
改訂前(下線 部は削除箇所)
【効能・効果】
○虚血性脳血管障害(心原性脳塞栓症を除く)後の再発抑
制
○経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される下記の虚血性
心疾患
急性冠症候群(不安定狭心症、非 ST 上昇心筋梗塞、ST
上昇心筋梗塞)
安定狭心症、陳旧性心筋梗塞
【効能・効果】
虚血性脳血管障害(心原性脳塞栓症を除く)後の再発抑制
<効能・効果に関連する使用上の注意>
○経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される虚血性心疾患
の場合
PCI が適用予定の虚血性心疾患患者への投与は可能で
ある 。 冠 動 脈 造 影 に より、 保 存 的 治 療 ある いは 冠 動 脈
バイパス術 が選 択 され、PCI を適 用 しない場 合 には、以
後 の投 与 は控 えること。
(記載なし)
【用法・用量】
○虚血性脳血管障害(心原性脳塞栓症を除く)後の再発抑
制の場合
通常、成人には、クロピドグレルとして 75mg を1日1
回経口投与するが、年齢、体重、症状によりクロピドグ
レルとして 50mg を1日1回経口投与する。
○経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される虚血性心疾患
の場合
通常、成人には、投与開始日にクロピドグレルとして
300mg を1日1回経口投与し、その後、維持量として
1日1回 75mg を経口投与する。
【用法・用量】
通常、成人には、クロピドグレルとして 75mg を1日1回
経口投与するが、年齢、体重、症状によりクロピドグレル
として 50mg を1日1回経口投与する。
(裏面に続く)
-1-
クロピドグレル錠「ニットー」お知らせ文書.indd 1
15/11/16 11:52
スミ
改訂後(下線 部は改訂箇所)
改訂前(下線 部は削除箇所)
<用法・用量に関連する使用上の注意>
空 腹 時 の投 与 は避 ける ことが 望 まし い( 国 内 第 Ⅰ相 臨 床
試験において絶食投与時に消化器症状がみられている)。
○虚血性脳血管障害(心原性脳塞栓症を除く)後の再発
抑制の場合
出 血 を増 強 する お そ れが あるの で、 特 に 出 血 傾 向 、 そ
の 素 因 の あ る 患 者 等 に つ い て は 、 50mg 1 日 1 回 か ら 投
与 すること。[「慎 重 投 与 」の項 参 照 ]
○経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される虚血性心疾患
の場合
1.アスピリン(81~100mg/日)と併用すること。
2.ステント留 置患 者 への本剤投与時には該当医療機器
の添付文書を必ず参照すること。
3.PCI 施 行 前 にクロピドグレル 75mg を少 なくとも4日
間 投 与 されている場 合 、ローディングドーズ投 与 (投
与 開 始 日 に 300mg を投 与 すること)は必 須 ではない。
<用法・用量に関連する使用上の注意>
・空 腹 時 の 投 与 は 避 け る こ と が 望 ま し い ( 国 内 第 Ⅰ 相 臨
床 試 験 において絶 食 投 与 時 に消 化 器 症 状 がみられてい
る)。
・出 血 を 増 強 す る お そ れ が あ る の で 、 特 に 出 血 傾 向 、 そ
の 素 因 の あ る 患 者 等 に つ い て は 、 50mg 1 日 1 回 か ら 投
与 すること。[「慎 重 投 与 」の項 参 照 ]
【使用上の注意】
1.慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)
(1)次 の患 者 では出 血 の危 険 性 が高 くなるおそれがある
ので慎重に投与すること。なお、虚血性脳血管障害(心
原 性 脳 塞 栓 症 を除 く)後 の再 発 抑 制 の場 合 は、50mg
1日1回投与などを考慮すること。
1)~6)省略(変更なし)
(2)省略(変更なし)
【使用上の注意】
1.慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)
(1)次 の患 者 では出 血 の危 険 性 が高 くなるおそれがある
の で 、 投 与 量 を 50mg 1日 1回 とす る な ど慎 重 に投 与
すること。
1)~6)省略
(2)省略
2.重要な基本的注意
(1)省略(変更なし)
(2)虚 血 性 心 疾 患 を対 象 として本 剤 を適 用 するにあたっ
ては、ローディングドーズ投 与 (投 与 開 始 日 に
300mg を投 与 すること)及 びアスピリンとの併 用 に
よって出 血 のリスクが高 まる可 能 性 があることを
十分考慮すること。
(3)~(8) 省略(附番繰り上げ)
2.重要な基本的注意
(1)~(7)省略
(関 連 する記 載 なし)
10.その他の注意
(1)省略(変更なし)
(2)海外における経皮的冠動脈形成術施行を予定した患
者 を対 象 とした臨 床 試 験 及 び複 数 の観 察 研 究 におい
て、CYP2C19 の PM もしくは IM では、CYP2C19 の
EM と比 較して、本剤 投与後の心血管系イベント発症
率の増加が報告されている。
10.その他の注意
省略
(関 連 する記 載 なし)
(改訂箇所のみ抜粋)
2.改訂理由
医薬品製造販売承認事項一部変更承認(2015 年 11 月 18 日付)の取得に伴い、
「効能・効果」及び「用法・
用量」を追加いたしました。また、
「効能・効果」
「用法・用量」の追加に伴い、
「効能・効果に関連する使用
上の注意」「用法・用量に関連する使用上の注意」「慎重投与」「重要な基本的注意」
「その他の注意」を追加
いたしました。(自主改訂)
今回の【使用上の注意】改訂内容につきましては、医薬品安全対策情報(DSU:Drug Safety Update)No.245 に
掲載される予定です。
<問い合わせ先>
日東メディック株式会社 おくすり相談窓口
〒104-0033 東京都中央区新川 1-17-24 Tel 03-3523-0345/Fax 03-3523-0346
医薬品添付文書改訂情報は(独)医薬品医療機器総合機構のホームページ(http://www.pmda.go.jp/)に最新添付
文書並びに医薬品安全対策情報(DSU)が掲載されています。あわせてご利用ください。
-2-
クロピドグレル錠「ニットー」お知らせ文書.indd 2
15/11/16 11:52