耕耳苑H27.4月号 - いわてアグリベンチャーネット

こ
平成 27 年 4 月 23 日発行
普及センターだより
う
じ
え
ん
耕耳苑
宮古農業改良普及センター
TEL: 0193-64-2220
FAX: 0193-64-5631
岩泉普及サブセンター
TEL: 0194-22-3115
FAX: 0194-22-2806
いわてアグリベンチャーネット
http://www.nougyou.kitakami.iwate.jp/agri/index.html
所長着任ご
所長着任 ご 挨拶
「10 年先を見据えた取り組みを進めましょう」
知事は年頭 の訓示で 「今年は本 格復興邁 進(まいし ん)年」 と発言しま した。
大 震 災津 波 か ら 4 年 を 経 過し 、 当 地 域 の 被 災 した 農 地 の 復 旧 工 事 は概 ね 順 調 に 進
んできまし た。
今 後 は、 復 旧 農 地 を 活 用 して 営 農 を 展 開 す る 担い 手 の 育 成 や 、 営 農組 織 の 設 立 、
そ し てそ の 生 産 活 動 を 後 押し す る こ と を 、 普 及セ ン タ ー 職 員 が 現 場の 農 業 者 と 一緒
になって、 具体的な 成果につな げていき たいと考え ています 。
現在、我が 国の農業 現場では、 様々な課 題が山積し ています 。
担 い 手の 高 齢 化 が 進 む こ とに よ る 労 働 力 不 足 、中 山 間 な ど の 条 件 不利 地 域 に お け
る 耕 作放 棄 地 の 発 生 、 地 域を 担 う 経 営 体 の 育 成が 思 う よ う に 進 ま ない 中 、 昨 秋 の大
幅な米価下 落等々で す。
こ う した こ と を 踏 ま え て 、国 は 、 担 い 手 へ の 農地 の 集 積 を 加 速 さ せる こ と を 目 的
に し た農 地 中 間 管 理 機 構 を設 置 、 地 域 が 担 い 手を 支 え る た め の 多 面的 支 払 い 交 付金
制度のスタ ート、米 価下落対策 としての 飼料用米の 数量払い の導入、そ して平 成 30
年から米の 生産調整 を廃止する こととし ております 。
今まさに、この 農政 の大転換期 において 、農業者の皆様 には 、今後 5 年先、10 年
先の「地域 の目指す 姿」を見据 えて取り 組んでいた だきたい と思います 。
そのために は、地 域 の農業者が 集まって 、
「将 来の地 域農業を どのような 形にして
いくのか、 農地を誰 に託すのか 」、時 間 をかけて話 し合うこ とが必要で す。
『10 年後、担い手 集 団等により 地域の農 地がきちん と管理さ れ、地域特 性を活か し
た農業生産 活動を展 開し、農村 コミュニ ティーが維 持・継承 されている 。』
地 域 内で の 話 し 合 い を 重 ね、 知 恵 と ア イ デ ィ アを 絞 り な が ら 「 目 指す 姿 」 の 実 現
に 取 り組 も う と す る 集 落 や、 自 ら 設 定 し た 目 標達 成 に 向 け て 意 欲 的に ト ラ イ す る経
営 体 に対 し 、 農 業 改 良 普 及セ ン タ ー は 、 様 々 な農 業 施 策 の 活 用 推 進や 新 技 術 の 導入
など、収益 性の高い 農業の実現 に向けた 支援を行っ て参りま す。
宮古農 業改良普 及センター
所
長
菊池
徹哉
きくち
氏
名
担 当
前所属
出身地
抱 負
いとう
氏
名
担 当
前所属
出身地
抱 負
伊藤
菊池
てつ や
徹哉
所 長
中 央農 業 改 良 普 及 セ ン タ ー遠 野 普 及 サ ブ セ ン タ ー
花 巻市 東 和 町
初めての宮古勤務にワクワクしながら単身で引っ
越 し て き ま した 。宮 古 管 内 に 適 し た営 農 体 制 の 構
築 、産 地 づ くり の お 手 伝 い を し な がら 、当 地 方 の
歴 史 、文 化 、風土 な ど に つ い て 学 びた い と 考 え て
います。
おさむ
修
耕畜連携チーム 普及課長
盛 岡農 業 改 良 普 及 セ ン タ ー
八 幡平 市
宮 古地 域 で の 勤 務 は 11 年 ぶ り に な り ま す 。地 域 の
復興と農業振興に向けて、微力ですが精一杯がん
ば り ま す の で、 よ ろ し く お 願 い い たし ま す 。
おおさと
氏
名
担 当
前所属
出身地
抱 負
とみなが
大里
たつろう
達朗
担い手・農村活性化チーム 普及課長
岩 手県 農 業 研 究 セ ン タ ー 県北 農 業 研 究 所
秋 田県
普 及 は 3 年 ぶ り の 3 ヶ 所 目で す が 、当 地 域 勤 務 は初
め て で す 。農 業を 取 り 巻 く 情 勢 は 厳し い で す が 、当
地域の豊富な資源を活用した更なる発展に向けて
お 役 に 立 て るよ う に 頑 張 り ま す 。ど う ぞ よろ し く お
願 い い た し ます 。 久 慈 か ら 通 勤 し ます 。
ともゆき
氏
名
冨永
担
当
岩泉普及サブセンター
園芸振興支援チーム 上席農業普及員
岩 手県 農 業 研 究 セ ン タ ー
神 奈川 県
虫 退治 が ん ば り ま す 。
前所属
出身地
抱 負
朋之
あんべ
氏
名
担 当
前所属
出身地
抱 負
安部
ひろみ
宏美
園芸振興支援チーム 主査農業普及員
大 船渡 農 業 改 良 普 及 セ ン ター
遠 野市
15 年 ぶ り に 戻 っ て き ま した 。 管 内 の 花 き と 、
なあど産直を担当します。地理や農家さんを
覚え(思い出し)ながら仕事をしていきたい
と思います。
4月15日~6月15日
各 地 域の 桜 の 開 花 が 報 じ られ 、 本 年 は 早 い 春 の到 来 と な り ま し た 。本 格 的 な 春 の
農 繁 期を 迎 え 、 農 作 業 事 故の 発 生 が 懸 念 さ れ ます 。 県 内 に お け る 農作 業 死 亡 事 故の
発生は、平 成 26 年 度は 9 件 で、平 成 21 年以来 5 年ぶり に 10 件を下回ったも の の、
過去 5 年間(H22~26)では 61 件と憂慮 すべき状況 です。ま た、野焼き 等が原因 と
み ら れる 山 火 事 が 多 発 し てい ま す の で 、 野 焼 きの 危 険 性 に つ い て も十 分 注 意 し てく
ださい。
平成27年度の岩手県スローガン
無理するな
疲れたときには
NO!作業
NO!作業
農作業安全のために
日頃から、 農作業の 危険性に対 する認識 を持ち、事 故防止に 対する意識 を持つこ
とが重要で す。近年 では、圃場 外での事 故も発生し ています 。農業機械 も一般車 両
同様、道路 交通法を 遵守して走 行しまし ょう。
○夜光反射材等の事故防止資材を装着しましょう!!
○農業機械の始業前点検など、基本動作の励行を!!
○地域や家庭でも機械の操作法や作業内容確認など事故防止の
取り組みをしましょう!!
平成 27 年度は、 本センター14 名、岩 泉普及サブ センター 6 名、計 20 名で活 動を
行います。
【活 動 体制 及 び主 な 業務 】
所 長
普及課長 3 名 ( 園 芸 振 興担 当 、 復興 支 援 ・ 畜 産振 興 担 当、 担 い 手 ・ 農村 活 性 化担 当 )
耕畜連携 チーム(4 名)
復 興農 地 の 営農 再 開 支 援 、水 稲 ・ 畑作 物 栽 培 支 援、 畜 産 振興 支 援
担い手・ 農村活性化 チーム( 3 名)
中 核農 業 者 等の 経 営 改 善 支援 、 新 規就 農 者 の 確 保・ 育 成 、産 直 ・ 起 業 者・
農 産物 加 工 支援
園芸振興支 援チーム (3 名)
園 芸作 物 の 産地 育 成 、 経 営体 育 成 (宮 古 市 ・ 山 田町 )
岩泉普及サ ブセンタ ー 技術主 幹兼所長 兼普及課長
畜産振興支 援チーム (3 名)
畜 産振 興 支 援・ 経 営 体 育 成( 岩 泉 町・ 田 野 畑 村 )
園芸振興支 援チーム (2 名)
園 芸作 物 の 産地 育 成、経 営体 育 成( 岩 泉町・田 野畑 村)
職員名
職名・所属 チーム
長
新所属
澤田
実
所
二戸農業改 良普及セ ンター
池野
圭祐
普及課長
八幡平農業 改良普及 センター
竹澤
利和
普及課長
農林水産部 農業普及 技術課
加藤
藍
農業普及員
担い手・農 村活性化 チーム
県南広域振 興局農政 部
西舘
孝治
小原
善一
農業普及員
園芸振興支 援チーム
岩泉普及サブセンター主査農業普及員
園芸振興支 援チーム
退職(福島 県職員)
八幡平農業 改良普及 センター
(岩手町駐 在)
お世話になりました
編集後記
毎 年 の こ とな が ら 、や は り 厳 し い冬 を 乗 り 越 え た 春 の 到来 は
と て も 喜 ば しい も の で す 。本 年 度 も お 互 い 元 気 で 仕 事 が でき ま
す よ う 、 ど うぞ よ ろ し く お 願 い し ます 。( 安 藤 )