プレスリリース

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旭化成ワッカーシリコーン(株) - 家庭用、業務用向け繊維用撥水剤を市場展開
旭化成ワッカーシリコーン(株)は、親会社であるワッカー・ケミー(株)(本社:ドイツ/ミュンヘン)が開
発した繊維用撥水処理剤の新製品を国内市場向けに展開を始めました。
今回、市場投入した新製品は、一般家庭用(水系)と業務用(溶剤系)の 2 種類。ワッカー・ケミー(株)
が、昨年 10 月にドイツで開催された第 61 回 SEPAWA 学会(欧州最大の家庭用品及びボディケア市
場向けのフォーラム)で発表したもの。
① WACKER® HC 321(一般家庭用)
一般家庭用途向けに向けに開発されたエマルジョンタイプで、
コットン生地の撥水性試験(スプレーテスト、DIN EN 24 920)
において、100 点中 90 点を示します。
本製品は、特別な処方をすることなく、すぐに使える水性撥水
剤として容易に加工することが出来ます。また、熱処理等の手
間を必要とせず、室温で充分にその効果を発揮しますので、
アウトドアウェア製品の防水性を復活させるための防水スプ
レーの主原料としても有効にご使用いただけます。
② WACKER® HC 401(業務用)
業務用に開発された溶剤タイプで、コットン生地の撥水性試験
(スプレーテスト、DIN EN 24 920)において、100 点中
95 点を示します。
本製品は、業務用のドライクリーニング用防水加工剤の原料に
適しています。更に、皮革製品に対して撥油性を付与すること
ができ、レザージャケット等への食べ物のシミや油汚れを防止
する効果があります。
両製品とも、反応性のシリコーンをベースとしており、シリコーン成分が加工時に布地の繊維或いは皮
革製品表面に付着し、繊維どうしを融着させることなく単繊維に均一な薄膜を形成することができます。
撥水性・防汚性効果に関する浸透・スプレーテスト等による標準的な試験において、フッ素系の処理剤
の効果にほぼ匹敵する結果が得られております。